JPH11167721A - 光ディスク記録装置 - Google Patents

光ディスク記録装置

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JPH11167721A
JPH11167721A JP9334259A JP33425997A JPH11167721A JP H11167721 A JPH11167721 A JP H11167721A JP 9334259 A JP9334259 A JP 9334259A JP 33425997 A JP33425997 A JP 33425997A JP H11167721 A JPH11167721 A JP H11167721A
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recording
disk
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data
optical disk
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JP9334259A
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Kenji Nakamura
健次 中村
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からの機械的な衝撃などによってディス
クの記録済み領域へ光が誤照射された場合であっても、
記録済みデータの誤消去を防止できるようにする。 【解決手段】 ディスク13にレーザビームを照射する
ことによりデータを記録する記録手段3と、この記録手
段3への振動を監視することにより記録手段3の異常を
検出する異常検出手段4とを備え、この記録手段3の異
常が検出された場合にはレーザダイオード32からディ
スク13へのレーザビームの出射が緊急停止されるよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、映像や音声情報
をディスクに記録するカメラ一体型、可搬型及び携帯用
のディスク記録装置などに適用して好適な光ディスク記
録装置に関する。詳しくは、ディスクに光線を照射して
データを記録しているときに、外部からの機械的な衝撃
などによって記録手段の異常が検出された場合には、そ
の光線の出力を制限し、ディスクの記録済み領域へ光線
が誤照射された場合でも、記録済みデータの誤消去を防
止できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラ一体型の記録装置として
は、カセットテープを用いたいわゆるVTR(Video
Tape Recoder)が使用される場合が多い。近頃では、
使い勝手の良さから、同心円状またはスパイラル状のト
ラックを有する光学ディスクにデジタル信号を光学情報
として記録する光ディスク記録装置が普及しつつある。
【0003】この種のディスク記録装置においては、ス
ピンドルモータによって光学ディスクが一定の線速度ま
たは角速度で回転しながら、送りモータによってディス
クの径方向に光学ピックアップが移動され、所定パワー
のレーザービームがトラックに沿って照射される。これ
により、追記型や消去・再書き込み可能な光学ディスク
にデータを記録することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来方
式のディスク記録装置によれば、VTRに比べて振動に
弱く、特に、外部からの機械的な衝撃などによって光学
ディスクの記録済み領域に、書き込みパワーを有したレ
ーザービームがそのまま照射されてしまうことがある。
従って、そのレーザービームによって記録済み領域の記
録媒体が熱変形するなどして、記録済みデータが誤って
消去されてしまうという問題がある。
【0005】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、データ記録中に、外部からの
機械的な衝撃などによって、ディスクの記録済み領域に
光線が誤照射された場合でも、記録済みデータの誤消去
を防止できるようにした光ディスク記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、ディス
クに光線を照射してデータを記録する記録手段と、この
記録手段への振動を監視することにより異常を検出する
異常検出手段とを備え、この異常検出手段によって異常
が検出された場合は記録手段からディスクへ照射される
光線の出力を制限するようになされたことを特徴とする
光ディスク記録装置によって解決される。
【0007】本発明によれば、データ記録中に、記録手
段への振動などによってその異常が検出された場合に、
