JPH1116757A - 鉄心クランプ装置 - Google Patents
鉄心クランプ装置Info
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- JPH1116757A JPH1116757A JP17023997A JP17023997A JPH1116757A JP H1116757 A JPH1116757 A JP H1116757A JP 17023997 A JP17023997 A JP 17023997A JP 17023997 A JP17023997 A JP 17023997A JP H1116757 A JPH1116757 A JP H1116757A
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- core
- clamp
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Abstract
(57)【要約】
【課題】鉄心の反転作業にかかる負担および時間を削減
するとともに、正確な反転作業を行う。 【解決手段】複数種の板幅を有する薄い電磁鋼板をそれ
ぞれ多数、最大幅から最小幅の順に積み重ねた変圧器用
鉄心3をクレーン吊下げ方式の反転装置により反転させ
るに際し、鉄心3をクランプする鉄心クランプ装置10
であって、鉄心3を積載可能に支持する積載枠組み部1
1と、この積載枠組み部11に取り付けられ鉄心3の積
層方向に鉄心3を所定の圧力でクランプするクランプ部
30とを備えた。
するとともに、正確な反転作業を行う。 【解決手段】複数種の板幅を有する薄い電磁鋼板をそれ
ぞれ多数、最大幅から最小幅の順に積み重ねた変圧器用
鉄心3をクレーン吊下げ方式の反転装置により反転させ
るに際し、鉄心3をクランプする鉄心クランプ装置10
であって、鉄心3を積載可能に支持する積載枠組み部1
1と、この積載枠組み部11に取り付けられ鉄心3の積
層方向に鉄心3を所定の圧力でクランプするクランプ部
30とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄い電磁鋼板を多
数積み重ねて構成した変圧器用鉄心を反転させるに際
し、その変圧器用鉄心をクランプするために用いられる
鉄心クランプ装置に関する。
数積み重ねて構成した変圧器用鉄心を反転させるに際
し、その変圧器用鉄心をクランプするために用いられる
鉄心クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、変圧器の鉄心は、図8(A),
(B)に示すように構成されている。図8(A),
(B)に示すように、変圧器用鉄心1は、図示しないコ
イルが挿入され励磁される複数のレグ鉄心2,2と、こ
れらレグ鉄心2,2間を上,下部で接合して磁気回路を
形成する上部ヨーク鉄心3,下部ヨーク鉄心4とから構
成されている。
(B)に示すように構成されている。図8(A),
(B)に示すように、変圧器用鉄心1は、図示しないコ
イルが挿入され励磁される複数のレグ鉄心2,2と、こ
れらレグ鉄心2,2間を上,下部で接合して磁気回路を
形成する上部ヨーク鉄心3,下部ヨーク鉄心4とから構
成されている。
【0003】レグ鉄心2,2およびヨーク鉄心3,4
は、十数種類の板幅を有する板厚0.35mm以下の電
磁鋼板(以下、抜板と称す)を台形状に成形し、数百か
ら数千枚、順次積み重ねて、図8(B)に示すように断
面ほぼ円形に形成する。
は、十数種類の板幅を有する板厚0.35mm以下の電
磁鋼板(以下、抜板と称す)を台形状に成形し、数百か
ら数千枚、順次積み重ねて、図8(B)に示すように断
面ほぼ円形に形成する。
【0004】これらレグ鉄心2,2およびヨーク鉄心
3,4の抜板は、各板幅毎に巻回された電磁鋼板を巻き
ほぐし、所定の形状、寸法に加工・成形(切断)し、断
面円形状となるように積み重ねた後、それぞれレグ鉄心
2,2とヨーク鉄心3,4とに分離し、組み立てられ
る。
3,4の抜板は、各板幅毎に巻回された電磁鋼板を巻き
ほぐし、所定の形状、寸法に加工・成形(切断)し、断
面円形状となるように積み重ねた後、それぞれレグ鉄心
2,2とヨーク鉄心3,4とに分離し、組み立てられ
る。
【0005】このうち、上部ヨーク鉄心(以下、単に鉄
心と称す)3は、組付作業性および抜板の変形による品
質低下を防止するため、レグ鉄心2,2への接合は、図
9に示すように最大幅の抜板から最小幅の抜板へという
作業手順をとる。そのため、加工・成形工程で断面円形
状に積層されたヨーク用抜板3aを、レグ鉄心2,2へ
の接合前に半分積み換えて、その弦が上方となるような
半円形状にする必要がある。このヨーク用抜板3aを半
分積み換える反転作業は、多数の人手により行ってい
る。
心と称す)3は、組付作業性および抜板の変形による品
質低下を防止するため、レグ鉄心2,2への接合は、図
9に示すように最大幅の抜板から最小幅の抜板へという
作業手順をとる。そのため、加工・成形工程で断面円形
状に積層されたヨーク用抜板3aを、レグ鉄心2,2へ
の接合前に半分積み換えて、その弦が上方となるような
半円形状にする必要がある。このヨーク用抜板3aを半
分積み換える反転作業は、多数の人手により行ってい
る。
【0006】ここで、最大幅の抜板から最小幅の抜板へ
という作業手順をとるのは、最大幅の抜板からレグ鉄心
2,2に接合すると、最小幅の抜板からレグ鉄心2,2
に接合するのと比較し、接合する際に外側に力が退避し
易く、接合が容易で作業性が良好であり、また接合する
際に鉄心3を損傷させることがなく、絶縁性能の低下を
回避することができるためである。
という作業手順をとるのは、最大幅の抜板からレグ鉄心
