JPH11170045A - 金属チューブの製造法及び製造装置 - Google Patents

金属チューブの製造法及び製造装置

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JPH11170045A
JPH11170045A JP10210095A JP21009598A JPH11170045A JP H11170045 A JPH11170045 A JP H11170045A JP 10210095 A JP10210095 A JP 10210095A JP 21009598 A JP21009598 A JP 21009598A JP H11170045 A JPH11170045 A JP H11170045A
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electrode
metal sheet
welding
tube
distance
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JP10210095A
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Christian Bonnet
クリスティヤン・ボネ
Denis Astier
ドゥニ・アスティエ
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Lincoln Electric Co France SA
Original Assignee
La Soudure Autogene Francaise
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来技術の欠点を有しない金属チューブを製造
する方法及び装置を提供すること。 【解決手段】2つの実質的に直線状かつ平行な長手方向
の縁部を有する金属シートから作られた金属チューブの
製造法であって、電極(E1,E2,E3)と、接地ク
ランプ(PM1,PM2)に接触する前記金属シートと
の間に少なくとも1つのアークを用いる溶接法を使って
前記金属シートの2つの長手方向の縁部を共に溶接し、
各接地クランプの面を、各々の対応の電極の面に対する
ー5mmと+25mmの間の距離に位置決めし、しか
も、プラスの方向は、前記少なくとも1つの電極に対す
る前記金属シートの相対移動の方向である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶接された金属チュ
ーブを製造する方法及び装置に関し、前記チューブに、
1つ又は複数の充填剤、例えば粉末、顆粒又はそれらの
混合物を含めることができる。溶接後、得られたチュー
ブはそれに続けて圧延、線引きされ、及び/又は中間の
ベーキングを受けることができる。その目的は、チュー
ブに、意図する使用に適合する形状を付与するためであ
る。特に、アーク溶接のために使用される充填されたワ
イヤを製造するために、本発明の方法及び装置を用いて
もよい。
【0002】
【従来技術】通常、連続的にかつ工業規模で金属チュー
ブを製造するために、製造されるチューブに適合するす
なわち前記チューブの後の使用に適合する幅及び厚みを
有する金属シート又はストリップを用いる。
【0003】このことを行なうためには、金属シート又
はストリップは、この金属シートに、長手方向軸に沿っ
た零でない走行速度を与えることができる装置に置かれ
る。金属シート走行するとき、一連のローラは、ストリ
ップの2つの長手方向の縁部、しかも実質的に直線状か
つ互いに平行である縁部を互いに接近することによっ
て、このストリップに、まず第1に、実質的にU字形を
付与し、次に、O字形を付与する。
【0004】チューブが粉末、顆粒又はこれらの混合物
のような充填剤を含まねばならない場合、チューブがU
字形であるとき、これらの充填剤はチューブへ導入され
る。
【0005】これらの充填剤はベルトによって導入され
る。このベルト上には充填剤が置かれており、ベルトは
ストリップの進行と同時に走行する。それは、充填剤
を、ベルトから、U字形のチューブによって形成される
樋へ連続的に空けるためである。ベルトによって空けら
れた充填剤の量は、前記ベルト上に載った前記充填剤の
高さを調節することによって、変えられる。
【0006】次に、前と同様に、新たな一連のローラ
が、チューブに、O字形つまりは実質的に円筒形を付与
することができる。
【0007】ストリップの、互いに対向している2つの
長手方向の縁部は、通常、前記縁部を共に溶接すること
によって、接合される。
【0008】現在では、少なくとも2つの溶接法が工業
的には使用される。つまり、高周波溶接法と多陰極TI
G方法である。
【0009】しかし乍ら、これらは夫々一定数の欠点を
有する。
【0010】かくして、完全に非磁性ではない粉末を含
んでいるチューブの、長手方向の縁部を溶接するため
に、高周波溶接法を用いるときは、これらの粉末は高周
波溶接電流によって生起された強烈な磁界の作用によっ
て「吸い上げ」られ、次に、後の変形、例えば、その後
の線引き及び/又は圧延の工程を中止しなくては、最早
耐えることができない溶接部の持つより大きな弱点とな
る欠陥を引き起こして、溶接を汚染してしまう。
【0011】文献EP-A-0158691,EP-A-0158693,EP-A-0
589470,US-A-4,584,169,US-A-4,632,882及びUS-A-5,1
92,016は既にこの問題を強調しており、解決策を供する
ことに努めはした。しかし乍ら、これらの解決策のいず
れもが工業的な観点からは全然満足のいくものではなか
った。何故ならば、これらの解決策は、特に、用いられ
る充填剤粉末に対して非常な制約を課するか、あるい
は、非常に高価でしかも利益の上がらない投資を必要と
するからである。
【0012】他の解決策は多陰極TIG溶接法であっ
て、この方法は非強磁性体材料、例えばオーステナイト
・ステンレス鋼又は銅含有の合金製のチューブを製造す
