JPH1116192A - 光ディスク装置の光学系 - Google Patents

光ディスク装置の光学系

Info

Publication number
JPH1116192A
JPH1116192A JP9170267A JP17026797A JPH1116192A JP H1116192 A JPH1116192 A JP H1116192A JP 9170267 A JP9170267 A JP 9170267A JP 17026797 A JP17026797 A JP 17026797A JP H1116192 A JPH1116192 A JP H1116192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical system
objective lens
lens
optical
deflecting means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9170267A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3656936B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Kase
俊之 加瀬
Hiroshi Nishikawa
博 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP17026797A priority Critical patent/JP3656936B2/ja
Priority to FR9808145A priority patent/FR2765380A1/fr
Priority to DE19828678A priority patent/DE19828678A1/de
Priority to GB9813892A priority patent/GB2327291B/en
Publication of JPH1116192A publication Critical patent/JPH1116192A/ja
Priority to FR0014953A priority patent/FR2800502A1/fr
Priority to US09/795,458 priority patent/US6529465B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3656936B2 publication Critical patent/JP3656936B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏向手段により反射されたレーザービームの
光量分布中心の対物レンズの光軸に対するずれをなくし
カップリング効率の低下の少ない光ディスク装置の光学
系を提供する。 【解決手段】本発明の光ディスク装置の光学系は、レー
ザー光源22から出射された光束を光ディスク21の半
径方向に移動させる回動可能の偏向手段23と、光ディ
スク21の情報記録面21aに光束を集光させる対物レ
ンズ26と、偏向手段23と対物レンズ26との間に配
置される結像光学系31と、偏向手段23と対物レンズ
26とを一体的に保持する光学系支持部材20とを備
え、結像光学系31は偏向手段23の回動中心O1と対
物レンズ26の主点S1とが互いに共役関係となるよう
にして光学系支持部材20に載置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光源から
出射されたレーザービーム(光束)を、コンパクトディ
スク、光磁気ディスク等の光ディスクの情報記録面に照
射して、その光ディスクに記録されている情報を再生
し、あるいは、その光ディスクの情報記録面に情報を記
録する光ディスク装置の光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5に示す光ディスク装置の
光学系が知られている。この光学系は、レーザー光源
1、偏向手段としてのガルバノミラー2、可動体として
の光ピックアップ3、受光部4を備えている。レーザー
光源1は、半導体レーザー5とコリメータレンズ6とビ
ーム整形プリズム7とビームスプリッタ8とから概略構
成されている。半導体レーザー5から出射されたレーザ
ービームはコリメータレンズ6により楕円形状の平行光
束Pとされ、ビーム整形プリズム7により円形の平行光
束に整形されてガルバノミラー2に導かれる。その平行
光束Pはガルバノミラー2により偏向されて光ピックア
ップ3に導かれる。
【0003】その光ピックアップ3は図示を略すガイド
部材に支持されて、円盤状記録媒体としての光ディスク
9の半径方向に往復動される。その光ピックアップ3
は、反射ミラー10と対物レンズ11とを備え、対物レ
ンズ11は光ディスク9の情報記録面9aに臨まされて
いる。反射ミラー10はガルバノミラー2により反射さ
