JPH11169737A - シュレッダー - Google Patents

シュレッダー

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JPH11169737A
JPH11169737A JP34306697A JP34306697A JPH11169737A JP H11169737 A JPH11169737 A JP H11169737A JP 34306697 A JP34306697 A JP 34306697A JP 34306697 A JP34306697 A JP 34306697A JP H11169737 A JPH11169737 A JP H11169737A
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cutting
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Takahiro Nozawa
孝博 能澤
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Oriental Co Ltd
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Meiko Shokai Co Ltd
Oriental Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正常細断時には横切り回転カッターは正回転
し、過負荷細断にて自動逆転する時には横切り用回転カ
ッターは逆転せず、縦切り用ディスク状カッターのみが
逆回転する構造とし、横切り用回転カッターの逆回転に
起因する横切り用固定カッターの変位を皆無として、細
断効率を向上させるとともにこれに起因して従来構造の
ものに比較して横切り用回転カッターの寿命が数倍延び
るようにしたシュレッダーを提供する。 【解決手段】 複数の縦切り用ディスク状カッターから
なる一対のカッターブロックを組み合わせ被細断材料を
縦切り細断する縦切り細断部と、横切り用回転カッター
及び横切り用固定カッターを有し該縦切り細断された被
細断材料を横切り細断する横切り細断部とからなり、該
横切り用回転カッターが逆転しないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄用紙などを細
断するシュレッダーの改良に関し、更に詳細には横切り
細断部の寿命が延びるようにしたシュレッダーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のシュレッダーは、図9に示すごと
く、複数のディスク状のカッターからなる一対のカッタ
ーブロック16,16を組み合わせ廃棄用紙等の被細断
材料Pを縦切り細断する縦切り細断部と、横切り用回転
カッター18及び横切り用固定カッター17を有し該縦
切り細断された被細断材料を横切り細断する横切り細断
部とからなり、該縦切り細断部及び横切り細断部によっ
て細断部20が構成される構造を有している。図9にお
いて、21は駆動ギヤ、25は小ギヤ、Dは細断屑であ
る。
【0003】シュレッダーは近年、屑の嵩を小さくし
て、屑の収容力を高める一方、機密性の高い処理がされ
ている為、縦、横共、その寸法を小さくする細断需要が
高まってきた。又、一度に多くの書類を細断する傾向に
なってきている。
【0004】従来、シュレッダーは、一度に多くの書類
を細断すると、過負荷保護装置が働いて縦切り用カッタ
ーブロック16,16及び横切り用回転カッター18が
自動的に逆転し、被細断材料を吐出する構造のものが主
流になってきている。縦切り後、横切りをするが、自動
逆転が働くと横切り用回転カッターも逆転するため横切
りカッターの寿命に影響し、横切り細断が出来なくなる
という事があった。
【0005】縦切りが終わり、横切り細断部に縦切りさ
れた被細断材料が入り、それから自動逆転すると、横切
り細断部の横切り用固定カッター17の固定刃が微妙に
変位して細断出来なくなることが多かった(図9)。こ
の場合、横切り用固定カッター17の固定刃の修正に
は、この固定刃を全て外し再調整する必要があった。こ
の作業には多大な時間を要するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の問題点に鑑みなされたもので、正常細断時には
横切り回転カッターは正回転し、過負荷細断にて自動逆
転する時には横切り用回転カッターは逆転せず、縦切り
用ディスク状カッターのみが逆回転する構造とし、横切
り用回転カッターの逆回転に起因する横切り用固定カッ
ターの変位を皆無として、細断効率を向上させるととも
