JPH11168013A - ステッピングモータ用積層鉄心 - Google Patents
ステッピングモータ用積層鉄心Info
- Publication number
- JPH11168013A JPH11168013A JP33336397A JP33336397A JPH11168013A JP H11168013 A JPH11168013 A JP H11168013A JP 33336397 A JP33336397 A JP 33336397A JP 33336397 A JP33336397 A JP 33336397A JP H11168013 A JPH11168013 A JP H11168013A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- laminated
- teeth
- stator
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型であっても分解能が高いステッピングモ
ータ用積層鉄心を得る。 【解決手段】 極歯２３の先端部に小歯２４を複数設け
た固定子積層鉄心２２と、固定子積層鉄心２２内に歯部
１３を複数形成した回転子積層鉄心１２を回転自在に設
けるステッピングモータ用積層鉄心において、固定子積
層鉄心２２の極歯２３の先端部の小歯２４の形成位置及
び回転子積層鉄心１２の歯部１３の形成位置をステッピ
ングモータの軸方向で所定積層厚単位ごとに千鳥状に変
えたステッピングモータ用積層鉄心。所定積層厚単位の
厚みは固定子積層鉄心２２と回転子積層鉄心１２で異な
らせることができる。
ータ用積層鉄心を得る。 【解決手段】 極歯２３の先端部に小歯２４を複数設け
た固定子積層鉄心２２と、固定子積層鉄心２２内に歯部
１３を複数形成した回転子積層鉄心１２を回転自在に設
けるステッピングモータ用積層鉄心において、固定子積
層鉄心２２の極歯２３の先端部の小歯２４の形成位置及
び回転子積層鉄心１２の歯部１３の形成位置をステッピ
ングモータの軸方向で所定積層厚単位ごとに千鳥状に変
えたステッピングモータ用積層鉄心。所定積層厚単位の
厚みは固定子積層鉄心２２と回転子積層鉄心１２で異な
らせることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステッピングモー
タ用積層鉄心に関する。
タ用積層鉄心に関する。
【０００２】
【従来の技術】ステッピングモータの分解能を高く、即
ちステップ角を小さくするには固定子鉄心の極歯及び回
転子鉄心の歯部を多く形成する必要がある。例えば、現
在、高分解能として製造されている２相のステッピング
モータの場合、５０分割でステップ角は１．８度であ
り、１００分割では０．９度である。５相のステッピン
グモータの場合は５０分割で０．７２度、１００分割で
０．３６度である。ところで、分解能をさらに高めるに
は、前記固定子鉄心の極歯の先端部の小歯及び回転子鉄
心の歯部をより多数形成しなければならず、それには前
記極歯の先端部の小歯及び歯部の幅や溝幅を小さくしな
ければならない。
ちステップ角を小さくするには固定子鉄心の極歯及び回
転子鉄心の歯部を多く形成する必要がある。例えば、現
在、高分解能として製造されている２相のステッピング
モータの場合、５０分割でステップ角は１．８度であ
り、１００分割では０．９度である。５相のステッピン
グモータの場合は５０分割で０．７２度、１００分割で
０．３６度である。ところで、分解能をさらに高めるに
は、前記固定子鉄心の極歯の先端部の小歯及び回転子鉄
心の歯部をより多数形成しなければならず、それには前
記極歯の先端部の小歯及び歯部の幅や溝幅を小さくしな
ければならない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】固定子鉄心片及び回転
子鉄心片はプレス金型で打抜き形成されるが、極歯の先
端部の小歯及び歯部の幅や溝幅をより小さくするには、
その打抜き用パンチは細く、幅狭くせねばならずパンチ
自体の製作が難しくなるとともに、パンチも損傷しやす
くなる。また前記極歯及びその先端部の小歯は円状固定
子鉄心片の内周に、前記歯部は円状回転子鉄心片の外周
に、それぞれ形成される物理的配置の制約から、外形が
小さいステッピングモータの分解能は、現在のプレス加
工技術では前記１００分割程度が限界である。本発明が
解決しようとする課題は、小型であっても分解能が高い
ステッピングモータ用積層鉄心を得ることである。
子鉄心片はプレス金型で打抜き形成されるが、極歯の先
端部の小歯及び歯部の幅や溝幅をより小さくするには、
その打抜き用パンチは細く、幅狭くせねばならずパンチ
自体の製作が難しくなるとともに、パンチも損傷しやす
くなる。また前記極歯及びその先端部の小歯は円状固定
子鉄心片の内周に、前記歯部は円状回転子鉄心片の外周
に、それぞれ形成される物理的配置の制約から、外形が
小さいステッピングモータの分解能は、現在のプレス加
工技術では前記１００分割程度が限界である。本発明が
解決しようとする課題は、小型であっても分解能が高い
ステッピングモータ用積層鉄心を得ることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のステッピングモータ用積層鉄心は、極歯の
