JPH11163919A - 電子メール装置 - Google Patents

電子メール装置

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Publication number
JPH11163919A
JPH11163919A JP32276797A JP32276797A JPH11163919A JP H11163919 A JPH11163919 A JP H11163919A JP 32276797 A JP32276797 A JP 32276797A JP 32276797 A JP32276797 A JP 32276797A JP H11163919 A JPH11163919 A JP H11163919A
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JP
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Pending
Application number
JP32276797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotake Ichikawa
博丈 市川
Takahiro Maeno
隆宏 前野
Kinya Asano
欽也 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP32276797A priority Critical patent/JPH11163919A/ja
Publication of JPH11163919A publication Critical patent/JPH11163919A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが移動しても、移動先の電子メール装
置に電子メールをトラフィックを増やすことなく転送す
ることができる電子メール装置を提供する。 【解決手段】 電子メールユーザ毎にその移動先と転送
時間の情報からなる移動スケジュールを登録する手段
と、移動スケジュールに基づいて、受信した電子メール
を移動先の電子メール装置に転送する手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを利
用した電子メール装置に関し、特に、その電子メールの
転送に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の電子メール装置による電子
メールの送受信を示す図である。図において、200
a,200b,200cはネットワーク、201はイン
ターネットなどのWAN、202aは送信者側のメーラ
(メールリーダ)、202bは受信者側のメーラ、20
2cは受信者が移動先で使用するメーラ、203aはメ
ーラ202aのメールサーバ、203bはメーラ202
bのメールサーバ、203cは移動先で使用するメーラ
202cのメールサーバ、205a,205b,205
cはネットワーク200a,200b,200cとWA
N201とを接続するルータである。また、図7の矢印
[21]〜[24]は、電子メールの流れを示している。
【0003】次に、従来例の電子メール転送動作につい
て説明する。まず、メーラ202aを使用しているユー
ザA(userA@osaka.co.jp )から、メーラ202bを使
用しているユーザB(userB@tokyo.co.jp )へ送信され
る電子メールは、メールサーバ203aからルータ20
5a、WAN201、ルータ205bを介してメールサ
ーバ203bに一旦スプールされ(図7の[21])、メー
ラ202bを使用するユーザB(userB@tokyo.co.jp )
の要求によって読み出される(図7の[22])。そして、
メールサーバ203bは、ユーザB(userB@tokyo.co.j
p )により電子メールが読み出されると、その読み出さ
れたメールが既に読まれたことを記録する。
【0004】ここで、ユーザBが、userB@tokyo.co.jp
宛のメールを読み出すためには、メールサーバ203b
に接続しなければならない。したがって、ユーザBが、
メールサーバ203bに接続することができないか、又
は接続することが許されていないネットワーク上に移動
したときには、ユーザBは、userB@tokyo.co.jp 宛のメ
ールを読み出すことができない。
【0005】そこで、従来では、ユーザBが、メールサ
ーバ203bに接続することができないか、又は接続す
ることが許されていないネットワーク上に移動したとき
には、メールサーバ203bに対して、ユーザB(user
B@tokyo.co.jp )宛の電子メールを、ユーザBが移動先
