JPH11164266A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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Publication number
JPH11164266A
JPH11164266A JP9325950A JP32595097A JPH11164266A JP H11164266 A JPH11164266 A JP H11164266A JP 9325950 A JP9325950 A JP 9325950A JP 32595097 A JP32595097 A JP 32595097A JP H11164266 A JPH11164266 A JP H11164266A
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JP
Japan
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signal
memory
circuit
lines
scanning
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Application number
JP9325950A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Urakawa
裕喜 浦川
Hiroshi Nio
寛 仁尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 EDTV-2放送とNTSC放送をともに受
信できる映像信号処理装置において、所要メモリ容量を
削減する。 【解決手段】 走査線数を180本から240本に変換
するとともに映像信号を遅延するための第1のメモリで
ある輝度信号走査線数変換メモリ8aおよび色差信号走
査線数変換メモリ8bと、EDTV-2放送の無画部に
圧縮多重されたEDTV-2の垂直補強信号VT/VH
の3倍伸張処理を行うための第2のメモリである3倍伸
張メモリ11と、VT/VH分離回路13に接続されて
垂直補強信号VT/VHを分離するための第3のメモリ
であるVT/VH分離メモリ14とを、走査線補間、垂
直拡大、垂直補強信号VT/VHの再生を行う走査線間
処理回路25の初段に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面の縦横比(ア
スペクト比)が9:16の第2世代EDTV-2放送
(ワイドクリアビジョン)に対応するとともにNTSC
放送にも対応する映像信号処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在日本で、EDTV-2放送が開始さ
れている。現行NTSC放送方式と両立性を保ちつつ、
高画質にアスペクト比9:16のワイド映像を伝送する
ものである。
【0003】まず、図7を参照してEDTV-2放送方
式での走査線番号22(22H)と285(285H)
に多重されている識別制御信号について説明する。図7
にEDTV-2識別制御信号の波形図を示す。図7にお
いて、波形図に符号を添えているように、1水平走査期
間にB1からB27までの27ビットの情報が多重され
ている。各ビットは色副搬送波の7周期分(約2μse
c)の幅をもっている。図7の波形の主要なものを説明
する。
【0004】例えば、B3は40IREのときにEDT
V-2放送であり、0IREのときにNTSC放送であ
る。B6からB23は、±20IREの振幅で色副搬送
波fscが多重されており、その位相が0相のときを1、
π相(カラーバーストと同相)のときを0と定義してい
る。B8,B9,B10により、各々VT信号(垂直時
間補強信号)、VH信号(垂直高域補強信号)、HH信
号(水平高域補強信号)が多重されているかどうかを識
別できる。これらの補強信号はNTSC放送の場合には
多重されない。EDTV-2識別制御信号には、以上の
ような識別情報の他に、B25〜B27の確認信号と呼
ばれるものがあり、EDTV-2かどうかを判断する情
報およびHH信号を変調する吹抜キャリアの位相情報が
多重されており、さらに、27ビット情報の3分割点
(B1〜B9、B10〜18、B19〜27)が、上下
無画部に圧縮多重されている垂直補強信号VT/VHの
3分割点の位置を示す情報となる。
【0005】以下、従来のEDTV-2受信機について
図8を参照しながら説明する。図8は従来のEDTV-
2受信機の回路ブロックである。
【0006】図8において101は放送を受信するアン
テナ、102は放送を受信選局し映像検波して複合映像
信号を出力するチューナー回路、103はチューナー回
路102の出力の複合映像信号をディジタル信号に変換
するA/D変換器、104はA/D変換器103の出力
端に接続された識別制御信号処理回路で、NTSC信号
の525本/フレームの水平走査期間のうち、22番目
(22H)および285番目(285H)の水平走査期
間に多重されたEDTV-2識別制御信号を検出・復調
する回路である。
【0007】105はA/D変換器103の出力端に接
続された3次元Y/C分離回路で、輝度信号と色信号と
を動き適応処理により分離抽出する。106はHH再生
回路で、3次元Y/C分離回路105で抽出した色信号
を、さらにフィールド差分を取ることにより、変調HH
信号と色信号とに分離し、HH信号は識別制御信号処理
回路104で抽出された吹抜キャリアと変調HH信号と
を乗算することにより再生される。107は3次元Y/
