JPH11165995A - バッテリ式産業車両における油圧装置 - Google Patents

バッテリ式産業車両における油圧装置

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JPH11165995A
JPH11165995A JP33542597A JP33542597A JPH11165995A JP H11165995 A JPH11165995 A JP H11165995A JP 33542597 A JP33542597 A JP 33542597A JP 33542597 A JP33542597 A JP 33542597A JP H11165995 A JPH11165995 A JP H11165995A
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hydraulic
hydraulic motor
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flow rate
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哲也 後藤
Yasuhiro Maeda
康博 前田
Shigeto Nakajima
滋人 中島
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Nishina Industrial Co Ltd
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Nishina Industrial Co Ltd
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽負荷時での下降速度を確保するとともに、
所定の負荷以上では回生電力を得ることを可能にする。 【解決手段】 リフトシリンダ2のボトム室2a内の圧油
は、リフト用制御弁4と作動油タンク6とを連通する戻
り管路10及び戻り管路10から分岐された迂回路13の少な
くとも一方と、両管路10,13の合流点に設けられた流量
制御弁15とを経て作動油タンク6に戻る。油圧モータ11
を所定圧力以上の圧油が通過すると、油圧モータ11が作
動されるとともに発電機12が駆動されて、バッテリEに
電力が回生される。流量制御弁15の作用により、油圧モ
ータ11の流量が優先されるとともに、迂回路13の圧力の
変化に対応して油圧モータ通過流量と迂回路流量との和
が一定となるように流量制御が行われる。ボトム室2a内
の圧油の圧力が低い場合は油圧モータ11の流量が少なく
なり、圧力が高い場合は油圧モータ11の流量が多くな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバッテリ式産業車両
の油圧装置に係り、詳しくはリフトシリンダの戻り管路
に配設された油圧モータで発電機を駆動してバッテリ電
源の電力回生を行うバッテリ式産業車両の油圧装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】バッテリを電源としたフォークリフト等
のバッテリー式産業車両においては、荷役部材を昇降作
動させるリフトシリンダからの戻り油により駆動される
油圧モータを使用して発電機を駆動し、バッテリの回生
を行わせるものがある(例えば、特開昭55−5699
9号公報)。この装置では図28に示すように、フォー
クリフトのリフトシリンダ101のボトム室101a
が、リフトシリンダ管路102及びリフト制御弁103
及び圧油供給管路104を介してオイルタンク105に
接続されている。圧油供給管路104の途中に油圧ポン
プ106が設けられている。また、リフト制御弁103
はリターン管路107を介してオイルタンク105に接
続され、操作レバー108の操作によりリフトシリンダ
管路102を圧油供給管路104及びリターン管路10
7の一方と連通させる状態あるいは両管路104,10
7と連通不能な状態に切り換えられる。リターン管路1
07の途中には油圧モータ109が設けられ、油圧モー
タ109に発電機110が連結されている。
【0003】操作レバー108の操作によりリフト制御
弁103が下降位置、即ちリフトシリンダ管路102と
リターン管路107とが連通する状態に保持されると、
ボトム室101a内の圧油が油圧モータ109に供給さ
れる。そして、油圧モータ109に連結された発電機1
10が駆動され、発電された電力が図示しないバッテリ
に回生される。また、圧力検出装置111をリフト制御
弁103と油圧モータ109との間に配設し、圧力に応
じた界磁制御を行うことにより、フォーク112の下降
速度を安定させるとともに、回生効果を向上させること
が開示されている。具体的には発電機110の界磁巻線
に直列に可変抵抗器を接続し、戻り油の圧力に応じて可
変抵抗器の設定値を変更するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フォークリフト等の産
業車両では、フォーク等の荷役部材(荷役用アタッチメ
ント)の下降速度を荷の有無及び荷の重量の違いに依ら
ず所定速度にすることが要求されている。前記従来装置
では荷が比較的重く、ボトム室101a内の作動油の圧
力が大きな場合は、荷役部材の下降速度を所定速度にす
ることはできる。しかし、荷が比較的軽い場合や荷の無
い場合(軽負荷時)には、所定の下降速度を確保するこ
とが難しい。なぜならば、従来装置ではボトム室101
aからの戻り油は全て油圧モータ109を経てオイルタ
ンク105に戻る構成のため、発電機110の起動トル
クを最小あるいはたとえ0にしても、油圧モータ109
の抵抗により下降速度は遅くなる。
【0005】また、戻り油の圧力に応じて可変抵抗器の
設定値を変更する界磁制御では、バッテリの放電状態に
よって同じ油圧であっても回生電力の変動が生じ、下降
速度を安定させることができない。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は軽負荷時での下降速度を確保で
きるとともに、所定の負荷以上では回生電力を得ること
ができるバッテリ式産業車両における油圧装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、荷役部材を昇降させる
ためのリフトシリンダと、バッテリ電源と、前記バッテ
リ電源により駆動されるモータにより駆動されて前記リ
フトシリンダに作動油を供給する油圧ポンプと、前記リ
フトシリンダと油圧ポンプとの間に介装され、位置切換
えによりリフトシリンダを伸縮させるリフト用制御弁
と、前記リフト用制御弁と作動油タンクとを連通しリフ
ト用制御弁の下降操作時に前記リフトシリンダのボトム
室内の圧油を前記作動油タンクに還流する戻り管路とを
備えたバッテリ式産業車両における油圧装置において、
前記戻り管路に配設された油圧モータと、前記油圧モー
タにより駆動されてバッテリ電源の電力回生を行う発電
機と、前記戻り管路から油圧モータの上流側において分
岐されるとともに、途中に流量制御弁を備えた迂回路と
を設け、前記流量制御弁の流量特性を、前記油圧モータ
の流量と流量制御弁の流量との和が軽負荷時での前記荷
役部材の目標下降速度相当の流量となるようにした。
【0008】請求項2に記載の発明では、前記発電機に
他励磁式発電機を使用するとともに、該発電機の界磁制
御を行う制御手段を設け、制御手段は戻り油が全て油圧
モータを通過する状態では発電機の回転数が前記目標下
降速度相当の所定回転数となるように界磁制御を行うよ
うにした。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記迂回路を前記油圧モータより下
流側で戻り管路と合流させ、合流箇所より下流側に重負
荷時の電源遮断状態において設定流量が前記目標下降速
度相当量に設定された第2の流量制御弁を設けた。
【0010】請求項4に記載の発明では、荷役部材を昇
降させるためのリフトシリンダと、バッテリ電源と、前
記バッテリ電源により駆動されるモータにより駆動され
て前記リフトシリンダに作動油を供給する油圧ポンプ
と、前記リフトシリンダと油圧ポンプとの間に介装さ
れ、位置切換えによりリフトシリンダを伸縮させるリフ
ト用制御弁と、前記リフト用制御弁と作動油タンクとを
連通しリフト用制御弁の下降操作時に前記リフトシリン
ダのボトム室内の圧油を前記作動油タンクに還流する戻
り管路とを備えたバッテリ式産業車両における油圧装置
において、前記戻り管路に配設された油圧モータと、前
記油圧モータにより駆動されてバッテリ電源の電力回生
を行う発電機と、前記戻り管路から油圧モータの上流側
