JPH11165334A - プリプラ式射出成形機 - Google Patents

プリプラ式射出成形機

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JPH11165334A
JPH11165334A JP33435397A JP33435397A JPH11165334A JP H11165334 A JPH11165334 A JP H11165334A JP 33435397 A JP33435397 A JP 33435397A JP 33435397 A JP33435397 A JP 33435397A JP H11165334 A JPH11165334 A JP H11165334A
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cylinder
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injection cylinder
plunger
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Kiyoto Takizawa
清登 滝澤
Hisato Shimizu
久登 清水
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出プランジャの軸部周囲のクリアランスの
樹脂温度を制御することにより、漏出樹脂による射出プ
ランジャの摺動抵抗の低減を図る。 【解決手段】 射出シリンダ12と油圧シリンダ13と
を保持部材14を介して連結する。保持部材14の射出
シリンダ後部を保持する前部内を少なくとも下側に開口
15aを有する空間部15に形成する。クリアランス1
6に漏出した樹脂の排出を空間部15に臨む射出シリン
ダ後端から可能となす。漏出樹脂の温度制御手段7を射
出シリンダ後端部の周囲に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、樹脂の可塑化装
置と射出装置の両方を備え、可塑化された樹脂を射出装
置にて計量して射出を行うプリプラ式射出成形機に関す
るものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】通常のプリプラ式射出
成形機は、射出プランジャを内装した射出シリンダに、
可塑化用のスクリュ又はプランジャを内装した可塑化シ
リンダを並設し、その可塑化シリンダの先端と射出シリ
ンダの先端部とを樹脂路により接続して、可塑化シリン
ダで溶融・混練(以下可塑化と称する)した樹脂を射出
シリンダの前部に計量したのち、射出プランジャの前進
により射出を行う構成からなる。
【0003】上記射出シリンダと射出プランジャとの間
には、射出プランジャの摺動を容易となすクリアランス
が設けてある。このクリアランスは溶融樹脂の入り込み
が困難な最小限の寸法に設計されているが、どのような
クリアランスであっても、計量・射出を繰り返し行って
いるうちに樹脂が入り込むものである。
【0004】クリアランスに入り込んだ樹脂は、溶融状
態にあって射出シリンダとプランジャとの間に薄く介在
している限りでは、射出プランジャの摺動に大きな悪影
響を及ぼすことはないが、過密状態や固化状態で介在す
ると、摩擦抵抗が増して圧力損失を招くことになる。ま
た射出シリンダと射出プランジャとに芯ずれが生じて噛
りも生ずるようになる。
【0005】このクリアランスに侵入した樹脂の障害を
除く手段としては、射出プランジャの軸部を頭部よりも
小径に形成して軸周囲のクリアランスを拡大し、頭部周
囲のクリアランス(半径で0.005〜0.01mm)に
入り込んだ樹脂が、射出プランジャの前進移動時に、軸
部周囲のクリアランスの射出シリンダ側に付着して残る
ようにし、さらに射出プランジャの後退時に頭部後端縁
により射出シリンダの後部下側に穿った開口から順に外
部に排出する方法が採用されている。
【0006】しかし樹脂の全てが順調に送られて排出さ
れるとは限らず、軸部周囲に付着して残る樹脂、そのま
ま軸部周囲にこびり付いて炭化する樹脂もある。樹脂に
よっては軸部周囲のクリアランスを従来よりも狭く設定
することで解決されたものもあるが、アセタール樹脂の
場合には掻取部材が設けられても薄く残って炭化してゆ
く、この樹脂の炭化によって掻取部材では摩擦抵抗が増
し、これが他の原因による摩擦抵抗と相俟って射出プラ
ンジャの摺動抵抗となり、射出時の圧力損失や芯ずれに
よる噛りの発生を招くことになる。
【0007】この発明は上記事情から考えられたもので
あって、その目的は、軸部周囲のクリアランスから排出
される樹脂の温度を制御することで、どのような樹脂で
あっても漏出樹脂の排出が射出シリンダの後端からスム
ーズに行われて、射出プランジャに対する摩擦抵抗が低
減される新たなプリプラ式射出成形機を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
は、射出プランジャを進退自在に内装した射出シリンダ
に可塑化シリンダを並設し、その射出シリンダと可塑化
シリンダとを、先端部にわたり設けた樹脂路により連通
するとともに、上記射出プランジャの軸部を頭部を除き
小径に形成して射出シリンダと軸部との間にクリアラン
スを形成し、軸部後端を射出シリンダ後方の油圧シリン
ダのピストンに連結したプリプラ式射出成形機におい
て、上記射出シリンダと油圧シリンダとを保持部材を介
して連結し、その保持部材の射出シリンダ後部を保持す
る前部内を少なくとも下側に開口を有する空間部に形成
し、その空間部に臨む射出シリンダ後端から上記クリア
ランスに漏出した樹脂の排出を可能となすとともに、漏
出樹脂の温度制御手段を射出シリンダ後端部の周囲に設
けてなる、というものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図中1は射出装置、2は射出装置
の上に並設した可塑化装置で両装置は先端部にわたり設