2,2に接合すると、最小幅の抜板からレグ鉄心2,2
に接合するのと比較し、接合する際に外側に力が退避し
易く、接合が容易で作業性が良好であり、また接合する
際に鉄心3を損傷させることがなく、絶縁性能の低下を
回避することができるためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の反転方法では、ヨーク鉄心1個当たり数百
から数千枚にも及ぶ抜板を1枚づつ積み直すため、多く
の人手と時間を要するとともに、抜板の重量が重く、作
業者は中腰姿勢での作業となるため、重労働であるとい
う課題がある。また、積み換える際に抜板に変形や傷を
与え易く、これにより絶縁性能を劣化させ、品質的にも
好ましくない作業であるという課題があった。
ような従来の反転方法では、ヨーク鉄心1個当たり数百
から数千枚にも及ぶ抜板を1枚づつ積み直すため、多く
の人手と時間を要するとともに、抜板の重量が重く、作
業者は中腰姿勢での作業となるため、重労働であるとい
う課題がある。また、積み換える際に抜板に変形や傷を
与え易く、これにより絶縁性能を劣化させ、品質的にも
好ましくない作業であるという課題があった。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、鉄心の反転作業にかかる負担および時間を削減
するとともに、正確な反転作業を行うことのできる鉄心
クランプ装置を提供することを目的とする。
もので、鉄心の反転作業にかかる負担および時間を削減
するとともに、正確な反転作業を行うことのできる鉄心
クランプ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、複数種の板幅を有する薄
い電磁鋼板をそれぞれ多数、最大幅から最小幅の順に積
み重ねた変圧器用鉄心をクレーン吊下げ方式の反転装置
により反転させるに際し、前記鉄心をクランプする鉄心
クランプ装置であって、前記鉄心を積載可能に支持する
積載枠組み部と、この積載枠組み部に取り付けられ前記
鉄心の積層方向に前記鉄心を所定の圧力でクランプする
クランプ部とを備えたことを特徴とする。
ために、本発明の請求項1は、複数種の板幅を有する薄
い電磁鋼板をそれぞれ多数、最大幅から最小幅の順に積
み重ねた変圧器用鉄心をクレーン吊下げ方式の反転装置
により反転させるに際し、前記鉄心をクランプする鉄心
クランプ装置であって、前記鉄心を積載可能に支持する
積載枠組み部と、この積載枠組み部に取り付けられ前記
鉄心の積層方向に前記鉄心を所定の圧力でクランプする
クランプ部とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2は、請求項1記載の鉄心クランプ
装置において、積載枠組み部は、変圧器用鉄心を積載す
る積載フレームと、クランプ部が取り付けられる取付フ
レームと、これら積載フレームと取付フレームとを連結
する2つの連結フレームとを備え、これら連結フレーム
の一つは、一端をヒンジ結合するとともに、他端を着脱
可能にピン結合し、開閉可能に構成したことを特徴とす
る。
装置において、積載枠組み部は、変圧器用鉄心を積載す
る積載フレームと、クランプ部が取り付けられる取付フ
レームと、これら積載フレームと取付フレームとを連結
する2つの連結フレームとを備え、これら連結フレーム
の一つは、一端をヒンジ結合するとともに、他端を着脱
可能にピン結合し、開閉可能に構成したことを特徴とす
る。
【0011】請求項3は、請求項2記載の鉄心クランプ
装置において、取付フレームは、クランプ部の作動前に
一側に撓んだ構造であって、前記クランプ部の作動後に
その反作用で水平方向に支持されるように構成したこと
を特徴とする。
装置において、取付フレームは、クランプ部の作動前に
一側に撓んだ構造であって、前記クランプ部の作動後に
その反作用で水平方向に支持されるように構成したこと
を特徴とする。
【0012】請求項4は、請求項2記載の鉄心クランプ
装置において、積載フレームおよび取付フレームの外面
には、それぞれ複数の車輪が取り付けられたことを特徴
とする。
装置において、積載フレームおよび取付フレームの外面
には、それぞれ複数の車輪が取り付けられたことを特徴
とする。
【0013】請求項5は、請求項1記載の鉄心クランプ
装置において、クランプ部は、積載された変圧器用鉄心
を押圧する押圧板と、この押圧板を駆動する押圧板駆動
手段と、前記押圧板の移動方向をガイドする直動案内機
構とを備えたことを特徴とする。
装置において、クランプ部は、積載された変圧器用鉄心
を押圧する押圧板と、この押圧板を駆動する押圧板駆動
手段と、前記押圧板の移動方向をガイドする直動案内機
構とを備えたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0015】図1は本発明に係る鉄心クランプ装置の一
実施形態を示す正面図、図2は図1の平面図、図3は図
1の側面図、図4は図1のクランプ部を示す断面図、図
5(A),(B)は図1の鉄心クランプ装置によりクラ
ンプされる鉄心を示す平面図,正面図である。
実施形態を示す正面図、図2は図1の平面図、図3は図
1の側面図、図4は図1のクランプ部を示す断面図、図
5(A),(B)は図1の鉄心クランプ装置によりクラ
ンプされる鉄心を示す平面図,正面図である。
【0016】図5(A),(B)に示すように、鉄心3
は板厚0.35mm以下の抜板を台形状に成形し、数百
枚以上その幅を変化させて十数種類の板幅とし、最大幅
の抜板から最小幅の抜板へと順次下から積み上げて構成
されている。そして、鉄心3はその上下両側から2枚の
パレット5により挟み込まれている。
は板厚0.35mm以下の抜板を台形状に成形し、数百