において分岐されるとともに油圧モータの下流側で合流
する迂回路とを設け、前記戻り管路及び迂回路の合流点
に、油圧モータの流量を優先させるとともに前記迂回路
の圧力の変化に対応して前記油圧モータ通過流量と迂回
路流量との和が一定となるように流量制御を行う流量制
御弁を設けた。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記流量制御弁は、前記迂回路内の
作動油の圧力又は前記油圧モータの下流側圧力と、付勢
手段の圧力との対抗により移動されるスプールを備え、
スプールの作動により作動油タンクに連通する通路の流
量を調整可能に構成されている。
【0012】請求項6に記載の発明では、請求項4又は
請求項5に記載の発明において、前記発電機に他励磁式
発電機を使用するとともに、該発電機の界磁制御を行う
制御手段を設け、制御手段は戻り油が全て油圧モータを
通過する状態では発電機の回転数が軽負荷時での前記荷
役部材の目標下降速度相当の所定回転数となるように界
磁制御を行うようにした。
【0013】請求項7に記載の発明では、請求項4〜請
求項6のいずれか一項に記載の発明において、前記迂回
路には前記流量制御弁の迂回路流量特性を変更するため
のロジック弁と、リフトシリンダのボトム室の圧力が所
定圧力以上のときに前記ロジック弁を作動させる連通位
置に配置され、所定圧力未満のときに遮断位置に配置さ
れる切換弁とが設けられている。
【0014】請求項1に記載の発明では、リフトシリン
ダのボトム室内の圧油は、リフト用制御弁と作動油タン
クとを連通する戻り管路及び戻り管路から分岐された迂
回路の少なくとも一方を経て作動油タンクに戻る。戻り
管路を所定圧力以上の圧油が通過すると、油圧モータが
作動されるとともに発電機が駆動されて、バッテリ電源
に電力が回生される。迂回路の途中に設けられた流量制
御弁の作用により、前記油圧モータの流量と流量制御弁
の流量との和が軽負荷時での前記荷役部材の目標下降速
度相当の流量となる。そして、ボトム室内の圧油の圧力
が低い場合は流量制御弁の流量が多くなり、ボトム室内
の圧油の圧力が高い場合は油圧モータの流量が多くな
る。そして、荷役部材の下降速度が負荷に拘わらず一定
になる。
【0015】請求項2に記載の発明では、前記発電機に
他励磁式発電機が使用され、制御手段により発電機の界
磁制御が行われる。戻り油が全て油圧モータを通過する
状態では発電機の回転数が前記目標下降速度相当の所定
回転数となるように界磁制御(他励磁制御)が行われ
る。
【0016】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、重負荷時に電源遮断状態となって、
油圧モータの流量が多くなっても、迂回路及び戻り管路
の合流箇所より下流側に設けられた第2の流量制御弁に
よって流量が制限される。従って、荷役部材の下降速度
は一定に保たれる。
【0017】請求項4に記載の発明では、リフトシリン
ダのボトム室内の圧油は、リフト用制御弁と作動油タン
クとを連通する戻り管路及び戻り管路から分岐された迂
回路の少なくとも一方と、戻り管路及び迂回路の合流点
に設けられた流量制御弁とを経て作動油タンクに戻る。
油圧モータを所定圧力以上の圧油が通過すると、油圧モ
ータが作動されるとともに発電機が駆動されて、バッテ
リ電源に電力が回生される。前記流量制御弁の作用によ
り、油圧モータの流量が優先されるとともに、前記迂回
路圧力の変化に対応して前記油圧モータ通過流量と迂回
路流量との和が一定となるように流量制御が行われる。
そして、ボトム室内の圧油の圧力、即ち迂回路の圧油の
圧力が低い場合は油圧モータの流量が少なくなる。ま
た、ボトム室内の圧油の圧力が高い場合は油圧モータの
流量が多くなる。そして、荷役部材の下降速度が負荷
(荷の有無及び荷の重量)に拘わらず一定になる。
【0018】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記流量制御弁は、前記迂回路内の
作動油の圧力又は前記油圧モータの下流側圧力と、付勢
手段の圧力との対抗により移動されるスプールの作動に
より作動油タンクに連通する通路の流量が調整される。
スプールが付勢手段の付勢力に抗して所定量移動する
と、迂回路の流量は0となり、全量が油圧モータを流れ
る状態となる。
【0019】請求項6に記載の発明では、請求項4又は
請求項5に記載の発明において、前記発電機に他励磁式
発電機が使用され、制御手段により発電機の界磁制御が
行われる。戻り油が全て油圧モータを通過する状態では
発電機の回転数が軽負荷時での前記荷役部材の目標下降
速度相当の所定回転数となるように界磁制御(他励磁制
御)が行われる。
【0020】請求項7に記載の発明では、請求項4〜請
求項6のいずれか一項に記載の発明において、リフトシ
リンダのボトム室の圧力が所定圧力以上のときに切換弁
が連通位置に配置される。そして、中速域における回生
が可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、請求
項4〜請求項6に記載の発明をバッテリー式フォークリ
フトに具体化した第1の実施の形態を図1〜図5に従っ
て説明する。
【0022】図1に示すように、荷役部材としてのフォ
ーク1を昇降させるリフトシリンダ2は管路3を介して
リフト用制御弁4に接続されている。リフト用制御弁4
には直動式のスプール弁が使用されている。リフト用制
御弁4には手動操作の3位置切換弁が使用され、フォー
ク1の昇降及び停止を指示するリフトレバー5の上昇、
中立及び下降操作位置に対応してa,b,cの3つの状
態に切換可能となっている。
【0023】リフトシリンダ2に作動油タンク6内の作
動油を供給する油圧ポンプ7はバッテリ電源としてのバ
ッテリEを電源とするモータ8により駆動される。油圧
ポンプ7は作動油供給用管路9を介してリフト用制御弁
4のポートP1 に接続されている。リフト用制御弁4は
ポートT1 において戻り管路10に、ポートA1 におい
て管路3にそれぞれ接続されている。管路3はリフトシ
リンダ2のボトム室2aに接続されている。戻り管路1
0はリフト用制御弁4と作動油タンク6とを連通し、リ
フト用制御弁4の下降操作時にリフトシリンダ2のボト
ム室2a内の圧油を作動油タンク6に還流する役割を果
たす。
【0024】リフト用制御弁4はリフトレバー5の上昇
操作に基づいてa位置に配置され、a位置において作動
油供給用管路9と管路3とを連通させてリフトシリンダ
2を伸長させる。リフト用制御弁4はリフトレバー5の
下降操作に基づいてc位置に配置され、c位置において
管路3と戻り管路10とを連通させてリフトシリンダ2
を収縮させる。また、リフト用制御弁4はリフトレバー
5の中立操作に基づいてb位置に配置され、管路3と作
動油供給用管路9及び戻り管路10との連通を遮断し、
リフトシリンダ2内の作動油の移動を防止して、これを
伸縮させることなく保持するようになっている。
【0025】戻り管路10の途中には油圧モータ11が
配設され、油圧モータ11には発電機12が連結されて
いる。発電機12は油圧モータ11により駆動されてバ
ッテリEの電力回生を行うようになっている。発電機1
2の端子は制御手段としての制御装置14を介してバッ
テリEに接続されている。戻り管路10には油圧モータ
11の上流側において分岐されるとともに、油圧モータ
11の下流側で合流する迂回路13が接続されている。
戻り管路10及び迂回路13の合流点には流量制御弁1
5が設けられている。流量制御弁15は、油圧モータ1
1の流量を優先させるとともに迂回路13の圧力の変化
に対応して、油圧モータ通過流量と迂回路流量との和が
一定となるように流量制御を行うようになっている。
【0026】次に流量制御弁15について説明する。図
2〜図4に示すように、流量制御弁15のハウジング1
6には迂回路13に接続される第1のポートC1と、油
圧モータ11の上流側において戻り管路10に接続され
る第2のポートM1とが形成されている。両ポートC
1,M1は通路17に連通されている。通路17は迂回
路13の一部を構成している。また、ハウジング16に
は油圧モータ11の下流側において戻り管路10に接続
される第3のポートM2と、作動油タンク6側に接続さ
れる第4のポートTとが形成されている。油圧モータ1
1は入口が第2のポートM1に接続され、出口が第3の
ポートM2に接続されている。第3のポートM2は通路
18に、第4のポートTは通路19にそれぞれ接続され
ている。各通路17〜19はその端部が所定間隔をおい
て平行となるように形成されている。
【0027】ハウジング16にはスプール弁を構成する
スプールとしてのピストン20の収容部21が前記各通