るために用いられる。
【0013】一般には、この技術は、チューブの走行方
向に整列されかつ一定数だけ互いに離隔している3つの
電極を用いる。この一定数は理想的には最小限度に縮小
されたのだが、種々の構成要素部材の寸法か、又は電極
の電気絶縁のための要件、及びアセンブリ全体を冷却す
るための要件に因る。
【0014】多陰極TIG溶接の溶接速度は、特に、溶
接部の厚さ及び材料の性質、従って、温度拡散率に因
る。しかし乍ら、類似の形状寸法のためには、2つの方
法を用いることができるときは、多陰極TIG溶接より
遥かに高速で高周波溶接を行なうことができる。
【0015】このことの理由は、高周波溶接では、共に
溶接される縁部の全厚を横切ってエネルギが発生される
のに対し、多陰極TIG溶接では、アークのエネルギは
縁部の表面にのみ伝達され、次いで、厚みを通って不可
避的に拡散するからである。それ故、下面を、当該の材
料の融点よりも高い温度まで上げることができる。
【0016】換言すれば、多陰極TIG方法は高周波溶
接よりも遥かに低い生産性を生じさせるので、高周波溶
接ほどに工業的な利益を上げない。
【0017】更に、多陰極TIG方法は或る大きな欠点
つまり「磁気吹消し」の現象を引き起こす。この現象は
アークの間の制御されない相互作用によって示され、こ
のような相互作用は電極の各々に用いられる電流の強さ
の制限を強いるので、最終的には、溶接速度のかなりの
低下を強いる。
【0018】さて、溶接の溶け込み、つまり、2つの縁
部を共に溶接するために溶融することができるストリッ
プの厚みは、特に、多陰極TIG方法で用いられる電流
の強さ及び溶接速度に因る。
【0019】他のすべてのことが等しい場合には、溶接
の溶け込みは溶接エネルギ(E)の関数であって、以下
の方程式(I)によって表現される。
【0020】 但し、Uiは陰極iの溶接電圧(ボルト)、Iiは陰極
iを通る電流の強さ(アンペア)、Vsは溶接速度(c
m・s-1)、nは用いられる陰極の数(n≧1)であ
る。
【0021】そのとき、溶接エネルギEはJ・cm-1
表現される。
【0022】このことから、溶接速度が同じ溶け込みを
維持しつつ高められねばならないときは、溶接エネル
ギ、つまり、1つ又は複数の陰極において電流及び/又
は電圧を増加することによって1つの発生機又は複数の
発生機によって送出される電力を増加する必要があるこ
と、が理解されるだろう。
【0023】しかし乍ら、実際には、電圧を増加するこ
とから著しい利点を得ることは難しい。何故ならば、多
陰極TIG溶接法では、電圧に反比例してアークの高さ
が増加するからである。
【0024】さて、高いアークは高速溶接には好ましく
ない。このことの理由は、高いアークは工作物の表面に
おけるアークの出力密度の低下を引き起こすからであ
る。このことは、他のすべてのことが等しい場合には、
溶接ビードを拡幅すること、従って、溶け込みを減少さ
せることの作用を有し、この溶け込みの減少は所期の目
的に反しているものである。
【0025】更に、より長いアークは、一方では、この
アークの偏向を発生させる磁気相互作用に対し一層敏感
であり、他方では、より即座にかつより長時間、ホット
スポットつまり溶融した金属に接触する傾向がある。そ
して、このことが、まず第1に、アークを延ばしかつ曲
げることに帰着し、次に、アークの突然の分離を引き起
こすのは、陽極スポットつまりアークのルートが垂直方
向に陰極と一列に位置変えするときである。そのとき、
このことによって、過度に高い溶接速度に特有な不連続
溶接がもたらされる。
【0026】このことの結果は、溶け込みを維持するた
めに必要な、アークの出力の増加が、電流の増加のみの
結果である得ること、である。
【0027】さて、電流が著しく増加されるとき、用い
られた1つ又は複数の陰極においては、アークの不安定
性の増大と、「波形な」溶接ビード、つまり、溶接ビー
ドの表面に一連のクレータ及び塊を有する溶接ビードの
形成とが観察される。
【0028】この現象は「磁気吹消し」として知られて
いる。
【0029】このような「波形の」溶接ビードが、破裂
の問題がない後続の圧延及び/又は線引きを可能にする
ことができないこと、は即座に理解されるだろう。
【0030】更に、溶接されるチューブに充填剤、例え
ば金属粉末が充填されたとき、その他の問題が起こる。
【0031】この場合には、多陰極TIG方法を用いて
完全溶け込みを行なうことによって、チューブに含まれ
る前記充填剤の幾分不規則的な溶融、及び/又は通常ス
トリップを溶融しさえすれば得られる溶融した金属の汚
染が引き起こされる。
【0032】次に、チューブが、最早圧延及び/又は線
引きされれば、このような操作によって破壊されてしま
うのは、以下の場合である。
【0033】o充填剤による溶融した金属の汚染が欠陥
の発生、あるいは、少なくとも硬質合金の形成を引き起
こし、この硬質合金は弱くて、チューブの後の破裂の発
生源として働く亀裂の発生を伴って変形されてしまう。
【0034】oチューブの中の充填剤の部分的な溶融
は、凝固後に、大きな、変形されない粒子を生じさせて
しまう。このような粒子はチューブに損傷を与え、以下
のときに、つまり、後の圧延又は線引きの操作中に、前
記チューブの内径が、溶融から結果として生じる粒子の
寸法になるときに、破裂を生じさせるまでになるかも知
れない。
【0035】oチューブの中の充填剤の揮発により、チ
ューブ内の内圧の増加のために、溶融した溶接のうち外
へ放出されてしまうものがある。
【0036】文献US-A-4,396,820はこのような現象を解
消するための第1の解決法を提案している。つまり、溶
融した金属がチューブに含まれる充填剤と接触すること
がないようにして、チューブをその厚みに亘って溶接す
るために組み合わせる縁部のうちの1を突き出す(ラン
スする)という解決法である。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、この方法
は、形成の操作を繁雑にすること、チューブの内側の
「自由」空間を減少させること、及びチューブの軸対称