C分離回路105から出力される輝度信号の4.2MH
z以下の成分とHH再生回路106から出力されるHH
信号の4.2〜6MHz帯域の成分とを加算するHH合
成器、108はHH再生回路106で抽出された色信号
を復調し2つの色信号を時分割多重して出力する色復調
回路である。129は上下無画部に圧縮多重されたVT
/VH信号を復調する無画部復調回路、130は無画部
時は無画部復調回路129の出力を、主画部時はHH合
成器107の出力を選択する無画部/主画部選択回路で
ある。無画部と主画部の判断は図示しないマイコンが行
い、マイコンによって無画部/主画部選択回路130を
制御する。109は無画部/主画部選択回路130から
出力される輝度信号の遅延回路で、無画部に圧縮多重さ
れた垂直補強信号と合成時に位相が合うように主画部本
線系映像信号を走査線数90本分だけ遅延させる。11
0は色復調回路108と遅延回路109の出力を書き込
む際には色副搬送波(fsc)に同期したクロック信号、
読み出す際には水平同期信号に同期したクロック信号を
用いる記憶素子(ラインメモリ)を有するD/D変換器
である。111はクリアビジョン受信機等で使用されて
いる飛び越し走査信号から順次走査信号を作成する動き
適応走査線補間回路であり、D/D変換器110から出
力される輝度信号と色差信号とを入力とし、112の輝
度現ライン信号、113の輝度補間ライン信号、114
の色差現ライン信号、115の色差補間ライン信号の4
つの信号を出力する。131はD/D変換器110の出
力端に接続された3倍伸張回路で、内部に3倍伸張メモ
リと補間フィルタを持ち、上下無画部に1/3に圧縮さ
れて多重化されたVT/VH信号を伸張する。図9にそ
の動作を示す。図の左は圧縮多重して送られてくる無画
部信号、右は多重されて送られてきた無画部信号が3倍
に伸張された信号である。3倍伸張メモリで伸張された
多重信号は補間フィルタを通り復調される。116は3
倍伸張回路131の出力端に接続されたVT/VH分離
再生回路で、フレーム差分を用いて上下の無画部領域に
多重されたVT信号とVH信号を分離・再生する。11
7は動き適応走査線補間回路111から出力される輝度
補間ライン信号113の高域成分とVT/VH分離再生
回路116から出力されるVT信号の低域成分とを加算
するVT合成器である。118はフィールドメモリと垂
直フィルタにより構成された走査線数変換回路で主画部
の360本の走査線数を4/3倍して480本の走査線
を合成し、119の輝度現ライン信号、120の輝度補
間ライン信号、121の色差現ライン信号、122の色
差補間ライン信号の4つの信号を出力する。132は走
査線数変換回路118の拡大処理を行うための拡大メモ
リである。123と124はVH合成器で、走査線数変
換回路118から出力された輝度現ライン信号119お
よび輝度補間ライン信号120の各々に、VT/VH分
離再生回路116から出力されるVH信号を加算する。
125はラインメモリにより構成される倍速変換回路
で、VH合成器123から出力される輝度現ライン信号
119とVH合成器124から出力される輝度補間ライ
ン信号120とから順次走査輝度信号を作成し、走査線
数変換回路118から出力される色差現ライン信号12
1と色差補間ライン信号122とから順次走査色差信号
を作成する。126は倍速変換回路125の出力に接続
されたD/A変換器であり、順次走査の輝度信号と2つ
の色差信号を出力する。127はD/A変換器126か
ら出力された信号からマトリクス演算によりRGB信号
を合成するRGB処理回路、128はRGB処理回路1
27の出力を表示するディスプレイで、画面の縦横比は
9:16である。破線で囲んだ133は走査線補間・垂
直拡大・VT/VH再生を行う走査線間処理回路であ
る。
【0008】以上のように構成された従来のEDTV-
2受信機について、以下にその動作を説明する。
【0009】まず、識別制御信号処理回路104により
チューナー回路102からA/D変換回路103を通っ
た複合映像信号の走査線番号22(22H)および28
5(285H)に多重されている識別制御信号を検出・
復調し、B3およびB4が1ですなわちレターボックス
映像が多重されており、かつB25〜B27に確認用正
弦波が多重されているなどいくつかの条件を満たしたと
き、この複合映像信号をEDTV-2信号であると認定
する。そして、識別制御信号のB10が1(HH信号
有)の場合はHH再生回路106からHH信号を出力す
ることを可能にし、識別制御信号のB8,B9が1(V
T/VH信号有)の場合はVT/VH分離再生回路11
6からVT/VH信号を出力することを可能とする。こ
のとき、HH・VT/VH有の判別信号は直接各ブロッ
クへ出力される。識別制御信号処理回路104によりチ
ューナー回路102からA/D変換回路103を通った
複合映像信号がEDTV-2信号でないと判定された場
合は、HH再生回路106やVT/VH分離再生回路1
16の各出力の値は0となる。つまり、HH合成器10
7、VT合成器117、VH合成器123および124
は本線系の信号を通過させる状態となり、従来のクリア
ビジョン受信機(EDTV-1)の構成となる。ただ
し、走査線数変換回路118を別途制御すれば垂直補強
信号なしのズーム機能として動作することが可能とな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来、NTSC放送お
よびEDTV-2放送の双方の映像信号を処理できる映
像信号処理装置を実現する場合においては、拡大処理や
3倍伸張などに多くのメモリが必要であり、さらなる画
質向上の実現の拡大処理を行うためには、数多くのメモ
