JPH0679130A - 集塵機を用いた気体中の臭気物質、刺激物質又は粘性物質の除去方法 - Google Patents

集塵機を用いた気体中の臭気物質、刺激物質又は粘性物質の除去方法

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JPH0679130A
JPH0679130A JP3259720A JP25972091A JPH0679130A JP H0679130 A JPH0679130 A JP H0679130A JP 3259720 A JP3259720 A JP 3259720A JP 25972091 A JP25972091 A JP 25972091A JP H0679130 A JPH0679130 A JP H0679130A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の場所で発生する様々な気体中に含まれ
る各種の臭気物質、刺激物質又は粘性物質を、同様に含
まれる粉塵の捕集と同時に、十分に除去する。また、取
扱性やメンテナンス性や後処理性を改善し、ランニング
コストを低く抑え、もって普及を図り、労働環境や生活
環境を広範囲にわたって改善する。 【構成】 集塵機1のバッグフィルタ6の内面側空間の
気圧を低くすることにより、該バッグフィルタ6の外表
面にゼオライト粉体と消石灰粉体との混合物を主成分と
する除去剤21を付着させ、該除去剤21の付着したバ
ッグフィルタ6に臭気物質、刺激物質又は粘性物質を含
んだ気体Gを通過させる。前記バッグフィルタ6の内面
側空間の気圧は300〜380mmHgとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集塵機を用いた気体中
の臭気物質、刺激物質又は粘性物質の除去方法に関し、
例えば、砂型鋳造、合成樹脂やゴムの成形、生物の解体
処理、スパイス食品の製造、化粧品の製造、煙草の喫
煙、有機溶剤系塗料の塗装、ごみの焼却、焼肉等の様々
な状況で発生する各種の臭気物質、刺激物質又は粘性物
質を含んだ燃焼ガス、臭気ガス等の気体から、これらの
物質を除去するのに適したものである。
【0002】
【従来の技術】現代社会では、鋳造工場、化学工場等の
各種工場や、塗装、焼却等を行う作業所や、あるいは身
近な焼肉屋、喫煙所等の種々の場所において、各種の臭
気物質、刺激物質又は粘性物質を含んだ様々な気体が発
生しており、多くの問題が起きている。例えば、燃焼ガ
ス、腐敗ガス等の臭気物質や、目や喉等の粘膜を刺激す
る亜硫酸ガス等の刺激物質は、労働環境を悪化させて労
働者の健康と労働意欲を損ねるだけでなく、周辺住民の
生活環境をも悪化させている。また、ミスト状に分散し
たヒューム、タール、オイル等の粘性物質は、やはり周
辺住民の生活環境を悪化させるばかりでなく、集塵機の
ろ材を早期に目詰りさせてその頻繁な交換を余儀無くし
ている。
【0003】そこで、従来より、気体中の臭気物質、刺
激物質又は粘性物質を除去する種々の方法が検討されて
おり、次の方法が知られている。 (1) 活性炭吸着法 層状に配した活性炭に、臭気物質等を含んだ気体を通
し、該活性炭の表面にこれらの物質を吸着させて除去す
る方法であり、特に臭気物質の除去効果には優れたもの
がある。 (2) 湿式法(溶液吸着法) 色々な形式があるが、例えばシャワリングによりミスト
状に分散させた水に、臭気物質等を含んだ気体を通し、
該水にこれらの物質を吸着させて除去する方法が広く行
われている。
【0004】(3) 生物分解法 微生物を担持させた土壌や無機質粒体等に、臭気物質等
を含んだ気体を通し、該微生物の有機物分解作用によ
り、これらの物質を除去する方法である。 (4) 集塵装置における粘性物質吸着法 砂又は消石灰を薄く付着させたろ材に、臭気物質等を含
んだ気体を通し、該砂又は消石灰に主として粘性物質を
吸着させる方法である(例えば、特開昭50−2485
6号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の方法
には、それぞれ次のような欠点があった。 (1) 活性炭吸着法 活性炭は価格が非常に高く、ランニングコストがかさむ
ため、普及が難しかった。また、活性炭には発火性があ
るため、処理する気体の種類や温度によっては、厳重な
注意と防火対策が必要であり、取扱性が悪かった。 (2) 湿式法(溶液吸着法) 臭気物質を十分に除去できない場合が多く、除去し切れ
