JPH11166371A - 板ガラス固定部材 - Google Patents
板ガラス固定部材Info
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- JPH11166371A JPH11166371A JP33601997A JP33601997A JPH11166371A JP H11166371 A JPH11166371 A JP H11166371A JP 33601997 A JP33601997 A JP 33601997A JP 33601997 A JP33601997 A JP 33601997A JP H11166371 A JPH11166371 A JP H11166371A
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- JP
- Japan
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- receiving
- groove
- locking
- plate glass
- sash frame
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 板ガラスの取付け作業にかかる時間を短くす
ることができ、かつ板ガラスを容易に密着状態に挟持す
ることができる板ガラス固定部材を提供する。 【解決手段】 突条部11cの中央に逃溝11hを設け
たので、突条部11cを受入溝9jに押込むことにより
係止爪11f…,11g…が受爪9g…,9h…に当た
ると、突条部11cが逃溝11h側に弾性変形して係止
爪11f…,11g…を内側に逃がすことのできる。 【効果】 係止爪11f…,11g…を内側に逃がすこ
とにより、係止爪11f…,11g…は受爪9g…,9
h…を容易に乗り越えることができる。この結果、突条
部11cを受入溝9jに容易にかつ確実に押込むことが
できる。
ることができ、かつ板ガラスを容易に密着状態に挟持す
ることができる板ガラス固定部材を提供する。 【解決手段】 突条部11cの中央に逃溝11hを設け
たので、突条部11cを受入溝9jに押込むことにより
係止爪11f…,11g…が受爪9g…,9h…に当た
ると、突条部11cが逃溝11h側に弾性変形して係止
爪11f…,11g…を内側に逃がすことのできる。 【効果】 係止爪11f…,11g…を内側に逃がすこ
とにより、係止爪11f…,11g…は受爪9g…,9
h…を容易に乗り越えることができる。この結果、突条
部11cを受入溝9jに容易にかつ確実に押込むことが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板ガラスを建築物
に取付ける板ガラス固定部材に関する。
に取付ける板ガラス固定部材に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅の床暖房やお湯採りに太陽エネルギ
ーを利用するパッシブソーラーシステムが知られてい
る。パッシブソーラーシステムは、建築物の屋根を集熱
部として利用するもので、集熱部に取入れた空気を太陽
エネルギーで暖め、この暖めた空気で床暖房やお湯採り
をするものである。
ーを利用するパッシブソーラーシステムが知られてい
る。パッシブソーラーシステムは、建築物の屋根を集熱
部として利用するもので、集熱部に取入れた空気を太陽
エネルギーで暖め、この暖めた空気で床暖房やお湯採り
をするものである。
【0003】上記集熱部として、例えば特開平9−72
056号公報「集熱装置のガラス支持部材」が提案され
ている。この技術は、同公報の図1〜図3に示されるよ
うに、芯木10上に固定具2を固定し、次に、固定具2
の左右側部にクッション材11,11を配置し、次い
で、左右のクッション材11,11に集熱ガラス(板ガ
ラス)12,12の対向端部を載せ、続いて、集熱ガラ
ス11,11の上方からガスケット1を被せて、ガスケ
ット1の掛止部4を固定具2の掛止部8内に押込み、こ
の掛止部4の掛止段部5…(…は複数個を示す。以下同
様。)を掛止部8の静止段部9…に掛止してガスケット
1とクッション材11,11とで集熱ガラス12,12
を挟持するものである。
056号公報「集熱装置のガラス支持部材」が提案され
ている。この技術は、同公報の図1〜図3に示されるよ
うに、芯木10上に固定具2を固定し、次に、固定具2
の左右側部にクッション材11,11を配置し、次い
で、左右のクッション材11,11に集熱ガラス(板ガ
ラス)12,12の対向端部を載せ、続いて、集熱ガラ
ス11,11の上方からガスケット1を被せて、ガスケ
ット1の掛止部4を固定具2の掛止部8内に押込み、こ
の掛止部4の掛止段部5…(…は複数個を示す。以下同
様。)を掛止部8の静止段部9…に掛止してガスケット
1とクッション材11,11とで集熱ガラス12,12
を挟持するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、掛止部4を
掛止部8内へ押込むためには、掛止部4の係止段部5…
が掛止部8の静止段部9…に当ったときに、係止段部5
…を内側に逃がして静止段部9…を乗り越えさせる必要
がある。しかし、上記技術によれば、ガスケット1の掛
止部4は中実部材なので、掛止部4を掛止部8へ押込む
ときに、掛止部4の係止段部5…が掛止部8の静止段部
9…に当っても、係止段部5…は内側に逃げ難い。従っ
て、掛止部4を掛止部8内に容易に押込むことができな
いので、集熱ガラス12,12の取付け作業に時間がか
かる。
掛止部8内へ押込むためには、掛止部4の係止段部5…
が掛止部8の静止段部9…に当ったときに、係止段部5
