JPH11162559A - スライド嵌合型コネクタ - Google Patents

スライド嵌合型コネクタ

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JPH11162559A
JPH11162559A JP32826397A JP32826397A JPH11162559A JP H11162559 A JPH11162559 A JP H11162559A JP 32826397 A JP32826397 A JP 32826397A JP 32826397 A JP32826397 A JP 32826397A JP H11162559 A JPH11162559 A JP H11162559A
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利文 松浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レバー等の破損を防止して常に安定した状態
で両コネクタハウジング同士の嵌合を確実に行うことが
できるスライド嵌合型コネクタを提供する。 【解決手段】 雌,雄両コネクタハウジング20,40
の一方のコネクタハウジング40にスライド部材30を
往復スライド移動自在に設け、スライド部材30に該ス
ライド部材30の往復動により回動するレバー50の基
端部51を支軸35を介して回動自在に支持し、レバー
50の中途部側を一方のコネクタハウジング40の作用
点部41に連係し、両コネクタハウジング20,40を
嵌合させる際にレバー50の先端部側を他方のコネクタ
ハウジング20の係合部24に係合自在にしたスライド
嵌合型コネクタ10であって、一方のコネクタハウジン
グ40にスライド部材30を摺動自在に外装し、スライ
ド部材30の先端側に一方のコネクタハウジング40を
嵌合前に内包する延長部34を突設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多極の雌,雄両コ
ネクタハウジングの嵌合方向にスライド部材をスライド
移動させ、該スライド部材の小さな操作力で回動するレ
バーのてこ作用により両コネクタハウジング同士を容易
に嵌脱させるようにしたスライド嵌合型コネクタに関す
る。
【0002】
【先行技術】この種のてこ作用を利用したスライド嵌合
型コネクタを、本出願人は特願平9−216718号に
おいて出願した。これを、図8〜図11によって、簡単
に説明すると、スライド嵌合型コネクタ1の一方のコネ
クタハウジングを成す雄型のコネクタハウジング2に
は、スライド部材3を往復スライド移動自在に設けてあ
る。このスライド部材3には該スライド部材3の往復動
により回動するレバー4の基端部4aを支軸5を介して
回動自在に支持してある。このレバー4の中途部の長孔
4bは雄型のコネクタハウジング2の作用点部としての
支持ピン6に連係されている。また、雄型のコネクタハ
ウジング2と他方のコネクタハウジングを成す雌型のコ
ネクタハウジング7とを嵌脱させるために、レバー4の
先端部4c,4dを雌型のコネクタハウジング7の一対
の係合部8,9に係合、離反自在にしてある。
【0003】そして、スライド部材3の往動時に、レバ
ー4の先端部4cが雌型のコネクタハウジング7の一方
の係合部8に係合して該雌型のコネクタハウジング7に
雄型のコネクタハウジング2が引き込まれて両コネクタ
ハウジング2,7相互が嵌合されると共に、該スライド
部材3の復動時に、レバー4の先端部4dが雌型のコネ
クタハウジング7の他方の係合部9に係合して両コネク
タハウジング2,7相互が離脱されるようになってい
る。即ち、図9〜図11に示すように、スライド部材3
を往動方向(嵌合方向)に押圧操作して順次押し込んで
行くと、上記レバー4のてこ作用(レバー4の基端部4
aの支軸5を力点、雄型のコネクタハウジング2の支持
ピン6を作用点、レバー4の先端部4cを支点とするて
こ作用)により、雌型のコネクタハウジング7のフード
部7a内に雄型のコネクタハウジング2が引き込まれて
両コネクタハウジング2,7相互が嵌合される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記先行技術のスライ
ド嵌合型コネクタ1では、図8に示すように、両コネク
タハウジング2,7の嵌合前において、雄型のコネクタ
ハウジング2がスライド部材3の先端よりも飛び出した
位置にセットされていたため、雄型のコネクタハウジン
グ2に何らかの外的負荷力等が加わると、雄型のコネク
タハウジング2がスライド部材3の中に移動してしま