先端部に小歯を複数設けた固定子積層鉄心と、前記固定
子積層鉄心内に歯部を複数形成した回転子積層鉄心を回
転自在に設けるステッピングモータ用積層鉄心におい
て、前記固定子積層鉄心の極歯の先端部の小歯の形成位
置及び前記回転子積層鉄心の歯部の形成位置をステッピ
ングモータの軸方向で所定積層厚単位ごとに千鳥状に変
えていることを特徴とする。この積層鉄心において、前
記所定積層厚単位の厚みを固定子積層鉄心と回転子積層
鉄心で異ならせたものとすることができる。
め、本発明のステッピングモータ用積層鉄心は、極歯の
先端部に小歯を複数設けた固定子積層鉄心と、前記固定
子積層鉄心内に歯部を複数形成した回転子積層鉄心を回
転自在に設けるステッピングモータ用積層鉄心におい
て、前記固定子積層鉄心の極歯の先端部の小歯の形成位
置及び前記回転子積層鉄心の歯部の形成位置をステッピ
ングモータの軸方向で所定積層厚単位ごとに千鳥状に変
えていることを特徴とする。この積層鉄心において、前
記所定積層厚単位の厚みを固定子積層鉄心と回転子積層
鉄心で異ならせたものとすることができる。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づいて具体的に説明する。図１は本発
明の実施例を示す斜視図、図２は平面図であり、図１
（ａ）は回転子、図１（ｂ）は固定子を示すものであ
る。図において、１１は回転子鉄心片、１２は回転子積
層鉄心を示すもので、本実施例では、回転子積層鉄心１
２の積層方向の１／２のところで歯部１３の位置を１／
２ピッチずらし下方の回転子積層鉄心１２ｂの歯溝３６
のところに上方の回転子積層鉄心１２ａの歯部１３が位
置するように当該回転子積層鉄心１２ａ，１２ｂをかし
め積層して組み合わせ回転子１を形成している。
に示す実施例に基づいて具体的に説明する。図１は本発
明の実施例を示す斜視図、図２は平面図であり、図１
（ａ）は回転子、図１（ｂ）は固定子を示すものであ
る。図において、１１は回転子鉄心片、１２は回転子積
層鉄心を示すもので、本実施例では、回転子積層鉄心１
２の積層方向の１／２のところで歯部１３の位置を１／
２ピッチずらし下方の回転子積層鉄心１２ｂの歯溝３６
のところに上方の回転子積層鉄心１２ａの歯部１３が位
置するように当該回転子積層鉄心１２ａ，１２ｂをかし
め積層して組み合わせ回転子１を形成している。
【０００６】また、固定子２は、固定子鉄心片２１をか
しめ積層して固定子積層鉄心２２を形成したものであ
り、図３に極歯２３の１つを示すように、極歯２３の小
歯２４を固定子積層鉄心２２の積層方向で異ならせた積
層鉄心２２ａ，２２ｂ，２２ｃをかしめ積層して組み合
わせ固定子積層鉄心２２を形成している。この実施例で
は、積層鉄心２２ａと２２ｃの厚みをそれぞれ固定子積
層鉄心２２の全体の厚みの１／４とし、中央の積層鉄心
２２ｂの厚みを１／２としている。この小歯２４の位置
をかえた固定子積層鉄心２２は、積層方向で見ると小歯
２４の形成が倍増されたことに相当する。
しめ積層して固定子積層鉄心２２を形成したものであ
り、図３に極歯２３の１つを示すように、極歯２３の小
歯２４を固定子積層鉄心２２の積層方向で異ならせた積
層鉄心２２ａ，２２ｂ，２２ｃをかしめ積層して組み合
わせ固定子積層鉄心２２を形成している。この実施例で
は、積層鉄心２２ａと２２ｃの厚みをそれぞれ固定子積
層鉄心２２の全体の厚みの１／４とし、中央の積層鉄心
２２ｂの厚みを１／２としている。この小歯２４の位置
をかえた固定子積層鉄心２２は、積層方向で見ると小歯
２４の形成が倍増されたことに相当する。
【０００７】図４は本実施例の積層鉄心の製造工程を示
すものであり、工程の順を追って説明する。 （ａ）電磁鋼板にサイドホール３１を打ち抜く。 （ｂ）軸孔３２を打ち抜く。 （ｃ）かしめ部３３を形成する。 （ｄ）回転子鉄心片１１を打ち抜く。 （ｅ）固定子鉄心片のスロット３４を打ち抜く。 （ｆ）かしめ部３５を形成する。 （ｇ）固定子鉄心片の極歯部の小歯２４を形成する。 （ｈ）固定子鉄心片２１を打ち抜く。
すものであり、工程の順を追って説明する。 （ａ）電磁鋼板にサイドホール３１を打ち抜く。 （ｂ）軸孔３２を打ち抜く。 （ｃ）かしめ部３３を形成する。 （ｄ）回転子鉄心片１１を打ち抜く。 （ｅ）固定子鉄心片のスロット３４を打ち抜く。 （ｆ）かしめ部３５を形成する。 （ｇ）固定子鉄心片の極歯部の小歯２４を形成する。 （ｈ）固定子鉄心片２１を打ち抜く。
【０００８】本発明においては、（ｄ）の回転子鉄心片
１１を打ち抜く工程で、所定枚数毎に、歯部１３のピッ
チをずらした回転子の打ち抜き型（図示せず）と交換
し、順に回転子鉄心片１１をかしめ積層したときに、図
１（ａ）に示す回転子１が製造される。また、（ｇ）の
固定子鉄心片の極歯部の小歯２４を形成する工程で、所
定枚数毎に、小歯２４のピッチをずらした固定子の打ち
抜き型（図示せず）と交換し、順に固定子鉄心片２１を
かしめ積層したときに、図３に示す固定子２が製造され
る。
１１を打ち抜く工程で、所定枚数毎に、歯部１３のピッ
チをずらした回転子の打ち抜き型（図示せず）と交換
し、順に回転子鉄心片１１をかしめ積層したときに、図
１（ａ）に示す回転子１が製造される。また、（ｇ）の
固定子鉄心片の極歯部の小歯２４を形成する工程で、所
