JPH11165397A - ラベル用凸版輪転印刷装置 - Google Patents

ラベル用凸版輪転印刷装置

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JPH11165397A
JPH11165397A JP34730397A JP34730397A JPH11165397A JP H11165397 A JPH11165397 A JP H11165397A JP 34730397 A JP34730397 A JP 34730397A JP 34730397 A JP34730397 A JP 34730397A JP H11165397 A JPH11165397 A JP H11165397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
cylinder
plate
different colors
inks
Prior art date
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Pending
Application number
JP34730397A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Kobayashi
淳一 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOOPAKKU INTERNATIONAL KK
Original Assignee
KOOPAKKU INTERNATIONAL KK
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Publication date
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Publication of JPH11165397A publication Critical patent/JPH11165397A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラベル用凸版輪転印刷において、各種の色を
刷り重ねて微妙な色合いを表現することが要求される場
合には、同一の印刷面に対して各種の色のインクを供給
して重ね刷りができるように一台の輪転印刷装置に多数
の印刷ユニットを設ける必要があり、その結果、印刷ユ
ニットの台数が増加して、必然的に機械が大型化する。 【構成】 圧胴2に接する印刷ユニットにおける版胴5
の同軸上に複数の刷版6a,6bを設けて、異なる色の
インクを貯留した複数のインクダクト8a,8bから、
インキングロール群を介して前記版胴5の複数の刷版6
a,6bに異なる色のインクを供給し、前記版胴5の夫
々の刷版6a,6bに対応する幅の印刷紙1を、装置手
前側移送進路R1から版胴5の一端側刷版6aと圧胴2
との間に通して印刷したのち、ターンバー4により印刷
紙の移送方向を平行した装置奥側移送進路R2に変えて
版胴5の他端側刷版6bと圧胴2との間に通すことで、
同一位置に異なる色による重ね刷りが行えるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一印刷ユニットによ
って同一位置に多色の重ね刷りが可能なラベル用凸版印
刷装置にに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より知られる一般的なラベル用凸版
輪転印刷装置は、圧胴の側面にインキングロール群によ
ってインクが付着される刷版を備えた一台の印刷ユニッ
トの版胴を接触させ、版胴と圧胴との間に印刷紙を通過
させて刷版による印刷が行われる。
【0003】
【発明が解決すべき課題】従来のラベル用凸版輪転印刷
装置は、圧胴の側面と接触する一台の印刷ユニットの版
胴に単一の刷版を設けて、この単一の刷版に対し一色の
インクだけがインキングロール群を介して供給されるた
め、例えば、印刷の基本色である黄、紅、藍および黒の
4色を刷り重ねる場合には、最低4台の印刷ユニットを
必要とすることになる。
【0004】そのため、各種の色を刷り重ねて微妙な色
合いを表現することが要求される印刷の場合には、同一
の印刷面に対して各種の色のインクを供給して重ね刷り
ができるように一台の輪転印刷装置に多数の印刷ユニッ
