JPH11161780A - 画像サイズ変換装置及び方法並びに画像サイズ変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像サイズ変換装置及び方法並びに画像サイズ変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JPH11161780A
JPH11161780A JP9325840A JP32584097A JPH11161780A JP H11161780 A JPH11161780 A JP H11161780A JP 9325840 A JP9325840 A JP 9325840A JP 32584097 A JP32584097 A JP 32584097A JP H11161780 A JPH11161780 A JP H11161780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
vertical
horizontal pixels
target image
dots
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9325840A
Other languages
English (en)
Inventor
Koki Ishihara
弘毅 石原
Takatsugu Aoki
孝貢 青木
Koji Maeda
浩司 前田
Masayuki Horii
雅之 堀井
Keizo Ueno
圭造 上野
Akihisa Soda
彰久 曽田
Kazuhiro Tamada
和裕 玉田
Eiichi Ebihara
栄一 海老原
潤 ▲吉▼村
Jun Yoshimura
Hiroyuki Kaneda
裕之 金田
Seikichi Nakamura
盛吉 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP9325840A priority Critical patent/JPH11161780A/ja
Priority to US09/058,133 priority patent/US6091513A/en
Publication of JPH11161780A publication Critical patent/JPH11161780A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】最近傍法による高速処理の利点を生かしなが
ら、ジャギの目立ちや細線の欠落を防止して画質を向上
する。 【解決手段】処理判定部16によって、変換倍率K、解
像度D及び画像サイズに基づいて第1拡大処理部24、
第2拡大処理部26、第1縮小処理部28、第2縮小処
理部30及び第3縮小処理部32の内の最適な変換処理
を行わせる。特に、第2拡大処理部26、第1縮小処理
部28、第2縮小処理部30は、目標画像40を2倍又
は4倍に拡大したドットサイズの仮想画像38に原画像
36を最近傍法による単純繰り返しによる補間で拡大し
た後に、仮想画像38の目標1画素に対応した複数画素
を平均した画素値を求めた目標画像40に縮小する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ装置等の画像
処理装置や画像処理システムで画像データを拡大又は縮
小する画像サイズ変換装置及び方法並びに画像サイズ変
換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体に関し、特に、最近傍法(ニアレストネイバ法)
の変換アルゴリズムで生ずる斜めラインの段差や細線欠
落を改善するようにした画像サイズ変換装置及び方法並
びに画像サイズ変換プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像データを指定した画素数に拡
大又は縮小するためのアルゴリズムには様々な方法あ
り、例えば最近傍法(ニアレストネイバ法)と投影法が
知られている。最近傍法(ニアレストネイバ法)は、指
定された画素数に拡大するために行方向と列方向につき
画素の繰り返しを行い、また指定された画素数に縮小す
るために行方向と列方向につき画素の間引きを行うもの
である。
【0003】この最近傍法により縮小時の間引き処理と
拡大時の繰り返し処理を行う行・列の番号nをn=0,
1,2・・・,N−1とし(但し、Nは目標画素の行・
列の各画素数)、元の原画像の行・列の番号をPnとす
ると、次のようになる。 Pn=int{( 元の行数又は列数)/( 拡大・縮小後の行数又は列数)×n} ・・・(1) ここで「int」は、除算で出た余りを捨て整数とする
ことを意味する。
【0004】この最近傍法による拡大と縮小を図15に
ついて説明すると次のようになる。図15において、縦
用画素数(4×4)ドットの原画像200を例えば縦横
画素数(5×5)ドットの拡大画像102に拡大する場
合、前記(1)式から Pn=int{(4/5)×n} が得られる。この関係式から拡大画像202の行・列の
番号n=0,1,2,3,4に対する原画像200の行
・列の番号PnとしてPn=0,0,1,2,3が求ま
り、原画像200の0行0列が繰り返される行と列にな
る。
【0005】また図15において、(4×4)ドットの
原画像200を例えば(2×2)ドットの縮小画像10
4に縮小する場合、前記(1)式から Pn=int{(4/2)×n) が得られる。この関係式から縮小画像204の行・列の
番号n=0,1に対する原画像200の行・列の番号P
nとしてPn=0,2が求まり、原画像100の1行1
列と3行3列が間引く行と列である。
【0006】投影法は、元の画像の各画素の画素値と拡
大又は縮小時に元の画素の占める面積比率を積算し、積
算結果の和を拡大又は縮小後の各画素の画素値とする。
図16について、投影法により(4×4)ドットの原画
像200を(5×5)ドットの拡大画像206に変換す
る場合を説明する。ここで原画像200の画素はP00
〜P33の値をとり、また拡大画像206の画素はE0
0〜E44の値をとるものとする。例えば拡大画像の画
素値E00,E11,E22を例にとると、拡大時に元
の画素の占める面積比率を積算すると次のようになる。
【0007】E00=P00×16/25 E11=P00×1/25+P01×3/25+P10
×3/25+P11×9/25 E22=P11×4/25+P12×4/25+P21
×4/25+P22×4/25 また投影法により(4×4)ドットの原画像200を
(3×3)ドットの縮小画像208に変換する場合を説
明する。ここで縮小画像208の画素はR00〜R22
の値をとるものとする。例えば縮小画像208の画素値
R00を例にとって縮小時に元の画素の占める面積比率
を積算すると次のようになる。
【0008】R00=P00×9/16+P01×3/
16+P02×3/16+P11×1/16 また計算を簡単にするため R00=P00×1/4+P01×1/4+P02×1
/4+P11×1/4 で近似してもよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近傍法に
よる画像の拡大又は縮小は、処理が単純なため処理時間
が短いが、解像度が低いとプリンタ等で斜めのラインを
印刷した場合に、ジャギ(段差)が目立つことによって
画質が劣化するという問題がある。また、縮小時には間
引きを行うため、細線を印刷した場合に一部に欠落が発
生するという問題がある。
【0010】これに対し投影法は、拡大及び縮小による
画質劣化は少ないが、処理が複雑なため画像を拡大又は
縮小するに要する処理時間が長くなり、プリンタに印刷
を命令してから印刷動作を開始するまでに時間がかか
り、印刷に手間取るという問題がある。本発明は、この
ような従来の問題点に鑑みてなされたもので、最近傍法
による高速処理の利点を生かしながら、ジャギや細線の
欠落を防止して画質を向上できるようにした画像サイズ
変換装置及び方法並びに画像サイズ変換プログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の画像サイズ変換
装置は、図1(A)のように、まず変換に必要なパラメ
ータを指定するため、(P×Q)ドットをもつ原画像3
6を異なる(M×N)ドットの目標画像40に変換する
ための変換倍率Kを指定する変換倍率指定部10、目標
画像40の解像度Dを指定する解像度指定部12、原画
像36及び目標画像40の画像サイズを指定する画像サ
イズ指定部14を備える。
【0012】変換処理部としては、画像の拡大処理のた
め、第1拡大処理部24、第2拡大処理部26を備え
る。第1拡大処理部24は、原画像36を目標画像40
に拡大する。第2拡大処理部26は、原画像36を目標
画像40に拡大する際に、目標画像40を(M×N)ド
ットを2以上の整数I倍としたI(M×N)ドットの仮
想画像38に拡大した後に仮想画像38について倍数I
に一致する(I×I)ドット単位に平均して目標画像4
0の各画素値を算出する。
【0013】また変換処理部には、画像の縮小処理のた
め第1縮小処理部28、第2縮小処理部30及び第3縮
小処理部32が設けられる。第1縮小処理部28は、原
画像36を目標画像40に縮小する。第2縮小処理部3
0は、原画像36を目標画像40に縮小する際に、目標
画像40の(M×N)ドットを2以上の整数I倍とした
I(M×N)ドットの仮想画像38に拡大した後に仮想
画像38について倍数Iに一致する(I×I)ドット単
位に平均して目標画像40の各画素値を算出する。
【0014】第3縮小処理部32は、原画像36を目標
画像40に縮小する際に、目標画像40の縦用画素数
(M×N)ドットを2以上の整数Iを2倍とした2×I
(M×N)ドットの仮想画像38に拡大した後に仮想画
像38について倍数2×Iに一致する2(I×I)ドッ
ト単位に平均して目標画像40の各画素値を算出する。
更に、処理判定部16によって、変換倍率K、解像度D
及び画像サイズに基づいて第1拡大処理部24、第2拡
大処理部26、第1縮小処理部28、第2縮小処理部3
0及び第3縮小処理部32の中から最適な処理部を選択
して変換処理を行わせる。
【0015】処理判定部16で2未満の拡大倍率Kで且
つ600dpiといった高解像度を判定した場合、又は
2未満の低い拡大倍率Kを判定した場合、第1拡大処理
部24により原画像36の画素の単純繰り返しによる補
間で目標画像40に拡大する。第1拡大処理部24は、
最近傍法による拡大処理のアルゴリズムそのものであ
り、拡大倍率が2以上ではジャギ自体が小さく目立つこ
とはない。また拡大の変換倍率Kが2未満と低い場合に
も、解像度が高いのでジャギが目立つことはない。
【0016】処理判定部16で変換倍率が2未満で且つ
600dpi未満の低解像度を判定した場合、第2拡大
処理部26により、目標画像40の(M×N)ドットを
2倍とした2(M×N)ドットの仮想画像38に拡大し
た後に、仮想画像38について倍数2に一致する(2×
2)ドット単位に平均して目標画像40の各画素値を算
出させる。
【0017】このように、目標画像40の2倍のドット
サイズをもつ仮想画像38に原画像36を最近傍法によ
る単純繰り返しによる補間で拡大した後に、仮想画像3
8の画素を(2×2)ドット単位に平均して目標画像4
0の1画素の画素値を求めたことで、目標画像のジャギ
(段差)部分が画素の階調変化で滑らかに塗り潰され、
解像度が低くともジャギが目立たない。
【0018】処理判定部16により、1未満の変換倍率
Kで且つ600dpi以上の高解像度を判定した場合、
又は1未満の変換倍率K、600dpi未満の解像度
D、及び原画像と目標画像の2000×2000ドット
以上の大きい画像サイズSを判定した場合、第1縮小処
理部28により原画像36の画素の単純間引きにより目
標画像40に縮小する。このように解像度の高い縮小
時、あるいは解像度がそれほど高くないが画像サイズが
大きい場合の縮小時には、最近傍法をそのまま使用して
もジャギは目立たないし、細線の欠落も起きない。
【0019】処理判定部16により変換倍率が1未満、
600dpi未満で300dpi以上の中程度の解像度
及び画像サイズが2000×2000ドット未満と小さ
いことを判定した場合、第2縮小処理部30により、目
標画像40の(M×N)ドットを2倍とした2(M×
N)ドットの仮想画像38に拡大した後に、仮想画像に
ついて倍数2に一致する(2×2)ドット単位に平均し
て目標画像40の各画素値を算出させる。
【0020】即ち、図1(B)のように、(4×4)ド
ットの原画像36を(5×5)ドットの目標画像40に
拡大する場合、第2縮小処理部30により、目標画像4
0の(5×5)ドットを2倍とした(10×10)ドッ
トの仮想画像38に拡大した後に、仮想画像について倍
数2に一致する(2×2)ドット単位に平均して目標画
像32の各画素値を算出させる。
【0021】このように、縮小した目標画像40の2倍
のドットサイズをもつ仮想画像38に原画像36を最近
