JPH11161685A - データプロバイダーからのデータの標準化フィルタリング方法 - Google Patents

データプロバイダーからのデータの標準化フィルタリング方法

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JPH11161685A
JPH11161685A JP24744898A JP24744898A JPH11161685A JP H11161685 A JPH11161685 A JP H11161685A JP 24744898 A JP24744898 A JP 24744898A JP 24744898 A JP24744898 A JP 24744898A JP H11161685 A JPH11161685 A JP H11161685A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標準ユーザーインターフェースにより、ユー
ザーが任意のデータの組を直観的且つ効果的にフィルタ
することができるようにする。 【解決手段】 このインターフェースは、データの組の
各属性についてのラベル、フィルタ及びプルダウンメニ
ューを表すヘッダーコントロールを含む。これは対応す
るディスプレイコントロールによって表示される。この
コントロールは、コンピュータのオペレーティングシス
テムに含まれる一組のＡＰＩを通してデータプロバイダ
ーと通信する。これらのＡＰＩを通してデータプロバイ
ダーが表示すべきラベル及びメニューを表示し、ユーザ
ーが指定すると、ヘッダーコントロールが新しいフィル
タ基準をデータプロバイダーに送る。データプロバイダ
ーがユーザーの指定したフィルタ基準によりデータの組
をフィルタし、フィルタされたデータの組を返送し、こ
れがディスプレイコントロールにより表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、データプロバイダ
ーに対して質問を提出し、結果を標準化された形式で返
すための技術に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】コンピュータユーザーは、コンピュータ
を利用しようという時に度々圧倒的な量の情報に出会う
ことがある。インターネットサーチエンジンのようなデ
ータプロバイダーは、一つの質問に対して何千もの「ヒ
ット」を返す。イーメールアーカイブについてのデータ
プロバイダーは、一つのメッセージを見出すためにスク
ロールしなければならない何百ものメッセージを示す。
コンピュータファイルのディレクトリツリーは、複雑な
レイヤに何万ものドキュメントをリストしている場合が
ある。図１(a) は、各データプロバイダー210 、212 、
214 、216 、218に対して異なるインターフェース200
、202 、204 、206 、208 を持つシステムを示す。
【０００３】この量の情報にアクセスする場合の困難さ
と妥協するために、データプロバイダーは標準ユーザー
インターフェースを用いようとしない。ユーザーは、一
つの多目的ユーザーインターフェースを学習する代わり
に、マルチユーザーインターフェース、時間の浪費及び
いらいらする仕事に慣れなければならない。
【０００４】標準ユーザーインターフェースがないため
に、ソフトウェア開発者にとって、各データプロバイダ
ーのために異なるインターフェースを設計しなければな
らないという過剰な仕事が生まれる。例えばウィンドウ
化された環境において、ソフトウェア開発者は、各デー
タプロバイダーの要求を満たすために、異なるタブ、ボ
タン、及び全体の構成を持つ新しいコントロールを設計
しなければならない。
【０００５】実在のユーザーインターフェースは、同時
に多重属性に基づいてデータの組をフィルタリングする
ことができる。しかし、ユーザーインターフェースを見
るだけでこれを完了させる方法が常に明らかであるとは
限らない。例えば、ユーザーがデータの組の属性及び質
問言語の進んだ知識を有する場合のみ、ユーザーインタ
ーフェースがデータの組の多重属性を用いる正確なフィ
ルタリングをサポートするかも知れない。標準ユーザー