のネットワーク上で与えられた宛先(userB@hokkaido.c
o.jp)に転送するように設定し、移動先のネットワーク
で接続可能なメールサーバ203cへ電子メールを転送
する(図7の[23])ことにより、ユーザBがメールサー
バ203bにスプールされたユーザB(userB@tokyo.c
o.jp )宛の電子メールを読み出す(図7の[24])よう
になっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子メール装置では、ユーザBが通常使用しているメー
ルサーバ203bへの接続が許されていないネットワー
クヘ移動する場合、移動する前に、予めメールサーバ2
03bに、移動先で使用する宛先に転送するように設定
しなければならない。つまり、移動先を変更する場合
は、その都度、メールサーバ203bの転送先の設定を
行なわなければならないことになる。
【0007】したがって、ユーザBが、メールサーバ2
03bに接続可能なネットワークに戻ることなく、移動
を繰り返す場合には、転送先の設定を行うことができ
ず、電子メールの転送を行うことができないという問題
点があった。また、予定されている移動先すべてに、us
erB@tokyo.co.jp 宛のメールを転送することにより、全
ての移動先で電子メールを読むことは可能であるが、無
駄なトラフィックを増加させてしまうという問題点があ
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子メール
装置は、電子メールユーザ毎にその移動先と転送時間の
情報からなる移動スケジュールを登録する手段と、移動
スケジュールに基づいて、受信した電子メールを移動先
の電子メール装置に転送する手段とを備えるものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は実施の形態
1の電子メール装置による電子メールの送受信を示す図
である。図において、100a,100b,100c,
100dはネットワーク、101はインターネットなど
のWAN、102aは送信者側のメーラ(メールリー
ダ)、102bは受信者側のメーラ、102c,102
dは受信者が移動先で使用するメーラ、103aはメー
ラ102aのメールサーバ、103bはメーラ102b
のメールサーバ、103c,103dはそれぞれ移動先
で使用するメーラ102c,102dのメールサーバ、
104a,104b,104c,104dは、ユーザの
移動スケジュールと電子メールの転送先を記録している
データベース、105a,105b,105c,105
dはルータである。また、図1の矢印[11]〜[16]は電子
メールの流れを示している。
【0010】また、図1では、メーラ102aを使用し
ているユーザA(userA@osaka.co.jp )が、メーラ10
2bを使用しているユーザB(userB@tokyo.co.jp )に
電子メールを送信することを示している。また、ユーザ
Bは、メールサーバ103bが保持するデータベース1
04bに、移動スケジュールを登録しておく。以下の表
1に、ユーザBによって、メールサーバ103bが保持
するデータベース104bに設定された移動スケジュー
ルを示す。
【0011】
【表1】
【0012】また、移動スケジュールは、各ユーザごと
にエントリされ、ユーザBのエントリには、転送開始時
刻、転送終了時刻、及び転送先が保持されている。転送
先アドレスは複数箇所指定することも可能である。
【0013】また、移動時間にマージンを持たせること
も許されており、つまり、ある時刻にどちらの場所にい
るか未定の場合は、転送開始時刻と転送終了時刻の設定
を2つの場所で、重ねて設定しておいてもよい。表1に
示した例では、1997年3月10日の19:00から
20:00に受信した電子メールは、userB@hokkaido.c
o.jpとuserB@okinawa.co.jp のユーザB宛に転送され
る。
【0014】また、電子メールは、メールサーバ103
aからルータ105a,105bを経由して、メールサ
ーバ103bに送信され(図1の[11])、メーラ102
bを使用するユーザB(userB@tokyo.co.jp )の要求に
よって読み出される(図1の[12])。また、メールサー
バ103bは、データベース104bを参照して、ユー
ザBが設定した移動スケジュール表に従い、メールサー
バ103cや103dに電子メールを転送し(図1の[1
3],[15] )、ユーザBがメールサーバ103bにスプー
ルされたユーザB(userB@tokyo.co.jp )宛の電子メー
ルを移動先で読み出す(図1の[14],[16] )。
【0015】また、メールサーバは、既に到着している
未読の電子メールに関して、転送開始時刻に発生するタ
イマー割込みによって、転送先アドレスに転送を行な
