JPH11165547A - トランスミッションのブリーザ構造 - Google Patents

トランスミッションのブリーザ構造

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JPH11165547A
JPH11165547A JP34852197A JP34852197A JPH11165547A JP H11165547 A JPH11165547 A JP H11165547A JP 34852197 A JP34852197 A JP 34852197A JP 34852197 A JP34852197 A JP 34852197A JP H11165547 A JPH11165547 A JP H11165547A
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JP
Japan
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breather
transmission
case
lever
shift
Prior art date
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Application number
JP34852197A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Hattori
和彦 服部
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0493Gearings with spur or bevel gears
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/027Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by means for venting gearboxes, e.g. air breathers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、取付けの位置や方向に制
約を受けることなくブリーザを設置し得て、新たに専用
スペースを設けることなくデッドスペースを利用してブ
リーザを設置し得て、トランスミッションのコンパクト
化を図ることにある。 【構成】 このため、この発明は、車両に搭載されるト
ランスミッションのミッションケースにエクステンショ
ンケースを連結して設け、このエクステンションケース
の上方にシフトアンドセレクト機構を内蔵するレバーケ
ースを取付けて設け、このレバーケースにブリーザを設
けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトランスミッショ
ンのブリーザ構造に係り、特に、取付けの位置や方向に
制約を受けることなくブリーザを設置し得て、新たに専
用スペースを設けることなくデッドスペースを利用して
ブリーザを設置し得て、トランスミッションのコンパク
ト化を図り得るトランスミッションのブリーザ構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、エンジンの駆動力を走
行条件に応じて所要に変換して取出すために、トランス
ミッションを搭載している。トランスミッションは、内
蔵する複数段のギヤの噛合状態を切換えることにより駆
動力のトルク・回転数を変換して取り出す。
【0003】トランスミッションは、内蔵するギヤや軸
受等を潤滑するためにオイルを充填している。オイル
は、ギヤ等の回転により攪拌・掻き上げられて、各部を
潤滑する。また、トランスミッションには、ミッション
ケース内の圧力を調整するためにブリーザを設けてい
る。ブリーザは、外気温度の変化等によりミッションケ
ース内の空気が膨張・収縮した場合に、ミッションケー
ス内外で圧力の差分をやり取りすることにより、内圧を
調整する。
【0004】このようなトランスミッションのブリーザ
構造としては、実開平5−76844号公報に開示され
るものがある。この公報に開示されるブリーザは、トラ
ンスミッションのケーシングにシフトシャフトの軸端部
をスライド自在に保持する袋状穴を設け、この袋状穴に
トランスミッション内の空気圧を調整するブリーザを設
け、ブリーザからのオイル漏れを防止したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のトラ
ンスミッションのブリーザ構造は、ギヤ等の回転により
オイルが攪拌・掻き上げられることによって、ブリーザ
からオイルが漏れることがある。
【0006】そこで、従来のブリーザ構造には、前記公
報に開示されるように、トランスミッションのケーシン
グにフトシャフトの軸端部をスライド自在に保持する袋
状穴を設け、この袋状穴にブリーザを設けてオイル漏れ
を防止するものや、ブリーザ室をオイル面よりも上方に
