JPH11169443A - 消臭浄化剤 - Google Patents

消臭浄化剤

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JPH11169443A
JPH11169443A JP9369932A JP36993297A JPH11169443A JP H11169443 A JPH11169443 A JP H11169443A JP 9369932 A JP9369932 A JP 9369932A JP 36993297 A JP36993297 A JP 36993297A JP H11169443 A JPH11169443 A JP H11169443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deodorizing
purifying agent
deodorant
purifying
powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP9369932A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nishigori
嶢 錦織
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NISHIGORI MASUMI
Original Assignee
NISHIGORI MASUMI
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 再利用が可能で湿気に強く、優れた消臭浄化
力を有し任意の形に成形可能な消臭浄化剤を提供する。 【構成】1、耐火セメント又は陶土に、還元剤としてア
ルミナ又はマグネシアを加えた混合物質に、微細孔及び
微細空隙を有する素焼陶器粉砕体やケイソー土、ゼオラ
イト及び軽石、カキがら、大谷石、サンゴ等の粉体若し
くは粒体の少なくとも一つを混合してなる混合物に、セ
ラミックファイバーを混合し、適量の水で粘土状に混練
して成形し、乾燥後500〜800゜Cで焼結し、消臭
浄化剤として使用する。 2、また、この消臭浄化剤を粉体または粒体にして繊維
状物質や粒状物質、シート状物質、板状物質に接着し、
消臭浄化剤として利用する。 3、さらに、上記1及び2の消臭浄化剤を、強制的に流
動する汚染物質流体の流動過程に設置し、汚染物質と本
発明の消臭浄化剤との接触機会を多くし、消臭浄化効果
を増大する装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消臭浄化剤に係わ
り、さらに詳しくは、冷蔵庫、調理場、トイレ、病室、
自動車々内、喫煙室等人間生活や食品加工場、生ゴミ処
理場、肥料生産場及び工場生産環境に発生する臭いを空
気中から消臭し、更に併せて、飲料水や生活廃水及び工
場廃水中に含まれる有害物質を吸着し除去せんとする消
臭浄化剤を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、消臭剤、浄化剤としてはその吸着
作用に着目して活性炭が多用されてきたが吸着性に限界
があった。また空隙を有するセラミックス粉体なども用
いられているが何分にも効果に比してコスト高で使用環
境も限定されており普及をみていないのが現状である。
従来の活性炭による消臭浄化剤は、性能が安定しコスト
が安いこともあって普及を見てきたが、物質が有する微
細空隙の吸着作用に頼るために長期の継続的使用には不
向きで任意の造形が困難であり、且つ、細菌の発生問題
等も随伴し使い捨てを余儀なくされていた。また、活性
炭は、ある程度清純な河川水の浄化には有効であるが、
工場廃液等金属イオンをはじめ汚染のひどい廃液の処理
には十分な効果を発揮し得ない。また、セラミックス粉
体状の消臭浄化剤は、液状体に浸潤すると効果が半減又
は消失するなどの欠点があった。上記の様な活性炭やセ
ラミックス粉体のもつ短所をカバーし、任意の形状に成
形が可能で吸着力も大きく、継続的に発生する臭気源に
対して十分な消臭力を有し、更に、マイナスイオン効果
によって工場廃液中に含有された金属イオン等も除去し
得る高性能を有し、且つ、製造が容易で安価であり繰り
返しの使用が可能な消臭浄化剤が望まれている。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みなされたもので、いろいろな形状に製造が可能で
消臭力が強く、気体、液体両方の環境に対応が可能で、
しかも、太陽光にさらすか加熱することによって繰り返
しの使用が可能で安価に容易に製造が出来る消臭浄化剤
を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、つぎの手段
によって解決される。
【0005】バインダーとして用いた耐火セメント又は
陶土に還元剤としてアルミナ若しくはマグネシアを添加
し、微細有孔性や空隙性を有する素焼陶器粉砕体、ケイ
ソー土、ゼオライト、軽石、カキがら、大谷石、サンゴ
等の粉体の少なくとも一つにセラミックファイバーを加
え適量の水と混練し造形用粘土状にして任意の形に成形
の上乾燥し、500°C〜800°Cに加熱焼結し使用
に供する。成形物はいかなる形でも有効であるが、この
成形物を破砕して粉体または粒体状にしてそのまま使用
するか、或は繊維状物質、砂粒や紙並びにシート状体及
び、木質やセラミックス及び金属等の造形体に塗布接着
する。家庭排水、工場廃液等の消臭浄化には、濾過剤と
してこの消臭浄化剤を所要の形態に成形し使用する。
【0006】
【作用】1、本発明を構成する物質のうち、シリカ系耐
火セメントや陶土はバインダー的に用いられ、素焼陶器
粉砕体やケイソー土、ゼオライト、軽石、カキがら、大
谷石、サンゴ、セラミックスァイバー等は、吸着作用に
よって臭気物質を吸着消臭する。さらに、この消臭浄化
剤を構成する物質は、還元剤も含めその組合わせによっ
て、強いマイナスイオン効果により臭気を構成する物質
の分解作用を発揮し促進するもの考えられる。 2、また、請求項3記載の内容について特記すれば、本