インターフェースは、多重属性について、直観的な形で
データの組の正確なフィルタリングを可能にはしない。
【０００６】ユーザーインターフェースは、各質問ター
ムについて多重比較モードをサポートすることにより、
データの組について正確な質問を送出することができ
る。例えば、Microsoft エクセル97のオートフィルタ
は、質問タームについて多重比較モードをサポートす
る。オートフィルタによれば、ユーザーが、質問ターム
とデータの組とを比較する方法を指定することができ
る。オートフィルタの実行上の一つの欠点は、ユーザー
が、主ユーザーインターフェースから離れたダイアログ
ボックスで比較モードを指定することである。
【０００７】連続的なフィルタによって莫大な量のデー
タを管理し得る量に引き下げるために、しばしばユーザ
ーによって反復相関質問が送出される。例えば、インタ
ーネットサーチエンジンに対する一つの質問を送出した
ユーザーが、回答として何千もの「ヒット」を受取るこ
とがある。このユーザーは、これらの回答の中からサブ
の組を得るために、続いてもっと狭い質問を送出する。
より狭い質問は、通常は元の質問＋他のタームである。
【０００８】修正された質問が、第１の質問に応答して
返された狭い組ではなく、全体のデータの組に対して実
行されると、膨大な冗長が発生する。ユーザーインター
フェースとデータプロバイダーとの間に、質問タームに
ついての変更のみが送られるのではなく、質問ターム全
体が送られると冗長が少なくなる。これらの冗長は、ユ
ーザーインターフェースにおける目視によるフィードバ
ックの機会を無くしてしまい、データの組のフィルタリ
ングにおける応答時刻を遅らせる原因になる。
【０００９】実在する殆どのユーザーインターフェース
は、他の基準の入力によるデータの組の「シュリンキン
グ」を示すのではなく、質問式が完全になったことをユ
ーザーが正確に表示した後でのみ質問を送出する。例え
ば、ユーザーが質問を入力し続いてエンターキーを押し
て質問を送出する。この方法の欠点は、入力がエンター
される時のデータの組のシュリンキングを目視する機会
が失われることである。
【００１０】このため、実在するユーザーインターフェ
ースの一部のものは、テキスト入力の各キーストローク
が入力された後でフィルタする。例えば、多くのアプリ
ケーションが、各キーストロークが入力された時に起動
するヘルプインデックスを持っている。ユーザーが「デ
ィスプレイ」について助けが必要な時は、ユーザーが
「ｄ」を入力すると、インデックスは「ｄ」にジャンプ
する。ユーザーが「ｉ」を入力すると、インデックスは
「ｄｉ」にジャンプする等である。この方法の欠点は、
フィルタリングシステムが大きいデータの組をフィルタ
リングする際に、時には、ダウンしてしまい、応答性及
び目視性能が損なわれることである。
【００１１】実在するユーザーインターフェースの他の
欠点は、データの組の非テキストのフィルタリングが不
可能なことである。その代わり、ユーザーがデータの組
の中のカラー、アイコン、ビットマップ又はサウンドに
ついてサーチする場合であっても、データの組は、任意
の文字のパターン又は文字の正確な値によってソートさ
れる。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】本発明の好ましい実施
例においては、ユーザーがよく知らないプロバイダーと
効果的に且つ直観的に対話できる標準ユーザーインター
フェースを具備することにより、従来技術の欠点を克服
する。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい実施例
は、ヘッダーコントロールにより、ユーザーが、不要な
データを直観的且つ効果的にフィルタすることを可能に
する。ヘッダーコントロール及びそれが含む標準ユーザ
ーインターフェースは、ユーザー及びソフトウェア開発
者のためのタスクを簡易化する。ユーザーは、もはや多
数のユーザーインターフェースにおける熟練者になる必
要はない。ソフトウェア開発者は、もはやそれぞれのデ
ータプロバイダーのためのユーザーインターフェースを
設計する必要はない。その代わり、ソフトウェア開発者