リ増加が必要となる。メモリが必要なブロックは、動き
適応走査線補間回路111、走査線数変換回路118、
3倍伸張回路131、VT/VH分離再生回路116等
である。これらのブロックでメモリを増加できれば画質
は向上する。メモリを増加するということは画素(ピク
セル)を増やすことができるということである。つま
り、映像信号処理において多くの情報をもとに映像を再
生できることが画質向上につながる。映像信号処理の場
合、フィルタ演算が大半を占める。このフィルタのタッ
プ(元になる画素)の数を増やすことが画質向上につな
がるわけであるが、そのためにはメモリを増やさなけれ
ばならない。しかし、コスト的にメモリは高いために、
無作為に増やすことはできない。従来の映像信号処理装
置においてはこのようなコスト的な問題を抱えており、
少ない必要メモリ容量数でデコード処理できる映像信号
処理アルゴリズムが要求されている。
【0011】また、従来、EDTV-2信号をデコード
する場合、上下無画部と主画部の遅延差を補うためにN
TSCとEDTV-2で垂直同期信号のタイミングの切
り換えおよびメモリの制御信号のタイミングの切り換え
を行っていたため、NTSCとEDTV-2の信号切り
換わりにおいて、映像信号処理の同期の乱れなどで誤っ
た画像出力を行ってしまうという問題を抱えており、安
定した映像処理システムが要求されている。
【0012】本発明は、各ブロックで必要なメモリを初
段にまとめて配置し、演算を工夫することにより、必要
メモリ容量を削減し、コストダウンを図ろうとするもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、EDTV-2放送とNTSC放送をともに
受信可能で、走査線補間、垂直拡大、垂直補強信号VT
/VHの再生を行う走査線間処理回路を備えた映像信号
処理装置において、走査線数変換を行うためのメモリ
と、EDTV-2の垂直補強信号VT/VHの復調・再
生を行うためのメモリを前記走査線間処理回路の初段に
配置して、所要メモリ容量を削減し、また、垂直同期信
号をEDTV-2とNTSCで切り換えることなくそれ
ぞれのメモリ制御を行うことによりEDTV-2とNT
SCの切り換えをスムーズに行うように構成したもので
ある。
【0014】これにより、大幅なコストダウンを図れる
とともに、方式の違う映像信号に切り換えたときに同期
乱れのない安定したシステムが得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る請求項1の映像信号
処理装置は、EDTV-2放送とNTSC放送をともに
受信可能で、走査線補間、垂直拡大、垂直補強信号VT
/VHの再生を行う走査線間処理回路を備えた映像信号
処理装置において、走査線数変換を行うためのメモリ
と、EDTV-2の垂直補強信号VT/VHの復調・再
生を行うためのメモリを前記走査線間処理回路の初段に
配置することにより、所要メモリ容量を削減したもので
ある。
【0016】本発明に係る請求項2の映像信号処理装置
は、EDTV-2放送とNTSC放送をともに受信可能
で、走査線補間、垂直拡大、垂直補強信号VT/VHの
再生を行う走査線間処理回路を備えた映像信号処理装置
において、走査線数変換を行うためのメモリと、EDT
V-2の垂直補強信号VT/VHの復調・再生を行うた
めのメモリを前記走査線間処理回路の初段に配置し、垂
直同期信号をEDTV-2とNTSCで切り換えること
なくそれぞれのメモリ制御を行うことによりEDTV-
2とNTSCの切り換えをスムーズに行うようにしたも
のである。
【0017】本発明に係る請求項3の映像信号処理装置
は、上記請求項1または請求項2において、走査線数を
180本から240本に変換するとともに映像信号を遅
延するための第1のメモリと、前記第1のメモリに接続
され、順次走査変換を行うための補間ラインを生成し、
走査線数を240本から480本に有効走査線数を18
0本から360本にそれぞれ変換する走査線補間回路
と、EDTV-2放送の無画部に圧縮多重されたEDT
V-2の垂直補強信号VT/VHの3倍伸張処理を行う
ための第2のメモリと、前記第2のメモリに接続され、
垂直補強信号VT/VHを3倍に伸張する3倍伸張回路
と、前記3倍伸張回路に接続され、垂直補強信号VT/
VHを垂直時間補強信号VTと垂直高域補強信号VH
(垂直解像度補強信号VH′)とに分離するVT/VH
分離回路と、前記VT/VH分離回路に接続され、垂直
補強信号VT/VHを分離するための第3のメモリと、
前記第1、第2および第3のメモリの制御を行うメモリ
制御回路と、送られてくる映像信号がEDTV-2かN
TSCかの判別信号を前記メモリ制御回路に出力するマ
イコンと、前記走査線補間回路と前記VT/VH分離回
路に接続され、垂直補強信号VT/VHのうちの垂直時
間補強信号VTの再生を行うVT再生回路と、前記走査
線補間回路の出力と前記VT/VH分離回路の出力と前
記VT再生回路の出力の有効走査線数を360本から4
80本に変換する補間処理回路と、前記3つの出力の順
次走査変換を行う倍速変換回路と、垂直補強信号VT/
VHのうちの垂直高域補強信号VHの再生を行うVH再
生回路とを備え、前記第1のメモリと第2のメモリと第
3のメモリとを走査線間処理回路の初段に配置したこと
を特徴としている。このような構成により、所要メモリ
容量を削減でき、大幅なコストダウンを図れる。
【0018】本発明に係る請求項4の映像信号処理装置
は、上記請求項1または請求項2において、525本/
フレームの水平走査期間のうち、22番目および285
番目の水平走査期間に多重されたEDTV-2識別制御
