JP4619340B2 - ニート工法及びそれに用いる自走式ニート施工装置 - Google Patents

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Description

本発明は自動車が走行する路面の滑り止め対策として施工する着色舗装を行うためのニート工法及びそれに用いる自走式ニート施工装置に関する。
従来、自動車が走行するためのアスファルト舗装された路面に、滑り止め対策としてニートを施工する。このニート工法は、路面にバインダを塗布し、その上に硬質骨材を散布して路面上に固着させた工法であり、滑り止め対策として期待することのできると共にカラー舗装が併せて得られる工法である。
そして、従来のニート工法においては、バインダを加熱、加圧して路面上に吹付装置で吹き付け、その吹き付けたバインダの上に着色磁器質等の骨材を公知の方法で散布し、固着後に余剰骨材をスイーパーで機械的に回収するニート工法が開示されている(例えば特許文献1参照)。
また、従来のニート工法においては、結合材(バインダ)と骨材の散布とが、結合材の散布装置とを車両前方からこの順に備えた作業車を用いて施工する方法が開示されている(例えば特許文献2参照)。
特開平10−212701号公報 特開2001−336108号公報
しかしながら、前記した従来のいずれのニート工法においては、バインダ(結合材)の散布と骨材を作業車で機械的に行う際に、移動した作業車あるいは散布装置等が施工している車両通行帯の外側線あるいは他の車両通行帯に食み出す。つまり、従来のニート工法では、作業車に設けたバインダ及び骨材の散布装置が作業車に固定されているため、散布装置が作業車の中間に位置する場合には、作業車の前端が他の車両通行帯に食み出し、他方、散布装置が作業車の前方に位置する場合には、作業開始時に外側線から作業車が外側に大きく外れ、作業車の後端側が歩道の縁石やガードレールに当接することにもなる。
従って、作業車が他の車両通行帯に食み出す場合には、その車両通行帯を走行する車両の通行の妨げとなり、施工していない車両通行帯まで通行を一時的に止めて施工しなければならず、通行を止めないで施工を行うと、交通事故の危険性が極めて高くなる。また、外側線から作業車が外側に外れる場合には、縁石やガードレール等が邪魔になり、施工場所によっては施工が全くできず、できても外側線からの正確な施工が困難となる等の問題点を有していた。
本発明は上記問題点を解消するために成されたものであり、つまり、作業中に施工する車両通行帯内から作業車及び散布装置が殆ど食み出すことなく、他の車両通行帯を通行する車両の邪魔にならずに作業できると共に、車両通行帯内を正確な範囲で施工できるニート工法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、前記目的のニート工法を実施するための自走式ニート施工装置を提供するにある。
本発明のニート工法は、路面の舗装表面にバインダを吹付け、その上から直ちに骨材を散布して路面上に滑り止め舗装を施工するニート工法において、骨材ホッパー(2)を少なくとも搭載した自走式の車体(1)の横側に、バインダ吹付ガン(4)と骨材散布装置(5)とから成る散布装置ユニット(3)を前記車体(1)の後端と前端間を移動可能に装着したニート施工装置を用いて、少なくとも、前記散布装置ユニット(3)を前記車体(1)の後端側に位置させたニート施工装置を前記路面の施工する車両通行帯(A)内を外側から中央に向って走行させながら、前記バインダ吹付ガン(4)で前記路面上にバインダを吹付ける工程と、そのバインダ上に前記骨材散布装置(5)でもって骨材を散布させる工程とを行い、しかも前記車体(1)の走行中に前記散布装置ユニット(3)を前記車体(1)の後端から前端側に向って移動させ、前記車体(1)の前端が前記路面の中央線あるいは車線境界線に到達時には前記散布装置ユニット(3)を前記車体(1)の前端側に移動させて施工し、以後、これを順次繰返して一定巾の滑り止め舗装を施工することを特徴とする。
また、本発明のニート工法においては、散布装置ユニット(3)が、車体(1)の走行距離に連動して、前記車体(1)の後端から前端に向け移動させるのが好ましい。