傍法による単純繰り返しによる補間で原画像36を拡大
した後に、仮想画像38の画素を(2×2)ドット単位
に平均して目標画像像40の1画素の画素値を求めたこ
とで、目標画像のジャギ(段差)部分が画素の階調変化
で滑らかに塗り潰され、解像度が低くともジャギが目立
たなし、細線の欠落も起こさない。
【0022】処理判定部16により変換倍率が1未満、
300dpi未満の低解像度及び画像サイズが2000
×2000ドット未満と小さいことを判定した場合、第
3縮小処理部32により、目標画像40の(M×N)ド
ットを4倍とした4(M×N)ドットの仮想画像38に
拡大した後に、仮想画像について倍数4に一致する(4
×4)ドット単位に平均して目標画像40の各画素値を
算出させる。
【0023】このように解像度が300dpi未満と更
に低下した場合には、仮想画像38のサイズを目標画像
40の4倍と更に拡大して原画像36の拡大を行った後
に、仮想画像38の画素を(4×4)ドット単位に平均
して目標画像像40の1画素の画素値を求めたこと
で、、ジャギの部分での階調変化を更に均一化させ、低
解像度でもジャギを目立たなくし、また細線の欠落も起
こさない。
【0024】本発明は、画像サイズ変換方法を提供する
もので、次の過程を備える。所定の縦横画素数(P×
Q)ドットをもつ原画像を異なる縦横画素数(M×N)
の目標画像40に変換するための変換倍率Kを指定する
変換倍率指定過程;目標画像40の解像度を指定する解
像度指定過程;原画像36を目標画像40に拡大する第
1拡大処理過程;原画像36を目標画像40に拡大する
際に、目標画像40を縦横画素数(M×N)ドットを2
以上の整数I倍とした縦横画素数I(M×N)ドットの
仮想画像38に拡大した後に、仮想画像38について倍
数Iに一致する縦横画素数(I×I)ドット単位に平均
して目標画像40の各画素値を算出する第2拡大処理過
程;原画像36を目標画像40に縮小する第1縮小処理
過程;原画像36を目標画像40に縮小する際に、目標
画像40の縦用画素数(M×N)ドットを2以上の整数
I倍とした縦横画素数I(M×N)ドットの仮想画像3
8に拡大した後に、仮想画像38について倍数Iに一致
する縦横画素数(I×I)ドット単位に平均して目標画
像40の各画素値を算出する第2縮小処理過程;原画像
36を目標画像40に縮小する際に、目標画像40の縦
用画素数(M×N)ドットを2以上の整数Iを2倍とし
た縦横画素数2I(M×N)ドットの仮想画像38に拡
大した後に、仮想画像38について倍数Iに一致する縦
横画素数2(I×I)ドット単位に平均して目標画像4
0の各画素値を算出する第3縮小処理過程;変換倍率、
解像度及び画像サイズに基づいて第1拡大処理過程、第
2拡大処理過程、第1縮小処理過程、第2縮小処理過程
及び第3縮小処理過程の中から最適な処理過程を選択し
て変換処理を行わせる処理判定過程;また本発明は、画
像サイズ変換プログラムを記録したコンピュータ読み出
し可能な記録媒体を提供するものであり、所定の縦横画
素数(P×Q)ドットをもつ原画像36を異なる縦横画
素数(M×N)の目標画像40に変換するための変換倍
率Kを指定する変換倍率指定部と、目標画像40の解像
度を指定する解像度指定部と、原画像36を前記目標画
像40に拡大する第1拡大処理部と、原画像36を前記
目標画像40に拡大する際に、目標画像40を縦横画素
数(M×N)ドットを2以上の整数I倍とした縦横画素
数I(M×N)ドットの仮想画像38に拡大した後に、
仮想画像38について前記倍数Iに一致する縦横画素数
(I×I)ドット単位に平均して目標画像40の各画素
値を算出する第2拡大処理部と、原画像36を前記目標
画像40に縮小する第1縮小処理部と、原画像36を目
標画像40に縮小する際に、目標画像40の縦用画素数
(M×N)ドットを2以上の整数I倍とした縦横画素数
I(M×N)ドットの仮想画像38に拡大した後に、仮
想画像38について倍数Iに一致する縦横画素数(I×
I)ドット単位に平均して目標画像40の各画素値を算
出する第2縮小処理部と、原画像36を目標画像40に
縮小する際に、目標画像40の縦用画素数(M×N)ド
ットを2以上の整数Iを2倍とした縦横画素数2I(M
×N)ドットの仮想画像38に拡大した後に、仮想画像
38について倍数Iに一致する縦横画素数2(I×I)
ドット単位に平均して目標画像40の各画素値を算出す
る第3縮小処理部と、変換倍率、解像度及び画像サイズ
に基づいて第1拡大処理部、第2拡大処理部、第1縮小
処理部、第2縮小処理部及び第3縮小処理部の中から最
適な処理部を選択して変換処理を行わせる処理判定部
と、を備えたことを特徴とする。
【0025】更に、本発明は、原画像36を拡大又は縮
小する際に中間的な仮想画像38を生成し、その複数画
素の平均をとることで目標画素に縮小変換する新規な変
換アルゴリズムを提供するものである。このため、本発
明は、所定の縦横画素数(P×Q)ドットをもつ原画像
36を異なる縦横画素数(M×N)の目標画像40に変
換するための変換倍率Kを指定する変換倍率指定部12
と、目標画像40の縦用画素数(M×N)ドットを2以
上の整数I倍とした縦横画素数I(M×N)ドットの仮
想画像38に拡大した後に、仮想画像38について倍数
Iに一致する縦横画素数(I×I)ドット単位に平均し
て目標画像40の各画素値を算出する変換処理部とを設
ける。
【0026】この変換処理部の特徴は、図1(A)の第
2拡大処理部26、第2縮小処理部30及び第3縮小処
理部32に相当し、目標画像40を拡大したドットサイ
ズをもつ仮想画像38に原画像36を最近傍法による単
純繰り返しによる補間で拡大した後に、仮想画像38の
目標画像40の1画素に対応した複数画素を平均して画
素値を求める処理を行うことで、目標画像のジャギ(段
差)部分が画素の階調変化で滑らかに塗り潰され、拡大
及び縮小時に解像度が低くともジャギが目立たず、また
縮小時に細線の欠落が起きない。
【0027】ここで処理判定部により変換倍率が2未満
で且つ600dpi未満の低解像度を判定した場合、処
理変換部は、目標画像40の縦用画素数(M×N)ドッ
トを2倍とした縦横画素数2(M×N)ドットの仮想画
像38に拡大した後に、仮想画像38について倍数2に
一致する縦横画素数(2×2)ドット単位に平均して目
標画像40の各画素値を算出する。この変換処理部の処
理は、図1(A)の第2拡大処理理部26の処理に相当
する。
【0028】また処理判定部により変換倍率が1未満、
600dpi未満で300dpi以上の中程度の解像度
及び画像サイズが2000×2000ドット未満と小さ
いことを判定した場合、変換処理部は、目標画像40の
縦用画素数(M×N)ドットを2倍とした縦横画素数2
(M×N)ドットの仮想画像38に拡大した後に、仮想
画像38について倍数2に一致する縦横画素数(2×
2)ドット単位に平均して目標画像40の各画素値を算
出する。この変換処理部の処理は、図1(A)の第2縮
小処理理部30の処理に相当する。
【0029】更に処理判定部により変換倍率が1未満、
300dpi未満の低解像度及び画像サイズが200×
2000ドット未満と小さいことを判定した場合、変換
処理部は、目標画像40の縦用画素数(M×N)ドット
を4倍とした縦横画素数4(M×N)ドットの仮想画像
38に拡大した後に、仮想画像38について倍数4に一
致する縦横画素数(4×4)ドット単位に平均して目標
画像40の各画素値を算出する。この変換処理部の処理
は、図1(A)の第3縮小処理理部32の処理に相当す
る。
【0030】この変換処理部における原画像36から仮
想画像38への拡大変換は、最近傍法(ニアレストネイ
バ法)のアルゴリズム、即ち原画像36の画素の単純繰
り返しによる補間処理で拡大する。また本発明は、所定
の縦横画素数(P×Q)をもつ原画像36を異なる縦横
画素数(M×N)の目標画像40に変換するための変換
倍率Kを指定する変換倍率指定過程;目標画像40の縦
用画素数(M×N)ドットを2以上の整数I倍とした縦
横画素数I(M×N)ドットの仮想画像38に拡大した
後に、仮想画像38について倍数Iに一致する縦横画素
数(I×I)ドット単位に平均して目標画像40の各画
素値を算出する変換処理過程;を備えた画像サイズ変換
方法を提供する。
【0031】更に本発明は、所定の縦横画素数(P×
Q)をもつ原画像36を異なる縦横画素数(M×N)の
目標画像40に変換するための変換倍率Kを指定する変
換倍率指定部と、目標画像40の縦用画素数(M×N)
ドットを2以上の整数I倍とした縦横画素数I(M×
N)ドットの仮想画像38に拡大した後に、仮想画像3
8について倍数Iに一致する縦横画素数(I×I)ドッ
ト単位に平均して目標画像40の各画素値を算出する変
換処理部と、を備えた画像サイズ変換プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0032】
【発明の実施の形態】
<目 次> 1.カラー印刷装置 2.画像サイズ変換処理 1.カラー印刷装置 図2は本発明の画像サイズ変換装置が適用されるパーソ
ナルコンピュータとカラー印刷装置のブロック図であ
る。カラー印刷装置はエンジン部160とコントローラ
部162で構成される。エンジン部160には、搬送ベ
ルトユニット111、静電記録ユニット124−1〜1
24−4等の印刷機構部の制御動作を行うメカニカルコ
ントローラ164が設けられている。
【0033】メカニカルコントローラ164に対して
は、エンジン部160に設けている各種センサ(図示せ
ず)の処理を行うセンサ処理用MPU166が設けられ
る。メカニカルコントローラ164は、エンジン部コネ
クタ170を介してコントローラ162側と接続され
る。ここで、エンジン部160に設けた印刷機構は、無
端ベルト112とY,M,C,Kの各静電記録ユニット
に設けているLEDアレイ136−1,136−2,1
36−3,136−4を取り出している。
【0034】図3は図2のカラー印刷装置の内部構造で
ある。装置本体110の内部には記録媒体例えば記録用
紙を搬送させるための搬送ベルトユニット111が設け
られ、搬送ベルトユニット111には過透性の誘電体材
料、例えば適当な合成樹脂材料から作られた無端ベルト
112を回動自在に備える。無端ベルト112は4つの
ローラ122−1,122−2,122−3,122−
4の回りに掛け渡される。搬送ベルトユニット111は
装置本体110に対し着脱自在に装着されている。
【0035】ローラ122−1は駆動ローラとして機能
し、駆動ローラ122−1は駆動機構(図示せず)によ
り無端ベルト112を矢印で示す時計回りに一定速度で
走行駆動する。また駆動ローラ122−1は、無端ベル
ト112から電荷を除去するAC除去ローラとしても機
能する。ローラ122−2は従動ローラとして機能し、
従動ローラ122−2は無端ベルト112に電荷を与え
る帯電ローラとしても機能する。
【0036】ローラ122−3,122−4は共にガイ
ドローラとして機能し、駆動ローラ122−1及び従動
ローラ122−2に近接して配置される。従動ローラ1
22−2と駆動ローラ122−1の間の無端ベルト11
2の上側走行部は、記録紙の移動経路を形成する。記録
紙はホッパ114に蓄積されており、ピックアップロー
ラ116によりホッパ114の最上部の記録紙から1枚
ずつ繰り出され、記録紙ガイド通路118を通って一対
の記録紙送りローラ120により無端ベルト112の従
動ローラ122−2側からベルトA側の記録紙移動経路
に導入され、記録紙移動経路を通過した記録紙は駆動ロ
ーラ122−1から排出される。
【0037】無端ベルト112は従動ローラ122−2
により帯電されるため、記録紙が従動ローラ122−2
側から記録紙移動経路に導入されたとき無端ベルト11
2に静電的に吸着され、移動中の記録紙の位置ずれが防
止される。一方、排出側の駆動ローラ122−1は除電
ローラとして機能するため、無端ベルト112は駆動ロ
ーラ122−1に接する部分において電荷が除去され
る。このため記録紙は駆動ローラ122−1を通過する
際に電荷が除去され、ベルト下部に巻き込まれることな
く無端ベルト112から容易に剥離されて排出される。
【0038】装置本体110内にはY,M,C,Kの4
台の静電記録ユニット124−1,124−2,124
−3,124−4が設けられ、無端ベルト112の従動
ローラ122−2と駆動ローラ122−1との間に規定
されるベルト上側の記録紙移動経路に沿って、上流から
下流側に向かってY,M,C,Kの順番に直列に配置さ
れたタンデム構造を有する。
【0039】静電記録ユニット124−1〜124−4
は、現像剤としてイエロートナー成分(Y)、マゼンタ
トナー成分(M)、シアントナー成分(C)、及びブラ
ックトナー成分(K)を使用する点が相違し、それ以外
の構造は同じである。このため静電記録ユニット124
−1〜124−4は、無端ベルト112の上側の記録紙
移動経路に沿って移動する記録紙上にイエロートナー