路17〜19の端部と直交する状態で配設されている。
ピストン20は収容部21内に収容され、収容部21の
開口端はカバー22により閉塞されている。カバー22
はボルト23により固定されている。ピストン20はほ
ぼ円筒状に形成され、ダンパー室24、第1室25及び
第2室26を備えている。第1室25はダンパー室24
及び第2室26の間に配設され、ダンパー室24と第1
室25とは隔壁27により区画され、隔壁27には両室
24,25を連通させるダンパーオリフィス27aが形
成されている。
【0028】ピストン20には第1室25と通路17と
を連通可能な第1オリフィス28が形成されている。第
1室25は第2室26より断面積即ち径が小さく形成さ
れ、第1室25と第2室26とは第2オリフィス29を
介して連通されている。第2オリフィス29はオリフィ
スプレート30をピストン20に嵌合することにより所
定の径に形成されている。通路19とピストン20の第
1端部(図2の左端部)との間に第3オリフィス31が
形成されている。ハウジング16にはピストン20の第
1端部側に室32が形成されている。第2室26と室3
2の端部との間に付勢手段としてのコイルばね33が介
装されている。ピストン20はコイルばね33の付勢力
と、ピストン20に作用する作動油の圧力とのバランス
により、図2に示すダンパー室24側の端部がカバー2
2と当接する位置と、図4に示す通路17を閉鎖する位
置との間を移動するようになっている。ピストン20を
コイルばね33の付勢力に抗して通路17を閉鎖する方
向に移動させる圧力(流量制御弁作動圧力)は、油圧モ
ータ11を作動させる圧力(油圧モータ作動圧力)より
小さく設定されている。
【0029】ピストン20の第1端部には、ピストン2
0が図4に示す通路17を閉鎖する位置に配置されたと
きに、通路19と第2室26及び室32とを連通させる
切り欠き部20aが形成されている。また、ハウジング
16にはピストン20がカバー22に当接する図2に示
す位置に配置された状態において、第1オリフィス28
と通路18とを連通させる凹部16aが形成されてい
る。凹部16aは環状に形成されている。
【0030】次に前記のように構成された油圧装置の作
用を説明する。リフトレバー5を上昇操作すると、リフ
ト用スプールがa位置に配置され、油圧ポンプ7から吐
出される作動油が作動油供給用管路9、管路3を介して
リフトシリンダ2のボトム室2aに供給され、リフトシ
リンダ2が伸長してフォーク1が上昇する。リフトレバ
ー5を下降操作すると、リフト用スプールがc位置に配
置され、管路3が戻り管路10に連通されてボトム室2
aの作動油が作動油タンク6へと戻される。そして、リ
フトシリンダ2が収縮してフォーク1が下降する。リフ
トレバー5の中立操作に基づいてリフト用スプールがb
位置に配置され、管路3は作動油供給用管路9及び戻り
管路10のいずれに対しても連通が遮断される。その結
果、リフトシリンダ2内の作動油の移動が防止され、フ
ォーク1が所望の位置に保持される。
【0031】フォーク1の下降時、ボトム室2aから排
出された作動油はリフト用制御弁4を介して第1のポー
トC1から流量制御弁15に導かれる。また、油圧モー
タ11へは第2のポートM1を介して分流される。作動
油が作動油タンク6に戻る状況として、全量が迂回路1
3を通過する場合、一部が迂回路13を通過し一部が油
圧モータ11を通過する場合、全量が油圧モータ11を
通過する場合の3つの場合がある。
【0032】先ず、作動油の全量が迂回路13を通過す
る場合について説明する。流量制御弁作動圧力<油圧モ
ータ作動圧力に設定されているため、リフト用制御弁4
を介して排出される作動油流量が充分多くないとき、即
ち荷が無いか荷が軽く作動油の圧力が油圧モータ11を
作動させるに必要な圧力より小さな場合(軽負荷時)
は、作動油の全量が迂回路13を通過する。
【0033】第1のポートC1から流量制御弁15に導
かれた作動油は、図2に示す状態において、通路17→
第1オリフィス28→第1室25→第2オリフィス29
→第2室26→第3オリフィス31→通路19→第4の
ポートTの順に流量制御弁15内を通過し、戻り管路1
0を経て作動油タンク6に排出される。作動油量が少な
いときは、第1オリフィス28の開口面積が大きく、通
路17の圧力P1と第1室25の圧力P2と第2室26
の圧力P3とはほぼ等しくなる。流量が次第に増え、第
2オリフィス29にて生じる圧力差によりピストン20
に作用する力F=S×(P2−P3)がスプリング力F
sより大きくなると、ピストン20は第2室26側に移
動される。但し、Sはピストン20の受圧面積である。
そして、Fs=S×(P2−P3)となるまで第1オリ
フィス28の開口面積を減少させて、余分な圧力ΔP=
P1−P2が第1オリフィス28にて吸収される。
【0034】第2オリフィス29を流れる流体の流量Q
は次式で表される。 Q=C×α×S0 ×√(P2−P3) 但し、S0 :オリフィス面積、α:流量係数、P2−P
3:第2オリフィス前後の圧力差、C:定数。
【0035】従って、第2オリフィス29の前後の圧力
差を一定にすると、流量Qが一定となる。第1室25の
圧力P2は通路17の圧力P1により変化する。通路1
7の圧力P1はリフト用制御弁4から排出される作動油
の圧力に等しい。リフト用制御弁4の開度は作業者によ
るリフトレバー5の操作量によって変化し、ボトム室2
aの内の作動油の圧力が同じでも、リフト用制御弁4の
開度によって異なる。そして、リフト用制御弁4から排
出される作動油の圧力もリフト用制御弁4の開度によっ
て異なる。
【0036】この流量制御弁15を使用すると、リフト
用制御弁4から排出された作動油が、油圧モータ11の
作動に使用されない場合、フォーク1の下降途中で作業
者がリフトレバーを操作してリフト用制御弁4の開度を
変更させても、前記のように第2オリフィス29の前後
の圧力差(P2−P3)を一定にするようにピストン2
0が移動される。その結果、油圧モータ11が作動され
ない流量(圧力)でリフトシリンダ2から作動油が排出
される場合、荷の有無及び荷の重さに関係なく、フォー
ク1の下降速度が一定となる。
【0037】次に油圧モータ11が作動される流量(圧
力)の作動油がリフト用制御弁4から排出される場合に
ついて説明する。この場合は、作動油の流量によって一
部が油圧モータ11を経た後、流量制御弁15に流れ込
み、油圧モータ11を経ない作動油と合流して作動油タ
ンク6に排出される場合と、全量が油圧モータ11を経
て流量制御弁15に流れ込み、作動油タンク6に排出さ
れる場合とがある。
【0038】油圧モータ11を経由して作動油が流れ始
めるときは、ピストン20は図2の状態から左に移動し
た図3の状態となっている。この状態では油圧モータ1
1からの作動油を第1室25に導く通路18は充分に開
口している。従って、第3のポートM2の圧力PM2と第
1室25の圧力P2とはほぼ等しくなっている。第1室
25には第1オリフィス28からの流量Qcと、第3ポ
ートM2からの流量即ち油圧モータ11からの流量QM
とが合流し、第2オリフィス29によって圧力差(P2
−P3)を発生させる。
【0039】油圧モータ11を介して流れる流量QM
は、通路17の圧力P1と第1室25の圧力P2との差
(P1−P2)に比例した特性を有すると仮定すると、
余分な圧力ΔP=P1−P2は、前記と同様な作用によ
り第1オリフィス28により吸収される。従って、この
場合もFs=S×(P2−P3)が一定となり、流量制
御弁15から排出される流量Qは一定となる。つまり、
油圧モータ11を介して流入する流量をQMとすると、
流量Qcは流量QM分減少することになる。そして、合
計流量Qは一定に保持される。
【0040】リフト用制御弁4から排出される作動油の
圧力が更に大きくなると、ピストン20は図3の状態か
ら更に左側へ移動して、ピストン20が第1オリフィス
28を全閉する位置に配置されると、作動油タンク6に
戻る作動油の全量が油圧モータ11を通過する状態にな
る。その状態からリフト用制御弁4から排出される作動
油の圧力が更に増加すると、図4に示すようにピストン
20は更に室32側に移動し、第3オリフィス31での
圧力差ΔP=P3−PTが発生するようになる。つま
り、第2オリフィス29の圧力差ΔP=P2−P3が一
定となるように、圧力P3が上昇する。
【0041】ダンパー室24側においてピストン20に
作用する力F1はF1=S×P2、第2室26側におい
てピストン20に作用する力F2はF2=S×P3+F
sとなる。ピストン20はF1=F2となる位置まで第
3オリフィス31の開口面積を減少させて圧力P3を発
生させる。従って、S×P2=S×P3+Fsとなり、
