JPH11164779A - タンクの貯液状態検知装置 - Google Patents

タンクの貯液状態検知装置

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JPH11164779A
JPH11164779A JP10072607A JP7260798A JPH11164779A JP H11164779 A JPH11164779 A JP H11164779A JP 10072607 A JP10072607 A JP 10072607A JP 7260798 A JP7260798 A JP 7260798A JP H11164779 A JPH11164779 A JP H11164779A
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文誉 斎藤
Tomohisa Moribe
智久 森部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンクの貯液状態を正確に検知できるように
する。 【解決手段】 ドレンタンク13を受ける板バネ17に
は、ドレンタンク13の幅よりも大きい長さを持った受
け板22が固定されている。ドレンタンク13は、受け
板22によって、その底面の角部を含む広い領域にわた
って面状に受けられるから、ドレンタンク13が合成樹
脂製であり、かつドレン水が高温であって熱変形しやす
い状況にあったとしても、ドレンタンク13の底面が熱
変形により凹むことが避けられる。そのため、ドレン水
の貯水量に対応したドレンタンク13の変位を期するこ
とができ、満水状態に至った時期を正確に検知すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料供給装置等に
備えられるタンクの貯液状態を検知する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給茶機では、容器を載置してお茶を受け
る給茶口にドレンパイプを接続して、給茶機本体の底部
に出し入れ可能に設けられたドレンタンクに導き、例え
ば、容器に受けられなかったお茶や、飲み残して給茶口
に捨てられたお茶を、ドレンパイプを通してドレンタン
ク内に流入させて貯め、適宜の時期にドレンタンクを取
り出して、水場まで運んで廃棄するようにしたものが知
られている。そして、ドレン水の廃棄のタイミングを的
確を知るために、ドレンタンクが満水状態になったこと
を検知する手段を備えたものも出現しており、従来その
一例として図13に示すものが知られている。
【0003】このものは、ドレンタンクaの奥端側の底
面が板バネbで受けられて斜め姿勢で支持されるように
なっているとともに、ドレンタンクaの奥端の上面に接
して自重により回動するフラップcが設けられ、このフ
ラップcに備えられたマグネットdが接離することでス
イッチング動作するリードスイッチeが配された構造で
ある。そして、給茶口から引き出されたドレンパイプf
を通してドレンタンクa内にドレン水が次第に貯められ
ると、板バネbを撓み変形させつつドレンタンクaが徐
々に寝るような姿勢となってフラップcも下がり、ドレ
ンタンクaが満水状態となると、同図の鎖線に示すよう
に、フラップcが大きく下がることに伴いマグネットd
がリードスイッチeから所定寸法離間してリードスイッ
チeが切れ、これによりドレンタンクaが満水状態とな
ったことが検知されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のも
のでは、ドレンタンクaが例えばポリエチレン等の合成
樹脂製であり、かつドレン水がお茶やお湯のような高温
のものであると、図14に示すように、ドレンタンクa
の底面の板バネbで受けられた部分が熱変形を起こし
て、板バネbを食い込ませるようにして湾曲するおそれ
がある。そうすると、貯められたドレン水が少量である
にも拘らずドレンタンクaが早期に寝た姿勢となってリ
ードスイッチeが切れ、すなわち満水状態となる前にリ
ードスイッチeによる検知がなされるという誤検知を招
くおそれがあった。また、ドレンタンクaがブロー成形
で形成される場合等には、部分的に凹みができる等形状
が安定しないことがあり、凹んだ部分に板バネbが丁度
当たるような形態となると、同じく誤検知を招くことに
なる。本発明は上記のような事情に基づいて完成された
ものであって、その目的は、タンクの貯液状態を正確に
検知できるようにするところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、液体を貯留するタ
ンクが、一方向に変位付勢された支持部により底面の一
部を受けられることにより支持され、貯留液体の量に応