定枚数毎に、小歯２４のピッチをずらした固定子の打ち
抜き型（図示せず）と交換し、順に固定子鉄心片２１を
かしめ積層したときに、図３に示す固定子２が製造され
る。
【０００９】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、固定
子積層鉄心の極歯の先端部の小歯及び回転子積層鉄心の
歯部が、積厚方法で所定積層厚単位で形成位置を千鳥状
に変えているので、当該固定子積層鉄心は極歯の先端部
の小歯が、回転子積層鉄心は歯部がそれぞれ積層方向で
千鳥状にした分固定子積層鉄心、及び回転子積層鉄心の
径を大きくすることなく多数形成され、分解能が高ま
る。この作用効果は固定子積層鉄心及び回転子積層鉄心
が小径即ち小型という物理的制約があっても達成され
る。
子積層鉄心の極歯の先端部の小歯及び回転子積層鉄心の
歯部が、積厚方法で所定積層厚単位で形成位置を千鳥状
に変えているので、当該固定子積層鉄心は極歯の先端部
の小歯が、回転子積層鉄心は歯部がそれぞれ積層方向で
千鳥状にした分固定子積層鉄心、及び回転子積層鉄心の
径を大きくすることなく多数形成され、分解能が高ま
る。この作用効果は固定子積層鉄心及び回転子積層鉄心
が小径即ち小型という物理的制約があっても達成され
る。
【図１】 本発明の実施例を示す斜視図であり、（ａ）
は回転子、（ｂ）は固定子を示すものである。
は回転子、（ｂ）は固定子を示すものである。
【図２】 本発明の実施例を示す平面図である。
【図３】 本発明の実施例における固定子積層鉄心の極
歯部を一部拡大して示す斜視図である。
歯部を一部拡大して示す斜視図である。
【図４】 本実施例の積層鉄心の製造工程を示す説明図
である。
である。
１ 回転子、１１ 回転子鉄心片、１２，１２ａ，１２
ｂ 回転子積層鉄心、１３ 歯部、２ 固定子、２１
固定子鉄心片、２２，２２ａ，２２ｂ，２２ｃ固定子積
層鉄心、２３ 極歯、２４ 小歯、３１ サイドホー
ル、３２ 軸孔、３３ かしめ部、３４ スロット、３
５ かしめ部
ｂ 回転子積層鉄心、１３ 歯部、２ 固定子、２１
固定子鉄心片、２２，２２ａ，２２ｂ，２２ｃ固定子積
層鉄心、２３ 極歯、２４ 小歯、３１ サイドホー
ル、３２ 軸孔、３３ かしめ部、３４ スロット、３
５ かしめ部
Claims (2)
- 【請求項１】 極歯の先端部に小歯を複数設けた固定子
積層鉄心と、前記固定子積層鉄心内に歯部を複数形成し
た回転子積層鉄心を回転自在に設けるステッピングモー
タ用積層鉄心において、 前記固定子積層鉄心の極歯の先端部の小歯の形成位置及
び前記回転子積層鉄心の歯部の形成位置をステッピング
モータの軸方向で所定積層厚単位ごとに千鳥状に変えて
いることを特徴とするステッピングモータ用積層鉄心。 - 【請求項２】 前記所定積層厚単位の厚みを固定子積層
鉄心と回転子積層鉄心で異ならせていることを特徴とす
る請求頂１記載のステッピングモータ用積層鉄心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33336397A JPH11168013A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | ステッピングモータ用積層鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33336397A JPH11168013A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | ステッピングモータ用積層鉄心 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11168013A true JPH11168013A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18265275
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33336397A Pending JPH11168013A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | ステッピングモータ用積層鉄心 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11168013A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008141859A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Oriental Motor Co Ltd | モータの積層鉄心構造 |
-
1997
- 1997-12-03 JP JP33336397A patent/JPH11168013A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008141859A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Oriental Motor Co Ltd | モータの積層鉄心構造 |
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