トを設けることが必要となり、その結果、印刷ユニット
の台数が増加することになって、必然的に機械が大型化
するという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来のラベル
用凸版輪転印刷装置における上記のような問題点に鑑
み、輪転機でありながら、圧胴の側面に設けられる一台
の印刷ユニットで、同一の印刷面に対し異なる色のイン
クを供給して重ね刷りができるようにして、印刷ユニッ
トの台数を削減し、機械の小型化が期待できるようにし
たラベル用凸版輪転印刷装置の提供を目的としたもので
ある。
【0006】本発明のラベル用凸版輪転印刷装置は、そ
のための具体的手段として、圧胴に接する版胴に複数の
刷版を設けて、前記版胴に接するインキングロール群の
後方に設けた異なる色のインクを貯留するインクダクト
から、前記版胴に複数の刷版に異なる色のインクを供給
する印刷ユニットを備え、前記版胴の夫々の刷版に対応
する幅の印刷紙を、装置手前側移送進路から版胴の一端
側刷版と圧胴との間に通して印刷したのち、ターンバー
により印刷紙の移送方向を平行する装置奥側移送進路に
変えて、前記印刷ユニットにおける版胴の他端側刷版と
圧胴との間に通すことで、同一位置に異なる色による重
ね刷りが行えることを特徴とする。
【0007】印刷ユニットの版胴における複数の刷版に
異なる色のインクを供給する手段としては、版胴に接す
るインキングロール群のうち、インクダクト内に収容さ
れる最後部ロールの中間に異なる色のインクを区画する
ための凹溝を設けて、インクダクト内に前記最後部ロー
ルの凹溝に嵌合した該ロールの長さ方向と直交する向き
の仕切り板を設け、前記仕切り板により区画されたダク
ト内に異なる色のインクを貯留するような構成とするこ
とが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るラベル用凸版
輪転印刷装置の構成を、図面に示す実施例について説明
すると、図1に示すように、この凸版輪転印刷装置は、
印刷紙1の移送される方向に配置された一もしくは複数
個の圧胴2a,2b,2cと、これらの圧胴2a,2
b,2cの側面に所定の間隔を置いて同軸方向に配置さ
れた一もしくは複数個の印刷ユニット3a,3b,3c
・・・と、機体の側方に設けられた印刷紙1の移送方向
を変えるためのターンバー4とから基本的に構成されて
いる。
【0009】前記夫々の印刷ユニット3は、前記圧胴2
に接する刷版6を設けた版胴5と、前記刷版6に接する
インキングロール群7と、これらのインキングロール群
7における最後部ロールが収容されるインクダクト8と
からなっており、図1に示す実施例では、上下方向に3
個の圧胴2a,2b,2cが配置されていて、中段の圧
胴2bの右側に第1印刷紙ユニット3a、下段の圧胴2
cの左側に第2印刷ユニット3b、前記中段圧胴2bの
左側に第3印刷ユニット3c、上段の圧胴2aの左側に
第4印刷ユニット3dが夫々配置されている。
【0010】また、前記夫々の印刷ユニット3a,3
b,3c,3dにおける版胴5には、長さ方向に沿って
複数の異なる刷版6a,6bが設けられており、前記刷
版6a,6bに接するインキングロール群7の最後部ロ
ールは、中間に前記夫々の刷版6a,6bと対応するべ
く長さ方向に沿って異なる色のインクを区画するための
凹溝9が周設されて、図1の装置手前側のロール7aと
装置奥側のロール7bに分けられている。
【0011】また、前記最後部ロールが収容されるイン
クダクト8には、該最後部ロールの長さ方向と直交する
向きに仕切り板10が該ロールの凹溝9と嵌合するよう
に設けられていて、前記仕切り板10により区画された
複数のダクト8a,8b内に異なる色のインク11a,
11bが貯留されており、最後部の左右ロール7a,7
bに付着されたこれらの異なる色のインク11a,11
bが、前記インキングロール群7を介して版胴5の刷版
6a,6bに移されるようになっている。
【0012】一方、前記印刷ユニット3a,3b,3
c,3dに送られる印刷紙1は、前記圧胴2a,2b,
2cおよび印刷ユニット版胴5の長さの略2分の1の幅
からなっていて、まず、図1の右側の矢印Aで示す給紙
方向から、前記中段圧胴2bと前記第1印刷ユニット3
aにおける図1の装置手前側の刷版6aとの間に導入さ
れたのち、下段圧胴2cと第2印刷ユニット3bにおけ
る装置手前側の刷版6aとの間を通り、次に中段圧胴2