本発明のニート工法を施工するための自走式ニート施工装置は、骨材ホッパー(2)と骨材供給装置(3)とを少なくとも搭載した自走式の車体(1)と、該車体(1)の横側に突出して装着したバインダ吹付ガン(4)と骨材散布装置(5)とを備えた散布装置ユニット(3)とから成り、且つ、前記散布装置ユニット(3)を前記車体(1)の後端から前端間を移動手段(6)で移動可能に装着させたことを特徴とする。
また、本発明の自走式ニート施工装置は、前記散布装置ユニット(3)の移動を、前記車体(1)の走行距離に連動して制御する、距離センサ(7)と制御装置(8)とを具備するのが好ましい。
本発明のニート工法は、アスファルトやコンクリート舗装の路面上に、散布装置ユニット(3)でバインダを加熱、加圧して吹き付けて塗布し、硬質で滑り抵抗性を有する骨材を散布した後、更に必要に応じてトップコート層を形成することにより、舗製路面上に滑り抵抗性のある薄い表面処理層を形成するのがよい。
また、本発明の車両通行帯(A)とは、道路交通法で定められ、車両が通行する区分を路面上にペイント等で区画された区分をいう。これは一般に2車線の場合には、外側線(イ)と中央線(ロ)とで区画され、4車線以上では外側線(イ)と中央線(ロ)の間を車線境界線で区画されている。従って、本発明で、ニート施工装置を車両通行帯(A)内を外側から中央に向って走行させるとは、外側線(イ)から中央線(ロ)、外側線(イ)から車線境界線、車線境界線から中央線(ロ)までというように、ニート施工を行うニート施工装置の施工方向が車両通行帯(A)内を中央線(ロ)方向に向って走行させることをいう。
本発明は、車体(1)の横側から突出したバインダ吹付ガン(4)及び骨材散布装置(5)を備えた散布装置ユニット(3)を、車体(1)の後端と前端間を移動可能に装着したニート施工装置を使用し、車体(1)を走行させながら散布装置ユニット(3)を移動させてニート施工することにより、施工中に施工する車両通行帯(A)内から車体(1)及び散布装置ユニット(3)が食み出すことがない。従って、他の車両通行帯(A)においては、通行する車両の邪魔にならず、通行を止めないで施工でき、更に、施工中も交通事故の危険性も極めて低く、安全にニート施工できる。
また、施工開始時に散布装置ユニット(3)が車体(1)の後端に位置させられるので、車体(1)が歩道の縁石やガードレール等に触れることもなく、且つ、施工開始及び終了時における散布装置ユニット(3)の位置合せが車体(1)の移動よりも散布装置ユニット(3)の移動でもって早く正確に微調整でき、車両通行帯(A)内のニート施工場所(B)を正確にニート施工できる。
また、本発明の自走式ニート装置においては、散布装置ユニット(3)が移動手段(6)で車体(1)の前後に移動できるため、ニート施工中に車体(1)が施工していない他の車両通行帯(A)に食み出すことがない。
請求項4においては、距離センサ(7)と制御装置(8)を取付けたことにより、車体(1)の走行距離を距離センサ(7)で検知し、その信号を基に制御装置(8)で散布装置ユニット(3)の移動を車体(1)の走行距離に連動して自動制御でき、散布装置ユニット(3)の移動制御が極めて正確で簡単となる。
以下、本発明のニート工法について詳細に説明する。本発明のニート工法に使用するニート施工装置は、エンジン又は電動機を付けた自走式の車体(1)に、骨材ホッパー(2)と骨材散布装置(5)とを少なくとも搭載し、且つ車体(1)の横側に、バインダ吹付ガン(4)と骨材散布装置(5)とから成る散布装置ユニット(3)を車体(1)の後端から前端間を移動可能に装着した自走式ニート施工装置を使用するのが好ましい。この自走式ニート施工装置の詳細については後述するのでこれ以上の説明を省略する。
次に上記自走式ニート施工装置を使用した本発明のニート工法について、図1を基に説明する。図1では車両通行帯(A)内における車体(1)の走行位置が開始位置,中間位置,終了位置を図示すると共に、それぞれの車体(1)位置における散布装置ユニット(3)の位置についても示し、(12)は工事中を示すために中央線(ロ)に沿って並べたセフティーコーンである。図1に示すように、車両通行帯(A)が2車線で中央線(ロ)で区画された路面を施工する場合を説明する。先ず、自走式ニート施工装置のバインダ吹付ガン(4)と骨材散布装置(5)とを備えた散布装置ユニット(3)を車体(1)の後端側に位置させておく。そして、車両通行帯(A)内のニート施工場所(B)に、車体(1)の後端を一方の外側線(イ)に位置させ、車体(1)を開始位置にセットする。