JPS589346Y2 - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動販売機の商品搬出装置に関するものである
。

従来の自動販売機で従来、コーヒー、砂糖等の粉末を収
容したコツプよりなる商品に給湯して飲料を提供するも
のでは商品の保管部分と給湯部を別々にして保管部分が
湯気で湿気ないようにしていた。

そのため、保管部分と給湯部との間を販売した商品を運
ぶアームを設け、このアームは商品を捕捉して運ぶもの
であるが、自動販売機として商品の放出、商品の移動、
商品への給湯と一連の動作で行なうので、もし、アーム
で商品の捕捉が失敗しても湯ＡＲ供給されるので、湯が
飛散して周囲を汚したり、購入者にやけどをおわすこと
があった。

そのため、コツプの有無を検知して給湯を可能とする技
術は実公昭４２−２０８６号公報に示されているが、こ
の内容はコツプの底面で弁開閉接点を閉じて給湯するた
め、コツプの重量により接点がＯＮＬないことも考えら
れる。

本考案は従来のこのような欠点を解消するため、アーム
を商品の外周を浦捉する捕捉腕と移動腕とより形成して
、捕捉腕を移動腕に上下に揺動するように軸支し、商品
の重みで下方へ揺動するように弾性材で上方へ移動する
ように付勢し、かつ、捕捉腕の移動を検知手段で検知し
て給湯を可能とし、商品が軽くとも捕捉腕の移動で検知
して給湯動作を確実に行なうことを目的とする。

□以下添付図面に拾って本考案の一実施例を説明
する０ １はコーヒなどの液体飲料販売機で、その正面には扉が
設けられている。

扉２には硬貨投入口３、反却ボタン４．硬貨返却口５．
商品選択ボタン６ａ 、６ｂ・・・・・・及び商品取出
口Ｔなどが形成されている。

また本体内は区画壁８により上下二室９．１０に区画さ
れ、上室９に商品収容体１１゜温水タンク１２．温水タ
ンク１２へ水を供給する貯水タンク１３や前記硬貨投入
口より投入された硬貨の合否を判別して合格の場合受入
金額を積算して販売許可信号を出す硬貨装置１４（詳細
について図示せず）などが設けられている。

また前記区画壁８には上記扉２に形成された取出ロアに
相当する部分に飲料供給口１５が形成されその下部に給
湯ステーション１６が設けられるとともに、収容体１１
の適所と対向する位置に商品を下室１０へ落下させる開
口（図示せず）が形成されている。

１７は前記下室１０に設けられ前記開口より落下する商
品を捕捉する捕捉位置と前記取出ロアと対向した取出位
置とをモー多などの駆動手段（図示せず）により移動さ
せられるアームである。

この取出位置の上部には飲料供給口１５が位置して給湯
ステーション１６が形成されている。

前記収容体１１は、コーヒ、砂糖などの粉末を収容した
コツプよりなる商品の積重体を収容するコラムａ、ｂ、
ｃ・・・・・・を円周上に配した回転体でモータ（図示
せず）により選択ボタン６ａ、６ｂ・・・・・・の操作
に応動して回転するようになっており、単一の放出機構
１８（詳細について図示せず）により区画壁８の開口を
通して下室１０へ落下させるようになっている。

前記温水タンク１２には投込ヒータ１９や水位を調節す
るフロート２０及び温度をコントロールするサーモスタ
ット（図示せず）などが設けられ、貯水タンク１３がフ
ロート２０により開閉する弁（図示せず）を介して連結
されている。

また飲料供給口１５と温水タンク１２の排水口２１が電
磁弁２２を介してパイプ２３には連結されている。

さらに前記アーム１７は駆動手段と連結された移動腕２
４と、この移動腕２４の先端の上下に揺動可能に軸２５
にて取付けられた商品捕捉腕２６とよりなり、軸２５に
スプリングよりなる弾性材２７を設けその端部をそれぞ
れ移動腕２４．捕捉腕２６と当接させるとともに、捕捉
腕２６の軸側端を移動腕２４の下方へ延出させて移動腕
２４０幅よりも大きな幅の当接面２８を形成し移動腕２
４にこの当接面２８を当接して捕捉腕２６を略水平に保
つ切欠２９を形成している。