い、一度雄型のコネクタハウジング2を正規の位置に戻
してから雌型のコネクタハウジグ7との嵌合作業をしな
いと、レバー4や雄型のコネクタハウジング2が破損等
する虞があった。
【0005】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、レバー等の破損を防止して常
に安定した状態で両コネクタハウジング同士の嵌合を確
実に行うことができるスライド嵌合型コネクタを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、雌,
雄両コネクタハウジングの一方のコネクタハウジングに
スライド部材を往復スライド移動自在に設け、このスラ
イド部材に該スライド部材の往復動により回動するレバ
ーの基端部を力点用の支軸を介して回動自在に支持し、
このレバーの中途部側を前記一方のコネクタハウジング
の作用点部に連係させると共に、前記両コネクタハウジ
ングを嵌合させる際に該レバーの先端部側を他方のコネ
クタハウジングの係合部に係合自在にしたスライド嵌合
型コネクタであって、前記一方のコネクタハウジングに
前記スライド部材を摺動自在に外装すると共に、該スラ
イド部材の先端側に前記一方のコネクタハウジングを内
包する延長部を突設したことを特徴とする。
【0007】このスライド嵌合型コネクタでは、嵌合前
の正規の位置において、スライド部材の延長部により一
方のコネクタハウジングが内包されて外側に突出するこ
とがないので、一方のコネクタハウジングが外的負荷力
等から保護されてレバー等が破損することがない。これ
により、レバーのてこ作用の機能が損なわれることな
く、常に安定した状態で両コネクタハウジング同士の嵌
合が確実に行われる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載のスライ
ド嵌合型コネクタであって、前記スライド部材の延長部
の先端にテーパ面を形成したことを特徴とする。
【0009】このスライド嵌合型コネクタでは、スライ
ド部材の延長部の先端のテーパ面が一方のコネクタハウ
ジングを他方のコネクタハウジングに嵌合する際のガイ
ドとなり、両コネクタハウジング同士の嵌合作業性が向
上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の一実施形態のスライド嵌合
型コネクタの嵌合開始直前の状態を示す断面図、図2は
同スライド嵌合型コネクタの嵌合途中の状態を示す断面
図、図3は同スライド嵌合型コネクタの嵌合完了状態を
示す断面図である。
【0012】図1〜図3に示すように、スライド嵌合型
コネクタ10は、後壁21の凹部21aより四角筒状の
フード部22内に複数の雄端子26が突設されると共
に、該後壁21の背面側が基板(図示省略)に固定され
た合成樹脂製で雌型のコネクタハウジング(他方のコネ
クタハウジング)20と、この雌型のコネクタハウジン
グ20のフード部22内に往復スライド移動自在に遊嵌
される合成樹脂製で四角筒状のスライドカバー(スライ
ド部材)30と、このスライドカバー30内に往復スラ
イド移動自在に支持された合成樹脂製の直方体状の雄型
のコネクタハウジング(一方のコネクタハウジング)4
0と、上記スライドカバー30の後述する上,下壁3
2,33間に配設されて該スライドカバー30の往復ス
ライド移動により揺動(回動)し、てこ作用により固定
側の雌型のコネクタハウジング20に可動側の雄型のコ
ネクタハウジング40を嵌合させる合成樹脂製のレバー
50とで構成されている。
【0013】図1〜図3に示すように、雌型のコネクタ
ハウジング20のフード部22の上壁22aの内面側に
は、前端から後壁21の凹部21aに連なる溝状の凹部
(レバー案内部)23を形成してある。また、雌型のコ
ネクタハウジング20のフード部22の下壁22bの内
面前側には、リブ(係合部)24を一体突出形成してあ
る。このリブ24の後面上端にはレバー50の先端部側
が摺動する突起25を一体突出形成してある。この突起
25は、スライドカバー30の往動スライド操作により
雌型のコネクタハウジング20に雄型のコネクタハウジ
ング40を引き込んで両コネクタハウジング20,40
相互を嵌合させる際に、レバー50の先端部側が摺動自
在に当接して該レバー50の支点となるものである。さ
らに、雌型のコネクタハウジング20の後壁21の後述
するスライドカバー30の各延長部34に対向する位置
には、正面コ字状の挿通孔21bを形成してある。
【0014】図1〜図7に示すように、スライドカバー
30は合成樹脂で四角筒状に形成してあり、雄型のコネ
クタハウジング40に対して摺動自在に外装されている