なかった臭気物質が前述した環境の悪化をもたらしてい
た。また、臭気物質等を吸着した水の後処理に困ってお
り、吸着した物質によっては、薬品を加えて化学反応を
起こしてから廃棄したり、特殊な廃棄所まで運んで後処
理したりしなければならなかった。従って、取扱性やメ
ンテナンス性や後処理性が悪く、ランニングコストがか
さむ場合があった。
【0006】(3) 生物分解法 多量にかつ連続的に発生する臭気物質等を含んだ気体を
処理するには不向きであり、また、メンテナンス性が悪
かった。 (4) 集塵装置における粘性物質吸着法 砂は吸着性が低いので、臭気物質及び刺激物質について
はほとんど除去することができず、粘性物質についても
十分な除去効果が得られなかった。また、消石灰は塩基
性ゆえに中和作用があるので、刺激物質の除去効果は高
いが、臭気物質及び粘性物質の除去効果は不十分であっ
た。
【0007】上記の通り、現状では、気体中の臭気物
質、刺激物質又は粘性物質を十分にかつ低いランニング
コストで除去することができる決定的な方法が無く、特
に臭気物質については、除去対策の困難な「最後の公害
物質」といわれていた。本発明の目的は、上記課題を解
決し、種々の場所で発生する様々な気体中に含まれる各
種の臭気物質、刺激物質又は粘性物質を、同様に含まれ
る粉塵の捕集と同時に、十分に除去することができるだ
けでなく、取扱性やメンテナンス性や後処理性に優れ、
ランニングコストを低く抑えることもでき、従って普及
を図り、労働環境や生活環境を広範囲にわたって改善す
ることができる新規な除去方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の集塵機を用いた気体中の臭気物質、刺激物
質又は粘性物質の除去方法は、集塵機のろ材の片面側空
間の気圧を低くすることにより、該ろ材の他面にゼオラ
イト粉体と消石灰粉体との混合物を主成分とする除去剤
を付着させ、該除去剤の付着したろ材に臭気物質、刺激
物質又は粘性物質を含んだ気体を通過させるという手段
をとった(請求項1)。
【0009】ここで、前記ろ材の片面側空間の気圧は3
00〜380mmHgとすることが好ましい(請求項
2)。また、前記ろ材の他面に付着する除去剤の厚さは
1〜5mmとすることが好ましい(請求項3)。また、
前記気体がろ材を通過するときの速度は0.8〜3.0
m/minとすることが好ましい(請求項4)。さら
に、前記除去剤には前記ゼオライト粉体又は消石灰粉体
より平均粒子径の大きい第三粉体を加えることが好まし
い(請求項5)。この第三粉体としては、炭酸カルシウ
ム粉体、カセイソーダ粉体、消石灰粉体、水酸化カリウ
ム粉体、珪酸カルシウム粉体等を例示することができ
る。
【0010】前記除去剤をゼオライト粉体と消石灰粉体
との混合物で構成する場合、各成分の好ましい混合割合
は、処理する気体の種類によって異なり、その具体例を
次の表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】また、前記除去剤に前記第三粉体を加える
場合にも、各成分の好ましい混合割合は、処理する気体
の種類によって異なり、その具体例を次の表2に示す。
【0013】
【表2】
【0014】なお、ゼオライト粉体又は消石灰粉体の平
均粒子径は5〜60μmが好ましく、さらに好ましくは
10〜30μmである。5μm未満になると、ゼオライ
ト結晶等による物理吸着作用が難しくなって除去効率が
低下し、60μmを越えると、本発明の除去剤を例えば
バッグフィルタ等のろ材に対して層状に付着させて使用
するときに、その除去剤が十分に付着しないで落下しや
すくなるからである。また、第三粉体の平均粒子径は4
0〜80μmが好ましく、さらに好ましくは50〜60
μmである。
【0015】表1及び表2において、 (1) 「砂型粘結剤の燃焼ガス」は、鋳造用砂型に注湯す
る際に発生するベントナイト等の砂型粘結剤の燃焼ガス
であり、粘結剤が熱分解してなる臭気物質と粘性物質と
が特に多く含まれる。 (2) 「ポリウレタン樹脂の燃焼ガス」は、ポリウレタン
樹脂を成形、加熱又は焼却する際に発生する燃焼ガスで
あり、ホルムアルデヒド等の強い臭気物質及び刺激物質
と、フェノール化合物、炭化物等を主成分とするヒュー
ム状の粘性物質とが含まれる。 (3) 「塩化ビニル樹脂の燃焼ガス」は、塩化ビニル樹脂
を成形、加熱又は焼却する際に発生する燃焼ガスであ