設け、且つ、このブリーザ室をプレートやミッションケ
ースに設けた隔壁により隔絶してオイルの流入を阻止す
るもの、また、ブリーザの空気導入孔に断面積が急激に
大きくなる部分を設け、オイルの気泡を断ち切る構造と
したもの等がある。
【0007】ところが、前記公報に開示されるブリーザ
は、ミッションのケーシング内のクラッチが配設される
スペースにブリーザを配設しているため、クラッチと干
渉しないようにブリーザ専用の配設スペースを確保する
ことが困難な不都合がある。
【0008】また、ブリーザ室をプレートで隔絶する場
合には、ブリーザ室を設けたミッションケース等にプレ
ート取付用の穴加工や取付用ネジ等の部品を必要とする
ため、加工行程や部品点数が増加してコストの上昇を招
く不都合がある。
【0009】さらに、トランスミッションにブリーザを
取付ける際には、車両のボディやフレームとの干渉があ
るため、取付けの位置や方向に制約を受ける不都合があ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両に搭載されるトラン
スミッションのミッションケースにエクステンションケ
ースを連結して設け、このエクステンションケースの上
方にシフトアンドセレクト機構を内蔵するレバーケース
を取付けて設け、このレバーケースにブリーザを設けた
ことを特徴とし、前記ブリーザは、レバーケースに内蔵
されるシフトアンドセレクト機構のシフトアンドセレク
ト軸中心線により区画されるレバー室の幅広側の室内に
隔壁により囲まれるブリーザ室を設けたことを特徴と
し、また、前記ブリーザは、レバーケース内のレバー室
下方のエクステンションケースにオイル戻し面及びオイ
ル戻し穴を設け、オイル戻し面はトランスミッションが
車両に傾斜して搭載された状態において略水平状態にな
るように傾斜させて設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明のトランスミッションの
ブリーザ構造は、トランスミッションのミッションケー
スに連結したエクステンションケースの上方にシフトア
ンドセレクト機構を内蔵するレバーケースを取付けて設
け、このレバーケースにブリーザを設けている。ブリー
ザは、レバーケースに内蔵されるシフトアンドセレクト
機構のシフトアンドセレクト軸中心線と交差する方向の
一側のレバー室に隔壁によりブリーザ室を区画して設け
ており、また、レバーケース内のレバー室下方のエクス
テンションケースにオイル戻し面及びオイル戻し穴を設
け、オイル戻し面はトランスミッションが車両に傾斜し
て搭載された状態において略水平状態になるように傾斜
させて設けている。
【0012】これにより、このトランスミッションのブ
リーザ構造は、トランスミッションのエクステンション
ケースに取付けられたレバーケースを利用してボディや
フレームと干渉することなくブリーザを設けることがで
き、レバーケース内のレバー室を利用してブリーザ室を
設けることができ、車両にトランスミッションを搭載し
た状態においてもオイルを確実に下方に戻し得て、ブリ
ーザからのオイル漏れを防止することができる。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図5は、この発明の実施例を示すもので
ある。図5において、2は図示しない縦置エンジンの車
両に搭載されるトランスミッションである。このトラン
スミッション2は、長手方向軸線を車両の前後方向に指
向させて搭載される。トランスミッション2は、ミッシ
ョンケース4にエクステンションケース6を連結して設
けている。
【0014】トランスミッション2は、図1に示す如
く、ミッションケース4及びエクステンションケース6
のミッションケース空間8及びエクステンションケース
空間10に、入力軸(図示せず)と、この入力軸と同軸
なメイン軸12と、このメイン軸12に平行なカウンタ
軸14と、メイン軸12及びカウンタ軸14に平行なリ
バースアイドラ軸16と、を設けている。
【0015】入力軸は、ミッションケース4の図示しな
いミッション壁部に入力軸用軸受により軸支され、前端
側をクラッチを介してエンジン(図示せず)に連絡され
る。メイン軸12は、ミッションケース4の図示しない
ミッション壁部とエクステンションケース6のエクステ
ンション壁部18とに夫々メイン軸用軸受20により軸
支され、前端側を入力軸に連絡され、後端側をプロペラ
軸(図示せず)に連絡される。
【0016】カウンタ軸14は、ミッションケース4の
図示しないミッション壁部とエクステンションケース6
のエクステンション壁部18とに夫々カウンタ軸用軸受
22により軸支されている。リバースアイドラ軸16
は、ミッションケース4の図示しないミッション壁部と
エクステンションケース6のエクステンション壁部18
とに保持されている。
【0017】トランスミッション2は、各軸12〜16
に複数段のギヤ列を設けている。なお、この実施例にお