と共に、両コネクタハウジング20,40の嵌脱時に雌
型のコネクタハウジング20のフード部22内に摺動自
在になっている。この四角筒状のスライドカバー30の
外周面の前端側には環鍔状の操作部31を一体突出形成
してある。また、図7に示すように、スライドカバー3
0の両側壁には、上,下壁32,33の先端側より距離
L突出した正面コ字状の延長部34,34をそれぞれ一
体突出形成してあり、これら相対向する左右一対の延長
部34,34に図6に示す正規の位置にある雄型のコネ
クタハウジング40を内包するようになっている。さら
に、各延長部34の先端にはテーパ面34aを面取り形
成してある。
【0015】また、スライドカバー30の上,下壁3
2,33の相対向する位置にはスリット32a及びレバ
ー案内凹部33aをそれぞれ形成してあり、上壁32の
スリット32a内にレバー50の基端部51を力点用の
支軸35を介して回動自在に支持してあると共に、下壁
33のレバー案内凹部33a内にはレバー50の先端側
を挿入、離反自在にしてある。さらに、上壁32のスリ
ット32aの相対向する内面の前側には、レバー50の
基端部51側に設けられた後述する仮固定手段53が一
時的に係止される溝部(係合部)36を凹状に形成して
ある。
【0016】図1〜図6に示すように、雄型のコネクタ
ハウジング40は合成樹脂により略直方体状に形成して
あり、その前後面間にかけて複数の端子収容室(図示省
略)をそれぞれ形成してある。この各端子収容室には、
両コネクタハウジング20,40の嵌合時に、雌型のコ
ネクタハウジング20の各雄端子26と電気的に接続さ
れて両コネクタハウジング20,40相互の電気的導通
が図られる図示しない雌端子が収容してある。この各雌
端子には図示しないワイヤハーネスを接続してある。ま
た、雄型のコネクタハウジング40の一側面40aの前
下側には、直方体状のガイド部(作用点部)41を一体
突出形成してある。このガイド部41の後面41aの上
部には、レバー50の中途部側が摺動してレバー50の
作用点となる円弧状の突起41bを一体突出形成してあ
る。
【0017】さらに、雄型のコネクタハウジング40の
一側面40aの後側には、レバー50の先端部側の後述
する摺接部56が当接摺動する略直方体状のレバー押出
部42を一体突出形成してある。このレバー押出部42
は、レバー50の摺接部56が摺動する前面(案内面)
42aと、この前面42aの上側に連続して形成されて
レバー50を正規の位置に導くテーパ面(規制面)42
bとを備えている。即ち、図5に示すように、レバー5
0の先端部側の摺接部56がレバー押出部42の前面4
2aに押圧摺動した時にレバー50の仮止め状態が解除
されるようになっていると共に、図6に示すように、ス
ライドカバー30と雄型のコネクタハウジング40との
完全装着時に、レバー押出部42のテーパ面42bを介
してレバー50が正規の位置(回動初期位置)に導かれ
るようになっている。
【0018】図1〜図6に示すように、レバー50は合
成樹脂により略矩形板状に形成してあり、その円弧状の
基端部51の中央に枢支穴(係合部)52を形成してあ
る。この枢支穴52にスライドカバー30の上壁32の
スリット32a内に突出した支軸35を嵌め込むことに
より、レバー50の基端部51を回動自在に支持してあ
る。また、レバー50の両側面の枢支穴52の近傍に
は、スライドカバー30の溝部36に仮止めされる水平
円柱状の仮固定突起(仮固定手段)53を一体突出形成
してある。
【0019】さらに、レバー50の前面(一面)54は
その中途部から先端部にかけてテーパ面状になってい
て、該前面54が雄型コネクタハウジング40のガイド
部41の円弧状の突起41bに摺接自在になっている。
また、レバー50の後面(他面)55の上側が雄型コネ
クタハウジング40のレバー押出部42のテーパ面42
bに当接自在になっている。そして、レバー50の後面
55の先端には略三角柱状の摺接部56を一体突出形成
してあり、図5に示すように、該摺接部56が雄型のコ
ネクタハウジング40のレバー押出部42の前面42a
の下側まで押圧摺動した時に上記レバー50の仮止め状
態が解除されるようになっている。さらに、スライドカ
バー30の往復動スライド操作により雌型のコネクタハ
ウジング20と雄型のコネクタハウジング40とを相互
に嵌合させる際に、レバー50の摺接部56寄りの後面
55が雌型のコネクタハウジング20のリブ24に突設
したレバー支点用の突起25に摺動するようになってい
る。
【0020】以上実施形態のスライド嵌合型コネクタ1
0によれば、図1に示すように、雌型のコネクタハウジ
ング20と雄型の各コネクタハウジング40の嵌合開始
