JPH11166429A - 産業車両におけるアクセル操作設定装置及び産業車両 - Google Patents

産業車両におけるアクセル操作設定装置及び産業車両

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JPH11166429A
JPH11166429A JP9334451A JP33445197A JPH11166429A JP H11166429 A JPH11166429 A JP H11166429A JP 9334451 A JP9334451 A JP 9334451A JP 33445197 A JP33445197 A JP 33445197A JP H11166429 A JPH11166429 A JP H11166429A
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JP
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rotation speed
accelerator operation
mode
curve data
speed
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JP9334451A
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English (en)
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Takuya Tauchi
卓也 田内
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 産業車両において、アクセル操作部を操作す
るときのフィーリングを調整する。 【解決手段】 フォークリフトに設けられた電子ガバナ
コントローラは、アクセル踏み角θからエンジンの目標
回転数Nを求めるためのマップMを記憶する。フォーク
リフトには車速制限機能が備えられ、車速制限用のボリ
ュームによって制限回転数(制限車速)NLMTが設定さ
れる。マップMは、アクセル踏み角θが増えるほど、ア
クセル踏み角θに対する目標回転数Nの増加割合が次第
に小さくなる曲率を有する複数の曲線データL1〜L5
等(5本のみ図示)からなる。各曲線データは、制限回
転数NLMTに一義的に対応付けされており、制限回転数
NLMTが低速側の値をとるほど、より曲率の小さな曲線
データが選択される。車速制限を設定しないノーマルモ
ードにおいては、車速制限用のボリュームを回すことに
よって曲線データを選択できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアクセル操
作量の検出信号に基づき内燃機関等の駆動源を回転数制
御する電子ガバナシステムを備えた産業車両に係り、詳
しくはアクセル操作部の操作感覚を変更可能な産業車両
おけるアクセル操作設定装置及び産業車両に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの回転数制御装置には、
アクセルペダルの操作量(踏み角)に応じて機械的に燃
料供給量を制御する機械式のガバナ装置の他、アクセル
ペダルの操作量を検出した検出信号に基づき電子制御に
よりエンジン回転数を制御する電子ガバナシステムが知
られている。
【0003】電子ガバナシステムを採用した車両では、
アクセルペダルの踏み角から決まる目標回転数となるよ
うにスロットル弁を駆動するアクチュエータを制御する
ことで、エンジンの実回転数を目標回転数に一致させる
回転数制御が行われる。
【0004】ところで、フォークリフト等の産業車両に
おいては、荷崩れし易い荷を取り扱う場合、荷を運搬す
るときの車速や、荷を持ち上げるときのフォークの上昇
速度が速過ぎると、荷崩れの心配がある。このため、フ
ォークリフトには、アクセルペダルを一杯(全開)に踏
込んでも、エンジンの最高回転数が予め設定しておいた
制限回転数以下に抑えられる車速制限機能を備えるもの
がある。
【0005】従来、フォークリフトの電子ガバナシステ
ムでは、図7に示すような曲線データAを有するマップ
MPが設定され、マップMPを参照してアクセルペダル
の踏み角に応じたエンジンの目標回転数を求めるように
していた。車速制限機能を備える場合、制限車速を設定
するためのボリュームのつまみを調整することで、NLm
in〜Nmaxの範囲で制限回転数NLMTが選択される。そし
て、アクセルペダルが一杯に踏込まれてもエンジン回転
数は制限回転数NLMT以下に抑えられる。従来は、図7
に示すように、1つの曲線データAが設定されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、制限回転数N
LMTを最低値NLminに設定したときは、アクセルペダル
を全開時の約30%踏込んだだけで制限車速に達するこ
とになっていた。これは、最低値NLminに車速制限がさ
れているときには、アクセルペダルが全操作範囲の約3
0%分の操作範囲しか有効に活用できていないことを意
味する。そのため、僅か約30%の操作範囲で車速やフ
ォークの上昇速度の調整をするための操作をしなければ
ならなかった。
【0007】車速制限は、取り扱う荷が荷崩れし易い場