う。ここで、未読の電子メールとは、メールサーバ10
3bに接続したメーラによって読み出されていないもの
と、他のメールサーバに転送されていない電子メールの
ことである。
【0016】次に、この実施の形態の動作について説明
する。図2はこの実施の形態の電子メール受信時の動作
を示すフローチャート、図3はこの実施の形態の転送開
始時刻になったときの動作を示すフローチャートであ
り、図1で示したような通常はメールサーバ103b上
のメールアドレス(userB@tokyo.co.jp )を使用してい
るユーザBが、データベース104bの移動スケジュー
ルに従って、電子メールを移動先に転送する動作を示し
ている。
【0017】まず、メールサーバ103bにユーザB宛
の電子メールが到着した時の動作について説明する。ま
ず、ユーザB宛の電子メールを受信し(S301)、受
信した電子メールをメールスプールに保持する(S30
2)。そして、データベース104bの移動スケジュー
ル表を参照して、ユーザBのエントリがあるか否かを判
断し(S303)、S303で移動スケジュール表にユ
ーザBのエントリがないと判断されれば、転送動作をせ
ずに終了し、S303で移動スケジュール表にユーザB
のエントリがあると判断されれば、ユーザBのエントリ
を一行ずつ読み出す(S304)。
【0018】そして、現時刻が、読み込んだエントリの
転送開始時刻から転送終了時刻の間か否かを判断し(S
305)、S305で読み込んだエントリの転送開始時
刻から転送終了時刻の間であると判断されれば、読み込
んだエントリの転送先のアドレスにメールを転送し(S
306)、ユーザBのエントリの末尾か否かを判断する
(S307)。
【0019】また、S305で読み込んだエントリの転
送開始時刻から転送終了時刻の間でないと判断されれ
ば、転送終了時刻を経過しているか否かを判断し(S3
16)、S316で転送終了時刻を経過していると判断
されれば、そのエントリを削除し(S317)、ユーザ
Bのエントリの末尾か否かを判断し(S307)、S3
16で転送終了時刻を経過していないと判断されれば、
ユーザBのエントリの末尾か否かを判断する(S30
7)。
【0020】そして、S307でエントリの末尾でない
と判断されれば、S304に戻り、S307でエントリ
の末尾であると判断されれば、S302で保持している
電子メールのうち、S306で転送した電子メールに既
読の記録をつけ(又はユーザの設定によって廃棄しても
よい)(S308)、処理を終了する。
【0021】また、メールサーバは、ユーザによって、
エントリに新たな移動スケジュールがセットされた場合
に、そのエントリの転送開始時刻にタイマー割込みがセ
ットされるようになっており、ユーザごとに、移動スケ
ジュールのエントリの転送開始時刻にはタイマー割り込
みが発生するようになっている。次に、タイマー割り込
みが発生した、すなわちユーザBのエントリの転送開始
時刻になったときの動作について説明する。
【0022】まず、タイマー割り込み待ちをしている状
態となっており(S401)、S401でユーザBのエ
ントリによるタイマー割り込みが発生すると、メールス
プールに保持している電子メールに未読のものがあるか
否かを判断し(S402)、S402で未読の電子メー
ルがないと判断されれば、処理を終了し、S402で未
読の電子メールがあると判断されれば、ユーザBのエン
トリを一行ずつ読み出す(S403)。
【0023】そして、現時刻が、読み込んだエントリの
転送開始時刻から転送終了時刻の間か否かを判断し(S
404)、S404で読み込んだエントリの転送開始時
刻から転送終了時刻の間であると判断されれば、読み込
んだエントリの転送先のアドレスにメールを転送し(S
405)、ユーザBのエントリの末尾か否かを判断する
(S406)。
【0024】また、S404で読み込んだエントリの転
送開始時刻から転送終了時刻の間でないと判断されれ
ば、転送終了時刻を経過しているか否かを判断し(S4
15)、S415で転送終了時刻を経過していると判断
されれば、そのエントリを削除し(S416)、ユーザ
Bのエントリの末尾か否かを判断し(S406)、S4
15で転送終了時刻を経過していないと判断されれば、
ユーザBのエントリの末尾か否かを判断する(S40
6)。
【0025】そして、S406でエントリの末尾でない
と判断されれば、S403に戻り、S406でエントリ
の末尾であると判断されれば、メールスプールに保持し
ている電子メールのうち、S405で転送した電子メー
ルに既読の記録をつけ(又はユーザの設定によって廃棄
してもよい)(S407)、処理を終了する。
【0026】この実施の形態では、予め移動スケジュー
ルと移動先の電子メールアドレスがわかっている場合、
メールサーバに移動スケジュールを管理させることによ