枚以上その幅を変化させて十数種類の板幅とし、最大幅
の抜板から最小幅の抜板へと順次下から積み上げて構成
されている。そして、鉄心3はその上下両側から2枚の
パレット5により挟み込まれている。
【0017】なお、鉄心3は、上記のような形状にそれ
ぞれ切断機で切断された後、安定性を確保するため、図
5(B)に示すようにI型鋼からなる2つの台6上にパ
レット5の一方を介して最大幅の抜板から最小幅の抜板
へと積み上げた状態で保管される。
ぞれ切断機で切断された後、安定性を確保するため、図
5(B)に示すようにI型鋼からなる2つの台6上にパ
レット5の一方を介して最大幅の抜板から最小幅の抜板
へと積み上げた状態で保管される。
【0018】鉄心3をクランプする鉄心クランプ装置1
0は、図1〜図3に示すように鉄心3を積載可能に支持
する積載枠組み部11を有し、この積載枠組み部11は
鉄心3を積載する積載フレーム12と、この積載フレー
ム12と対向し後述するクランプ部が取り付けられる取
付フレーム13と、これら積載フレーム12と取付フレ
ーム13とを連結する2つの連結フレーム14,15と
がそれぞれ左右一対設けられている。ここで、積載フレ
ーム12と取付フレーム13は、連結フレーム14とボ
ルト,ナットで固定することにより連結されている。な
お、本実施形態の鉄心クランプ装置10は左右対称構造
のため、以下の説明では一方だけを述べることとする。
0は、図1〜図3に示すように鉄心3を積載可能に支持
する積載枠組み部11を有し、この積載枠組み部11は
鉄心3を積載する積載フレーム12と、この積載フレー
ム12と対向し後述するクランプ部が取り付けられる取
付フレーム13と、これら積載フレーム12と取付フレ
ーム13とを連結する2つの連結フレーム14,15と
がそれぞれ左右一対設けられている。ここで、積載フレ
ーム12と取付フレーム13は、連結フレーム14とボ
ルト,ナットで固定することにより連結されている。な
お、本実施形態の鉄心クランプ装置10は左右対称構造
のため、以下の説明では一方だけを述べることとする。
【0019】積載フレーム12および取付フレーム13
の外面、すなわち積載フレーム12の下面および取付フ
レーム13の上面には、それぞれ3個づつ車輪16が直
線上に並んで取り付けられ、これにより鉄心クランプ装
置10が走行可能に構成されている。
の外面、すなわち積載フレーム12の下面および取付フ
レーム13の上面には、それぞれ3個づつ車輪16が直
線上に並んで取り付けられ、これにより鉄心クランプ装
置10が走行可能に構成されている。
【0020】左右一対の積載フレーム12は、2本の接
続フレーム17を架け渡してボルト,ナットで固定する
ことにより連結されるとともに、左右一対の取付フレー
ム13は、3本の接続フレーム17を架け渡してボル
ト,ナットで固定することにより連結されている。
続フレーム17を架け渡してボルト,ナットで固定する
ことにより連結されるとともに、左右一対の取付フレー
ム13は、3本の接続フレーム17を架け渡してボル
ト,ナットで固定することにより連結されている。
【0021】また、左右一対の積載フレーム12は、そ
れぞれの端部にブラケット18が固定される一方、左右
一対の取付フレーム13の各端部にもブラケット19が
固定されている。そして、連結フレーム15の一端がブ
ラケット18にヒンジ20を介して回動可能に取り付け
られる一方、連結フレーム15の他端は図3に示すよう
にブラケット19に穿設した長孔21に着脱可能なピン
22を挿入することにより、取付フレーム13と連結さ
れる。この場合、連結フレーム15の他端にもピン22
が挿通する孔が穿設されている。したがって、ピン22
をブラケット19から取り外すことにより、連結フレー
ム15はヒンジ20を中心として回動し、開閉可能とな
る。
れぞれの端部にブラケット18が固定される一方、左右
一対の取付フレーム13の各端部にもブラケット19が
固定されている。そして、連結フレーム15の一端がブ
ラケット18にヒンジ20を介して回動可能に取り付け
られる一方、連結フレーム15の他端は図3に示すよう
にブラケット19に穿設した長孔21に着脱可能なピン
22を挿入することにより、取付フレーム13と連結さ
れる。この場合、連結フレーム15の他端にもピン22
が挿通する孔が穿設されている。したがって、ピン22
をブラケット19から取り外すことにより、連結フレー
ム15はヒンジ20を中心として回動し、開閉可能とな
る。
【0022】なお、ブラケット19に長孔21を穿設し
たことで、取付フレーム13は、後述するクランプ部の
作動前に一側に撓んだ構造であって、前記クランプ部の
作動後にその反作用で水平方向に支持されるように構成
されている。
たことで、取付フレーム13は、後述するクランプ部の
作動前に一側に撓んだ構造であって、前記クランプ部の
作動後にその反作用で水平方向に支持されるように構成
されている。
【0023】また、連結フレーム15には、角筒状に形
成されたスライドカバー23がフレーム15の長手方向
に沿って摺動可能に挿通され、このスライドカバー23
には、ヒンジ20と平行な互いに対向する2側面に切欠
部23aが形成されるとともに、他の1側面にはスライ
ドカバー23を係止するプランジャ24が取り付けられ
ている。そして、連結フレーム15の長手方向には、プ
ランジャ24の先端が挿入されてスライドカバー23を
係止する係止孔25a,25bが所定間隔をおいて穿設
されている。
成されたスライドカバー23がフレーム15の長手方向
に沿って摺動可能に挿通され、このスライドカバー23
には、ヒンジ20と平行な互いに対向する2側面に切欠
部23aが形成されるとともに、他の1側面にはスライ
ドカバー23を係止するプランジャ24が取り付けられ