じて前記支持部を変位させつつタンクが傾動するのを検
知することで、貯液状態を検知するようにしたものにお
いて、前記支持部に、前記タンクの底面における広範囲
部分を受ける受け板を設けた構成としたところに特徴を
有する。請求項2の発明は、請求項1の発明において、
前記受け板が前記タンクの底面の縁部を受けることが可
能に設けられているところに特徴を有する。請求項3の
発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記
支持部がバネ部材により形成されているところに特徴を
有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>タンクの底
面は支持部に設けられた受け板によって面状に受けられ
る。そのため、タンクが合成樹脂製であり、かつ貯留液
体が高温である場合にもタンクの底面が熱変形により凹
むことが極力避けられる。これにより、貯液量に対応し
たタンクの変位を期することができ、貯液状態を正確に
検知することができる。またタンクの底面に凹んだ部分
ができていたとしても、受け板が正規に形成された底面
も含めて受けることができるので、同様に誤検知が避け
られる。
【0007】<請求項2の発明>タンクの底面の縁部が
受けられるようになっており、この部分は、剛性が高く
て最も熱変形し難いことからタンクの凹みがより確実に
防止され、また成形時に最も寸法の安定する部分である
から、貯液状態の検知をより正確に行うことができる。 <請求項3の発明>支持部がバネ部材で形成されている
ことにより付勢手段が不要にでき、シンプルな構造にま
とめることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
5によって説明する。この第1実施形態では、給茶機に
おけるドレンタンクの貯水検知部分を例示している。ま
ず図1によって、給茶機の全体構造を簡単に説明する。
本体1内の上部には、貯湯タンク2と、粉末茶を貯留し
たキャニスタ3とが装備されている。貯湯タンク2で
は、給水タンク8から順次に清水が補給されつつ加熱さ
れて、ほぼ一定温度の湯が貯留されている。キャニスタ
3内に貯留された粉末茶は、シュータ4を介してミキシ
ングボウル5内に投入可能とされており、ミキシングボ
ウル5の下端に注出口6が形成されているとともに、そ
の下方に、コップ等の容器Aが載置可能とされる給茶口
7が設けられている。したがって、お茶スイッチをオン
操作すると、キャニスタ3から粉末茶がミキシングボウ
ル5に供給されるとともに、貯湯タンク2内のお湯がミ
キシングボウル5内に供給されることでお茶が生成さ
れ、注出口6から容器A内に注出されるようになってい
る。また、粉末茶を供給しないことによってお湯を注出
することもできる。
【0009】また、上記の給茶口7の底面はすのこ状に
形成されて、その下面に受け皿9が配されており、ドレ
ンパイプ10と接続されている。したがって、容器Aか
ら溢れたり、あるいは飲み残して給茶口7に捨てられた
お茶やお湯は、受け皿9で受けられたのち、ドレンパイ
プ10を通って後記するドレンタンク13内に排出され
るようになっている。なお、排水場所が近傍に無いよう
な箇所に給茶機が設置された場合には、同図の鎖線に示
すように、貯湯タンク2からバルブ40を介設した排水
管41を引き出してドレンタンク13に導くことによっ
て、ドレンタンク13を貯湯タンク2からのドレン水を
貯めることにも利用することができる。
【0010】本体1の底部にはタンク収容室12が形成
され、このタンク収容室12内に、上記したドレンタン
ク13が前面側から出し入れ可能に収容されるようにな
っている。このドレンタンク13は、ポリエチレン等の
合成樹脂材によって、図2に示すように、偏平な箱形に
形成されている。ドレンタンク13の上面におけるタン
ク収容室12内への挿入方向の後端寄りの位置には、流
入口14が開口されている。この流入口14の回りに
は、下り勾配の傾斜面が形成され、その底部に流入口1
4が開口されている。また、流入口14の形成された側
の端縁には把手15が形成されている。
【0011】ドレンタンク13の底面の奥端側は、板バ
ネ17を介して支持されるようなっている。この板バネ
17はバネ鋼板をプレス成形することで、図3に示すよ
うな形状に形成されている。板バネ17は、全体とし
て、ドレンタンク13の横幅の略1/3程度の幅を有し
ており、下端の所定寸法が取付部18となっているとと
もに、その上側が斜め上方に曲げられてバネ部19とな
っており、さらにバネ部19の上端の所定寸法が少し下
方に曲げられて受け部20となっている。
【0012】さて、上記した板バネ17の受け部20の
上面には、受け板22がさらに設けられている。この受
け板22は、鋼板等を素材として横長状に形成されてお
