JPH11165257A - ブランケット研磨装置 - Google Patents

ブランケット研磨装置

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JPH11165257A
JPH11165257A JP35002797A JP35002797A JPH11165257A JP H11165257 A JPH11165257 A JP H11165257A JP 35002797 A JP35002797 A JP 35002797A JP 35002797 A JP35002797 A JP 35002797A JP H11165257 A JPH11165257 A JP H11165257A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ブランケットの仕上げ工程である研磨に要す
る作業効率の向上、品質の安定性が得られ、製品歩留の
向上が図られるブランケット研磨装置を提供する。 【解決手段】 ブランケット45の表面ゴム層を研磨す
るためのブランケット研磨本体部100と、ブランケッ
トの厚さを検出するとともに、表面ゴム層の研磨量の調
整をするための制御部200とを有し、ブランケット研
磨本体部は、研磨ロール機構部と、この研磨ロールと対
向配置されブランケットが掛け回されるブランケット用
回転ロール機構部を有し、ブランケット用回転ロール機
構部は、スライド移動可能な移動部を備え、スライド移
動する両方向側に押圧端面が形成された移動体と、移動
体の一方の押圧端面を常に一定の力で押圧する押圧機構
部と、移動体の他方の押圧端面を押圧しつつ押圧機構部
の押圧力に打ち勝って移動させ、移動体の位置を制御部
からの制御信号を受けて調整する調整機構部とを有して
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層構造を有する
ブランケットの表面ゴム層を研磨し、所定の厚さに仕上
げるためのブランケット研磨装置に関し、特に、新規な
ブランケット研磨本体部および新規な制御部を備えるブ
ランケット研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷において、ブランケット
は、版の絵柄を紙に忠実に伝達させる役目を持ってい
る。その役割を果たすためにブランケットの一般的構造
は、例えば、図6の断面図に示されるような積層構造が
採択される。このようなブランケットを作るには、接着
層51,53を介して複数の基布61,63,66同士
の貼り合わせや、スポンジ層71の形成、表面ゴム層8
0の形成が行われる。最終的に作られたブランケット
は、その厚さ、および表面ゴム層80の表面物性が特に
重要である。ブランケットの厚さの精度は、印刷機への
取り付け仕様上などに特に重要であり、また、表面ゴム
層80の厚さの均一化を図り、ブランケット特性のバラ
ツキを低減させるるうえでも特に重要なファクターであ
ると言える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブランケットの製造においては、ブランケットの厚さを
仕上げ工程中に経時的に測定し、この測定値に基づいて
研磨量の微調整を自動的に行なうという操作は全く行わ
れていなかった。すなわち、研磨時間と、研磨量を決め
る送り込み量を適宜決め、一定の作業を行った後に、厚
さを測定するという一サイクルの作業を何度か繰り返し
て目標のブランケット厚みを得ることが一般的に行われ
ていた。また、従来の研磨装置における研磨位置決め機
構は、複数のギアの歯合により行われていたために、ギ
ア歯合間のバックラッシュ等が生じてクリアランスに微
妙な狂いが生じてしまい、精度良くかつ迅速に位置決め
することが困難であった。
【0004】このため、ブランケットの仕上げ工程であ
る研磨に要する作業効率は極めて悪く、品質の均一性を
維持するための労力は多大なものとなっていた。
【0005】このような実状のもとに本発明は創案され
たものであって、その目的は、上記の不都合を解消し、
ブランケットの仕上げ工程である研磨に要する作業効率
の向上が図られ、さらには品質の安定性が得られ、製品
歩留の向上が図られるブランケット研磨装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明のブランケット研磨装置は、ブランケッ
トの表面ゴム層を研磨するためのブランケット研磨本体
部と、ブランケットの厚さを検出するとともに、その検
出値をもとに表面ゴム層の研磨量の調整をするための制
御部と、を有し、前記ブランケット研磨本体部は、回転