けた樹脂路3により連通している。
【0010】上記射出装置1は、射出プランジャ10を
進退自在に内装し、かつ先端にノズル11を備える射出
シリンダ12と、その射出シリンダ12の後方に設けた
油圧シリンダ13と、その油圧シリンダ13と一体で射
出シリンダ12の後部を保持する部材14とからなり、
その保持部材14の前部内は少なくとも下側に開口15
aを有する空間部15に形成され、その空間部15に射
出シリンダ12の後端が臨ませてある。
【0011】上記可塑化装置2は、可塑化用のスクリュ
20を回転自在に内装し、かつ先端に流出路21を有す
る可塑化シリンダ22と、その可塑化シリンダ22を保
持する後端部の保持シリンダ23と、図では省略した
が、保持シリンダ23の後端に連結したスクリュ前進後
退用の油圧シリンダ及びスクリュ20の回転駆動装置と
からなる。
【0012】上記樹脂路3は、射出シリンダ12の先端
部のプランジャ前進限に当たる上部に設けた流入路12
bと、可塑化装置2の上記流出路21とにわたって斜設
された管体からなり、その樹脂路3を通ってスクリュ2
0の回転により可塑化された樹脂が、射出シリンダ12
の先端部内に射出プランジャ10を後退移動させながら
供給される。
【0013】上記射出プランジャ10は先端の頭部10
aと、該頭部10aよりも小径に形成された軸部10b
とからなり、軸部後端を上記保持部材14の後部内にて
油圧シリンダ13のピストン13aの先端部に連結して
いる。また小径の軸部10bによって、射出シリンダ1
2の内周壁を形成するシリンダライナー12aとの間に
は、上記頭部10aの周囲の上記クリアランスよりも大
きな0.2mm(半径)以下のクリアランス16が形成さ
れ、頭部10aの周囲のクリアランスに入り込んだ樹脂
が、射出プランジャ10の前進移動時に、クリアランス
16の射出シリンダ側に付着して残り、さらに射出プラ
ンジャ10の後退時に、頭部後端縁により射出シリンダ
12の後方へと順に送くることができるようにしてあ
る。
【0014】図示の保持部材14は、油圧シリンダ13
の前部に延設された基部18と、空間部15を隔てて前
面板19aと後面板19bとを四隅部にて一体に結合し
た保持部19とからなり、その保持部19は後面板19
bの中央部に突設した円筒体19cを基部中央に嵌合し
て基部前面に一体的に固着され、その前面板19aに上
記射出シリンダ12が後端部を中央部内に位置させて連
結してある。
【0015】上記空間部15の内部では、上記射出プラ
ンジャ10の軸部10bが露出しており、その露出した
軸部10bは上記円筒体19cの内部に嵌装した保持ス
リーブ19dにより保持されている。また空間部15に
は射出プランジャ10の軸部周囲に付着した樹脂の掻取
部材4が設けてあり、射出シリンダ12の後端にはシリ
ンダ側への樹脂の垂れ流れを防止するフランジ5が取り
付けてある。
【0016】射出シリンダ12及び可塑化シリンダ22
と樹脂路3の周囲には加熱又は保温用のヒータ6が設け
てある。また射出シリンダ12の後端部周囲には保温用
ヒータとは別個に、ヒータ或いはジャケット等による漏
出樹脂の温度制御手段7が設けてある。図示の例はヒー
タを温度制御手段7として用い、加熱によりシリンダ後
端部の温度を樹脂に応じて制御する場合で、上記クリア
ランス16の後方に移送されたに漏出樹脂を、シリンダ
後端から外部に排出し易い状態に維持して、漏出樹脂に
よる摩擦抵抗を低減している。
【0017】このように射出シリンダ12の後端部周囲
に漏出樹脂の温度制御手段7を設けた構成では、漏出樹
脂の排出口となるシリンダ後端で漏出樹脂の温度制御を
行うことになるので、シリンダ周囲の加熱又は保温用の
ヒータ6に影響を及ぼすことなく漏出樹脂の温度を調整
して、樹脂の粘度を排出に適した状態に維持することが
でき、これにより計量された樹脂量や成形温度サイクル
によって様々に漏出樹脂が変化しても、その変化状態に
対応した温度制御が計量樹脂の温度に影響を与えず行わ
れて、クリアランスの漏出樹脂による射出プランジャの
摺動抵抗が低減され、この結果、射出時における圧力損
失が減少し、また計量も安定化するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るプリプラ式射出成形機の縦断
面図である。
【図2】 射出装置前部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 射出装置 2 可塑化装置 3 樹脂路 4 掻取部材 6 加熱又は保温用のヒータ 7 漏出樹脂の温度制御手段 10 射出プランジャ 10a 頭部 10b 軸部 12 射出シリンダ 13 油圧シリンダ 13a ピストン 14 保持部材 15 空間部 15a 開口 16 軸部周囲のクリアランス 18 保持部材の基部 19 保持部材の保持部 22 可塑化シリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出プランジャを進退自在に内装した射
    出シリンダに可塑化シリンダを並設し、その射出シリン
    ダと可塑化シリンダとを、先端部にわたり設けた樹脂路
    により連通するとともに、上記射出プランジャの軸部を
    頭部を除き小径に形成して射出シリンダと軸部との間に
    クリアランスを形成し、軸部後端を射出シリンダ後方の
    油圧シリンダのピストンに連結したプリプラ式射出成形
    機において、 上記射出シリンダと油圧シリンダとを保持部材を介して
    連結し、その保持部材の射出シリンダ後部を保持する前
    部内を少なくとも下側に開口を有する空間部に形成し、
    その空間部に臨む射出シリンダ後端から上記クリアラン
    スに漏出した樹脂の排出を可能となすとともに、漏出樹
    脂の温度制御手段を射出シリンダ後端部の周囲に設けて
    なることを特徴とするプランジャ式射出装置。
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