合に主に用いられる。このため、荷の運搬作業や荷の持
上げ作業のときは、その作業に慎重さが要求される。そ
のため、車速やフォークの上昇速度を微妙に調節できる
ようにアクセルペダルの有効踏み角をある程度広く確保
する必要がある。しかし、上述のように従来装置では、
制限車速を最低値付近に設定したときにアクセルペダル
の有効踏み角が著しく狭く(約10°)なっていたた
め、車速制限機能によって、車速やフォークの上昇速度
を抑えることはできても、アクセルペダルを操作するフ
ィーリングの点では要求を満たすものではなかった。
【0008】また、車速制限機能を備えない機種におい
ても、車速の制限をオペレータ自身がアクセルペダルの
踏込量の調節でするだけのことであって、曲線データA
が同じように使用されるため、低速度で慎重に運転をす
るときはアアクセルペダルを操作するフィーリングが低
下することになっていた。従って、従来装置は、取り扱
う荷に応じてアクセルペダルのフィーリングを変更でき
るものではなかった。
【0009】本発明は前記課題を解決するためになされ
たものであって、その第1目的は、産業車両において、
アクセル操作部を操作するときのフィーリングを調整す
ることができる産業車両におけるアクセル操作設定装置
及び産業車両を提供することにある。また、第2の目的
は、アクセル操作部の連続的なフィーリング調整を可能
にすることにある。第3の目的は、車速制限機能を備え
た産業車両において、駆動源の回転数制限をしたときの
アクセル操作部のフィーリングを向上させることにあ
る。第4の目的は、車速制限機能を使用しないときに、
制限回転数を設定するための選択操作手段を利用して、
アクセル操作部のフィーリング調整を可能とすることに
ある。第5の目的は、車速制限と荷役用移動体の移動速
度制限とを行なうことにより荷役作業の安定性を確保す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため請求項1に記載の発明では、走行輪に回転力を与
えるための駆動源と、アクセル操作部が操作されたアク
セル操作量を検出する検出手段と、アクセル操作量が増
加するほど該アクセル操作量に対する前記駆動源の目標
回転数の増加割合が小さくなるとともに、該アクセル操
作量に対する目標回転数の増加割合が互いに異なる複数
の曲線データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
憶された複数の曲線データの中から一つを選択するため
の選択操作手段と、前記選択操作手段により選択された
曲線データに基づいて、前記検出手段により検出された
アクセル操作量から求まる目標回転数となるように前記
駆動源を回転数制御する制御手段とを備えている。
【0011】第2の目的を達成するため請求項2に記載
の発明では、請求項1に記載の発明において、前記選択
操作手段は連続的な選択が可能なボリュームである。第
3の目的を達成するため請求項3に記載の発明では、請
求項1又は請求項2に記載の発明において、前記選択操
作手段は、前記駆動源の制限回転数を設定するためのも
のであって、該選択操作手段により選択された制限回転
数が小さいほど、前記アクセル操作量に対する目標回転
数の増加割合のより小さな曲線データが選択されるよう
になっており、前記制御手段は、前記制限回転数から決
まる前記曲線データに基づき、前記制限回転数以下に目
標回転数を制限して前記駆動源を回転数制御することを
その要旨とする。
【0012】第4の目的を達成するため請求項4に記載
の発明では、請求項3に記載の発明において、前記制限
回転数を設定するときの設定モードと、その設定をしな
いときの非設定モードとを切替えるモード切替操作手段
を備え、前記制御手段は、前記モード切替操作手段によ
り設定モードと非設定モードのどちらが選択されても、
前記検出手段により検出されたアクセル操作量から目標
回転数を求める際に、前記選択操作手段により選択され
た前記曲線データを使用することをその要旨とする。
【0013】第5の目的を達成するため請求項5に記載
の発明では、請求項4に記載の発明において、前記設定
モードは、車速制限をする走行モードと、前記駆動源に
より駆動される荷役用移動体の移動速度を制限する荷役
モードとの少なくともいずれかを含むように予め定めら
れた組合せのうちから1つが選択されるモードであっ
て、車両が走行状態にあることを検出する走行検出手段
と、前記荷役用移動体が作動状態にあることを検出する
荷役検出手段とが備えられ、前記制御手段は、前記走行
モード時には前記走行検出手段により車両が走行状態に
あると検出されたときに、前記荷役モード時には前記荷
役検出手段により前記荷役用移動体が作動状態にあると
検出されたときに、前記駆動源の目標回転数を前記制限
回転数以下に制限することをその要旨とする。
【0014】請求項6に記載の発明では、請求項3〜請
求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記曲線
データは全て、前記アクセル操作量が全開時の50%以
上の領域で前記目標回転数が前記制限回転数に達するよ
うに設定されている。
【0015】請求項7に記載の発明では、産業h差量に
は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の前記ア