ている。そして、連結フレーム15の長手方向には、プ
ランジャ24の先端が挿入されてスライドカバー23を
係止する係止孔25a,25bが所定間隔をおいて穿設
されている。
【0024】したがって、連結フレーム15が閉じた
(直立)時には、プランジャ24の先端が係止孔25a
に挿入されてスライドカバー23を係止する一方、連結
フレーム15が開いた(水平)時には、スライドカバー
23をヒンジ20の方向に摺動させ、切欠部23aをヒ
ンジ20の軸部に嵌め込んだ後、プランジャ24の先端
を係止孔25bに挿入してスライドカバー23を係止す
る。
(直立)時には、プランジャ24の先端が係止孔25a
に挿入されてスライドカバー23を係止する一方、連結
フレーム15が開いた(水平)時には、スライドカバー
23をヒンジ20の方向に摺動させ、切欠部23aをヒ
ンジ20の軸部に嵌め込んだ後、プランジャ24の先端
を係止孔25bに挿入してスライドカバー23を係止す
る。
【0025】ここで、ブラケット18の下部には、連結
フレーム15が水平より下方に開くのを規制する係止板
26が固定され、この係止板26により連結フレーム1
5はほぼ90度の範囲内を回動することとなる。
フレーム15が水平より下方に開くのを規制する係止板
26が固定され、この係止板26により連結フレーム1
5はほぼ90度の範囲内を回動することとなる。
【0026】一方、左右一対の取付フレーム13の内側
には、図2〜図4に示すようにそれぞれクランプ部30
が取り付けられ、このクランプ部30は、箱状に形成さ
れ左右一対の取付フレーム13間に架け渡されて各取付
フレーム13にボルトにより固定されるシリンダマウン
ト部31と、このシリンダマウント部31にボルトによ
り固定された押圧板駆動手段としてのシリンダ32と、
このシリンダ32のシリンダロッド先端に固定された押
圧部33と、この押圧部33に取り付けられシリンダ3
2の軸直角方向の負荷を逃がすフロートユニット34
と、このフロートユニット34にボルトにより固定され
鉄心3を押圧する押圧板35と、この押圧板35の両側
にボルトにより固定され押圧板35の移動方向をガイド
するとともに、装置反転時の横方向荷重を受ける直動案
内機構36とを備えている。
には、図2〜図4に示すようにそれぞれクランプ部30
が取り付けられ、このクランプ部30は、箱状に形成さ
れ左右一対の取付フレーム13間に架け渡されて各取付
フレーム13にボルトにより固定されるシリンダマウン
ト部31と、このシリンダマウント部31にボルトによ
り固定された押圧板駆動手段としてのシリンダ32と、
このシリンダ32のシリンダロッド先端に固定された押
圧部33と、この押圧部33に取り付けられシリンダ3
2の軸直角方向の負荷を逃がすフロートユニット34
と、このフロートユニット34にボルトにより固定され
鉄心3を押圧する押圧板35と、この押圧板35の両側
にボルトにより固定され押圧板35の移動方向をガイド
するとともに、装置反転時の横方向荷重を受ける直動案
内機構36とを備えている。
【0027】次に、本実施形態の作用を図5(A),
(B)、図6(A),(B),(C)および図7に基づ
いて説明する。
(B)、図6(A),(B),(C)および図7に基づ
いて説明する。
【0028】図5(A),(B)に示すようにパレット
5で両側から挟み込んだ鉄心3を予め用意した台6上に
載置しておく。この台6は床面からの高さが積載フレー
ム12の積載面よりも若干高いものにしておく。
5で両側から挟み込んだ鉄心3を予め用意した台6上に
載置しておく。この台6は床面からの高さが積載フレー
ム12の積載面よりも若干高いものにしておく。
【0029】これに対して、鉄心クランプ装置10は、
図6(A)に示すように取付フレーム13のブラケット
19からピン22を抜き去り、連結フレーム15をヒン
ジ20の軸部を中心として係止板26に当接するまで時
計方向に回動させる。
図6(A)に示すように取付フレーム13のブラケット
19からピン22を抜き去り、連結フレーム15をヒン
ジ20の軸部を中心として係止板26に当接するまで時
計方向に回動させる。
【0030】そして、スライドカバー23をヒンジ20
の方向に摺動させ、その切欠部23aをヒンジ20の軸
部に嵌め込んだ後、プランジャ24の先端を係止孔25
bに挿入してスライドカバー23を係止する。これによ
り、鉄心クランプ装置10は、連結フレーム15が開い
た状態となる。
の方向に摺動させ、その切欠部23aをヒンジ20の軸
部に嵌め込んだ後、プランジャ24の先端を係止孔25
bに挿入してスライドカバー23を係止する。これによ
り、鉄心クランプ装置10は、連結フレーム15が開い
た状態となる。
【0031】この状態で積載フレーム12の下面に取り
付けられた車輪16を用いて鉄心クランプ装置10全体
を鉄心3に搬入する。このとき、開いた連結フレーム1
5と積載フレーム12の積載面をパレット6の下に潜ら
せ、かつ積載フレーム12の長手方向中心とパレット5
の中心とが一致するようにする。
付けられた車輪16を用いて鉄心クランプ装置10全体
を鉄心3に搬入する。このとき、開いた連結フレーム1
5と積載フレーム12の積載面をパレット6の下に潜ら
せ、かつ積載フレーム12の長手方向中心とパレット5
の中心とが一致するようにする。
【0032】この段階では、図6(B)に示すように積
載フレーム12とパレット5との間には隙間が存在す
る。この隙間は台6と積載フレーム12の床面からの高
さの差である。この高低差により、連結フレーム15お
よび積載フレーム12を容易にパレット5を挿通させる
ことができる。
載フレーム12とパレット5との間には隙間が存在す
る。この隙間は台6と積載フレーム12の床面からの高