り、上記(2) と類似の臭気物質、刺激物質及び粘性物質
が含まれる。 (4) 「ゴムの燃焼ガス」は、ゴムを成形、加熱又は焼却
する際に発生する燃焼ガスであり、上記(2) と類似の臭
気物質、刺激物質及び粘性物質が含まれる。
【0016】(5) 「生物の解体処理時の臭気ガス」は、
獣類、鳥類、昆虫類、魚類等の生物を解体処理する際に
発生する臭気ガスであり、腐敗臭等の臭気物質が特に多
く含まれる。 (6) 「練りわさび製造時の臭気ガス」には、わさび特有
の臭気物質及び刺激物質が含まれる。 (7) 「胡椒粉製造時の臭気ガス」には、胡椒特有の臭気
物質及び刺激物質が含まれる。 (8) 「化粧品製造時の臭気ガス」には、香料、溶剤等の
臭気物質、刺激物質及び粘性物質が含まれる。
【0017】(9) 「煙草の煙」は、例えば遊技場、映画
館、飲食店等において発生する多量の煙を対象とし、煙
草特有の臭気物質及び刺激物質と、タール等の粘性物質
とが含まれる。 (10)「塗装時の臭気ガス」は、特に有機溶剤を含んだ塗
料を塗装する際に発生する臭気ガスであり、シンナー、
石油の臭気物質及び刺激物質と、アクリル樹脂、エナメ
ル樹脂等の粘性物質とが含まれる。 (11)「焼却場の排気ガス」は、ごみ、産業廃棄物等を焼
却する際に発生する排気ガスであり、亜硫酸ガス、窒素
酸化物等の臭気物質及び刺激物質が特に多く含まれる。 (12)「焼肉時の臭気ガス」は、例えば焼肉店、給食工場
等において焼肉を行う際に発生する多量の臭気ガスを対
象とし、焼肉特有の臭気物質と、オイルミスト等の粘性
物質とが含まれる。
【0018】
【作用】本発明の除去方法によれば、集塵機のろ材の片
面側空間の気圧を低くすることにより、該ろ材の他面に
除去剤を付着させるので、該除去剤の付着厚さ及び密度
はろ材の全体にわたり均一になる。そして、この除去剤
の付着したろ材に処理する気体を通過させると、該気体
中に含まれていた臭気物質、刺激物質又は粘性物質粉塵
が、次に述べる除去剤の諸作用により除去されるととも
に、同様に含まれていた粉塵が、一般の集塵機と同じく
ろ材に捕集され、さらに除去剤にも捕集される。この除
去剤は前記減圧によってろ材の他面に付着するだけなの
で、その減圧を止めれば、起振機により容易に払い落と
すことができる。また、気体中の粘性物質は次に述べる
通り除去剤により除去されるので、ろ材がその粘性物質
により目詰りすることも少なくなる。
【0019】さて、次の諸作用が相補的又は相乗
的に働くことにより、気体中の臭気物質、刺激物質又は
粘性物質のいずれもが十分にかつ効率的に除去される。 ゼオライト粉体は、表面積が大きくしかも多孔性な
ので、その無数の孔に臭気物質、刺激物質又は粘性物質
を物理吸着する。また、ゼオライト粉体は未結合の価電
子を持っているので、その価電子にイオン化した臭気物
質等をイオン吸着する。さらに、ゼオライト粉体は塩基
性なので、臭気物質又は刺激物質のうちの酸性成分と中
和反応を起こし、その悪臭性又は刺激性を消失させる。
そして、消石灰粉体と比較すると、ゼオライト粉体は、
特に臭気物質の除去効果に優れている傾向がある。前記
表1及び表2中の「煙草の煙」において、ゼオライト粉
体の混合割合が高いのは、煙草の煙に含まれているのが
主として臭気物質とタール等の粘性物質だからである。
【0020】 消石灰粉体は、表面積が大きいので、
その表面に臭気物質、刺激物質又は粘性物質を物理吸着
する。また、消石灰粉体は塩基性なので、臭気物質又は
目刺激物質のうちの酸性成分と中和反応を起こし、その
悪臭性又は刺激性を消失させる。そして、ゼオライト粉
体と比較すると、消石灰粉体は前記中和作用が強いこと
から、特に刺激物質の除去効果に優れている傾向があ
る。前記表1及び表2中の「ポリウレタン樹脂の燃焼ガ
ス」「塩化ビニル樹脂の燃焼ガス」「ゴムの燃焼ガス」
において、消石灰粉体の混合割合が高いのは、これらの
気体に多量の刺激物質が含まれているからである。
【0021】 第三粉体は、ゼオライト粉体又は消石
灰粉体より平均粒子径が大きいので、これをゼオライト
粉体と消石灰粉体との混合物に加えると、本発明の除去
剤を例えばバッグフィルタ等のろ材に対して層状に付着
させて使用するときに、その除去剤の厚さを増加させる
作用があり、臭気物質、刺激物質又は粘性物質の捕集効
率が高められる。また、第三粉体も粉状で表面積が大き
いので、その表面に臭気物質等を物理吸着する。また、
第三粉体として炭酸カルシウム又はカセイソーダを使用