この記録手段からディスクへ照射される光線の出力が制
限されるようにしたものである。
【0008】従って、外部からの機械的な衝撃などによ
って記録手段の異常が検出されると、記録手段からの光
線の出力を断つなどの制限が施されるので、ディスクの
記録済み領域へ光線が誤照射された場合であっても、そ
の光線のパワーダウンによって記録済み領域の熱変形が
抑えられる。これにより、ディスクの記録済みデータの
誤消去を防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る光ディス
ク記録装置の一実施の形態について、図面を参照しなが
ら説明をする。
【0010】(1)第1の実施形態 図1は第1の実施形態としての光ディスク記録装置10
0の構成例を示すブロック図である。この実施形態では
ディスクに光線を照射してデータを記録している際に、
外部からの機械的な衝撃などによって記録異常が検出さ
れた場合は、記録手段からの光線の出力を制限すること
により、ディスクの記録済み領域へ光線が誤照射された
場合であっても、記録済みデータの誤消去を防止できる
ようにしたものである。
【0011】この光ディスク記録装置100には図1に
示すカメラブロック1が設けられ、被写体による映像や
音声信号S1が取得される。カメラブロック1の出力段
には画像処理手段2が接続される。画像処理手段2で
は、カメラブロック1に接続されたA/D変換器21に
よって、映像や音声信号S1をアナログ・デジタル変換
した後の映像音声データD1が出力される。A/D変換
器21の出力段にはメモリ23を有したデータ圧縮回路
22が接続され、映像音声データD1を圧縮した後の圧
縮データD2がメモリ23に一次格納される。
【0012】また、データ圧縮回路22の出力段にはエ
ラーコード付加回路24が接続され、メモリ23から読
み出された圧縮データD2にエラーコードが付加され
る。エラーコード付加回路24の出力段にはデジタル変
調回路25が接続され、エラーコードを付加した圧縮デ
ータD2が二値のデジタル信号に変調される。デジタル
変調回路25の出力段には記録手段3が接続され、例え
ば、追記型(1回書き込み型)のディスク13に光線と
してのレーザビームを照射することによりデータが記録
される。このときディスク13はスピンドルモータ9に
よって一定の線速度または角速度で回転する。
【0013】この記録手段3では、デジタル変調回路2
5の出力段に接続されたレーザドライブ回路31によっ
て、デジタル変調信号S2が増幅される。レーザドライ
ブ回路31の出力段にはレーザダイオード(LD)32
が接続され、レーザ駆動電流ILがオン・オフされるこ
とで、照射・非照射を繰り返すレーザービームが発生さ
れる。このレーザビームによりディスク13にデータが
記録される。追記型の場合は、記録材料の種類と、トラ
ックに照射されたレーザビームによる熱変化によって穴
開け型、バブル型、相変化型又は合金化型のディスク1
3になる。
【0014】このレーザダイオード32には、記録動作
を安定化するために、光学系を介在してフォトダイオー
ド(PD)33が設けられ、レーザ光強度にほぼ比例し
たレーザ光検出電流Sdが検出される。フォトダイオー
ド33の出力段には電流電圧変換回路(I/V)34が
接続され、レーザ光検出電流Sdを電圧に変換した後の
レーザ光検出電圧Vdが出力される。電流電圧変換回路
34の出力段にはローパスフィルタ35が接続され、レ
ーザ光検出電圧Vdからノイズ成分が除去される。
【0015】また、ローパスフィルタ35の出力段には
差動アンプ36が接続され、予め設定された基準電圧V
REFと、レーザ光検出電圧Vdとが比較され、この比較
結果である誤差電圧Vgがレーザドライブ回路31に出
力される。このレーザドライブ回路31では誤差電圧V
gに基づいて増幅度が増減されるので、レーザ駆動電流
ILの大きさを一定に制御することができる。
【0016】つまり、レーザドライブ回路31、レーザ
ダイオード32、フォトダイオード33、電流電圧変換
回路34、ローパスフィルタ35及び差動アンプ36は
負帰還ループを構成しており、レーザダイオード32の
温度変化及び経時変化によるレーザ光強度の変化を矯正
し、常に、最適なレーザ光強度でデータを記録できるよ
うになされている。
【0017】更に、差動アンプ36の入力端子(+)に
はレーザ緊急停止用の2回路1選択方式のスイッチ6が
接続され、記録手段3の異常検出時に差動アンプ36が
オフ制御される。例えば、スイッチ6の中性点nは差動
アンプ36の入力端子(+)に接続され、その接点aは
システムコントローラ7によって制御される基準電圧発
生回路8に接続され、その接点bは接地線GNDに接続
される。
【0018】この基準電圧発生回路8は3回路1選択方