可能に軸支された研磨ロールを備える研磨ロール機構部
と、この研磨ロールと対向配置されブランケットが掛け
回されるとともに回転可能に軸支されたブランケット用
回転ロールを備えるブランケット用回転ロール機構部を
有し、前記ブランケット用回転ロール機構部は、スライ
ド移動可能な移動部を備え、スライド移動する両方向側
にそれぞれ押圧端面が形成された移動体と、該移動体の
一方の押圧端面を常に一定の力で押圧する押圧機構部
と、前記移動体の他方の押圧端面を押圧しつつ前記押圧
機構部の押圧力に打ち勝って移動体を移動させ、移動体
の位置を前記制御部からの制御信号を受けて調整するた
めの調整機構部と、を有してなるように構成される。
【0007】また、本発明において、前記調整機構部が
移動体の他方の押圧端面を押圧して作動している時の移
動体の押圧力は、押圧機構部の押圧力より大きくなるよ
うに設定される。
【0008】また、本発明の好適な態様として、前記制
御部においては、装置稼働中における研磨ロールの駆動
負荷が測定され、この駆動負荷が所定値以下になったと
ころでブランケットの厚さの検出が行われ、この検出値
に基づいて研磨量の制御が行われるように構成される。
【0009】また、本発明の好適な態様として、前記制
御部においては、さらにβ線照射による走行中のブラン
ケットの質量が測定されるように構成される。
【0010】また、本発明の好適な態様として、前記調
整機構部は、移動体の他方の押圧端面と当接するととも
に移動体のスライド移動方向に沿って往復移動する棒状
のジャッキネジを備え、前記調整機構部の駆動はサーボ
モータにより行われるように構成される。
【0011】本発明で用いられるブランケット研磨本体
部によれば、移動体の一方の押圧端面は常に押圧機構部
により一定の力で押圧されており、クリアランス調整
(ブランケットの研磨を調整)する際には移動体の他方
の押圧端面を押圧機構部の押圧力より大きな力で押して
移動体を移動させる構造を採用している。従って、クリ
アランス調整(ブランケットの研磨量を調整)中および
調整後において、移動体の一方の押圧端面は押圧機構部
により一定の力で押圧されているので、バックラッシュ
の発生を防止でき、精度良くかつ迅速に位置決めするこ
とができる。このような迅速かつ高精度の位置決めが可
能なブランケット研磨本体部の使用を前提に、さらに、
ブランケットの厚さを検出するとともに、その検出値を
もとに表面ゴム層の研磨量の調整をするための制御部を
設けることにより、研磨に要する作業効率を向上させる
ことができ、さらには品質の安定性が得られ、製品歩留
の向上が図られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を、添付した図面に基づいて詳細に説明する。図1に
は、本発明のブランケット研磨装置1の概略全体図が正
面図として示される。ブランケット研磨装置1は、積層
構造に形成されたブランケット45の表面ゴム層を研磨
し、所定の厚さに仕上げるために(いわゆる最終の仕上
げ処理工程で)用いられる装置である。
【0013】本発明におけるブランケット研磨装置1
は、図1に示されるようにブランケットの表面ゴム層を
研磨するためのブランケット研磨本体部100と、ブラ
ンケットの厚さを検出するとともに、その検出値をもと
に表面ゴム層の研磨量の調整をするための制御部200
とを有している。研磨対象となる帯状のブランケット4
5は、装置内でリング状に掛け回されエンドレスに走行
される。
【0014】図2には、本発明で用いられるブランケッ
ト研磨本体部100の好適な一例を示す概略正面図が示
されており、この図2および前記図1を参照しつつ、最
初にブランケット研磨本体部100について詳細に説明
する。
【0015】図1に示されるように、ブランケット研磨
本体部100は、ブランケット用回転ロール40に掛け
回されて連続搬送されるブランケット45のゴム表面
を、研磨ロール50(駆動モータ31により駆動)によ
り連続的に研磨するための装置であって、ブランケット
用回転ロール40(ゴム層表面)と研磨ロール50との
クリアランスが調整されようになっている。
【0016】より詳細な構成が図2に示されており、本
発明に用いられるブランケット研磨本体部100は、回
転可能に軸支された研磨ロール50を備える研磨ロール
機構部Kと、この研磨ロール50と対向配置されブラン
ケット45が掛け回されるとともに回転可能に軸支され
たブランケット用回転ロール40を備えるブランケット
用回転ロール機構部Bを有している。ブランケット用回
転ロール機構部Bは、図示のごとく、ブランケット用回
転ロール40を取り付けるためのブロック状の移動体2