り、ドレンタンク13の横幅よりも少し大きい長さを有
し、また受け部20の奥行き寸法の2倍強の幅を有して
いる。そして、この受け板22の一方の側縁の中央部
が、板バネ17の受け部20の上面に重ねられて、複数
箇所をスポット溶接することによって固定されている。
なお、受け板22における取付側と反対側の側縁は、下
方に向けて少し曲げられている。
【0013】上記のような受け板22を設けた板バネ1
7が、タンク収容室12の底面の奥方の所定位置におい
て、受け板22を奥に向けた姿勢で収容され、取付板1
8をねじ24またはリベットにより底面に固定されてい
る。したがって、ドレンタンク13がタンク収容室12
内に挿入されると、図1に示すように、その底面の奥端
側が板バネ17で受けられることによって、奥端側が上
方に傾いた斜め姿勢で支持されつつ収容されるようにな
っている。
【0014】一方、タンク収容室12の奥側に設けられ
たフレーム26の上端部には取付部材27が突設され、
図4にも示すように、この取付部材27に軸28により
フラップ29が回動自由に支持されている。このフラッ
プ29は、収容されたドレンタンク13の奥端の上面に
当接可能な位置に配置されており、常には自重により垂
れ下がろうとするところが、ドレンタンク13で受けら
れることにより、図4の反時計回り方向に回動しつつ先
端が上方に持ち上げられるようになっている。このフラ
ップ29の回動端の下面には、マグネット板30が貼着
されているとともに、マグネット板30と対向する下方
位置にはリードスイッチ31が配設されている。
【0015】そして、ドレンタンク13が図4に示す傾
斜姿勢にあるときには、フラップ29が大きく持ち上げ
られて、マグネット板30がリードスイッチ31から離
間しており、後記するようにドレンタンク13が次第に
横臥姿勢に変位すると、それに伴いフラップ29が自重
により下がって、マグネット板30がリードスイッチ3
1に次第に接近し、所定寸法まで接近すると、リードス
イッチ31が例えばオフからオンへとスイッチング動作
を行う設定となっている。
【0016】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用を説明する。空のドレンタンク13がタ
ンク収容室12内に前面側から挿入されると、ドレンタ
ンク13は、図4に示すように、その底面の奥端側を板
バネ17、特に板バネ17に設けられた受け板22で受
けられて、奥端が上方に傾いた斜め姿勢で支持される。
その際、フラップ29がドレンタンク13の奥端側の上
面角部で跳ね上げられて、先端のマグネット板30がリ
ードスイッチ31の上方に離間した状態にある。また、
ドレンタンク13の流入口14は、ドレンパイプ10の
下端の下方に対応する。
【0017】給茶口7において、お茶やお湯が容器Aか
ら溢れたり、あるいは飲み残したお茶やお湯が捨てられ
ると、それらがドレン水となって受け皿9で受けられた
のち、ドレンパイプ10を通って流入口14からドレン
タンク13内に排出される。ドレン水が次第に増える
と、ドレンタンク13の重量が大きくなることで、板バ
ネ17のバネ部19を弾性的に撓み変形させながら、ド
レンタンク13はその奥端側が次第に下がるように変位
する。
【0018】ここで、ドレンタンク13は合成樹脂製で
あり、また貯留されるドレン水も高温であるためドレン
タンク13は熱変形しやすい状態にあると言える。しか
しながら、ドレンタンク13の底面は、板バネ17に設
けられた受け板22により、底面の広い領域にわたって
面状に受けられており、しかも、受け板22の両端部に
より、剛性が高くて最も熱変形し難い底面の両側縁の角
部が受けられているため、ドレンタンク13の底面が熱
変形により凹むことが避けられる。そのためドレンタン
ク13は、ドレン水の流入量に比例するようにして板バ
ネ17のバネ部19を撓み変形させつつ次第に横臥姿勢
へと変位する。
【0019】そしてドレンタンク13が満水状態となっ
て、ドレンタンク13がほぼ水平な姿勢にまで変位する
と、それに伴ってフラップ29が下がることで、マグネ
ット板30がリードスイッチ31にごく接近してリード
スイッチ31にスイッチング動作を行わせ、それにより
ドレンタンク13が満水状態となったことが検知され
る。なおこの検知動作に伴い、表示ランプを点灯させた
り、警告音を出したりするとよい。上記のようにドレン
タンク13が満水となったら、所定の水場にドレン水を
廃棄し、空にした状態で再度タンク収容室12に収容す
ればよい。
【0020】以上のように本実施形態によれば、板バネ
17に受け板22を設けて、ドレンタンク13の底面の
角部を含む広い領域にわたって面状に受けるようにした
から、ドレンタンク13が合成樹脂製であり、かつドレ
ン水が高温であって熱変形しやすい状況にあったとして