…を内側に逃がして静止段部9…を乗り越えさせる必要
がある。しかし、上記技術によれば、ガスケット1の掛
止部4は中実部材なので、掛止部4を掛止部8へ押込む
ときに、掛止部4の係止段部5…が掛止部8の静止段部
9…に当っても、係止段部5…は内側に逃げ難い。従っ
て、掛止部4を掛止部8内に容易に押込むことができな
いので、集熱ガラス12,12の取付け作業に時間がか
かる。
【0005】さらに、ガスケット1は数メートル単位の
長尺ものなので、掛止部4を確実に押込んだ部分と、掛
止部4を確実に押込めない部分とが存在する虞れがあ
る。このため、ガスケット1にうねりが発生して、ガス
ケット1と集熱ガラス12との間に隙間ができるので、
集熱効果が低下したり、雨水が侵入する虞れがある。
長尺ものなので、掛止部4を確実に押込んだ部分と、掛
止部4を確実に押込めない部分とが存在する虞れがあ
る。このため、ガスケット1にうねりが発生して、ガス
ケット1と集熱ガラス12との間に隙間ができるので、
集熱効果が低下したり、雨水が侵入する虞れがある。
【0006】そこで、本発明の目的は、板ガラスの取付
け作業にかかる時間を短くすることができ、かつ板ガラ
スを容易に密着状態に挟持することができる技術を提供
することにある。
け作業にかかる時間を短くすることができ、かつ板ガラ
スを容易に密着状態に挟持することができる技術を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、建築物に取付けたサッシ枠の側
部に緩衝部材を載せ、この緩衝部材に板ガラスの端部を
載せ、この板ガラスの上方から抑えレールを被せて、こ
の抑えレールの突条部をサッシ枠の受入溝に押込み、こ
の受入溝の受爪に突条部の係止爪を係止させてサッシ枠
と抑えレールとで板ガラスを挟持する板ガラス固定部材
において、突条部は、受入溝に押込む際に係止爪を受爪
から逃がすための逃溝を中央に備えたことを特徴とす
る。
に本発明の請求項1は、建築物に取付けたサッシ枠の側
部に緩衝部材を載せ、この緩衝部材に板ガラスの端部を
載せ、この板ガラスの上方から抑えレールを被せて、こ
の抑えレールの突条部をサッシ枠の受入溝に押込み、こ
の受入溝の受爪に突条部の係止爪を係止させてサッシ枠
と抑えレールとで板ガラスを挟持する板ガラス固定部材
において、突条部は、受入溝に押込む際に係止爪を受爪
から逃がすための逃溝を中央に備えたことを特徴とす
る。
【0008】突条部の中央に逃溝を設けたので、突条部
を受入溝に押込む際に、係止爪が受爪に当たって突条部
が逃溝側に弾性変形する。従って、係止爪を内側に逃が
すことができるので、係止爪は受爪を容易に乗り越える
ことができる。この結果、突条部を受入溝に容易に且つ
確実に押込むことができる。
を受入溝に押込む際に、係止爪が受爪に当たって突条部
が逃溝側に弾性変形する。従って、係止爪を内側に逃が
すことができるので、係止爪は受爪を容易に乗り越える
ことができる。この結果、突条部を受入溝に容易に且つ
確実に押込むことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る板ガラス固定部材(第
1実施例)を使用したパッシブソーラーシステムの屋根
集熱部構造の斜視図である。パッシブソーラーシステム
の屋根集熱部構造1は、金属板瓦棒葺3の下側部位に該
当するガラスなし集熱部2と、上側部位に位置するガラ
ス付き集熱部5とからなる。
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る板ガラス固定部材(第
1実施例)を使用したパッシブソーラーシステムの屋根
集熱部構造の斜視図である。パッシブソーラーシステム
の屋根集熱部構造1は、金属板瓦棒葺3の下側部位に該
当するガラスなし集熱部2と、上側部位に位置するガラ
ス付き集熱部5とからなる。
【0010】ガラス付き集熱部5は、金属板瓦棒葺3の
上側部位(以下、上側金属板瓦棒葺と呼ぶ。)3aと、
垂木4…に配置した板ガラス(集熱ガラス)6…と、こ
の板ガラス6…を垂木4…上に固定する板ガラス固定部
材7とからなる。板ガラス6は強化ガラスが好適であ
る。
上側部位(以下、上側金属板瓦棒葺と呼ぶ。)3aと、
垂木4…に配置した板ガラス(集熱ガラス)6…と、こ
の板ガラス6…を垂木4…上に固定する板ガラス固定部
材7とからなる。板ガラス6は強化ガラスが好適であ
る。
【0011】20は外気取入れ口、21は外気取入れ口
20に連通する集熱空間、22は集熱空間21に連通す
る棟ダクト、23は棟ダクト22に連通するハンドリン
グボックス、24はハンドリングボックス23に連通す
る垂直ダクト、25は室内の空気をハンドリングボック
ス23内に戻す室内リターンダクト、26は断熱材であ
る。
20に連通する集熱空間、22は集熱空間21に連通す
る棟ダクト、23は棟ダクト22に連通するハンドリン
グボックス、24はハンドリングボックス23に連通す
る垂直ダクト、25は室内の空気をハンドリングボック
ス23内に戻す室内リターンダクト、26は断熱材であ
る。
【0012】図2は図1の2−2線断面図であり、便宜
上、3本の垂木4を基準垂木4a、横端垂木4b、中間
垂木4cと呼ぶ。板ガラス固定部材7は、上側金属板瓦
棒葺3aの基準垂木4a及び横端垂木4bにビス8…を
介して取付けたサッシ枠9,9と、サッシ枠9,9に配
置した緩衝部材10…と、サッシ枠9,9に係止して緩
衝部材10…とともに板ガラス6…を密着状態に挟持す
る抑えレール11…とからなる。
上、3本の垂木4を基準垂木4a、横端垂木4b、中間
垂木4cと呼ぶ。板ガラス固定部材7は、上側金属板瓦
棒葺3aの基準垂木4a及び横端垂木4bにビス8…を