次いで中央線(ロ)に向けて車体(1)を矢印の施工方向に向かって走行させながら、バインダ吹付ガン(4)で片側車両通行帯(A)内の路面上にバインダを吹き付ける。次いで、吹き付けたバインダ上に、骨材散布装置(5)でもって骨材を散布させる。つまり、車体(1)は路面の施工する片側車両通行帯(A)内のニート施工場所(B)を外側から中央に向って走行させる。しかも、この車体(1)の走行中に、散布装置ユニット(3)を移動手段(6)で車体(1)の後端から前端側に向って移動させ、車体(1)が中間位置では、散布装置ユニット(3)は略車体(1)の中間に位置し、車体(1)の前端が路面の中央線(ロ)に到達した施工終了位置では、散布装置ユニット(3)を車体(1)の前端側に移動させている。尚、移動手段(6)は手動又は自動で作動させるが、これについては、後述する自走式ニート施工装置の説明で詳述する。以上、車両通行帯(A)が2車線の場合を説明したが、これと同様に、4車線以上の場合においても外側線(イ)から車線境界線,車線境界線から中央線(ロ)までの車両通行帯(A)内を施工すればよい。
従って、本発明のニート工法においては、バインダの吹き付ける工程と骨材の散布する工程とを、車体(1)の走行中にバインダ吹付ガン(4)と骨材散布装置(5)とを備えた散布装置ユニット(3)を移動させながら行うことに最大の特徴を有するものである。
そして、前記したバインダの吹き付け工程と骨材及び散布工程を順次繰り返しながら片側車両通行帯(A)内のニート施工場所(B)に一定巾の滑り止め舗装を施工させる。
更に、必要に応じて骨材の散布面には、タイヤローラーやマカダムローラーなどで十分に転圧したり、水蒸気透過材の樹脂でもって表面処理層のトップコートを施すのが好ましい。
本発明のニート工法に使用するバインダは、ニート工法に使用される樹脂ならばどのようなものでもよいが、2液混合型のバインダが好ましく、2液を一定比率で混合することにより反応硬化して高い結合性を発揮でき、例えば、エポキシ樹脂,ポリウレタン樹脂,変性エポキシ樹脂,変性ポリウレタン樹脂,ポリアミン等の2液混合型のものを含む。
次に、本発明のニート工法に使用する骨材は、硬質で滑り抵抗性を有するものであればよく、例えばエメリー,電融アルミナ等の人工黒色硬質骨材,炭化珪素質骨材,セラミックス,ガラス質骨材等を使用するとよい。
更に、こられの異なる種類の骨材を混合して使用してもよく、有色骨材を使用するとカラー舗装をすることができる。また本発明において使用する骨材の粒径は、5mm以下で、通常、粒径が1〜3.5mmの範囲のものを使用するのがよい。
請求項2に記載の発明は、バインダ吹付ガン(4)と骨材散布装置(5)とを備えた散布装置ユニット(3)が、車体(1)の走行距離に連動して車体(1)の後端から前端に向け移動させることである。この車体(1)の走行距離とは、本ニート工法で施工する車両通行帯(A)の巾に相当する距離であり、例えば図1の如く、2車線では片側車両通行帯(A)の巾に相当する距離である。また、車体(1)には走行距離を検知する距離センサ(7)と、その距離センサ(7)からの信号で、散布装置ユニット(3)を車体(1)の後端から前端まで移動させる制御装置(8)を備えている。尚、これら距離センサ(7),制御装置(8)については、詳しく後述する。
そして、ニート施工する際に、予め車体(1)の走行距離を制御装置(8)に入力しておき、車体(1)の走行中に距離センサ(7)が走行距離を検出し、その信号を基に制御装置(8)が移動手段(6)を自動的に作動させて、散布装置ユニット(3)を車体(1)の後端から前端側に移動させ、車体(1)が設定した走行距離に達して停止した際には、散布装置ユニット(3)が車体(1)の前端側に位置して自動的に停止するように自動制御している。
次に請求項3の自走式ニート施工装置について図を基に、詳しく説明する。図2は本発明の実施形態を例示した自走式ニート施工装置の概略平面図、図3は同正面図、図4は同側面図である。
図2〜4において、(1)は車体であり、この車体(1)には前方に2つの前輪(1a)と後方中央に1つの自在後輪(1b)を設け、前記前輪(1a)は走行用可変速電動機(1c)とベルト(1d)を介して駆動可能に連結させている。(1e)は車体(1)の後端側に取付けたハンドルである。
(2)は車体(1)に搭載した骨材ホッパーである。この骨材ホッパー(2)の底部(2a)には円筒状の出口(2b)を設け、その出口(2b)に向って底部(2a)を下方に傾斜させている。この骨材ホッパー(2)については、上記の自重落下式のもの以外に図示しないが、骨材ホッパー(2)にスクリュー式の骨材供給装置を設け、この骨材供給装置を介して骨材を供給してもよく、又は他の公知のものを使用してもよい。
(3)は車体(1)の横側に突出して装着した散布装置ユニットである。この散布装置ユニット(3)には、バインダ吹付ガン(4)と骨材散布装置(5)とを装着させている。
バインダ吹付ガン(4)は、図2に示す如く、施工方向に対して骨材散布装置(5)の前に配置して散布装置ユニット(3)を構成している。そして、バインダ吹付ガン(4)は、図示しないが、別に設けたバインダ供給装置とホースで連結され、このバインダ供給装置から加熱し加圧された2液混合型のバインダがバインダ吹付ガン(4)に圧送して供給され、バインダ吹付ガン(4)からバインダが路面上に噴霧される。
また、骨材散布装置(5)は、図2の如く施工方向に対しバインダ吹付ガン(4)の後に位置し、この骨材散布装置(5)の構造は、図5及び図6で示すように、一定量で骨材(ハ)を収納する角形状の筺体(5a)の上方に骨材入口(5b)を設け、該骨材入口(5b)と骨材ホッパー(2)の出口(2b)とを骨材供給ホース(9)で連結させている。また、この筺体(5a)の下方に向って傾斜した底部の先端には、底部の巾に相当する細長な骨材出口(5c)を設け、該骨材出口(5c)の下方には、外周に凹凸状の歯を多数形成し、骨材出口(5c)の巾と同等長さの歯付ローラ(5d)と、該歯付ローラ(5d)と弾発的に当接させた弾性板状のゲートシュー(5e)を設けている。
そして、歯付ローラ(5d)には可変速電動機(5h)を歯車(5f),(5g)を介して連結させている。この可変速電動機(5h)により、歯付ローラ(5d)は図6の矢印方向に回転させると共に、その回転速度も車体(1)の走行速度に合せて回転速度に可変でき、最適な骨材の散布を可能としている。
ゲートシュー(5e)は、ゴム、プラスチック等を含む弾性板状のものであり、歯付ローラ(5d)に一方側を弾性的に当接させている。これにより、骨材(ハ)は、歯付ローラ(5d)が回転しなければ散布されずに骨材出口(5c)を封鎖している。
この骨材散布装置(5)では、歯付ローラ(5d)を可変速電動機(5h)で図6に示す矢印方向へ回転させることにより、歯付ローラ(5d)の歯で骨材(ハ)を掻き落としながらゲートシュー(5e)を押し広げて路面上に散布する。
この骨材散布装置(5)については、ガラスビーズ等の散布装置と同様なものであり、それらの公知のものを使用すればよく、例えば特開2000−87310号(図3参照)のガラスビーズ散布装置を用いてもよい。
また、図2〜4中で、(6)は車体(1)の横側に装着し、散布装置ユニット(3)を移動させる移動手段である。そして図7は本発明の移動手段(6)の概略を示す斜視図である。以下、移動手段(6)について、図7に基づき詳しく説明する。(6a)は縦長な移動体であり、該移動体(6a)は、その上下を約車体(1)の長さで2本並行に設けたガイドロッド(6b)により摺動自在にガイドさせている。(6c)は2本のガイドロッド(6b)の中間に並行して設けた送りネジ棒である。この送りネジ棒(6c)は前記移動体(6a)と螺合させ、該移動体(6a)は送りネジ棒(6c)の回転で移動可能となっている。(6d)は車体(1)の横側に設けた取付部材であり、この取付部材(6d)は、その直角に突出する両端で前記ガイドロッド(6b)の両端を固着し、且つ、送りネジ棒(6c)の両端を回動自在に保持している。
そして、送りネジ棒(6c)には、一端側にプーリー(6e)を取付け、該プーリー(6e)と、取付部材(6d)に設けた可変速電動機(6f)とをタイミングベルト(6g)で連結し、正逆転可能な可変速電動機(6f)で送りネジ棒(6c)を正逆転可能と成し、これにより、移動体(6a)は車体(1)の横側を車体(1)の長さ間でもって前後に移動できる。
そして、前記移動体(6a)には、横方向に突出する取付アーム(6h)を固着させている。この取付アーム(6h)に前記した散布装置ユニット(3)を取付けている。