5を備え、この移動体25はスライドガイド27と組み
合わされた移動部を備え、スライドガイド27の上をス
ライド移動(矢印(イ)および(ロ)方向)できるよう
になっている。この移動体25のスライド移動できる両
方向側(矢印(イ)および(ロ)方向側)には、それぞ
れ押圧端面25a,25bが形成されている。
【0017】この移動体25の一方の押圧端面25a
は、図示のごとく例えば油圧シリンダ21、押圧部材2
3等の押圧機構部20によって常に一定の力で矢印
(ロ)方向に押圧されている。この一方で、移動体25
の他方の押圧端面25bは、移動体25の位置を調整す
るための調整機構部10により矢印(イ)方向に押圧で
きるようになっている。調整機構部10は、さらに図3
および図4にもその詳細構成が示されており、このもの
は調整機構駆動源としてのサーボモータ15と、このモ
ータの駆動軸先端にジョイント17を介して固着された
ウォームギア19と、このウォームギア19と歯合され
た平歯車11と、この平歯車11の中心部に挿入される
とともに平歯車11の中心部に形成されたネジと歯合す
る棒状のジャッキネジ13を備えている(なお、これら
の部材を支持するための軸受け等は一般的な使用態様で
あるので図面上省略してある)。ジャッキネジ13は、
その一方端が移動体25の他方の押圧端面25bと常に
当接しており、移動体25のスライド移動方向に沿って
往復移動することができるようになっている。つまり、
このような構成を備える調整機構部10は、サーボモー
タ15の駆動により、棒状のジャッキネジ13を軸方向
両側(図4の矢印両方向)に移動させることができるよ
うになっている。
【0018】そして、調整機構部10が作動して移動体
25の他方の押圧端面25bを押圧する際、調整機構部
10が移動体25に及ぼす押圧力は、反対側から押圧機
構部20が及ぼす押圧力より大きく設定されている。そ
のため調整機構部10により移動体25を押圧移動させ
ながら移動体25の位置を調整することができる。もち
ろん、調整機構部10が押圧をやめて、ジャッキネジ1
3が矢印(ロ)方向に後退する場合には、移動体25は
押圧機構部20により押圧されて矢印(ロ)方向に移動
できるようになっている。
【0019】なお、本発明においては、図2に示される
ように、前記移動体25と対向するように研磨ロール5
0(駆動モータ31により駆動)を取り付けるための位
置固定部材35が配置されている。
【0020】上述してきた本発明に用いられるブランケ
ット研磨本体部100の動作について、以下、簡単に説
明する。本実施の態様の場合、研磨ロール50の位置は
固定されており、ブランケット用回転ロール40のみ移
動調整可能である。
【0021】ブランケット用回転ロール40が設置され
ている移動体25の一方の押圧端面25aは、油圧シリ
ンダ21、押圧部材23等の押圧機構部20によって常
に一定の力で矢印(ロ)方向に押圧されている。
【0022】次いで、ブランケット用回転ロール40
(ブランケット45が掛け回されている)と研磨ロール
50のクリアランスを調整(ブランケット研磨量の調
整)するために、調整機構部10を作動させて移動体2
5の他方の押圧端面25bをジャッキネジ13で矢印
(イ)方向に押圧する。この際、調整機構部10が移動
体25に及ぼす押圧力は、反対側から押圧機構部20が
及ぼす押圧力より大きく設定されているので、調整機構
部10により移動体25を押圧移動させながら移動体2
5の位置を調整することができる。
【0023】このクリアランス調整(ブランケット研磨
量の調整)中および調整後において、移動体25の一方
の押圧端面25aは押圧機構部20により常に一定の力
で押圧されているので、調整機構部10におけるバック
ラッシュの発生を防止でき、精度良くかつ迅速に位置決
めすることができる。なお、調整機構部10が押圧をや
めて、ジャッキネジ13が矢印(ロ)方向に後退する場
合には、移動体25は押圧機構部21により押圧されて
矢印(ロ)方向に移動することができる。
【0024】このようなブランケット研磨本体部100
を用いることにより、調整機構部のバックラッシュの発
生を防止でき、精度良くかつ迅速に位置決めすることが
できる。
【0025】本発明のブランケット研磨装置1は、上記
ブランケット研磨本体部100に加えてさらに、ブラン
ケットの厚さを検出するとともに、その検出値をもとに
表面ゴム層の研磨量の調整をするための制御部200を
備えている。つまり、前述したブランケット研磨本体部
100の移動体25の位置は、制御部200からの制御
信号を受けてブランケット研磨本体部100の調整機構
部10(特に、サーボモータ15の駆動)が作動するよ