介して取付けたサッシ枠9,9と、サッシ枠9,9に配
置した緩衝部材10…と、サッシ枠9,9に係止して緩
衝部材10…とともに板ガラス6…を密着状態に挟持す
る抑えレール11…とからなる。
【0013】基準垂木4a上のサッシ枠9は、アルミニ
ウム材を押出成形したレールであり、両側部に形成した
左側溝9a及び右側溝9bと、両側縁の壁部を外側に折
曲げた左側折曲げ部9c及び右側折曲げ部9dと、左側
溝9a及び右側溝9bの内側に設けた左右の受入壁9
e,9fと、これら左右の受入壁9e,9fで形成した
中央の受入溝9jとからなる。なお、左右の受入壁9
e,9fについては図3において詳しく説明する。緩衝
部材10は断面矩形状の樹脂製品で粘着性がなく、サッ
シ枠9の左側溝9a及び右側溝9b内に嵌入するもので
ある。
ウム材を押出成形したレールであり、両側部に形成した
左側溝9a及び右側溝9bと、両側縁の壁部を外側に折
曲げた左側折曲げ部9c及び右側折曲げ部9dと、左側
溝9a及び右側溝9bの内側に設けた左右の受入壁9
e,9fと、これら左右の受入壁9e,9fで形成した
中央の受入溝9jとからなる。なお、左右の受入壁9
e,9fについては図3において詳しく説明する。緩衝
部材10は断面矩形状の樹脂製品で粘着性がなく、サッ
シ枠9の左側溝9a及び右側溝9b内に嵌入するもので
ある。
【0014】抑えレール11は、樹脂を帯状に形成した
もので粘着性がなく、両側部に形成した左側リップ11
a及び右側リップ11bと、左右の受入壁9e,9f内
に嵌入する突条部11cとからなる。左側リップ11a
及び右側リップ11bは、抑えレール11がサッシ枠9
に係止したとき弾性変形して板ガラス6に密着するもの
である。なお、突条部11cについては図3で詳しく説
明する。
もので粘着性がなく、両側部に形成した左側リップ11
a及び右側リップ11bと、左右の受入壁9e,9f内
に嵌入する突条部11cとからなる。左側リップ11a
及び右側リップ11bは、抑えレール11がサッシ枠9
に係止したとき弾性変形して板ガラス6に密着するもの
である。なお、突条部11cについては図3で詳しく説
明する。
【0015】横端垂木4b上のサッシ枠9、緩衝部材1
0、抑えレール11についても同様である。但し、サッ
シ枠9の右側折曲げ部9d側には板ガラス6がないの
で、右側折曲げ部9dが右側リップ11bに直接当る位
置になる。12は中間ブロック材である。中間ブロック
12は樹脂製品であり、ビス8を介して中間垂木4cに
取付けて板ガラス6のたわみを防止するものである。ま
た、16は野地板、17はアスファルトルーフィング、
18aは溝板、18bはキャップである。溝板18a及
びキャップ18bは金属板である。
0、抑えレール11についても同様である。但し、サッ
シ枠9の右側折曲げ部9d側には板ガラス6がないの
で、右側折曲げ部9dが右側リップ11bに直接当る位
置になる。12は中間ブロック材である。中間ブロック
12は樹脂製品であり、ビス8を介して中間垂木4cに
取付けて板ガラス6のたわみを防止するものである。ま
た、16は野地板、17はアスファルトルーフィング、
18aは溝板、18bはキャップである。溝板18a及
びキャップ18bは金属板である。
【0016】図3は図2の3拡大図であり、突条部11
cが受入溝9jに嵌入した状態を示す。抑えレール11
の突条部11cは、弾性変形可能な左右の差込壁11
d,11eと、左右の差込壁11d,11eの外面に設
けた左右の係止爪11f…,11g…とからなり、中央
に逃溝11hを備えたものである。サッシ枠11の左右
の受入壁9e,9fは、受入溝9jを形成し且つそれぞ
れの内面に左右の受爪9g…,9h…を備える。左右の
受爪9g…,9h…は、それぞれ左右の係止爪11f
…,11g…に係止するものである。受爪9g…,9h
…は、斜め下向きに傾いているので、左右の係止爪11
f…,11g…が受爪9g…,9h…から外れることは
ない。
cが受入溝9jに嵌入した状態を示す。抑えレール11
の突条部11cは、弾性変形可能な左右の差込壁11
d,11eと、左右の差込壁11d,11eの外面に設
けた左右の係止爪11f…,11g…とからなり、中央
に逃溝11hを備えたものである。サッシ枠11の左右
の受入壁9e,9fは、受入溝9jを形成し且つそれぞ
れの内面に左右の受爪9g…,9h…を備える。左右の
受爪9g…,9h…は、それぞれ左右の係止爪11f
…,11g…に係止するものである。受爪9g…,9h
…は、斜め下向きに傾いているので、左右の係止爪11
f…,11g…が受爪9g…,9h…から外れることは
ない。
【0017】図4は図1の4−4線断面図であり、板ガ
ラス同士の突合せ連結と板ガラス下端部の取付け状態を
示す。ガラス継ぎ部材13は、断面略H型の樹脂製品で
あり、上側の板ガラス6の下端部6aと下側の板ガラス
6の上端部6bとを突合せた状態で連結する部材であ
る。下側の板ガラス6の下端部6aを取付けた板ガラス
固定部材7は、図2の横端垂木4bの板ガラス固定部材
7と同様なので説明を省略する。
ラス同士の突合せ連結と板ガラス下端部の取付け状態を
示す。ガラス継ぎ部材13は、断面略H型の樹脂製品で
あり、上側の板ガラス6の下端部6aと下側の板ガラス
6の上端部6bとを突合せた状態で連結する部材であ
る。下側の板ガラス6の下端部6aを取付けた板ガラス
固定部材7は、図2の横端垂木4bの板ガラス固定部材
7と同様なので説明を省略する。
【0018】図5は図1の5−5線断面図である。カバ
ー部材14は、抑えレール11を抑える円弧部材であ
り、下側に係止爪14a,14aを備える。このカバー
部材14は、左右の係止爪14a,14bをサッシ枠9
の左右の受爪9g,9hに係止するとともにビス8を介
