JPH11166205A - 視覚障害者用警告形道路ラインの施工装置 - Google Patents

視覚障害者用警告形道路ラインの施工装置

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JPH11166205A
JPH11166205A JP34855697A JP34855697A JPH11166205A JP H11166205 A JPH11166205 A JP H11166205A JP 34855697 A JP34855697 A JP 34855697A JP 34855697 A JP34855697 A JP 34855697A JP H11166205 A JPH11166205 A JP H11166205A
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Toshiaki Takamura
利秋 高村
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GAKUNAN KOKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者用の道路ラインを形成するため型
板とは非接触で、型板の穴部に適量の塗料を注入でき正
確なボタン状の突起物を形成できること。 【解決手段】 車輪付き台車と、該台車に搭載する少な
くとも、下端に設けた多数の噴出口をアクチュエ−タ−
で開閉操作する開閉手段(A)を有する塗料タンクと、
台車の移動距離を検知する距離センサ−と、道路上に載
置した型板の型穴を検知する型穴センサ−と、距離セン
サ−及び型穴センサ−の検知信号を演算処理しアクチュ
エ−タ−に出力する制御装置とを具備した視覚障害者用
警告形道路ラインの施工装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は視覚障害者が道路を
安全に歩行できるために、道路上に標示する警告形道路
ラインの施工装置に関し、特には、塗料でもって、平坦
な帯状ライン上に多数のボタン状の突起物を形成した視
覚障害者用警告形道路ラインの施工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、視覚障害者用道路ラインとして
は、外周が長方形のリブ状の突起物を多数設置した誘導
形ラインと、外周が円形のボタン状の突起物を多数配置
した警告形道路ラインとの組合せにより標示され、視覚
障害者は誘導形道路ラインに沿って歩行し、警告形道路
ラインにて通常の歩行が行えない箇所、つまり階段,ホ
−ム等の危険域あるいは交叉部等を認識するようになっ
ている。
【0003】従来、この危険であることを警告するため
の警告形道路ラインは、予め表面にボタン状の突起物を
多数成形した方形状のタイルを道路面に並べるか、ある
いはボタン状の突起物を多数表面上に有するシ−ト状の
物を道路面上に接着する方法が主流であった。
【0004】又、近年熱可塑性樹脂を主体とした塗料を
用い直接道路面に視覚障害者用道路標示ラインを施工す
る方法として、特開平7−138921号には、路面に
おけるライン敷設部位に援変性を有する熱溶融性材料
を、該熱溶融性材料を収容した収容槽のライン形成用流
出口から流出させて、所定幅のラインL1,L2を形成す
ると共に、このライン形成時、前記ライン形成用流出口
の開口部形成を制御して、前記ラインL1,L2上に突起
1,P2を一体に突設するようにした路面ライン敷設方
法が開示されている。
【0005】又、特開平9−170209号では、外周
円形なボタン状の突起物を多数形成する警告形標示ライ
ンを施工するのに、道路面に予め1〜3mmの平坦な所定
幅のラインを施工し、その上に円錐台形状の型穴を多数
穿設した厚さ4〜6mmの型板を置き、その型板の上から
熱可塑性の塗料を流し込んで多数のボタン状の突起を形
成する施工方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の施工方法の内で、予め形成したボタン状の突起物を
有したタイルを並べたり、突起物を接合あるいは接着す
る方法では、何れにしても手間が掛り、且つコスト的に
も高く、特にはそれらをライン的にきれいに合わせて並
べて行くのに難しく、作業性に問題があった。
【0007】他方、特開平7−138921号では、警
告形の突起P2を形成する寸法として、その特許公開公
報の第5欄第10行目に、斯してコントロ−ラ−の制御