式のスイッチ8A及び抵抗分割回路8Bを有している。
抵抗分割回路8Bは電源線+Vと接地線GNDとの間に
おいて、3つの抵抗R1,R2及びR3が直列に接続さ
れ、図1に示す2つの接続点p1,p2を有している。
スイッチ8Aの接点aは抵抗分割回路8Bの接続点p1
に接続され、その接点bはその接続点p2に接続され、
その接点cは接地線GNDにそれぞれ接続される。
【0019】この例では差動アンプ36の入力端子
(+)に印加する基準電圧VREFをシステムコントロー
ラ7を通じて書き込み、読み出し又は停止の各モードで
切り替えられる。この切り替えにより、レーザドライブ
回路31の動作が設定され、各々のモードでレーザ光強
度が最適値になるようになされている。基準電圧VREF
としては書き込み、読み出し又は停止の各モードに従っ
て、電源電圧+Vを抵抗R1、R2及びR3で分圧した
電圧Vw,Vr,Voffの中から選択される。
【0020】これまでの構成はレーザ緊急停止用のスイ
ッチ6を除いて従来方式のレーザ駆動電流ILを制御す
るAPC(Autmatic Power Control)回路と同じで
ある。
【0021】この実施形態ではデータの読み出し系に異
常検出手段4が設けられ、少なくとも、記録手段3への
振動を監視することにより記録手段3の異常を検出する
ようになされたものである。そして、異常検出手段4に
よって異常が検出された場合は、上述のレーザ緊急停止
用のスイッチ6をオフすることにより、レーザダイオー
ド32からディスク13へ出射されるレーザビームの緊
急停止するようになされたものである。
【0022】異常検出手段4では、レーザダイオード3
2に対する特定位置に、データ読み出し系のフォトダイ
オード(PD)41が取付けられ、ディスク13からの
反射光(戻り光)を検出した後の光検出信号SDが出力
される。このフォトダイオード41や、記録手段3のレ
ーザダイオード32及びフォトダイオード33は光学ピ
ックアップとも呼ばれ、送りモータ10によってディス
ク13の径方向に移動可能となっている。
【0023】フォトダイオード41の出力段には電流電
圧変換回路(I/V)42が接続され、反射光の強度に
比例した光検出電流SDを電圧に変換した後の光検出電
圧VDが出力される。電流電圧変換回路42の出力段に
は映像音声復調回路5及びサーボ回路43が接続され
る。映像音声復調回路5では光検出電圧VDが復調され
て映像音声信号Soutが出力される。
【0024】サーボ回路43はトラッキング誤差検出回
路43A及びローパスフィルタ43Bを有しており、ス
ピンドルモータ9及び送りモータ10を制御すると共
に、記録手段3の異常を検出する。トラッキング誤差検
出回路43Aでは外部から記録手段3に機械的な衝撃な
どが与えられた場合に、光検出電圧VDからトラッキン
グ誤差電圧Vεが検出される。従って、ディスク13か
らの戻り光をフォトダイオード41、電流電圧変換回路
42及びトラッキング誤差検出回路43Aによって監視
することにより、記録手段3への機械的な衝撃を検出す
ることができる。
【0025】また、図1に示すトラッキング誤差検出回
路43Aの出力段には2台のコンパレータ44及び45
が接続される。一方のコンパレータ44ではトラッキン
グ誤差電圧Vεが基準電圧V1よりも高い場合に、ハイ
・レベルが出力される。他方のコンパレータ45ではト
ラッキング誤差電圧Vεが基準電圧V2よりも低い場合
に、ハイ・レベルが出力される。この基準電圧V1,V
2は電源電圧+Vを可変抵抗器VR1及びVR2により
調整して発生させる。
【0026】コンパレータ44及び45の出力段には二
入力OR回路46が接続され、コンパレータ44及び4
5の出力の論理和である緊急停止信号S3が出力され
る。この例では記録手段3に機械的な衝撃などが与えら
れた場合に、コンパレータ44の出力がハイ・レベル
で、コンパレータ45の出力がロー・レベルになる。
【0027】二入力OR回路46の出力段にはレーザ緊
急停止用のスイッチ6及びシステムコントローラ7が接
続され、スイッチ6では緊急停止信号S3に基づいて記
録手段3のAPC動作が停止される。システムコントロ
ーラ7では緊急停止信号S3に基づいてリセット処理が
なされる。
【0028】次に、図2を参照しながら、光ディスク記
録装置100の異常検出時の動作について説明をする。
【0029】例えば、光ディスク記録装置100ではカ
メラブロック1によって被写体の映像や音声が取得さ
れ、画像処理回路2によって映像音声信号S1が信号処
理され、ディスク13がスピンドルモータ9によって一
定の線速度または角速度で回転する。そして、ディスク
13の径方向に光学ピックアップが移動されると共に、
所定のパワーでレーザービームがトラックに沿って照射
される。この状態でデータが記録される。このデータ記
録中に、外部から記録手段3に機械的な衝撃などが与え