P2−P3=Fs/Sとなる。即ち、油圧モータ11が
作動しない場合における差圧ΔP=P2−P3=Fs/
Sとほぼ同一となるため、流量制御弁15を介して排出
される流量Qを一定量に維持することが可能になる。
【0042】発電機12は油圧モータ11に連結されて
いるため、油圧モータ11とともに作動され、油圧モー
タ11の運動エネルギーを電気エネルギーに変換する。
発電機12で発生した電力はバッテリEに回生される。
発電機12で発生した誘導起電力の電圧がバッテリEの
電圧より高ければ、電力をバッテリEに回生できる。制
御装置14は図示しない電圧センサにより起電力を検出
し、その値がバッテリEの電圧より大きいときに、発電
機12の端子をバッテリEに電気的に接続した状態に切
り換える。その結果、発電機12で発電された電力がバ
ッテリEに回生される。
【0043】図5に示すように、通路17の圧力P1が
所定圧力PDに達するまではリフトシリンダ2から排出
される作動油(戻り油)の油量Qは急増し、その後はほ
ぼ一定となる。圧力P1が所定圧力PDを超えると、リ
フトシリンダ2から排出される作動油の一部が油圧モー
タ11を通過する流量QMとなって発電機12による発
電が行われる。また、ピストン20が第1オリフィス2
8を全閉する位置に配置されるまで、即ち少なくとも戻
り油の一部が第1オリフィス28を通過する状態(作動
状態A)では、前記流量QMと、第1オリフィス28を
通過する戻り油の流量QCとの合計流量(=QM+Q
C)が、軽負荷時でかつリフト用制御弁4が全開の状態
で、フォーク1が下降するときの目標速度と対応する流
量QAとなるように保持される。そして、リフトシリン
ダ2から排出される戻り油の全部が油圧モータ11を通
過する状態(作動状態B)においても、流量QMが前記
目標速度と対応する流量QAとなるように制御される。
【0044】この実施の形態では以下の効果を有する。 (イ) リフト用制御弁4と作動油タンク6とを連結す
る戻り管路10の途中に配設された流量制御弁15の作
用により、油圧モータ通過流量と迂回路流量との和が一
定となるように流量制御弁15の流量が制御される。従
って、負荷の違い、即ちフォーク1の荷の有無及び荷の
重さに拘わらず、リフト用制御弁4の全開状態における
フォーク1の下降速度、即ち最大下降速度を一定に制御
することができる。
【0045】(ロ) 流量制御弁15は油圧モータ11
の流量を優先させるため、リフト用制御弁4から排出さ
れる作動油の量が多い場合は、油圧モータ11側に作動
油を多く流すことにより、作動油のエネルギーを有効に
電力に変換できる。
【0046】(ハ) リフト用制御弁4は手動式のた
め、その操作速度は作業者の意志で自由に変更され、中
立位置から下降全開位置に切り換える場合、油圧モータ
11を通過する作動油の流量が目標値に達するまでに時
間がかかる。流量制御弁15は常に、油圧モータ11を
通過する作動油の流量QMと迂回路13を通過する流量
Qcの和が一定となるように制御するので、フォーク1
の下降速度が一定になる。
【0047】(ニ) 流量制御弁15が迂回路13内の
作動油の圧力又は油圧モータ11の下流側圧力と、コイ
ルばね33の付勢力との対抗により移動されるピストン
(スプール20)により、作動油タンク6に連通する通
路19の流量を調整する。従って、構成が簡単になる。
【0048】(ホ) 油圧モータ11及び流量制御弁1
5が下降専用の回路、即ち戻り回路に設けられているた
め、作動油供給用の油圧ポンプ7にリフトシリンダ2の
排出油を供給して電動機を発電機として使用する構成の
場合と異なり、下降操作時にティルト動作を同時に行う
ことが可能になる。
【0049】(ヘ) 制御装置14が発電機12で発電
された電力をバッテリEに回生可能か否かを判断して、
回生可能なときに発電機12の端子をバッテリEと電気
的に接続する状態に切り換えるため、回生不能な状態で
バッテリEの電力が発電機12で使用される虞がない。
【0050】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を図5〜図7に従って説明する。この実施の形態では
発電機12として他励発電機を使用し、界磁制御を行う
ことにより回生効果を向上させるようにした点が前記実
施の形態と異なっている。前記実施の形態と同一部分は
同一符号を付して詳しい説明を省略する。
【0051】図7は図1に対応する構成図である。但
し、リフト用制御弁4よりリフトシリンダ2側と、作動
油供給管路9などの作動油供給部は図示を省略してい
る。図7に示すように、発電機12の回転数を検出する
回転センサ34が設けられ、回転センサ34はその検出
信号を制御装置14に出力する。制御装置14は回転セ
ンサ34の出力信号に基づいて発電機12の回転数が所
定の値に達したか否かを判断する。そして、制御装置1
4は発電機12の回転数が所定の値に達した後、発電機
12の励磁巻線12fを流れる励磁電流値(界磁電流
値)を回転数が一定の値になるように制御する。具体的
には、界磁回路に接続された可変抵抗器からなる界磁抵
抗器35(図6に図示)の抵抗値を変更することにより
制御する。
【0052】図5に示すように、リフト用制御弁4から
排出された作動油(戻り油)のうち油圧モータ11を通
過する流量QMに基づいて発電が行われる。そして、戻
り油の全量が油圧モータ11を通過する場合、即ち図5
における作動状態(B)においては、油圧モータ11が
固定容量のため回転数は一定になる。その結果、負荷の
増減に対して回生電流量は変化しない。第1の実施の形
態では、リフト用制御弁4から排出される作動油の圧力
P1が作動状態(B)に相当する圧力になると、圧力P
1の増加に伴って第3オリフィス31を絞って流量QM
の増大を防止して流量が一定となるように制御してい
た。その結果、発電に使用可能なエネルギーの一部が第
3オリフィス31で吸収され、戻り油のエネルギーを充
分活用するには至っていない。
【0053】この実施の形態では、発電機12の回転数
が、流量QMが戻り油の全量となる状態に対応する回転
数に達した時点から、制御装置14が励磁電流(界磁電
流)の制御を開始する。そして、回転数が設定値を下回
らない状態で界磁電流値を最大限増加させる。発電機1
2の誘導起電力は回転数が一定であれば、界磁電流値の
増加に伴って増大する。従って、この実施の形態では、
界磁電流値を増加させることにより、戻り油の持つエネ
ルギーに応じた最適な電力回生が可能となる。また、こ
の実施の形態では前記実施の形態の(イ)〜(ヘ)の効
果も有する。
【0054】(第3の実施の形態)次に第3の実施の形
態を図8〜図15に従って説明する。前記両実施の形態
では電力回生を良好に行えるのは、フォークの下降速度
が高速の場合(リフト用制御弁4が全開)であるのに対
して、この実施の形態では中速領域(リフト用制御弁4
の流路が絞られた状態)においても電力回生が可能な点
が大きく異なっている。具体的には、図9に示すよう
に、第1及び第2の実施の形態の油圧回路において、第
1のポートC1と流量制御弁15との間にロジック弁3
6を設け、ロジック弁36の作動を補助する切換弁37
を設けた点が異なっている。前記実施の形態と同一部分
は同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0055】図10〜図14に示すように、流量制御弁
15が設けられたハウジング16にロジック弁36及び
切換弁37が一体に組み込まれてバルブユニットが構成
されている。第1オリフィス28に連通可能な通路17
の途中にロジック弁36が設けられている。ロジック弁
36を構成するプランジャ38にはその先端側(図10
の左側)に通路17を経て第1オリフィス28へ向かう
作動油の流量を規制する第4オリフィス39及び通路4
0が形成されている。通路40はプランジャ38の移動
方向と直交する方向に延びるとともに互いに直交する状
態に形成された孔によって構成されている。第4オリフ
ィス39はプランジャ38の軸芯位置に通路40と連通
するように形成されている。
【0056】プランジャ38には基端側に開放されたス
プリング室41が形成され、スプリング室41に配設さ
れた付勢手段としてのコイルばね42の作用により、非
作動時においてプランジャ38の先端側が、通路17の
途中に設けられて第1のポートC1近傍に室17aを区
画する壁43と当接するようになっている。プランジャ
38は先端が孔43a内に侵入する状態で壁43と当接
する。プランジャ38が壁43と当接する状態において
は、第1のポートC1から導入される作動油の流量が第
4オリフィス39を通過する量に規制される。また、プ
ランジャ38にはスプリング室41と通路40の端部と
を連通する第5オリフィス44が形成されている。