は、データプロバイダー及びデータの組についての最小
の情報を標準ユーザーインターフェースに提供するだけ
でよい。
【００１４】記載された実施例においては、標準ユーザ
ーインターフェースは、ウィンドウ化された環境におい
て「QuickFilter 」ヘッダーコントロールと表現されて
いる。標準ユーザーインターフェースは、対応する縦に
配列された「リストビュー」コントロールによって表示
されるデータの組のそれぞれの属性に対するラベル、フ
ィルタ及びプルダウンメニューボタンを含む。プルダウ
ンメニューボタンは、データの組の属性と関連するアイ
テムのメニューを表示することができる。コントロール
は、コンピュータのオペレーティングシステムに含まれ
る一組のアプリケーションプログラミングインターフェ
ース（ＡＰＩ）を通してデータプロバイダーと通信す
る。
【００１５】データプロバイダーは、これらのＡＰＩを
通して、ヘッダーコントロールデータの組及びプルダウ
ンメニュー情報を送出し、続いて、標準ユーザーインタ
ーフェースの一部分として、プルダウンメニュー情報が
ヘッダーコントロールに表示される。ヘッダーコントロ
ールは、コントロールのフィルタに対する変更をデータ
プロバイダーに通知する。ヘッダーコントロールは、更
に、データプロバイダーによって供給されたプルダウン
メニュー情報を利用した選択をデータプロバイダーに通
知する。
【００１６】データプロバイダーは、ヘッダーコントロ
ールから受信したフィルタの変更及び選択情報に関する
データの組をフィルタする。各データプロバイダーは、
ヘッダーコントロールから受信した情報を与えるデータ
の組をフィルタする方法を決定する。データの組がフィ
ルタされると、データプロバイダーは、それをリストビ
ューコントロールに返送し、そこで表示される。
【００１７】ヘッダーコントロールは、直観的且つ容易
に用いられるように設計される。それによれば、データ
の組の属性が表示されているデータの組のそれぞれの属
性に対するラベル及びフィルタを指示することにより、
正確で直観的な質問を行うことができる。ユーザーによ
ってフィルタが変更されると、データの組はデータプロ
バイダーによってフィルタされ、リストビューコントロ
ールに再表示される。これにより、フィルタ入力を受信
した時におけるデータの組のシュリンキングの目視的効
果を創り出す。
【００１８】ヘッダーコントロールは、ユーザーからそ
れを行うべきとする明確な信号を受けることなしに、フ
ィルタ変更の通知を送出することにより、この目視の
「シュリンキング」効果を達成する。フィルタ要求が未
処理になること及び有利なシュリンキング効果を壊すこ
とがないように、データプロバイダーによってセットさ
れるフィルタタイマーが、フィルタ要求を送出する頻度
を決定する。データの組のフィルタリング及び再表示が
早急に行われる場合は、データの組は、入力の各キース
トロークの後でフィルタされることがある。他方、デー
タの組のフィルタリング及び再表示が長時間かかる場合
は、頻繁過ぎる組の再構成によって生じる効率の低下に
対する表示の応答性をバランスさせるため、フィルタタ
イマーを長い間隔にセットするとよい。
【００１９】記載された実施例においては、プルダウン
メニューが、属性についてのフィルタがデータの組と比
較される比較モードについての情報を表示する。プルダ
ウンメニューの中のその情報が関連する属性の近くにそ
の情報を表示することにより、標準ユーザーインターフ
ェースの他の直観的な観点が与えられる。
【００２０】他の実施例においては、プルダウンメニュ
ーが、データプロバイダーによって提供されるカスタム
コントロールを表示する（又はカスタムコントロールを
表示する２次ウィンドウを開く）。カスタムコントロー
ルは、非テキスト属性を持つデータの組をフィルタする
ために用いる非テキストフィルタ入力を、ユーザーが入
力できるようにする。例えば、カスタムコントロール
は、ユーザーがカラーを選択し続いてカラーによってデ
ータの組をフィルタするために用いられるカラーパレッ
トであってもよい。
【００２１】
【発明の実施の形態】本発明の他の及び追加の特徴は、