クセル操作設定装置が備えられている。 (作用)従って、請求項1に記載の発明によれば、選択
操作手段の操作により、記憶手段に記憶された複数の曲
線データの中から1つが選択される。この選択された曲
線データに基づいて、検出手段により検出されたアクセ
ル操作量に応じた目標回転数が求められる。駆動源は実
回転数が目標回転数となるように制御手段により回転数
制御される。複数の曲線データは、アクセル操作量が増
加するほどアクセル操作量に対する目標回転数の増加割
合が小さくなるとともに、アクセル操作量に対する目標
回転数の増加割合が互いに異なっている。従って、選択
操作手段により複数の中から曲線データを選択すること
により、アクセル操作部を操作するときのフィーリング
が調整される。また、曲線データは、どれもアクセル操
作量が増加するほど目標回転数の増加割合が小さくなっ
ているため、産業車両に荷役作業時などに要求されるア
クセル操作部の微妙な操作が可能で、しかも曲線データ
を変更したときの違和感が小さく抑えられる。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、選択操作
手段により連続的な選択が可能であるため、アクセル操
作部の連続的なフィーリング調整が可能となる。請求項
3に記載の発明によれば、駆動源の制限回転数が選択操
作手段を操作することにより設定(選択)される。選択
操作手段により選択された制限回転数が小さいほど、ア
クセル操作量に対する目標回転数の増加割合のより小さ
な曲線データが選択される。制御手段は、制限回転数か
ら決まる曲線データに基づき、この制限回転数以下に目
標回転数を制限して駆動源を回転数制御する。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、モード切
替操作手段の操作により設定モードと非設定モードのど
ちらが選択されても、制御手段は、選択操作手段により
選択された曲線データに基づいてアクセル操作量から求
まる目標回転数となるように駆動源を回転数制御する。
設定モードのときは制限回転数以下に目標回転数が抑え
られる。そして、非設定モードのときは制限回転数を設
定するための選択操作手段を利用してアクセル操作部の
フィーリング調整が可能となる。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、モード切
替操作手段により、車速制限をする走行モードと、車両
に設けられた荷役用移動体の移動速度を制限する荷役モ
ードとの少なくともいずれかを含むように予め定められ
た組合わせのうちから1つが選択される。走行モード時
には、走行検出手段により車両が走行状態にあることが
検出されると、制御手段により駆動源の目標回転数が制
限回転数以下に抑えられ、走行中の車速が制限される。
また、荷役モード時には、荷役検出手段により荷役用移
動体が作動状態にあることが検出されると、制御手段に
より駆動源の目標回転数が制限回転数以下に抑えられ、
荷役用移動体の移動速度が制限される。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、曲線デー
タは全て、アクセル操作量が全開時の50%以上の領域
で目標回転数が制限回転数に達するように設定されてい
る。このため、どの曲線データが選択されてもアクセル
操作部の有効操作量が全開時の50%以上確保される。
このため、駆動源の出力回転数を制限したときのアクセ
ル操作部のフィーリングを向上させることができる。
【0020】請求項7に記載の発明によれば、産業車両
に備えられた請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載
のアクセル操作設定装置により、請求項1〜請求項6の
いずれか一項の発明と同様の作用が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図3に従って説明する。図3は、産業車両
としてのフォークリフト1を示し、荷役用移動体として
のフォーク2を備える。フォーク2はマスト3の背面に
配設されたリフトシリンダ4によって昇降駆動される。
フォークリフト1は、車体中央部に駆動源としてのエン
ジン5を配備している。エンジン5は、アクセル操作部
としてのアクセルペダル6の操作量(踏み角)に応じた
回転数で、制御手段としての電子ガバナコントローラ7
(図1に図示)により回転数制御される。
【0022】図1は、フォークリフト1の電子ガバナシ
ステムを示す。エンジン5の出力軸5aはトランスミッ
ション8に接続され、トランスミッション8からデファ
レンシャル9を介して走行輪(駆動輪)10に作動連結
されている。トランスミッション8は、エンジン5の出
力軸5aの回転を、目的に応じ、前進・中立(ニュート
ラル)・後進に変換する。
【0023】エンジン5には、エンジン回転数に応じた
点火パルス信号IPS を出力する点火装置11が備えられ
ている。電子ガバナコントローラ7は点火パルス信号IP
S の単位時間当たりのパルス数からエンジン5の実回転
数Nrを検出する。
【0024】アクセルペダル6の踏み角θは、その回動
量を検出する検出手段としてのポテンショメータ12a
から入力される検出信号S1に基づき電子ガバナコント
ローラ7により認知される。また、アクセルペダル6が
全閉位置(踏み角θ=0°)にあるときにアイドルスイ