に悪影響を及ぼすこと、という欠点を有する。
【0038】他の解決策は、部分的な溶け込みのある溶
接を行なうこと、つまり、ストリップの厚みの一部のみ
を、共に溶接される2つの長手方向の縁部において溶融
することにあるだろう。しかし乍ら、当業者は一致して
溶け込みのある溶接はを好ましくないと見ている。何故
ならば、溶接されない溶接部の面の部分が溶接ビードの
ルートの下方にノッチを形成するからであって、このノ
ッチは後続の線引き又は圧延の工程によって晒されるチ
ューブの断面の減少中に深くなっていくと言われてい
る。
【0039】本発明の課題は従来技術の欠点を有しない
金属チューブを製造する方法及び装置を提供することで
ある。
【0040】
【発明を解決するための手段】上記課題は、方法に関し
ては、2つの実質的に直線状かつ平行な長手方向の縁部
を有する金属シートから作られた金属チューブの製造法
であって、少なくとも1つの電極(Ei)と、少なくと
も1つの接地クランプ(PMi)に接触する金トの2つ
の長手方向の縁部を共に溶接し、接地クランプ(PM
i)の面を、各々の対応の電極(Ei)の面に対するー
5mmと+25mmの間の距離(ei )に位置決めし、
しかも、プラスの方向は、少なくとも1つの電極(E
i)に対する金属シートの相対移動の方向であってなる
製造法により解決される。
【0041】更に、上記課題は、装置に関しては、2つ
の実質的に直線状かつ平行な長手方向の縁部を有する金
属シートから金属チューブを製造する装置であって、少
なくとも1つの電極(Ei)と少なくとも1つの対応の
接地クランプ(PMi)とを用いて、金属シートの2つ
の長手方向の縁部を共に溶接するためのアーク溶接手段
を具備し、各接地クランプ(PMi)は各電極(Ei)
に対してー5mmと+25mmの間の距離(ei )に位
置決めされ、しかも、プラスの方向は、少なくとも1つ
の電極(Ei)に対する金属シートの相対移動の方向で
あってなる装置により解決される。
【0042】本発明のコンテクストでは、電極の面と接
地クランプの面との間の(ei)という参照符号を付し
た距離は、各電極(Ei)の端部を通りかつチューブに
対し直角である面と、各々の対応の接地クランプ(PM
i)の端部の中をかつ前記チューブに対し直角方向に通
る面とを隔てる距離である。従って、面(PEi)及び
(PPMi)は互いに平行である。
【0043】場合によっては、本発明の方法は以下の特
徴の1つ又は複数を有する。
【0044】o電極面と接地クランプ面との距離(e
i)が、0mmと+20mmの間、好ましくは+7mm
と+15mmの間であること。
【0045】o少なくとも2つの電極(Ei)と、少な
くとも2つの対応の接地クランプ(PMi)とを用い、
好ましくは、少なくとも3つの電極(Ei)と、少なく
とも3つの対応の接地クランプ(PMi)とを用いるこ
と。
【0046】o各アークのフートが凝固した金属に接触
するのを保証するように、前記電極の間の隔りを調節す
ること。
【0047】o連続的な電極(E1 )と電極(E2 )と
の隔りが、連続的な電極(E2 )と電極(E3 )との隔
りより少ないか、又は等しいこと。
【0048】o電極を通る電流の強さが50Aより大き
いか又は等しく、好ましくは、100Aより大きいか又
は等しいこと。
【0049】o前記金属シートの相対走行速度が2m・
-1より大きいか又は等しく、好ましくは、5m・s-1
より大きいか又は等しいこと。
【0050】o更に、前記金属シートが、溶接の前に、
約30度と約120度との間、好ましくは、約60度と
90度との間のV角度(α)を持ったV字形の面取りを
有するように、前記金属シートの2つの長手方向の縁部
の少なくとも一部を面取りする工程を有すること。
【0051】o前記面取りは前記金属シートの厚みの約
1/3と約2/3の間の高さを有すること。
【0052】o溶接の前に、前記金属シートに少なくと
も1つの充填剤を充填すること。
【0053】o前記金属シートの2つの長手方向の縁部
を、前記縁部における前記金属シートの厚さの約20%
乃至約80%の、好ましくは、約40%乃至約60%の
部分的な融合によって、部分的に共に溶接すること。
【0054】o厚みに亘って実質的に完全な溶接を得る
ために、前記縁部を、前記金属シートの外壁の少なくと
も一部に横方向の機械的な圧縮を加えることによって、
共に鍛接すること。
【0055】o溶接後に、前記チューブは、線引き、圧
延及び/又は再結晶焼き鈍しの少なくとも1つも工程を
受けること。
【0056】更に、本発明は、金属チューブ、及び/又
は上記の方法によって得ることができる充填されたワイ
ヤに関する。
【0057】他の観点によれば、本発明は、TIG,M
IG,MAG及び潜弧溶接から選択された溶接法におけ
る前記充填されたワイヤの使用に関する。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、限定されない挿絵によって
与えられる例により及び添付の図面を参照して本発明を
詳述する。
【0059】例1 例1は、溶接速度(V)及び得られた溶接部の外観に及
ぼす、電極(Ei)に対する接地クランプ又は(複数
の)クランプ(PMi)の位置の影響を、調査するため
のものである。
【0060】この例を、多陰極TIG溶接トーチ及び遮
蔽ガス流を用いて、実行した。但し、用いられたガスは
エール・リキッド社製のノクサル3TMタイプのアルゴン
/ハイドロゲン混合物であり、トーチは25mmの間隔
をあけた3つの電極(E1,E2,E3)である。
【0061】より詳しくは、及び図1乃至6に図示する
ように、金属チューブTを絶え間なく、連続的に、
「U」字形(図示せず)に形成し、次に、長手方向軸の
方向(図面では矢印V)に零でない走行速度Vで移動す
る金属シートの長手方向の縁部BL及びBL´を合わせ
ることによって、「O」字形に形成する。
【0062】陰極として用いられる3つの電極E1,E
2及びE3を、溶接発生機の負極(図示せず)に接続す
る一方、接地クランプPM1,PM2,PM2´及びP