にこれに起因して従来構造のものに比較して横切り用回
転カッターの寿命が数倍延びるようにしたシュレッダー
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のシュレッダーは、複数の縦切り用ディスク
用カッターからなる一対のカッターブロックを組み合わ
せ被細断材料を縦切り細断する縦切り細断部と、横切り
用回転カッター及び横切り用回転カッターを有し該縦切
り細断された被細断材料を横切り細断する横切り細断部
とからなり、該横切り用回転カッターが逆転しないよう
にしたものである。この構成により、横切り回転カッタ
ーの保護が行われる。
【0008】上記横切り回転カッターの逆転を防止する
手段としては、該横切り回転カッターの駆動部に逆転防
止手段、例えば、正回転しかしないカムクラッチを設け
る構成とするのが好適である。
【0009】上記横切り用回転カッターとしては、スパ
イラル状の切断刃を備えた回転カッターを用い、上記横
切り用固定カッターとしてはフラットカッターを用いる
のが好ましい。
【0010】上記縦切り細断部及び横切り細断部によっ
て細断された細断屑を収容する屑収容箱と、該屑収容箱
を外部に取出すための開閉自在の扉と、該屑収容箱の上
方に上下動自在かつ回転自在に取りつけられた屑ならし
手段と、該屑ならし手段を上方の待機位置及び下方の屑
ならし位置にそれぞれ移動停止せしめる移動停止手段と
をさらに設けることにより、細断屑の嵩を減少させて屑
収容箱の収容量を増大させることが可能となる。
【0011】上記移動停止手段が上記扉の開閉に連動
し、該扉を開放すると該屑ならし手段が上方の待機位置
に移動停止して上記屑収容箱が取り出し可能となり、該
扉を閉めると該屑ならし手段が下方の屑ならし位置に移
動停止して該屑収容箱内の細断屑のならし作業が可能と
なるように構成すれば、扉の開放時には屑収容箱の取り
出し、収納が自在に行なえ、扉の閉鎖時には、屑ならし
作業が自動的に行なえる利点がある。
【0012】また、シュレッダーの内部空間に上下動自
在でかつ付勢手段によって上方に常時付勢された可動ベ
ース板を設け、上記屑ならし手段を該可動ベース板に接
続し、上記扉に押下げ手段を設け、該扉を閉めると該押
下げ手段の動作によって該可動ベース板が押下げられる
とともに該屑ならし手段が屑ならし位置まで押し下げら
れ、一方該扉を開けると該押下げ手段による該可動ベー
ス板の押下げ動作が解消し、該可動ベース板及び屑なら
し手段は上記付勢手段によって上方の待機位置に復帰移
動せしめられるように構成すれば、扉の開閉に連動した
屑ならし手段の上下動を円滑に行なうことができる。
【0013】上記屑ならし手段としては、1枚以上の屑
ならし羽根を具備したファン機構が好適に用いられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1つの実施の形態
について添付図面中図1〜図8にもとづいて説明する。
図1〜図8において、図9と同一又は類似部材は同一符
号で示す。
【0015】図5において、12は廃棄用紙Pなどを細
断するためのシュレッダーである。該シュレッダー12
は底板12a、側板12b及び上部蓋板12cからなる
箱状体に形成され、前部には扉12dが開閉自在に設け
られる。該シュレッダー12の内部中央周辺部には、ベ
ース板14が取り付けられている。
【0016】該シュレッダー12の内部は、該ベース板
14の上方に位置する上部空間13と該ベース板14の
下方に位置する下部空間15とに分かれる。該上部空間
部13には、複数の縦切り用ディスク状カッターAから
なる一対のカッターブロック16,16を組み合わせて
なる縦切り細断部が設けられている。該カッターブロッ
ク16,16の下方には横切り用回転カッター18及び
横切り用固定カッター17からなる横切り細断部が設け
られている。該縦切り細断部及び横切り細断部によって
細断部20が構成されている。
【0017】22は、該細断部20を駆動するためのモ
ーターである。該モーター22は基板24上に設けられ
ている。26は該モーター22を被覆する防塵カバーで
ある。28はシュレッダー12の駆動を制御する制御機
構が収納されている制御ボックスであり、同様に防塵カ
バー30によって被覆されている。
【0018】該シュレッダー12の下部空間15には屑
収容箱32が上記底板12a上に外部への取り出し可能
に配置されている。33は、前記ベース板14の下面の
全周にわたるように取りつけられ、該屑収容箱から細断
屑Dが飛散脱落しないように作用する飛散防止枠であ
る。
【0019】図1は上記細断部20の拡大図である。同
図において、横切り用回転カッター18としてはスパイ
ラル状の切断刃を備えた回転カッターを用い、横切り用