した場合、これらは一般にゼオライト粉体又は消石灰粉
体より平均粒子径の大きいものが市場に多く出ていて入
手が容易であるとともに、これらは塩基性なので、臭気
物質又は刺激物質のうちの酸性成分と中和反応を起こ
し、その悪臭性又は刺激性を消失させる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例について、
図1〜図3を参照して説明する。まず、本実施例で使用
する除去装置の全体概要を説明すると、本装置は、その
主要部である集塵機1と、該集塵機1に臭気物質、刺激
物質又は粘性物質を含んだ気体(以下、処理する気体と
いう。)を導く気体導入装置15と、該集塵機1に除去
剤を供給する除去剤供給装置20とから構成されてい
る。これらの詳細は次の通りである。
【0023】前記集塵機1は、バッグフィルタ式のろ過
集塵機であって、直方体容器状のハウジング2の側壁下
部には処理する気体の導入口3が設けられている。ハウ
ジング2内の上部には多数の通気孔4をもつ取付板5が
配され、該取付板5の下面にはフェルト材により有底筒
状に形成された多数のろ材としてのバッグフィルタ6が
各通気孔4に対応して吊下されている。各バッグフィル
タ6の内部はかご状のリテーナ(図示略)によって支持
され、内外圧力差により潰れないようになっている。ま
た、各バッグフィルタ6に被覆された後述する除去剤と
捕集された粉塵とは、高圧エアのジェットパルス噴射装
置を用いた起振装置(図示略)により、バッグフィルタ
6から払い落とされるようになっている。ハウジング2
の天部には電動モータ7により駆動されるファン8が取
付けられるとともに、処理された気体を静かに排出する
ための消音室9及び排気口ダクト10が設けられてい
る。また、ハウジング2の底部にはテーパ状のホッパ1
1が連設され、該ホッパ11の下端には払い落とされた
除去剤と粉塵とを取出すためのロータリバルブ12が設
けられている。
【0024】前記気体導入装置15は、処理する気体が
発生する場所の適当な位置に配されて、該気体を取込む
ための取込フード16と、該取込フード16から延設さ
れるとともに前記集塵機1の導入口3に接続された導入
ダクト17とから構成されている。
【0025】前記除去剤供給装置20は、後述する除去
剤21を貯留するためのテーパ底容器状のホッパ22を
備え、該ホッパ22の底部には除去剤21を一定量ずつ
調節して取出すためのロータリバルブ23が設けられて
いる。また、除去剤供給装置20は、ホッパ22付近に
送風機24を備え、該送風機24の吹出口から延設され
た供給ダクト25は切替ダンパ26を介して前記導入ダ
クト17の途中部に接続されている。そして、ロータリ
バルブ23の出口は供給ダクト25の途中部に接続さ
れ、取出された除去剤21が送風機24からの風中に分
散し、供給ダクト25→切替ダンパ26→導入ダクト1
7を経て集塵機1のバッグフィルタ6に供給されるよう
になっている。また、集塵機1のロータリバルブ12の
取出口からホッパ22の貯留口にかけては、未だ使用可
能な除去剤をホッパ22に循環して回収するための回収
路27が設けられている。
【0026】前記除去剤21としては、前記[課題を解
決するための手段]の項において例示した12種類の処
理する気体に応じて、ゼオライト粉体と消石灰粉体との
混合物で構成された実施例1〜12と、ゼオライト粉体
と消石灰粉体との混合物に第三粉体を加えて構成された
実施例1a〜12aとが設定された。実施例1〜12に
おける各成分の混合割合を表3に、実施例1a〜12a
における各成分の混合割合を表4に、それぞれ示す。な
お、各実施例には3〜8重量%程度の水分が自然に含ま
れる。
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】さて、本実施例の除去方法は、上記の除去
装置と除去剤21とを用いて、次のように実施される。 (1) 図1に示すように、除去剤供給装置20のホッパ2
2に新しい除去剤21を投入する。集塵機1のファン8
をONしてバッグフィルタ6の内面側空間を減圧すると
ともに、供給ダクト25の切替ダンパ26を開き、除去
剤供給装置20のロータリバルブ23と送風機24とを
ONする。ロータリバルブ23から一定量ずつ落下した
除去剤21は、送風機24からの風にダスト状に分散
し、供給ダクト25→切替ダンパ26→導入口3を経て
ハウジング2内に供給され、図3に示すように、バッグ