M3を、場合によっては、3つの発生機GN1,GN2
及びGN3の正極に接続する。それ故に、アークを、電
極E1,E2及びE3と、溶接されるチューブとの間で
放電することができる。このチューブを、発生機GN
1,GN2及びGN3の正極に、夫々、前記接地クラン
プPM1,PM2,PM2´及びPM3を介して接続す
る。
【0063】接地クランプの数及び位置は検討される図
に従って変化する。
【0064】溶接部の面PJは、例えば、駆動・押圧ロ
ーラ(G1,G2,G3,G1´,G2´,G3´)を
よる、溶接されるチューブTの表面における機械的作業
によって、金属シートの2つの方向の縁部BL及びBL
´を合わせることの結果として生じる。この面PJは電
極E1乃至E3とチューブTとの間で放電される3つの
アーク(図示せず)の同時的作業によって溶接操作に晒
される。
【0065】得られた溶接部Sは出現し、用いられる操
作状況に応じて変化する溶け込みを有する。こうした操
作状況は下記の表1及び2に要約されている。表では、
I1,I2,I3は夫々電極E1,E2及びE3による
電流の強さであり、Vは溶接速度、Uは電極E1乃至E
3における溶接電圧である。
【0066】
【表1】
【0067】従って、上記の表1から、製造中にチュー
ブを通る電流が辿る路が、溶接ビードの外観みならず、
アークの安定性に対しても、直接的な影響を有すること
が明らかに見て取れる。この影響は、電流がより強く用
いられる程、より明瞭になる。
【0068】かくして、テスト1及び2が電流I3の値
においてのみ異なるとしても、テスト2の結果として並
の外観の溶接ビードと、アークの非常な不安定性が生じ
る。
【0069】しかし乍ら、テスト3は、図2に図示され
た構造を採用することによって、すなわち、電極E1乃
至E3の下流に位置している丁度1つの接地クランプP
M3を維持することによって、これらの問題を克服する
ことができ、その結果、溶接ビードが均一で滑らかな外
観になることを示す。
【0070】テスト4は、他のパラメータを変えない
で、図3の構造を使って、溶接速度が増加されるとき、
ここでもまた、アークの横方向の偏向の結果、溶接の外
観の低下が生じてしまうことが、観察される。
【0071】それにも拘らず、これらの問題を、図4の
構造を採用することによって、克服することができる。
図4は、チューブに関して接地クランプPM2と対称的
な追加の接地クランプPM2´がある点においてのみ、
図3と異なっている。
【0072】こうした種々のテストからは、形状寸法的
な観点及び電気的な観点から見て、電極が位置している
面に対して左右対称を有する構造を採用することによっ
て、調整に関して大きな融通性を得ることができ、陰極
を通る電流の強さ従ってまた溶接速度を増加することが
できること、及び、アークの磁気吹消しすなわちアーク
の横方向の偏向の問題がないので、発生する溶け込みも
増大すること、が見て取れる。
【0073】これらのテストからは、適切な外観を有し
かつ安定的なアークによる溶接を得るために、1つの接
地クランプ又は複数の接地クランプを、溶接面に対向す
るチューブに接続された発生機に位置決めする必要があ
ることが明らかである。
【0074】しかし乍ら、この状況はそれ自体では不十
分である。
【0075】その理由は、接地クランプが、最初の電極
を最後電極から隔てているスペースの内側に設けられて
いるときには、調整のの融通性、アークの安定性及び溶
接ビードの均一性が、図5に図示のようにかつテスト6
のパラメータの採用により、接地クランプが、最後の電
極と一列に又はそれを僅かに越えて直接に位置決めされ
ているとき程に良くないこと、が更に観察されたからで
ある。
【0076】しかし乍ら、テスト6により、溶接ビード
に、所望の満足のいく外観が与えられたにも拘らず、中
央の電極を放電することの難しさが観察された。
【0077】更に、丁度1つの接地クランプがあるの
で、種々の電極に用いられた電流の合流が生じ、その結
果、移動しているチューブと、動かない接地クランプと
の間の移動の接触区域の、かなり著しくかつ連続的な加
熱が生じる。
【0078】電流がチューブの中を取る路を制御するこ
とによって、及びアークの間の相互作用を出来る限り少
なくすることによって、この問題を克服することができ
る。
【0079】図6に図示のようにかつテスト7における
実験の如くに、このことを、多重接地装置を用いて、つ
まり、互いに絶縁されており、かつ多重接地装置が対応
する電極の向かい側に夫々位置決めされた複数の接地ク
ランプを用いることによって達成することができる。
【0080】より詳しくは、テスト7は3つの電極E1
乃至E3を用いており、電極E1乃至E3の各々が夫々
接地クランプPM1乃至PM3のうちの1に結び付けら
れている。
【0081】図6に図示のように、電極Eiの垂直線を
接地クランプPMi(i=1,2又は3)の位置から隔
てている距離をei と呼ぶならば、この距離ei がー5
と+25mmの間にあって、プラスの方向が、矢印vに
よって与えられているように、諸要素に対するチューブ
の相対移動の方向であるとき、アークの放電開始に関す
る問題は完全に解消されることが見て取れる。
【0082】特に、ei が+7と+15mmの間にある
ときは、電気的調節の融通性の結果として、平坦なより
良い溶接外観が生じる。このことにより、非常に良好な
アーク安定性及び申し分のない溶接ビードの外観を維持
しつつ、用いられる電流を従ってまた溶接速度を非常に
著しく増加することができる。
【0083】図6に図示するように、電極E1と接地ク
ランプPM1との間の距離e1は約9mm、距離e2は
約10mm、距離e3は約11mmである。
【0084】テスト7を検証するために、8陰極トー
チ、すなわち、8つの電極と8つの接地クランプを用い
るトーチを用いて、テスト8を行なった。各電極は(任
意の)1つの接地クランプと結び付いているので、各電
極Eiを各PMiから隔てる距離ei はー5mmと+2
5mmの間、更に、+7mmと+15mmの間にある。
【0085】この例8では、採用された構造は図6の構