像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びブラックト
ナー像を順次重ねて転写記録し、フルカラーのトナー像
を形成する。
【0040】図4は図3の静電記録ユニット124−1
〜124−4の1つを取り出している。静電記録ユニッ
ト124は感光ドラム132を備え、記録動作時に感光
ドラム132は時計回りに回転駆動される。感光ドラム
132の上方には例えばコロナ帯電器あるいはスコロト
ロン帯電器等として構成された前帯電器134が配置さ
れ、前帯電器134により感光ドラム132の回転表面
は一様な電荷で帯電される。
【0041】感光ドラム132の帯電領域には光学書込
ユニットとして機能するLEDアレイ136が配置さ
れ、LEDアレイ136のスキャニングで出射された光
によって静電潜像が書き込まれる。即ち、LEDアレイ
136の主走査方向に配列された発光素子は、コンピュ
ータやワードプロセッサ等から印刷情報として提供され
る画像データから展開したカラー画素データ(ドットデ
ータ)の階調値に基づいて駆動され、このため静電潜像
はドットイメージとして書き込まれる。
【0042】感光ドラム132に書き込まれた静電潜像
は、感光ドラム132の上方に配置されている現像器1
40により所定の色トナーによる帯電トナー像として静
電的に現像される。感光ドラム132の帯電トナー像
は、下方に位置した導電性転写ローラ142によって記
録紙に静電的に転写される。即ち静電性転写ローラ14
2は、無端ベルト112を介して感光ドラム132との
間に微小な隙間を介して配置され、無端ベルト112に
より搬送される記録紙に帯電トナー像とは逆極性の電荷
を与え、これにより感光ドラム132上の帯電トナー像
は記録紙上に静電的に転写される。
【0043】転写プロセスを経て感光ドラム132の表
面には、記録紙に転写されずに残った残留トナーが付着
している。この残留トナーは感光ドラム132に対し、
記録紙移動経路の下流側に設けられたトナー清浄器14
3により除去される。除去された残留トナーはスクリュ
ーコンベア138により現像器140に戻され、再度現
像トナーとして使用される。
【0044】再び図3を参照するに、記録紙は無端ベル
ト112の従動ローラ122−2から駆動ローラ122
−1の間の記録紙移動経路を通過する際に、静電記録ユ
ニット124−1〜124−4によってY,M,C,K
の4色のトナー像の重ね合せによる転写を受けてフルカ
ラー像が形成され、駆動ローラ122−1側からヒート
ローラ型熱定着装置126に向かって送り出され、フル
カラー像の記録用紙に対する熱定着が行われる。熱定着
が済んだ記録用紙は、ガイドローラを通過して装置本体
の上部に設けられたスタッカ128に配置されて集積さ
れる。
【0045】また現像記録ユニット124−1〜124
−4にトナーを補給したり保守を行いたい場合には、例
えば静電記録ユニット124−3のように、上方に引き
上げることで容易に外すことができる。再び図2を参照
するに、コントローラ部162にはコントローラ用MP
U172が設けられる。コントローラ用MPU172に
対してはカラー画像転送処理の転送先となるプリンタI
F処理部175が設けられ、コントロール部コネクタ1
76を介して上位装置としての例えばパーソナルコンピ
ュータ192と接続される。
【0046】パーソナルコンピュータ192は、任意の
アプリケーションプログラム194から提供されるカラ
ー画像データをカラー印刷装置に転送するドライバ19
5を備える。ドライバ195には本発明の画像サイズ変
換装置としての機能が設けられ、指定倍率K、指定解像
度D、指定画像サイズSに基づいた最適な原画像から目
標画像への拡大又は縮小の変換処理を行う。このドライ
バ195はパソコン部コネクタ198を介して印刷装置
側のコントローラ部162に設けているプリンタIF処
理部175に接続される。
【0047】ここでパーソナルコンピュータ192のア
プリケーションプログラム194上でのカラー画像デー
タは例えばRGBデータであり、これに対しカラー印刷
装置側でのカラー画像データはYMCKデータとなる。
このため印刷装置側のIF処理部175には、ドライバ
から転送されたRGBデータを印刷用のYMCKデータ
に変換するカラー変換機能が設けられる。
【0048】コントローラ部162のコントローラ用M
PU172には、パーソナルコンピュータ192から転
送されたRGB各画像データのカラー変換で得られた
Y,M,C,Kの各画像データを画素データ(ドットデ
ータ)に展開して格納する画像メモリ182−1,18
2−2,182−3,182−4が設けられる。コント
ローラ用MPU172は、画像メモリ182−1〜18
2−4にYMCKの各カラー画素データを展開する際に
アドレス指定を行うためのアドレス指定部184を備え
る。2.画像サイズ変換処理 図5は本発明による画像サイズ変換装置の機能ブロック
図である。図5において、本発明の画像サイズ変換装置
は、変換処理に使用する各種のパラメータを設定するた
め、変換倍率指定部10、解像度指定部12及び画像サ
イズ指定部14を備える。
【0049】変換倍率指定部10は変換倍率Kを指定す
るもので、具体的には目標画像の横方向(水平方向)の
変換倍率Khと縦方向(垂直方向)の変換倍率Kvを指
定する。解像度指定部12は、画像出力を行う例えば図
2に示したカラー印刷装置の解像度Ddpiを指定す
る。更に画像サイズ指定部14は、原画像及び目標画像
の画像サイズSを指定する。ここで原画像のサイズは縦
横画素数(P×Q)ドットで表わし、目標画像の画像サ
イズは縦横画素数(M×N)ドットで表わす。
【0050】処理判定部16は、変換倍率指定部10、
解像度指定部12及び画像サイズ指定部14で指定され
たパラメータK,D,Sを入力し、予め定めた判定条件
に従って変換処理部18における最適な拡大または縮小
の変換処理を選択して変換を行わせる。変換処理部18
には拡大処理部20と縮小処理部22が設けられてい
る。拡大処理部20は、第1拡大処理部24と第2拡大
処理部26を備える。また縮小処理部22は第1縮小処
理部28,第2縮小処理部30及び第3縮小処理部32
を備える。
【0051】変換処理部18は画像メモリ34に格納さ
れた原画像36を対象に、処理判定部16により判定さ
れたそのときの変換パラメータK,D,Sに基づいた第
1拡大処理部24,第2拡大処理部26,第1縮小処理
部28,第2縮小処理部30または第3縮小処理部32
の中の最適な処理部の選択により、目標画像40を得る
ための変換処理を行う。
【0052】ここで変換処理部18に設けている第1拡
大処理部24と第1縮小処理部28のそれぞれは、原画
像を図15に示した最近傍法の変換アルゴリズムに従っ
て目標画像40に拡大または縮小する。即ち第1拡大処
理部24にあっては、原画像36の画素の単純繰り返し
による補間で目標画像40に拡大する。また第1縮小処
理部28にあっては、原画像36の画素の単純間引きに
よって目標画像40に縮小する。
【0053】具体的には、前記(1)式に目標画像40
の行列(縦横)の番号nをn=0,1,2,・・・とし
て各々代入し、対応する原画像36の行列(縦横)の番
号Pnを算出し、拡大時にあっては単純繰り返し補間を
行う原画像36の行列番号を求めて保管音処理により拡
大し、また縮小時にあっては原画像36の中から間引き
を行う行列番号を求めて間引き処理により縮小する。
【0054】これに対し第2拡大処理部26、第2縮小
処理部30及び第3縮小処理部32にあっては、画像メ
モリ34に示すように、原画像36を仮想画像38に最
近傍法により拡大した後に、仮想画像38の複数画素の
平均による縮小で目標画像40に変換している。このよ
うに中間的な仮想画像38を経由して変換する場合、仮
想画像38のサイズは目標画像40を2以上の整数Iで
拡大したサイズを持つ。即ち目標画像40のサイズを
(M×N)ドットとすると、仮想画像38はこれをI倍
したI(M×I)ドットのサイズを持つ。
【0055】変換処理部18の第2拡大処理部26及び
第2縮小処理部30にあっては、仮想画像38の目標画
像40に対する拡大倍率IをI=2としている。このた
め第2拡大処理部26及び第2縮小処理部30で使用す
る仮想画像38のサイズは、(M×N)ドットの目標画
像40に対し2倍の(2M×2N)ドットとなる。また
第3縮小処理部32にあっては、目標画像40に対する
仮想画像38の拡大倍率IをI=4に設定しており、こ
のため仮想画像38のサイズは(4M×4N)ドットと
なる。この原画像36を仮想画像38に拡大した後に複
数画素を平均化して縮小することにより目標画像40を
得る第2拡大処理部26、第2縮小処理部30及び第3
縮小処理部32の変換処理の詳細は、後の説明で更に明
らかにされる。
【0056】変換処理部18に設けられた複数の変換処
理機能に対し、処理判定部16は、指定されたパラメー
タK,D,Sに基づいて、そのうちの最適な処理を選択
して変換処理を行わせる。処理判定部16による変換処
理部18の拡大処理部20を対象とした処理判定は、拡
大モード1と拡大モード2の2つがある。処理判定部1
6は、拡大モード1を判定すると、第1拡大処理部24
を選択して変換処理を行わせる。また拡大モード2を判
定すると、第2拡大処理部26を選択して変換処理を行
わせる。この拡大モード1,2は次のようになる。 拡大モード1: 第1拡大処理部24を選択 判定条件:拡大率Kh,Kvの両方が2以上 判定条件:拡大率Kh,kvのいずれかが2未満で且
つ解像度Dが600dpi以上の高い解像度 拡大モード2:第2拡大処理部26を選択 判定条件: 拡大率Kv,Khのいずれかが2未満で且
つ解像度Dが600dpi未満の低解像度 また処理判定部16は、変換処理部18の縮小処理部2
2について、縮小モード1、縮小モード2及び縮小モー
ド3のいずれかを判定する。縮小モード1を判定すると
第1縮小処理部28を選択して変換処理を行わせる。縮
小モード2を判定すると第2縮小処理部30を選択して
変換処理を行わせる。縮小モード3を判定すると第3縮
小処理部32を選択して変換処理を行わせる。この縮小
処理部22を対象とした処理判定部16による縮小モー
ド1〜3は次のようになる。 縮小モード1:第1縮小処理部28を選択 判定条件:解像度Dが600dpi以上の高解像度 判定条件:解像度Dが600dpi未満の低解像度で
且つ画像サイズSが2000×2000ドット以上と大
きい 縮小モード2:第2縮小処理部30を選択 判定条件:解像度Dが600dpi未満300dpi以
上と中解像度で且つ画像サイズSが2000×2000
ドット未満と小さい 縮小モード3:第3縮小処理部32を選択 判定条件:解像度Dが300dpi未満と低解像度で且
つ画像サイズSが2000×2000ドット未満と小さ
い 図6は図5の処理判定部16に基づいた変換処理部18
による原画像36から目標画像40への変換処理のフロ
ーチャートである。まずステップS1で、原画像のサイ
ズ(P×Q)ドット、目標画像の倍率(K=Kh,K
v)、目標画像のサイズ(M×N)ドット、及び解像度
Ddpiを読み込む。
【0057】次にステップS2で目標画像の倍率K、即
ち横倍率Khと縦倍率Kvをチェックし、いずれかが1
を超えていれば拡大と判定し、ステップS3〜S6の拡
大処理を行う。これに対し倍率Kh,Kvのいずれかが
1未満であれば、ステップS7〜S12の縮小処理を行
う。拡大処理にあっては、ステップS3で拡大率Kが2
未満か否かチェックする。具体的には、縦横拡大率K
h,Kvのいずれかが2未満か否かチェックする。縦横
拡大率Kh,Kvが共に2以上であれば、これは前述し
た拡大モード1であり、ステップS6に進み、第1拡大
処理部24によって最近傍法による単純繰り返しによる
補間処理で原画像を目標画像のサイズである(M×N)
ドットに拡大する。
【0058】ステップS3で縦横拡大率Kh,Kvの両
方もしくはいずれかが2未満であった場合には、ステッ
プS4で高解像度か否かチェックする。高解像度か否か
の判定は、図2のカラー印刷装置の場合には解像度Dが
600dpi以上であれば高解像度と判定する。ステッ
プS4で高解像度と判定された場合には、ステップS6
に進み、前述した拡大モード1に相当する第1拡大処理
部24の処理を選択し、最近傍法による単純繰り返しの
補間処理で目標画像のサイズに拡大する。即ち、ステッ
プS3からステップS6に向かう処理が前述した拡大モ
ード1における判定条件の場合であり、一方、ステッ
プS3,S4を経由してステップS6に向かう処理が拡
大モード1における判定条件の場合の処理となる。
【0059】一方、ステップS2で目標画像の倍率が1
未満、具体的には縦横拡大率Kh,Kvの両方が1未満
か、いずれか一方が1で他方が1未満の場合には、縮小
処理と判定してステップS7に進む。ステップS7にあ
っては、解像度Dが600dpi以上の高解像度か否か
チェックする。高解像度であることが判定されると、ス
テップS10に進み、図5の第1縮小処理部28の処理