固定カッター17としてはフラットカッターを用いた場
合が図示されている。
【0020】図2に示されるように、前記した複数の縦
切り用ディスク状カッターAからなるカッターブロック
16は駆動軸19に回転可能に取りつけられ、該駆動軸
19の一端部には駆動ギヤ21が固着されている。ま
た、スパイラル状回転カッター18は駆動軸23に回転
可能に設けられ、該駆動軸23の一端部には小ギヤ25
が取りつけられ、かつ該小ギヤの外側の駆動軸23の端
部の駆動部には逆転防止手段、例えば、カムクラッチ2
7が取りつけられている。該カムクラッチ27は正回転
しかしないように作動する。29はハウジングで、該小
ギヤ25と一体的に形成されている。該ハウジング29
内にはカムクラッチ27が収納されている。
【0021】該逆転防止手段は該横切り用回転カッター
18の逆転を防止すればよいもので、上記した正方向に
しか回転しないように作動するカムクラッチ27の他
に、その他の公知の手段として、ワンウェイクラッチ等
を適用して同様の機能を達成することもできる。
【0022】カムクラッチの1例を図3及び4に示し
た。カムクラッチ27はカム体31と該カム体31の両
端部の下面側に設けられた取付け段部33,33と該段
部33,33に取付けられた圧縮スプリング35,35
とから構成されている。
【0023】該圧縮スプリング35によってカム体31
には回転モーメントFが与えられ、内外輪37,39と
点C,Dで接している。線CDは、内外輪37,39の
中心線0−0と一定の角度(θ=ストラットアングル)
を保っている。この角度はカムクラッチが空転とかみ合
いの2つの機能を果たす上で重要な役目をする。
【0024】外輪39又は内輪37を矢印Yの方向に回
すと、線CDのつっかい棒(カム体31)は内外輪3
7,39に対して外れる方向になる。したがって、外輪
39又は内輪37は矢印Y方向に自由に回転し、内輪3
7又は外輪39に回転が伝えられず、即ち空転(クラッ
チ解放)となる。
【0025】外輪39又は内輪37を矢印Zの方向に回
すと、線CDのつっかい棒(カム体31)は、瞬時に
C,D点で内外輪37,39とかみ合う。外輪39、カ
ム体31及び内輪37は一体(連結状態)となって駆動
側から被駆動側に動力を伝達する。この状態はかみ合
い、即ちクラッチ連結状態である。内外輪37,39の
軌道上に多数配設されているカム体31は、圧縮スプリ
ング35の作用によって瞬時に均等な荷重分担でかみ合
うことになる。
【0026】図5及び図6において、符号34は、シュ
レッダー12の内部空間に上下動自在に設けられた可動
ベース板である。該可動ベース板34の上下動構造とし
ては、公知の機構を適用すればよい。
【0027】図5及び図6に示した例では、側板12b
に取りつけられた基板36にガイドレール38を固着
し、一方該可動ベース板34には取付けベース40を介
してスライドレール42が取りつけられている。
【0028】該スライドレール42を該ガイドレール3
8に摺動自在に挿通することによって、該スライドレー
ル42が上下方向に摺動可能とされ、したがって、該ス
ライドレール42に取りつけられた可動ベース板34は
上下動自在に該側板12bに取りつけられていることと
なる。
【0029】44は、上端を該ベース板14に固着した
軸である。該軸44の下部は自由端とされ、該取付けベ
ース40に穿設された挿通孔46に遊挿されている。該
軸44の周囲にはスプリング48が巻回されている。該
スプリング48は下方に圧縮されると、上方に付勢する
ように構成されている。
【0030】該スプリング48を下方に押圧する構成
は、該可動ベース板34の側方に延出部を設け、該軸4
4を挿通する貫通孔45を穿設し、該貫通孔に該軸44
を挿通し、該スプリング48の上端は該可動ベース板3
4の下面に当接し、該可動ベース板34が下方に移動す
ると、該スプリング48が下方に押圧され、圧縮される
ようにすればよい。
【0031】図5及び図6において、符号50は、1枚
又は複数枚の羽根50aを備えたファン機構で、細断屑
をならす作用をするならし手段である。52は、該ファ
ン機構50を回転駆動するモーターで、前記可動ベース
板34に取り付けられた支持板54上に載置されてい
る。
【0032】56は、細断屑Dを感知する屑センサーで
ある。58は、ファンセンサーで、ファン機構50が存
在しているか否かの検知及び回転すべきときにファン機
構50が回転しているか否かを検知する。
【0033】上記ファン機構50に取りつけられる羽根
50aの枚数は、1枚以上複数枚を設ければよく、特別
の限定はないが、4枚が好ましい。該羽根50aの形状
も細断屑Dをならす作用があればよく、下方傾斜した形
状の羽根を用いるとならし作用の効率が向上する。又、
