JPH11162039A - Vtr駆動系安定化装置 - Google Patents

Vtr駆動系安定化装置

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JPH11162039A
JPH11162039A JP9326270A JP32627097A JPH11162039A JP H11162039 A JPH11162039 A JP H11162039A JP 9326270 A JP9326270 A JP 9326270A JP 32627097 A JP32627097 A JP 32627097A JP H11162039 A JPH11162039 A JP H11162039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive system
temperature
drum
vtr
stabilizing device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9326270A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Motohara
邦夫 本原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH11162039A publication Critical patent/JPH11162039A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結露を未然に防止する。 【解決手段】 回転ドラムの周辺に温度センサ22を配
置する。メイン・プレート26に固定される下部ドラム
の下側に、発熱体20と、上側ドラム10と連動するフ
ァン24とを設ける。温度センサ22により15゜C未
満であれば、発熱体20に電流を流してドラム周辺を2
5度C以上にする。カセット取り出し直後で温度が低下
している場合にも、発熱体20に電流を流して25度C
以上にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VTR駆動系安定
化装置に関し、より具体的には、ヘリカルスキャン方式
の映像記録再生装置に使用されるような回転ドラムの回
転を安定化するVTR駆動系安定化装置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、ヘリカル・スキャン方式の映像記
録再生装置で使用される回転ドラムは、筐体のメインプ
レートに固定される下部ドラムと、下部ドラムに支えら
れて所定の速度で回転する上部ドラムとからなり、その
回転ドラムの外周に沿ってほぼ等間隔に複数の磁気ヘッ
ドが配置されている。その磁気ヘッドが、回転ドラムに
巻き付けられてた状態で走行する磁気テープと接触し
て、信号を磁気テープに記録し、磁気テープに記録され
る信号を再生する。磁気テープは、規格で定められた一
定の速度で走行するように制御される。
【0003】通常、結露による短絡及び磁気テープの張
り付き等を防ぐため、回転ドラムの周囲の湿気を検知す
る湿度センサを用いた結露検知システムを搭載するビデ
オカセット・レコーダもある。結露が湿度センサーによ
り検知されると、ユーザに警告すると共に、磁気テープ
を外部に自動的に排出する。
【0004】結露検出の精度向上と結露を未然に防止す
る手段として、温度センサと湿度センサを組み合わせる
構成(特開平6−180890号公報)、及び複数の温
度センサを用いる構成(特開平5−250757号公
報)が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例では、
次のような欠点がある。即ち、湿度センサを具備する構
成では、結露の発生を検知できても、結露を未然に防止
することはできず、従って、結露状態が自然に解消され
るのをただ待つのみであり、時間がかかってしまう。複
数の温度センサを設ける構成や、湿度センサと温度セン
サを組み合わせて使用する構成では、検出制御回路構成
が複雑になる。従来例では、低温での動作補償を行って
いないので、回転ドラムの回転開始から回転が安定する
までに非常に多くの電力を消費すると共に、著しい低温
下では起動不良等の問題が発生していた。
【0006】本発明は、このような問題点を解決し、単
一の温度センサを用いた単純な構成により結露を未然に
防止し、もって回転ドラムの回転を安定化するVTR駆
動系安定化装置を提示することを目的とする。
【0007】本発明はまた、小型化及び低価格化の容易
なVTR駆動系安定化装置を提示することを目的とす
る。
【0008】本発明は更に、低温下及び高温下でも有効
に機能するVTR駆動系安定化装置を提示することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るVTR駆動
系安定化装置は、VTR駆動系の周辺温度を検知する温
度検出手段と、当該VTR駆動系を加熱する加熱手段
と、当該温度検出手段により検出された温度に応じて当
該加熱手段を制御する制御手段とを具備することを特徴
とする。これにより、単一の温度検出手段で、結露の発
生可能性、即ち、低温又は急激な温度低下を判定できる
とともに、加熱手段を使用して結露を未然に防止でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例における回転ド
ラム部の側面図を示す。10は上部ドラム、12はドラ
ム回転軸、14は下部ドラム、16はビデオヘッド(回
転ヘッド)、18は軸受け、20は発熱体、22は温度
センサ、24は上部ドラム10に連動するドラム内蔵フ
ァン、26は回転ドラムを支持するシャーシとなるメイ
ンプレートである。