【0057】切換弁37を構成するスプール45は、第
1端部(図10の左側)がボトム室2aに管路46を介
して接続される第5のポートCに連通する室47に対応
し、第2端部が作動油タンク6に管路48を介して接続
される第6のポートT2 に連通する室49に対応して摺
動可能に配設されている。スプール45は室49内に配
設された付勢手段としてのコイルばね50により室47
側に付勢されるとともに、第2端部側に固定された止め
輪51が室49の端面に当接することにより図10に示
す所定の非作動位置に配置されるようになっている。
【0058】スプール45には環状凹部45aが形成さ
れている。環状凹部45aは、スプール45が図13,
14に示す作動位置に配置されたとき、ロジック弁36
のスプリング室41に連通するポート52aと、第1の
ポートC1に連通するポート52bとを連通させる位置
(この実施の形態ではスプール45のほぼ中央部)に形
成されている。スプール45の中心部には、スプール4
5の第2端部側の端面に開口する通路53が形成される
ている。また、スプール45の第1端部寄りにはダンパ
ーオリフィス54が形成されている。ダンパーオリフィ
ス54は通路53と環状凹部45aより第1の端部側に
形成された環状の室55とを連通する。即ち、スプール
45はボトム室2a内の作動油の圧力(以下、ボトム圧
と言う)Pbとコイルばね50の付勢力(以下、切換弁
作動圧と言う)Pswとの対抗により移動され、Pb>P
swのときスプール45は作動位置に配置されるようにな
っている。
【0059】図9に示すように、リフト用制御弁4には
リフトレバー5の操作量を検出するストロークセンサ5
6が設けられている。制御装置14はストロークセンサ
56の出力信号によりフォーク1の下降速度の中速域で
の回生が可能か否かを判断し、中速域と高速域とで発電
機12の目標回転数を変更するようになっている。
【0060】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。ボトム圧Pbが切換弁作動圧Pswより小さな
状態では、切換弁37はスプール45が図10〜図12
に示す非作動位置に保持される。そして、油圧モータ1
1が作動しない場合、フォーク1の下降時、ボトム室2
aから排出された作動油がリフト用制御弁4を介して第
1のポートC1に流入すると、ロジック弁36のプラン
ジャ38がコイルばね42の付勢力に抗して開位置へ移
動され、図11に示す状態となる。この状態では第4オ
リフィス39は機能しない状態となり、第1のポートC
1に流入する作動油は通路17を経て抵抗無しに流量制
御弁15へ導かれる。従って、第1の実施の形態の作動
油全体が迂回路13を通過する場合と同様な作用効果を
発揮する。
【0061】ボトム圧Pbが切換弁作動圧Pswより小さ
な状態で、かつ油圧モータ11が作動する場合、切換弁
37はスプール45が図10〜図12に示す非作動位置
に保持される。また、この場合は、作動油の流量によっ
て一部が油圧モータ11を経た後、流量制御弁15に流
れ込み、油圧モータ11を経ない作動油と合流して作動
油タンク6に排出される場合と、全量が油圧モータ11
を経て流量制御弁15に流れ込み、作動油タンク6に排
出される場合とがある。そして、作動油の一部が油圧モ
ータ11を経た後、流量制御弁15に流れ込む場合は、
第1の実施の形態の同じ状態における場合と同様な作用
効果を発揮する。また、全量が油圧モータ11を経て流
量制御弁15に流れ込んだ後、作動油タンク6に排出さ
れる場合は、Qc=QMとなるため、ロジック弁36の
プランジャ38は図12に示すように初期位置に復帰す
る。この状態で第2の実施の形態における、作動油の全
量が油圧モータ11を通過する場合と同様な作用効果を
発揮する。
【0062】ボトム圧Pbが切換弁作動圧Pswより大き
な状態では、第5のポートCに作用する圧力Pbが切換
弁作動圧Pswに打ち勝って、切換弁37のスプール45
が図13,14に示す作動位置に移動される。その結
果、ロジック弁36のスプリング室41が第1のポート
C1近傍の室17aと連通状態に保持され、ロジック弁
36のプランジャ38は図13に示すように常に非作動
位置に保持され、第4オリフィス39のみが流量制御弁
15の第1オリフィス28への通路となる。
【0063】流量制御弁15単体及び第4オリフィス3
9の流量特性は、図15(c)において(1)及び
(2)のようになる。第4オリフィス39と流量制御弁
15とは直列配置のため、両者を併せた流量特性は図1
5(c)において(3)となる。従って、リフト用制御
弁4から排出される作動油の流量Qの特性は、Pb<P
swの状態、即ちロジック弁36のプランジャ38が作動
位置に配置されて第4オリフィス39が機能しない状態
では、(1)の特性を示す。また、Pb>Pswの状態、
即ちロジック弁36のプランジャ38が非作動位置に配
置されて第4オリフィス39が機能する状態では、
(3)の特性を示す。
【0064】リフト用制御弁4が全開でなく絞られた状
態でフォーク1の下降動作が行われると、油圧モータ1
1及び迂回路13に供給される戻り油の流量は前記目標
下降速度相当量QAを下回った状態となる。また、作動
油の圧力もボトム圧Pbより減少している。この状態で
第1及び第2の実施の形態のように、通路17の途中に
第4オリフィス39が存在しないと、油圧モータ11を
通過せずに流量制御弁15に流れ込む流量Qcが多くな
り、油圧モータ11を通過後に流量制御弁15に流れ込
む流量QMが少なくなる。その結果、中速域での荷役回
生がほとんど行われない。
【0065】しかし、第4オリフィス39を設けて、油
圧モータ11を通過せずに流量制御弁15に流れ込む流
量Qcを制限することにより、流量Qcと圧力との関係
が図15(c)に(4)で示す状態となる。その結果、
リフト用制御弁4を全開にしない中速域での下降時に
も、ボトム圧Pb>切換弁作動圧Pswのときに荷役回生
が可能になる。図15(c)において、斜線部がフォー
ク1の下降時の中速域における荷役回生を示す。
【0066】図8に示すように、界磁制御を行う場合の
適正な界磁電流値は、リフト用制御弁4の開度により異
なる。制御装置14はストロークセンサ56からの出力
信号に基づいて、リフト用制御弁4の開度(絞りの状
態)を判断し、界磁電流値を開度に合わせて適正な値と
なるように制御する。
【0067】また、ボトム圧Pbが切換弁作動圧Pswよ
り大きな状態で、図14に示すように流量制御弁15の
第1オリフィス28が完全に閉じると、リフト用制御弁
4から排出された作動油は全量が油圧モータ11を経て
流量制御弁15に流れ込む状態となる。即ち流量QM=
Qとなり、Qc=0となる。このとき、リフトレバー5
が全開であれば、流量Qが前記目標下降速度相当量QA
に等しくなるように第3オリフィス31で調整される。
そして、第2の実施の形態と同様にして発電機12の界
磁制御が行われ、界磁電流値を増加させることにより、
戻り油の持つエネルギーに応じた最適な電力回生が可能
となる。
【0068】ロジック弁36を設けない第1及び第2の
実施の形態では、リフトレバー5の操作量Stと、リフ
ト用制御弁4を通過する作動油の流量Qとの関係は図1
5(a)に示すようになる。即ち、負荷(フォーク1及
び荷の重量の和)が大きい程操作量Stに対する流量Q
の増加割合が大きくなる。そして、最大負荷近傍におい
ては、その増加割合が急激になる。
【0069】一方、ロジック弁36を設けたこの実施の
形態では、リフトレバー5の操作量Stと、リフト用制
御弁4を通過する作動油の流量Qとの関係は図15
(b)に示すようになる。即ち、図15(b)において
鎖線と実線で囲まれた部分(斜線を付した部分)がなく
なり、最大負荷の場合でも操作量Stに対する流量Qの
増加割合が小さくなる。従って、ロジック弁36を設け
たことにより、リフトレバー5の操作量Stに対するリ
フト用制御弁4を通過する作動油の流量Qの変化割合が
小さくなる。その結果、インチング性(微操作性)が向
上する。
【0070】(第4の実施の形態)次に第4の実施の形
態を図16〜図21に従って説明する。この実施の形態
ではロジック弁36及び切換弁37の構成が第3の実施
の形態と異なっている。前記実施の形態と同一部分は同
一符号を付して詳しい説明を省略する。なお、図16の
油圧回路はリフトシリンダ2からの戻り油の経路のみを
示している。
【0071】図17に示すように、ロジック弁36のプ
ランジャ38は流量制御弁15のピストン20の移動方
向と直交する方向に移動可能に配設されている。プラン
ジャ38の先端部には、先端側に開放された通路57
と、通路57に連通する第4オリフィス39とが形成さ