ッチ12bがオンする。電子ガバナコントローラ7は、
アイドルスイッチ12bがオンしたときにエンジン5を
アイドル回転数NIDOLに制御する。
【0025】エンジン5には、各燃焼室に燃料を送るた
めのキャブレタ13が設けられており、このキャブレタ
13に燃料供給量を調整するスロットル弁14が内蔵さ
れている。スロットル弁14はステップモータ15によ
り開度調整される。ステップモータ15は電子ガバナコ
ントローラ7から出力される指令値Sに基づき回転位置
制御される。電子ガバナコントローラ7は、キャブレタ
13に設けられた2つのスイッチ(図示せず)からの各
入力信号に基づきスロットル弁14の全閉・全開を認知
する。
【0026】電子ガバナコントローラ7にはコンビネー
ションメータ16が接続されている。コンビネーション
メータ16上の各種計器類には、デファレンシャル9に
設けられた走行検出手段としての車速センサ17や、オ
イルパン5bに設けられたスイッチ18等により検出さ
れた各種情報(車速、油圧、異常情報等)が表示され
る。
【0027】エンジン5の出力軸5aは油圧ポンプ20
に作動連結されている。油圧ポンプ20は、リフトシリ
ンダ4に作動油を供給するためのものである。油圧ポン
プ20の作動油は、フォーク2を昇降させるための荷役
レバー21(図3に示す)が上昇位置に操作されてバル
ブ(図示せず)の油路が切換えられることによりリフト
シリンダ4に供給される。このバルブの切換は荷役検出
手段としてのスイッチ22により検出される。油圧ポン
プ20からリフトシリンダ4へ送られる作動油の単位時
間当たりの供給量は、エンジン5の実回転数Nrに比例
する。よって、フォーク2の上昇速度はエンジン5の実
回転数Nrが高くなるほど高速化する。
【0028】また、電子ガバナコントローラ7には、モ
ード切替操作手段としてのモード切替スイッチ23と、
選択操作手段としての車速制限用のボリューム(ポテン
ショメータ)24が接続されている。ボリューム24
は、そのつまみの位置によって車速の上限となる制限車
速(つまり、エンジン5の制限回転数)を設定するため
のものである。モード切替スイッチ23は、車速制限の
ために用意された3つのモードの中から1つを選択する
ためのものである。本実施形態では、走行モード,走行
&荷役モード,ノーマルモードの3つが用意されてい
る。
【0029】走行モードは、車速制限を実施するモード
である。走行&荷役モードは、車速制限とフォーク2の
上昇速度制限の両方を実施するモードである。走行モー
ドが選択されている(走行モード,走行&荷役モード)
ときは、車速センサ17からの検出値に基づき走行状態
にあると判断されたときにエンジン5の回転数が制限さ
れ、荷役モードが選択されている(走行&荷役モード)
ときは、スイッチ22からの検知信号に基づき荷役レバ
ー21が上昇位置に操作されているときにエンジン5の
回転数が制限される。ノーマルモードは、車速制限およ
びフォーク上昇速度制限をしないときのモードである。
本実施形態では、ノーマルモードで車速制限用のボリュ
ーム22のつまみの位置を調整することで、アクセルペ
ダル6を操作するときのフィーリング調整が可能となっ
ている。
【0030】電子ガバナコントローラ7には、制御手段
を構成するマイクロコンピュータ25が内蔵されてい
る。マイクロコンピュータ25は、記憶手段としてのメ
モリ26及びレジスタ27,28を備える。メモリ26
には、エンジン回転数制御処理のためのプログラムデー
タが記憶されている。このプログラムデータは、アクセ
ルペダル6の踏み角θに応じた目標回転数Nとなるよう
に実回転数Nrを制御するためのものであり、スロット
ル弁14の開度を制御するための指令値Sを算出するた
めのものである。指令値Sは、アクセル踏み角θから決
まる目標回転数Nと、点火パルス信号IPS から求まる実
回転数NrとからPID制御演算を行なって算出され
る。レジスタ27,28は、PID制御演算に使用する
データN,Nrを格納するためのものである。このプロ
グラムデータは例えば10〜50ミリ秒毎に実行され
る。
【0031】メモリ26には、図2に示すマップMが記
憶されている。マップMは、エンジン回転数制御処理に
おいて、アクセル踏み角θに応じた目標回転数Nを求め
るためのものである。従来機種で使用された機械式のガ
バナ装置の特性を踏襲したガバナ基準曲線データL2
と、これに対して曲率を徐々に変化させた曲線データL
1,L3〜L5等からなる。同図のマップM中において
は5本の曲線のみ描いているが、実際には各曲線間に図
示しない曲線が複数存在しており、ボリューム22のつ
まみを回すことによって曲線データの連続的な選択が可
能なほどの多数の曲線データが設定されている。
【0032】曲線データL1〜L5等は全て、アクセル
踏み角θが全閉のときにアイドル回転数NIDOLをとり、
アクセル踏み角θが全開のときに最高回転数Nmaxをと
る。そして、曲線データL1〜L5等はどれも、アクセ
ル踏み角θが増大するほど、アクセル踏み角θに対する
目標回転数Nの増加割合が次第に小さくなる曲率を有す
るとともに、アクセル踏み角θに対する目標回転数Nの
増加割合(つまり曲線の曲率)が互いに異なっている。
【0033】曲線データL1〜L5等は、ガバナ基準曲
線データL2に対し、曲率が大きくなる側と小さくなる
側の両方に設定されている。但し、曲率が小さくなる側