して基準垂木4aに取付けたものである。カバー部材1
4も、抑えレール11の突条部11cと同様に中央に逃
溝14cを備えている。このため、カバー部材14の係
止爪14a,14bをサッシ枠9の左右の受爪9g,9
hに係止するときに、係止爪14a,14bを逃溝14
c側に逃がしてカバー部材14をサッシ枠9に容易に取
付けることができる。なお、カバー部材14は合成樹脂
製(例えば硬質塩化ビニル製)、または金属製(例えば
ステンレス製)が好適である。15はシール剤である。
ー部材14は、抑えレール11を抑える円弧部材であ
り、下側に係止爪14a,14aを備える。このカバー
部材14は、左右の係止爪14a,14bをサッシ枠9
の左右の受爪9g,9hに係止するとともにビス8を介
して基準垂木4aに取付けたものである。カバー部材1
4も、抑えレール11の突条部11cと同様に中央に逃
溝14cを備えている。このため、カバー部材14の係
止爪14a,14bをサッシ枠9の左右の受爪9g,9
hに係止するときに、係止爪14a,14bを逃溝14
c側に逃がしてカバー部材14をサッシ枠9に容易に取
付けることができる。なお、カバー部材14は合成樹脂
製(例えば硬質塩化ビニル製)、または金属製(例えば
ステンレス製)が好適である。15はシール剤である。
【0019】図6は図5の6矢視面図である。カバー部
材14は、平面視で矩形状に形成したもので、上下端部
を抑えレール11,11の端部に載せたものである。こ
のカバー部材14は、抑えレール11,11の継ぎ目を
覆うとともに、抑えレール11,11の端部を抑えるも
のである。なお、図4に示した左右の係止爪14a,1
4bは、抑えレール11,11間の隙間Sに嵌入するも
のである。
材14は、平面視で矩形状に形成したもので、上下端部
を抑えレール11,11の端部に載せたものである。こ
のカバー部材14は、抑えレール11,11の継ぎ目を
覆うとともに、抑えレール11,11の端部を抑えるも
のである。なお、図4に示した左右の係止爪14a,1
4bは、抑えレール11,11間の隙間Sに嵌入するも
のである。
【0020】図7は図1の7−7線断面図であり、図8
は図7の8矢視面図である。カバー部材14は、図5で
説明したように、ビス8を介して垂木4に取付けること
により、抑えレール11,11間の継ぎ目を覆うととも
に、抑えレール11,11の端部を抑えたものである。
は図7の8矢視面図である。カバー部材14は、図5で
説明したように、ビス8を介して垂木4に取付けること
により、抑えレール11,11間の継ぎ目を覆うととも
に、抑えレール11,11の端部を抑えたものである。
【0021】図9は図1の9矢視図であり、図10は図
9の10−10線断面図である。T分岐用カバー部材6
0は、垂木4上の抑えレール11と、垂木4と直交する
抑えレール11,11との突合せ部を上から抑える部材
である。T分岐用カバー部材60は、ビス8,8を介し
て垂木4に取付け、抑えレール11,11,11の継ぎ
目を覆うとともに、抑えレール11,11,11の端部
を抑えるものである。なお、T分岐用カバー部材60
は、カバー部材14と同様に、合成樹脂製(例えば硬質
塩化ビニル製)、または金属製(例えばステンレス製)
が好適である。
9の10−10線断面図である。T分岐用カバー部材6
0は、垂木4上の抑えレール11と、垂木4と直交する
抑えレール11,11との突合せ部を上から抑える部材
である。T分岐用カバー部材60は、ビス8,8を介し
て垂木4に取付け、抑えレール11,11,11の継ぎ
目を覆うとともに、抑えレール11,11,11の端部
を抑えるものである。なお、T分岐用カバー部材60
は、カバー部材14と同様に、合成樹脂製(例えば硬質
塩化ビニル製)、または金属製(例えばステンレス製)
が好適である。
【0022】図11は図1の11矢視図であり、図12
は図11の12−12線断面図である。コーナ用カバー
部材70は、垂木4上に配置した最外側の抑えレール1
1と、垂木4と直交する抑えレール11との突合せ部を
上から抑える部材である。コーナ用カバー部材70は、
ビス8を介して垂木4に取付け、抑えレール11,11
の継ぎ目を覆うとともに、抑えレール11,11の端部
を抑えるものである。なお、コーナ用カバー部材70
は、カバー部材14と同様に、合成樹脂製(例えば硬質
塩化ビニル製)、または金属製(例えばステンレス製)
が好適である。
は図11の12−12線断面図である。コーナ用カバー
部材70は、垂木4上に配置した最外側の抑えレール1
1と、垂木4と直交する抑えレール11との突合せ部を
上から抑える部材である。コーナ用カバー部材70は、
ビス8を介して垂木4に取付け、抑えレール11,11
の継ぎ目を覆うとともに、抑えレール11,11の端部
を抑えるものである。なお、コーナ用カバー部材70
は、カバー部材14と同様に、合成樹脂製(例えば硬質
塩化ビニル製)、または金属製(例えばステンレス製)
が好適である。
【0023】図5〜図12のカバー部材14,60,7
0によれば、抑えレール11…の継ぎ目を覆うととも
に、抑えレール11…の突合せ部を上から抑えることが
できる。この結果、継ぎ目から雨水が侵入することを防
止して耐久性を増すことができ、かつ、継ぎ目の隙間を
なくして集熱効果を高めることができる。
0によれば、抑えレール11…の継ぎ目を覆うととも
に、抑えレール11…の突合せ部を上から抑えることが
できる。この結果、継ぎ目から雨水が侵入することを防
止して耐久性を増すことができ、かつ、継ぎ目の隙間を
なくして集熱効果を高めることができる。
【0024】次に、本発明に係る板ガラス固定部材7の
作用を説明する。図13(a)〜(c)は本発明に係る