って、移動先のメールサーバに電子メールを転送するこ
とができるので、移動先から通常使っているメールサー
バに直接接続できない場合でも、移動先のメールサーバ
に接続することによって、電子メールを読むことが可能
となる。また、移動先すべてに電子メールを転送するこ
となく、移動先に電子メールを転送することができるの
で、無駄なトラフィックを低減することができ、また、
転送開始時刻にタイマー割込みを受け、まだ読み出され
ていない電子メールを移動先に転送することによって、
メールの読み残しを低減することが可能となる。
【0027】実施の形態2.この実施の形態は、実施の
形態1において、電子メールの転送を行うメールサーバ
が、転送先のメールサーバに対して、電子メールがどこ
から転送されてきたかを知らせるために、転送する電子
メールのヘッダに、自分のアドレスを埋め込み、また、
転送した電子メールのMessage-IDと転送先を記録し、そ
して、転送先のメールサーバで電子メールが読み出され
たら、転送された電子メールのヘッダに書かれたアドレ
スに既読通知を送信するようにし、転送先での未読、既
読の管理を行うようにしたものであり、電子メール装置
の構成及びメールサーバが保持するデータベースに設定
された移動スケジュールの内容は実施の形態1と同様で
ある。また、この実施の形態での、未読の電子メールと
は、メールサーバ103bに接続したメーラによって読
み出されていないものと、転送先のメールサーバから既
読通知を受けていない電子メールのことである。
【0028】次に、この実施の形態の動作について説明
する。図4はこの実施の形態の電子メール受信時の動作
を示すフローチャート、図5はこの実施の形態の転送開
始時刻になったときの動作を示すフローチャートであ
り、図1で示したような通常はメールサーバ103b上
のメールアドレス(userB@tokyo.co.jp )を使用してい
るユーザBが、データベース104bの移動スケジュー
ルに従って、電子メールを移動先に転送する動作を示し
ている。
【0029】まず、メールサーバ103bにユーザB宛
の電子メールが到着した時の動作について説明する。ま
ず、ユーザB宛の電子メールを受信し(S501)、受
信した電子メールをメールスプールに保持する(S50
2)。そして、データベース104bの移動スケジュー
ル表を参照して、ユーザBのエントリがあるか否かを判
断し(S503)、S503で移動スケジュール表にユ
ーザBのエントリがないと判断されれば、転送動作をせ
ずに終了し、S503で移動スケジュール表にユーザB
のエントリがあると判断されれば、ユーザBのエントリ
を一行ずつ読み出す(S504)。
【0030】そして、現時刻が、読み込んだエントリの
転送開始時刻から転送終了時刻の間か否かを判断し(S
505)、S505で読み込んだエントリの転送開始時
刻から転送終了時刻の間であると判断されれば、読み込
んだエントリの転送先のアドレスにメールを転送し(S
506)、転送した電子メールのMessage-IDと転送先を
記録し(S507)、ユーザBのエントリの末尾か否か
を判断する(S308)。
【0031】また、S505で読み込んだエントリの転
送開始時刻から転送終了時刻の間でないと判断されれ
ば、転送終了時刻を経過しているか否かを判断し(S5
16)、S516で転送終了時刻を経過していると判断
されれば、そのエントリを削除し(S517)、ユーザ
Bのエントリの末尾か否かを判断し(S508)、S5
16で転送終了時刻を経過していないと判断されれば、
ユーザBのエントリの末尾か否かを判断する(S50
8)。そして、S508でエントリの末尾でないと判断
されれば、S504に戻り、S507でエントリの末尾
であると判断されれば、処理を終了する。
【0032】また、メールサーバは、ユーザによって、
エントリに新たな移動スケジュールがセットされた場合
に、そのエントリの転送開始時刻にタイマー割込みがセ
ットされるようになっており、ユーザごとに、移動スケ
ジュールのエントリの転送開始時刻にはタイマー割り込
みが発生するようになっている。次に、タイマー割り込
みが発生した、すなわちユーザBのエントリの転送開始
時刻になったときの動作について説明する。
【0033】まず、タイマー割り込み待ちをしている状
態となっており(S601)、S601でユーザBのエ
ントリによるタイマー割り込みが発生すると、メールス
プールに保持している電子メールに未読のものがあるか
否かを判断し(S602)、S602で未読の電子メー
ルがないと判断されれば、処理を終了し、S602で未
読の電子メールがあると判断されれば、ユーザBのエン
トリを一行ずつ読み出す(S603)。
【0034】そして、現時刻が、読み込んだエントリの
転送開始時刻から転送終了時刻の間か否かを判断し(S
604)、S604で読み込んだエントリの転送開始時