れた平行光束Pを対物レンズ11に向けて反射する。そ
の平行光束Pは対物レンズ11により情報記録面9aに
収束されて、スポット光が情報記録面9aに形成され、
ガルバノミラー2をその回動中心O1を中心に回動させ
ることにより、そのスポット光が光ディスク9のトラッ
キング方向T(半径方向)に移動される。
【0004】光ディスク9の情報記録面9aから反射さ
れた反射光は対物レンズ11により集光され、再び元の
光路をたどってガルバノミラー2により反射され、ビー
ムスプリッタ8に導かれ、このビームスプリッタ8の反
射面8aにより受光部4に向けて偏向される。
【0005】受光部4は結像レンズ13、ビームスプリ
ッタ14、検出センサー15、16から概略構成され、
光ディスク9からの反射光は結像レンズ13を経由して
ビームスプリッタ14に導かれ、このビームスプリッタ
14の反射面14aにより一部は反射されて検出センサ
ー15に導かれ、一部はこの反射面14aを透過して検
出センサー16に導かれ、検出センサー15、16に結
像される。検出センサー15の受光出力は情報記録面9
aに記録された情報データの検出信号として用いられ、
検出センサー16の受光出力はトラッキングエラー、フ
ォーカシングエラーの検出信号として用いられ、これに
より情報記録面9aに記録された情報が検出されると共
に、対物レンズ11のトラッキング方向Tのずれ、対物
レンズ11の合焦ずれが検出され、例えば、平行光束P
がトラッキング方向Tに対してずれているときには、ガ
ルバノミラー2の回動角度を調節して、トラッキングず
れが生じないようにサーボ制御が行われるようになって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の光学系では、ガルバノミラー2を回動させて、その
平行光束Pの反射方向が符号P1からP2で示すように
変化すると、対物レンズ11の光軸O2に対して平行光
束Pの光量分布Q(図6参照)の中心Q1がずれ、口径
蝕によりいわゆるけられが生じて、対物レンズ11のカ
ップリング効率が低下すると同時に、強度分布が偏るた
め、トラッキングエラー信号にオフセットが生じてしま
うという不都合がある。また、ガルバノミラー2の回動
角度の誤差が情報記録面9a上でのトラッキング方向T
のずれとして現れるため、トラッキング方向Tの調整精
度も低下する。
【0007】対物レンズ11の光軸O2に対する光量分
布Qの中心Q1のずれ△は、対物レンズ11とガルバノ
ミラー1との距離が大きくなればなるほど大きくなる。
一般的に、対物レンズ11は半径方向に往復動される光
ピックアップ3に搭載されているが、ガルバノミラー2
をその光ピックアップ3に設けると、光ピックアップ3
が大型化しかつ重くなって、迅速に光ピックアップ3を
可動させることができなくなるため、通常、ガルバノミ
ラー2は装置本体に固定して配置される。このため、こ
の種のガルバノミラー2を用いた光ディスク装置では、
光ピックアップの可動範囲が制限されたり、生じたオフ
セットを補正する構成を別途設ける必要があった。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは、対物レンズのカップリ
ング効率の低下が少なく、かつ設計の自由度の大きい回
動可能な偏向手段を適用可能な光ディスク装置の光学系
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の光ディスク装置の光学系は、上記課題を解決するた
め、レーザー光源から出射された光束を光ディスクの半
径方向に移動させる回動可能の偏向手段と、前記光ディ
スクの情報記録面に前記光束を集光させる対物レンズ
と、前記偏向手段と前記対物レンズとの間に配置される
結像光学系と、前記偏向手段と前記対物レンズとを一体
的に保持する光学系支持部材とを備え、前記結像光学系
は前記偏向手段の回動中心と前記対物レンズの主点とが
互いに共役関係となるようにして前記光学系支持部材に
載置されている。
【0010】本発明の請求項2に記載の光ディスク装置
の光学系は、前記レーザー光源は平行光束を出射し、前
記結像光学系は一対のリレーレンズで構成され、前記偏
向手段により偏向された平行光束が前記リレーレンズを
介して前記対物レンズに該対物レンズの平行光束として
入射される。
【0011】本発明の請求項3に記載の光ディスク装置
の光学系は、前記結像光学系が、前記レーザー光源の波
長変動に伴う前記対物レンズの色収差を補正するための
色収差補正レンズとなっている。
【0012】本発明の請求項4に記載の光ディスク装置
の光学系は、前記偏向手段が反射鏡からなっている。
【0013】本発明の請求項5に記載の光ディスク装置
の光学系は、前記結像光学系の像倍率が略1である。
【0014】
【発明の実施の形態】
【0015】
【発明の実施の形態1】図1(a)において、20は光
学系支持部材、21は回転する光ディスク、21aはそ
の情報記録面で、光ディスク21はここでは光磁気ディ