フィルタ6の外表面に全体的に均一な厚さ及び密度で付
着する。図3において、21aはゼオライト粉体を、2
1bは消石灰粉体を、21cは第三分体をそれぞれ表わ
している。除去剤21が所定の厚さになったときに、ロ
ータリバルブ23と送風機24とをOFFするととも
に、切替ダンパ26を閉じて、除去剤21の供給を停止
する。
【0030】ここで、除去剤21の厚さは1〜5mmが
好ましく、さらに好ましくは2〜3mmである。1m未
満にすると、除去剤21による臭気物質等の除去効果が
不十分となり、5mmを越えると、除去剤21のバッグ
フィルタ6への付着が難しくなるととともに、通過抵抗
が増え、強力なファン8が必要になるからである。な
お、除去剤21を厚さ2mm以上にしかも均一に付着さ
せるためには、本実施例に使用した集塵機1の場合、フ
ァン8により、バッグフィルタ6の内面側空間の気圧を
300〜380mmHg程度にする必要があった。
【0031】(2) 図2に示すように、集塵機1のファン
8の運転を続行することにより、処理する気体Gを、気
体導入装置15の取込フード16から取込み、導入ダク
ト17→導入口3を経てハウジング2内に導入し、図3
に示すように除去剤21が付着したバッグフィルタ6を
通過させる。その際、気体G中に含まれていた臭気物
質、刺激物質又は粘性物質は、除去剤21の各成分によ
る前記物理吸着作用、イオン吸着作用、中和作用等が相
補的又は相乗的に働くことにより、該除去剤21に吸着
されて十分に除去される。また、気体G中に含まれてい
た粉塵Dは、一般の集塵機と同じくバッグフィルタ6に
捕集されるとともに、除去剤21にも捕集される。この
ようにして浄化された正常な気体(処理された気体G)
は、通気孔4→消音室9→排気口ダクト10を経て、大
気中に放出される。
【0032】ここで、気体Gが除去剤21とバッグフィ
ルタ6を通過するときの速度(以下、ろ材通過速度とい
う。)は、0.8m〜3.0m/minが適当で、さら
に好ましくは0.8〜1.2m/minである。0.8
m/min未満にすると、除去剤21がバッグフィルタ
6の表面に付着しないで落下してしまう。また、1.2
m/minを越えると、臭気物質等の種類や濃度によっ
ては、除去剤21による物理吸着作用や中和作用が追い
付かなくなる場合があり、さらに3.0m/minを越
えると、多くの場合に臭気物質等の除去効果が不十分と
なる。なお、ろ材通過速度の範囲0.8〜1.2m/m
inを維持するためには、本実施例に使用した集塵機1
の場合、ファン8により、バッグフィルタ6の内面側空
間の気圧を常に300〜380mmHg程度に維持する
必要があった。
【0033】(3) 上記(2) の処理を所定の時間に達する
まで続けたときは、除去剤21による臭気物質等の物理
吸着作用、イオン吸着作用、中和作用等が限界に達して
飽和状態になっているので、ファン8をOFFしてバッ
グフィルタ6の内面側空間の減圧を止めるとともに、前
記起振装置(図示略)によりバッグフィルタ6を振動さ
せて、その臭気物質等を吸着した除去剤21と粉塵Dと
を払い落とし、ロータリバルブ12から排出して廃棄す
る。この除去剤21は、前記減圧によりバッグフィルタ
6の外表面に付着していただけなので、その減圧を止め
れば、容易に払い落とすことができるのである。また、
気体G中の粘性物質は除去剤21に吸着されて除去され
るので、バッグフィルタ6がその粘性物質により目詰り
することは少なくなる。
【0034】(4) 上記(2) の処理を所定の時間に達する
前に中断したときは、まだ除去剤21が飽和状態になっ
ていないので、前記起振装置(図示略)によりバッグフ
ィルタ6を振動させて、その除去剤21を払い落とし、
ロータリバルブ12から排出して、回収路27から除去
剤供給装置20のホッパ22に循環して再投入し、飽和
状態になるまで使用する。
【0035】前記実施例1〜12、実施例1a〜12a
のそれぞれについて、上記のような除去装置における使
用法を行ったところ、いずれの実施例においても、次の
表5に示すような優れた効果が得られた。また、その比
較例として、[従来の技術]の項で例示した湿式法を行
った場合の効果と、各実施例の除去剤21に代えてゼオ
ライト粉体の単体を使用して実施例と同様の処理をした
場合の効果と、同じく消石灰粉体の単体を使用して実施
例と同様の処理をした場合の場合の効果についても、そ
れぞれ表5に示した。表5において、◎は非常に優れて
いることを、○は優れていることを、△は不十分である