刻から転送終了時刻の間であると判断されれば、読み込
んだエントリの転送先のアドレスにメールを転送し(S
605)、転送した電子メールのMessage-IDと転送先を
記録し(S606)、ユーザBのエントリの末尾か否か
を判断する(S607)。
【0035】また、S604で読み込んだエントリの転
送開始時刻から転送終了時刻の間でないと判断されれ
ば、転送終了時刻を経過しているか否かを判断し(S6
15)、S615で転送終了時刻を経過していると判断
されれば、そのエントリを削除し(S616)、ユーザ
Bのエントリの末尾か否かを判断し(S607)、S6
15で転送終了時刻を経過していないと判断されれば、
ユーザBのエントリの末尾か否かを判断する(S60
7)。そして、S607でエントリの末尾でないと判断
されれば、S603に戻り、S607でエントリの末尾
であると判断されれば、処理を終了する。
【0036】ここで、Message-IDは、一般の電子メール
に付加される送信者のメッセージIDであり、転送され
た場合も継承されるものである。また、複数箇所に転送
された電子メールは、同一のMessage-IDを持っている。
以下の表2に、メールサーバ内に記録された転送記録表
を示す。
【0037】
【表2】
【0038】次に、この実施の形態の電子メールの転送
及び転送先での処理の流れについて説明する。図6は、
この実施の形態の電子メールの転送及び転送先での処理
流れを説明するための説明図であり、ここでは簡単のた
め、2つの電子メールのMessage-IDには、それぞれ1,
2を使っている。
【0039】まず、1997年3月10日の10:00
に、メールサーバ103bにユーザB宛でMessage-ID=
1の電子メールが到着し(S701)、メールサーバ1
03bは、移動スケジュール表に従って、その電子メー
ルをメールサーバ103cに転送し(S702)、メー
ルサーバ103bは、転送記録表に、転送したMessage-
IDと転送先を記録する(S703)。
【0040】そして、メールサーバ103cからMessag
e-ID=1の電子メールがユーザBにより読み出され(S
704)、メールサーバ103cは、Message-ID=1が
読み出されたことを、メールサーバ103bに通知する
(S705)。そして、メールサーバ103cは、保持
しているMessage-ID=1の電子メールに既読の記録をつ
ける(又はユーザの設定により廃棄してもよい)(S7
06)。
【0041】そして、既読通知を受信したメールサーバ
103bは、Message-ID=1の電子メールに既読の記録
をつけ、転送記録表を参照して、既読通知の送信元を除
いたMessage-ID=1の転送先のメールサーバに既読通知
を送信する(この例では、既読通知の送信元以外に転送
していないので何もしない)(S707)。
【0042】そして、1997年3月10日の15:0
0に、メールサーバ103bにユーザB宛でMessage-ID
=2の電子メールが到着し(S708)、メールサーバ
103bは、移動スケジュール表に従って、その電子メ
ールをメールサーバ103cに転送し(S709)、メ
ールサーバ103bは、転送記録表に、転送したMessag
e-IDと転送先を記録する(S710)。
【0043】そして、メールサーバ103bは、199
7年3月10日の19:00の転送開始時間を知らせる
タイマー割込みを受信し、保持している電子メールのう
ち未読のもの(すなわち、Message-ID=2の電子メール
は、メールサーバ103cから既読通知を受け取ってい
ないので、Message-ID=2の電子メールは未読の電子メ
ールとなる)を、移動スケジュール表に従って、メール
サーバ103dに転送する(S711)。
【0044】なお、このとき(1997年3月10日の
19:00)の転送先としては、メールサーバ103c
及びメールサーバ103dであるが、Message-ID=2の
電子メールは、メールサーバ103cへ、1997年3
月10日の15:00N転送されているので、ここで
は、メールサーバ103dへの転送のみとなる。そし
て、メールサーバ103bは、転送記録表に、転送した
Message-IDと転送先を記録する(S712)。
【0045】そして、メールサーバ103dからMessag
e-ID=2の電子メールがユーザBにより読み出され(S
713)、メールサーバ103dは、Message-ID=2が
読み出されたことを、メールサーバ103bに通知する
(S714)。そして、メールサーバ103dは、保持
しているMessage-ID=2の電子メールに既読の記録をつ
ける(又はユーザの設定により廃棄してもよい)(S7
15)。
【0046】そして、既読通知を受信したメールサーバ
103bは、Message-ID=2の電子メールに既読の記録