尚、(10)は帰端検出スイッチ、(11)は往端検出スイッチであり、制御装置(8)と線接続し、この帰端検出スイッチ(10)は散布装置ユニット(3)が車体(1)の後端に復帰した時に、作動し検知して可変速電動機(6f)を止め散布装置ユニット(3)を停止させる。往端検出スイッチ(11)も同様に散布装置ユニット(3)が車体(1)の前端に移動した際に散布装置ユニット(3)を停止させると共に、往端検出スイッチ(11)の信号により可変速電動機(6f)を逆回転させて散布装置ユニット(3)を車体(1)の後端に復帰させるためのものである。これらの検出スイッチ(10),(11)は、必要に応じて取付けられ、制御装置(8)のみで散布装置ユニット(3)を移動制御可能な場合は不要である。
本発明の請求項4においては、図4に示すように前車輪(1a)の車軸に距離センサ(7)を設け、車体(1)には、そのハンドル(1e)近くに制御装置(8)を設け、距離センサ(7)は制御装置(8)と線接続させている。これにより、距離センサ(7)が車体(1)の走行距離を検知し、その信号を制御装置(8)で演算処理し、車体(1)の走行距離に応じて、移動手段(6)の可変速電動機(6f)の回転を自動制御し、送りネジ棒(6c)を回転させ、それに伴って移動体(6a)と散布装置ユニット(3)とを車体(1)の前方に移動させるのである。これにより、散布装置ユニット(3)は車体(1)の走行距離に連動して、自動的に車体(1)の後端から前端側に向って移動可能となる。
従って、予め、ニート施工をする車両通行帯(A)の巾である施工距離を制御装置(8)に入力すれば、距離センサ(7)が車体(1)の走行距離を検知しながら、散布装置ユニット(3)を的確に移動させ、車体(1)が入力した施工距離に達して停止した状態では、丁度散布装置ユニット(3)が車体(1)の前端側に位置するように自動制御されるのである。この際に制御装置(8)は散布装置ユニット(3)のバインダ吹付ガン(4)及び骨材散布装置(5)の散布する開始や終了あるいは散布量等に対する作動も制御させている。
本発明のニート工法の説明図である。 本発明の自走式ニート施工装置の平面図である。 本発明の自走式ニート施工装置の正面図である。 本発明の自走式ニート施工装置の側面図である。 本発明の骨材散布装置の正面の断面図である。 本発明の骨材散布装置の側面の断面図である。 本発明の移動手段の概略を説明する斜視図である。
符号の説明
1 車体
2 骨材ホッパー
3 散布装置ユニット
4 バインダ吹付ガン
5 骨材散布装置
6 移動手段
7 距離センサ
8 制御装置
A 車両通行帯

Claims (4)

  1. 路面の舗装表面にバインダを吹付け、その上から直ちに骨材を散布して路面上に滑り止め舗装を施工するニート工法において、骨材ホッパー(2)を少なくとも搭載した自走式の車体(1)の横側に、バインダ吹付ガン(4)と骨材散布装置(5)とから成る散布装置ユニット(3)を前記車体(1)の後端と前端間を移動可能に装着したニート施工装置を用いて、少なくとも、前記散布装置ユニット(3)を前記車体(1)の後端側に位置させたニート施工装置を前記路面の施工する車両通行帯(A)内を外側から中央に向って走行させながら、前記バインダ吹付ガン(4)で前記路面上にバインダを吹付ける工程と、そのバインダ上に前記骨材散布装置(5)でもって骨材を散布させる工程とを行い、しかも前記車体(1)の走行中に前記散布装置ユニット(3)を前記車体(1)の後端から前端側に向って移動させ、前記車体(1)の前端が前記路面の中央線あるいは車線境界線に到達時には前記散布装置ユニット(3)が前記車体(1)の前端側に移動させて施工し、以後、これを順次繰返して一定巾の滑り止め舗装を施工することを特徴とするニート工法。
  2. 前記散布装置ユニット(3)が、前記車体(1)の走行距離に連動して前記車体(1)の後端から前端に向け移動させた請求項1記載のニート工法。
  3. 骨材ホッパー(2)を少なくとも搭載した自走式の車体(1)と、該車体(1)の横側に突出して装着したバインダ吹付ガン(4)と骨材散布装置(5)とを備えた散布装置ユニット(3)とから成り、且つ、前記散布装置ユニット(3)を前記車体(1)の後端から前端間を移動手段(6)で移動可能に装着させたことを特徴とする自走式ニート施工装置。
  4. 前記散布装置ユニット(3)の移動を前記車体(1)の走行距離に連動して制御する距離センサ(7)と制御装置(8)とを具備した請求項3記載の自走式ニート施工装置。
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