も、ドレンタンク13の底面が熱変形により凹むことが
避けられる。そのため、ドレン水の貯水量に対応したド
レンタンク13の変位を期することができ、満水状態に
至った時期を正確に検知することができる。
【0021】<第2実施形態>続いて、本発明の第2実
施形態を図6ないし図12によって説明する。この第2
実施形態では、貯水式製氷機における貯水タンク50の
貯水検知部分を例示している。まず図6によって製氷機
の全体構造を説明すると、貯水タンク50を出し入れ可
能に収容する収容室51の上部に製氷部52が備えら
れ、貯水タンク50に貯留された製氷用水が、ポンプ5
3の駆動力により給水ホース54を介して製氷部52に
供給されて氷が生成され、製氷残水が戻しホース55を
介して貯水タンク50に戻されるようになっている。
【0022】収容室51の底面には、貯水タンク50を
載せる載置台57が装置されている。載置台57は、浅
皿状で、かつ前面側(図6の右側)の側壁が切除されて
開放された形状となっていて、前後の脚体58により水
平姿勢で設置されている。そして、収容室51の前面の
扉59を開閉しつつ、貯水タンク50が載置台57上に
前面側から出し入れされ、貯水タンク50は、図7の鎖
線に示すように、載置台57にほぼすっぽりと収まるよ
うに載置される。この載置台57の奥方の端部よりの位
置に、貯水検知機構61が設けられている。
【0023】貯水検知機構61の詳細を説明する。載置
台57の奥方における幅方向のほぼ中央部分には窓孔6
2が開口され、載置台57の裏面における窓孔62の後
方位置には支持体63が設けられている。検知部材65
は例えば鋼板製であって、先端側に2度直角曲げされた
検知部66が形成されているとともに、基端側が二股に
分かれて軸支板67が形成されている。この検知部材6
5が、図8及び図9に示すように、検知部66を窓孔6
2に臨ませ、支持体63の両側面に突設された軸68に
軸支板67を嵌合することによって、検知部66が窓孔
62を上下に通過しつつ揺動可能に支持されている。検
知部材65は、軸支板67と支持体63とに突設された
ピン70,70の間に装着された引張コイルバネ71の
弾縮力によって、常には図9の反時計回り方向に揺動付
勢され、図10に示すように、窓孔62の後縁に当たる
ことで上方への揺動が規制される。なお、検知部材65
の下方への揺動は、ストッパ72に当たることで規制さ
れる(図9参照)。
【0024】載置台57の裏面における窓孔62の前方
位置には、取付板74が垂下状に設けられ、この取付板
74における図8の手前側の端部には、マイクロスイッ
チ75が取り付けられている。このマイクロスイッチ7
5は常開式であって、ボタン76の押圧操作によりオン
動作するようになっており、ボタン76を上に向けた姿
勢で取り付けられている。一方、検知部材65の先端側
の下面には、上記したマイクロスイッチ75の方向に延
出した押圧片78が設けられている。この押圧片78は
弾性変形可能であって、検知部材65が図10に示す上
方位置にある場合には、押圧片78はマイクロスイッチ
75のボタン76の上方に離間しており、検知部材65
が下方に揺動すると、押圧片78がボタン76を押圧
し、さらに検知部材65が下方に揺動すると、押圧片7
8が弾性的に撓み変形しつつボタン76の押圧動作を継
続し得るようになっている。そして、検知部材65の検
知部66における上面板66Aの下面には、受け板80
がさらに取り付けられている。この受け板80は、例え
ば鋼板によって形成され、図7に示すように、載置台5
7のほぼ全幅にわたる細長い形状をなし、ネジ81によ
って検知部66の上面板66Aに固定されている。
【0025】続いて、第2実施形態の作用を説明する。
貯水タンク50が収容されていない状態では、引張コイ
ルバネ71の付勢力により検知部材65の検知部66は
上方に大きく突出している(図10参照)。製氷用水を
満水に貯留した貯水タンク50が載置台57上に載置さ
れると、検知部材65の検知部66に貯水タンク50の
底面の奥方の部分が載せられ、その重量により検知部材
65が引張コイルバネ71の弾力に抗して下方に揺動さ
れ、図9及び図11に示すように、押圧片78が撓み変
形しつつマイクロスイッチ75のボタン76を押圧し、
オン動作する。これにより製氷が可能な状態となる。製
氷中は、貯水タンク50内の製氷用水がポンプ53によ
り製氷部52に供給されて氷が生成され、製氷残水が貯
水タンク50に戻されることが繰り返されるが、氷が生
成された分、貯水タンク50内の貯水量は次第に減少す
る。これにより、貯水タンク50の重量が次第に減少す
るため、引張コイルバネ71の復元弾力を受けて、検知
部材65が貯水タンク50の奥方を持ち上げつつ次第に
上方に揺動する。この間、押圧片78は、その撓み変形