板ガラス固定部材(第1実施例)の第1作用説明図であ
る。(a)において、標準垂木4a及び横端垂木4bに
それぞれサッシ枠9,9をビス8,8を介して取付け
る。次に、中間垂木4cに中間ブロック材12をビス8
を介して取付ける。
作用を説明する。図13(a)〜(c)は本発明に係る
板ガラス固定部材(第1実施例)の第1作用説明図であ
る。(a)において、標準垂木4a及び横端垂木4bに
それぞれサッシ枠9,9をビス8,8を介して取付け
る。次に、中間垂木4cに中間ブロック材12をビス8
を介して取付ける。
【0025】(b)において、標準垂木4aに取付けた
サッシ枠9の両側溝9a,9bにそれぞれ緩衝部材1
0,10を配置すると共に、横端垂木4bに取付けたサ
ッシ枠9の左側溝9aに緩衝部材10を配置する。続い
て、それぞれの緩衝部材10…に板ガラス6,6を載せ
る。この場合、緩衝部材10…に粘着性がないので、緩
衝部材10…に板ガラス6,6を一度載せた後でも、板
ガラス6,6の姿勢を好適に調整することができる。ま
た、中間ブロック材12に板ガラス6の中央部が載り、
板ガラス6の湾曲変形を防ぐ。次いで、サッシ枠9,9
に抑えレール11,11を上方から差込んで板ガラス6
を固定する。この工程を(c)に示す。
サッシ枠9の両側溝9a,9bにそれぞれ緩衝部材1
0,10を配置すると共に、横端垂木4bに取付けたサ
ッシ枠9の左側溝9aに緩衝部材10を配置する。続い
て、それぞれの緩衝部材10…に板ガラス6,6を載せ
る。この場合、緩衝部材10…に粘着性がないので、緩
衝部材10…に板ガラス6,6を一度載せた後でも、板
ガラス6,6の姿勢を好適に調整することができる。ま
た、中間ブロック材12に板ガラス6の中央部が載り、
板ガラス6の湾曲変形を防ぐ。次いで、サッシ枠9,9
に抑えレール11,11を上方から差込んで板ガラス6
を固定する。この工程を(c)に示す。
【0026】(c)において、抑えレール11の突条部
11cをサッシ枠9の受入溝9jに係止する。なお、突
条部11cを受入溝9jに係止する作用については図1
4(a)〜(c)において詳しく説明する。突条部11
cを受入溝9jに嵌入することにより、基準垂木4aの
上方に係止した抑えレール11の両リップ11a,11
bが板ガラス6に密着する。また、横端垂木4bの上方
に係止した抑えレール11の左側リップ11aが板ガラ
ス6に密着し、かつ右側リップ11bがサッシ枠9の右
側折曲部9dに密着する。これにより、抑えレール1
1,11で板ガラス6,6を緩衝部材10…へ押圧して
板ガラス6,6をサッシ枠9,9に固定する。
11cをサッシ枠9の受入溝9jに係止する。なお、突
条部11cを受入溝9jに係止する作用については図1
4(a)〜(c)において詳しく説明する。突条部11
cを受入溝9jに嵌入することにより、基準垂木4aの
上方に係止した抑えレール11の両リップ11a,11
bが板ガラス6に密着する。また、横端垂木4bの上方
に係止した抑えレール11の左側リップ11aが板ガラ
ス6に密着し、かつ右側リップ11bがサッシ枠9の右
側折曲部9dに密着する。これにより、抑えレール1
1,11で板ガラス6,6を緩衝部材10…へ押圧して
板ガラス6,6をサッシ枠9,9に固定する。
【0027】図14(a)〜(c)は本発明に係る板ガ
ラス固定部材(第1実施例)の第2作用説明図である。
(a)において、抑えレール11の突条部11cをサッ
シ枠9の受入溝9jに向けて矢印の如く下降する。
(b)において、突条部11cの左右の係止爪11f
…,11g…が、左右の受入壁9e,9fの受爪9g
…,9h…に当って、突条部11cの差込壁11d,1
1eが矢印の如く逃溝11h側に弾性変形する。このた
め、左右の係止爪11f…,11g…が内側に逃げて、
左右の受爪9g…,9h…を容易に乗り越える。従っ
て、突条部9jを容易にかつ確実に受入溝9jに押込む
ことができる。(c)において、左右の差込壁11d,
11eを受入溝9jに押込むことにより、左右の差込壁
11d,11eの係止爪11f…,11g…が左右の受
入壁9e,9fの受爪9g…,9h…に係止する。この
結果、突条部11cは受入溝9jに確実に嵌入して固定
する。
ラス固定部材(第1実施例)の第2作用説明図である。
(a)において、抑えレール11の突条部11cをサッ
シ枠9の受入溝9jに向けて矢印の如く下降する。
(b)において、突条部11cの左右の係止爪11f
…,11g…が、左右の受入壁9e,9fの受爪9g
…,9h…に当って、突条部11cの差込壁11d,1
1eが矢印の如く逃溝11h側に弾性変形する。このた
め、左右の係止爪11f…,11g…が内側に逃げて、
左右の受爪9g…,9h…を容易に乗り越える。従っ
て、突条部9jを容易にかつ確実に受入溝9jに押込む
ことができる。(c)において、左右の差込壁11d,
11eを受入溝9jに押込むことにより、左右の差込壁
11d,11eの係止爪11f…,11g…が左右の受
入壁9e,9fの受爪9g…,9h…に係止する。この
結果、突条部11cは受入溝9jに確実に嵌入して固定
する。
【0028】次に、図1に戻って、本発明に係るパッシ
ブソーラーシステムの作用を説明する。なお、図1にお
いて白抜き矢印は空気の流れを示す。パッシブソーラー
システムの屋根集熱部構造1のガラスなし集熱部2及び
ガラス付き集熱部5は、金属板瓦棒葺3の下側部位で太
陽熱を受けとめる。ここで、ガラス付き集熱部5は、板
ガラス6…で上側金属板瓦棒葺3aの表面に風が当らな
いようにして上側金属板瓦棒葺3aの放熱を防ぎ、かつ
上側金属板瓦棒葺3aと板ガラス6…とで形成した温室
の効果で集熱温度を高める。
ブソーラーシステムの作用を説明する。なお、図1にお
いて白抜き矢印は空気の流れを示す。パッシブソーラー