スクである。光学系支持部材20は、レーザー光源2
2、回動可能な偏向手段としてのガルバノミラー23、
受光部24、反射ミラー25、対物レンズ26を担持し
ている。レーザー光源22は、半導体レーザー27とコ
リメータレンズ28とビーム整形プリズム29とビーム
スプリッタ30とから概略構成されている。半導体レー
ザー27から出射されたレーザービームはコリメータレ
ンズ28により楕円形状の平行光束Pとされ、ビーム整
形プリズム29により円形の平行光束に整形されてガル
バノミラー23に導かれる。その平行光束Pはガルバノ
ミラー23により反射ミラー25の側に向けて反射され
る。そのガルバノミラー23はレーザー光源22から出
射された平行光束Pを光ディスク21のトラッキング方
向Tに移動させる役割を果たす。
【0016】光学系支持部材20には対物レンズ26を
担持する先端部近傍に図示を略す翼部材が設けられ、光
ディスク21の回転に基づく空気の流動を利用して、光
学系支持部材20の先端部20aを所定距離浮上させ、
対物レンズ26と情報記録面21aとの距離が所定距離
L’(図1(b)参照)に維持されることにより、対物
レンズ26は情報記録面21aに近接して臨まされ、か
つ、情報記録面21aに対して所定距離L’を維持しつ
つ半径方向R(トラッキング方向T)に往復動されるよ
うになっている。
【0017】この対物レンズ26は前側主点S1と後側
主点S2とを有し、ガルバノミラー23により反射され
た平行光束Pを情報記録面21aに収束させて、この情
報記録面21aにスポット光を形成する役割を果たす。
その対物レンズ26からガルバノミラー23までの距離
Lは一定、すなわち、ガルバノミラー23の回動中心O
1から対物レンズ26の前側主点S1までの距離Lは一
定とされている。
【0018】光学系支持部材20には、ガルバノミラー
23の回動中心O1と対物レンズ26との間に、結像光
学系としてのイメージレンズ31が設けられている。こ
のイメージレンズ31により回動中心O1と前側主点S
1とが共役関係になるようにされている。このイメージ
レンズ31はガルバノミラー23の回動中心O1部分の
像を前側主点S1を含む前側主平面S1’に形成する。
ガルバノミラー23に入射した平行光束Pはそのイメー
ジレンズ31によりいったん収束された後、発散して反
射ミラー25を経由して対物レンズ26に導かれ、対物
レンズ26の後側主平面S2’にあたかも入射されたか
のごとくして対物レンズ26から情報記録面21aに向
けて収束されつつ出射される。そのイメージレンズ31
の像倍率は略1である。
【0019】図1において、実線P1はガルバノミラー
23が基準位置(中立状態)にあるときの光線路を示し
たもので、平行光束Pはそのイメージレンズ31の光軸
O3(対物レンズ26の反射光軸O2と一致)と平行に
イメージレンズ31に入射する。破線P2はガルバノミ
ラー23の基準位置からの回動により平行光束Pがその
イメージレンズ31の光軸O3に対して斜めに反射され
た場合の光線路を示している。上述したように、ガルバ
ノミラー23の回動中心O1と対物レンズ26の前側主
点S1とが略共役関係になっているので、ガルバノミラ
ー23により反射された平行光束Pの光量分布Qの中心
Q1の対物レンズ26の光軸O2に対するずれ△が発生
しない。
【0020】情報記録面21aにより反射された反射光
は、対物レンズ26により集光され、反射ミラー25に
よりガルバノミラー23の側に向けて反射され、再び元
の光路をたどってビームスプリッタ30に導かれ、この
ビームスプリッタ30の反射面30aにより受光部24
の側に向けられる。
【0021】受光部24は結像レンズ32、ビームスプ
リッタ33、検出センサー34、35から概略構成さ
れ、光ディスク21からの反射光は結像レンズ32を経
由してビームスプリッタ33に導かれ、このビームスプ
リッタ33の反射面33aにより一部は反射されて検出
センサー34に導かれ、一部はこの反射面33aaを透
過して検出センサー35に導かれ、検出センサー34、
35に結像される。検出センサー34の受光出力は情報
記録面21aに記録された情報データの検出信号として
用いられ、検出センサー35の受光出力はトラッキング
エラーの検出信号として用いられ、これにより情報記録
面21aに記録された情報が検出されると共に、対物レ
ンズ26のトラッキング方向Tのずれが検出され、平行
光束Pがトラッキング方向Tに対してずれているときに
は、ガルバノミラー23の回動角度を調節して、トラッ
キングずれが生じないようにサーボ制御が行われる。
【0022】
【発明の実施の形態2】図2は、結像光学系を一対のリ
レーレンズ36、37から構成したもので、このリレー
レンズ36、37には焦点距離f1、f2のレンズが用
いられている。このリレーレンズ36は、その一方の焦
点F1がガルバノミラー23の回動中心O1と一致する
位置に配置されている。リレーレンズ37はその焦点F
2がリレーレンズ36の他方側の焦点F1と対物レンズ