【0012】図2は、上部ドラム10、下部ドラム1
2、ドラム内蔵ファン24を分解した状態の側面図を示
す。下部ドラム14はメインプレート26に固定され
る。ドラム内蔵ファン24は、下部ドラム14の内側又
は直下で、回転体である上部ドラム10に結合されてい
る。
【0013】図3は、本実施例の概略構成ブロック図を
示す。30は電子ビュー・ファインダ(EVF)、32
は記録再生部、34はカメラ部、36はモニタ部、38
は電源ブロック、40は、電源ブロック38からEVF
30、記録再生部32、カメラ部34及びモニタ部36
への電源供給を個別に制御するマイクロコンピュータで
ある。マイクロコンピュータ40はまた、詳細は後述す
るが、温度センサ22の出力に従い発熱体20への電流
供給も制御する。
【0014】図4は、低温時の動作補償とカセット取り
出し前後の温度変化を検出し、結露を防止する本実施例
の動作フローチャートを示す。図4を参照して、本実施
例の動作を説明する。。
【0015】電源投入によりマイクロコンピュータ40
は初期化される(S1)。ユーザの指示が終了かどうか
が判別され(S2)、終了以外では、カメラ電源投入及
びVTR再生等の個別の動作モードが判別され、それぞ
れに応じた動作が開始される(S3)。
【0016】温度センサ22によって検出されたドラム
周辺温度がマイクロコンピュータ40のメモリAに保存
される(S4)。温度が15度未満の場合(S5)、電
子ビューファインダ(EVF)30上に低温警告を表示
し、発熱体20に電流を供給し(S7)、25度以上に
なるまで回転ドラムを加熱する(S8)。当初の温度が
15度以上の場合には(S5)、低温警告を表示せず
に、25度以上になるまで回転ドラムを加熱する(S
7,S8)。ドラム周辺温度が25度以上になると(S
8)、通常動作に移行する(S9)。
【0017】通常動作の下で、カセット取り出し操作
(S10)、動作モードの切り替え(S14,S15)
及び終了の指示(S16)を監視する。
【0018】カセット取り出しの指示に対し(S1
0)、テープ・カセットを排出し(S11)、温度セン
サ22によりドラム周辺温度を検出し、検出された温度
をメモリBに格納する(S12)。メモリA,Bを比較
し、温度が低くなっていたら(即ち、B<A)(S1
3)、結露発生の可能性をEVF30に表示して、カセ
ットの挿入を警告し(S6)、発熱体20を先と同様に
動作させる(S7)。温度が低くなっていなければ(S
13)、動作モードの変更指示の有無を調べる(S1
4)。
【0019】動作モード変更の指示があれば(S1
3)、指示に応じてモードを移行し(S15)、S4以
降を繰り返す。
【0020】終了の指示に対しては(S16)、所定の
終了作業を実行する。
【0021】なお、ファン24は発熱体20の発熱に応
じて作動させてもよいが、発熱体20が発熱するときの
み作動させても良い。ファン24は、駆動系周辺部の温
度分布を均一にする働きをする。
【0022】以上のように、駆動系の周辺温度を検知
し、発熱体を適切に作動させることで、駆動系周辺部の
温度を最適に保つことができると共に、結露を未然に防
止できる。
【0023】図5は本発明の第2実施例の回転ドラム周
辺の側面図を示し、図6は、その動作フローチャートを
示す。
【0024】50は上部ドラム、52はドラム回転軸、
54は下部ドラム、56はビデオヘッド(回転ヘッ
ド)、58は軸受け、60は発熱体、62は温度セン
サ、64は上部ドラム50に連動するファン、66は回
転ドラムを支持するシャーシとなるメインプレート、6
8は、上部ドラム50を回転するドラム・モータの電源
基板である。この実施例では、電源基板68は、回転ド
ラムの近傍でメインプレート66に接触して配置されて
おり、発熱体60の補助熱源として機能する。ファン6
4は回転ドラムの横に配置されており、ドラム・モータ
又はその他のモータに回転される。
【0025】電子ビュー・ファインダ(EVF)、記録
再生部、カメラ部、モニタ部及び発熱体60への電源制
御系は、図3と同じである。
【0026】電源投入により、マイクロコンピュータ4
0と同様のマイクロコンピュータは初期化され、EVF
に電源を投入する(S21)。例えば、メモリA,Bは
ゼロ・クリアされる。ユーザの指示が終了かどうかが判
別され(S22)、終了以外では、カメラ電源投入及び
VTR再生等の個別の動作モードが判別され、それぞれ
に応じた動作が開始される(S23)。
【0027】温度センサ62によって検出されたドラム
周辺温度がマイクロコンピュータ40と同様の機能のマ
イクロコンピュータのメモリBに保存される(S2
4)。急激な温度変化による結露を未然に防ぐため、二
つの異なる時間にメモリA,Bに格納された温度データ
を比較し(S25)、10度以上、温度が低下していれ
ば(S25)、現在の温度が15度以上か否かを調べ
(S26)、10度以上の温度低下でなければ(S2
5)、現状を、EVFに表示する(S27)。起動当初
では、メモリAはゼロであるので、現在の温度が15度
以上か否かを調べることになる(S26)。温度低下が
10度以上の場合(S25)、及び温度が15゜未満の
場合(S26)、電子ビューファインダ(EVF)上に
結露の可能性を警告し、発熱体20に電流を供給し(S
28)、20度以上になるまで回転ドラムを加熱する
(S29)。
【0028】当初の温度が15度以上の場合には(S2
6)、及び、発熱体20の加熱により温度が20度以上
になった場合(S29)、EVFに動作状態を表示し
て、通常の動作を実行する(S30)。メモリBのデー
タをメモリAに代入する(S31)。
【0029】通常動作の下で、カセット取り出し操作
(S32)、動作モードの切り替え(S34,S35)
及び終了の指示(S36)を監視する。カセット取り出
しの指示に対し(S32)、テープ・カセットを排出す
る(S33)。動作モード変更の指示があれば(S3
4)、指示に応じてモードを移行し(S35)、S24
以降を繰り返す。終了の指示に対しては(S36)、所
定の終了作業を実行する。
【0030】図6に示すフローチャートでは、駆動系の
時間的に前後する周辺温度データA,Bを比較し、急激
な温度低下があれば、保温回路を作動させて結露を未然
に防止する。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、低温時の起動不良を防止できる。
また、カセット取り出し動作を終了した時の温度を検出
し、以前の温度と比較して急激な温度変化の有無を逐次
調べることにより、結露を未然に防止できる。単一の温
度センサでよいので、小型、軽量及び低価格化が可能と
なった。
【0032】任意の異なる時間の温度差を検出し、一定
以上の温度低下に対して保温回路を作動させるので、結
露を未然に且つ効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のドラム周辺の側面図で
ある。
【図2】 本実施例の回転ドラムの分解側面図である。
【図3】 本実施例の電源制御系の概略構成ブロック図
である。
【図4】 図1に示す実施例の動作フローチャートであ
る。
【図5】 本発明の第2実施例のドラム周辺の側面図で
ある。
【図6】 第2実施例の動作フローチャートである。
【符号の説明】
10:上部ドラム 12:ドラム回転軸 14:下部ドラム 16:ビデオヘッド(回転ヘッド) 18:軸受け 20:発熱体 22:温度センサ 24:ドラム内蔵ファン 26:メインプレート 30:電子ビュー・ファインダ(EVF) 32:記録再生部 34:カメラ部 36:モニタ部 38:電源ブロック 40:マイクロコンピュータ 50:上部ドラム 52:ドラム回転軸 54:下部ドラム 56:ビデオヘッド(回転ヘッド) 58:軸受け 60:発熱体 62:温度センサ 64:ファン 66:メインプレート 68:電源基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VTR駆動系の周辺温度を検知する温度
    検出手段と、当該VTR駆動系を加熱する加熱手段と、
    当該温度検出手段により検出された温度に応じて当該加
    熱手段を制御する制御手段とを具備することを特徴とす
    るVTR駆動系安定化装置。
  2. 【請求項2】 更に、当該VTR駆動系の周辺の温度を
    均一化する送風手段を具備する請求項1に記載のVTR
    駆動系安定化装置。
  3. 【請求項3】 当該制御手段が、カセット取り出し命令
    の直後、及びカセット取り出し動作終了時の、当該温度
    検出手段の検出温度に応じて当該加熱手段を制御する請
    求項1に記載のVTR駆動系安定化装置。
  4. 【請求項4】 当該制御手段が、モード移行ごとの、当
    該温度検出手段の検出温度に応じて当該加熱手段を制御
    する請求項1に記載のVTR駆動系安定化装置。
  5. 【請求項5】 当該制御手段が、VTR起動動作時の、
    当該温度検出手段による検出温度に応じて当該加熱手段
    を制御する請求項1に記載のVTR駆動系安定化装置。
  6. 【請求項6】 モーター駆動系近傍に電源を配置したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のVTR駆動系安定化装
    置。
  7. 【請求項7】 発熱体とドラムの回転を利用したドラム
    内蔵ファンを具備することを特徴とするVTR駆動系安
    定化装置。
  8. 【請求項8】 当該ドラム内蔵ファンは上部ドラムと回
    転軸で接続されている請求項7に記載のVTR駆動系安
    定化装置。
JP9326270A 1997-11-27 1997-11-27 Vtr駆動系安定化装置 Withdrawn JPH11162039A (ja)

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JP9326270A JPH11162039A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 Vtr駆動系安定化装置

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JP9326270A JPH11162039A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 Vtr駆動系安定化装置

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JPH11162039A true JPH11162039A (ja) 1999-06-18

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JP (1) JPH11162039A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6771471B2 (en) * 2001-01-26 2004-08-03 Sony Corporation Rotary head drum apparatus and magnetic recording and playback apparatus
US10249344B2 (en) * 2017-03-31 2019-04-02 International Business Machines Corporation Tape drive corrosion protection

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201