直前において、レバー50はスライドカバー30の支軸
35に回動自在に支持されて雄型のコネクタハウジング
40のガイド部41の突起41bとレバー押出部42の
テーパ面42b間にて傾斜した状態(回動初期位置の状
態)になっている。この状態は、図4〜図6に示すよう
にして組み付けられる。即ち、図4に示すように、スラ
イドカバー30にはレバー50のみが一定の角度を保っ
た状態でセットされている。このレバー50はスライド
カバー30の上壁32の溝部36と該溝部36に仮止め
された仮固定突起53により斜めの状態で仮固定されて
いて、下方に垂れ下がることがない。この状態からスラ
イドカバー30内に雄型のコネクタハウジング40を押
圧挿入すると、レバー50の先端側の摺接部56が雄型
のコネクタハウジング40のレバー押出部42の前面4
2aに当接する。
【0021】そして、この雄型のコネクタハウジング4
0を更にスライドカバー30内に押圧挿入すると、図5
に示すように、レバー50の仮固定突起53がスライド
カバー30の上壁32の溝部36から外れてその仮固定
状態が解除される。この仮固定状態が解除されたレバー
50は雄型のコネクタハウジング40のレバー押出部4
2の前面42aにより更に押されることによって回転
し、図6に示すように、上記レバー50の前,後面5
4,55が雄型のコネクタハウジング40のガイド部4
1の突起41bとレバー押出部42のテーパ面42b当
たった所の正規の位置(回動初期位置)で止まる。この
ように、レバー50に仮固定突起53を設けたことによ
り、レバー50が自重で下向きになることがなく、レバ
ー50を持ち上げる等のレバー50の操作工程が不要と
なり、スライドカバー30と雄型のコネクタハウジング
40との組み付け作業性が向上する。
【0022】このようにして組み付けられた雄型のコネ
クタハウジング40を左右一対の延長部34,34を介
して内包したスライドカバー30の先端側を、図1に示
すように、固定側の雌型のコネクタハウジング20のフ
ード部22内に挿入して仮嵌合させた後、該スライドカ
バー30を両コネクタハウジング20,40の嵌合方向
に押圧操作して押し込むと、図2に示すように、レバー
50の後面55の先端側が雌型のコネクタハウジング2
0のフード部22内のリブ24のレバー支点用の突起2
5に接してレバー50が回転し始める。そして、図3に
示すように、スライドカバー30を嵌合方向にさらに押
圧操作して押し込むと、レバー50のてこ作用(レバー
50の基端部51を回動自在に支持する支軸35を力
点、雄型のコネクタハウジング40のガイド部41の突
起41bを作用点、雌型のコネクタハウジング20のリ
ブ24の突起25を支点とするてこ作用)により、雌型
のコネクタハウジング20のフード部22内に雄型の各
コネクタハウジング40が引き込まれて両コネクタハウ
ジング20,40相互が嵌合する。
【0023】このように、スライドカバー30を嵌合方
向に小さな操作力によりスライド操作するだけで、両コ
ネクタハウジング20,40相互の嵌合作業を容易に行
うことができる。特に、スライドカバー30の往復動に
より回動するレバー50の支点となる突起25を雌型の
コネクタハウジング20のリブ24に突設したので、レ
バー50に対する支点の移動を防止することができる。
これにより、スライドカバー30の小さな操作力による
レバー50のてこ作用を十分に発揮することができ、ス
ライドカバー30の低操作力の効果を減少させることな
く両コネクタハウジング20,40同士をスムーズかつ
確実に嵌合することができる。
【0024】また、両コネクタハウジング20,40の
嵌合前において、正規の位置にある雄型のコネクタハウ
ジング40がスライドカバー30の左右一対の延長部3
4,34間に内包されて外側に突出することがないの
で、雄型のコネクタハウジング40に外的負荷力等が加
わることがない。これにより、嵌合前において、雄型の
コネクタハウジング40がスライドカバー30内を移動
することがなく、該雄型のコネクタハウジング40やレ
バー50の破損を確実に防止することができる。これに
より、レバー50のてこ作用の機能(小操作力による嵌
合機能)が損なわれることなく、常に安定した状態で両
コネクタハウジング20,40同士の嵌合を容易かつ確
実に行うことができる。さらに、スライドカバー30の
各延長部34の先端のテーパ面34aを、雄型のコネク
タハウジング40を嵌合相手の雌型のコネクタハウジン
グ20に嵌合する際のガイドとすることができるため、
両コネクタハウジング20,40同士の嵌合作業性を向
上させることができる。
【0025】尚、前記実施形態によれば、雄型のコネク