図面を参照して行われる以下の詳細な説明により、容易
に明らかになる。
【００２２】本発明について、任意のデータプロバイダ
ーに対する標準ユーザーインターフェース（ＳＵＩ）を
具えるための方法及び装置を参照して説明する。ユーザ
ーは、ＳＵＩの使用を通して、よく知らないデータプロ
バイダーに対して正確な質問を送出し、適時に応答を受
信することができる。応答の適時性は、質問の効率及び
中間的に更新される質問の結果を連続的に表示する目視
的効果を最大にするために変動する。以下の実施例にお
いては、ＳＵＩの標準化は、ＳＵＩ及びデータプロバイ
ダーが、一組のアプリケーションプログラミングインタ
ーフェース（ＡＰＩ）を受け入れることによって達成さ
れる。
【００２３】〔本発明のための動作環境〕図２及び以下
のディスカッションは、本発明を実現することができる
適切な計算環境の要約的且つ一般的な説明を提供するた
めのものである。本発明は、パーソナルコンピュータ上
でランするコンピュータプログラムのコンピュータ実行
可能命令の一般的コンテクストで説明されるが、当業者
にとっては、本発明が更に他のプログラムモジュールと
の組合せにより実行可能であることが明らかであろう。
【００２４】一般的に、プログラムモジュールは、特定
のタスクを遂行し又は特定のアブストラクトデータタイ
プを実行するルーチン、プログラム、コンポーネント、
データ構造体、その他を含む。更に、本発明が、手で扱
うデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロ
セッサベース又はプログラマブルなコンシューマエレク
トロニクス、ミニコンピュータ、メインフレームコンピ
ュータ、及びその他を含む他のコンピュータシステム構
成によっても実現されることが、当業者にとって明らか
であろう。本発明は、更に、タスクが通信ネットワーク
を通してリンクされた遠隔処理装置によって実行される
分布型計算環境においても実現することができる。分布
型計算環境においては、プログラムモジュールは、ロー
カル及び遠隔両者のメモリー格納デバイスに置くことが
できる。
【００２５】図２は、本発明のための動作環境を提供す
るコンピュータシステムの例を示す図である。このコン
ピュータシステムは、処理ユニット121 、システムメモ
リー122 、及びシステムメモリーを含む種々のシステム
コンポーネントを処理ユニット121 に相互接続するシス
テムバス123 を具えるパーソナルコンピュータ120 を含
む。このシステムバスは、メモリーバス又はメモリーコ
ントローラ、周辺バス、又はＰＣＩ、ＶＥＳＡ、マイク
ロチャネル（ＭＣＡ）、ＩＳＡ及びＥＩＳＡ等のバスア
ーキテクチャを用いるローカルバスを含む種々の型のバ
ス構造のいずれかを含むことができる。
【００２６】システムメモリーは、リードオンリーメモ
リー（ＲＯＭ）124 及びランダムアクセスメモリー（Ｒ
ＡＭ）125 を含む。例えばスタートアップの時等にパー
ソナルコンピュータ120 中のエレメント間の情報転送を
助ける基本ルーチンを含む基本入出力システム（ＢＩＯ
Ｓ）は、ＲＯＭ124 に格納されている。
【００２７】パーソナルコンピュータ120 は、更に、ハ
ードディスクドライブ127 、着脱可能のディスク129 に
対して読出し及び書込みを行うための磁気ディスクドラ
イブ128 、及び、ＣＤ−ＲＯＭディスク131 から読出す
ため又は他の光学媒体にに対して読出し及び書込みを行
うための光ディスクドライブ130 等を含む。ハードディ
スクドライブ127 、磁気ディスクドライブ128 及び光デ
ィスクドライブ130 は、それぞれ、ハードディスクドラ
イブインターフェース132 、磁気ディスクドライブイン
ターフェース133 及び光ディスクドライブインターフェ
ース134 により、システムバス123 に接続されている。
これらのドライブ及び対応するコンピュータ読出し可能
媒体は、パーソナルコンピュータ120 のためのデータ、
データ構造、コンピュータ実行可能命令（ダイナミック
リンクライブラリーのようなプログラムコード及び実行
可能ファイル）等の非蒸発性記憶を行う。
【００２８】上述のコンピュータ読出し可能媒体の説明