信号を検出・復調する識別制御信号処理回路と、走査線
数を180本から240本に変換するとともに映像信号
を遅延するための第1のメモリと、前記第1のメモリに
接続され、順次走査変換を行うための補間ラインを生成
し、走査線数を240本から480本に有効走査線数を
180本から360本にそれぞれ変換する走査線補間回
路と、EDTV-2放送の無画部に圧縮多重されたED
TV-2の垂直補強信号VT/VHの3倍伸張処理を行
うための第2のメモリと、前記第2のメモリに接続さ
れ、垂直補強信号VT/VHを3倍に伸張する3倍伸張
回路と、前記3倍伸張回路に接続され、垂直補強信号V
T/VHを垂直時間補強信号VTと垂直高域補強信号V
H(垂直解像度補強信号VH′)とに分離するVT/V
H分離回路と、前記VT/VH分離回路に接続され、垂
直補強信号VT/VHを分離するための第3のメモリ
と、前記識別制御信号処理回路のEDTV-2識別制御
信号により送られてくる映像信号がEDTV-2かNT
SCかの判別を行い、その判別結果に従って前記第1、
第2および第3のメモリの制御を行い、その際に垂直同
期信号をEDTV-2とNTSCで切り換えることなく
それぞれのメモリ制御を行うメモリ制御回路と、前記E
DTV-2かNTSCかの判別信号に基づいて前記第1
のメモリへの入力を制御するマイコンと、前記走査線補
間回路と前記VT/VH分離回路に接続され、垂直補強
信号VT/VHのうちの垂直時間補強信号VTの再生を
行うVT再生回路と、前記走査線補間回路の出力と前記
VT/VH分離回路の出力と前記VT再生回路の出力の
有効走査線数を360本から480本に変換する補間処
理回路と、前記3つの出力の順次走査変換を行う倍速変
換回路と、垂直補強信号VT/VHのうちの垂直高域補
強信号VHの再生を行うVH再生回路とを備え、前記第
1のメモリと第2のメモリと第3のメモリとを走査線間
処理回路の初段に配置したことを特徴としている。これ
により、垂直同期信号を切り換えることなくNTSCと
EDTV-2をデコードするため、方式の違う映像信号
を切り換えるときに同期乱れがなく、安定したシステム
を得ることができる。
【0019】以下、本発明に係る映像信号処理装置の具
体的な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】〔実施の形態1〕図1は本発明の実施の形
態1に係る映像信号処理装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【0021】図1において、1は映像信号入力端子、2
は映像信号入力端子1から入力された映像信号をディジ
タル信号に変換するA/D変換器、3はA/D変換器2
の出力端に接続された3次元Y/C分離・HH再生回路
で、輝度信号と色信号とを動き適応処理により分離抽出
する。3次元Y/C分離・HH再生回路3におけるHH
再生部では、3次元Y/C分離部で抽出した色信号を、
さらにフィールド差分を取ることにより、変調HH信号
と色信号とに分離し、HH信号(水平高域補強信号)は
識別制御信号処理回路5で抽出された吹抜キャリアと変
調HH信号とを乗算することにより再生される。そし
て、分離抽出された輝度信号と再生されたHH信号とが
合成された主画部の信号が出力される。4は上下無画部
にfsc(色副搬送波)変調され圧縮多重されているVT
/VH信号(垂直時間補強信号と垂直高域補強信号)を
復調する無画部復調回路、5はA/D変換器2に接続さ
れた識別制御信号処理回路で、NTSC信号の525本
/フレームの水平走査期間のうち、22番目および28
5番目の水平走査期間に多重されたEDTV-2識別制
御信号を検出・復調する回路である。6は3次元Y/C
分離・HH再生回路3で抽出された色信号を復調し2つ
の色信号を時分割多重して出力する色復調回路、7は上
下無画部の期間は無画部復調回路4の出力を選択し、主
画部の期間は3次元Y/C分離・HH再生回路3の出力
を選択する無画部/主画部選択回路、23は無画部/主
画部選択回路7の選択信号およびEDTV-2かNTS
Cかを判別するための識別制御信号を出力するマイコ
ン、24は輝度信号走査線数変換メモリ8a、色差信号
走査線数変換メモリ8b、3倍伸張メモリ11、VT/
VH分離メモリ14を制御するためのメモリ制御回路、
8aは輝度信号の遅延処理および走査線数変換を行うた
めの輝度信号走査線数変換メモリ、8bは色差信号の遅
延処理および走査線数変換を行うための色差信号走査線
数変換メモリであり、主画部と無画部を加算させる際に
位相を合わせるために垂直同期信号を90ライン分遅延
させ、走査線数を180本から240本に変換する。輝
度信号および色差信号の走査線数変換メモリ8a,8b
が特許請求の範囲にいう第1のメモリである。9,10
はクリアビジョン受信機等で使用されている飛び越し走
査信号から順次走査信号を作成する動き適応型の輝度信
号と色差信号の走査線補間回路、11はEDTV-2放
送の無画部に1/3に圧縮多重された垂直補強信号の3
倍伸張処理に用いる3倍伸張メモリで、この3倍伸張メ
モリ11が特許請求の範囲にいう第2のメモリである。
12はEDTV-2の垂直補強信号を3倍に伸張する3
倍伸張回路で、垂直補強信号を水平方向に伸張する。1
3は3倍に伸張されたVT/VH信号をフレーム差分を
用いて分離するVT/VH分離回路、14はVT/VH
分離を行うためのVT/VH分離メモリで、このVT/
VH分離メモリ14は特許請求の範囲にいう第3のメモ
リである。15はSSKF(Symmetric Short Kernl Fi
lters)を用いてVT信号を再生するVT再生回路、1