タハウジングに設けられる作用点部をガイド部とした
が、支持ピン等で構成してもよい。また、レバー及び雄
型のコネクタハウジングを1つずつ設けたが、2つ以上
設けてもよい。さらに、レバーを雄型のコネクタハウジ
ング側に設けたが、レバーを雌型のコネクタハウジング
側に設けてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、両コネクタハウジングの嵌合前の正規の位置に
おいて、スライド部材の延長部により一方のコネクタハ
ウジングが内包されて外側に突出することがないので、
一方のコネクタハウジングを外的負荷力等から保護する
ことができてレバー等の破損等を確実に防止することが
できる。これにより、レバーのてこ作用の機能が損なわ
れることなく、常に安定した状態で両コネクタハウジン
グ同士の嵌合を容易、かつ確実に行うことができる。
【0027】請求項2の発明によれば、スライド部材の
延長部の先端のテーパ面を、一方のコネクタハウジング
を他方のコネクタハウジングに嵌合する際のガイドとす
ることができるため、両コネクタハウジング同士の嵌合
作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のスライド嵌合型コネクタ
の嵌合開始直前の状態を示す断面図である。
【図2】上記スライド嵌合型コネクタの嵌合途中の状態
を示す断面図である。
【図3】上記スライド嵌合型コネクタの嵌合完了状態を
示す断面図である。
【図4】上記スライド嵌合型コネクタの雄コネクタハウ
ジングとレバーを仮止めしたスライド部材の装着前の状
態を示す断面図である。
【図5】上記雄コネクタハウジングとスライド部材の装
着途中の状態を示す断面図である。
【図6】上記雄コネクタハウジングとスライド部材の装
着完了時の状態を示す断面図である。
【図7】上記雄コネクタハウジングを内包するスライド
部材の斜視図である。
【図8】先行技術のスライド嵌合型コネクタの嵌合前の
状態を示す断面図である。
【図9】上記先行技術のスライド嵌合型コネクタの嵌合
開始時の状態を示す断面図である。
【図10】上記先行技術のスライド嵌合型コネクタの嵌
合途中の状態を示す断面図である。
【図11】上記先行技術のスライド嵌合型コネクタの嵌
合完了時の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 スライド嵌合型コネクタ 20 雌型のコネクタハウジング(他方のコネクタハウ
ジング) 24 リブ(係合部) 30 スライドカバー(スライド部材) 34 延長部 34a テーパ面 35 支軸 40 雄型のコネクタハウジング(一方のコネクタハウ
ジング) 41 ガイド部(作用点部) 50 レバー 51 基端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌,雄両コネクタハウジングの一方のコ
    ネクタハウジングにスライド部材を往復スライド移動自
    在に設け、このスライド部材に該スライド部材の往復動
    により回動するレバーの基端部を力点用の支軸を介して
    回動自在に支持し、このレバーの中途部側を前記一方の
    コネクタハウジングの作用点部に連係させると共に、前
    記両コネクタハウジングを嵌合させる際に該レバーの先
    端部側を他方のコネクタハウジングの係合部に係合自在
    にしたスライド嵌合型コネクタであって、 前記一方のコネクタハウジングに前記スライド部材を摺
    動自在に外装すると共に、該スライド部材の先端側に前
    記一方のコネクタハウジングを内包する延長部を突設し
    たことを特徴とするスライド嵌合型コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスライド嵌合型コネクタ
    であって、 前記スライド部材の延長部の先端にテーパ面を形成した
    ことを特徴とするスライド嵌合型コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6213793B1 (en) * 1998-03-10 2001-04-10 Yazaki Corporation Connector

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US6213793B1 (en) * 1998-03-10 2001-04-10 Yazaki Corporation Connector

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