３０は移動腕２４に設けられたスイッチよりなる検知手
段で、その作動片３１が前記当接面２８と接触しており
、商品が捕捉腕２６上に捕捉された時その重みで下方へ
揺動し動作させられるもので、働いた時に前記電磁弁２
２の開成を可能とするものである。

このようなものにおいて、所定硬貨投入後の選択動作に
応動して対応するコラムと放出機構１８が一致するよう
に収容体１１を回転させるとともに、アーム１７を区画
壁８を貫通してコツプが落下している位置へ移動させ、
放出機構１８の動作によりコツプを捕捉腕２６にて捕捉
させ給湯ステージョン１６へふたたび移動させる。

この時コツプの捕捉が確実に行なわれると弾性材２７に
コツプの重みが打ち勝って捕捉腕２６を移動させて検出
手段３０を動作させ、電磁弁２２の開成を可能とするも
ので、開成を可能とするもので、捕捉に失敗した時には
熱湯を吐出しないので周囲を汚したり購入者にやけどを
おわすことかないものである。

また捕捉腕２６と移動腕２４は切欠２９により水平に保
たれるので熱湯を供給しても捕捉腕２６が下方へ首振り
現象を行なって熱湯をこぼすこともないものである。

なおアーム１７が捕捉位置へ移動した時に商品放出後の
一定時間内に検知手段３０が働かない時には販売動作を
停止させれば管理者に販売機が誤動作したことを知らせ
るので購入者への空販売並びに管理者とのトラブルを防
止できるものである。

前記実施例より明らかなように本考案の自動販売機の商
品搬出装置は、販売商品を捕捉する捕捉位置とこの商品
を取出す取出位置とに選択的移動するアームを設け、こ
のアームをモータなどの駆動手段により移動する移動腕
と、この移動腕に軸支された商品を捕捉する捕捉腕とよ
り形成し、この捕捉腕を商品が捕捉された時移動するよ
うはばねなどの弾性材にて保持するとともに、捕捉腕の
移動を検知する検知手段を設けてなるもので、商品が捕
捉腕に捕捉されると商品の重みで検知手段が動作するた
め商品が軽くとも、捕捉腕の重みにて確実に動作し、軽
い商品とスイッチとが接触しないので誤動作がおこりに
くい。

また、捕捉腕の重さで検知手段が動作せず、商品が捕捉
されたとき捕捉腕の重さと商品の重さで動作するように
弾性材により設定が容易となるものである。

また、このことにより商品がないにもかかわらず給湯に
より湯を飛散させることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における自動販売機の正面図
、第２図は同自動販売機の側面図、第３図は同自動販売
機の概略断面図、第４図は同自動販売機の開扉正面図、
第５図は要部上面図、第６図は第５図のＩ−Ｉ’線断面
図である。 ２４・・・・・・移動腕、２５・・・・・・軸、２６・
・・・・・商品捕捉腕、２７・・・・・・ばねなどの弾
性材、２８・・・・・・当接面、２９・・・・・・切欠
、３０・・・・・・検知手段、３１・・・・・・作動片
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 販売する商品の外周を捕捉する捕捉腕と、この捕捉腕を
   上下に揺動可能に軸支した移動腕とよりアームを形成し
   、このアームを販売商品を捕捉する捕捉位置と、販売商
   品に給湯し購入者が取出す取出位置とに平行に移動させ
   るモータなどの駆動手段を設け、かつ、前記捕捉腕を上
   方へ付勢するばねなどの弾性材と、商品が捕捉腕に捕捉
   されたとき商品の重さが弾性材に打ち勝って捕捉腕が下
   方へ揺動したことを検知して給湯動作を可能とする検知
   手段を前記アームに設けた自動販売機の商品搬出装置。