いては、図1に示す如く、5速ギヤ列とリバースギヤ列
とを明示して説明する。即ち、図1においては、メイン
軸12に5速メインギヤ24とリバースメインギヤ26
とを軸支して設け、カウンタ軸14に5速カウンタギヤ
28とリバースカウンタギヤ30とを固定して設け、リ
バースアイドラ軸16にリバースアイドラギヤ32を軸
支して設けている。
【0018】5速メインギヤ24とリバースメインギヤ
26と間のメイン軸12には、5速・リバース切換機構
34を設けている。5速・リバース切換機構34は、5
速・リバース切換スリーブ36を有している。
【0019】5速・リバース切換スリーブ36には、5
速・リバースシフトフォーク38が係合されている。5
速・リバースシフトフォーク38は、5速・リバースシ
フト軸40に設けられている。5速・リバースシフト軸
40は、その他の各シフト軸(図示せず)とともにミッ
ションケース4に夫々軸方向移動可能に保持されてい
る。5速・リバースシフト軸40には、5速・リバース
シフトヨーク42を設けている。
【0020】5速・リバースシフトヨーク42及びその
他の各シフト軸のシフトヨーク(図示せず)には、シフ
トアンドセレクト機構44のシフトアンドセレクトレバ
ー46が選択的に係合される。シフトアンドセレクトレ
バー46は、シフトアンドセレクト軸48に設けられて
いる。シフトアンドセレクト軸48は、図示しないチェ
ンジレバーにケーブル等により連絡されている。
【0021】シフトアンドセレクト機構44は、図示し
ないチェンジレバーをセレクト操作すると、シフトアン
ドセレクト軸48が周方向移動されてシフトアンドセレ
クトレバー46を所定のセレクト位置に移動させ、各シ
フトヨーク42…のいずれか1つに選択的に係合させ
る。また、シフトアンドセレクト機構44は、図示しな
いチェンジレバーをシフト操作すると、シフトアンドセ
レクト軸48が軸方向移動されてシフトアンドセレクト
レバー46の係合した各シフトヨーク42…の一つを軸
方向移動させ、各シフト軸40…の一つを軸方向の所定
のシフト位置に移動させる。
【0022】前記エクステンションケース6の上方に
は、エクステンションケース空間10に連通し且つ各シ
フトヨーク42…の存するヨーク室50を設け、このヨ
ーク室50を囲むようにエクステンション側当接部52
を設けている。エクステンションケース6のヨーク室5
0は、図2に示す如く、メイン軸用軸受20を保持する
エクステンション壁部18上方の底板部54とこの底部
54から夫々立ち上がる右壁部56及び左壁部58と後
壁部60とにより区画される。
【0023】前記エクステンションケース6の上方のエ
クステンション側当接部52には、シフトアンドセレク
ト機構44を内蔵するレバーケース62が取付けられ
る。レバーケース62には、前記ヨーク室50に連通し
且つシフトアンドセレクトレバー46の存するレバー室
64を設け、このレバー室64を囲み且つ前記エクステ
ンション側当接部52に当接されるレバー側当接部66
を設けている。レバーケース62のレバー室64は、図
3・図4に示す如く、前壁部68及び後壁部70と右壁
部72及び左壁部74と天板部76とにより区画され
る。前壁部68及び後壁部70には、シフトアンドセレ
クト軸48を周方向移動可能且つ軸方向移動可能に保持
している。
【0024】このレバーケース62には、ブリーザ78
を設けている。ブリーザ78は、図2に示す如く、レバ
ーケース62に内蔵されるシフトアンドセレクト機構4
4のシフトアンドセレクト軸中心線C1により区画され
るレバー室64の幅広側の室内に、隔壁80・82によ
り囲まれるブリーザ室84を設けている。隔壁80・8
2は、シフトアンドセレクト機構44のシフトアンドセ
レクト軸中心線C1により区画されるレバー室64の幅
広側の室の天板部76から垂下され、且つ後壁部70及
び右壁部72とから夫々突出されるように設けられ、隙
間86を設けている。
【0025】このブリーザ78は、隔壁80・82間の
隙間86と対向し且つレバーケース62内のブリーザ室
64に臨む右壁部72に、横方向且つ水平方向に指向さ
せてブリーザ孔88を形成して設けている。ブリーザ孔
88には、ブリーザユニオン90の一端側を嵌合して設
け、ブリーザユニオン90の他端側にブリーザホース9
2を一端側を接続して設け、ブリーザホース92の他端
側にブリーザプラグ94を接続して設けている。
【0026】また、ブリーザ78は、レバーケース62
内のレバー室64下方のエクステンションケース6にオ
イル戻し面96及びオイル戻し穴98を設けている。オ
イル戻し面96は、エクステンションケース6のヨーク
室50を形成する底板部54の上側に、エクステンショ
ンケース空間8側に向って傾斜させて設けられている。
オイル戻し穴98は、底板部54の上側のヨーク室50
から底板部54の下側のメイン軸用軸受20に臨む連絡
室100に貫通して設けている。連絡室100は、メイ
ン軸用軸受20によりエクステンションケース空間10
に連絡されている。