うになっている。これによって、研磨量が自動制御され
る。
【0026】以下、制御部200について説明する。制
御部200は、ブランケットの厚さを検出し、その検出
値をもとに表面ゴム層の研磨量の調整をする機能を有し
ていればよい。好適な制御部200の一例を挙げると、
制御部200は、図1に示されるようにブランケットの
厚さを検出するための厚さ検出部205と、厚さ検出部
205からの検出値をもとに表面ゴム層の研磨量のフィ
ードバック制御を行う制御部本体210を備えている。
厚さ検出部205では、非接触でブランケットの厚さを
検出できるように、例えば、レーザー照射による測定手
法が好適に用いられる。また、表面ゴム層が一時的に研
磨されている状態にあるのか、あるいは一時的な研磨が
終了したのかを検出する機能として、制御部200に
は、研磨ロール50の負荷、すなわち駆動モータ31の
負荷を検出する負荷検出部206が設けられる。この負
荷検出値は、制御部本体210に取り込まれる。
【0027】具体的制御の一例であるフローチャートが
図5に示される。図5において、初期設定(s1)とし
て、厚さ許容偏差:dおよび研磨ロール50の負荷、す
なわち駆動モータ31の駆動負荷:xのデータ値があら
かじめ制御部本体210内のCPUに記憶される。次
に、厚さ設定値:aの取り込み操作(s2)が行われ、
次いで実際の厚さ検出値:b、および駆動負荷検出値:
yの検出操作(s3)が、それぞれ、行われる。しかる
後、駆動負荷検出値:yが、設定された駆動負荷:x以
下になっているか否かの判断が行われ(s4)、y値が
x値以下になっていない場合には、研磨途中の状態にあ
るから、そのまま研磨が続行される。y値がx値以下に
なっている場合には、研磨は完了しているので、次い
で、ブランケットの厚さが所定範囲内にあるか否かの判
断が行われる。すなわち、検出されたブランケットの厚
さbと、目標厚さaの差を取る操作、およびこの差の絶
対値が許容偏差dの範囲内か否かの判断(s5)が行わ
れる。|b−a|値が、許容偏差dの範囲内に入ってい
ない場合であれば(ただし、研磨し過ぎの場合はストッ
プ)、ブランケット研磨本体部100の研磨量の調整
(s6)が行われ、|b−a|値が、許容偏差dの範囲
内に入っている場合であれば、研磨量の調整(s6)は
行われることなく、仕上げ研磨工程は終了する。
【0028】このような制御部200を備えることによ
り、上記ブランケット研磨本体部100の能力とも相い
俟って、リアルタイムで、極めて精度のよい研磨量の制
御が実現可能になる。これにより、ブランケット製造に
おける品質の安定性が保証でき、歩留の向上が図られ
る。
【0029】さらに、図1に示されるように、制御部2
00には、β線照射による走行中のブランケットの質量
を経時的に検出する検出機構215を組み込んでもよ
い。これにより、エンドレスに走行されるブランケット
の積層状態の均一性が間接的に把握でき、より高い品質
保証が可能になる。また、図1に示されるように、研磨
ラインにエンコーダ220を組み込み、エンドレスに走
行されるブランケットの送り量を適宜制御することによ
り、研磨動作が行われる位置と、検出位置とのズレの補
正を行うことができる。また、検出されたデータ値およ
び演算された結果は、通常、適宜、ディスプレイ240
に表示されるように構成される。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のブランケッ
ト研磨装置は、ブランケットの表面ゴム層を研磨するた
めのブランケット研磨本体部と、ブランケットの厚さを
検出するとともに、その検出値をもとに表面ゴム層の研
磨量の調整をするための制御部と、を有し、前記ブラン
ケット研磨本体部は、回転可能に軸支された研磨ロール
を備える研磨ロール機構部と、この研磨ロールと対向配
置されブランケットが掛け回されるとともに回転可能に
軸支されたブランケット用回転ロールを備えるブランケ
ット用回転ロール機構部を有し、前記ブランケット用回
転ロール機構部は、スライド移動可能な移動部を備え、
スライド移動する両方向側にそれぞれ押圧端面が形成さ
れた移動体と、該移動体の一方の押圧端面を常に一定の
力で押圧する押圧機構部と、前記移動体の他方の押圧端
面を押圧しつつ前記押圧機構部の押圧力に打ち勝って移
動体を移動させ、移動体の位置を前記制御部からの制御
信号を受けて調整するための調整機構部を有してなるよ
うに構成されているので、極めて精度のよいブランケッ
ト研磨量の制御が実現可能になる。これにより、ブラン
ケットの仕上げ工程である研磨に要する作業効率の向上
が図られ、さらには品質の安定性が得られ、製品歩留の