を選択し、最近傍法による単純間引き処理により目標画
像のサイズ(M×N)ドットに縮小する。これは前述し
た縮小モード1における判定条件の場合である。また
ステップS7で解像度Dが600dpi未満であった場
合には、ステップS8で画像サイズが大きいか否かチェ
ックする。
【0060】ここで画像サイズが原画像36及び目標画
像40の両方について(2000×2000)ドット以
上であれば画像サイズが大きいと判定し、ステップS1
0に進み、図5の第1縮小処理部28の処理を選択し、
最近傍法による単純間引き処理で目標画像のサイズに縮
小する。これは前述した縮小モード1における判定条件
の場合である。
【0061】ステップS7で解像度Dが600dpi未
満であり、且つステップS8で画像サイズが原画像36
及び目標画像40のいずれかが(2000×2000)
ドット未満であった場合には、ステップS9で解像度D
が中解像度か否かチェックする。中解像度とは600d
pi未満で300dpi以上の場合である。中解像度で
あることが判定されると、ステップS11に進み、図5
の第2縮小処理部30の処理を選択する。
【0062】即ち、図5の画像メモリ34のように、目
標画像40のサイズ(M×N)ドットを2倍した(2M
×2N)ドットの仮想画像38を準備し、この仮想画像
38に最近傍法によって原画像36を2倍に拡大した後
に、原画像36の(2M×2N)画素単位に平均して目
標画像40の1画素を求めることで縮小する。これは前
述した縮小モード2による第2縮小処理部30を選択す
る判定条件である。
【0063】更にステップS9で解像度Dが300dp
i未満の低解像度であった場合には、ステップS12に
進み、図5の第3縮小処理部32の処理を選択して原画
像36を仮想画像38に拡大した後に、平均処理により
目標画像40に縮小する。これは前述した縮小モード3
による判定条件と処理の選択である。このステップS1
2の第3縮小処理部32による変換処理は、仮想画像3
8のサイズがステップS11の場合の目標画像40の4
倍となる(4M×4N)ドットとしている点が相違す
る。
【0064】図7は図5の変換処理部18に設けた第1
拡大処理部24による最近傍法を用いた拡大処理の説明
図である。図7の原画像36は(4×4)ドットを例に
とっており、この原画像36を(10×10)ドットの
目標画像40に拡大する場合である。このため縦横拡大
率Kh,Kvは共に2.5であり、図6のフローチャー
トにおけるステップS6の処理、即ち図5の第1拡大処
理部24による変換処理が選択される。
【0065】この変換処理は最近傍法による拡大である
ことから、前記(1)式に基づいて、原画像36の中の
単純繰り返しを行う行列番号(縦横番号)を算出し、図
7の拡大された目標画像40のように補間して拡大する
画素配置を行う。図8は図7の最近傍法による拡大画像
の段差を原画像と共に表わしている。図8の原画像36
における番号1〜8で示す斜めのラインを表わす8ドッ
トは、最近傍法による画素の単純繰り返し補間で目標画
像40の画素のように配置される。しかしながら、拡大
倍率が2倍以上の場合には、目標画像40の拡大した番
号1〜8の拡大ラインに段差があっても全体的には段差
の部分は目立たず、違和感は感じられない。
【0066】図9は図5の第2拡大処理部26による変
換処理を表わしている。図9にあっては、(4×4)ド
ットの原画像36を(5×5)ドットの目標画像40に
拡大する場合である。この場合も縦横拡大率Kh,Kv
は共に1.25であり、解像度Dが600dpi未満で
あることを条件に、ステップS5に示す図5の第2拡大
処理部26の処理となる。
【0067】図9の拡大処理は、原画像36を仮想画像
38に最近傍法により拡大した後に、複数画素の平均で
目標画像40に縮小する。このときの仮想画像38の縦
横サイズは、(5×5)ドットの目標画像40を2倍し
た(10×10)ドットとしている。そして、この(1
0×10)ドット仮想画像38に(4×4)ドットの原
画像36を最近傍法により拡大する。
【0068】この場合の縦横拡大率Kh,Kvは共に
2.5となる。仮想画像38への拡大が済むと、仮想画
像38における縦横(2×2)ドット単位の4画素ごと
に平均を求めて、対応する目標画像40の1画素とす
る。例えば、仮想画像38の行列(縦横)0番目と1番
目の画素値P00を持つ4画素の平均値を求め、平均値
をD00として目標画像40の行列番号00に格納す
る。即ち、D00=(P00+P00+P00+P0
0)/4としている。以下、仮想画像38につき、行列
2画素単位の4画素について、同様にして画素階調値の
平均値を求めて目標画像40に格納する。
【0069】図10は図9の仮想画像38を使用した本
発明による変換処理のフローチャートである。まずステ
ップS1で、仮想画像38の行数を目標画像(ターゲッ
ト画像)40のターゲット行数Nの2倍とする。またス
テップS2で、仮想画像38の列数をターゲット列数N
の2倍とする。次にステップS3で、前記(1)式に従
って原画像について縮小時は間引き、拡大時は繰り返し
を行う画素行を決定する。
【0070】またステップS4で、原画像について縮小
時は間引き、拡大時は繰り返しを行う画素列を決定す
る。次にステップS5で行カウンタを0にリセットした
後、ステップS6で行カウンタが仮想画像38の仮想行
数7の間、ステップS7〜S11の処理を繰り返す。ス
テップS7にあっては、列カウンタを0にリセットした
後、ステップS8で列カウンタが仮想画像の仮想列数未
満であれば、ステップS9で仮想画像38の(2×2)
の画素値を平均化してターゲットの1画素とする。
【0071】続いてステップS10で列カウンタを2つ
だけインクリメントし、ステップS8で列カウンタが仮
想画像の列数に達するまで、ステップS9,S10の処
理を繰り返す。列カウンタが仮想列数に達すると、ステ
ップS11で行カウンタを2つインクリメントした後、
ステップS6に戻り、行カウンタが仮想画像の行数に達
するまで、同様な処理を繰り返す。
【0072】図11は拡大倍率が2未満の場合につい
て、最近傍法のみによる仮想画像と、図10のフローチ
ャートに示した仮想画像を利用した拡大処理による目標
画像を対比している。図11(A)は原画像36を最近
傍法による単純繰り返しの補間処理により拡大して目標
画像40を得ている。これに対し図11(B)は、目標
画像40の縦横の2倍のサイズの仮想画像38を準備
し、原画像36を仮想画像38に最近傍法で拡大した後
に、(2×2)画素単位に平均計算により目標画像を求
めて、目標画像40を得ている。
【0073】この図11(A)の拡大後の目標画像40
−1と図11(B)の拡大後の目標画像40−2を対比
して見ると、最近傍法のみによる目標画像40−1にあ
っては、拡大した斜めのラインとなるドット配列の段差
が目立っている。これに対し仮想画像38に拡大した後
に平均して目標1画素を求めた目標画像40−2にあっ
ては、段差の部分が周辺の画素の平均による濃淡で表現
され、その結果、段差が目立たなく表現できる。
【0074】図12は図5の第1縮小処理部28による
変換処理の画像説明図である。図12にあっては、画像
の解像度Dが600dpi以上と高解像度であり、この
ような高解像度の原画像36について、最近傍法による
画素の単純間引きで縮小して目標画像40を得ても、斜
め方向のラインを示す番号1〜8を付したドットの段差
は目立たず、また解像度が高いことから細線であっても
線の欠落を生じない。
【0075】一方、図5の第2縮小処理部30による縮
小処理にあっては、基本的には図11(B)に示した図
5の第2拡大処理部26の場合と同等な変換ができる。
即ち、図11(B)は拡大であるが、縮小についても、
図10のステップS1,S2における仮想画像の行数と
列数が縮小するターゲット行数,列数に変化するだけで
あり、ステップS1〜S11の処理は同じである。
【0076】したがって原画像36を仮想画像38に拡
大した後に(2×2)ドット単位に4画素を平均して縮
小した目標画像40−2は、その斜め線について段差の
部分が画素の濃淡で表現され、段差は目立たない。また
斜め方向の細線であっても、段差の部分が画素の濃淡で
表現されることから細線の欠落は起こさない。図13は
図5の第3縮小処理部32による変換処理であり、(3
×3)ドットの原画像36を(2×2)ドットの目標画
像40に縮小する場合であり、且つ解像度が300dp
i未満で画像サイズが(2000×2000)ドット未
満の場合である。このように画像サイズが小さく且つ低
解像度の縮小処理にあっては、仮想画像38のサイズを
(2×2)ドットの目標画像40を4倍した(8×8)
ドットとする。
【0077】そして(3×3)ドットの原画像36を最
近傍法により(8×8)ドットの仮想画像38に拡大し
た後、仮想画像38の行列(縦横)の(4×4)ドット
ごとの16画素の平均計算により、対応する目標画像4
0の1画素の階調値を求めて縮小する。例えば行列番号
0〜3の16画素の平均により目標画像40の行列番号
00の画素値D00を算出している。
【0078】このように画像サイズが小さく且つ解像度
も低い場合の縮小処理については、仮想画像38の目標
画像40に対する倍率を中解像度の場合の2倍から4倍
に広げ、このようにして広げた仮想画像38について原
画像36の最近傍法による拡大を行って(4×4)画素
の平均値を目標1画素とすることにより、目標画像40
における縮小ラインでの画素間の濃淡の変化を少なくす
ることで、段差を目立たないようにし、また細線の欠落
が起きないようにしている。
【0079】図14は、図13の仮想画像38のサイズ
を目標画像40のサイズの4倍とした場合の縮小処理の
フローチャートであり、図10のフローチャートとの相
違点はステップS1,S2,S9〜S11でそれぞれ4
倍としている点である。尚、上記の実施形態はカラープ
リンタでの画像印刷を対象とした画像サイズ変換処理を
例にとるものであったが、本発明はこれに限定されず、
CRTや液晶パネル、更にはプロジェクタ等の表示装置
等の適宜の画像出力装置でのサイズ変換に適用できる。
【0080】また、上記の実施形態における最適な変換
処理を選択するための判定条件は一例にすぎず、画像出
力を行う対象装置に応じて適宜の判定条件が用いられ
る。更に本発明は、上記の実施形態に限定されず、本発
明の目的を損なわない範囲で適宜に変形したものを含
む。更にまた本発明は、実施形態に示した数値による限
定は受けない。
【0081】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、拡大または縮小のための倍率、解像度、更には必要
に応じて画像サイズを判定して、最適な変換処理を使い
分け、特に変換処理の中に目標画像のサイズを拡大した
サイズの仮想画像を準備して原画像を単純繰り返しによ
る補間で仮想画像に拡大した後に、仮想画像の複数画素
の平均により目標1画素を求めて縮小する変換処理を加
え、これによって最近傍法の利点である処理の高速化を
生かしながら、拡大または縮小した目標画像にジャギ
(段差)が目立たず、また縮小画像について細線の欠落
を起こさない、画質劣化の少ない仮想画像または縮小画
像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明が適用されるパーソナルコンピュータと
カラー印刷装置のブロック図
【図3】本発明が適用されるカラー印刷装置の内部構造
【図4】図3の静電記録ユニットの断面図
【図5】本発明の画像サイズ変換処理の機能ブロック図
【図6】本発明の画像サイズ変換処理のフローチャート
【図7】図5の第1拡大処理部による拡大処理の説明図
【図8】図5の第1拡大処理部による変換画像の説明図
【図9】図5の第2拡大処理部による拡大処理の説明図
【図10】本発明の仮想画像を用いた変換処理のフロー
チャート
【図11】図10の仮想画像を用いた本発明の拡大処理
と最近傍法の単純繰り返しによる補間拡大処理とによる
目標画像を対比して示した説明図
【図12】図5の第1縮小処理部による変換画像の説明
【図13】図5の第3縮小処理部による仮想画像を用い
た縮小処理の説明図
【図14】図5の第3縮小処理部による仮想画像を用い
た縮小処理のフローチャート
【図15】最近傍法による画像変換の説明図
【図16】投影法による画像変換の説明図
【符号の説明】