ことを、×は劣っていることを、それぞれ表わしてい
る。
【0036】表5から明らかなように、実施例1〜12
の除去剤は、ゼオライト粉体の作用と消石灰粉体の作用
とが相補的又は相乗的に働くため、臭気物質、刺激物質
又は粘性物質にいずれについても高い除去効果が得られ
ている。また、第三粉体を加えた実施例1a〜12a
は、実施例1〜12よりもバッグフィルタ6に厚く付着
するため、さらに臭気物質等の除去効率が高いことが確
認された。また、本実施例の粉状の除去剤は、湿式法と
比べてメンテナンスが容易であり、また、活性炭と異な
り発火性がないので、取扱も容易である。また、本実施
例の除去剤は、活性炭よりはるかに安価であり、また、
安価な消石灰を含んでいる分だけゼオライト単体の場合
よりも安価である。よってランニングコストが低く、そ
の利用分野が多岐にわたることとも相俟って普及が期待
でき、労働環境や生活環境を広範囲にわたって改善する
ことができる。
【0037】なお、本発明は前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨か
ら逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。 (1)本発明は、バッグフィルタ以外のろ材を備えた集
塵機を用いて具体化することもできる。 (2)本発明で用いる除去剤に前記粉体以外の成分、例
えば、芳香剤等を加えることもできる。
【0038】
【発明の効果】本発明の集塵機を用いた気体中の臭気物
質、刺激物質又は粘性物質の除去方法は、上記の通り構
成されているので、種々の場所で発生する様々な気体中
に含まれる各種の臭気物質、刺激物質又は粘性物質を、
同様に含まれる粉塵の捕集と同時に、十分に除去するこ
とができるだけでなく、取扱性やメンテナンス性や後処
理性に優れ、ランニングコストを低く抑えることもで
き、従って普及を図り、労働環境や生活環境を広範囲に
わたって改善することができるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施例を示し、除去剤をバ
ッグフィルタに付着させる工程の概略断面図である。
【図2】同じく処理する気体を除去剤の付着したバッグ
フィルタに通過させる工程の概略断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 集塵機 6 ろ材として
のバッグフィルタ 8 ファン 20 除去剤供給
装置 21 除去剤 21a ゼオラ
イト粉体 21b 消石灰粉体 21c 第三粉
体 G 処理する気体 D 粉塵
【表5】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 ここで、前記ろ材の片面側空間の気圧は
300〜380mmAq(水柱圧)とすることが好まし
い。また、前記ろ材の他面に付着する除去剤の厚さは1
〜5mmとすることが好ましい(請求項2)。また、前
記気体がろ材を通過するときの速度は0.8〜3.0m
/minとすることが好ましい(請求項3)。さらに、
前記除去剤には前記ゼオライト粉体又は消石灰粉体より
平均粒子径の大きい第三粉体を加えることが好ましい
請求項4)。この第三粉体としては、炭酸カルシウム
粉体、カセイソーダ粉体、消石灰粉体、水酸化カリウム
粉体、珪酸カルシウム粉体等を例示することができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 ここで、除去剤21の厚さは1〜5mm
が好ましく、さらに好ましくは2〜3mmである。1m
未満にすると、除去剤21による臭気物質等の除去効果
が不十分となり、5mmを越えると、除去剤21のバッ
グフィルタ6への付着が難しくなるととともに、通過抵
抗が増え、強力なファン8が必要になるからである。な
お、除去剤21を厚さ2mm以上にしかも均一に付着さ
せるためには、本実施例に使用した集塵機1の場合、フ
ァン8により、バッグフィルタ6の内面側空間の気圧を
300〜380mmAq(水柱圧)程度にする必要があ
った。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】 ここで、気体Gが除去剤21とバッグフ
ィルタ6を通過するときの速度(以下、ろ材通過速度と
いう。)は、0.8m〜3.0m/minが適当で、さ
らに好ましくは0.8〜1.2m/minである。0.