による前記開閉体の間欠的な開閉動作が繰り返されるこ
とにより、前記ラインL2上に所定のボタン状突起P
2(例えば直径3cm高さ5mm)が突起されることとなる
のであって、かかるボタン状突起P2は、前記熱溶融性
材料が冷却する間に極めてゆっくり流動して、冷却後は
丸みを帯びたボタン状となるのである。と記載されてい
るが、突起P2の形成は正四角形の形状を可能として
も、材料が冷却する間にゆっくり流動して四角形の突起
を円形状のボタン状に形成することは、正確な円形の突
起を形成する上で極めて難しく、且つ極めてゆっくり流
動させることは、施工時間の長期化を伴い、短時間で施
工できない等の問題点を有していた。
【0008】又、特開平9−170209号では、型板
に対し、一般に使用されている通常の帯ラインを施工す
るための道路区画線施工機が使用され、しかもその塗料
ホッパ−が型板と接触を保つように移動するのが好まし
いため、型板に対して塗料ホッパ−をある程度押し付け
ながら移動させホッパ−内の塗料を流出する必要があ
る。
【0009】しかしながら、路面上は完全な平面でない
ため、型板の全面が完全に路面に密着せず、路面から浮
いた部分が生じる。従って、塗料ホッパ−の加圧力によ
って、型板の浮いている部分が塗料ホッパ−の移動と共
に変化して、塗料が注入され型板の穴部の所が未だ固化
しない間に浮き上がり、本来ボタン状に形成すべき突起
物が形成されず、不完全なものとなる。
【0010】又、型板と塗料ホッパ−との間には、塗料
に混入させた骨材(最大0.8mm程度)が入り込んでしま
い、型板と塗料ホッパ−とに隙間が生じ易く、そのた
め、型板上面に薄い塗料の塗膜が形成され、それが段々
厚くなると穴部の塗料と連結し、塗料が固化後に型板を
取り除く際に、穴部に形成された突起物の上部が一部欠
け落ち不完全な形状となると共に、型板上に固化した塗
膜の取り除きにも多大な労力を必要としていた。
【0011】更に路面の凹凸や型板自身の反りがある場
合には、従来の塗料ホッパ−からの塗料の吐出量が大ま
かであるため、路面と型板との隙間に余分な塗料が流入
し不具合な塗膜が形成される等の問題点があった。
【0012】本発明は、ボタン状の突起物を形成するた
めの型板とは非接触で且つ型板の各穴部に、適量の塗料
を注入でき正確なボタン状の突起物を形成させる視覚障
害者用警告形道路ラインの施工装置を提供することを目
的とする。
【0013】本発明の他の目的は、型板の上面に塗料が
付着せず、型板の手入れが簡単であり、且つ型板の取り
外しの際にも形成された突起物に影響を加えることがな
い視覚障害者用警告形道路ラインの施工装置を提供する
ことにある。
【0014】本発明の他の目的は、路面に多少の凹凸や
型板の反り等があっても、路面と型板との隙間に余分な
塗料が殆ど流れ込まず、正確な突起物が形成できる視覚
障害者用警告形道路ラインの施工装置を提供するにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の点に
鑑み、これを解決せんとするものであり、つまり、車輪
(1a)付き台車(1)と、該台車(1)に搭載する少な
くとも、下端に設けた多数の噴出口(2a)をアクチュエ
−タ−(5)で開閉操作する開閉手段(A)を有する塗
料タンク(2)と、前記台車(1)の移動距離を検知す
る距離センサ−(13)と、道路上に載置した型板(14)
の型穴(14a)を検知する型穴センサ−(15)と、前記
距離センサ−(13)及び前記型穴センサ−(15)の検知
信号を演算処理し前記アクチュエ−タ−(5)に出力す
る制御装置(16)とを具備したものである。
【0016】又、本発明では、前記塗料タンク(2)の
前記噴出口(2a)は、前記型板(14)の横列に並んだ型
穴(14a)の数及びピッチ間隔に合わせて横一列に多数
設けると、横方向一列の突起物全部の形成が同時にでき
前記台車(1)の進行上施工が容易となるので好まし
い。
【0017】更に本発明では、前記開閉手段(A)は、
少なくとも、前記塗料タンク(2)の前記各噴出口(2
a)を開閉する多数の開閉棒(4)と、該開閉棒(4)
を上下移動させる前記アクチュエ−タ−(5)とから成
り、これにより前記噴出口(2a)の開閉制御が容易で確
実に行えるため好ましい。
【0018】又、本発明では、前記塗料タンク(2)が
密閉可能であり、且つ前記塗料タンク(2)とエア−タ
ンク(6)とを、少なくとも圧力調整弁(17)を介して
管接続させている。これにより前記塗料タンク(2)内
に一定のエア圧力を加えることができ、従って前記噴出
口(2a)からの塗料を強制的に噴出されると共に塗料の
噴出量も正確となるので好ましい。
【0019】更に本発明では、前記塗料タンク(2)の
前記噴出口(2a)には、その近辺に設けたガスバ−ナ−
(10)と、該ガスバ−ナ−(10)と管接続するプロパン
ボンベ(9)とを具備している。これにより噴出口(2
a)を常時適温で加熱され、噴出口(2a)が冷えた塗料
で詰まることがない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき説
明する。図1は本発明の施工装置を示す側面図、図2は
本発明の施工装置を示す正面図、図3は本発明の施工装
置における噴出口の開閉制御を示すブロック図である。
【0021】この図中において、(1)は車輪(1a)付
きの台車であり、その後方側にパイプをア−チ状に曲げ
た手押し用ハンドル(1b)を取付けている。
【0022】(2)は略直方体で密閉可能な塗料タンク
であり、この塗料タンク(2)の下端には中の塗料
(3)を噴出させる横一列に並べた多数の噴出口(2a)
が台車(1)の下側に向け突出させ、又、塗料タンク
(2)の上端には塗料投入口(2b)とエア−供給口(2
c)とを設けている。更に塗料投入口(2b)には、該塗
料投入口(2b)を密閉するネジ式の蓋(2d)を有してい
る。
【0023】(A)は開閉手段であり、これは開閉棒
(4)とアクチュエ−タ−(5)とから成る。これを更
に説明すると、開閉棒(4)は噴出口(2a)に先端が出
し入れして、噴出口(2a)を開閉させるものであり、こ
の開閉棒(4)は塗料タンク(2)の上部から内部を通
り、その先端を噴出口(2a)に挿入したもので、各噴出
口(2a)毎に設け、この開閉棒(4)を上方に引き上げ
ると噴出口(2a)が開き、引き下げると噴出口(2a)が
閉じられる構成としている。従って噴出口(2a)と開閉
棒(4)とは、開閉棒(4)の先端側が噴出口(2a)に
内部から挿入するか、あるいは噴出口(2a)の内側と開
閉棒(4)の先端を同角度のテ−パ−状に形成し互に当
接するようにして開閉をしても良い。
【0024】次にアクチュエ−タ−(5)は開閉棒
(4)の上部に取付け空圧,油圧,電磁力等で駆動され
るものである。本実施例では、各開閉棒(4)にそれぞ
れアクチュエ−タ−(5)が取付けられ、通常アクチュ
エ−タ−(5)は全部が同時に開閉動作を行うが、場合
によっては個別に、あるいは数個を選択して同時に開閉
を制御させることも可能である。これによって施工する
道路ラインの幅に応じた施工も可能となる。又、図示し
ないが、開閉棒(4)全部を同時に開閉するだけでよい
場合は、各開閉棒(4)の頭部を一本の横棒等で連結
し、その横棒の中央に1個のアクチュエ−タ−(5)を
取付けて開閉することも考えられる。
【0025】(6)はハンドル(1b)に取付けたエア−
タンクであり、該エア−タンク(6)は塗料タンク
(2)のエア−供給口(2c)と圧力調整弁(17)を介し
てエア−用管(7)で管接続されている。又、エア−用
管(7)の途中にはエア−用バルブ(8)が設けてい
る。これによって、エア−タンク(6)からの圧縮空気
が圧力調整弁(17)で一定圧力に調整されて塗料タンク
(2)内に供給し、塗料タンク(2)内が加圧され、そ
れに伴って内部の塗料(3)も加圧され、噴出口(2a)
から塗料(3)を強制的に噴出させるようにしている。
尚、エア−用バルブ(8)は塗料タンク(2)に塗料
(3)を供給したり、エア−タンク(6)にエア−を補
給したりする場合に閉じておくためのものである。
【0026】(9)はプロパンボンベであり、(10)は
噴出口(2a)の近辺に設けたガスバ−ナ−である。該ガ
スバ−ナ−(10)は、全噴出口(2a)にわたって平行に
配置した管体で、各噴出口(2a)と対向する側にノズル
(10a)を設けたものである。又、プロパンボンベ
(9)とガスバ−ナ−(10)とはガス管(11)で管接続
されると共に、ガス管(11)の途中にバルブ(12)を取
付けている。これにより噴出口(2a)がガスバ−ナ−
(10)で加熱されるため、塗料(3)が固まって噴出口
(2a)が詰まるようなことがなく、長時間のライン施工
でも塗料(3)は噴出口(2a)からスム−ズに噴出され
る。
【0027】(13)は台車(1)の移動距離を検知する
距離センサ−である。本実施例におけるこの距離センサ
−(13)は車輪(1a)の回転を利用し、その回転からパ
ルス信号を取り出すものであり、これを例えば図4を基
に説明すると、車輪(1a)の内側には同軸で固定した歯
車盤(18)が取付けられている。そしてこの歯車盤(1
8)と歯合する距離センサ−(13)は永久磁石とコイル
から構成するピックアップ部と、歯を切ったロ−タ部と
からなり、このロ−タ部は歯車盤(18)と歯合って取付
けられた車輪(1a)と同期的に回転する。ロ−タ部が回
転すると、ロ−タ部の回転数に比例したパルス数が発生
する。従って1パルス当りの移動距離を設定することに
より、検知したパルス数を基に後述する制御装置(16)
で演算処理され台車(1)の移動距離が検知できる。
尚、上記の距離検知の方法は従来から公知のものであ
り、他の公知の距離検知方法でもよい。
【0028】(14)は施工する路面上に置く型板であ
り、該型板(14)は金属板に多数の円錐台形状の型穴
(14a)を穿設したものである。この型穴(14a)に塗料
(3)を噴出させて多数のボタン状の突起を形成する
が、この形状については特開平9−170209号で開
示されているものと同様であるため、これ以上の説明を
省略する。
【0029】(15)は路面上に置いた型板(14)の型穴
(14a)を検知する型穴センサ−である。これは台車
(1)の前側で、少なくとも噴出口(2a)よりも台車
(1)の走行方向前方に位置し、且つ下側に向けて取付
ける。この型穴センサ−(15)としては例えば磁気セン
サ−等が使用されるが、光学的なものやその他の型穴
(14a)を検知できるものなら良い。又、噴出口(2a)
と型穴センサ−(15)との距離は、型穴(14a)の縦方
向の一ピッチ以内とすると噴出口(2a)の開くタイミン
グが取れ易く好ましい。
【0030】(16)は距離センサ−(13)及び型穴セン
サ−(15)の検知信号を演算処理すると共にアクチュエ
−タ−(5)に作動信号を出力する制御装置であり、通
常マイクロコンピュ−タ−が使用される。図3に示す如
くこの制御装置(16)によってアクチュエ−タ−(5)
の作動を制御する。従ってアクチュエ−タ−(5)で開
閉駆動される開閉棒(4)により、噴出口(2a)の開閉
が制御されることになる。
【0031】次に本発明の施工装置で視覚障害者用警告
形道路ラインを施工する方法を説明する。 (イ)先ず、予め他の通常ライン施工機で路面上に厚さ
1.0〜3mmの平坦なラインを施工する。 (ロ)その平坦なライン上に型板(14)を載置する。 (ハ)その載置された型板(14)の後方から本発明の施
工装置をハンドル(1b)に掛けた手で押して行くと、や
がて型板(14)の最後方横列の型穴(14a)を型穴セン
サ−(15)が検知し、その信号を制御装置(16)に伝送
すると同時に、制御装置(16)が距離センサ−(13)か
ら刻々入力されるパルス信号の数を集計し演算して、本
施工装置の移動距離を計測処理し始める。 (ニ)そして、当初制御装置(16)の移動距離の計測
は、噴出口(2a)と型穴センサ−(15)間の距離に相当
するように設定されており、この距離を計測した時点、
つまり噴出口(2a)が型穴センサ−(15)で検知した型
穴(14a)位置上に移動した時点で制御装置(16)はア
クチュエ−タ−(5)を作動させる信号を発し、アクチ
ュエ−タ−(5)を作動させ閉状態の開閉棒(4)を開
状態にする。 (ホ)開閉棒(4)がアクチュエ−タ−(5)で上方に
引き上げられると、噴出口(2a)は制御装置(16)で制
御された時間だけ開口され、同時に予めエア−で加圧さ
れていた塗料(3)が噴出口(2a)より適量瞬時に噴出
し型穴(14a)に塗料(3)を注入した後開閉棒(4)
が下がり噴出口(2a)を閉じる。 (ヘ)以後本施工装置の進行に伴い、型穴(14a)に穿設
された縦列のピッチ間隔は一般に同じであるため、その
ピッチ間隔を制御装置(16)に予め入力しておき、残り
の縦列の型穴(14a)の数だけ前記同様に噴出口(2a)
から型穴(14a)内に塗料(3)を注入させればよく、
あるいは制御装置(16)に予めピッチ間隔を入力せず、
毎度型穴(14a)位置を型穴センサ−(15)で検知し、
それらの型穴(14a)間を距離センサ−(13)で計りな
がら制御装置(16)で型穴(14a)内への塗料(3)注
入を制御することもできる。この場合には型板(14)に
穿設した型穴(14a)のピッチが異なっていても正確に
注入される。 (ト)型穴(14a)全部に塗料(3)の注入が完了し、塗
料(3)が適度に固化した時点で、型板(14)を路面か
ら除去すれば、路面上には型穴(14a)の形状の突起が