10:変換倍率指定部 12:解像度指定部 14:画像サイズ指定部 16:処理判定部 18:変換処理部 20:拡大処理部 22:縮小処理部 24:第1拡大処理部 26:第2拡大処理部 28:第1縮小処理部 30:第2縮小処理部 32:第3縮小処理部 34:画像メモリ 36:原画像 38:仮想画像 40,40−1,40−2:目標画像 110:装置本体 111:搬送ベルトユニット 112:無端ベルト 114:ホッパ 116:ピックアップローラ 118:記録紙ガイド通路 120:記録紙送りローラ 122−1〜122−4:ローラ 124−1〜124−4:静電記録ユニット 126:ヒートローラ型定着装置 128:スタッカ 132:感光ドラム 134:前帯電器 136:LEDアレイ 138:スクリューコンベア 140:現像器 142:導電性転写ローラ 144:現像剤保持容器 148:パドルローラ 160:エンジン部 162:コントローラ部 164:メカニカルコントローラ 166:センサ処理用MPU 170:エンジン部コネクタ 172:コントローラ用MPU 175:プリンタIF処理部 176,180:コントローラ部コネクタ 178:インタフェース処理部 182−1〜182−4:画像メモリ 184:アドレス指定部 192:パーソナルコンピュータ 194:アプリケーションプログラム 195:ドライバ 198:パソコン部コネクタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来、画像データを指定した画素数に拡
大又は縮小するためのアルゴリズムには様々な方法があ
り、例えば最近傍法(ニアレストネイバ法)と投影法が
知られている。最近傍法(ニアレストネイバ法)は、指
定された画素数に拡大するために行方向と列方向につき
画素の繰り返しを行い、また指定された画素数に縮小す
るために行方向と列方向につき画素の間引きを行うもの
である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】この最近傍法による拡大と縮小を図15に
ついて説明すると次のようになる。図15において、縦
素数(4×4)ドットの原画像200を例えば縦横画
素数(5×5)ドットの拡大画像102に拡大する場
合、前記(1)式から Pn=int{(4/5)×n} が得られる。この関係式から拡大画像202の行・列の
番号n=0,1,2,3,4に対する原画像200の行
・列の番号PnとしてPn=0,0,1,2,3が求ま
り、原画像200の0行0列が繰り返される行と列にな
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】E00=P0 E11=P00×1/25+P01×3/25+P10
×3/25+P11×9/25 E22=P11×4/25+P12×4/25+P21
×4/25+P22×4/25 また投影法により(4×4)ドットの原画像200を
(3×3)ドットの縮小画像208に変換する場合を説
明する。ここで縮小画像208の画素はR00〜R22
の値をとるものとする。例えば縮小画像208の画素値
R00を例にとって縮小時に元の画素の占める面積比率
を積算すると次のようになる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】変換処理部としては、画像の拡大処理のた
め、第1拡大処理部24、第2拡大処理部26を備え
る。第1拡大処理部24は、原画像36を目標画像40
に拡大する。第2拡大処理部26は、原画像36を目標
画像40に拡大する際に、目標画像40(M×N)ド
ットを2以上の整数I倍としたI(M×N)ドットの仮
想画像38に拡大した後に仮想画像38について倍数I
に一致する(I×I)ドット単位に平均して目標画像4
0の各画素値を算出する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】第3縮小処理部32は、原画像36を目標
画像40に縮小する際に、目標画像40の縦画素数
(M×N)ドットを2以上の整数I2倍とした(2×
I)(M×N)ドットの仮想画像38に拡大した後に、
想画像38について倍数(2×I)に一致する2(I
×I)ドット単位に平均して目標画像40の各画素値を
算出する。 更に、処理判定部16によって、変換倍率
K、解像度D及び画像サイズに基づいて第1拡大処理部
24、第2拡大処理部26、第1縮小処理部28、第2
縮小処理部30及び第3縮小処理部32の中から最適な
処理部を選択して変換処理を行わせる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】処理判定部16で2未満の変換倍率Kで且
つ600dpiといった高解像度を判定した場合、又は
2未満の低い変換倍率Kを判定した場合、第1拡大処理
部24により原画像36の画素の単純繰り返しによる補
間で目標画像40に拡大する。第1拡大処理部24は、
最近傍法による拡大処理のアルゴリズムそのものであ
り、変換倍率が2以上ではジャギ自体が小さく目立つこ
とはない。また拡大の変換倍率Kが2未満と低い場合に
も、解像度が高いのでジャギが目立つことはない。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】このように、縮小した目標画像40の2倍
のドットサイズをもつ仮想画像38に原画像36を最近
傍法による単純繰り返しによる補間で原画像36を拡大
した後に、仮想画像38の画素を(2×2)ドット単位
に平均して目標画像40の1画素の画素値を求めたこと
で、目標画像のジャギ(段差)部分が画素の階調変化で
滑らかに塗り潰され、解像度が低くともジャギが目立た
ないし、細線の欠落も起こさない。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】このように解像度が300dpi未満と更
に低下した場合には、仮想画像38のサイズを目標画像
40の4倍と更に拡大して原画像36の拡大を行った後
に、仮想画像38の画素を(4×4)ドット単位に平均
して目標画像40の1画素の画素値を求めたことで、、
ジャギの部分での階調変化を更に均一化させ、低解像度
でもジャギを目立たなくし、また細線の欠落も起こさな
い。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】本発明は、画像サイズ変換方法を提供する
もので、次の過程を備える。所定の縦横画素数(P×
Q)ドットをもつ原画像を異なる縦横画素数(M×N)
の目標画像40に変換するための変換倍率Kを指定する
変換倍率指定過程;目標画像40の解像度を指定する解
像度指定過程;原画像36を目標画像40に拡大する第
1拡大処理過程;原画像36を目標画像40に拡大する
際に、目標画像40縦横画素数(M×N)ドットを2
以上の整数I倍とした縦横画素数I(M×N)ドットの
仮想画像38に拡大した後に、仮想画像38について倍
数Iに一致する縦横画素数(I×I)ドット単位に平均
して目標画像40の各画素値を算出する第2拡大処理過
程;原画像36を目標画像40に縮小する第1縮小処理
過程;原画像36を目標画像40に縮小する際に、目標
画像40の縦画素数(M×N)ドットを2以上の整数
I倍とした縦横画素数I(M×N)ドットの仮想画像3
8に拡大した後に、仮想画像38について倍数Iに一致
する縦横画素数(I×I)ドット単位に平均して目標画
像40の各画素値を算出する第2縮小処理過程;原画像
36を目標画像40に縮小する際に、目標画像40の縦
用画素数(M×N)ドットを2以上の整数I2倍とし
た縦横画素数2I(M×N)ドットの仮想画像38に拡
大した後に、仮想画像38について倍数(2×I)に
致する縦横画素数2(I×I)ドット単位に平均して目
標画像40の各画素値を算出する第3縮小処理過程;変
換倍率、解像度及び画像サイズに基づいて第1拡大処理
過程、第2拡大処理過程、第1縮小処理過程、第2縮小
処理過程及び第3縮小処理過程の中から最適な処理過程
を選択して変換処理を行わせる処理判定過程;また本発
明は、画像サイズ変換プログラムを記録したコンピュー
タ読み出し可能な記録媒体を提供するものであり、所定
の縦横画素数(P×Q)ドットをもつ原画像36を異な
る縦横画素数(M×N)の目標画像40に変換するため
の変換倍率Kを指定する変換倍率指定部と、目標画像4
0の解像度を指定する解像度指定部と、原画像36を前
記目標画像40に拡大する第1拡大処理部と、原画像3
6を前記目標画像40に拡大する際に、目標画像40
縦横画素数(M×N)ドットを2以上の整数I倍とした
縦横画素数I(M×N)ドットの仮想画像38に拡大し
た後に、仮想画像38について前記倍数Iに一致する縦
横画素数(I×I)ドット単位に平均して目標画像40
の各画素値を算出する第2拡大処理部と、原画像36を
前記目標画像40に縮小する第1縮小処理部と、原画像
36を目標画像40に縮小する際に、目標画像40の縦
画素数(M×N)ドットを2以上の整数I倍とした縦
横画素数I(M×N)ドットの仮想画像38に拡大した
後に、仮想画像38について倍数Iに一致する縦横画素
数(I×I)ドット単位に平均して目標画像40の各画
素値を算出する第2縮小処理部と、原画像36を目標画
像40に縮小する際に、目標画像40の縦用画素数(M
×N)ドットを2以上の整数I2倍とした縦横画素数
2I(M×N)ドットの仮想画像38に拡大した後に、
仮想画像38について倍数(2×I)に一致する縦横画
素数2(I×I)ドット単位に平均して目標画像40の
各画素値を算出する第3縮小処理部と、変換倍率、解像
度及び画像サイズに基づいて第1拡大処理部、第2拡大
処理部、第1縮小処理部、第2縮小処理部及び第3縮小
処理部の中から最適な処理部を選択して変換処理を行わ
せる処理判定部と、を備えたことを特徴とする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】更に、本発明は、原画像36を拡大又は縮
小する際に中間的な仮想画像38を生成し、その複数画
素の平均をとることで目標画素に縮小変換する新規な変
換アルゴリズムを提供するものである。このため、本発
明は、所定の縦横画素数(P×Q)ドットをもつ原画像
36を異なる縦横画素数(M×N)ドットの目標画像4
0に変換するための変換倍率Kを指定する変換倍率指定
部12と、目標画像40の縦画素数(M×N)ドット
を2以上の整数I倍とした縦横画素数I(M×N)ドッ
トの仮想画像38に拡大した後に、仮想画像38につい
て倍数Iに一致する縦横画素数(I×I)ドット単位に
平均して目標画像40の各画素値を算出する変換処理部
とを設ける。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】ここで処理判定部により変換倍率が2未満
で且つ600dpi未満の低解像度を判定した場合、処
理変換部は、目標画像40の縦画素数(M×N)ドッ
トを2倍とした縦横画素数2(M×N)ドットの仮想画
像38に拡大した後に、仮想画像38について倍数2に
一致する縦横画素数(2×2)ドット単位に平均して目
標画像40の各画素値を算出する。この変換処理部の処
理は、図1(A)の第2拡大処理理部26の処理に相当
する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】また処理判定部により変換倍率が1未満、
600dpi未満で300dpi以上の中程度の解像度
及び画像サイズが2000×2000ドット未満と小さ
いことを判定した場合、変換処理部は、目標画像40の
画素数(M×N)ドットを2倍とした縦横画素数2
(M×N)ドットの仮想画像38に拡大した後に、仮想
画像38について倍数2に一致する縦横画素数(2×
2)ドット単位に平均して目標画像40の各画素値を算
出する。この変換処理部の処理は、図1(A)の第2縮
小処理理部30の処理に相当する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】更に処理判定部により変換倍率が1未満、
300dpi未満の低解像度及び画像サイズが2000
×2000ドット未満と小さいことを判定した場合、変
換処理部は、目標画像40の縦画素数(M×N)ドッ
トを4倍とした縦横画素数4(M×N)ドットの仮想画
像38に拡大した後に、仮想画像38について倍数4に
一致する縦横画素数(4×4)ドット単位に平均して目
標画像40の各画素値を算出する。この変換処理部の処
理は、図1(A)の第3縮小処理理部32の処理に相当
する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】この変換処理部における原画像36から仮
想画像38への拡大変換は、最近傍法(ニアレストネイ
バ法)のアルゴリズム、即ち原画像36の画素の単純繰
り返しによる補間処理で拡大する。また本発明は、所定
の縦横画素数(P×Q)ドットをもつ原画像36を異な
る縦横画素数(M×N)ドットの目標画像40に変換す
るための変換倍率Kを指定する変換倍率指定過程;目標
画像40の縦画素数(M×N)ドットを2以上の整数
I倍とした縦横画素数I(M×N)ドットの仮想画像3
8に拡大した後に、仮想画像38について倍数Iに一致
する縦横画素数(I×I)ドット単位に平均して目標画
像40の各画素値を算出する変換処理過程;を備えた画
像サイズ変換方法を提供する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】更に本発明は、所定の縦横画素数(P×
)ドットをもつ原画像36を異なる縦横画素数(M×
)ドットの目標画像40に変換するための変換倍率K