【0027】前記オイル戻し面96は、トランスミッシ
ョン2が車両(図示せず)に傾斜して搭載された状態に
おいて、略水平状態になるように傾斜させて設けてい
る。
【0028】前記トランスミッション2は、長手方向軸
線である、例えばメイン軸中心線C2を車両の前後方向
に指向させて搭載されるものである。このトランスミッ
ション2は、メイン軸中心線C2が水平線C3に対して
角度θ1だけ前上がりに傾斜された状態で車両に搭載さ
れるものとした場合に、エクステンションケース6の底
板部54に形成されるオイル戻し面96をメイン軸中心
線C2に対して角度θ2だけ前下がりになるように傾斜
させて設ける。このとき、オイル戻し面96とメイン軸
中心線C2とのなす角度θ2は、メイン軸中心線C2と
水平線C3とのなす角度θ1に略等しい値にする(θ1
≒θ2)。
【0029】これにより、オイル戻し面96は、トラン
スミッション2が車両に角度θ1だけ前上がりになるよ
うに傾斜して搭載された状態において、ヨーク室50の
底板部54の上側に水平線C3と略平行になるような角
θ2だけ傾斜させて形成して設けている。
【0030】なお、このオイル戻し面96は、トランス
ミッション2が車両に角度θ1だけ前上がりになるよう
に傾斜して搭載された状態において、ヨーク室50の底
板部54の上側に水平線C3に対して前下がりになるよ
うな角θ2’だけ傾斜させることにより、オイルをエク
ステンションケース空間10に速やかに戻すことができ
る。
【0031】また、図1において、符号102はプロペ
ラ軸(図示せず)を結合する結合部、符号104は結合
部102に結合されたプロペラ軸との間をシールするオ
イルシールである。
【0032】次に作用を説明する。
【0033】トランスミッション2は、ミッションケー
ス4及びエクステンションケース6に内蔵する軸12〜
16や軸受20〜22、ギヤ24〜32等を潤滑するた
めにオイルを充填している。オイルは、ギヤ24〜32
等の回転により攪拌・掻き上げられて、各部を潤滑す
る。
【0034】このトランスミッション2には、ミッショ
ンケース4内の圧力を調整するためにブリーザ78を設
けている。ブリーザ78は、ミッションケース4に連結
して設けたエクステンションケース6の上方に取付けら
れるレバーケース62に設けている。
【0035】ブリーザ78は、外気温度の変化等により
ミッションケース4内の空気が膨張・収縮した場合に、
レバーケース62内のブリーザ室64の横方向且つ水平
方向に指向するブリーザ孔88からブリーザユニオン9
0、ブリーザホース92、ブリーザプラグ94を介して
ミッションケース4内外の圧力の差分をやり取りし、内
圧を調整する。
【0036】このとき、ギヤ24〜32等の回転により
攪拌・掻き上げられることにより飛散してレバー室64
に達したオイルは、隙間86を設けて形成した隔壁80
・82により囲まれるブリーザ室64において気液分離
され、レバー室64下方のヨーク室50に落下してオイ
ル戻し面96に集められる。
【0037】オイル戻し面96に集められたオイルは、
オイル戻し面96によりエクステンションケース空間1
0に戻され、また、オイル戻し穴98により連絡室10
0からメイン軸用軸受20を介してエクステンションケ
ース空間10に戻される。
【0038】このように、このトランスミッション2の
ブリーザ78は、レバーケース62内のシフトアンドセ
レクト軸中心線C1により区画されるレバー室64の幅
広側の室内に隔壁80・82により囲まれるブリーザ室
84を設けている。また、ブリーザ78は、レバーケー
ス62内のレバー室64下方のエクステンションケース
6の底板部54に、オイル戻し面96及びオイル戻し穴
98を設けている。オイル戻し面96は、トランスミッ
ション2が車両に傾斜して搭載された状態において、略
水平状態になるように傾斜させて設けている。
【0039】これにより、このトランスミッション2の
ブリーザ78構造は、トランスミッション2のエクステ
ンションケース6に取付けられたレバーケース62を利
用して図示しない車両のボディやフレームと干渉するこ
となくブリーザ78を設けることができ、レバーケース
62内のレバー室64を利用してブリーザ室84を設け
ることができ、車両にトランスミッション2を搭載した
状態においてもオイルを確実に下方に戻すことができ、
ブリーザ78からのオイル漏れを防止することができ
る。
【0040】このため、このトランスミッション2のブ
リーザ構造78は、取付けの位置や方向に制約を受ける
ことなくブリーザ78を設置することができるととも
に、新たに専用スペースを設けることなくデッドスペー
スを利用してブリーザ78を設置することがてき、トラ
ンスミッション2のコンパクト化を図ることができる。
【0041】
【発明の効果】このように、この発明のトランスミッシ
ョンのブリーザ構造は、トランスミッションのエクステ
ンションケースに取付けられたレバーケースを利用して
ボディやフレームと干渉することなくブリーザを設ける