8m/min未満にすると、除去剤21がバッグフィル
タ6の表面に付着しないで落下してしまう。また、1.
2m/minを越えると、臭気物質等の種類や濃度によ
っては、除去剤21による物理吸着作用や中和作用が追
い付かなくなる場合があり、さらに3.0m/minを
越えると、多くの場合に臭気物質等の除去効果が不十分
となる。なお、ろ材通過速度の範囲0.8〜1.2m/
minを維持するためには、本実施例に使用した集塵機
1の場合、ファン8により、バッグフィルタ6の内面側
空間の気圧を常に300〜380mmAq(水柱圧)
度に維持する必要があった。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年3月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】表1及び表2において、 (1)「砂型粘結剤の燃焼ガス」は、鋳造用砂型に注湯
する際に発生するベントナイト等の砂型粘結剤の燃焼ガ
スであり、粘結剤が熱分解してなる臭気物質と粘性物質
とが特に多く含まれる。 (2)「ポリウレタン樹脂の燃焼ガス」は、ポリウレタ
ン樹脂を成形、加熱又は焼却する際に発生する燃焼ガス
であり、トリレンジイソシアナート(TDI)等のジイ
ソシアナートとポリオールとの高温反応時の臭気や、
ルムアルデヒド等の強い臭気物質及び刺激物質、フェ
ノール化合物、炭化物等を主成分とするヒューム状の粘
性物質が含まれる。 (3)「塩化ビニル樹脂の燃焼ガス」は、塩化ビニル樹
脂を成形、加熱又は焼却する際に発生する燃焼ガスであ
り、上記(2)と類似の臭気物質、刺激物質及び粘性物
質が含まれる。 (4)「ゴムの燃焼ガス」は、ゴムを成形、加熱又は焼
却する際に発生する燃焼ガスであり、上記(2)と類似
の臭気物質、刺激物質及び粘性物質が含まれる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塵機のろ材の片面側空間の気圧を低く
    することにより、該ろ材の他面にゼオライト粉体と消石
    灰粉体との混合物を主成分とする除去剤を付着させ、該
    除去剤の付着したろ材に臭気物質、刺激物質又は粘性物
    質を含んだ気体を通過させることを特徴とする集塵機を
    用いた気体中の臭気物質、刺激物質又は粘性物質の除去
    方法。
  2. 【請求項2】 前記ろ材の片面側空間の気圧を300〜
    380mmHgとする請求項1記載の集塵機を用いた気
    体中の臭気物質、刺激物質又は粘性物質の除去方法。
  3. 【請求項3】 前記ろ材の他面に付着する除去剤の厚さ
    を1〜5mmとする請求項1記載の集塵機を用いた気体
    中の臭気物質、刺激物質又は粘性物質の除去方法。
  4. 【請求項4】 前記気体がろ材を通過するときの速度を
    0.8〜3.0m/minとする請求項1記載の集塵機
    を用いた気体中の臭気物質、刺激物質又は粘性物質の除
    去方法。
  5. 【請求項5】 前記除去剤に前記ゼオライト粉体又は消
    石灰粉体より平均粒子径の大きい第三粉体を加える請求
    項1記載の集塵機を用いた気体中の臭気物質、刺激物質
    又は粘性物質の除去方法。
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