6は有効走査線数を360本から480本に変換する補
間処理回路、17は現ライン信号と補間ライン信号を倍
速の水平同期信号(31.5kHz)により交互に出力
しラインを間引きながら走査線240本を480本に変
換する倍速変換回路、18はVH信号を再生するVH再
生回路、19は加算器、20は輝度信号出力端子、2
0,21は色差信号出力端子である。上記した第1、第
2、第3のメモリの各々は、FIFO、SRAM、SD
RAM(シンクロナスDRAM)のいずれでもよい。
【0022】破線で囲んだ部分が走査線補間・垂直拡大
・VT/VH再生を行う走査線間処理回路25であり、
この走査線間処理回路25の初段に、第1のメモリであ
る輝度信号および色差信号の走査線数変換メモリ8a,
8bと、第2のメモリである3倍伸張メモリ11と、第
3のメモリであるVT/VH分離メモリ14とが設けら
れている。
【0023】以上のように構成された図1の映像信号処
理装置について、以下にその動作を説明する。
【0024】映像信号入力端子1に入力された映像信号
は、A/D変換器2に入力される。A/D変換器2の出
力は、3次元Y/C分離・HH再生回路3と無画部復調
回路4と識別制御信号処理回路5とマイコン23に入力
される。3次元Y/C分離・HH再生回路3と無画部復
調回路4の出力は無画部/主画部選択回路7に入力され
る。無画部/主画部選択回路7ではマイコン23からの
制御信号により上下無画部の期間は無画部復調回路4の
出力を選択し、主画部の期間は3次元Y/C分離・HH
再生回路3の出力を選択する。輝度信号走査線数変換メ
モリ8aには無画部/主画部選択回路7の出力が入力さ
れ、色差信号走査線数変換メモリ8bには色復調回路6
の出力が入力される。
【0025】ここで輝度信号走査線数変換メモリ8aと
3倍伸張メモリ11の動作の一例を図2、図3を用いて
説明する。なお、各メモリとしてSDRAMを用いた場
合を示す。
【0026】輝度信号走査線数変換メモリ8aも3倍伸
張メモリ11もマイコン23によりメモリ制御回路24
を介して制御される。マイコン23は、垂直のカウンタ
をもち、映像信号を入力して主画部と無画部とを判別す
る。すなわち、22ライン目、285ライン目を識別制
御信号と認識し、23〜52ライン目、233〜262
ライン目、286〜315ライン目、496〜525ラ
イン目を無画部と認識し、53〜232ライン目、31
6〜495ライン目を主画部と認識する。そのカウント
値に基づいて無画部/主画部選択回路7およびメモリ制
御回路24を制御する。図2の(a),(c)は走査線
数変換メモリ8aにおける動作を示している。図2
(a)の○印は主画部の1ライン分のデータ(輝度信
号)を表す。図2(c)のVパルスは垂直同期信号、W
Eはライトイネーブル信号、REはリードイネーブル信
号である。走査線数変換メモリ8aは主画部の始まりを
検出したタイミング(53ライン目、316ライン目)
から60ライン遅延して(113ライン目、376ライ
ン目より)、主画部につき、ライトイネーブル信号WE
のアクティブの期間において4ライン中3ラインを書き
込み、リードイネーブル信号REのアクティブの期間に
おいて4ライン中3ラインを読み出し、4ライン目はそ
の前のラインをホールドする。3ライン分を4ライン分
に変換することになるから、走査線数は180から24
0となる。図3の(a)の中央の信号は、180ライン
分の主画部と上下30ライン分ずつの無画部とをもちN
TSC信号に変調されて送信されてくるEDTV-2信
号を示す。このEDTV-2信号が図3(a)の右側に
示すように、輝度信号走査線数変換メモリ8aによって
60ライン遅延されるとともに、主画部を180ライン
から240ラインに垂直拡大している。色差信号走査線
数変換メモリ8bによる動作も同じである。240ライ
ンに拡大された主画部輝度信号は輝度信号の走査線補間
回路9に出力され、240ラインに拡大された主画部色
差信号は色差信号の走査線補間回路10に出力される。
【0027】図2の(b),(d)は3倍伸張メモリ1
1における動作を示している。図2(b)の□印は無画
部の1ライン分のデータ(VT/VH信号)を表す。無
画部につき、ライトイネーブル信号WEのアクティブの
期間(このとき主画部のラインはない)において1ライ
ンを3回繰り返して書き込むことにより、3倍に伸張
し、3倍伸張回路12は、リードイネーブル信号REの
アクティブの期間において4ライン中1ラインを読み出
し、3ラインをホールドする。本来であれば、1ライン
分を3ライン分に3倍に伸張し、走査線数30を90ラ
インとするのであるが、本実施の形態では初段で拡大処
理まで行い、1ライン分を4ライン分に変換することに
なるから、上部無画部、下部無画部ともその走査線数は
30から120となり、合計で240ラインとなる。つ
まり、図3(a)の左側に示すように、3倍伸張メモリ
11および3倍伸張回路12によって60ライン遅延さ
れるとともに、無画部を計60ラインから計240ライ
ンに垂直拡大している。
【0028】ここで、60ライン遅延させているのは、
同一フィールドで無画部に圧縮多重されているVT/V
H信号を主画部信号に付加可能とするためである。以上
の結果として、受信したEDTV-2信号から、60ラ
イン遅延した形で240ラインの主画部と無画部が作り
出される。
【0029】次に、走査線補間回路9,10の動作を図
4を用いて説明する。走査線補間回路9,10はそれぞ
れ、図4の(a)のようにラインメモリ26と加算器2
7と係数1/2の乗算器28とからなる。Rは現ライ
ン、Iは補間ラインを表す。
【0030】前述したように、主画部信号は4ラインに