を指定する変換倍率指定部と、目標画像40の縦画素
数(M×N)ドットを2以上の整数I倍とした縦横画素
数I(M×N)ドットの仮想画像38に拡大した後に、
仮想画像38について倍数Iに一致する縦横画素数(I
×I)ドット単位に平均して目標画像40の各画素値を
算出する変換処理部と、を備えた画像サイズ変換プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を
提供する。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】図3は図2のカラー印刷装置の内部構造で
ある。装置本体110の内部には記録媒体例えば記録用
紙を搬送させるための搬送ベルトユニット111が設け
られ、搬送ベルトユニット111には可撓性の誘電体材
料、例えば適当な合成樹脂材料から作られた無端ベルト
112を回動自在に備える。無端ベルト112は4つの
ローラ122−1,122−2,122−3,122−
4の回りに掛け渡される。搬送ベルトユニット111は
装置本体110に対し着脱自在に装着されている。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】ローラ122−1は駆動ローラとして機能
し、駆動ローラ122−1は駆動機構(図示せず)によ
り無端ベルト112を矢印で示す反時計回りに一定速度
で走行駆動する。また駆動ローラ122−1は、無端ベ
ルト112から電荷を除去するAC除去ローラとしても
機能する。ローラ122−2は従動ローラとして機能
し、従動ローラ122−2は無端ベルト112に電荷を
与える帯電ローラとしても機能する。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】ローラ122−3,122−4は共にガイ
ドローラとして機能し、駆動ローラ122−1及び従動
ローラ122−2に近接して配置される。従動ローラ1
22−2と駆動ローラ122−1の間の無端ベルト11
2の上側走行部は、記録紙の移動経路を形成する。記録
紙はホッパ114に蓄積されており、ピックアップロー
ラ116によりホッパ114の最上部の記録紙から1枚
ずつ繰り出され、記録紙ガイド通路118を通って一対
の記録紙送りローラ120により無端ベルト112の従
動ローラ122−2側からベルト側の記録紙移動経路に
導入され、記録紙移動経路を通過した記録紙は駆動ロー
ラ122−1から排出される。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】感光ドラム132に書き込まれた静電潜像
は、感光ドラム132の上方に配置されている現像器1
40により所定の色トナーによる帯電トナー像として静
電的に現像される。感光ドラム132の帯電トナー像
は、下方に位置した導電性転写ローラ142によって記
録紙に静電的に転写される。即ち電性転写ローラ14
2は、無端ベルト112を介して感光ドラム132との
間に微小な隙間を介して配置され、無端ベルト112に
より搬送される記録紙に帯電トナー像とは逆極性の電荷
を与え、これにより感光ドラム132上の帯電トナー像
は記録紙上に静電的に転写される。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】また静電記録ユニット124−1〜124
−4にトナーを補給したり保守を行いたい場合には、例
えば静電記録ユニット124−3のように、上方に引き
上げることで容易に外すことができる。再び図2を参照
するに、コントローラ部162にはコントローラ用MP
U172が設けられる。コントローラ用MPU172に
対してはカラー画像転送処理の転送先となるプリンタI
F処理部175が設けられ、コントロール部コネクタ1
76を介して上位装置としての例えばパーソナルコンピ
ュータ192と接続される。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】ここでパーソナルコンピュータ192のア
プリケーションプログラム194上でのカラー画像デー
タは例えばRGBデータであり、これに対しカラー印刷
装置側でのカラー画像データはYMCKデータとなる。
このため印刷装置側のプリンタIF処理部175には、
ドライバから転送されたRGBデータを印刷用のYMC
Kデータに変換するカラー変換機能が設けられる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】具体的には、前記(1)式に目標画像40
の行列(縦横)の番号nをn=0,1,2,・・・とし
て各々代入し、対応する原画像36の行列(縦横)の番
号Pnを算出し、拡大時にあっては単純繰り返し補間を
行う原画像36の行列番号を求めて補間処理により拡大
し、また縮小時にあっては原画像36の中から間引きを
行う行列番号を求めて間引き処理により縮小する。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】これに対し第2拡大処理部26、第2縮小
処理部30及び第3縮小処理部32にあっては、画像メ
モリ34に示すように、原画像36を仮想画像38に最
近傍法により拡大した後に、仮想画像38の複数画素の
平均による縮小で目標画像40に変換している。このよ
うに中間的な仮想画像38を経由して変換する場合、仮
想画像38のサイズは目標画像40を2以上の整数Iで
拡大したサイズを持つ。即ち目標画像40のサイズを
(M×N)ドットとすると、仮想画像38はこれをI倍
したI(M×N)ドットのサイズを持つ。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】即ち、図5の画像メモリ34のように、目
標画像40のサイズ(M×N)ドットの縦横ドットを各
々2倍した(2M×2N)ドットの仮想画像38を準備
し、この仮想画像38に最近傍法によって原画像36を
2倍に拡大した後に、原画像36の(2M×2N)画素
単位に平均して目標画像40の1画素を求めることで縮
小する。これは前述した縮小モード2による第2縮小処
理部30を選択する判定条件である。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】更にステップS9で解像度Dが300dp
i未満の低解像度であった場合には、ステップS12に
進み、図5の第3縮小処理部32の処理を選択して原画
像36を仮想画像38に拡大した後に、平均処理により
目標画像40に縮小する。これは前述した縮小モード3
による判定条件と処理の選択である。このステップS1
2の第3縮小処理部32による変換処理は、仮想画像3
8のサイズがステップS11の場合の目標画像40の縦
横各々4倍となる(4M×4N)ドットとしている点が
相違する。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】図10は図9の仮想画像38を使用した本
発明による変換処理のフローチャートである。まずステ
ップS1で、仮想画像38の行数を目標画像(ターゲッ
ト画像)40のターゲット行数Nの2倍とする。またス
テップS2で、仮想画像38の列数をターゲット列数
の2倍とする。次にステップS3で、前記(1)式に従
って原画像について縮小時は間引き、拡大時は繰り返し
を行う画素行を決定する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 浩司 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 堀井 雅之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 上野 圭造 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 曽田 彰久 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 玉田 和裕 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 海老原 栄一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼村 潤 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 金田 裕之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 中村 盛吉 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の縦横画素数(P×Q)ドットをもつ
    原画像を異なる縦横画素数(M×N)の目標画像に変換
    するための変換倍率Kを指定する変換倍率指定部と、 目標画像の解像度を指定する解像度指定部と、 原画像及び目標画像の画像サイズを指定する画像サイズ
    指定部と、 前記原画像を前記目標画像に拡大する第1拡大処理部
    と、 前記原画像を前記目標画像に拡大する際に、前記目標画
    像を縦横画素数(M×N)ドットを2以上の整数I倍と
    した縦横画素数I(M×N)ドットの仮想画像に拡大し
    た後に、前記仮想画像について前記倍数Iに一致する縦
    横画素数(I×I)ドット単位に平均して前記目標画像
    の各画素値を算出する第2拡大処理部と、 前記原画像を前記目標画像に縮小する第1縮小処理部
    と、 前記原画像を前記目標画像に縮小する際に、前記目標画
    像の縦横画素数(M×N)ドットを2以上の整数I倍と
    した縦横画素数I(M×N)ドットの仮想画像に拡大し
    た後に、前記仮想画像について前記倍数Iに一致する縦
    横画素数(I×I)ドット単位に平均して前記目標画像
    の各画素値を算出する第2縮小処理部と、 前記原画像を前記目標画像に縮小する際に、前記目標画
    像の縦横画素数(M×N)ドットを2以上の整数Iを2
    倍とした縦横画素数2I(M×N)ドットの仮想画像に
    拡大した後に、前記仮想画像について前記倍数Iに一致
    する縦横画素数2(I×I)ドット単位に平均して前記
    目標画像の各画素値を算出する第3縮小処理部と、 前記変換倍率、解像度及び画像サイズに基づいて前記第
    1拡大処理部、第2拡大処理部、第1縮小処理部、第2
    縮小処理部及び第3縮小処理部の中から最適な処理部を
    選択して変換処理を行わせる処理判定部と、を設けたこ
    とを特徴とする画像サイズ変換装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像サイズ変換装置に於い
    て、前記処理判定部で2以上の拡大倍率を判定した場
    合、又は拡大倍率が2未満で且つ高解像度を判定した場
    合、前記第1拡大処理部により前記原画像を画素の単純
    繰り返しによる補間で目標画像に拡大することを特徴と
    する画像サイズ変換装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像サイズ変換装置に於い
    て、前記処理判定部で拡大倍率が2未満で且つ600d
    piの高解像度を判定した場合、前記第1拡大処理部に
    より前記原画像を画素の単純繰り返しによる補間で目標
    画像に拡大することを特徴とする画像サイズ変換装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像サイズ変換装置に於い
    て、前記処理判定部で変換倍率が2未満で且つ低解像度
    を判定した場合、前記第2拡大処理部により、前記目標
    画像の縦横画素数(M×N)ドットを2倍とした縦横画
    素数2(M×N)ドットの仮想画像に拡大した後に、前
    記仮想画像について前記倍数2に一致する縦横画素数
    (2×2)ドット単位に平均して前記目標画像の各画素
    値を算出させることを特徴とする画像サイズ変換装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の画像サイズ変換装置に於い
    て、前記処理判定部により変換倍率が2未満で且つ解像
    度が600dpi未満の低解像度を判定した場合、前記
    第2拡大処理部により、前記目標画像の縦横画素数(M
    ×N)ドットを2倍とした縦横画素数2(M×N)ドッ
    トの仮想画像に拡大した後に、前記仮想画像について前
    記倍数2に一致する縦横画素数(2×2)ドット単位に
    平均して前記目標画像の各画素値を算出させることを特
    徴とする画像サイズ変換装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の画像サイズ変換装置に於い
    て、前記処理判定部により、1未満の変換倍率で且つ高