bと第3印刷ユニット3cおよび上段圧胴2aと第4印
刷ユニット3dにおける装置手前側の刷版6aとの間を
通ってから、いったん前記矢印Aとは反対の方向へ移送
される。
【0013】前記印刷紙1は、夫々の印刷ユニット3
a,3b,3c,3dを通過することで、各印刷ユニッ
ト3a,3b,3c,3dにおける版胴5の装置手前側
の刷版6aに付着したインクダクト8aのインク11a
により、装置手前側の移送進路R1による印刷面が形成
される。
【0014】各印刷ユニット3a,3b,3c,3dに
おける装置手前側の移送進路R1による印刷が行われた
印刷紙1が、該進路の終端の第4印刷ユニット3dから
前記矢印Aとは反対の方向へ移送されると、図面右側の
反転ロール12により再び矢印Aと同じ方向へリターン
された後、このリターン位置に配置された前記ターンバ
ー4に巻き付けられる。
【0015】前記ターンバー4は、反転ロール12によ
る印刷紙1の前記装置手前側移送進路R1方向に対して
略45度の傾斜角をもって配置され、印刷紙1が該ター
ンバー4の外周面に巻きついた状態で滑動することで、
今までの移送進路R1と平行に隣接した装置奥側の別の
移送進路R2に移し変えられて、再び印刷ユニット3
a,3b,3c,3dの方向へ送られる。
【0016】装置奥側の移送進路R2から再び印刷ユニ
ット3a,3b,3c,3dの方向へ送られる印刷紙1
は、前記ターンバー4への巻き付けにより、前記移送進
路R1により形成された印刷面と同じ面が、中段圧胴2
bと第1印刷ユニット3aにおける図1の装置奥側の刷
版6bとの間に導入されたのち、下段圧胴2cと第2印
刷ユニット3bにおける装置奥側の刷版6bとの間を通
り、次に中間圧胴2bと第3印刷ユニット3cおよび上
段圧胴2aと第4印刷ユニット3dにおける装置奥側の
刷版6bとの間を通ってから機外方向へ送り出される。
【0017】この印刷過程で、夫々の印刷ユニット3の
間隔と、印刷紙1の送り速度とを調整しておくことによ
り、前記印刷紙1は、各印刷ユニット3a,3b,3
c,3dにおける版胴5の図1装置奥側の刷版6bに付
着したインクダクト8bのインク11bにより、前記装
置手前側の移送進路R1で印刷された同じ面の同じ位置
に、装置奥側の移送進路R2によって別のインクによる
印刷面が形成される。
【0018】
【発明の効果】本発明のラベル用凸版輪転印刷装置は、
上記のように、圧胴2と接する版胴5に複数の刷版6
a,6bを設けて、前記版胴5に接するインキングロー
ル群7の後方に設けた異なる色のインクを貯留するイン
クダクト8a,8bから、前記版胴に複数の刷版に異な
る色のインクを供給する印刷ユニット3を備えるので、
圧胴2と接する単一印刷ユニット3における版胴5の装
置手前側の刷版6aと装置奥側の刷版6bとに夫々異な
る複数のインク11a,11bを供給することができ
る。
【0019】従って、印刷紙1を前記印刷ユニット3の
装置手前側の移送進路R1を通して、版胴5の装置手前
側の刷版6aにより特定の色インク11aによる印刷を
行った後に、この印刷紙1をターンバー4により平行す
る隣の装置奥側移送進路R2に進路変更して再び前記と
同一の印刷ユニット3へ送ることで、該印刷ユニット3
における版胴5の装置奥側の刷版6bにより異なる色イ
ンク11bの印刷を行うことができ、一つの印刷ユニッ
ト3で同じ印刷面に異なる2色の印刷面を形成すること
ができる。
【0020】この一つの印刷ユニット3で同じ印刷面に
異なる2色の印刷面を形成することができるということ
は、例えば、版胴5の片方の刷版6aによって、同一図
柄における特定の色インク11aにより印刷された部分
とは別の部分に異なる色インク11bによる印刷面を形
成することができるというだけでなく、同一図柄の印刷
面における特定の色インク11aにより印刷された同じ
部分の表面に、異なる色インク11bを重ね刷りするこ
とができるという利点を有する。
【0021】そのため、本発明のラベル用凸版輪転印刷
装置によれば、単一もしくは実施例に示したような複数
の圧胴2の側面に複数の印刷ユニット3を配置すること
により、これら印刷ユニット3の少なくとも倍数の異な
る色インクを印刷紙の同一の印刷面に対して重ね刷りす
ることができるので、従来のように、各種の色を刷り重
ねて微妙な色合いを表現する場合に、多数の印刷ユニッ
トを設けることで機械が大型化するという問題点を解消
し、一台の輪転印刷装置に多数の印刷ユニットを設ける