3ラインという形で有効ラインが出力される。これによ
り、ライン補間を行う場合、メモリ制御を行う必要があ
る。図4の(b)に示すようにA点では4ラインに3ラ
インの形で主画部が送られてくる。ラインメモリ26は
VT/VH信号の部分では書き込み動作を行わず読み出
しも前のラインを2度読む形をとる。これにより1ライ
ン遅延した現ラインと補間ラインが生成される。このと
き現ラインと補間ラインともに4ラインに3ラインの有
効画素となる(1ラインはゴミ信号)。これによりR,
Iそれぞれにゴミラインを含めた240本のラインが出
力される(有効走査線は各180本ずつ)。つまり、合
計で480ラインとなる。走査線数変換メモリ8a,8
bから出力されるのが240ラインであるから、走査線
数は2倍となっている(240→480)。有効走査線
数も2倍となっている(180→360)。
【0031】VT/VH分離回路13では3倍に伸張さ
れたVT/VH信号をVT/VH分離メモリ14を利用
してフレーム差分を用いて分離し、垂直時間補強信号V
TはVT再生回路15へ送出され、垂直高域補強信号V
Hはライン補間により現ラインと補間ラインを生成して
補間処理回路16に送出される。VT再生回路15はS
SKF(Symmetric Short Kernl Filters)を用いて垂
直時間補強信号VTを再生する。
【0032】有効走査線数を360本から480本に変
換する補間処理回路16と現ライン信号と補間ライン信
号を倍速の水平同期信号により交互に出力する倍速変換
回路17の動作を図5を用いて説明する。
【0033】ここでは、現ライン、補間ラインを用いて
補間処理を行い有効ライン360本の信号を480本に
する。倍速水平同期信号の周期31.75μsは水平同
期信号の周期63.5μsの1/2となっている。ここ
で現ライン信号は○、補間ライン信号は△、最終出力は
太い○で表現する。小文字の数値はフィルタ係数であ
る。最終出力は現ラインaをそのまま出力する(=
a)。最終出力は現ラインaと補間ラインbを用いる
(=1/4・a+3/4・b)。最終出力は補間ラ
インbと現ラインcを用い(=1/2・b+1/2・
c)、最終出力は現ラインcと補間ラインdを用い
(=3/4・c+1/4・d)、最終出力は補間ラ
インdをそのまま出力する(=d)。最終出力は補
間ラインdと現ラインeを用い(=1/4・d+3/
4・e)、最終出力は現ラインeと補間ラインfを用
い(=1/2・e+1/2・f)、最終出力は補間
ラインfと現ラインgを用いて生成される(=3/4
・f+1/4・g)。係数制御は倍速水平同期信号で8
ライン周期で行われることが分かる。補間された輝度信
号は加算器19においてVH再生回路18からの垂直高
域補強信号VHを加算される。このようにして有効走査
線数が360本から480本に補間された輝度信号は出
力端子20から出力され、色差信号は出力端子21,2
2から出力される。
【0034】従来の映像信号処理装置にあっては、走査
線補間、垂直拡大、動き検出、90ライン遅延、3倍伸
張、VT/VH分離に合計12Mビットのメモリを用い
ていた。それは各ブロックにメモリを分散させていたこ
とにもよる。本実施の形態1の場合には、走査線間処理
回路25の初段にまとめて第1ないし第3のメモリすな
わち走査線数変換メモリ8a,8bと3倍伸張メモリ1
1とVT/VH分離メモリ14とを配置したので、8M
ビットにすることができ、メモリ容量の大幅な削減が可
能となった。なお、メモリを削減するために、初段でゴ
ミラインを挿入し、180ラインから240ラインに拡
大している。また、従来では90ライン遅延も3倍伸張
メモリでしか行っていなかったが、本実施の形態1の場
合には本線系(補強信号以外の信号線)も初段で遅延す
るようにし、このとき180から240ラインに拡大す
るために60ラインの遅延としている。
【0035】従来の映像信号処理装置にあっては、NT
SCとEDTV-2とで垂直同期信号を切り換えて、本
線系と補強信号の遅延を調整していたが、本実施の形態
1の場合は初段で本線系の信号も補強信号と同様の遅延
(ともに60ライン遅延)をもたせるため、垂直同期信
号の切り換えを行う必要がなく、同期が安定する。
【0036】従来、EDTV-2とNTSCの切り換わ
りでは、垂直同期信号の位置を切り換えることでEDT
V-2の主画部と無画部の遅延差を吸収していたが、図
3(a),(b)から分かるように、映像を表示させる
垂直の位置は主画部、無画部ともにEDTV-2信号の
初めから90H遅延した位置からである。無画部は23
ライン目から始まり、30ライン分の幅をもつ。主画部
は53ライン目から始まり、180ライン分の幅をも
つ。そして、無画部も主画部も、53ライン目から60
ライン後に表示を開始している。つまり、EDTV-2
信号の初めからであれば、30H+60H=90Hの遅
延となっている。NTSC信号は23ライン目から始ま
り、240ライン分の幅をもつ。NTSC信号は23ラ
イン目から90ライン後に表示を開始している。つま
り、NTSC信号の場合は垂直同期信号を単純に90H
遅延させている。以上のことから、垂直同期信号を映像
信号の初めから90H移動させておくことにより、ED
TV-2、NTSCどちらの信号を受信しても、垂直同
期信号はそのままの位置とした状態で各画像を表示する
ことができる。 これにより、垂直同期信号を切り換え
ることなくNTSCとEDTV-2をデコードすること
ができ、方式の違う映像信号に切り換えられたときに同
期乱れによる画質低下をもたらすことなく、安定したシ
ステムを得ることができる。
【0037】さらに、従来では各ブロックにメモリをも