通常ライン上に形成され、視覚障害者用警告形道路ライ
ンが施工される。この施工の際にガスバ−ナ−(10)
は、噴出口(2a)を加熱しているため、塗料(3)は円
滑に噴出されるのである。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上説明した構成により次の効
果を有する。
【0033】本発明の施工装置では、警告形道路ライ
ンを施工する際に、路面上に載置した型板(14)から離
れて型穴(14a)内に塗料(3)を噴出させて注入でき
るため、本施工装置と型板(14)とは非接触で施工が可
能となる。従って、施工中に従来のような互に接触して
型板(14)が浮沈や動くことが全くなく、型穴(14a)
内の塗料(3)の変形も防止できる。
【0034】又、本施工装置では、型穴(14a)内だ
けに塗料(3)を噴出し注入するため、型板(14)の上
面に塗料(3)が付着せず、型板(14)の再使用時の洗
浄も殆ど必要なく連続で使用でき、従来に見られた極め
て面倒な施工後の型板(14)表面の塗料(3)落し作業
も不要となる。
【0035】更に本発明では塗料(3)をラインを施
工する分だけ適量制御し噴出させることができるため、
塗料(3)の無駄がなく経済的である。
【0036】本施工装置においては、各噴出口(2a)
にそれぞれ開閉手段(A)を有していると、それぞれの
アクチュエ−タ−(5)を制御することにより、種々の
ラインの幅や配列パタ−ンを施工することも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の施工装置を示す側面図ある。
【図2】本発明の施工装置を示す正面図である。
【図3】本発明の施工装置における流出口の開閉制御を
示すブロック図である。
【図4】本発明の施工装置に使用する距離センサ−の説
明図である。
【符号の説明】
A 開閉手段 1 台車 1a 車輪 2 塗料タンク 2a 噴出口 4 開閉棒 5 アクチュエ−タ− 6 エア−タンク 9 プロパンボンベ 10 ガスバ−ナ− 13 距離センサ− 14 型板 14a 型穴 15 型穴センサ− 16 制御装置 17 圧力調整弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪(1a)付き台車(1)と、該台車
    (1)に搭載する少なくとも、下端に設けた多数の噴出
    口(2a)をアクチュエ−タ−(5)で開閉操作する開閉
    手段(A)を有する塗料タンク(2)と、前記台車
    (1)の移動距離を検知する距離センサ−(13)と、道
    路上に載置した型板(14)の型穴(14a)を検知する型
    穴センサ−(15)と、前記距離センサ−(13)及び前記
    型穴センサ−(15)の検知信号を演算処理し前記アクチ
    ュエ−タ−(5)に出力する制御装置(16)とを具備し
    たことを特徴とする視覚障害者用警告形道路ラインの施
    工装置。
  2. 【請求項2】 前記塗料タンク(2)の前記噴出口(2
    a)は、前記型板(14)の横列に並んだ型穴(14a)の数
    及びピッチ間隔に合わせて横一列に多数設けた請求項1
    記載の視覚障害者用警告形道路ラインの施工装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉手段(A)は、少なくとも、前
    記塗料タンク(2)の前記各噴出口(2a)を開閉する多
    数の開閉棒(4)と、該開閉棒(4)を上下移動させる
    前記アクチュエ−タ−(5)とから成る請求項1又は2
    記載の視覚障害者用警告形道路ラインの施工装置。
  4. 【請求項4】 前記塗料タンク(2)が密閉可能であ
    り、且つ前記塗料タンク(2)とエア−タンク(6)と
    を、少なくとも圧力調整弁(17)を介して管接続させた
    請求項1、2又は3記載の視覚障害者用警告形道路ライ
    ンの施工装置。
  5. 【請求項5】 前記塗料タンク(2)の前記噴出口(2
    a)には、その近辺に設けたガスバ−ナ−(10)と、該
    ガスバ−ナ−(10)と管接続するプロパンボンベ(9)
    とを具備した請求項1、2、3又は4記載の視覚障害者
    用警告形道路ラインの施工装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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