さの差である。この高低差により、連結フレーム15お
よび積載フレーム12を容易にパレット5を挿通させる
ことができる。
【0033】その後、スライドカバー23をヒンジ20
の方向と反対方向に摺動させ、その切欠部23aをヒン
ジ20の軸部から取り外した後、プランジャ24の先端
を係止孔25aに挿入してスライドカバー23を係止す
る。そして、連結フレーム15をヒンジ20の軸部を中
心として反時計方向にほぼ90度回動させた後、ピン2
2をブラケット19および連結フレーム15他端の挿通
孔に挿入する。これにより、鉄心クランプ装置10は、
連結フレーム15が閉じた状態となる。
の方向と反対方向に摺動させ、その切欠部23aをヒン
ジ20の軸部から取り外した後、プランジャ24の先端
を係止孔25aに挿入してスライドカバー23を係止す
る。そして、連結フレーム15をヒンジ20の軸部を中
心として反時計方向にほぼ90度回動させた後、ピン2
2をブラケット19および連結フレーム15他端の挿通
孔に挿入する。これにより、鉄心クランプ装置10は、
連結フレーム15が閉じた状態となる。
【0034】次いで、シリンダ32を作動させると、シ
リンダ32の先端に取り付けられた押圧部33を介して
押圧板35が鉄心3上面のパレット5を押圧し始める。
さらに、押圧板35がパレット5を押し続けると、油圧
のクランプ力の反作用により、鉄心3下側のパレット5
の下面と積載面である積載フレーム12の上面とが接触
し始め、図6(C)に示すように鉄心クランプ装置10
全体は床面から浮上する。さらにその加圧を続行する
と、鉄心3は完全クランプされる。
リンダ32の先端に取り付けられた押圧部33を介して
押圧板35が鉄心3上面のパレット5を押圧し始める。
さらに、押圧板35がパレット5を押し続けると、油圧
のクランプ力の反作用により、鉄心3下側のパレット5
の下面と積載面である積載フレーム12の上面とが接触
し始め、図6(C)に示すように鉄心クランプ装置10
全体は床面から浮上する。さらにその加圧を続行する
と、鉄心3は完全クランプされる。
【0035】この状態において、鉄心3のクランプ工程
は完了し、このように鉄心3がクランプされた鉄心クラ
ンプ装置10を図7に示すように天井クレーンに設置さ
れたチェーン・ベルト方式の反転装置40を用いて反転
させる。
は完了し、このように鉄心3がクランプされた鉄心クラ
ンプ装置10を図7に示すように天井クレーンに設置さ
れたチェーン・ベルト方式の反転装置40を用いて反転
させる。
【0036】すなわち、この方式ではベルト41を鉄心
クランプ装置10に巻き掛けた後、ベルト41を走行駆
動させると、ベルト41と鉄心クランプ装置10との摩
擦により、鉄心クランプ装置10を反転することができ
る。このときにおいても、鉄心3は、クランプ部30の
クランプ力によってずれたり抜け出たりすることがな
い。
クランプ装置10に巻き掛けた後、ベルト41を走行駆
動させると、ベルト41と鉄心クランプ装置10との摩
擦により、鉄心クランプ装置10を反転することができ
る。このときにおいても、鉄心3は、クランプ部30の
クランプ力によってずれたり抜け出たりすることがな
い。
【0037】さらに、鉄心クランプ装置10の反転終了
後、鉄心クランプ装置10を再び台6の中心に対してパ
レット5の中心が合致するように載置する。このとき、
鉄心クランプ装置10全体は、床面よりもわずかに浮い
た状態となる。これは、鉄心クランプ装置10の反転
前、クランプ装置10をクランプしたときに浮上した高
さと同一高さである。
後、鉄心クランプ装置10を再び台6の中心に対してパ
レット5の中心が合致するように載置する。このとき、
鉄心クランプ装置10全体は、床面よりもわずかに浮い
た状態となる。これは、鉄心クランプ装置10の反転
前、クランプ装置10をクランプしたときに浮上した高
さと同一高さである。
【0038】その後、シリンダ32を上記と逆に動作さ
せることで、鉄心3およびパレット5にクランプ力が加
わらなくなり、徐々にパレット11は台5上まで下が
る。これにより、鉄心3のクランプ状態は完全に解かれ
る。
せることで、鉄心3およびパレット5にクランプ力が加
わらなくなり、徐々にパレット11は台5上まで下が
る。これにより、鉄心3のクランプ状態は完全に解かれ
る。
【0039】続いて、取付フレーム13のブラケット1
9からピン22を抜き去り、連結フレーム15をヒンジ
20の軸部を中心として係止板26に当接するまで時計
方向に回動させる。
9からピン22を抜き去り、連結フレーム15をヒンジ
20の軸部を中心として係止板26に当接するまで時計
方向に回動させる。
【0040】そして、連結フレーム15が完全に開いた
後、上記と同様にスライドカバー23をヒンジ20の方
向に摺動させ、その切欠部23aをヒンジ20の軸部に
嵌め込んだ後、プランジャ24の先端を係止孔25bに
挿入してスライドカバー23を係止する。これにより、
連結フレーム15は回動しなくなる。この状態で、車輪
16を用いて鉄心クランプ装置10を台6から引き抜く
と、鉄心3の反転が完了する。
後、上記と同様にスライドカバー23をヒンジ20の方
向に摺動させ、その切欠部23aをヒンジ20の軸部に
嵌め込んだ後、プランジャ24の先端を係止孔25bに
挿入してスライドカバー23を係止する。これにより、
連結フレーム15は回動しなくなる。この状態で、車輪
16を用いて鉄心クランプ装置10を台6から引き抜く
と、鉄心3の反転が完了する。
【0041】このように本実施形態によれば、0.35
mm以下の抜板を多数積み重ねて構成される鉄心3の反
転させるに際し、反転にはクレーン吊下げ方式の反転装
置40を用い、鉄心3を積載可能に支持する積載枠組み
部11の積載フレーム12と、この積載枠組み部11に
取り付けられ鉄心3の積層方向に所定の圧力で加圧・固
定し抜板のずれを防ぐクランプ部30とを備えたことに
より、クランプ部30の機構により、鉄心3を積載フレ
ーム12の積載面上に固定し、反転時に鉄心3が横にな
ったときにでも抜板がずれることを防ぐことができ、鉄
心3を積層したままの状態で反転させることが可能とな
る。
mm以下の抜板を多数積み重ねて構成される鉄心3の反
転させるに際し、反転にはクレーン吊下げ方式の反転装
置40を用い、鉄心3を積載可能に支持する積載枠組み
部11の積載フレーム12と、この積載枠組み部11に
取り付けられ鉄心3の積層方向に所定の圧力で加圧・固
定し抜板のずれを防ぐクランプ部30とを備えたことに
より、クランプ部30の機構により、鉄心3を積載フレ
ーム12の積載面上に固定し、反転時に鉄心3が横にな
ったときにでも抜板がずれることを防ぐことができ、鉄
心3を積層したままの状態で反転させることが可能とな
る。
【0042】これにより、従来、複数名の作業者が人手
で数枚づつ積み換えていた鉄心3の反転作業が非常に短
時間に、かつ一度積んだ鉄心3を積み直すことなく、高
精度に反転させることが可能となる。また、抜板に変形
や傷を発生させることがないため、絶縁性能が維持され
品質の良好な鉄心3を供給することができる。
で数枚づつ積み換えていた鉄心3の反転作業が非常に短
時間に、かつ一度積んだ鉄心3を積み直すことなく、高
精度に反転させることが可能となる。また、抜板に変形
や傷を発生させることがないため、絶縁性能が維持され
品質の良好な鉄心3を供給することができる。
【0043】また、2本の連結フレーム14,15の内
の連結フレーム15は、一端をヒンジ20により結合さ
れ、他方を着脱可能なピン22を挿入することにより、
結合することができるので、両端を台6により支持され
た鉄心3に対して、フレームの開いた側から鉄心クラン
プ装置10を容易に搬入することができる。その結果、
段取作業が容易になり、作業性を向上させることができ
る。
の連結フレーム15は、一端をヒンジ20により結合さ
れ、他方を着脱可能なピン22を挿入することにより、
結合することができるので、両端を台6により支持され
た鉄心3に対して、フレームの開いた側から鉄心クラン
プ装置10を容易に搬入することができる。その結果、
段取作業が容易になり、作業性を向上させることができ
る。
【0044】さらに、鉄心3の全長が鉄心クランプ装置
10より短い場合でも、連結フレーム15の設置間隔が
台6と台6との間にがあれば、搬入することができるた
め、段取作業が容易となり、作業性を向上させることが
できる。
10より短い場合でも、連結フレーム15の設置間隔が
台6と台6との間にがあれば、搬入することができるた
め、段取作業が容易となり、作業性を向上させることが
できる。
【0045】また、ブラケット19に長孔21を穿設し
たことで、取付フレーム13は、クランプ部30の作動
前に一側に撓んだ構造であって、クランプ部30の作動
後にその反作用で水平方向に支持されるように構成され
ているので、クランプ部30が作動すると、クランプ部
30が鉄心3を押圧する。この押圧力の反作用により、
自らは撓みと反対方向に移動するため、クランプ部30
は積載フレーム12に対して最も平行となることができ
る。これにより、クランプ時に最も大きなクランプ力を
鉄心3に加えることが可能となる。
たことで、取付フレーム13は、クランプ部30の作動
前に一側に撓んだ構造であって、クランプ部30の作動
後にその反作用で水平方向に支持されるように構成され
ているので、クランプ部30が作動すると、クランプ部
30が鉄心3を押圧する。この押圧力の反作用により、
自らは撓みと反対方向に移動するため、クランプ部30
は積載フレーム12に対して最も平行となることができ
る。これにより、クランプ時に最も大きなクランプ力を
鉄心3に加えることが可能となる。
【0046】さらに、積載フレーム12および取付フレ
ーム13には、それぞれ3個づつ車輪16が取り付けら
れたことにより、鉄心クランプ装置10を容易に搬送す
ることができる。
ーム13には、それぞれ3個づつ車輪16が取り付けら
れたことにより、鉄心クランプ装置10を容易に搬送す
ることができる。
【0047】さらにまた、クランプ部30は、積載され
た鉄心3を押圧する押圧板35と、この押圧板35を駆
動するシリンダ32と、押圧板35の移動方向をガイド
する直動案内機構36とを備えたことにより、押圧板3
5を鉄心3の方向に正確に案内することができる。
た鉄心3を押圧する押圧板35と、この押圧板35を駆
動するシリンダ32と、押圧板35の移動方向をガイド
する直動案内機構36とを備えたことにより、押圧板3
5を鉄心3の方向に正確に案内することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、複数種の板幅を有する薄い電磁鋼板をそれぞ
れ多数、最大幅から最小幅の順に積み重ねた変圧器用鉄
心をクレーン吊下げ方式の反転装置により反転させるに
際し、鉄心をクランプする鉄心クランプ装置であって、
鉄心を積載可能に支持する積載枠組み部と、この積載枠
組み部に取り付けられ鉄心の積層方向に鉄心を所定の圧
力でクランプするクランプ部とを備えたことにより、鉄
心の積層状態を乱すことなく、また人手によらず鉄心の
反転作業が非常に短時間に、かつ高精度に行うことが可
能となる。
によれば、複数種の板幅を有する薄い電磁鋼板をそれぞ
れ多数、最大幅から最小幅の順に積み重ねた変圧器用鉄
心をクレーン吊下げ方式の反転装置により反転させるに
際し、鉄心をクランプする鉄心クランプ装置であって、
鉄心を積載可能に支持する積載枠組み部と、この積載枠
組み部に取り付けられ鉄心の積層方向に鉄心を所定の圧
力でクランプするクランプ部とを備えたことにより、鉄
心の積層状態を乱すことなく、また人手によらず鉄心の
反転作業が非常に短時間に、かつ高精度に行うことが可
能となる。
【0049】また、電磁鋼板に変形や傷を発生させるこ
とがないため、絶縁性能が維持され品質の良好な鉄心を
供給することができる。その結果、変圧器の組立時間を
減少するとともに、品質を向上させることが可能とな
る。
とがないため、絶縁性能が維持され品質の良好な鉄心を
供給することができる。その結果、変圧器の組立時間を
減少するとともに、品質を向上させることが可能とな
る。
【0050】請求項2によれば、請求項1記載の鉄心ク
ランプ装置において、積載枠組み部は、変圧器用鉄心を
積載する積載フレームと、クランプ部が取り付けられる
取付フレームと、これら積載フレームと取付フレームと
を連結する2つの連結フレームとを備え、これら連結フ
レームの一つは、一端をヒンジ結合するとともに、他端
を着脱可能にピン結合し、開閉可能に構成したことによ
り、装置を容易に搬入することができるため、段取作業
が容易になり、作業性を向上させることができる。
ランプ装置において、積載枠組み部は、変圧器用鉄心を
積載する積載フレームと、クランプ部が取り付けられる
取付フレームと、これら積載フレームと取付フレームと
を連結する2つの連結フレームとを備え、これら連結フ
レームの一つは、一端をヒンジ結合するとともに、他端
を着脱可能にピン結合し、開閉可能に構成したことによ
り、装置を容易に搬入することができるため、段取作業
が容易になり、作業性を向上させることができる。
【0051】請求項3によれば、請求項2記載の鉄心ク
ランプ装置において、取付フレームは、クランプ部の作
動前に一側に撓んだ構造であって、クランプ部の作動後
にその反作用で水平方向に支持されるように構成したこ
とにより、クランプ時に最も大きなクランプ力を鉄心に
加えることが可能となる。
ランプ装置において、取付フレームは、クランプ部の作
動前に一側に撓んだ構造であって、クランプ部の作動後
にその反作用で水平方向に支持されるように構成したこ
とにより、クランプ時に最も大きなクランプ力を鉄心に
加えることが可能となる。
【0052】請求項4によれば、請求項2記載の鉄心ク
ランプ装置において、積載フレームおよび取付フレーム
の外面には、それぞれ複数の車輪が取り付けられたこと
により、装置を容易に搬送することができ、作業性を高
めることができる。
ランプ装置において、積載フレームおよび取付フレーム
の外面には、それぞれ複数の車輪が取り付けられたこと
により、装置を容易に搬送することができ、作業性を高
めることができる。
【0053】請求項5によれば、請求項1記載の鉄心ク
ランプ装置において、クランプ部は、積載された変圧器
用鉄心を押圧する押圧板と、この押圧板を駆動する押圧
板駆動手段と、押圧板の移動方向をガイドする直動案内
機構とを備えたことにより、押圧板を変圧器用鉄心の方
向に正確に案内することができ、信頼性を向上させるこ
とができる。
ランプ装置において、クランプ部は、積載された変圧器
用鉄心を押圧する押圧板と、この押圧板を駆動する押圧
板駆動手段と、押圧板の移動方向をガイドする直動案内
機構とを備えたことにより、押圧板を変圧器用鉄心の方
向に正確に案内することができ、信頼性を向上させるこ
とができる。
【図1】本発明に係る鉄心クランプ装置の一実施形態を
示す正面図。
示す正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の側面図。
【図4】図1のクランプ部を示す断面図。
【図5】(A),(B)は図1の鉄心クランプ装置によ
りクランプされる鉄心を示す平面図,正面図。
りクランプされる鉄心を示す平面図,正面図。
【図6】(A),(B),(C)は本実施形態の鉄心ク
ランプ装置の動作を示す説明図。
ランプ装置の動作を示す説明図。
【図7】本実施形態の反転装置を示す正面図。
【図8】(A),(B)は一般の変圧器の鉄心を示す正
面図,断面図。
面図,断面図。
【図9】一般の変圧器の鉄心において上部ヨーク鉄心の
組付け状態を示す説明図。
組付け状態を示す説明図。
1 変圧器用鉄心 2 レグ鉄心 3 上部ヨーク鉄心 3a ヨーク用抜板 4 下部ヨーク鉄心 5 パレット 6 台 10 鉄心クランプ装置 11 積載枠組み部 12 積載フレーム 13 取付フレーム 14 連結フレーム 15 連結フレーム 16 車輪 17 接続フレーム 18 ブラケット 19 ブラケット 20 ヒンジ 21 長孔 22 ピン 23 スライドカバー 23a 切欠部 24 プランジャ 25a,25b 係止孔 26 係止板 30 クランプ部 31 シリンダマウント部 32 シリンダ(押圧板駆動手段) 33 押圧部 34 フロートユニット 35 押圧板 36 直動案内機構 40 反転装置 41 ベルト
Claims (5)
- 【請求項1】 複数種の板幅を有する薄い電磁鋼板をそ
れぞれ多数、最大幅から最小幅の順に積み重ねた変圧器
用鉄心をクレーン吊下げ方式の反転装置により反転させ
るに際し、前記鉄心をクランプする鉄心クランプ装置で
あって、前記鉄心を積載可能に支持する積載枠組み部
と、この積載枠組み部に取り付けられ前記鉄心の積層方
向に前記鉄心を所定の圧力でクランプするクランプ部と
を備えたことを特徴とする鉄心クランプ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の鉄心クランプ装置におい
て、積載枠組み部は、変圧器用鉄心を積載する積載フレ
ームと、クランプ部が取り付けられる取付フレームと、
これら積載フレームと取付フレームとを連結する2つの