られた場合を想定する。
【0030】この本体装置が揺れるような機械的な衝撃
が記録手段3などに与えられると、図2Aに示すトラッ
キング誤差電圧Vεがトラッキング誤差検出回路43A
によって検出される。この誤差電圧Vεがコンパレータ
44及び45に出力されると、一方のコンパレータ44
からハイ・レベルが出力され、他方のコンパレータ45
からロー・レベルが出力される。
【0031】従って、二入力OR回路46からレーザ緊
急停止用スイッチ6及びシステムコントローラ7に、図
2Bに示すハイ・レベルの緊急停止信号S3が出力され
る。この信号S3を入力したスイッチ6では接点bが選
択されるので、差動アンプ36の入力端子(+)が接地
線GNDに接続される。これにより、緊急停止信号S3
に基づいて記録手段3のAPC動作を停止させることが
できるので、レーザダイオード32の出射を緊急停止さ
せることができる。
【0032】また、システムコントローラ7では緊急停
止信号S3に基づいてリセット処理が行われ、記録手段
3のAPC動作が立ち上げられる。例えば、レーザ駆動
電流ILが停止された期間である電流停止期間T1の後
に、システムコントローラ7から基準電圧発生回路8へ
図2Cに示す立ち上げ制御信号S4が出力される。この
制御信号S4を入力した基準電圧発生回路8では基準電
圧Vwが選択されるので、図2Dに示す立ち上げ期間T
2で記録手段3のAPC動作が立ち上がる。その後、立
ち上げ制御信号S3が立ち下がると共に、ディスク13
へのデータの記録動作が再開される。この例では電流停
止期間T1と立ち上げ期間T2とを加算した期間を以
後、記録停止期間と呼ぶ。
【0033】このように第1の実施形態によれば、デー
タ記録中に、記録手段3の異常が検出されると、レーザ
ダイオード32からディスク13へのレーザビームの出
射が緊急停止されるので、ディスク13の記録済み領域
へレーザビームが誤照射された場合であっても、記録済
みデータの誤消去を防止できる。
【0034】なお、サーボ回路43においてトラッキン
グ誤差検出回路43Aの出力段にはローパスフィルタ4
3Bが接続され、トラッキング誤差電圧Vεからノイズ
成分が除去される。また、ローパスフィルタ43Bの出
力段にはトラッキングドライブ回路11が接続され、ト
ラッキング誤差電圧Vεが増幅された後にトラッキング
コイル12に流れる電流が制御される。この制御によっ
て、光学ピックアップのトラッキング誤差を補正するこ
とができる。
【0035】更に、この実施形態では記録手段3の異常
による記録停止期間T1+T2のデータが、記録再開時
に、メモリ23から読み出され、ディスク13に記録す
るようになされたものである。これにより、記録停止期
間のデータを欠落することなくディスク13に記録する
ことができる。
【0036】この際に、異常検出前のデータ書き込み速
度(転送レート)Aを、例えば40Mbit/sとした
とき、その書き込み速度Aの2(n)倍の書き込み速度
B=80Mbit/sで記録停止期間のデータをディス
ク13に高速記録してもよい。この高速記録によって、
記録停止期間によるデータ記録の遅れを取り戻すことが
できる。
【0037】(2)第2の実施形態 図3は第2の実施形態としての光ディスク記録装置20
0の構成例を示すブロック図である。この実施形態では
本体装置に異常検出手段14が設けられ、本体装置の加
速度を監視することにより記録手段3への振動を検出す
るようになされたものである。第1の実施形態と同じ記
号及び同じ名称のものは同じ機能を有するためその説明
を省略する。
【0038】この光ディスク記録装置200の異常検出
手段14には図3に示す加速度センサ47が設けられ、
本体装置の加速度が監視される。例えば、機械的な衝撃
が記録手段3などに与えられると、加速度センサ47に
よって振動検出電圧Vbが検出される。この振動検出電
圧Vbがコンパレータ44及び45に出力されると、一
方のコンパレータ44からハイ・レベルが出力され、他
方のコンパレータ45からロー・レベルが出力される。
【0039】従って、二入力OR回路46からレーザ緊
急停止用スイッチ6及びシステムコントローラ7に、ハ
イ・レベルの緊急停止信号S3が出力される。この信号
S3を入力したスイッチ6では接点bが選択されるの
で、差動アンプ36の入力端子(+)が接地線GNDに
接続される。これにより、緊急停止信号S2に基づいて
記録手段3のAPC動作を停止させることができるの
で、レーザダイオード32の出射を緊急停止させること
ができる。
【0040】このように第2の実施形態によれば、デー
タ記録中に、記録手段3の異常が加速度センサ47によ
って検出されると、レーザダイオード32からディスク
13へのレーザビームの出射が緊急停止されるので、デ
ィスク13の記録済み領域へレーザビームが誤照射され