の方が曲線データの数がかなり多い。これは、ガバナ基
準曲線データL2に対し、曲率の大きい側はエンジン5
の出力限界に近く、曲線データの設定の余地があまりな
いことと、アクセルペダル6の有効踏み角を大きく確保
するためには曲率を小さくする方が都合がよいからであ
る。ガバナ基準曲線データL2の曲率より大きな曲率の
曲線データL1等を設定したのは、アクセルペダル6の
フィーリングを設定する際の選択の幅を広げるためであ
る。
【0034】ボリューム24のつまみの位置で決まる制
限回転数(制限車速)NLMに対し、各曲線データL1〜
L5等は一義的に対応付けられている。つまり、ボリュ
ーム24のつまみを回すことによってNLmin〜Nmaxの
範囲で決定される制限回転数NLMTの値の数と、曲線デ
ータL1〜L5等の数が同数設定され、制限回転数NLM
Tが低速側の値であるほど、アクセル踏み角θに対する
目標回転数Nの増加割合のより小さい、すなわちより小
さな曲率の曲線データが一義的に決まるようになってい
る。例えば制限回転数Nmax,NLMT1,NLMT2,NLMT
3,NLminに対しては、それぞれ曲線データL1,L
2,L3,L4,L5が決定される。
【0035】このマップMにおいては、制限回転数NLM
Tが徐々に小さくなるに連れて、採用される曲線データ
の曲率が徐々に小さくなる。このため、制限回転数NLM
Tを最低値NLminに設定したときにアクセルペダル6の
有効踏み角θeffが最も小さくなるが、このときでも曲
率の一番小さな曲線データL5が決まることで、アクセ
ルペダル6の有効踏み角θeffが、全開を100%とし
たときの50%以上(約50%)が確保されるようにな
っている。
【0036】ガバナ基準曲線データL2に対して曲率を
徐々に変化させて他の曲線データL1,L3〜L5等を
設定することにより、アクセルペダル6のフィーリング
を変更したときの違和感を小さく抑えるようにしてい
る。また、曲率を小さくする側において直線に至るまで
の曲率に抑えることで、つまりアクセル踏み角θが増え
るほど目標回転数Nの増加割合が小さくなる曲率をもた
せることで、荷役作業のときに車体を前後方向に位置決
めするときの微調整のためのアクセルペダル6の操作を
し易くしている。例えばデータを直線としてしまうと、
アクセルペダル6を踏込んだときの回転数の立ち上がり
遅れ(応答遅れ)から過度に踏込み易く、微調整には適
さない。
【0037】次に、上記のように構成された電子ガバナ
システムの作用を説明する。モード切替スイッチ23に
より走行モード,走行&荷役モード,ノーマルモードの
うちいずれか1つを選択する。走行モードまたは走行&
荷役モードが選択されたときには、ボリューム24のつ
まみの位置により制限回転数(制限車速)NLMTと、こ
れに対応する1つの曲線データが一義的に決定される。
【0038】エンジン5の回転数制御は、アクセル踏み
角θからこの曲線データに基づいて決まる目標回転数N
に実回転数Nrを一致させるように、ステップモータ1
5を駆動制御してアクセル開度を調整することにより行
われる。
【0039】そして、車速センサ17からの検出値に基
づきフォークリフト1が走行状態にあると判断されてい
るときは、目標回転数Nが制限回転数NLMTに制限され
る。このため、アクセルペダル6がいくら踏み込まれよ
うとも車速が制限車速に制限される。
【0040】また、走行&荷役モードのときは、車速セ
ンサ17からの検出値に基づいて停車中であると判断さ
れても、スイッチ22からの検知信号に基づき荷役レバ
ー21が上昇位置に操作されていると判断されれば、目
標回転数Nが制限回転数NLMTに制限される。このた
め、フォーク2を上昇させるときの上昇速度が制限され
る。
【0041】制限回転数(制限車速)NLMTをどのよう
に設定しても、図2に示すマップMから分かるように、
アクセルペダル6の有効踏み角θeffは、全開を100
%としたときに50%以上確保される。このため、車速
制限やフォーク上昇速度制限をして荷役作業を慎重にす
る必要があるときでも、アクセルペダル6の有効踏み角
θeffが広く確保されることにより、アクセルペダル6
を操作するときのフィーリングがさほど悪化しない。そ
の結果、慎重に荷役作業をすることができる。
【0042】一方、ノーマルモードのときは、ボリュー
ム24のつまみの位置に応じた曲線データが一義的に決
定される。エンジン5の回転数制御は、アクセル踏み角
θからこの曲線データに基づいて決まる目標回転数Nに
実回転数Nrを一致させるようにステップモータ15を
駆動制御し、アクセル開度を調整することで行われる。
【0043】つまり、ボリューム24のつまみを位置調
整することにより、曲率の異なる曲線データを選択でき
るため、アクセルペダル6をオペレータの好みに応じた
フィーリングに調整することが可能となる。そして、ア
クセルペダル6を操作するときのフィーリングがオペレ
ータの好みに合ったものとなるので、荷役作業がし易く
なる。
【0044】以上詳述したように本実施形態によれば、
以下に示す効果を得る。 (1)ボリューム24によって選択される制限回転数
(制限車速)NLMTが低速側にあるほど、曲率のより小
さな曲線データが決まるように曲率の異なる曲線データ
を複数用意したので、制限車速を設定したときの有効踏
み角θeffを全開時の50%以上確保することができ
る。よって、従来に比べて車速制限機能を使用したとき
のアクセルペダル6のフィーリングの悪化を小さく抑え
ることができる。
【0045】(2)ノーマルモードにおいては、ボリュ
ーム24によって曲線データを選択できるようにしたの
で、アクセルペダル6のフィーリングをオペレータの好
みに応じて調整することができる。
【0046】(3)アクセル踏み角θが増えるほどアク
セル踏み角θに対する目標回転数Nの増加割合が次第に
小さくなる曲率となるように曲線データL1〜L5等を
設定したので、荷役作業の際にフォークリフト1を前後
方向に位置調整するときに行なわれるアクセルペダル6
の微調整のための操作をし易くすることができる。
【0047】(4)複数の曲線データの中に、機械式の
ガバナ装置の特性曲線であるガバナ基準曲線データL2
を基準にして徐々に曲率を変化させて他の曲線データL
1,L3〜L5等を設定しているので、アクセルペダル
6のフィーリングを変更したときの違和感を小さく抑え
ることができる。
【0048】(5)アクセル踏み角θが全閉のときにア
イドル回転数NIDOLをとり、アクセル踏み角θが全開の
ときに最高回転数Nmaxをとるように、曲線データL1
〜L5等を設定したので、ノーマルモードのときに最高
車速を変更させることなく、アクセルペダル6のフィー
リングだけを変更させることができる。
【0049】(6)ボリューム24を回すことによって
アクセルペダル6のフィーリングを連続的に変更させる
ことができる。従って、アクセルペダル6のフィーリン
グをオペレータの好みに応じてより細かく調整すること
ができる。
【0050】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のよ
うに変更することができる。 ○ 制限回転数NLMTと曲線データを予め一義的に対応
付けた構成に限定されない。図4に示すように、車速制
限用のボリューム24と、アクセルペダル6のフィーリ
ングを変更するためのボリューム30とを備え、両ボリ
ューム24,30を独立に操作して、制限回転数NLMT
と曲線データL1〜L5等を個々に選択できるようにし
てもよい。例えば図5に示すマップM1を採用し、制限
回転数(制限車速)NLMTとフィーリング調整を独立に
設定できるようにしてもよい。この構成によれば、制限
回転数NLMTを最低値NLminにしたときでも曲線データ
の選択の仕方によっては、有効踏み角θeffを全開時の
約30〜50%と広く確保でき、従来装置に比べてアク
セルペダル6のフィーリングの悪化を小さく抑えるよう
に選択の幅を広げられる。
【0051】○ 図6に示すように、アクセル踏み角θ
の全開時の目標回転数Nが制限回転数となるように曲線
データK1〜K5等を設定したマップM2を採用しても
よい。ここで、曲線データK1がガバナ基準曲線データ
に相当する。この構成によれば、制限回転数(制限車
速)NLMTを設定しても、常にアクセルペダル6の有効
踏み角θeffを全開時の100%を確保することができ
る。
【0052】○ 車速制限機能のないフォークリフトに
おいて、図5に示すマップM1や図6に示すマップM2
を採用して、アクセルペダル6のフィーリングの調整機
能だけを備えた構成で実施することができる。
【0053】○ マップでなく計算式を採用し、ボリュ
ームの設定値から計算式によってアクセル踏み角θに応
じた目標回転数Nを算出するようにしてもよい。 ○ 曲線データは、曲線上の点を結んだ折れ線状であっ
ても構わない。
【0054】○ 制限回転数NLMTを最低値NLminにし
たときのアクセルペダル6の有効踏み角θeffは、全開
を100%としたときの約50%に限定されない。50
%〜100%の範囲の所定値(%)を適宜設定できる。
なお、50%以上にすると有効である。
【0055】○ モード切替スイッチ23により切替え
るモードは、走行モードと、走行&荷役モードと、ノー
マルモードとの組合わせに限定されない。走行モード,
荷役モード,走行&荷役モード,ノーマルノードのうち
任意の幾つかを切替え可能とした構成であればよい。例
えば走行モードとノーマルモードの2つから選択する構
成、あるいは走行モード,荷役モード,ノーマルモード
の3つから選択する構成としてもよい。
【0056】○ エンジンの回転数制御を行なう方法
は、スロットル開度の調整に限定されない。例えば燃料
噴射ノズルからの燃料噴射量を調整してエンジンの回転
数制御をする構成であっても構わない。
【0057】○ 駆動源はエンジンに限定されない。例
えば走行輪に回転力を与えるための駆動源を電動モータ
としてもよい。この場合、マップM,M1,M2などを
採用して電動モータの回転数制御が行われる。
【0058】○ 例えば、トランスミッション8による
変速は、近頃エンジン式フォークリフトに多いように前
進2速、前進1速、中立(ニュートラル)、後進、と設
定されていてもよい。このように前進2段変速のトラン
スミッション8では、一般に前進1速による車速はギヤ
比の調整により低めに設定されており、アクセルペダル
6を全開にしても制限を必要とする車速に届かず、車速
制限機能は必要としない。このため車速制限機能は、ト
ランスミッション8が前進2速に位置していることを検
出した時に回転数制御を行なえばよい。トランスミッシ
ョン8が前進2速に設定されている時のエジン5の回転
数と車速は一義的に決まるため、その他の構成は、前記