26の前側主点S1とにそれぞれ一致されおり、リレー
レンズ36、37の主点は説明の便宜のため1つとし、
各リレーレンズ36、37の主点に符号S3、S4を付
する。このリレーレンズ36、37には同一のもの(f
1=f2)を用いても良いし、焦点距離f1、f2が異
なるものを用いても良い。
【0023】ガルバノミラー23には発明の実施の形態
1で説明した同様に、平行光束Pが入射し、この平行光
束Pはガルバノミラー23により反射されて、リレーレ
ンズ36に導かれる。その図2において、実線はガルバ
ノミラー23が基準位置にある場合の光線路を示してお
り、破線はガルバノミラー23が基準位置から角度θ回
動したときの光線路を示している。ガルバノミラー23
が基準位置にあるとき、リレーレンズ36の主点S3と
平行光束Pの光強度分布が最大となる中心とが一致しか
つリレーレンズ36の光軸O3と平行な状態で平行光束
Pがリレーレンズ36に入射し、リレーレンズ36によ
り結像位置E1に収束された後、発散してリレーレンズ
37に入射する。その結像位置E1はリレーレンズ37
の焦点F2に一致しているので、リレーレンズ37に入
射した光束はこのリレーレンズ37により再び平行光束
として射出されて、反射ミラー25に導かれる。
【0024】ガルバノミラー23が基準位置から所定角
度θ回動されたとき、リレーレンズ36の主平面上で
は、リレーレンズ36の主点S3と平行光束Pの光強度
分布の中心とは一致せず、リレーレンズ36の光軸O3
に対して傾いて平行光束P(破線参照)が入射する。こ
の平行光束Pはリレーレンズ36により一旦位置E2に
収束された後発散してリレーレンズ37に入射する。リ
レーレンズ37とリレーレンズ37とはその焦点が一致
するように配置されているので、このリレーレンズ37
から出射された光束は再び平行光束となり、この平行光
束の光強度分布が最大となる中心位置が対物レンズ26
の前側主点S1するようにしてこの対物レンズ26に入
射される。
【0025】すなわち、ガルバノミラー23の回転角度
に拘わらず、平行光束Pの強度分布が最大となる中心が
対物レンズ26の主点を常に通るので、対物レンズ26
のカップリング効率を低下させることなく、かつ、光強
度分布の偏りを生じさせることなく、情報記録面21a
にスポット光を形成できる。
【0026】
【発明の実施の形態3】ところで、図1に示すイメージ
レンズを用いた光学系の場合、イメージレンズ31に焦
点距離f=15mmでガラス材としてLaF81を用
い、対物レンズ26に焦点距離f=1.23mmでガラ
ス材としてNbFD82を用いた場合、半導体レーザー
27から出射されたレーザービームPの波長が1ナノメ
ーター(nm)変化すると、対物レンズ26の焦点距離
が0.12μm変化する。すなわち、色収差が0.12
μm/nm発生する。
【0027】光磁気記録再生装置にこの光学系を用いた
場合、半導体レーザー27から出射されるレーザービー
ムPの波長は、リードとライトとで2〜3nm変化する
ため、対物レンズ26の焦点距離が0.24μm〜0.
36μm変化し、情報記録面21aと対物レンズ26と
の距離L’が1μm以下の光学系にあっては、対物レン
ズ26の色収差により情報記録面21a上での合焦状態
がずれ、このディフォーカス量は無視できない値であ
る。
【0028】そこで、イメージレンズ31として、図3
に示す二枚のレンズ31A、31B貼り合わせてなる色
収差補正レンズを用いる。
【0029】その図3において、R1はガルバノミラー
23により反射された平行光束Pが入射する側の曲率半
径、R2はレンズ31A、31Bの貼り合わせ面の曲率
半径、R3は平行光束出射側の曲率半径を示し、d1は
レンズ31Aの光軸中心の厚さ、d2はレンズ31Bの
光軸中心の厚さを示し、レンズ31Aのガラス材にPS
KO2を用い、レンズ31Bのガラス材にSF7を用
い、R1=−16.2mm、R2=−0.89mm、R
3=−5.6mmとし、d1=2.0mm、d2=1.
0mmとすれば、焦点距離f=15mmでかつ対物レン
ズ26の色収差を、0.06μm/nmに補正できる。
【0030】
【発明の実施の形態4】図2に示すリレーレンズを用い
た光学系の場合、リレーレンズ36、37の両方共、焦
点距離f=15mmでガラス材としてLaF81を用
い、対物レンズ26に焦点距離f=1.23mmでガラ
ス材としてNbFD82を用いた場合、半導体レーザー
27から出射されたレーザービームPの波長が1ナノメ
ーター(nm)変化すると、対物レンズ26の焦点距離
が0.10μm変化する。すなわち、色収差が0.10
μm/nm発生する。
【0031】光磁気記録再生装置にこの光学系を用いた
場合、発明の実施の形態3で述べたような理由により、
この色収差を補正する必要がある。
【0032】そこで、リレーレンズ36、37として、
図4に示す二枚のレンズ36A、36Bを貼り合わせて
なる色収差補正レンズを用いる。
【0033】その図4において、R1はガルバノミラー
23により反射された平行光束Pが入射する側の曲率半