システムの屋根集熱部構造1のガラスなし集熱部2及び
ガラス付き集熱部5は、金属板瓦棒葺3の下側部位で太
陽熱を受けとめる。ここで、ガラス付き集熱部5は、板
ガラス6…で上側金属板瓦棒葺3aの表面に風が当らな
いようにして上側金属板瓦棒葺3aの放熱を防ぎ、かつ
上側金属板瓦棒葺3aと板ガラス6…とで形成した温室
の効果で集熱温度を高める。
【0029】パッシブソーラーシステムの屋根集熱部構
造1で受けとめた太陽熱は、軒下の外気取入れ口20か
ら取入れた新鮮な空気を集熱空間21で暖める。集熱空
間21で暖めた空気は、自然にゆっくりと上昇する。上
昇した空気が設定温度に達しているとき、温度センサー
(図示しない)からの信号で小型ファンが作動し、暖か
い空気を棟ダクト22に集める。
造1で受けとめた太陽熱は、軒下の外気取入れ口20か
ら取入れた新鮮な空気を集熱空間21で暖める。集熱空
間21で暖めた空気は、自然にゆっくりと上昇する。上
昇した空気が設定温度に達しているとき、温度センサー
(図示しない)からの信号で小型ファンが作動し、暖か
い空気を棟ダクト22に集める。
【0030】そして、冬の間は、この暖かい空気をハン
ドリングボックス23のファンの助けをかりて、垂直ダ
クト24を通って床下へ送り込む。これにより、床下の
蓄熱コンクリートに熱を蓄えて、室温が低下したとき蓄
熱コンクリートに熱をゆっくり放熱して床全体を暖める
ことができる。一方、夏の間は、棟ダクト22に集めた
暖かい空気を排気用ダクト(図示しない)を通って外へ
排気する。このとき暖かい空気でお湯採りコイルを暖め
温水を得る。
ドリングボックス23のファンの助けをかりて、垂直ダ
クト24を通って床下へ送り込む。これにより、床下の
蓄熱コンクリートに熱を蓄えて、室温が低下したとき蓄
熱コンクリートに熱をゆっくり放熱して床全体を暖める
ことができる。一方、夏の間は、棟ダクト22に集めた
暖かい空気を排気用ダクト(図示しない)を通って外へ
排気する。このとき暖かい空気でお湯採りコイルを暖め
温水を得る。
【0031】図15(a)〜(c)は本発明に係る板ガ
ラス固定部材(第2〜第4実施例)の断面図である。
(a)は板ガラス固定部材30(第2実施例)を示す。
板ガラス固定部材30は第1実施例と略同様であるが、
サッシ枠31と抑えレール32との係止部の形状が異な
る。
ラス固定部材(第2〜第4実施例)の断面図である。
(a)は板ガラス固定部材30(第2実施例)を示す。
板ガラス固定部材30は第1実施例と略同様であるが、
サッシ枠31と抑えレール32との係止部の形状が異な
る。
【0032】サッシ枠31は、左側溝9aの内側に左側
係止溝31aを備え、かつ右側溝9bの内側に右側係止
溝31bを備えたものである。その他の形状は第1実施
例のサッシ枠9(図2参照)と同様である。抑えレール
32は、サッシ枠31の左側係止溝31aに対応する位
置に左側突条部32aを備え、かつ,左側係止溝31b
に対応する位置に左側突条部32bを備えたものであ
る。その他の形状は第1実施例の抑えレール11(図2
参照)と同様である。第2実施例の板ガラス固定部材3
0によれば、第1実施例と同一の効果を得ることができ
る。
係止溝31aを備え、かつ右側溝9bの内側に右側係止
溝31bを備えたものである。その他の形状は第1実施
例のサッシ枠9(図2参照)と同様である。抑えレール
32は、サッシ枠31の左側係止溝31aに対応する位
置に左側突条部32aを備え、かつ,左側係止溝31b
に対応する位置に左側突条部32bを備えたものであ
る。その他の形状は第1実施例の抑えレール11(図2
参照)と同様である。第2実施例の板ガラス固定部材3
0によれば、第1実施例と同一の効果を得ることができ
る。
【0033】(b)は板ガラス固定部材35(第3実施
例)を示す。板ガラス固定部材35は、基準垂木4aに
取付けたサッシ枠36と、サッシ枠36に左側の板ガラ
ス6を取付けた左側L型係止部材37と、サッシ枠36
に右側の板ガラス6を取付けた右側のL型係止部材38
とからなる。
例)を示す。板ガラス固定部材35は、基準垂木4aに
取付けたサッシ枠36と、サッシ枠36に左側の板ガラ
ス6を取付けた左側L型係止部材37と、サッシ枠36
に右側の板ガラス6を取付けた右側のL型係止部材38
とからなる。
【0034】サッシ枠36は、ビス8…を介して基準垂
木4aに取付けたもので、中央に係止溝36aを備え
る。左側L型係止部材37は、断面が略逆L字型の樹脂
製品で、水平脚部37aと、垂直脚部37bとからな
る。水平脚部37aは左側の板ガラス6の端部を密着状
態に差込む差込み溝37cを備え、垂直脚部37bは係
止溝36a内に係止する係止爪37dを備える。右側L
型係止部材38は、左側L型係止部材37と対称形に形
成したもので、水平脚部38aと、垂直脚部38bとか
らなる。水平脚部38aは右側の板ガラス6の端部を密
着状態に差込む差込み溝38cを備え、垂直脚部38b
は係止溝36a内に係止する係止爪38dを備える。
木4aに取付けたもので、中央に係止溝36aを備え
る。左側L型係止部材37は、断面が略逆L字型の樹脂
製品で、水平脚部37aと、垂直脚部37bとからな
る。水平脚部37aは左側の板ガラス6の端部を密着状
態に差込む差込み溝37cを備え、垂直脚部37bは係
止溝36a内に係止する係止爪37dを備える。右側L
型係止部材38は、左側L型係止部材37と対称形に形
成したもので、水平脚部38aと、垂直脚部38bとか
らなる。水平脚部38aは右側の板ガラス6の端部を密
着状態に差込む差込み溝38cを備え、垂直脚部38b
は係止溝36a内に係止する係止爪38dを備える。
【0035】第3実施例の板ガラス固定部材35によれ
ば、地上で板ガラス6,6に溝37c,38cを予め差
込んで左右のL型係止部材37,38を取付けることが
できる。従って、屋根上で板ガラスに左右のL型係止部
材37,38を取付ける必要がないので、屋根上での集
光ガラス6,6の作業が容易になる。
ば、地上で板ガラス6,6に溝37c,38cを予め差
込んで左右のL型係止部材37,38を取付けることが
できる。従って、屋根上で板ガラスに左右のL型係止部
材37,38を取付ける必要がないので、屋根上での集
光ガラス6,6の作業が容易になる。
【0036】(c)は板ガラス固定部材40(第4実施
例)を示す。板ガラス固定部材40は、基準垂木4aに
取付けたサッシ枠41と、サッシ枠41に配置した緩衝
部材42,42と、シール部材43,43と、抑えレー
ル44とからなる。サッシ枠41は、サッシ枠9(図2
参照)と同様にアルミ製の押出成形品を使用した部材で
あり、係止爪41a,41bを備える。このサッシ枠4
1はビス8…を介して基準垂木4aに取付けたものであ
る。緩衝部材42は緩衝部材10(図2参照)と同様の
樹脂製品であり、シール部材43は発泡体定型シーリン
グ材である。抑えレール44は、サッシ枠41と同様に
アルミ製の押出成形品を使用したもので、サッシ枠41
の係止爪41aに係止する係止爪44aと、サッシ枠4
1の係止爪41bに係止する係止爪44bとを備える。
例)を示す。板ガラス固定部材40は、基準垂木4aに
取付けたサッシ枠41と、サッシ枠41に配置した緩衝
部材42,42と、シール部材43,43と、抑えレー
ル44とからなる。サッシ枠41は、サッシ枠9(図2
参照)と同様にアルミ製の押出成形品を使用した部材で
あり、係止爪41a,41bを備える。このサッシ枠4
1はビス8…を介して基準垂木4aに取付けたものであ
る。緩衝部材42は緩衝部材10(図2参照)と同様の
樹脂製品であり、シール部材43は発泡体定型シーリン
グ材である。抑えレール44は、サッシ枠41と同様に
アルミ製の押出成形品を使用したもので、サッシ枠41
の係止爪41aに係止する係止爪44aと、サッシ枠4
1の係止爪41bに係止する係止爪44bとを備える。
【0037】板ガラス固定部材40で板ガラス6を固定
するとき、先ず抑えレール44を矢印方向に押し込ん
で、次に矢印方向に移動し、次いで、抑えレール44
から押圧力を解除して抑えレール44を矢印方向に移
動する。これにより、抑えレール44の係止爪44a,
44bが、サッシ枠41の係止爪41a,41bに係止
して板ガラス6を密着状態に挟持する。
するとき、先ず抑えレール44を矢印方向に押し込ん
で、次に矢印方向に移動し、次いで、抑えレール44
から押圧力を解除して抑えレール44を矢印方向に移
動する。これにより、抑えレール44の係止爪44a,
44bが、サッシ枠41の係止爪41a,41bに係止
して板ガラス6を密着状態に挟持する。
【0038】第4実施例の板ガラス固定部材40によれ
ば、抑えレール44にアルミ製の押出成形品を使用した
ので樹脂成形品と比較して耐久性が向上する。また、抑
えレール44を矢印,,の如く順に移動するだけ
で、サッシ枠41に取付けることができるので、短い作
業時間で確実に抑えレール44を取付けることができ
る。
ば、抑えレール44にアルミ製の押出成形品を使用した
ので樹脂成形品と比較して耐久性が向上する。また、抑
えレール44を矢印,,の如く順に移動するだけ
で、サッシ枠41に取付けることができるので、短い作
業時間で確実に抑えレール44を取付けることができ
る。
【0039】図16(a),(b)は本発明に係る板ガ
ラス固定部材(第5実施例)の断面図である。(a)は
板ガラス固定部材45(第5実施例)を分解した状態を
示す。板ガラス固定部材45は、基準垂木4a及び横端
垂木4bにビス8…を介して取付けたサッシ枠46,4
6と、サッシ枠46,46に配置した緩衝部材47…
と、板ガラス6の上面に配置したシール部材48…と、
シール部材48…を押圧する抑えレール49,50とか
らなる。サッシ枠46は、サッシ枠9(図2参照)と同
様のアルミ製の押出成形品である。緩衝部材47は緩衝
部材10(図2参照)と同様の樹脂製品であり、シール
部材48は、第4実施例と同様に発泡体定型シーリング
材である。抑えレール49,50はアルミ製の押出成形
品等で、 ビス51…を介して基準垂木4a及び横端垂
木4bに取付ける。52はキャップである。
ラス固定部材(第5実施例)の断面図である。(a)は
板ガラス固定部材45(第5実施例)を分解した状態を
示す。板ガラス固定部材45は、基準垂木4a及び横端
垂木4bにビス8…を介して取付けたサッシ枠46,4
6と、サッシ枠46,46に配置した緩衝部材47…
と、板ガラス6の上面に配置したシール部材48…と、
シール部材48…を押圧する抑えレール49,50とか
らなる。サッシ枠46は、サッシ枠9(図2参照)と同
様のアルミ製の押出成形品である。緩衝部材47は緩衝
部材10(図2参照)と同様の樹脂製品であり、シール
部材48は、第4実施例と同様に発泡体定型シーリング
材である。抑えレール49,50はアルミ製の押出成形
品等で、 ビス51…を介して基準垂木4a及び横端垂
木4bに取付ける。52はキャップである。
【0040】(b)は板ガラス固定部材45(第5実施
例)を組付けた状態を示す。サッシ枠46,46と押圧
する抑えレール49,50とは、緩衝部材47…及びシ
ール部材48…を介して板ガラス6,6を密着状態に挟
持する。
例)を組付けた状態を示す。サッシ枠46,46と押圧
する抑えレール49,50とは、緩衝部材47…及びシ
ール部材48…を介して板ガラス6,6を密着状態に挟
持する。
【0041】第5実施例の板ガラス固定部材45によれ