造と同じであり、採用された溶接パラメータは以下に表
2に与えられている。
【0086】
【表2】
【0087】このテスト8はテスト7の観察結果を証明
する。この観察結果とは、距離eiがー5mmと+25
mmの間にあるように、電極と、電極の、関連のある接
地プラントとが位置決めされているときに、平坦で申し
分のない外観の溶接と、非常に良好な安定性を有しかつ
問題なしに放電開始するアークとが得られる、というも
のである。
【0088】例2 本発明の方法で製造されるチューブをO字形に形成して
から、溶接し、多分続いて圧延し及び/又は有用な直径
にまで線引きする前に、チューブに、充填剤、例えば粉
末を充填するとき、チューブを形成する金属シートの2
つの長手方向の縁部の、十分な溶け込みのある溶接を製
造することにより、チューブに含まれる充填材の少なく
とも部分的な融合及び/又は溶融した金属の汚染を引き
起こす危険性が生じる。
【0089】このようなチューブに、例えば充填される
ワイヤに含まれる充填剤の部分的な融合というこうした
問題を解決するためには、前記チューブの壁部の厚みの
丁度一部に染みる部分的な溶け込みを有する溶接の製造
が、必要であるかもしれない。
【0090】例2では、充填剤粉末を含むチューブつま
り充填されたワイヤ(直径が16.4mm)は、その厚
みの僅かの割合(約4O乃至50%の溶け込み)に亘っ
て、複数の電極を用いる溶接法、例えば、例1に関して
記載された方法と類似している多重電極TIG方法をに
よって、溶接される。
【0091】溶接後に、チューブは、圧延、線引き、再
結晶作用の焼き鈍し、1.2mmの直径までの最終的な
線引きという段階を経る。
【0092】図7及び8は、溶接及び12.7mmの直
径までの圧延(図7)の後に並びに1.2mmの直径ま
での線引き(図8)の後に得られた充填されたワイヤを
図示している。
【0093】驚くべきことには、ワイヤの変形(圧延、
線引き等)における種々の段階が、溶接されない接合部
の面の部分によって形成される亀裂1の如何なる伝播も
生じさせないことが見て取れる。
【0094】事実、見られる直径、つまり、変形後の充
填されたワイヤの直径にも係わりなく、溶接された部分
2と溶接されない部分1との間の初期比率が観察され
る。
【0095】例2からは、厚みの部分に亘ってのみ溶接
されているチューブの断面を圧延及び/又は線引きする
ことによって縮径することができること、及び、このこ
とを、前記充填されたワイヤが亀裂の伝播により破裂す
る危険性なしに、行なうことができること、が明らかで
ある。
【0096】更に、この技術によって、前記チューブに
含まれる粉末による溶接の如何なる汚染及び/又はチュ
ーブに含まれる粉末の少なくとも部分的な融合が防止さ
れることができる。
【0097】この技術を空のチューブの溶接にも適用す
ることができる。何故ならば、この技術は生産効率の非
常に著しい増加を可能にするからである。但し、他のす
べてのことが等しい場合には、溶接速度に反比例して望
ましい溶け込みが減少する。
【0098】例3 先の例1において説明したように、図6の構造は、3陰
極トーチをして、滑らかで平坦な外観の溶接された溶接
部を得るようにし、偏向すなわち磁気吹消しの問題が解
消されるようにする。6陰極トーチ(電極E1乃至E
6)の場合に、端末電極(電極E4,E5及び/又はE
6)における電流の増加により溶接速度を増大すること
ができるが、電流の強さの一定の値を越えると、「液状
の溜まり」がこれらの電極の上流に生じ、「液状の溜ま
り」という障害の結果として、電極E6の上流に金属の
弛みが形成される。
【0099】金属の弛みは電極を溶融した金属の「液状
の溜まり」から隔てる距離を減らす傾向があるが、弛み
が成長するとき、電極を短絡して、破壊することがあ
る。
【0100】時々、金属の弛みは電極を破壊することな
く周期的に電極の下を通過する。しかし、この場合に
は、溶接の外観は、溶接ビードの全長に沿って分配され
た凸凹の塊のあることによって、非常に損なわれた感じ
がする。
【0101】このような金属の弛みの形成を生じさせる
工程を注意深く観察すれば、アークのうちの1が、溶融
された金属、すなわち、前記アークの下流にある電極に
よって溶融されたが、まだ凝固していない金属を、放電
するとき、金属の弛みが生じることが分かる。
【0102】テスト9乃至12(これらのテストの詳細
は下記の表3に示されている)を、種々の電極間を約2
5mm間隔をあけた6陰極TIGトーチを用いて、行な
った。
【0103】この例3に記載された構造は図6に類似し
ている。つまり、(図6の矢印Vの方向において)ワイ
ヤの相対移動の方向を考えれば、電極E1は上流で最も
離れた電極であり、電極E6は下流で最も離れた位置に
ある電極である。
【0104】
【表3】
【0105】I1,I2,I3,I4,I5及びI6は
電極E1乃至E6を夫々通過する電流の強さである。
【0106】テスト9の条件では、電極E6の上流での
金属の弛みの形成が観察される。
【0107】しかし乍ら、テスト10から明らかなよう
に、電極E4及びE5を通過する電流の強さの減少によ
り、電極E6における電流の強さへの変化なしに、金属
のこうした弛みが消失する。
【0108】このことを、以下の事実によって、すなわ
ち、電極E4及びE5がテスト9においてよりもテスト
10において少ないエネルギをチューブに伝達するこ
と、つまり、溶融した金属が、テスト10では、電極E
6に到達する前に、凝固するための十分な時間を有する
こと、つまり、電極E6によって発生されたアークが、
溶融された金属(テスト9)よりもむしろ、凝固した金
属(テスト10)から由来すること、によって説明する
ことができる。
【0109】テスト11からは、溶接速度の減少が、他
の電気的なパラメータへの変更なしに、溶接エネルギの
増加を引き起こし、かくして、電極E6の前に出現する
金属の弛みを伴って、溶接の冷却速度の低下を引き起こ
すことが明らかである。
【0110】換言すれば、テスト10とは異なり、テス
ト11では、溶接は、電極E6の下方を通過するとき、