向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブランケット研磨装置の概略全体図
を、正面図として示したものである。
【図2】本発明で用いられるブランケット研磨本体部の
一実施の形態を示す概略正面図である。
【図3】本発明で用いられる調整機構部の詳細構成を示
す側面図である。
【図4】本発明で用いられる調整機構部の詳細構成を示
す正面図であり、特に、ジャッキネジの動きを分かりや
すく示す図である。
【図5】本発明における具体的制御の一例を示すフロー
チャートである。
【図6】ブランケットの一般的構造を説明するための断
面図である。
【符号の説明】
1…ブランケット研磨装置 10…調整機構部 20…押圧機構部 25…移動体 25a…移動体の一方の押圧端面 25b…移動体の他方の押圧端面 40…ブランケット用回転ロール 50…研磨ロール 100…ブランケット研磨本体部 200…制御部 205…厚さ検出部 210…制御部本体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層構造を有するブランケットの表面ゴ
    ム層を研磨し、所定の厚さに仕上げるためのブランケッ
    ト研磨装置であって、 該装置は、ブランケットの表面ゴム層を研磨するための
    ブランケット研磨本体部と、ブランケットの厚さを検出
    するとともに、その検出値をもとに表面ゴム層の研磨量
    の調整をするための制御部と、を有し、 前記ブランケット研磨本体部は、回転可能に軸支された
    研磨ロールを備える研磨ロール機構部と、この研磨ロー
    ルと対向配置されブランケットが掛け回されるとともに
    回転可能に軸支されたブランケット用回転ロールを備え
    るブランケット用回転ロール機構部を有し、 前記ブランケット用回転ロール機構部は、スライド移動
    可能な移動部を備え、スライド移動する両方向側にそれ
    ぞれ押圧端面が形成された移動体と、該移動体の一方の
    押圧端面を常に一定の力で押圧する押圧機構部と、前記
    移動体の他方の押圧端面を押圧しつつ前記押圧機構部の
    押圧力に打ち勝って移動体を移動させ、移動体の位置を
    前記制御部からの制御信号を受けて調整するための調整
    機構部と、を有してなることを特徴とするブランケット
    研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記調整機構部が移動体の他方の押圧端
    面を押圧して作動している時の移動体の押圧力は、押圧
    機構部の押圧力より大きく設定されてなる請求項1に記
    載のブランケット研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部においては、装置稼働中にお
    ける研磨ロールの駆動負荷が測定され、この駆動負荷が
    所定値以下になったところでブランケットの厚さの検出
    が行われ、この検出値に基づいて研磨量の制御が行われ
    る請求項1または請求項2に記載のブランケット研磨装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御部においては、さらにβ線照射
    による走行中のブランケットの質量が測定される請求項
    3に記載のブランケット研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記調整機構部は、移動体の他方の押圧
    端面と当接するとともに移動体のスライド移動方向に沿
    って往復移動する棒状のジャッキネジを備え、前記調整
    機構部の駆動はサーボモータにより行われる請求項1な
    いし請求項4のいずれかに記載のブランケット研磨装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003517947A (ja) * 1999-10-15 2003-06-03 ローテーション・ダイナミクス・コーポレイション シーム付きのスリーブ型ブランケットおよび当該ブランケットの作成方法および使用方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003517947A (ja) * 1999-10-15 2003-06-03 ローテーション・ダイナミクス・コーポレイション シーム付きのスリーブ型ブランケットおよび当該ブランケットの作成方法および使用方法

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