たせていたためにメモリとブロックとの間の信号数が多
かったが、本実施の形態1にあってはメモリを初段にま
とめることにより信号数を減らすことができ、端子数を
削減できるとともに、高速クロックを用いることが可能
となる。
【0038】したがって、全体として構造の簡素化を図
り、コストダウンを図ることができる。
【0039】〔実施の形態2〕図6は実施の形態2に係
る映像信号処理装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【0040】図6において、31はNTSCかEDTV
-2かを判別し第1のメモリないし第3のメモリすなわ
ち走査線数変換メモリ8a,8bと3倍伸張メモリ11
とVT/VH分離メモリ14を制御するメモリ制御回路
である。その他の構成は実施の形態1(図1)と同様で
あるので、対応する部分に同一符号を付すにとどめ、説
明を省略する。
【0041】以上のように構成された図6の映像信号処
理装置について、以下にその動作を説明する。基本的に
は実施の形態1の場合の動作と同様である。
【0042】メモリ制御回路31は識別制御信号処理回
路5のEDTV-2と判別できるフラグを読み取り、E
DTV-2信号のときとNTSC信号のときとで、輝度
信号走査線数変換メモリ8a、色差信号走査線数変換メ
モリ8b、3倍伸張メモリ11およびVT/VH分離メ
モリ14に対するメモリ制御を切り換える。EDTV-
2の場合は実施の形態1で述べたように図3(a)に示
すような制御を行い、NTSCの場合は図3(b)に示
すようにNTSC信号の初めから90ライン遅延させる
制御を行う。これは、遅延開始を、53ライン目より3
0ライン前の23ライン目より行うことで対応してい
る。実施の形態1の場合と同様に、垂直同期信号を映像
信号の初めから90H移動させておくことにより、ED
TV-2、NTSCどちらの信号を受信しても、垂直同
期信号はそのままの位置とした状態で各画像を表示する
ことができる。これにより、垂直同期信号を切り換える
ことなくNTSCとEDTV-2をデコードすることが
でき、方式の違う映像信号に切り換えられたときに同期
乱れによる画質低下をもたらすことなく、安定したシス
テムを得ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明の映像信号処理装置
によれば、走査線数変換を行うためのメモリと、EDT
V-2の垂直補強信号VT/VHの復調・再生を行うた
めのメモリを走査線間処理回路の初段に配置することに
より、所要メモリ容量を削減することができ、大幅なコ
ストダウンを図ることができる。
【0044】また、本発明の映像信号処理装置によれ
ば、走査線数変換を行うためのメモリと、EDTV-2
の垂直補強信号VT/VHの復調・再生を行うためのメ
モリを走査線間処理回路の初段に配置し、垂直同期信号
をEDTV-2とNTSCで切り換えることなくそれぞ
れのメモリ制御を行うことにより、方式の違うEDTV
-2とNTSCの切り換えを、同期乱れによる画質低下
を招くことなく、スムーズに行え、安定したシステムを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る映像信号処理装置
の電気的構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1における走査線数変換メモリと3
倍伸張メモリの動作説明図
【図3】実施の形態1における走査線数変換メモリと3
倍伸張メモリの動作説明図
【図4】実施の形態1における走査線補間回路の動作説
明図
【図5】実施の形態1における補間処理回路と倍速変換
回路の動作説明図
【図6】本発明の実施の形態2に係る映像信号処理装置
の電気的構成を示すブロック図
【図7】EDTV-2放送とNTSC放送を識別するた
めの識別制御信号の説明図
【図8】従来のEDTV-2受信機の電気的構成を示す
ブロック図
【図9】無画部信号を伸張する動作の説明図
【符号の説明】
1・・・映像信号入力端子 2・・・A/D変換器 3・・・3次元Y/C分離・HH再生回路 4・・・無画部復調回路 5・・・識別制御信号処理回路 6・・・色復調回路 7・・・無画部/主画部選択回路 8a・・輝度信号走査線数変換メモリ 8b・・色差信号走査線数変換メモリ 9・・・輝度信号走査線補間回路 10・・・色差信号走査線補間回路 11・・・3倍伸張メモリ 12・・・3倍伸張回路 13・・・VT/VH分離回路 14・・・VT/VH分離メモリ 15・・・VT再生回路 16・・・補間処理回路 17・・・倍速変換回路 18・・・VH再生回路 19・・・加算器 20・・・輝度信号出力端子 21・・・色差信号出力端子 22・・・色差信号出力端子 23・・・マイコン 24・・・メモリ制御回路 25・・・走査線間処理回路 31・・・メモリ制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EDTV-2放送とNTSC放送をとも
    に受信可能で、走査線補間、垂直拡大、垂直補強信号V
    T/VHの再生を行う走査線間処理回路を備えた映像信
    号処理装置において、 走査線数変換を行うためのメモリと、EDTV-2の垂
    直補強信号VT/VHの復調・再生を行うためのメモリ
    を前記走査線間処理回路の初段に配置することにより、
    所要メモリ容量を削減したことを特徴とする映像信号処
    理装置。
  2. 【請求項2】 EDTV-2放送とNTSC放送をとも
    に受信可能で、走査線補間、垂直拡大、垂直補強信号V