まだ液状であるので、電極E6によって発生されたアー
クは溶融された金属において開始され、このことによ
り、金属の弛みが形成される。これらの観察はテスト1
2によって確認される。
【0111】テスト12において生じるのは、最初の5
つの電極(E1乃至E5)によって用いられるすべての
エネルギが、テスト9においてと同じ、つまり、950
Aの全電流であるにも拘らず、及び、第6の電極E6の
電流がテスト9(170A)よりもテスト12(200
A)において高いにも拘らず、テスト9と異なり、テス
ト12において弛みは形成されない。このことを、以下
の事実によって、すなわち、テスト12では、電極E5
に電流が供給されないので、溶融された金属が電極E4
とE6の間を通過するうちに、溶融された金属が、凝固
するための時間を有したことによって説明することがで
きる。
【0112】テスト9乃至12からは、種々の電極の間
の隔りが、通常の実施とは異なり、電気的絶縁の、冷却
の、又は純粋な機械のための要件によって定められねば
ならないだけでなく、一定数のパラメータ、つまり、溶
接法の最適化従ってまたチューブ製造法の最適化を不可
避的に伴う一定数のパラメータをも考慮に入れねばなら
ないこと、が明らかである。
【0113】さて、TIG溶接では、アークのエネルギ
の一部が工作物の表面に送られる。「液状の溜まり」
(その出所は様々であるが、その主要な出所はマランゴ
ニ効果である)の移動を、すなわち、溶融した領域の中
央と縁部との間の温度勾配の関数である表面張力の勾配
と関連のある移動を無視すれば、工作物の、この場合で
はチューブの厚みを通る熱の伝播が伝わる。
【0114】かくして、発生した溶け込みを、高速によ
る溶接を得たいのであれば、溶接ビード表面を出来る限
り最高温に維持し、かつ、等温の融合が十分な時間で所
望の溶け込みに到達する必要がある。
【0115】さて、溶融した金属が到達できる最高温度
は前記材料の最揮発性成分の沸点である。例えば、鋼の
場合には、最揮発性成分は、通常、約2060摂氏度の
沸点を有するマンガンである。
【0116】かくして、溶接がなされるときの速度と同
時の伝導によって続行する溶接法のエネルギ効率を最適
化するために、エネルギの連続的供給を必要とするの
で、等温の融合が所望の深さつまり厚みを達成するのに
十分な時間をかけて、表面が沸点近くに保たれる。
【0117】換言すれば、金属が最揮発性成分の沸点に
まで即座にもたらされるよう、高出力のリニアなエネル
ギ源をその出所で用い、次に、低出力のエネルギ源をそ
の後で用いる必要がある。但し、伝導及び放射に帰され
る喪失を補償するだけでよいうという条件に限る。
【0118】このことの結果は、このエネルギ源の長さ
が、溶接速度、所望の溶け込み、及び材料の熱的性質、
例えば温度拡散率のみに依存することである。
【0119】このような特別な例では、つまり、多陰極
溶接では、かくして、以下のことが明らかである。
【0120】o最高の電流の強さは、溶接部の表面を高
温にもたらすに十分なエネルギを供給するように、最も
上流の電極に集中されねばならないこと。
【0121】oより高い速度で溶接したいのであれば、
電極の数を多くする必要があること。
【0122】o溶接部の表面における最小限の温度変化
を確保するためには、先に述べた弛みの形成を防止し、
それと同時に、アークの陽極フートが、凝固したばかり
の金属に接触しているように、種々の電極の間の隔りを
設定しなければならないこと。
【0123】o溶接される材料の表面温度を溶接部の最
揮発性成分の沸点まで上げるのに丁度十分なエネルギを
供給するために、末端の電極つまり最も下流にある電極
を通る電流の強さを調節しなければならないこと。
【0124】図9a及び9b並びに10a及び10b
は、アーチのフートが凝固した金属に接触することを保
証するために、電極の間の隔りを増やさなければないな
いこと、を確証している。
【0125】より詳細には、図9a及び9bは、等温が
2000摂氏度、1535摂氏度の溶融点(Tfus)
及び1200摂氏度にあること、を示している。これら
の等温は熱伝播方程式を基にして算出されており、ビー
ドの表面、すなわちZを原点としたX軸及びY軸上の断
面図(図9a)か、あるいは、前記ビードの軸を通る、
つまりをYを原点としたX軸及びZ軸に沿った垂直面図
(図9b)か、の対応の平面に位置決めされている。
【0126】図9a及び9bに図示した溶接部を得るた
めに用いられるトーチは6陰極トーチであり、この6陰
極トーチを構成する電極E1乃至E6は約25mmの距
離をあけて互いに隔てられており、これらの電極を通る
以下の電流を夫々有する。I1=350A,I2=22
5A,I3=200A,I4=I5=I6=250A。
【0127】更に、溶接速度は8m・s-1であり、溶接
されるチューブは約2.2mmの厚さである。
【0128】図9a及び9bからは、こういう場合に
は、電極E5及びE6は、これらの電極に先行する電極
E1乃至E4によって溶接されるチューブの縁部の少な
くとも部分的な融合によって形成された液体金属の溜ま
りの上方に位置されていること、すなわち、前述の如く
に、金属の弛みが溶接ビードの表面に形成されるだろう
ことは、極めて明白である。
【0129】図10a及び10bは、この場合には電極
が最早互いに等距離にないという事実を除いて、図9a
及び9bに類似している。
【0130】より詳しくは、電極E1とE2との距離及
び電極E2とE3との距離が25mmに等しい。但し、
先に見たように、これらの電極は液体金属の溜まりの上
方に位置していない、という条件に限る。
【0131】しかし乍ら、電極E3とE4との距離が3
0mmまで延びており、電極E4とE5との距離が40
mmまで、電極E5とE6との距離が45mmまで延び
ている。
【0132】図10a及び10bを参照すれば、同一の
電流の強さ及び同一の溶接速度を維持しつつ、最後の電
極(E4乃至E6)を隔てる距離を増加することによ
り、各電極に対して異なる融点の等温を、つまり、溶融
した金属(図9a及び9b)よりむしろ凝固した金属