れている。第4オリフィス39はプランジャ38の移動
方向と直交する方向に延びるように形成された孔によっ
て構成されている。ハウジング16にはプランジャ38
の周面と対応する位置に環状の凹部58が形成されてい
る。プランジャ38の周面には凹部58と常に連通する
環状の溝部59が形成されている。また、プランジャ3
8にはスプリング室41と溝部59とを連通する孔60
が形成されている。
【0072】切換弁37のスプール45はプランジャ3
8と平行に設けられている。スプール45にはそのほぼ
中央に通路53に連通する孔61が形成されるととも
に、孔61の端部と対応する外周面には環状の溝45b
が形成されている。ハウジング16にはスプール45が
図17に示す非作動位置に配置された状態において、溝
45bと凹部58とを連通する通路62が形成されてい
る。従って、ロジック弁36のスプリング室41は、切
換弁37の非作動状態において通路62及び切換弁37
を介して作動油タンク6と連通状態に保持され、切換弁
37の作動状態において作動油タンク6との連通が遮断
されるようになっている。
【0073】従って、この実施の形態では、ボトム圧P
bが切換弁作動圧Pswより小さな状態では、切換弁37
はスプール45が図17〜図19に示す非作動位置に保
持される。そして、油圧モータ11が作動しない場合、
フォーク1の下降時、ボトム室2aから排出された作動
油がリフト用制御弁4を介して第1のポートC1に流入
すると、スプリング室41の圧力がほぼ作動油タンク6
の圧力に等しいため、ロジック弁36のプランジャ38
がコイルばね42の付勢力に抗して開位置へ移動され、
図18に示す状態となる。この状態では第4オリフィス
39は機能しない状態となり、第1のポートC1に流入
する作動油は通路17を経て抵抗無しに流量制御弁15
へ導かれる。従って、第1の実施の形態の作動油全体が
迂回路13を通過する場合と同様な作用効果を発揮す
る。
【0074】ボトム圧Pbが切換弁作動圧Pswより小さ
な状態で、かつ油圧モータ11が作動する場合も、スプ
ール45は非作動位置に保持され、プランジャ38は開
位置に保持される。そして、油圧モータ11とともに発
電機12が作動され、発電機12で発生した電力がバッ
テリEに回生される。戻り油の全量が油圧モータ11を
通過する場合は、図19に示すように流量制御弁15は
第1オリフィス28が完全に閉じた状態となる。そし
て、制御装置14により界磁制御が行われ、第2の実施
の形態における、作動油の全量が油圧モータ11を通過
する場合と同様な作用効果を発揮する。
【0075】ボトム圧Pbが切換弁作動圧Pswより大き
な状態では、第5のポートCに作用する圧力Pbが切換
弁作動圧Pswに打ち勝って、スプール45が図20,2
1に示す作動位置に移動される。その結果、ロジック弁
36のスプリング室41と第6のポートT2との連通状
態が遮断され、第5オリフィス44を介してスプリング
室41内の圧力が高まる。そして、プランジャ38は図
20に示すように閉位置に復帰し、第4オリフィス39
のみが油圧モータ11を通過しない戻り油の流量制御弁
15への通路となる。そして、この状態においてリフト
用制御弁4が全開でなく絞られた状態でフォーク1の下
降動作が行われると、前記第3の実施の形態と同様にし
て中速域での荷役回生が行われる。
【0076】また、ボトム圧Pbが切換弁作動圧Pswよ
り大きな状態で、図21に示すように流量制御弁15の
第1オリフィス28が完全に閉じると、リフト用制御弁
4から排出された作動油は全量が油圧モータ11を経て
流量制御弁15に流れ込む状態となる。そして、第3の
実施の形態と同様にして、発電機12の界磁制御が行わ
れ、油圧モータ11に流れ込む作動油の量が所定量以上
のときは油圧モータ11の回転数が所定回転数となるよ
うに界磁電流値を制御することにより、戻り油の持つエ
ネルギーに応じた最適な電力回生が可能となる。
【0077】この実施の形態においてはロジック弁36
及び切換弁37の構成が第3の実施の形態と異なるが、
第3の実施の形態と同様な効果を有する。 (第5の実施の形態)次に第5の実施の形態を図22〜
図25に従って説明する。この実施の形態では、図22
に示すように、戻り管路10から油圧モータ11の上流
側において分岐された迂回路13を油圧モータ11の下
流側で合流させ、迂回路13の途中に流量制御弁63を
設けた点が第2の実施の形態と異なっている。第2の実
施の形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省
略する。
【0078】図23(a)に示すように、流量制御弁6
3を構成するハウジング16にはスプール弁を構成する
ピストン64の収容部65と連通するように、第1〜第
4のポートC1,M1,M2,Tが形成されている。第
1のポートC1及び第2のポートM1は同一平面内に位
置するように形成され、第3のポートM2及び第4のポ
ートTはその平面と平行な同一平面内に位置するように
形成されている。第3のポートM2と第4のポートTと
は対向する位置に配設されている。第1のポートC1は
第2のポートM1と直交する状態に形成されている。第
1のポートC1及び第2のポートM1は図23(a),
(b)及び図24に示す断面より紙面の手前に位置する
ように形成されている。第1のポートC1は図23
(a),(b)及び図24の紙面と直交する方向に延び
るように形成されている。
【0079】ピストン64の中心部にはその第1端部側
(図23(a)の右側)の端面に開口を有する段付の通
路66が形成されている。通路66は第1端部側が大径
に形成され、通路66の大径部にピストン64を第2端
部側に付勢するスプリング67が収容されている。ピス
トン64には通路66を第3及び第4のポートM2,T
に連通させる通路68が形成されている。通路68はピ
ストン64の移動に伴ってその開口部が収容部65の壁
面で覆われる割合が変化するとともに、図24に示すよ
うにスプリング67の付勢力に抗してピストン64の第
1端部がハウジング16に当接する状態では完全に閉鎖
される位置に形成されている。
【0080】第1のポートC1から流入する作動油を通
路66へ導く連通路69の途中にオリフィス70を介し
て第2のポートM1が連通されている。ピストン64に
は連通路69と対応する位置に、通路66と連通路69
とを連通させる通路71が形成されている。通路71は
複数個(この実施の形態では4個)形成されている。
【0081】ピストン64の第2端部側には室72が形
成されるとともに、室72を連通路69と連通させる通
路73が形成されている。ピストン64は通路71と対
応する位置より第1端部側と、室72と対応する位置よ
り第2端部側が小径に形成されている。ピストン64の
室72と対応する位置に形成されたダンパーオリフィス
74を介して室72が収容部65の第2端部側の室75
に連通されている。ピストン64の第2端部側には室7
5と室72とを連通する通路76が形成されている。通
路76は段差を有する形状に形成され、通路76の小径
部側には室72側への作動油の通過を許容するチェック
弁77が装備されている。図23(b)に示すように、
チェック弁77は通路76の小径部より大径で大径部よ
り小径のボール78と、ボール78を閉鎖側に付勢する
スプリング79とから構成されている。
【0082】ピストン64は室75内の作動油の圧力
と、スプリング67の付勢力とのバランスによってその
位置が変更され、通路68の開度が調整される。そし
て、通路68の開度は、作動油が油圧モータ11を流れ
ない状態で最大となり、油圧モータ11に流れる作動油
の流量が増えるに従って小さくなり、油圧モータ11を
通過する作動油の流量が軽負荷時でのフォーク1の目標
下降速度相当の流量以上では零、即ち全閉状態となるよ
うにスプリング67のばね力及び通路68の形状が設定
されている。また、通路68の開度が全開と全閉との間
では、通路68を通過する作動油の流量と、油圧モータ
11を通過する作動油の流量との和が前記目標下降速度
相当量となるように設定されている。即ち、流量制御弁
63はその流量特性が、油圧モータ11単体の流量と、
流量制御弁63の流量との和が軽負荷時でのフォーク1
の目標下降速度相当の流量となるように構成されてい
る。
【0083】この流量制御弁63では、第1のポートC
1から流入した作動油は連通路69を経てピストン64
と対応する位置に到達し、通路71を通って通路66内
に移動する。通路66内に移動した作動油は通路68を
通過して第4のポートTに至り、戻り管路10を介して
作動油タンク6へ戻る。また、連通路69に流入した作
動油の一部がオリフィス70を経て第2のポートM1に
至る。
【0084】また、連通路69内の作動油の一部は通路
73を経て室72に導入されるとともに、ダンパオリフ
ィス74を経て室75内に導かれる。そして、室75内
の作動油の圧力とスプリング67の付勢力とのバランス
によりピストン64の位置が決定される。また、チェッ
ク弁77が存在するため、連通路69内の圧力の低下に
伴って室72内の圧力が低下した場合、チェック弁77
が開いて室75内の圧力が室72内の圧力と同じにな
る。その結果、第1のポートC1から流入する作動油の
圧力が低くなった場合、通路68の開度が大きくなる方
向へのピストン64の移動が遅滞なく行われる。
【0085】この実施の形態では、戻り油の圧力が低く
油圧モータ11を駆動させることができない軽負荷時に
は、戻り油は迂回路13の流量制御弁63の通路66,
68を通過して作動油タンク6に排出される。負荷重量
が増え、作動油が所定の圧力に達すると、油圧モータ1
1が駆動され、圧力の増加に伴って油圧モータ11の流
量が増加する。油圧モータ11の流量が増加するにつれ
て流量制御弁63の通路68が絞られて通路68を流れ
る作動油の流量が減少する。このとき、油圧モータ11
の流量と迂回路13の流量即ち通路68を流れる流量と
の和は、軽負荷時のフォーク1の最大下降速度(目標下
降速度)相当の流量と同じである。
【0086】更に負荷が増加して油圧モータ11を通過
する作動油の流量が目標下降速度相当の流量Qaに達し
たとき、流量制御弁63は全閉状態となりリフトシリン
ダ2から排出された戻り油は全流量が油圧モータ11を
通過する。それ以上の負荷になったとき、第2の実施の
形態と同様に油圧モータ11に直結された発電機12の
界磁制御が行われる。そして、回転センサ34により発
電機12の回転数が検出されるとともに、その回転数が
目標下降速度相当の所定回転数で一定となるように励磁
電流が制御装置14により制御される。その結果、流量
制御弁63が全閉状態となった後、負荷がさらに増加し
てもリフトシリンダ2からの排出流量が一定に保持され
る。
【0087】従って、リフト用制御弁4の全開操作時に
おける油圧モータ11を流れる作動油の流量と、流量制
御弁63を流れる流量と、両流量の合流後の流量(総流
量)と圧力とはそれぞれ図25(a),(b),(c)
に示すような関係になり、フルロードFLになるまで総
流量は常に一定となる。従って、この実施の形態におい
ても第2の実施の形態と同様な効果を奏する。
【0088】(第6の実施の形態)次に第6の実施の形
態を図26及び図27に従って説明する。この実施の形
態では、図26に示すように、迂回路13と油圧モータ
11の下流の戻り管路10との合流点より下流側に第2
の流量制御弁80を設けた点が第5の実施の形態と異な
っている。第5の実施の形態と同一部分は同一符号を付
して詳しい説明を省略する。
【0089】図27に示すように、第2の流量制御弁8
0は流量制御弁63と同一ハウジング16に一体に組み
込まれている。ハウジング16にはピストン64の収容
部65と平行に通路81が形成され、通路81の開口端
を塞ぐように第2の流量制御弁80が固定されている。
ハウジング16には第2の流量制御弁80と対応する位
置に第4のポートTが形成されている。通路81は通路
82を介して収容部65と連通されている。第2流量制
御弁80は有底円筒状に形成されたハウジング83を有
し、ハウジング83内にスプール84が収容されてい
る。スプール84はスプリング85によりハウジング8
3の開口側に付勢されるとともに、開口側に固定された
オリフィスプレート86により移動が規制されるように
なっている。スプール84の先端には凹部84aが形成
され、先端寄り外周には環状凹部87が形成されてい
る。スプール84には環状凹部87と対応する箇所に複
数の孔88が形成されている。また、凹部84a内には
弁89がばね90によりオリフィスプレート86側に付
勢された状態で収容されている。弁89はオリフィスプ
レート86に当接する状態においてもオリフィスを完全
には閉鎖せず、通路81と凹部84a間を作動油が少し
ずつ移動可能となっている。
【0090】ハウジング83にはスプール84の環状凹
部87に対応する位置と、第4のポートTに対応する位
置とに孔91,92が形成されている。孔91はスプー
ル84の位置に拘わらず常に環状凹部87と対応した状
態に保持される位置に形成されている。孔92はスプー
ル84がスプリング85の付勢力によってオリフィスプ
レート86と当接する位置に配置された状態で全開状態
となり、その位置からスプール84がスプリング85の
付勢力に抗して移動するに従ってスプール84に塞がれ
る面積が大きくなる。前記スプリング85は第2の流量
制御弁80を流れる作動油の流量が、軽負荷時の最大流
量を越えたときにスプール84の移動を許容するばね力
を有し、軽負荷時の最大流量を越えた圧力で絞り機能を
発揮して最大流量を前記目標下降速度相当量となるよう
に形成されている。
【0091】第5の実施の形態ではリフトシリンダ2か
ら排出された戻り油の全量が油圧モータ11を通過し、
かつ負荷が所定の値以上になったときには、発電機12
の界磁制御を行うことにより流量が所定量となるように
制御する。従って、界磁制御ができない状態、例えば電
源がオフの状態では流量を所定量に制御できない。しか
し、電源がオフ(キーオフ)の状態で荷を降ろす機会は
多く、そのような状態でリフトレバー5を全開で下降操
作しても最大下降速度を一定に保持できることが望まれ
る。
【0092】この実施の形態では通路81に流れ込む作
動油の流量が軽負荷時の目標下降速度相当量以下の場合
は、第2の流量制御弁80は作動油を自由に通過させ
る。従って、電源がオン状態及び流量制御弁63が故障
でない状態では、第5の実施の形態と同様な作用効果を
発揮する。
【0093】一方、電源オフ状態あるいは流量制御弁6
3が故障で、リフトシリンダ2からの作動油の排出量が
前記目標下降速度相当量を越えようとすると、第2の流
量制御弁80が絞り機能を発揮して最大流量を前記目標
下降速度相当量となるように制御する。その結果、界磁
制御ができない状態で重負荷時にリフトレバー5を全開
で下降操作しても、最大下降速度が目標下降速度となる
ように制御される。また、流量制御弁63が故障しても
最大下降速度が目標下降速度を越えないように制御され
る。
【0094】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ 目標下降速度は必ずしも荷無し状態における、最大
下降速度とする必要はなく、軽い荷を積んだ状態におけ
る最大下降速度であってもよい。
【0095】○ 流量制御弁15,63以外に設けるロ
ジック弁36、切換弁37、第2の流量制御弁80等を
流量制御弁15,63とともに1個のハウジング16に
組み込んだバルブユニットとせずに、個々の弁を管路で
接続する構成としてもよい。
【0096】○ 第3の実施の形態において第4オリフ
ィス39を、第4の実施の形態において第4オリフィス
39及び通路57をそれぞれ省略してもよい。この場
合、ロジック弁36が非作動位置に配置された状態にお
いては、戻り油が全て油圧モータ11を通過する状態と
なる。
【0097】○ 第2〜第6の実施の形態において界磁
制御を行う場合、発電機12の回転数を所定回転数とな
るように制御する構成に代えて、油圧モータ11を流れ
る作動油の流量が目標下降速度相当量となるように制御
する構成とする。この場合、回転センサ34を設ける代
わりに油圧モータ11を流れる作動油の流量を計測する
ための流量検出手段としての流量計を設ける。そして制
御装置14は流量計の検出信号を入力するとともに流量
計の検出流量が所定の値となるように界磁電流の制御を
行う。流量計は油圧モータ11の下流側と、ハウジング
16の第3ポートM2との間に配設する。この場合も、
戻り油の持つエネルギーに応じた最適な電力回生が可能
になる。
【0098】○ フォークリフトに限らず、バッテリを
動力源とした高所作業車、ショベルローダ等の産業車両
の油圧装置に適用してもよい。前記各実施の形態から把
握できる請求項記載以外の技術的思想(発明)につい
て、以下にその効果とともに記載する。
【0099】(1) 請求項7に記載の発明において、
発電機に他励磁式発電機を使用するとともに、該発電機
の界磁制御を行う制御手段はリフト用制御弁の開度を検
出する検出手段の出力信号に基づいて、荷役部材の下降
速度の中速域と高速域とで発電機の目標回転数を変更す
る。この場合、中速域でも効率よく電力回生を行うこと
ができる。
【0100】(2) 請求項2,3,6,7及び(1)
のいずれかに記載の発明において、発電機の界磁制御を
行う制御手段は発電機の回転数を目標回転数とするよう
に界磁電流を制御する代わりに、油圧モータの流量を検
出する流量検出手段の検出信号に基づいてその検出信号
が目標流量に対応する値となるように界磁電流を制御す
る。この場合もそれぞれ対応する発明と同様な効果を発
揮する。
【0101】なお、本明細書でいう「軽負荷時」とは、
荷役部材が荷を保持していない状態及び荷が軽くリフト
用制御弁を全開下降操作しても作動油の圧力が油圧モー
タを作動させるに必要な圧力より小さな状態を意味す
る。また、「荷役部材」とはフォークリフトのフォーク
等のアタッチメントのみを意味するのではなく、高所作
業車のプラットホームやショベルローダのショベル等荷
(作業者を含む)を積んだ状態で、油圧シリンダにより
低位置と高位置とに移動されるものを含む。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項7
に記載の発明によれば、軽負荷時での下降速度を確保で
きるとともに、所定の負荷以上では回生電力を得ること
ができる。
【0103】請求項2及び請求項6に記載の発明によれ
ば、負荷が大きな状態では界磁制御が行われるため、戻
り油の持つエネルギーに応じた最適な電力回生が可能と
なる。
【0104】請求項3に記載の発明では、重負荷時に界
磁制御が不能な状態でも荷役部材の下降速度を目標速度
に保持することができる。請求項4に記載の発明によれ
ば、流量制御弁は油圧モータの流量を優先させるため、
リフト用制御弁から排出される作動油の量が多い場合
は、油圧モータ側に作動油が多く流れ、作動油のエネル
ギーを有効に電力に変換できる。
【0105】請求項5に記載の発明によれば、流量制御
弁の構成が簡単になる。請求項7に記載の発明によれ
ば、中速域における電力回生が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態の構成図。
【図2】 流量制御弁の断面図。
【図3】 流量制御弁の作用を示す部分断面図。
【図4】 流量制御弁の作用を示す部分断面図。
【図5】 流量制御弁の作用を示すグラフ。
【図6】 電気回路図。
【図7】 第2の実施の形態の要部構成図。
【図8】 界磁電流とリフト用制御弁の開度との関係を
示すグラフ。
【図9】 第3の実施の形態の構成図。
【図10】 (a)はバルブユニットの断面図、(b)
は(a)の部分拡大図。
【図11】 作用を示すバルブユニットの断面図。
【図12】 作用を示すバルブユニットの断面図。
【図13】 作用を示すバルブユニットの断面図。
【図14】 作用を示すバルブユニットの断面図。
【図15】 (a)及び(b)はリフトレバーの操作量
と作動油流量の関係を示すグラフ、(c)は流量制御弁
の作用を示すグラフ。
【図16】 第4の実施の形態の油圧回路図。
【図17】 (a)はバルブユニットの断面図、(b)
は(a)の部分拡大図。
【図18】 作用を示すバルブユニットの断面図。
【図19】 作用を示すバルブユニットの断面図。
【図20】 作用を示すバルブユニットの断面図。
【図21】 作用を示すバルブユニットの断面図。
【図22】 第5の実施の形態の構成図。
【図23】 (a)は流量制御弁の断面図、(b)は
(a)の部分拡大図。
【図24】 流量制御弁の作用を示す断面図。
【図25】 流量制御弁の特性を示すグラフ。
【図26】 第6の実施の形態の構成図。
【図27】 バルブユニットの断面図。
【図28】 従来技術の油圧回路図。
【符号の説明】
1…荷役部材としてのフォーク、2…リフトシリンダ、
2a…ボトム室、4…リフト用制御弁、6…作動油タン
ク、7…油圧ポンプ、8…モータ、10…戻り管路、1
1…油圧モータ、12…発電機、13…迂回路、14…
制御手段としての制御装置、15,63…流量制御弁、
20…スプールとしてのピストン、33…付勢手段とし
てのコイルばね、36…ロジック弁、37…切換弁、8
0…第2の流量制御弁、E…バッテリ電源としてのバッ
テリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 滋人 長野県上水内郡豊野町浅野1671番地 仁科 工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷役部材を昇降させるためのリフトシリ
    ンダと、 バッテリ電源と、 前記バッテリ電源により駆動されるモータにより駆動さ
    れて前記リフトシリンダに作動油を供給する油圧ポンプ
    と、 前記リフトシリンダと油圧ポンプとの間に介装され、位
    置切換えによりリフトシリンダを伸縮させるリフト用制
    御弁と、 前記リフト用制御弁と作動油タンクとを連通しリフト用
    制御弁の下降操作時に前記リフトシリンダのボトム室内
    の圧油を前記作動油タンクに還流する戻り管路とを備え
    たバッテリ式産業車両における油圧装置において、 前記戻り管路に配設された油圧モータと、前記油圧モー
    タにより駆動されてバッテリ電源の電力回生を行う発電
    機と、前記戻り管路から油圧モータの上流側において分
    岐されるとともに、途中に流量制御弁を備えた迂回路と
    を設け、前記流量制御弁の流量特性を、前記油圧モータ
    の流量と流量制御弁の流量との和が軽負荷時での前記荷
    役部材の目標下降速度相当の流量となるようにしたバッ
    テリ式産業車両における油圧装置。
  2. 【請求項2】 前記発電機に他励磁式発電機を使用する
    とともに、該発電機の界磁制御を行う制御手段を設け、
    制御手段は戻り油が全て油圧モータを通過する状態では
    発電機の回転数が前記目標下降速度相当の所定回転数と
    なるように界磁制御を行うようにした請求項1に記載の
    バッテリ式産業車両における油圧装置。
  3. 【請求項3】 前記迂回路を前記油圧モータより下流側
    で戻り管路と合流させ、合流箇所より下流側に重負荷時
    の電源遮断状態において設定流量が前記目標下降速度相
    当量に設定された第2の流量制御弁を設けた請求項2に
    記載のバッテリ式産業車両における油圧装置。
  4. 【請求項4】 荷役部材を昇降させるためのリフトシリ
    ンダと、 バッテリ電源と、 前記バッテリ電源により駆動されるモータにより駆動さ
    れて前記リフトシリンダに作動油を供給する油圧ポンプ
    と、 前記リフトシリンダと油圧ポンプとの間に介装され、位
    置切換えによりリフトシリンダを伸縮させるリフト用制
    御弁と、 前記リフト用制御弁と作動油タンクとを連通しリフト用
    制御弁の下降操作時に前記リフトシリンダのボトム室内
    の圧油を前記作動油タンクに還流する戻り管路とを備え
    たバッテリ式産業車両における油圧装置において、 前記戻り管路に配設された油圧モータと、前記油圧モー
    タにより駆動されてバッテリ電源の電力回生を行う発電
    機と、前記戻り管路から油圧モータの上流側において分
    岐されるとともに油圧モータの下流側で合流する迂回路
    とを設け、前記戻り管路及び迂回路の合流点に、油圧モ
    ータの流量を優先させるとともに前記迂回路の圧力の変
    化に対応して前記油圧モータ通過流量と迂回路流量との
    和が一定となるように流量制御を行う流量制御弁を設け
    たバッテリ式産業車両における油圧装置。
  5. 【請求項5】 前記流量制御弁は、前記迂回路内の作動
    油の圧力又は前記油圧モータの下流側圧力と、付勢手段
    の圧力との対抗により移動されるスプールを備え、スプ
    ールの作動により作動油タンクに連通する通路の流量を
    調整可能に構成されている請求項4に記載のバッテリ式
    産業車両における油圧装置。
  6. 【請求項6】 前記発電機に他励磁式発電機を使用する
    とともに、該発電機の界磁制御を行う制御手段を設け、
    制御手段は戻り油が全て油圧モータを通過する状態では
    発電機の回転数が軽負荷時での前記荷役部材の目標下降
    速度相当の所定回転数となるように界磁制御を行うよう
    にした請求項4又は請求項5に記載のバッテリ式産業車
    両における油圧装置。
  7. 【請求項7】 前記迂回路には前記流量制御弁の迂回路
    流量特性を変更するためのロジック弁と、リフトシリン
    ダのボトム室の圧力が所定圧力以上のときに前記ロジッ
    ク弁を作動させる連通位置に配置され、所定圧力未満の
    ときに遮断位置に配置される切換弁とが設けられている
    請求項4〜請求項6のいずれか一項に記載のバッテリ式
    産業車両における油圧装置。
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