ことなく、各種の色を刷り重ねて微妙な色合いを表現す
ることができるコンパクトなラベル用凸版輪転印刷装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラベル用凸版輪転印刷装置の構成を示
す一部を欠切した斜視図。
【図2】本発明のラベル用凸版輪転印刷装置の側面図。
【図3】同じく平面図。
【符号の説明】
1:印刷紙 2:圧胴 2a:上段圧胴 2b:中段圧胴 2c:下段圧胴 3:印刷ユニット 3a:第1印刷ユニット 3b:第2印刷ユニット 3c:第3印刷ユニット 3d:第4印刷ユニット 4:ターンバー 5:版胴 6:刷版 6a:装置手前側刷版 6b:装置奥側刷版 7:インキングロール群 7a:装置手前側最後部ロール 7b:装置奥側最後部ロール 8:インクダクト 9:凹溝 10:仕切り板 11:インク 12:反転ロール R1:印刷紙の装置手前側移送進路 R2:印刷紙の装置奥側移送進路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧胴に接する版胴に複数の刷版を設け
    て、前記版胴に接するインキングロール群の後方に設け
    た異なる色のインクを貯留するインクダクトから、前記
    版胴に複数の刷版に異なる色のインクを供給する印刷ユ
    ニットを備え、前記版胴の夫々の刷版に対応する幅の印
    刷紙を、装置手前側移送進路から版胴の一端側刷版と圧
    胴との間に通して印刷したのち、ターンバーにより印刷
    紙の移送方向を平行する装置奥側移送進路に変えて、前
    記印刷ユニットにおける版胴の他端側刷版と圧胴との間
    に通すことで、同一位置に異なる色による重ね刷りが行
    えることを特徴とするラベル用凸版輪転印刷装置。
  2. 【請求項2】 圧胴に接する印刷紙ユニットにおけるイ
    ンキングロール群のうち、インクダクト内に収容される
    最後部ロールの中間に異なる色のインクを区画するため
    の凹溝を設けて、インクダクト内に前記最後部ロールの
    凹溝に嵌合した該ロールの長さ方向と直交する向きの仕
    切り板を設け、前記仕切り板により区画されたダクト内
    に異なる色のインクを貯留する請求項1のラベル用凸版
    輪転印刷装置。
  3. 【請求項3】 圧胴の側面に、前記印刷ユニットが複数
    組平行に配置されている請求項1のラベル用凸版輪転印
    刷装置。
JP34730397A 1997-12-03 1997-12-03 ラベル用凸版輪転印刷装置 Pending JPH11165397A (ja)

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JP34730397A JPH11165397A (ja) 1997-12-03 1997-12-03 ラベル用凸版輪転印刷装置

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JP34730397A JPH11165397A (ja) 1997-12-03 1997-12-03 ラベル用凸版輪転印刷装置

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JPH11165397A true JPH11165397A (ja) 1999-06-22

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JP34730397A Pending JPH11165397A (ja) 1997-12-03 1997-12-03 ラベル用凸版輪転印刷装置

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JP (1) JPH11165397A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011088670A (ja) * 2009-09-26 2011-05-06 Omori Mach Co Ltd バンド掛け装置
CN102173183A (zh) * 2011-01-27 2011-09-07 瑞安市鹤翔印刷机械制造有限公司 层叠式凸版标签印刷机

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