実施形態と同様である。
【0059】○ 回転数の検出手段としてデファレンシ
ャル9の入力側に回転センサを取付け、車速制限機能
は、デファレンシャル9の入力側回転数に制限回転数を
設ける構成であっても構わない。
【0060】前記実施形態から把握され、特許請求の範
囲に記載されていない技術的思想(発明)を、その効果
とともに以下に記載する。 (イ)請求項1〜請求項7のいずれかにおいて、前記複
数の曲線データは、機械式ガバナ装置の特性曲線である
ガバナ基準曲線データと、該ガバナ基準曲線データに対
して曲率を徐々に変化させた曲線データとから構成され
る。この構成によれば、機械式ガバナ装置を踏襲したそ
の特性曲線に基づくアクセル操作部のフィーリングを、
運転者の好みに応じて変更できる。
【0061】(ロ)請求項1〜請求項7のいずれかにお
いて、前記複数の曲線データは、前記アクセル操作量の
全閉時と全開時における各目標回転数を、それぞれアイ
ドル回転数と最大回転数となるように設定されている。
この構成によれば、アクセル操作部の全開時における駆
動源の最高回転数(つまり最高車速)を変更させること
なく、アクセル操作部のフィーリングだけを変更でき
る。
【0062】(ハ)請求項3〜請求項7のいずれか一項
において、前記複数の曲線データは、曲率が小さいほど
前記アクセル操作部の全開時における目標回転数が小さ
くなるように設定されている。この構成によれば、制限
回転数を設定したときのアクセル操作部の有効操作範囲
をより広く確保できる。
【0063】(ニ)前記(ハ)において、前記複数の曲
線データは、前記アクセル操作量の全開時における目標
回転数が前記制限回転数に一致している。この構成によ
れば、制限回転数を設定したときでも、アクセル操作部
の有効操作範囲を全開時の100%確保でき、アクセル
操作部のフィーリングの悪化を防止できる。
【0064】(ホ)請求項5において、前記設定モード
は、走行モードと、走行モード及び荷役モードとの2つ
の組合わせのうちいずれかを選択するためのものであ
る。この構成によれば、車速制限の選択と、車速制限お
よび荷役用移動体の移動速度制限の選択とのいずれかを
荷役作業内容に応じて選ぶことができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び請求項
7に記載の発明によれば、アクセル操作量が増加するほ
どアクセル操作量に対する目標回転数の増加割合が小さ
くなるとともに、アクセル操作量に対する目標回転数の
増加割合が互いに異なる複数の曲線データを用意し、こ
の中から選択した曲線データに基づいて、アクセル操作
量に応じた駆動源の目標回転数を求めるので、産業車両
で荷役作業などに要求される微妙な操作をし易くするよ
うにアクセル操作部のフィーリングを調整することがで
きる。
【0066】請求項2及び請求項7に記載の発明によれ
ば、選択操作手段を連続的な選択が可能なボリュームと
したので、アクセル操作部のフィーリングを連続的に調
整することができる。
【0067】請求項3及び請求項7に記載の発明によれ
ば、選択操作手段により選択した制限回転数が小さいほ
ど、アクセル操作量に対する目標回転数の増加割合のよ
り小さな曲線データが選択されるので、回転数制限した
ときのアクセル操作部のフィーリングを向上させること
ができる。
【0068】請求項4及び請求項7に記載の発明によれ
ば、モード切替操作手段の操作により非設定モードが選
択されたときに、制限回転数を設定するための選択操作
手段を利用して、アクセル操作部のフィーリング調整を
することができる。
【0069】請求項5及び請求項7に記載の発明によれ
ば、設定モードでは、車速制限をする走行モードと、車
両に設けられた荷役用移動体の移動速度を制限する荷役
モードとの少なくともいずれかを含むように予め定めら
れた組合わせのうちから1つが選択されるようにし、走
行モード時には車速制限が、荷役モード時には荷役用移
動体の移動速度制限が行なわれるので、荷役作業の安定
性を確保することができる。
【0070】請求項6及び請求項7に記載の発明によれ
ば、曲線データは全て、アクセル操作量が全開時の50
%以上の領域で目標回転数が制限回転数に達するように
設定されているので、アクセル操作部の有効操作量を全
開時の50%以上確保でき、アクセル操作部のフィーリ
ングを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における電子ガバナシステムの摸式
構成図。
【図2】アクセル踏み角と目標回転数との関係を示すマ
ップ。
【図3】フォークリフトの側面図。
【図4】別例の電子ガバナシステムの部分摸式構成図。
【図5】同じくアクセル踏み角と目標回転数との関係を
示すマップ。
【図6】図5と異なる別例のマップ。
【図7】従来装置のアクセル踏み角と目標回転数との関
係を示すマップ。
【符号の説明】
1…産業車両としてのフォークリフト、2…荷役用移動
体としてのフォーク、5…駆動源としてのエンジン、6
…アクセル操作部としてのアクセルペダル、7…制御手
段としての電子ガバナコントローラ、10…走行輪、1
2a…検出手段としてのポテンショメータ、14…スロ
ットル弁、15…ステップモータ、17…走行検出手段
としての車速センサ、22…荷役検出手段としてのスイ
ッチ、23…モード切替操作手段としてのモード切替ス
イッチ、25…制御手段を構成するマイクロコンピュー
タ、24…選択操作手段としてのボリューム、26…記
憶手段としてのメモリ、θ…アクセル操作量としてのア
クセル踏み角、N…目標回転数、L1〜L5、K1〜k
5…曲線データ、NLMT…制限回転数。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 29/02 311 F02D 29/02 311C 41/04 310 41/04 310C F02M 19/00 F02M 19/00 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行輪に回転力を与えるための駆動源
    と、 アクセル操作部が操作されたアクセル操作量を検出する
    検出手段と、 アクセル操作量が増加するほど該アクセル操作量に対す
    る前記駆動源の目標回転数の増加割合が小さくなるとと
    もに、該アクセル操作量に対する目標回転数の増加割合
    が互いに異なる複数の曲線データを記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶された複数の曲線データの中から一
    つを選択するための選択操作手段と、 前記選択操作手段により選択された曲線データに基づい
    て、前記検出手段により検出されたアクセル操作量から
    求まる目標回転数となるように前記駆動源を回転数制御
    する制御手段とを備えた産業車両におけるアクセル操作
    設定装置。
  2. 【請求項2】 前記選択操作手段は連続的な選択が可能
    なボリュームである請求項1に記載の産業車両における
    アクセル操作設定装置。
  3. 【請求項3】 前記選択操作手段は、前記駆動源の制限
    回転数を設定するためのものであって、該選択操作手段
    により選択された制限回転数が小さいほど、前記アクセ
    ル操作量に対する目標回転数の増加割合のより小さな曲
    線データが選択されるようになっており、 前記制御手段は、前記制限回転数から決まる前記曲線デ
    ータに基づき、前記制限回転数以下に目標回転数を制限
    して前記駆動源を回転数制御する請求項1又は請求項2
    に記載の産業車両におけるアクセル操作設定装置。
  4. 【請求項4】 前記制限回転数を設定するときの設定モ
    ードと、その設定をしないときの非設定モードとを切替
    えるモード切替操作手段を備え、 前記制御手段は、前記モード切替操作手段により設定モ
    ードと非設定モードのどちらが選択されても、前記検出
    手段により検出されたアクセル操作量から目標回転数を
    求める際に、前記選択操作手段により選択された前記曲
    線データを使用する請求項3に記載の産業車両における
    アクセル操作設定装置。
  5. 【請求項5】 前記設定モードは、車速制限をする走行
    モードと、前記駆動源により駆動される荷役用移動体の
    移動速度を制限する荷役モードとの少なくともいずれか
    を含むように予め定められた組合せのうちから1つが選
    択されるモードであって、 車両が走行状態にあることを検出する走行検出手段と、
    前記荷役用移動体が作動状態にあることを検出する荷役
    検出手段とが備えられ、 前記制御手段は、前記走行モード時には前記走行検出手
    段により車両が走行状態にあると検出されたときに、前
    記荷役モード時には前記荷役検出手段により前記荷役用
    移動体が作動状態にあると検出されたときに、前記駆動
    源の目標回転数を前記制限回転数以下に制限する請求項
    4に記載の産業車両におけるアクセル操作設定装置。
  6. 【請求項6】 前記曲線データは全て、前記アクセル操
    作量が全開時の50%以上の領域で前記目標回転数が前
    記制限回転数に達するように設定されている請求項3〜
    請求項5のいずれか一項に記載の産業車両におけるアク
    セル操作設定装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記
    載の前記アクセル操作設定装置を備えている産業車両。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057502A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Komatsu Ltd 油圧駆動式の車両、およびその制御方法と装置
KR20120042751A (ko) * 2009-06-19 2012-05-03 히다치 겡키 가부시키 가이샤 작업 차량의 제어 장치
WO2023162948A1 (ja) * 2022-02-22 2023-08-31 株式会社豊田自動織機 荷役制限装置及び荷役制限方法

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JP2012057502A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Komatsu Ltd 油圧駆動式の車両、およびその制御方法と装置
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