(図10a及び10b)にある各電極に関連した種々の
アークの放電を、得ることができることは極めて明らか
である。
【0133】例4 例3に見たように、多陰極溶接法が用いられるとき、溶
融した領域における溶け込みは、チューブの表面からそ
の内部つまりその厚みへ向かう熱の伝導に因る。
【0134】従って、チューブの厚みが増すとき、溶け
込みは、相対値つまり厚みの百分率の観点からのみなら
ず、絶対値、つまりは、厚さが薄ければ薄い程、同一の
溶接速度及び同一の溶接電流にとって溶け込みが一層効
果的であるということの観点からも、減少する。
【0135】このことは、いずれの場合でも、溶け込み
の有効性(夫々%及びmm)を7陰極TIG方法の溶接
速度の関数として示す図11及び12によって確認さ
れ、厚さの異なる2つのチューブの場合でも確認され
る。
【0136】より詳しくは、曲線C1及びC3は2.5
mm厚のチューブにより得られ、曲線C2及びC4は
2.2mm厚のチューブにより得られる。すべての例で
は、種々の電極E1乃至E7を通る電流の強さは夫々以
下のようであった。I1=320A,I2=300A,
I3=I4=I5=I6=I7=220A。
【0137】テスト13乃至16(これの詳細は下記の
表4に示されている)は、共に溶接されるチューブの長
手方向の縁部の面取りの影響を検査することに向けられ
た。
【0138】7陰極TIG方法を用いてテスト13乃至
16を行なった。7陰極TIG方法で使う電極E1乃至
E6は、これらの電極を通過する以下の電流を夫々有し
た。I1=360A,I2=320A,I3=250
A,I4=220A,I5=190A及びI6=180
A。
【0139】更に、溶接電圧は約14乃至16v、溶接
速度は約6m・min-1、溶接されるチューブは約2.
5mm厚であった。
【0140】
【表4】
【0141】上記の表4からは、チューブの縁部の面取
りによって、溶接の溶け込みが増加されることができる
ことが、極めて明白である。
【0142】換言すれば、他のすべてのことが等しい場
合には、溶け込みを増大することができるか、あるい
は、同一の溶け込みのためには、以下のことによって、
すなわち、最初の陰極によって供給されるエネルギが、
最早チューブの表面に送られないが、部分的には少なく
ともチューブの小口(thickness )に、つまり、溶接の
前にチューブの縁部を面取りすることによって達成する
ことができる何かに、送られることによって、溶接速度
が増加することができる。
【0143】表4からは、同一のルート面の高さ(1.
3mm)、つまり面取りしない縁部の同一の高さのため
には、溶け込みの有効性は面取りのV角度(α)(面取
りは実質的にV字形である)に比例して増える。
【0144】高さhを、すなわち、チューブを作る元に
なる金属シートの厚さの約1/3と2/3の間のヒール
を有する面取りを作ることを選択することは好都合であ
る。
【0145】例5 先の例に見たようにかつ図示したように、特に図7及び
8に図示のように、部分的な溶け込みを有する溶接を製
造することによって、亀裂が溶接部(図7の参照符号
1)の下方に残ってしまう。
【0146】さて、幾つかの例では、全厚に亘って溶接
されている、つまり、実質的にこのような亀裂がないチ
ューブを得ることは好ましい。
【0147】このことをするために、溶接部の上部の溶
融によって作られる溶接物を、溶接部の下部の鍛接によ
って補えばよいのである。但し、鍛接は、非常な高温に
まで上げられた2つの部分の間の均質の接着である。
【0148】例によって、鋼の場合には、2つの部分の
温度が約1200摂氏度と前記鋼の融点との間であると
きは、2つの部分を鍛接すればよい。
【0149】この特別な例では、溶接部の上部の融接に
加えてこのような鍛接を作るために、チューブに、つま
り、チュ−ブの外面の少なくとも一部に圧縮が加えられ
る。この圧縮は、2つの縁部を動かして共により接して
鍛造されるようにする力のことであって、2つの縁部
は、溶融によって供給されるエネルギを用いて鍛接を得
るために必要である最小限度の温度よりも高い温度にま
で上げられる。このようなエネルギがチューブの厚み
へ、特に、鍛接される溶接部の下部へ伝播する。
【0150】このような鍛造は図13に図示されてい
る。この図は本発明の方法によって製造されるチューブ
の部分横断面図である。
【0151】図13に図示のように、溶接部は、融接さ
れるより暗い最初の上部と、鍛接される下部とにより構
成される。鍛接された領域は、実質的に、ライン3の対
称軸である。
【0152】事実、このような鍛接を受けることができ
る、チューブの厚みの領域は、ほぼ、チューブの内面に
おいて少なくとも1200摂氏度にある領域、つまり、
図9b図に図示したX=ー110mm乃至 X=ー24
5mmに対応する領域と、図10b図に図示したX=ー
135mm乃至 X=ー260mmに対応する領域と、
に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は金属チューブをアーク溶接で溶接する方
法を示した図である。
【図2】図2は図1に類似しているがPM3を維持して
いる図である。
【図3】図3は図1に類似しているがPM2を追加した
図である。
【図4】図4は図1に類似しているがPM2´を追加し
た図である。
【図5】図5はPM3を用いた図である。
【図6】図6は3陰極トーチを用いた図である。
【図7】図7は充填されたワイヤの部分横断面図であ
る。
【図8】図8は充填されたワイヤの横断面図である。
【図9】図9aはZを原点とするX軸及びY軸上の断面
図、また、図9bはYを原点とするX軸及びZ軸に沿っ
た垂直面図である。
【図10】図10aは図9aに類似しているが電極が等
距離にない点で異なる図、また、図10bは図9bに類
似しているが電極が等距離にない点で異なる図である。
【図11】図11は曲線C1及びC2を示す図である。
【図12】図12は曲線C3及びC4を示す図である。
【図13】図13は鍛接されたチューブの部分断面図で
ある。
【符号の説明】