量が次第に減少するものの、依然としてマイクロスイッ
チ75のボタン76を押圧した状態にある。
【0026】貯水タンク50内の残水がごく少量になる
と、貯水タンク50をさらに持ち上げつつ検知部材65
がさらに上方に揺動し、ついには図10及び図12に示
すように、押圧片78が元形に復元したのちマイクロス
イッチ75のボタン76の上方に離間する。これによ
り、マイクロスイッチ75がオフとなって、図示しない
表示ランプ等により、貯水タンク50の充填時期が来た
ことが知らされる。上記の動作の間、貯水タンク50の
形状のバラツキ等によって、検知部材65の検知部66
が当たる部分に凹部等ができていると、貯水タンク50
内の貯水量が多いにも拘わらず検知部材65が上方に揺
動して、誤検知を招くおそれがある。その点この実施形
態では、検知部66に受け板80を設けて貯水タンク5
0の底面の広い領域を受け得るようにしたから、貯水タ
ンク50の底面の一部に成形上のバラツキ等があったと
しても、受け板80のいずれかの箇所が正規の底面部分
を受けることができる。したがって、貯水タンク50の
貯水量に対応して検知部材65を変位させることが可能
となり、ひいては貯水量の検知を正確に行うことができ
る。なお、受け板80はネジ81で取り付けられるよう
になっているため、既存のものにも簡単に取り付けるこ
とができる。また、貯水タンクとしては、専用のものに
限らず、載置台57に載せられる限りは汎用のものも利
用することができる。
【0027】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明はドレン水や製氷用水に限らず、他の用途
の水、さらには他の液体を貯留するタンクにおいてその
貯液状態を検知する場合全般に広く適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る給茶機の全体構
造を示す一部切欠側面図
【図2】 ドレンタンクの斜視図
【図3】 板バネの斜視図
【図4】 空のドレンタンクが収容された状態における
タンク収容室内を示す断面図
【図5】 ドレンタンクが満水となった場合の断面図
【図6】 本発明の第2実施形態に係る製氷機の全体構
造を示す一部切欠側面図
【図7】 載置台の平面図
【図8】 貯水検知機構を示す一部切欠斜視図
【図9】 満水のタンクが載置された状態の断面図
【図10】 タンク内の残量が少なくなった場合の断面
【図11】 満水のタンクが載置された状態の一部切欠
正面図
【図12】 タンク内の残量が少なくなった場合の一部
切欠正面図
【図13】 従来例に係るタンク収容室内を示す断面図
【図14】 そのドレンタンクが熱変形した状態を示す
断面図
【符号の説明】
13…ドレンタンク 17…板バネ 22…受け板 2
9…フラップ 30…マグネット板 31…リードスイ
ッチ 50…貯水タンク 61…貯水検知機構65…検
知部材 71…引張コイルバネ 75…マイクロスイッ
チ 80…受け板 81…ネジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を貯留するタンクが、一方向に変位
    付勢された支持部により底面の一部を受けられることに
    より支持され、貯留液体の量に応じて前記支持部を変位
    させつつタンクが傾動するのを検知することで、貯液状
    態を検知するようにしたものにおいて、 前記支持部に、前記タンクの底面における広範囲部分を
    受ける受け板を設けたことを特徴とするタンクの貯液状
    態検知装置。
  2. 【請求項2】 前記受け板が前記タンクの底面の縁部を
    受けることが可能に設けられていることを特徴とする請
    求項1記載のタンクの貯液状態検知装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部がバネ部材により形成されて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2記載のタ
    ンクの貯液状態検知装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009125458A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Hoya Corp 送水機構を備えた内視鏡装置
DE102018127644A1 (de) * 2018-11-06 2020-05-07 Miele & Cie. Kg Getränkebereiter, Auffangvorrichtung und Getränkebereitersystem

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