ば、抑えレール49,50にアルミ製の押出成形品を使
用したので樹脂成形品と比較して耐久性が向上する。ま
た、抑えレール49,50をビス51…で容易にかつ確
実にサッシ枠46に取付けることができるので、作業時
間を短くすることができる。
ば、抑えレール49,50にアルミ製の押出成形品を使
用したので樹脂成形品と比較して耐久性が向上する。ま
た、抑えレール49,50をビス51…で容易にかつ確
実にサッシ枠46に取付けることができるので、作業時
間を短くすることができる。
【0042】前記第1〜第5実施例では本発明に係る板
ガラス固定部材をパッシブソーラーシステムの屋根集熱
部構造1に適用した場合について説明したが、本発明に
係る板ガラス固定部材は天窓や温室の屋根等のその他の
ものに適用することもできる。
ガラス固定部材をパッシブソーラーシステムの屋根集熱
部構造1に適用した場合について説明したが、本発明に
係る板ガラス固定部材は天窓や温室の屋根等のその他の
ものに適用することもできる。
【0043】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、突条部を受入溝に押込む際に、係止
爪が受爪に当たって突条部が逃溝側に弾性変形する。従
って、係止爪を内側に逃がすことができるので、係止爪
は受爪を容易に乗り越えることができる。この結果、突
条部を受入溝に容易に押込むことができるので、板ガラ
スの取付け作業を短くすることができる。さらに、突条
部を受入溝に確実に押込むことができるので、板ガラス
を密着状態に挟持することができる。
する。請求項1は、突条部を受入溝に押込む際に、係止
爪が受爪に当たって突条部が逃溝側に弾性変形する。従
って、係止爪を内側に逃がすことができるので、係止爪
は受爪を容易に乗り越えることができる。この結果、突
条部を受入溝に容易に押込むことができるので、板ガラ
スの取付け作業を短くすることができる。さらに、突条
部を受入溝に確実に押込むことができるので、板ガラス
を密着状態に挟持することができる。
【図1】本発明に係る板ガラス固定部材(第1実施例)
を使用したパッシブソーラーシステムの屋根集熱部の斜
視図
を使用したパッシブソーラーシステムの屋根集熱部の斜
視図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3拡大図
【図4】図1の4−4線断面図
【図5】図1の5−5線断面図
【図6】図5の6矢視面図
【図7】図1の7−7線断面図
【図8】図7の8矢視面図
【図9】図1の9矢視図
【図10】図9の10−10線断面図
【図11】図1の11矢視図
【図12】図11の12−12線断面図
【図13】本発明に係る板ガラス固定部材(第1実施
例)の第1作用説明図
例)の第1作用説明図
【図14】本発明に係る板ガラス固定部材(第1実施
例)の第2作用説明図
例)の第2作用説明図
【図15】本発明に係る板ガラス固定部材(第2〜第4
実施例)の断面図
実施例)の断面図
【図16】本発明に係る板ガラス固定部材(第5実施
例)の断面図
例)の断面図
6…板ガラス、7…板ガラス固定部材、9…サッシ枠、
9e,9f…受入壁、9g,9h…受爪、9j…受入
溝、10…緩衝部材、11…抑えレール、11c…突条
部、11f,11g…係止爪、11h…逃溝。
9e,9f…受入壁、9g,9h…受爪、9j…受入
溝、10…緩衝部材、11…抑えレール、11c…突条
部、11f,11g…係止爪、11h…逃溝。
Claims (1)
- 【請求項1】 建築物に取付けたサッシ枠の側部に緩衝
部材を載せ、この緩衝部材に板ガラスの端部を載せ、こ
の板ガラスの上方から抑えレールを被せて、この抑えレ
ールの突条部をサッシ枠の受入溝に押込み、この受入溝
の受爪に突条部の係止爪を係止させてサッシ枠と抑えレ
ールとで板ガラスを挟持する板ガラス固定部材におい
て、 前記突条部は、受入溝に押込む際に係止爪を受爪から逃
がすための逃溝を中央に備えたことを特徴とする板ガラ
ス固定部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33601997A JPH11166371A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 板ガラス固定部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33601997A JPH11166371A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 板ガラス固定部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11166371A true JPH11166371A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18294861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33601997A Pending JPH11166371A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 板ガラス固定部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11166371A (ja) |
-
1997
- 1997-12-05 JP JP33601997A patent/JPH11166371A/ja active Pending
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