PMi 接地クランプ E1 電極 E2 電極 E3 電極 ei 距離 α V角度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B23K 37/053 B23K 37/053 C

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの実質的に直線状かつ平行な長手方
    向の縁部を有する金属シートから作られた金属チューブ
    の製造法であって、少なくとも1つの電極(Ei)と少
    なくとも1つの接地クランプ(PMi)に接触する前記
    金属シートとの間に、少なくとも1つの電気アークを用
    いる溶接法を使って前記金属シートの2つの長手方向の
    縁部を共に溶接し、 各接地クランプ(PMi)の面を、各々の対応の電極
    (Ei)の面に対するー5mmと+25mmの間の距離
    (ei )に位置決めし、しかも、プラスの方向は、前記
    少なくとも1つの電極(Ei)に対する前記金属シート
    の相対移動の方向であってなる製造法。
  2. 【請求項2】 電極面と接地クランプ面との距離(e
    i)が、0mmと+20mmの間、好ましくは+7mm
    と+15mmの間であること、を特徴とする請求項1に
    記載の製造法。
  3. 【請求項3】 少なくとも2つの電極(Ei)と、少な
    くとも2つの対応の接地クランプ(PMi)とを用い、
    好ましくは、少なくとも3つの電極(Ei)と、少なく
    とも3つの対応の接地クランプ(PMi)とを用いるこ
    と、を特徴とする請求項1又は2に記載の製造法。
  4. 【請求項4】 各アークのフートが凝固した金属に接触
    するのを保証するように、前記電極の間の隔りを調節す
    ること、を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記
    載の製造法。
  5. 【請求項5】 連続的な電極(E1 )と電極(E2 )と
    の隔りが、連続的な電極(E2 )と電極(E3 )との隔
    りより少ないか、又は等しいこと、を特徴とする請求項
    1乃至4のいずれか1に記載の製造法。
  6. 【請求項6】 電極を通る電流の強さが50Aより大き
    いか又は等しく、好ましくは、100Aより大きいか又
    は等しいこと、を特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    1に記載の製造法。
  7. 【請求項7】 前記金属シートの相対走行速度が2m・
    -1より大きいか又は等しく、好ましくは、5m・s-1
    より大きいか又は等しいこと、を特徴とする請求項1乃
    至6のいずれか1に記載の製造法。
  8. 【請求項8】 更に、前記金属シートが、溶接の前に、
    約30度と約120度との間、好ましくは、約60度と
    90度との間のV角度(α)を持ったV字形の面取り有
    するように、前記金属シートの2つの長手方向の縁部の
    少なくとも一部を面取りする工程を有すること、を特徴
    とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の製造法。
  9. 【請求項9】 前記面取りは前記金属シートの厚みの約
    1/3と約2/3の間の高さを有すること、を特徴とす
    る請求項8に記載の製造法。
  10. 【請求項10】 溶接の前に、前記金属シートに少なく
    とも1つの充填剤を充填すること、を特徴とする請求項
    1乃至9のいずれか1に記載の製造法。
  11. 【請求項11】 前記金属シートの2つの長手方向の縁
    部を、前記縁部における前記金属シートの厚さの約20
    %乃至約80%の、好ましくは、約40%乃至約60%
    の部分的な融合によって、部分的に共に溶接すること、
    を特徴とする請求項1乃至10のいずれか1に記載の製
    造法。
  12. 【請求項12】 厚みに亘って実質的に完全な溶接を得
    るために、前記縁部を、前記金属シートの外壁の少なく
    とも一部に横方向の機械的な圧縮を加えることによっ
    て、共に鍛接すること、を特徴とする請求項11に記載
    の製造法。
  13. 【請求項13】 溶接後に、前記チューブは、線引き、
    圧延及び/又は再結晶焼き鈍しの少なくとも1つも工程
    を受けること、を特徴とする請求項1乃至12のいずれ
    か1に記載の製造法。
  14. 【請求項14】 2つの実質的に直線状かつ平行な長手
    方向の縁部を有する金属シートから金属チューブを製造
    する装置であって、少なくとも1つの電極(Ei)と少
    なくとも1つの対応の接地クランプ(PMi)とを用い
    て、前記金属シートの2つの長手方向の縁部を共に溶接
    するためのアーク溶接手段を具備し、各接地クランプ
    (PMi)は各電極(Ei)に対してー5mmと+25
    mmの間の距離(ei )に位置決めされ、しかも、プラ
    スの方向は、前記少なくとも1つの電極(Ei)に対す
    る前記金属シートの相対移動の方向であってなる装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至13のいずれか1に記載
    の方法か、前請求項14に記載の装置を用いて得ること
    ができる金属チューブ。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至13のいずれか1に記載
    の方法か、前請求項14に記載の装置を用いて得ること
    ができる充填されたワイヤ。
  17. 【請求項17】 TIG,MIG,MAG及び潜弧溶接
    から選択された溶接法における請求項16に記載の充填
    されたワイヤの使用。
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