ことができ、レバーケース内のレバー室を利用してブリ
ーザ室を設けることができ、車両にトランスミッション
を搭載した状態においてもオイルを確実に下方に戻し
て、ブリーザからのオイル漏れを防止することができ
る。
【0042】このため、このブリーザ構造は、取付けの
位置や方向に制約を受けることなくブリーザを設置し得
るとともに、新たに専用スペースを設けることなくデッ
ドスペースを利用してブリーザを設置し得て、トランス
ミッションのコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す図5のI−I線による
トランスミッションの拡大断面図である。
【図2】エクステンションケースの平面図である。
【図3】レバーケースの底面図である。
【図4】図3のIV−IV線による断面図である。
【図5】トランスミッションの平面図である。
【符号の説明】
2 トランスミッション 4 ミッションケース 6 エクステンションケース 8 ミッションケース空間 10 エクステンションケース空間 12 メイン軸 14 カウンタ軸 18 エクステンション壁部 20 メイン軸用軸受 40 5速・リバースシフト軸 42 5速・リバースシフトヨーク 44 シフトアンドセレクト機構 46 シフトアンドセレクトレバー 48 シフトアンドセレクト軸 50 ヨーク室 62 レバーケース 64 レバー室 78 ブリーザ 80・82 隔壁 84 ブリーザ室 96 オイル戻し面 98 オイル戻し穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されるトランスミッションの
    ミッションケースにエクステンションケースを連結して
    設け、このエクステンションケースの上方にシフトアン
    ドセレクト機構を内蔵するレバーケースを取付けて設
    け、このレバーケースにブリーザを設けたことを特徴と
    するトランスミッションのブリーザ構造。
  2. 【請求項2】 前記ブリーザは、前記レバーケースに内
    蔵されるシフトアンドセレクト機構のシフトアンドセレ
    クト軸中心線により区画されるレバー室の幅広側の室内
    に隔壁により囲まれるブリーザ室を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載のトランスミッションのブリーザ構
    造。
  3. 【請求項3】 前記ブリーザは、前記レバーケース内の
    レバー室下方のエクステンションケースにオイル戻し面
    及びオイル戻し穴を設け、前記オイル戻し面はトランス
    ミッションが車両に傾斜して搭載された状態において略
    水平状態になるように傾斜させて設けたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のトランスミッション
    のブリーザ構造。
JP34852197A 1997-12-03 1997-12-03 トランスミッションのブリーザ構造 Pending JPH11165547A (ja)

Priority Applications (2)

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JP34852197A JPH11165547A (ja) 1997-12-03 1997-12-03 トランスミッションのブリーザ構造
DE1998155460 DE19855460A1 (de) 1997-12-03 1998-12-01 Entlüfterstruktur für ein Schaltgetriebe eines Kraftfahrzeugs

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DE (1) DE19855460A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001116118A (ja) * 1999-10-18 2001-04-27 Honda Motor Co Ltd トランスミッションのブリーザ装置
JP2013108596A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Honda Motor Co Ltd 変速機のブリーザ構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001116118A (ja) * 1999-10-18 2001-04-27 Honda Motor Co Ltd トランスミッションのブリーザ装置
JP2013108596A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Honda Motor Co Ltd 変速機のブリーザ構造

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