径、R2はレンズ36A、36Bの貼り合わせ面の曲率
半径、R3は平行光束出射側の曲率半径を示し、d1は
レンズ36Aの光軸中心の厚さ、d2はレンズ36Bの
光軸中心の厚さを示し、レンズ36Aのガラス材にPS
KO2を用い、レンズ36Bのガラス材にSF7を用
い、R1=−16.5mm、R2=−0.95mm、R
3=−5.5mmとし、d1=2.0mm、d2=1.
0mmとすれば、焦点距離f=15mmでかつ対物レン
ズ26の色収差を、0.02μm/nmに補正できる。
なお、リレーレンズ37にはリレーレンズ36と同じも
のを用いる。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、偏向手段から対物レンズまでの距離を大きく設定
したしても、偏向手段により反射されたレーザービーム
の光量分布の中心の対物レンズの光軸に対するずれをな
くし、カップリング効率の低下の少ない光ディスク装置
の光学系を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる光ディスク装置の光学系の発
明の実施の形態1の説明図であって、(a)はその全体
を示す概要図、(b)はその要部模式図である。
【図2】 本発明に係わる光ディスク装置の光学系の発
明の実施の形態2の説明図であって(a)はその全体を
示す概要図、(b)はその模式図である。
【図3】 本発明に係わる光ディスク装置の光学系の発
明の実施の形態3の説明図である。
【図4】 本発明に係わる光ディスク装置の光学系の発
明の実施の形態4の説明図である。
【図5】 従来の光ディスク装置の光学系の概要図であ
る。
【図6】 レーザービームの光量分布図である。
【符号の説明】
20…光学系支持部材 21…光ディスク 23…ガルバノミラー(偏向手段) 26…対物レンズ 31…イメージレンズ(結像光学系) O1…回動中心 S1…前側主点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光源から出射された光束を光デ
    ィスクの半径方向に移動させる回動可能の偏向手段と、
    前記光ディスクの情報記録面に前記光束を集光させる対
    物レンズと、前記偏向手段と前記対物レンズとの間に配
    置される結像光学系と、前記偏向手段と前記対物レンズ
    とを一体的に保持する光学系支持部材とを備え、前記結
    像光学系は前記偏向手段の回動中心と前記対物レンズの
    主点とが互いに共役関係となるようにして前記光学系支
    持部材に載置されている光ディスク装置の光学系。
  2. 【請求項2】 前記レーザー光源は平行光束を出射し、
    前記結像光学系は一対のリレーレンズで構成され、前記
    偏向手段により偏向された平行光束が前記リレーレンズ
    を介して前記対物レンズに該対物レンズの平行光束とし
    て入射される請求項1に記載の光ディスク装置の光学
    系。
  3. 【請求項3】 前記結像光学系が、前記レーザー光源の
    波長変動に伴う前記対物レンズの色収差を補正するため
    の色収差補正レンズとなっている請求項1に記載の光デ
    ィスク装置の光学系。
  4. 【請求項4】 前記偏向手段が反射鏡からなる請求項1
    に記載の光ディスク装置の光学系。
  5. 【請求項5】 前記結像光学系の像倍率が略1である請
    求項1に記載の光ディスク装置の光学系。
JP17026797A 1997-06-26 1997-06-26 光ディスク装置の光学系 Expired - Fee Related JP3656936B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17026797A JP3656936B2 (ja) 1997-06-26 1997-06-26 光ディスク装置の光学系
FR9808145A FR2765380A1 (fr) 1997-06-26 1998-06-26 Systeme optique pour lecteur de disque optique
DE19828678A DE19828678A1 (de) 1997-06-26 1998-06-26 Optisches System für ein Laufwerk für optische Speicherplatten
GB9813892A GB2327291B (en) 1997-06-26 1998-06-26 Optical system for optical disk drive
FR0014953A FR2800502A1 (fr) 1997-06-26 2000-11-20 Systeme optique pour lecteur de disque optique
US09/795,458 US6529465B2 (en) 1997-06-26 2001-03-01 Optical system for optical disk drive