    T/VHの再生を行う走査線間処理回路を備えた映像信
    号処理装置において、 走査線数変換を行うためのメモリと、EDTV-2の垂
    直補強信号VT/VHの復調・再生を行うためのメモリ
    を前記走査線間処理回路の初段に配置し、垂直同期信号
    をEDTV-2とNTSCで切り換えることなくそれぞ
    れのメモリ制御を行うことによりEDTV-2とNTS
    Cの切り換えをスムーズに行うようにしたことを特徴と
    する映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 走査線数を180本から240本に変換
    するとともに映像信号を遅延するための第1のメモリ
    と、 前記第1のメモリに接続され、順次走査変換を行うため
    の補間ラインを生成し、走査線数を240本から480
    本に有効走査線数を180本から360本にそれぞれ変
    換する走査線補間回路と、 EDTV-2放送の無画部に圧縮多重されたEDTV-2
    の垂直補強信号VT/VHの3倍伸張処理を行うための
    第2のメモリと、 前記第2のメモリに接続され、垂直補強信号VT/VH
    を3倍に伸張する3倍伸張回路と、 前記3倍伸張回路に接続され、垂直補強信号VT/VH
    を垂直時間補強信号VTと垂直高域補強信号VH(垂直
    解像度補強信号VH′)とに分離するVT/VH分離回
    路と、 前記VT/VH分離回路に接続され、垂直補強信号VT
    /VHを分離するための第3のメモリと、 前記第1、第2および第3のメモリの制御を行うメモリ
    制御回路と、 送られてくる映像信号がEDTV-2かNTSCかの判
    別信号を前記メモリ制御回路に出力するマイコンと、 前記走査線補間回路と前記VT/VH分離回路に接続さ
    れ、垂直補強信号VT/VHのうちの垂直時間補強信号
    VTの再生を行うVT再生回路と、 前記走査線補間回路の出力と前記VT/VH分離回路の
    出力と前記VT再生回路の出力の有効走査線数を360
    本から480本に変換する補間処理回路と、 前記3つの出力の順次走査変換を行う倍速変換回路と、 垂直補強信号VT/VHのうちの垂直高域補強信号VH
    の再生を行うVH再生回路とを備え、 前記第1のメモリと第2のメモリと第3のメモリとを走
    査線間処理回路の初段に配置したことを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 525本/フレームの水平走査期間のう
    ち、22番目および285番目の水平走査期間に多重さ
    れたEDTV-2識別制御信号を検出・復調する識別制
    御信号処理回路と、 走査線数を180本から240本に変換するとともに映
    像信号を遅延するための第1のメモリと、 前記第1のメモリに接続され、順次走査変換を行うため
    の補間ラインを生成し、走査線数を240本から480
    本に有効走査線数を180本から360本にそれぞれ変
    換する走査線補間回路と、 EDTV-2放送の無画部に圧縮多重されたEDTV-2
    の垂直補強信号VT/VHの3倍伸張処理を行うための
    第2のメモリと、 前記第2のメモリに接続され、垂直補強信号VT/VH
    を3倍に伸張する3倍伸張回路と、 前記3倍伸張回路に接続され、垂直補強信号VT/VH
    を垂直時間補強信号VTと垂直高域補強信号VH(垂直
    解像度補強信号VH′)とに分離するVT/VH分離回
    路と、 前記VT/VH分離回路に接続され、垂直補強信号VT
    /VHを分離するための第3のメモリと、 前記識別制御信号処理回路のEDTV-2識別制御信号
    により送られてくる映像信号がEDTV-2かNTSC
    かの判別を行い、その判別結果に従って前記第1、第2
    および第3のメモリの制御を行い、その際に垂直同期信
    号をEDTV-2とNTSCで切り換えることなくそれ
    ぞれのメモリ制御を行うメモリ制御回路と、 前記EDTV-2かNTSCかの判別信号に基づいて前
    記第1のメモリへの入力を制御するマイコンと、 前記走査線補間回路と前記VT/VH分離回路に接続さ
    れ、垂直補強信号VT/VHのうちの垂直時間補強信号
    VTの再生を行うVT再生回路と、 前記走査線補間回路の出力と前記VT/VH分離回路の
    出力と前記VT再生回路の出力の有効走査線数を360
    本から480本に変換する補間処理回路と、 前記3つの出力の順次走査変換を行う倍速変換回路と、 垂直補強信号VT/VHのうちの垂直高域補強信号VH
    の再生を行うVH再生回路とを備え、 前記第1のメモリと第2のメモリと第3のメモリとを走
    査線間処理回路の初段に配置したことを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の映像信号処理装置。
JP9325950A 1997-11-27 1997-11-27 映像信号処理装置 Pending JPH11164266A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100409682C (zh) * 2004-04-23 2008-08-06 三洋电机株式会社 图像信号处理电路、图像显示装置和显示器驱动装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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