    解像度を判定した場合、又は1未満の変換倍率、低解像
    度、及び原画像と目標画像のサイズが大きいことを判定
    した場合、前記第1縮小処理部により前記原画像の画素
    の単純間引きにより目標画像に縮小することを特徴とす
    る画像サイズ変換装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の画像サイズ変換装置に於い
    て、前記処理判定部により、1未満の変換倍率で且つ6
    00dpi以上の高解像度を判定した場合、又は1未満
    の変換倍率、600dpi未満の解像度、及び原画像と
    目標画像の2000×2000ドット以上の大きい画像
    サイズを判定した場合、前記第1縮小処理部による前記
    原画像の画素の単純間引きにより目標画像に縮小するこ
    とを特徴とする画像サイズ変換装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の画像サイズ変換装置に於い
    て、前記処理判定部により変換倍率が1未満、中程度の
    解像度及び画像サイズが小さいことを判定した場合、前
    記第2縮小処理部により、前記目標画像の縦横画素数
    (M×N)ドットを2倍とした縦横画素数2(M×N)
    ドットの仮想画像に拡大した後に、前記仮想画像につい
    て前記倍数2に一致する縦横画素数(2×2)ドット単
    位に平均して前記目標画像の各画素値を算出させること
    を特徴とする画像サイズ変換装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の画像サイズ変換装置に於い
    て、前記処理判定部により変換倍率が1未満、解像度が
    600dpi未満で300dpi以上の中程度の解像
    度、及び画像サイズが(2000×2000)ドット未
    満の小サイズを判定した場合、前記第2縮小処理部によ
    り、前記目標画像の縦横画素数(M×N)ドットを2倍
    とした縦横画素数2(M×N)ドットの仮想画像に拡大
    した後に、前記仮想画像について前記倍数2に一致する
    縦横画素数(2×2)単位に平均して前記目標画像の各
    画素値を算出させることを特徴とする画像サイズ変換装
    置。
  10. 【請求項10】請求項1記載の画像サイズ変換装置に於
    いて、前記処理判定部により変換倍率が1未満、低解像
    度及び画像サイズが小さいことを判定した場合、前記第
    3縮小処理部により、前記目標画像の縦横画素数(M×
    N)ドットを4倍とした縦横画素数4(M×N)ドット
    の仮想画像に拡大した後に、前記仮想画像について前記
    倍数2に一致する縦横画素数(4×4)ドット単位に平
    均して前記目標画像の各画素値を算出させることを特徴
    とする画像サイズ変換装置。
  11. 【請求項11】請求項1記載の画像サイズ変換装置に於
    いて、前記処理判定部により変換倍率が1未満、解像度
    が300dpi未満の低解像度、及び画像サイズが(2
    000×2000)ドット未満の小サイズを判定した場
    合、前記第3縮小処理部により、前記目標画像の縦横画
    素数(M×N)ドットを4倍とした縦横画素数4(M×
    N)ドットの仮想画像に拡大した後に、前記仮想画像に
    ついて前記倍数2に一致する縦横画素数(4×4)ドッ
    ト単位に平均して前記目標画像の各画素値を算出するこ
    とを特徴とする画像サイズ変換装置。
  12. 【請求項12】請求項1記載の画像サイズ変換装置に於
    いて、前記第1拡大処理部と第1縮小処理部の各々にお
    ける原画像から目標画像への変換、並びに前記第2拡大
    処理部、第2縮小処理部及び第3縮小処理部の各々にお
    ける原画像から仮想画像への変換は、最近傍法のアルゴ
    リズムで行うことを特徴とする画像サイズ変換装置。
  13. 【請求項13】所定の縦横画素数(P×Q)ドットをも
    つ原画像を異なる縦横画素数(M×N)の目標画像に変
    換するための変換倍率Kを指定する変換倍率指定過程
    と、 目標画像の解像度を指定する解像度指定過程と、 原画像及び目標画像の画像サイズを指定する画像サイズ
    指定過程と、 前記原画像を前記目標画像に拡大する第1拡大処理過程
    と、 前記原画像を前記目標画像に拡大する際に、前記目標画
    像を縦横画素数(M×N)ドットを2以上の整数I倍と
    した縦横画素数I(M×N)ドットの仮想画像に拡大し
    た後に、前記仮想画像について前記倍数Iに一致する縦
    横画素数(I×I)ドット単位に平均して前記目標画像
    の各画素値を算出する第2拡大処理過程と、 前記原画像を前記目標画像に縮小する第1縮小処理過程
    と、 前記原画像を前記目標画像に縮小する際に、前記目標画
    像の縦横画素数(M×N)ドットを2以上の整数I倍と
    した縦横画素数I(M×N)ドットの仮想画像に拡大し
    た後に、前記仮想画像について前記倍数Iに一致する縦
    横画素数(I×I)ドット単位に平均して前記目標画像
    の各画素値を算出する第2縮小処理過程と、 前記原画像を前記目標画像に縮小する際に、前記目標画
    像の縦横画素数(M×N)ドットを2以上の整数Iを2
    倍とした縦横画素数2I(M×N)ドットの仮想画像に
    拡大した後に、前記仮想画像について前記倍数Iに一致
    する縦横画素数2(I×I)ドット単位に平均して前記
    目標画像の各画素値を算出する第3縮小処理過程と、 前記変換倍率、解像度及び画像サイズに基づいて前記第
    1拡大処理過程、第2拡大処理過程、第1縮小処理過
    程、第2縮小処理過程及び第3縮小処理過程の中から最
    適な処理過程を選択して変換処理を行わせる処理判定過
    程と、を備えたことを特徴とする画像サイズ変換方法。
  14. 【請求項14】所定の縦横画素数(P×Q)ドットをも
    つ原画像を異なる縦横画素数(M×N)の目標画像に変
    換するための変換倍率Kを指定する変換倍率指定部と、 目標画像の解像度を指定する解像度指定部と、 原画像及び目標画像の画像サイズを指定する画像サイズ
    指定部と、 前記原画像を前記目標画像に拡大する第1拡大処理部
    と、 前記原画像を前記目標画像に拡大する際に、前記目標画
    像を縦横画素数(M×N)ドットを2以上の整数I倍と
    した縦横画素数I(M×N)ドットの仮想画像に拡大し
    た後に、前記仮想画像について前記倍数Iに一致する縦
    横画素数(I×I)ドット単位に平均して前記目標画像
    の各画素値を算出する第2拡大処理部と、 前記原画像を前記目標画像に縮小する第1縮小処理部
    と、 前記原画像を前記目標画像に縮小する際に、前記目標画
    像の縦横画素数(M×N)ドットを2以上の整数I倍と
    した縦横画素数I(M×N)ドットの仮想画像に拡大し
    た後に、前記仮想画像について前記倍数Iに一致する縦
    横画素数(I×I)ドット単位に平均して前記目標画像
    の各画素値を算出する第2縮小処理部と、 前記原画像を前記目標画像に縮小する際に、前記目標画
    像の縦横画素数(M×N)ドットを2以上の整数Iを2
    倍とした縦横画素数2I(M×N)ドットの仮想画像に
    拡大した後に、前記仮想画像について前記倍数Iに一致
    する縦横画素数2(I×I)ドット単位に平均して前記
    目標画像の各画素値を算出する第3縮小処理部と、 前記変換倍率、解像度及び画像サイズに基づいて前記第
    1拡大処理部、第2拡大処理部、第1縮小処理部、第2
    縮小処理部及び第3縮小処理部の中から最適な処理部を
    選択して変換処理を行わせる処理判定部と、を備えたこ
    とを特徴とする画像サイズ変換プログラムを記録したコ
    ンピュータ読み出し可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】所定の縦横画素数(P×Q)をもつ原画
    像を異なる縦横画素数(M×N)の目標画像に変換する
    ための変換倍率Kを指定する変換倍率指定部と、 前記目標画像の縦横画素数(M×N)ドットを2以上の
    整数I倍とした縦横画素数I(M×N)ドットの仮想画
    像に拡大した後に、前記仮想画像について前記倍数Iに
    一致する縦横画素数(I×I)ドット単位に平均して前
    記目標画像の各画素値を算出する変換処理部と、を設け
    たことを特徴とする画像サイズ変換装置。
  16. 【請求項16】請求項15記載の画像サイズ変換装置に
    於いて、更に、画像の変換倍率と解像度を判定する処理
    判定部を設け、前記処理判定部で変換倍率が2未満で且
    つ低解像度を判定した場合、前記変換処理部は、前記目
    標画像の縦横画素数(M×N)ドットを2倍とした縦横
    画素数2(M×N)ドットの仮想画像に拡大した後に、
    前記仮想画像について前記倍数2に一致する縦横画素数
    (2×2)ドット単位に平均して前記目標画像の各画素
    値を算出することを特徴とする画像サイズ変換装置。
  17. 【請求項17】請求項15記載の画像サイズ変換装置に
    於いて、前記処理判定部により変換倍率が2未満で且つ
    解像度が600dpi未満の低解像度を判定した場合、
    前記変換処理部は、前記目標画像の縦横画素数(M×
    N)ドットを2倍とした縦横画素数2(M×N)ドット
    の仮想画像に拡大した後に、前記仮想画像について前記
    倍数2に一致する縦横画素数(2×2)ドット単位に平
    均して前記目標画像の各画素値を算出することを特徴と
    する画像サイズ変換装置。
  18. 【請求項18】請求項15記載の画像サイズ変換装置に
    於いて、更に、画像の変換倍率、解像度及び画像サイズ
    を判定する処理判定部を設け、前記処理判定部により変
    換倍率が1未満、中程度の解像度及び画像サイズが小さ
    いことを判定した場合、前記変換処理部は、前記目標画
    像の縦横画素数(M×N)ドットを2倍とした縦横画素
    数2(M×N)ドットの仮想画像に拡大した後に、前記
    仮想画像について前記倍数2に一致する縦横画素数(2
    ×2)ドット単位に平均して前記目標画像の各画素値を
    算出することを特徴とする画像サイズ変換装置。
  19. 【請求項19】請求項15記載の画像サイズ変換装置に
    於いて、前記処理判定部により変換倍率が1未満、解像
    度が600dpi未満で300dpi以上の中程度の解
    像度、及び画像サイズが(2000×2000)ドット
    未満の小サイズを判定した場合、前記変換処理部は、前
    記目標画像の縦横画素数(M×N)ドットを2倍とした
    縦横画素数2(M×N)ドットの仮想画像に拡大した後
    に、前記仮想画像について前記倍数2に一致する縦横画
    素数(2×2)単位に平均して前記目標画像の各画素値
    を算出することを特徴とする画像サイズ変換装置。
  20. 【請求項20】請求項15記載の画像サイズ変換装置に
    於いて、更に、画像の変換倍率、解像度及び画像サイズ
    を判定する処理判定部を設け、前記処理判定部により変
    換倍率が1未満、低解像度及び画像サイズが小さいこと
    を判定した場合、前記変換処理部は、前記目標画像の縦
    横画素数(M×N)ドットを4倍とした縦横画素数4
    (M×N)ドットの仮想画像に拡大した後に、前記仮想
    画像について前記倍数2に一致する縦横画素数(4×
    4)ドット単位に平均して前記目標画像の各画素値を算
    出することを特徴とする画像サイズ変換装置。
  21. 【請求項21】請求項15記載の画像サイズ変換装置に
    於いて、前記処理判定部により変換倍率が1未満、解像
    度が300dpi未満の低解像度、及び画像サイズが
    (2000×2000)ドット未満の小サイズを判定し
    た場合、前記変換処理部は、前記目標画像の縦横画素数
    (M×N)ドットを4倍とした縦横画素数4(M×N)
    ドットの仮想画像に拡大した後に、前記仮想画像につい
    て前記倍数2に一致する縦横画素数(4×4)ドット単
    位に平均して前記目標画像の各画素値を算出することを
    特徴とする画像サイズ変換装置。
  22. 【請求項22】請求項15記載の画像サイズ変換装置に
    於いて、前記変換処理部における原画像から仮想画像へ
    の変換は、最近傍法のアルゴリズムで行うことを特徴と
    する画像サイズ変換装置。
  23. 【請求項23】所定の縦横画素数(P×Q)をもつ原画
    像を異なる縦横画素数(M×N)の目標画像に変換する