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17026797A JP3656936B2 (ja) 1997-06-26 1997-06-26 光ディスク装置の光学系

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1116192A true JPH1116192A (ja) 1999-01-22
JP3656936B2 JP3656936B2 (ja) 2005-06-08

Family

ID=15901776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17026797A Expired - Fee Related JP3656936B2 (ja) 1997-06-26 1997-06-26 光ディスク装置の光学系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3656936B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100483614B1 (ko) * 2001-12-05 2005-04-18 삼성전기주식회사 광 조사장치와 이를 구비한 광 픽업장치 및 광 조사장치의조정방법
US6987724B2 (en) 2000-09-21 2006-01-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pickup device having chromatic aberration correction lens

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6987724B2 (en) 2000-09-21 2006-01-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pickup device having chromatic aberration correction lens
US7391704B2 (en) 2000-09-21 2008-06-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pickup device having chromatic aberration correction lens
US8184520B2 (en) 2000-09-21 2012-05-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pickup device having chromatic aberration correction lens
KR100483614B1 (ko) * 2001-12-05 2005-04-18 삼성전기주식회사 광 조사장치와 이를 구비한 광 픽업장치 및 광 조사장치의조정방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3656936B2 (ja) 2005-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2633535B2 (ja) 光学ピツクアツプ装置
US6730896B1 (en) Optical pickup device
JP3656936B2 (ja) 光ディスク装置の光学系
US6510119B2 (en) Optical head device
JP2738543B2 (ja) 光ピックアップ
JP2002533860A (ja) 光走査装置
JPS62200541A (ja) 情報記録再生装置
JP2000501545A (ja) 異なる構造を有する光記憶媒体との間で書込みおよび/または読取りを行う装置
US6055221A (en) Galvano-mirror optical head capable of adjusting relative positions
JP3836569B2 (ja) 光ディスク装置の光学系及びその光学系の調整方法
JPH11273123A (ja) 光ヘッド装置
JP3689232B2 (ja) 光情報記録再生ヘッド
JP2000315341A (ja) 光磁気ピックアップ
JPH1173673A (ja) 光ディスク装置
JP3766524B2 (ja) 光情報記録再生ヘッドの光学系
JP4036958B2 (ja) 光情報記録再生ヘッド
JP2002230821A (ja) 情報記録再生装置
JPH0528570Y2 (ja)
JP2728211B2 (ja) 光ヘッド
JP2000132860A (ja) 光ピックアップ
JPH01229434A (ja) フォーカシング機構及び光ピックアップ
JPS5951051B2 (ja) 情報読取装置
JP2002008259A (ja) 情報記録再生装置
JPS6352336A (ja) 光ピツクアツプ装置
JPH11142774A (ja) ガルバノミラー

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040420

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090318

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090318

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090318

Year of fee payment: 4

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090318

Year of fee payment: 4

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090318

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100318

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100318

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100318

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100318

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110318

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120318

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees