JPH11168412A - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

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JPH11168412A
JPH11168412A JP9335187A JP33518797A JPH11168412A JP H11168412 A JPH11168412 A JP H11168412A JP 9335187 A JP9335187 A JP 9335187A JP 33518797 A JP33518797 A JP 33518797A JP H11168412 A JPH11168412 A JP H11168412A
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JP
Japan
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filter
coefficient
signal
gain
communication control
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JP9335187A
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Inventor
Yoshinobu Morita
佳伸 森田
Yusuke Takeuchi
勇介 武内
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送特性の向上を図ることにある。 【解決手段】 線路から取り込まれた信号を増幅するた
めの受信アンプ12と、この受信アンプの利得を自動調
整するための自動利得制御回路24と、その出力信号を
ディジタル信号に変換するためのA/D変換器13と、
その出力信号を取り込んで線路のルートf特性を補正す
るための第1フィルタ21と、この第1フィルタの等化
残をキャンセルするための第2フィルタ22とが設けら
れるとき、上記第2フィルタのタップ係数と上記受信ア
ンプのゲインとに基づいて上記第1フィルタの係数を設
定するためのフィルタ係数制御部23を設けることによ
り、上記第2フィルタの係数を適正化して伝送特性の向
上を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信制御装置、さ
らにはそれにおける伝送特性の向上を図るための技術に
関し、例えばピンポン伝送用加入者線LSI(半導体集
積回路)に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】データ、FAX(ファックス)などの非
電話通信サービスの需要の増大に対応して、通信網のデ
ィジタル化、いわゆるISDN(総合サービスディジタ
ル網)を指向した計画が進められている。これらは加入
者端末相互間をディジタルリンクさせるもので、加入者
系のディジタル化が必須とされる。
【0003】既設のメタリックペアケーブルは、0.3
〜3.4KHzの音声帯域伝送を主目的としており、そ
のようなケーブルに、例えば320Kb/Sという高速
ディジタル信号を通そうとするとき、さまざまな困難が
ある。例えば線路のルートf特性(周波数特性)に起因
するディジタルパルスの波形歪み、及びブリッジタップ
(BT)と呼ばれる先端解放の分岐路によって発生する
複雑なエコーなど厳しい条件下で、誤りの無いディジタ
ル通信を行わなければならない。そのような劣化分を補
正し、元の信号を再生するため高性能の等化増幅部を加
入者線路の両端に設置する必要がある。
【0004】ルートf特性を持つ伝送路で送られてきた
信号は、2種類の信号歪みを受ける。その一つは振幅方
向の歪みであり、ピーク値が低くなることにより信号判
定が困難になる。別の信号歪みは、高周波数成分がより
大きな減衰を受けることで信号の角がとれて時間軸方向
に広がる歪みである。この広がりが前後の信号判定にま
で及ぶと大きな妨害となる。そこで、等化増幅部では、
線路の減衰特性と同じカーブを持つ利得特性を作り出し
て補償を行うことで、総合伝達特性として平坦な特性を
実現して送信信号と同じ波形を復元するようにしてい
る。
【0005】尚、等化増幅部について記載された文献の
例としては、1992年3月30日に東京電機大学出版
局から発行された「ISDN技術シリーズ、図解ISD
Nの伝送技術と信号技術(第67頁)」がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】有線通信のための伝送
線には複数の種類があり、例えばその線経をとっても
0.32mm〜0.9mmと様々である。
【0007】図8には、160KHzでの線路損失が50
dBとなる線路長の周波数特性が示される。伝送路の直
径は0.4mmと0.9mmの2種類が一例として挙げられ
ている。この特性図から明らかなように、使用線種によ
ってルートf特性が異なる。しかしながら、本願発明者
の検討によれば、従来の通信用LSIでは、補正フィル
タの設定において線路長は考慮されているものの、線径
については考慮されておらず、伝送路の直径が変更され
た場合には、適正な補正フィルタが選択されない場合が
あり、かかる場合には伝送特性が劣化して、データ誤り
率が増大するおそれがあることが見いだされた。
【0008】本発明の目的は、伝送特性の向上を図るこ
とにある。
【0009】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0011】すなわち、線路から取り込まれた信号を増
幅するための受信アンプ(12)と、この受信アンプの
利得を自動調整するための自動利得制御回路(24)
と、この自動利得制御回路の出力信号をディジタル信号
に変換するためのA/D変換器(13)と、このA/D
変換器の出力信号を取り込んで線路のルートf特性を補
正するための第1フィルタ(21)と、この第1フィル
タの等化残をキャンセルするための第2フィルタ(2
2)とを含んで通信制御装置が構成されるとき、上記第
2フィルタのタップ係数と上記受信アンプのゲインとに
基づいて上記第1フィルタの係数を設定するためのフィ
ルタ係数制御部(23)を設ける。
【0012】上記した手段によれば、上記フィルタ係数
制御部は、上記第2フィルタのタップ係数と上記受信ア
ンプのゲインとに基づいて上記第1フィルタの係数を設
定する。このことが、上記第2フィルタの係数を適正化
して伝送特性の向上を達成する。
【0013】また、上記第1フィルタの係数設定の的確
化を図るため、上記第2フィルタのタップ係数が、予め
定められた第1の値より大きいか否かの判別を行う第1
判別手段(S4)と、上記第1手段の判別結果に基づい
て上記第1フィルタの係数を変更する第1係数変更手段
(S6)と、上記第2フィルタのタップ係数が、予め定
められた第2の値より小さいか否かの判別を行う第2判
別手段(S5)と、上記第2判別手段の判別結果に基づ
いて上記第1フィルタの係数を変更する第2係数変更手
段(S7)とを含んで、上記フィルタ係数制御部を構成
することができる。
【0014】さらに、上記第2フィルタの出力信号を取
り込んで、ピンポン伝送用加入者線LSIにおける時分
割多重化処理を行うための回路(30)を含んで通信制
御装置を構成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1には、本発明にかかる通信制
御装置の全体的な構成例が示される。
【0016】この通信制御装置は、特に制限されない
が、ピンポン伝送用加入者線LSI(半導体集積回路)
とされ、公知の半導体集積回路製造技術によりシリコン
基板などの一つの半導体基板に形成される。図1に示さ
れる通信制御装置は、電話回線から時分割されたアナロ
グ信号をデジタル信号に変換するとともに、送信データ
をアナログ信号に変換して電話回線に出力するアナログ
インターフェイス回路(アナログI/F)10と、変換
されたディジタル信号を演算しフィルタ、波形整形、位
相抽出、信号識別等の信号処理をするディジタル信号処
理回路20と、時分割された受信信号を分離するととも
に、送信データを時分割多重する回路30と、端末から
のアナログ信号をデジタル信号に変換するとともに、送
信データをアナログ信号に変換して端末に出力するアナ
ログインターフェイス回路40と、送信データバースト
と受信データバーストのタイミングを制御するととも
に、上記ディジタル信号処理回路20からの位相制御情
報で各ブロックに供給するクロックを調整するバースト
制御回路50とから構成されている。
【0017】図2には、上記アナログインタフェース1
0及び上記ディジタル信号処理回路20の構成例が示さ
れる。
【0018】アナログインタフェース10は、結合器1
1、受信アンプ(AMP)12、A/D(アナログ/デ
ィジタル)変換器13、送信アンプ(AMP)14、電
圧比較器(COMP)15を含んで成る。ディジタル信
号処理回路20は、機能的には、ルートf等化フィルタ
21、判定帰還方式適応フィルタ(DEF)22、フィ
ルタ係数判定部23、AGCコントローラ24とを含ん
で成る。
【0019】電話回線から結合器11を介して入力され
た信号は、受信アンプ12で増幅された後に、後段に配
置されたA/D変換器13に入力されてA/D変換され
る。また、上記受信アンプ12の出力信号が電圧比較器
15に入力され、参照電圧Vrefと比較され、その比
較結果がAGCコントローラ24に伝達される。AGC
コントローラ24は、入力された比較結果に基づいて上
記受信アンプ12の利得を自動調整する。この自動利得
調整により、結合器11を介して電話回線から伝達され
た信号のレベル変動が緩和される。また、時分割多重分
離回路30からの出力信号は、送信信号は送信アンプ1
4で増幅されてから結合器11を介して電話回線へ送出
される。結合器11では送信信号と受信信号とが時分割
で結合される。
【0020】ディジタル信号処理回路20では、線路の
ルートf特性(周波数特性)がルートf等化フィルタ2
1により補正され、その後、判定帰還方式適応フィルタ
22により等化残がキャンセルされる。この判定帰還方
式適応フィルタ22の出力信号は、時分割多重分離処理
のため、後段の時分割多重分離回路30に入力される。
【0021】上記ルートfフィルタ21のフィルタ係数
は、フィルタ係数制御部23により、判定帰還方式適応
フィルタ22のタップ係数と、そのときの受信アンプ1
2のゲイン値に基づいて設定される。
【0022】図3には上記ディジタル信号処理回路20
の具体的な構成例が示される。
【0023】このディジタル信号処理回路20は、マイ
クロプログラム制御方式の公知のDSP(ディジタル・
シグナル・プロセッサ)とほぼ同一の構成を有してお
り、予め定められた所定のマイクロプログラムが実行さ
れることにより、図2に示されるルートfフィルタ2
1、判定帰還方式適応フィルタ22、フィルタ係数制御
部23、及びAGCコントローラ24が機能的に実現さ
れる。
【0024】すなわち、図4に示されるようなフローチ
ャートのマイクロプログラムが格納された命令ROM
(リード・オンリ・メモリ)201と、該命令ROM2
01のアドレスを発生するプログラムカウンタ等からな
るアドレス発生回路202、制御状態に応じてプログラ
ムカウンタのアドレスまたはジャンプ先アドレス、スタ
ートアドレスのいずれかを選択するためのアドレス選択
回路203、命令ROM201から読み出されたマイク
ロ命令を保持する命令レジスタ204、該マイクロ命令
をデコードして内部制御信号を形成する命令デコーダ2
05、マイクロ命令に含まれている次アドレスをデコー
ドしてジャンプ先アドレスを指定するアドレスデコーダ
206、データレジスタや乗算器、加減算や論理演算等
の演算を行う演算器、アキュムレータ等からなる演算実
行部207、演算に使用される各種係数や定数、パラメ
ータ、演算後のデータ等を記憶するRAM208等によ
り構成されている。判定回路209は、情報制御レジス
タ211内の制御情報を調べてアドレス選択回路203
のアドレスを切り換える機能を有する。
【0025】図5には、上記ディジタル信号処理回路2
0によって実現される判定帰還方式適応フィルタ(DF
E)22の構成例が示される。
【0026】ルートf等化フィルタ21の出力信号と加
算器53の出力信号との減算処理を行う減算手段51が
形成され、この減算手段51の出力から信号を識別する
ための信号判定手段52が形成される。また、C1〜C
nで示されるn個のタップ係数制御手段が形成され、こ
のタップ係数制御手段C1〜Cnによってそれぞれ制御
される係数器54−1〜54−nから出力された係数H
1〜Hnと、識別値(Z-1)との乗算処理を行う乗算手
段52−1〜52−nが形成される。n個の乗算器52
−1〜52−nの出力信号は、上記加算器53によって
加算される。
【0027】図6には上記ルートfフィルタ21の構成
例が示される。
【0028】ルートfフィルタ21は、図2に示される
A/D変換回路13からの出力信号(受信信号)と、当
該信号の一つ前の信号(Z-1)に基づいて係数器62か
ら出力されるフィルタ係数Aとを加算するとともに、そ
れに一つ前の加算出力(Z-1)に基づいて係数器63か
ら出力されるフィルタ係数Bを加算する加算器61を含
んで成る。上記フィルタ係数AはAGCゲイン設定値の
5dBの変化毎に、A1,A2,A3,…,Anのよう
に変化される。また、上記フィルタ係数BはAGCゲイ
ン設定値の5dBの変化毎に、B1,B2,B3,…,
Bnのように変化される。
【0029】動作について説明する。
【0030】電話回線によって接続される装置では、通
信開始の際に内部を受信信号処理の最適な状態に設定す
るためにトレーニングモードと呼ばれる制御が行われて
いる。このトレーニングモードは通常数十mS〜数百m
sかけて行われる。
【0031】図4には、上記ディジタル信号処理回路2
0においてトレーニング制御を実現するための演算処理
の一例が示されている。
【0032】データ通信が開始されると、電圧比較器1
5では、受信アンプ12出力信号と、参照電圧Vref
とのレベル比較が行われる。このレベル比較において、
受信アンプ12の出力信号が参照電圧Vrefより高い
場合には、AGCコントローラ24によって、上記受信
アンプ12のゲインが下げられ、逆に受信アンプ12の
出力信号が参照電圧Vrefより低い場合には、AGC
コントローラ24によって、上記受信アンプ12のゲイ
ンが上げられる。そのようにして、A/D変換器13に
入力される信号レベルが最適化される(ステップS
1)。
【0033】次に図7に示されるように、AGCゲイン
設定に、図6のルートfフィルタのフィルタ係数A,B
を対応させて、フィルタ初期値を設定する(ステップS
2)。その後320KHzのような周期の同期パルスS
Pで同期をとり、判定帰還方式適応フィルタ(DFE)
22のタップ係数のトレーニングが行われ、係数が計算
される(ステップS3)。
【0034】判定帰還方式適応フィルタ(DFE)22
の係数トレーニング終了後、1タップ目の係数H1の値
がある一定の値、例えば最大振幅の50%よりも大きい
か否かの判定が行われる(ステップS4)。この判定に
おいて、1タップ目の係数H1の値が最大振幅の50%
より大きい(Yes)と判断された場合には、フィルタ
初期設定値では不足等化であり、ルートfフィルタの係
数が一つ上の定数An+1、Bn+1に変更される(ステ
ップS6)。また、上記ステップS4の判別において、
1タップ目の係数H1の値が最大振幅の50%より小さ
い(No)と判断された場合には、今度は、1タップ目
の係数H1の値が最大振幅よりある一定の値、例えば最
大振幅の−50%よりも小さいか否かの判別が行われ
る。この判別において、1タップ目の係数H1の値が最
大振幅の−50%よりも小さい(Yes)と判断された
場合には、過等化であるから、ルートfフィルタの係数
が一つ下の定数An−1、Bn−1に変更される。また、
上記ステップS5の判別において、1タップ目の係数H
1の値が主シンボルの−50%よりも大きい(No)と
判断された場合には、それはDFE係数が適切であるた
め、フィルタ係数の変更は行われない。
【0035】上記した例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
【0036】(1)従来方式では適正なフィルタが選択
されず、フィルタ特性が不足した場合、フィルタ通過後
の波形なまりが生じ、裾が数タップまで伸びるため、短
いタップ長の判定帰還方式適応フィルタでは等化残が生
じ、データ誤りが生じやすい。一例として、直径0.4
mmのケーブルに合わせたフィルタ係数の直径0.4m
mのケーブル及び直径0.9mmのケーブルそれぞれの
応答特性が図9に示される。この例では直径0.9mm
のケーブルでは、1TS(識別タイミング)で約50%
の符号干渉があり、7TS当たりまで等化残が残る。よ
って、等化残を減らし、誤り率を低下させるためには比
較的長いタップ長の判定帰還方式適応フィルタが必要と
なる。これに対して、上記した構成では、判定帰還方式
適応フィルタ22のタップ係数と受信アンプ12のゲイ
ンとに基づいてルートf等化フィルタの係数を設定する
ことにより、伝送線路に適正なルートfフィルタが選択
されるため、波形応答を短くし、等化残も少なくするこ
とができ、データ誤り率を低減することができる。ま
た、判定帰還方式適応フィルタ長も短くすることができ
る。
【0037】(2)判定帰還方式適応フィルタ22のタ
ップ係数が、予め定められた第1の値より大きいか否か
の判別を行い、第1手段の判別結果に基づいて上記第1
フィルタの係数を変更し、上記第2フィルタのタップ係
数が、予め定められた第2の値より小さいか否かの判別
を行い、上記第2判別手段の判別結果に基づいて上記第
1フィルタの係数を変更することにより、上記ルートf
等化フィルタ21の係数設定の的確化を図ることができ
る。
【0038】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0039】例えば、図10に示されるように、不揮発
性のメモリ100を設け、このメモリ100にトレーニ
ング終了後のルートf係数値を保存するようにする。す
ると、2回目以降のトレーニングでは、メモリの値をル
ートf係数の値として使用できるため、図4に示される
演算処理においてステップS4〜S8を省略することが
でき、その分、トレーニング時間の短縮化を図ることが
できる。
【0040】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるピンポ
ン伝送用加入者線LSIに適用した場合について説明し
たが、本発明はそれに限定されるものではなく、通信制
御装置に広く適用することができる。
【0041】本発明は、少なくとも適応フィルタを備え
ることを条件に適用することができる。
【0042】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0043】すなわち、第2フィルタのタップ係数と受
信アンプのゲインとに基づいて第1フィルタの係数を設
定することにより、第2フィルタの係数を適正化するこ
とができ、それにより伝送特性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる通信制御装置の全体的な構成例
ブロック図である。
【図2】上記通信制御装置に含まれるアナログインタフ
ェース及びディジタル信号処理回路の構成例ブロック図
である。
【図3】上記ディジタル信号処理回路の具体的な構成例
ブロック図である。
【図4】上記ディジタル信号処理回路においてトレーニ
ング制御を実現するための演算処理の一例が示されてい
るフローチャートである。
【図5】上記ディジタル信号処理回路によって実現され
る判定帰還方式適応フィルタ(DFE)の構成例回路図
である。
【図6】上記ディジタル信号処理回路によって実現され
るルートfフィルタの構成例回路図である。
【図7】上記ディジタル信号処理回路におけるAGCゲ
インとルートfフィルタ係数対応例の説明図である。
【図8】通信路に使用されるケーブルのルートf特性図
である。
【図9】ルートfフィルタの特性図である。
【図10】上記ディジタル信号処理回路の別の構成例ブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 アナログインタフェース 11 結合器 12 受信アンプ 13 A/D変換器 14 送信アンプ 15 電圧比較器 20 ディジタル信号処理回路 21 ルートf等化フィルタ 22 判定帰還方式適応フィルタ 23 フィルタ係数制御部 24 AGCコントローラ 30 時分割多重分離回路 40 アナログインタフェース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線路から取り込まれた信号を増幅するた
    めの受信アンプと、上記受信アンプの利得を自動調整す
    るための自動利得制御回路と、上記自動利得制御回路の
    出力信号をディジタル信号に変換するためのA/D変換
    器と、上記A/D変換器の出力信号を取り込んで線路の
    ルートf特性を補正するための第1フィルタと、上記第
    1フィルタの等化残をキャンセルするための第2フィル
    タとを含む通信制御装置において、 上記第2フィルタのタップ係数と上記受信アンプのゲイ
    ンとに基づいて上記第1フィルタの係数を設定するため
    のフィルタ係数制御部を含むことを特徴とする通信制御
    装置。
  2. 【請求項2】 上記フィルタ係数制御部は、上記第2フ
    ィルタのタップ係数が、予め定められた第1の値より大
    きいか否かの判別を行う第1判別手段と、 上記第1手段の判別結果に基づいて上記第1フィルタの
    係数を変更する第1係数変更手段と、 上記第2フィルタのタップ係数が、予め定められた第2
    の値より小さいか否かの判別を行う第2判別手段と、 上記第2判別手段の判別結果に基づいて上記第1フィル
    タの係数を変更する第2係数変更手段と、 を含んで成る請求項1記載の通信制御装置。
  3. 【請求項3】 上記第2フィルタの出力信号を取り込ん
    で、ピンポン伝送用加入者線LSIにおける時分割多重
    化処理を行うための回路を含む請求項1又は2記載の通
    信制御装置。
JP9335187A 1997-12-05 1997-12-05 通信制御装置 Withdrawn JPH11168412A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6590467B2 (en) 2000-01-19 2003-07-08 Murata Manufacturing Co., Ltd. Nonreciprocal circuit device with wide interconductors spacing orthogonal to yoke sidewalls
JP2005354425A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Fujitsu Ltd レシーバ回路
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WO2017119061A1 (ja) * 2016-01-05 2017-07-13 株式会社日立製作所 情報装置向け受信回路及び情報装置

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