    ための変換倍率Kを指定する変換倍率指定過程と、 前記目標画像の縦横画素数(M×N)ドットを2以上の
    整数I倍とした縦横画素数I(M×N)ドットの仮想画
    像に拡大した後に、前記仮想画像について前記倍数Iに
    一致する縦横画素数(I×I)ドット単位に平均して前
    記目標画像の各画素値を算出する変換処理過程と、を設
    けたことを特徴とする画像サイズ変換方法。
  24. 【請求項24】所定の縦横画素数(P×Q)をもつ原画
    像を異なる縦横画素数(M×N)の目標画像に変換する
    ための変換倍率Kを指定する変換倍率指定部と、 前記目標画像の縦横画素数(M×N)ドットを2以上の
    整数I倍とした縦横画素数I(M×N)ドットの仮想画
    像に拡大した後に、前記仮想画像について前記倍数Iに
    一致する縦横画素数(I×I)ドット単位に平均して前
    記目標画像の各画素値を算出する変換処理部と、を備え
    た画像サイズ変換プログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
JP9325840A 1997-11-27 1997-11-27 画像サイズ変換装置及び方法並びに画像サイズ変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JPH11161780A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9325840A JPH11161780A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 画像サイズ変換装置及び方法並びに画像サイズ変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US09/058,133 US6091513A (en) 1997-11-27 1998-04-10 Apparatus and method for converting image size and recording medium recording image size converting program therein and capable of being read by computer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9325840A JPH11161780A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 画像サイズ変換装置及び方法並びに画像サイズ変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11161780A true JPH11161780A (ja) 1999-06-18

Family

ID=18181212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9325840A Pending JPH11161780A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 画像サイズ変換装置及び方法並びに画像サイズ変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6091513A (ja)
JP (1) JPH11161780A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004077357A1 (en) * 2003-02-26 2004-09-10 Sony Corporation Apparatus and method for producing thumbnail images and for improving image quality of re-sized images

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000175205A (ja) * 1998-12-01 2000-06-23 Asahi Optical Co Ltd 画像読取装置
US6608943B1 (en) * 1999-02-05 2003-08-19 Fuji Photo Film, Co., Ltd. Image processing method and apparatus
JP2001054013A (ja) * 1999-08-13 2001-02-23 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像信号処理装置およびその処理方法
JP4101983B2 (ja) * 1999-08-19 2008-06-18 東芝テック株式会社 画像処理装置
JP4454914B2 (ja) * 2002-07-08 2010-04-21 キヤノン株式会社 映像読取装置及び画像形成装置
US20040212846A1 (en) * 2003-04-25 2004-10-28 Baunach Christopher N. Interleaved image processing for an imaging apparatus
JP3902173B2 (ja) * 2003-10-27 2007-04-04 ノーリツ鋼機株式会社 画像変倍方法とこの方法を実施する写真プリント装置
EP1583031A1 (en) 2004-03-30 2005-10-05 Dialog Semiconductor GmbH Zoom algorithm
JP2007067917A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像データ処理装置
FR2896324A1 (fr) * 2006-01-17 2007-07-20 St Microelectronics Sa Procede de traitement, par exemple d'insertion des couleurs d'une image numerique et dispositif correspondant
US20100044441A1 (en) * 2007-03-12 2010-02-25 Moshe Cohen Color sensing for a reader device and the like
WO2008111054A2 (en) * 2007-03-12 2008-09-18 In-Dot Ltd. A reader device having various functionalities
CN101207750B (zh) * 2007-11-28 2010-11-24 深圳市同洲电子股份有限公司 一种视频画面平滑缩小或者放大的方法
WO2009101610A2 (en) * 2008-02-13 2009-08-20 In-Dot Ltd. A method and an apparatus for managing games and a learning plaything
WO2009113067A2 (en) * 2008-03-11 2009-09-17 In-Dot Ltd. Systems and methods for communication
WO2009125393A1 (en) * 2008-04-09 2009-10-15 In-Dot Ltd. Reader devices and related housings and accessories and methods of using same
US8294951B2 (en) * 2010-02-19 2012-10-23 Kuo-Ping Yang Method of reducing the amount of black in an image

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4841377A (en) * 1986-06-14 1989-06-20 Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. Continuous image estimation method
JPH033081A (ja) * 1989-05-31 1991-01-09 Nec Home Electron Ltd 画像パターン変換方式
US5903317A (en) * 1993-02-14 1999-05-11 Orad Hi-Tech Systems Ltd. Apparatus and method for detecting, identifying and incorporating advertisements in a video
US5760922A (en) * 1993-10-08 1998-06-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Area recognizing device and gradation level converting device employing area recognizing device
EP0691011B1 (en) * 1993-03-25 2002-09-04 MGI Software Corporation Method and system for image processing
JP2811409B2 (ja) * 1994-02-08 1998-10-15 西本産業株式会社 濃淡画像処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004077357A1 (en) * 2003-02-26 2004-09-10 Sony Corporation Apparatus and method for producing thumbnail images and for improving image quality of re-sized images
US7433544B2 (en) 2003-02-26 2008-10-07 Sony Corporation Apparatus and method for producing thumbnail images and for improving image quality of re-sized images

Also Published As

Publication number Publication date
US6091513A (en) 2000-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11161780A (ja) 画像サイズ変換装置及び方法並びに画像サイズ変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH10341347A (ja) カラー画像転送処理装置及び方法、カラー画像復元処理装置及び方法、並びにカラー画像転送システム
JP3406954B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法
JP2010021992A (ja) 画像書き込み装置、画像形成装置、画像書き込み方法、画像書き込みプログラム及び記録媒体
JP3874718B2 (ja) 画像処理装置,画像形成装置
US20080174797A1 (en) Image forming device and method thereof
JP3990086B2 (ja) 画像データ処理装置
JP3885282B2 (ja) 印刷データ処理装置および印刷データ処理方法
JP4103164B2 (ja) 印刷処理装置
JPH04144479A (ja) 図形出力装置
JP4841188B2 (ja) 画像書込み装置及び画像形成装置
JP4977434B2 (ja) 画像書き込み装置及び画像形成装置
JP3981217B2 (ja) 電子写真装置
US5818502A (en) Imaging forming apparatus with smoothing circuitry
JP2004351932A (ja) タンデムプリンタ用の画像データを効率的に生成し、供給するシステム及び方法
JP2001260422A (ja) 画像形成装置
JPH06149084A (ja) カラー電子写真装置
JP2009208460A (ja) 画像処理装置と画像形成装置、および画像形成方法
JPH06297766A (ja) 記録装置
JPH09290533A (ja) 画像形成装置
JP2927494B2 (ja) 画像信号のパルス形成装置
JPH05265298A (ja) 画像記録装置
JPH07195732A (ja) 記録装置
JP5678621B2 (ja) 画像形成装置
JP2006334852A (ja) 画像書き込み装置および画像形成装置