た場合であっても、第1の実施形態と同様に記録済みデ
ータの誤消去を防止できる。
【0041】(3)第3の実施形態 図4は第3の実施形態としての光ディスク記録装置30
0の構成例を示すブロック図である。
【0042】この実施形態では記録手段30に磁気ヘッ
ド38が設けられ、記録手段30の異常が検出された場
合に、レーザダイオード32からディスクに照射される
レーザビームの出力が制限されるようにしたものであ
る。第1の実施形態と同じ記号及び同じ名称のものは同
じ機能を有するためその説明を省略する。
【0043】この光ディスク記録装置300の記録手段
30には図4に示す磁気ヘッド38が取付けられ、ディ
スクとしての消去・再書き込み可能なミニ・ディスク
(MD)15にレーザビームを照射しながら、データが
記録される。例えば、一方で、カメラブロック1によっ
て被写体の映像や音声が取得され、画像処理回路2によ
って映像音声信号S1が信号処理されると、この画像処
理回路2によるデジタル変調信号S2が増幅された後に
磁気ヘッド38に出力される。
【0044】他方で、ミニ・ディスク13がスピンドル
モータ9によって一定の線速度または角速度で回転しな
がら、光学ピックアップがミニ・ディスク15の径方向
に移動され、しかも、所定パワーのレーザービームがミ
ニ・ディスク15の裏側からトラックに沿って照射され
る。
【0045】この例ではレーザドライブ回路31がサー
ボ回路43に接続され、レーザ駆動制御信号S5に基づ
いて、ミニ・ディスク15のトラックが瞬間的にピンポ
イントで暖められる。このときレーザビームは図示しな
い対物レンズを介してミニ・ディスク15のトラックに
照射される。この照射によって、ミニ・ディスク15は
磁性体としての性質が失われるキューリー温度(180
゜程度)まで暖められる。そして、ミニ・ディスク15
が磁性体としてニュートラルな状態となったとき、反対
側から記録ヘッド38で磁場が与えられる。そして、ミ
ニ・ディスク15がキューリー温度以下に冷えると、磁
性体としての性質をとりもどす。このように磁気ヘッド
38とレーザダイオード32とでミニ・ディスク15を
上下から挟んだ状態でデータが記録される。
【0046】従って、機械的な衝撃が記録手段30など
に与えられると、上述した異常検出手段4又は14など
によって記録手段30に異常が検出され、この異常検出
によるハイ・レベルの緊急停止信号S3をレーザ緊急停
止用スイッチ6及びシステムコントローラ7に出力する
ことができる。この緊急停止信号S3に基づいて記録手
段30のAPC動作を停止させることができるので、レ
ーザダイオード32の出射を緊急停止させることができ
る。
【0047】このように第3の実施形態によれば、記録
手段30に磁気ヘッド38が設けられ、データ記録中
に、その記録手段30の異常が検出されると、レーザダ
イオード32からミニ・ディスク15へのレーザビーム
の出射が緊急停止されるので、ミニ・ディスク15の記
録済み領域へレーザビームが誤照射された場合であって
も、その記録済みデータの誤消去を防止できる。
【0048】上述した各実施の形態では、異常検出時
に、いずれの場合にもレーザダイオード32の出射を緊
急停止する場合について説明したが、これに限定される
ことはなく、例えば、レーザダイオード32の出力をデ
ータの読み出しレベルに下げるような制御を行ってもよ
い。この場合には、システムコントローラ7によって基
準電圧Vwから基準電圧Vrに切り替えるようにすれば
よい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ディス
ク記録装置によれば、データ記録中に、記録手段への振
動などによってその異常が検出された場合に、この記録
手段からディスクへ照射される光線の出力が制限される
ようにしたものである。
【0050】この構成によって、外部からの機械的な振
動により、記録手段の異常が検出されると、記録手段か
らの光線の出力が断たれるなどの制限が施されるので、
ディスクの記録済み領域へ光線が誤照射された場合であ
っても、その記録済みデータの誤消去を防止できる。
【0051】従って、この発明は映像や音声情報をディ
スクに記録するカメラ一体型、可搬型又は車載用のディ
スク記録装置などに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態としての光ディスク記録装置1
00の構成を示すブロック図である。
【図2】光ディスク記録装置100の異常検出時の動作
タイムチャートである。
【図3】第2の実施形態としての光ディスク記録装置2
00の構成を示すブロック図である。
【図4】第3の実施形態としての光ディスク記録装置3
00の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・カメラブロック、2・・・画像処理手段、3,