該羽根50aにガード部材(不図示)を取りつけて危険
防止を図ることもできる。
【0034】60は、前記扉12dの内面に取りつけら
れた押下げ手段となる押下げブロックで、上面側を長尺
平坦面61aとして、下面側に斜面61bを介して短尺
平坦面61cを設けた側面略台形楔状に形成されてい
る。該押下げブロック60は、その先端突部60aが前
記ベース板14の下面と該可動ベース板34の上面との
間の間隙に侵入できる位置に取りつけられている。
【0035】該扉12dを閉めると該押下げブロック6
0が該ベース板14と可動ベース板34との間に侵入
し、該可動ベース板34を下方に押下げるように作用す
る。62はベアリングで、該可動ベース板34の該扉1
2dと面する側面34aにベアリングブロック64を介
して取りつけられている。該ベアリング62は該押下げ
ブロック60による該可動ベース板34の押下げが円滑
に行なわれるように作用する。
【0036】該押下げブロック60が該可動ベース板3
4方向へ進出すると、該ベアリング62は斜面61bに
沿って回転降下し、下面側の短尺平坦面61cに達す
る。ベアリング62が短尺平坦面61cに位置する状態
で、該可動ベース板34は最下位位置に達しており、該
屑ならし手段50は屑ならし位置に位置することとな
る。該押下げブロック60が後退している状態では、該
可動ベース板34は該ベース板14の下面と当接して最
上位の位置にあり、該屑ならし手段50は上方の待機位
置に位置することとなる。
【0037】なお、66は該ベース板14の下面にとり
つけられた弾性を有するクッション部材で、該可動ベー
ス板34がスプリング48の力によって上方に移動する
際に、該ベース板14へ該可動ベース板34が接触する
際の衝撃を緩和する作用を果す。
【0038】上記構成により、その作用を説明する。シ
ュレッダー12の細断部20が正常(適当量の廃棄用紙
Pなどが細断部20に投入されている状態で過負荷でな
い)細断を行う時は、縦切り用ディスクカッターA及び
横切り用回転カッター(スパイラルカッター)18の両
方ともが正回転を行う。
【0039】シュレッダー12の細断部20が過負荷細
断状態(過大量の廃棄用紙Pなどが細断部20投入され
ている)となると、縦切り用ディスクカッターAは従来
と同様に逆転するが、横切り用回転カッター(スパイラ
ルカッター)18はカムクラッチ27の作動により逆転
することはなく、したがって該横切り用回転カッター
(スパイラルカッター)18は保護され、従来構造の場
合よりもその寿命が数倍延びることとなる。
【0040】シュレッダー12の細断部20によって細
断された廃棄用紙等の細断屑Dは、該細断部20の下方
に設置された屑収容箱32内に落下し集積する。
【0041】上記屑ならし手段、すなわちファン機構5
0の使用態様は、一様ではなく種々の用い方が可能であ
る。例えば廃棄用紙等の細断開始と同時にファン機構5
0も回転させ、細断終了と同時にファン機構50も停止
させる。
【0042】この場合、細断部20で細断された細断層
は、ファン機構50の羽根50aの間から下方に落下し
て屑収容箱内に収容される。この落下状態は、羽根50
aの回転に伴ない、屑収容箱内に均一に落下せしめられ
る。
【0043】更に、細断屑が大量となり該ファン機構5
0の位置まで達すると、羽根50aの回転により細断屑
Dは均一にならされることとなる。なお、前記屑センサ
ー56が細断屑Dを感知した時点で、屑収容箱32は取
り出される。細断作業停止後、該ファン機構50を短時
間回転させ、最後の屑ならし動作を行なわせるのが好ま
しい。
【0044】図8に示すように、該扉12dを閉じると
該可動ベース板34が該押下げブロック60の作用によ
って下方に移動し、該可動ベース板34に接続されたフ
ァン機構50、すなわち屑ならし手段は、屑収容箱32
内の屑ならし位置に下降して停止する。
【0045】この状態で細断作業が行なわれ、上述した
ごとく、細断屑がファン機構50に達すると屑ならし作
業も行なわれる。前記屑センサー56によって細断屑D
が感知されると細断作業及び屑ならし作業が停止する。
この時点で、該屑収容箱32は細断屑Dで満杯となって
いる。
【0046】該扉12dを開けると、該押下げブロック
60が該扉12dとともに後退し、それと同時に該スプ
リング48の作用によって該可動ベース板34は該屑収
容箱32の上方の待機位置に復帰する。したがって、該
屑収容箱32は、取り出し可能となる。
【0047】該屑収容箱32内の細断屑Dを廃棄した
後、再び該屑収容箱32を該底板12a上に載置し、扉
12dを閉めると、前述したごとく、該ファン機構50
は、該屑収容箱32内の屑ならし位置に下降して停止す
る。
【0048】この状態で再び細断作業が可能となる。前
記ファンセンサー58は、ファン機構50が脱落して存
在しない場合及び細断屑Dが羽根50a〜50dに巻き
ついて羽根50a〜50dの回転が強制的に停止した場
合などの事故発生を検知し、細断作業及び屑ならし作業
を停止せしめるように作動する。
【0049】上記した実施の形態では、扉の開閉に応じ
て該ファン機構50を上下動させる構成について説明し
たが、該ファン機構50の上下動を行なう手段を扉12
dの開閉と連動させず、別に設けることも可能である。
【0050】なお、ファン機構50の回転速度について
は、特別の説明を加えなかったが、通常のファンのよう
に送風するものではないので、ゆっくりした速度で回転
させれば充分に本発明の効果は達成される。
【0051】また、上記した実施の形態においては、細
断屑ならし機構を具備したシュレッダーに本発明の横切
り用回転カッターの保護構造を併設した場合について説
明したが、細断屑ならし機構のないシュレッダーにも本
発明の横切り用回転カッターを用いても同様の効果が達
成されることはいうまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、従
来構造のものに比較して横切り用回転カッターの寿命が
数倍延びるという大きな効果が達成され、あわせて、細
断層の嵩を減少させて屑収容箱の収容量を増大させるこ
とが出来、かつ屑収容箱の取り出し及び収納を簡単に行
なうことができるという効果を達成させることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシュレッダーの細断部の動きを示す拡
大側面説明図である。
【図2】図1の矢印X方向から見た一部断面側面図であ
る。
【図3】カムクラッチのカム体の要部摘示斜視図であ
る。
【図4】内輪及び外輪の間に設置されたカムクラッチの
動作を示す説明図である。
【図5】本発明の一つの実施の形態を示す概略縦断面図
である。
【図6】同上の一部を省略した概略横断面図である。
【図7】扉を開放した場合の押下げブロックと可動ベー
ス板との位置関係を示す断面的説明図である。
【図8】扉を閉めた場合の押下げブロックと可動ベース
板との位置関係を示す断面的説明図である。
【図9】従来のシュレッダーにおける縦切り用カッター
ブロックと横切り用回転カッター及び横切り用固定カッ
ターの動きを示す拡大側面説明図である。
【符号の説明】
12:シュレッダー、12a:底板、12b:側板、1
2c:上部蓋板、12d:扉、13:上部空間、14:
ベース板、15:下部空間、16:カッターブロック、
17:横切り用固定カッター、18:横切り用回転カッ
ター、20:細断部、21:駆動ギヤ、22:モータ
ー、23:駆動軸、24:基板、25:小ギヤ、26,
30:防塵カバー、27:カムクラッチ、28:制御ボ
ックス、29:ハウジングギヤ、31:カム体、32:
屑収容箱、33:飛散防止枠、34:可動ベース板、3
4a:側面、35:圧縮スプリング、36:基板、3
7,39:内外輪、38:ガイドレール、40:取付け
ベース、42:スライドレール、44:軸、45:貫通
孔、46:挿通孔、48:スプリング、50:ファン機
構、50a,50b,50c,50d:羽根、52:モ
ーター、54:支持板、56:屑センサー、58:ファ
ンセンサー、60:押下げブロック、60a:先端突
部、61a:長尺平坦面、61b:斜面、61c:短尺
平坦面、62:ベアリング、64:ベアリングブロッ
ク、66:クッション部材、A:縦切り用ディスクカッ
ター、D:細断屑、F:回転モーメント、P:廃棄用
紙。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の縦切り用ディスク状カッターから
    なる一対のカッターブロックを組み合わせ被細断材料を
    縦切り細断する縦切り細断部と、横切り用回転カッター
    及び横切り用固定カッターを有し該縦切り細断された被
    細断材料を横切り細断する横切り細断部とからなり、該
    横切り用回転カッターが逆転しないようにしたシュレッ
    ダー。
  2. 【請求項2】 前記横切り回転カッターの駆動部に逆転
    防止手段を設けることにより該横切り回転カッターの逆
    転を防止するようにした請求項1記載のシュレッダー。
  3. 【請求項3】 前記逆転防止手段が正回転しかしないカ
    ムクラッチである請求項2記載のシュレッダー。
JP34306697A 1997-12-12 1997-12-12 シュレッダー Expired - Lifetime JP3283810B2 (ja)

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