をつけ、転送記録表を参照して、既読通知の送信元を除
いたMessage-ID=2の転送先のメールサーバを検索し
(S716)、S716で検索されたメールサーバ10
3cにMessage-ID=2の電子メールの既読通知を送信し
(S717)、メールサーバ103cは、保持している
Message-ID=2の電子メールに既読の記録をつける(又は
ユーザの設定により廃棄してもよい)。
【0047】この実施の形態では、メールサーバは、移
動スケジュールに従って転送した電子メールが既に読み
出されたかどうかを管理することができるので、既に読
み出された電子メールを別の移動先に再送することがな
くなり、また、ユーザは同じメールを読むことがなくな
り、また、既読通知を受信したメールサーバは、スプー
ルにある電子メールに既読記録をつけるだけでなく、転
送先では既読メールを破棄する設定にしておけば、ディ
スク容量を低減することが可能となる。さらに、既読メ
ールを再送する必要がなくなるので、無駄なトラフィッ
クを低減することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電子メ
ールユーザ毎にその移動先と転送時間の情報からなる移
動スケジュールを登録し、移動スケジュールに基づい
て、受信した電子メールを移動先の電子メール装置に転
送するようにしたので、移動先から通常使っている電子
メール装置に直接接続できない場合でも、移動先の電子
メール装置に接続することによって、電子メールを読む
ことができ、ある一つの電子メール装置から、移動先す
べてに電子メールを転送することなく、移動先に電子メ
ールを転送することができるので、無駄なトラフイック
を抑制することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の電子メール装置による電子メー
ルの送受信を示す図である。
【図2】実施の形態1の電子メール受信時の動作を示す
フローチャートである。
【図3】実施の形態1の転送開始時刻になったときの動
作を示すフローチャートである。
【図4】実施の形態2の電子メール受信時の動作を示す
フローチャートである。
【図5】実施の形態2の転送開始時刻になったときの動
作を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態2の電子メールの転送及び転送先で
の処理流れを説明するための説明図である。
【図7】従来の電子メール装置による電子メールの送受
信を示す図である。
【符号の説明】
100a,100b,100c,100d ネットワー
ク 101 WAN 102a,102b,102c,102d メーラ 103a,103b,103c,103d メールサー
バ 104a,104b,104c,104d データベー
ス 105a,205b,205c ルータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メールユーザ毎にその移動先と転送
    時間の情報からなる移動スケジュールを登録する手段
    と、 前記移動スケジュールに基づいて、受信した電子メール
    を移動先の電子メール装置に転送する手段とを備えるこ
    とを特徴とする電子メール装置。
  2. 【請求項2】 電子メールを転送するとき、その電子メ
    ールに転送元の情報を付加する手段を備えることを特徴
    とする請求項1記載の電子メール装置。
  3. 【請求項3】 他の電子メール装置から転送されてきた
    電子メールが、その電子メールユーザにより読まれたと
    き、その電子メールに付加された転送元に、その電子メ
    ールに対する既読通知を送信する手段を備えることを特
    徴とする請求項2記載の電子メール装置。
  4. 【請求項4】 他の電子メール装置からの既読通知を受
    信すると、その既読通知に対応する電子メールを既読状
    態にすると共に、その電子メールを複数の電子メール装
    置に転送していたとき、前記既読通知を送信した電子メ
    ール装置以外の電子メール装置にその電子メールに対す
    る既読通知を送信する手段を備えることを特徴とする請
    求項3記載の電子メール装置。
JP32276797A 1997-11-25 1997-11-25 電子メール装置 Pending JPH11163919A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012530984A (ja) * 2009-06-23 2012-12-06 ドイチェ テレコム アーゲー 複数の受信機に電子ショートメッセージを送信するための方法

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