30・・・記録手段、4,14・・・異常検出手段、6
・・・レーザ緊急停止用のスイッチ、7・・・システム
コントローラ、8・・・基準電圧発生回路、32・・・
レーザダイオード、38・・・磁気ヘッド、43・・・
サーボ回路、100,200,300・・・光ディスク
記録装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクに光線を照射してデータを記録
    する記録手段と、 少なくとも、前記記録手段への振動を監視することによ
    り異常を検出する異常検出手段とを備え、 前記記録手段の異常が検出された場合には前記記録手段
    からディスクへ照射される光線の出力を制限するように
    なされたことを特徴とする光ディスク記録装置。
  2. 【請求項2】 前記異常検出手段は、 前記ディスクからの戻り光を監視することにより前記記
    録手段への振動を検出するようになされたことを特徴と
    する請求項1記載の光ディスク記録装置。
  3. 【請求項3】 前記異常検出手段が本体装置に設けられ
    る場合であって、 前記異常検出手段は、 前記本体装置の加速度を監視することにより前記記録手
    段への振動を検出するようになされたことを特徴とする
    請求項1記載の光ディスク記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段の異常が検出される場合で
    あって、 前記記録手段に転送されるデータを予め蓄えるメモリが
    設けられ、 少なくとも、前記記録手段の異常による記録停止期間の
    データを、記録再開時に、前記メモリから読み出して前
    記ディスクに記録するようになされたことを特徴とする
    請求項1記載の光ディスク記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録停止期間のデータが前記ディス
    クに書き込まれる場合であって、 異常検出前の書き込み速度をAとしたとき、 少なくとも、前記書き込み速度Aのn倍の書き込み速度
    Bで前記記録停止期間のデータを前記ディスクに書き込
    むようになされたことを特徴とする請求項4記載の光デ
    ィスク記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段の異常が検出される場合で
    あって、 前記記録手段に磁気ヘッドが取付けられ、 ディスクに光線を照射しながら前記磁気ヘッドによりデ
    ータを記録する場合において、 前記記録手段の異常が検出された場合には前記記録手段
    からディスクに照射される光線の出力を制限するように
    なされたことを特徴とする請求項1記載の光ディスク記
    録装置。
JP9334259A 1997-12-04 1997-12-04 光ディスク記録装置 Pending JPH11167721A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9334259A JPH11167721A (ja) 1997-12-04 1997-12-04 光ディスク記録装置

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JP9334259A JPH11167721A (ja) 1997-12-04 1997-12-04 光ディスク記録装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7196990B2 (en) 2001-09-12 2007-03-27 Ricoh Company, Ltd. Information recording scheme for preventing recording failure resulting from impact or vibration
US7548498B2 (en) 2001-10-30 2009-06-16 Ricoh Company, Ltd. Optical disk unit capable of reading out data normally and continuously after suspension of data writing
US8027239B2 (en) 2007-10-04 2011-09-27 Sony Corporation Data recording and reproducing device, camera device, and data recording and reproducing method

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