発明の消臭浄化剤の粉体を所要の物体に接着する場合、
接着剤の被膜が粉体の空隙を覆う接着素材では、所期の
消臭浄化効果は期待できない。従って、接着剤の被膜が
消臭浄化剤の空隙を被覆しない接着素材を選定するか、
或は接着剤を塗布した所要の物体に本発明の消臭浄化剤
の粉体を散布し、少なくとも消臭浄化剤の一面が臭気に
直接接触するようにする。このようにすれば、上記に詳
述した作用によって所期の消臭浄化効果が期待できる。 3、請求項4の作用について説明する。本発明の消臭浄
化剤は、例えば冷蔵庫内等静止気体中であっても、十分
な臭気の吸着作用を発揮するものであるが、病室や喫煙
室など速効性が期待される場合には、部屋の空気を電動
吸気装置または送風装置によって流動せしめ、その空気
の流動過程に本発明の消臭浄化剤を設置すれば短時間内
での効果を期待することが出来る。この作用は、液体に
ついても同様であり、汚染液の流動通路に本発明の消臭
浄化剤を設置する。
【0007】
【本発明の実施の形態】1、本発明の実施例を請求項に
従い順次説明する。シリカ系耐火セメント100gとア
ルミナ15gの混合物に、ケイソー土15g、陶土15
g、大谷石粉末15gを混合し、10gのセラミックフ
ァイバーを加え、適量の水をもって撹拌混練し、10m
m角の立方体を約30個を作成し、800゜C前後で焼
成して本発明の消臭浄化剤を構成した。ついでこの消臭
浄化剤20個をもって、広島県環境保健協会において、
臭気濃度40ppmのプロピオン酸により消臭検査を実
施したところ、脱臭時間24時間で95.0%の結果を
得た。 2、また、本発明の消臭浄化剤を厚さ10mm、縦横4
0mm×60mmの板状に成形し、冷蔵庫内のチルド室
及び野菜室に設置したところ、消臭効果においては従来
品にすぐれ野菜の劣化が緩慢となりその効果は3カ月間
持続した。ついで、効果が薄れた時点で太陽光に晒した
ところ、当初強い臭いを放出するが、臭いの放出を終え
れば再度の利用が可能であった。 3、また、悪臭を発している家庭用生ゴミ約1Kgを密
閉蓋付きバケツに入れ、本発明の請求項1及び請求項3
の消臭浄化剤約50g投入して蓋をし、2〜3分経過の
後バケツの蓋を開いたところ悪臭は消えていた。 4、請求項3、請求項4記載の実施例については、図1
及び図2によって説明する。図1のブロック図及び図2
の流体浄化装置浄化部模式図に示す様に、汚染流体
(1)は、ポンプ装置(2)を通過し、流体浄化装置
(3)を経て浄化流体排出部(4)より外部に取り出す
ことになる。この時、流体浄化装置(3)の浄化部
(5)には、本発明の消臭浄化剤(6)を充填してい
る。この装置により、タバコの煙を充満した5〜6lの
ビニール袋内の空気を消臭浄化したが、数秒で完全にタ
バコ臭を除去した。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上詳記したように、従来品に
比べて消臭浄化作用に優れ、製造コストも安価であり加
熱及び曝太陽光によって再度の使用が可能で、社会生活
活動の多方面にわたって利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の利用を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の利用を示す流体消臭浄化装置浄
化部模式図である。
【符号の説明】
1 汚染流体吸引部 2 ポンプ装置 3 流体消臭浄化装置 4 浄化流体排出部 5 消臭浄化剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐火セメント又は陶土と、アルミナ又はマ
    グネシアの混合物に、微細孔や微細空隙を有する素焼陶
    器粉砕体やケイソー土とゼオライト及び軽石、カキが
    ら、大谷石、サンゴ等の粉体もしくは粒体の少なくとも
    一つを混合してなる混合物に、セラミックファイバーを
    混合し、適量の水で粘土状に混練し、成形乾燥後500
    ゜C〜800゜Cで焼結することを特徴とする消臭浄化
    剤。
  2. 【請求項2】上記請求項1記載の消臭浄化剤において、
    この消臭浄化剤を構成する物質の構成比が、重量比にお
    いて、耐火セメント又は陶土100gに対しアルミナ又
    はマグネシア10〜30gの混合物に、微細空隙を有す
    る素焼陶器粉砕体やケイソー土とゼオライト及び軽石、
    カキがら、大谷石、サンゴ等の粉体若しくは粒体の少な
    くとも一つが20〜60g、セラミックファイバーが5
    〜30gであることを特徴とする請求項1記載の消臭浄
    化剤。
  3. 【請求項3】上記請求項1および請求項2記載の消臭浄
    化剤を粉体若しくは粒体状にし、繊維状物質、または砂
    粒や紙並びにシート状体及び木質やセラミックス及び金
    属等の造形体に塗布接着し、該物体が全体として消臭浄
    化効果を発揮するように構成せることを特徴とする請求
    項1及び請求項2記載の消臭浄化剤。
  4. 【請求項4】上記請求項1並びに請求項2及び請求項3
    記載の消臭浄化剤をもって粉体並びに粒体及び繊維体や
    シート状体を形成し、臭気並びに汚染物質を含む気体及
    び液体を強制的に流動せしめる過程に設置することを特
    徴とする上記請求項1並びにに請求項2及び請求項3記
    載の消臭浄化剤。
JP9369932A 1997-12-15 1997-12-15 消臭浄化剤 Pending JPH11169443A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190129A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Kimiwaka Aikawa 空気清浄機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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