連結フレームとを備え、これら連結フレームの一つは、
一端をヒンジ結合するとともに、他端を着脱可能にピン
結合し、開閉可能に構成したことを特徴とする鉄心クラ
ンプ装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の鉄心クランプ装置におい
て、取付フレームは、クランプ部の作動前に一側に撓ん
だ構造であって、前記クランプ部の作動後にその反作用
で水平方向に支持されるように構成したことを特徴とす
る鉄心クランプ装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の鉄心クランプ装置におい
て、積載フレームおよび取付フレームの外面には、それ
ぞれ複数の車輪が取り付けられたことを特徴とする鉄心
クランプ装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の鉄心クランプ装置におい
て、クランプ部は、積載された変圧器用鉄心を押圧する
押圧板と、この押圧板を駆動する押圧板駆動手段と、前
記押圧板の移動方向をガイドする直動案内機構とを備え
たことを特徴とする鉄心クランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17023997A JPH1116757A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 鉄心クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17023997A JPH1116757A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 鉄心クランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1116757A true JPH1116757A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15901257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17023997A Pending JPH1116757A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 鉄心クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1116757A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013252590A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Hal Electronics Co Ltd | 積層コア製造用の積層材製造装置並びに積層コア製造用の積層材製造方法 |
CN104030068A (zh) * | 2014-06-24 | 2014-09-10 | 常州太平洋电力设备(集团)有限公司 | 卷铁芯变压器卸料翻转架 |
CN108511176A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-09-07 | 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 | 一种适应度高的变压器铁芯叠加装置 |
CN108550460A (zh) * | 2018-07-04 | 2018-09-18 | 德阳新源电器有限责任公司 | 一种铁芯叠装工装及其叠装工艺 |
CN108584680A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-09-28 | 国网上海市电力公司 | 一种变电站电抗器铁芯的吊装装置 |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP17023997A patent/JPH1116757A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013252590A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Hal Electronics Co Ltd | 積層コア製造用の積層材製造装置並びに積層コア製造用の積層材製造方法 |
CN104030068A (zh) * | 2014-06-24 | 2014-09-10 | 常州太平洋电力设备(集团)有限公司 | 卷铁芯变压器卸料翻转架 |
CN108511176A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-09-07 | 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 | 一种适应度高的变压器铁芯叠加装置 |
CN108511176B (zh) * | 2018-01-19 | 2020-07-14 | 重庆和进机械有限公司 | 一种适应度高的变压器铁芯叠加装置 |
CN108584680A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-09-28 | 国网上海市电力公司 | 一种变电站电抗器铁芯的吊装装置 |
CN108550460A (zh) * | 2018-07-04 | 2018-09-18 | 德阳新源电器有限责任公司 | 一种铁芯叠装工装及其叠装工艺 |
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