においては、ハードディスク、着脱可能の磁気ディスク
及びＣＤを引用したが、それは更に、磁気カセット、フ
ラッシュメモリーカード、ディジタルビデオディスク、
ベルヌーイカートリッジ、及びその他の、コンピュータ
が読出すことができる他の型の媒体を含むことができ
る。
【００２９】オペレーティングシステム135 （例えばウ
ィンドウズＮＴ、ウィンドウズ９５、ＭＳ−ＤＯＳ
等）、１又は複数のアプリケーションプログラム136 、
他のプログラムモジュール137 及びプログラムデータ13
8 を含む多数のプログラムモジュールが、これらのドラ
イブ及びＲＡＭ125 中に格納される。
【００３０】ユーザーは、キーボード140 及びマウス14
2 のようなポインター装置を用いてコマンド及び情報を
パーソナルコンピュータ120 に入力することができる。
他の入力デバイス（図示していない）としては、マイク
ロホン、ジョイスティック、ゲームパッド、サテライト
ディッシュ、スキャナ、又はその他を含む。これら及び
他の入力デバイスは、システムバスに接続されているシ
リアルポートインターフェース146 を通して処理ユニッ
ト121 に接続されることが多いが、パラレルポート、ゲ
ームポート又はユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）の
ような他のインターフェースによって接続することもで
きる。
【００３１】更に、モニター147 又は他の型のディスプ
レイ装置が、ビデオアダプター148のようなインターフ
ェースを介してシステムバス123 に接続される。モニタ
ーに加えて、パーソナルコンピュータは、一般的に、ス
ピーカー及びプリンターのような他の周辺出力装置（図
示していない）を含む。
【００３２】パーソナルコンピュータ120 は、遠隔コン
ピュータ149 のような１又は複数の遠隔コンピュータに
対する論理的な接続を用いて、ネットワーク化された環
境で動作することができる。遠隔コンピュータ149 は、
サーバー、ルーター、ピアデバイス又は他の共通ネット
ワークノードであってもよく、図２にはメモリー格納装
置150 のみが図示されているに過ぎないが、一般的に
は、パーソナルコンピュータ120 に関して説明したエレ
メントの多く又は全てを含む。図２に示された論理的接
続は、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）151 及び
ワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）152 を含む。この
ようなネットワーク化環境は、オフィス、企業の広域コ
ンピュータネットワーク、イントラネット及びインター
ネットにおいて、普通に用いられている。
【００３３】ＬＡＮネットワーク化環境において用いら
れる場合は、パーソナルコンピュータ120 は、ネットワ
ークインターフェース又はアダプター153 を通してＬＡ
Ｎ151 に接続される。ＷＡＮネットワーク化環境におい
て用いられる場合は、パーソナルコンピュータ120 は、
一般的に、モデム154 又はインターネットのようなＷＡ
Ｎ152 全体に対する通信を確立するための他の手段を含
む。内装又は外装のモデム154 は、シリアルポートイン
ターフェース146 を介してシステムバス123 に接続され
る。
【００３４】ネットワーク化環境においては、パーソナ
ルコンピュータ120 に関して示されたプログラムモジュ
ール又はその部分は、遠隔メモリー格納装置に格納する
ことができる。図示されたネットワーク接続は例示であ
り、コンピュータ間の通信リンクを確立する他の手段を
用いることができることは明らかである。
【００３５】〔ヘッダーコントロール及び標準ユーザー
インターフェース〕図１(b) 及び３〜１３は、本発明の
実施例の標準ユーザーインターフェース（ＳＵＩ）を含
むヘッダーコントロール及びリストビューコントロール
の機能を示す図である。図１(b) 及び３〜８は、ヘッダ
ーコントロール及びＳＵＩ全体のワーキングを示し、図
９(a) 及び９(b) は、テキストフィルタ入力に対してフ
ィルタタイマーがＳＵＩの中で作用する態様を示す。図
１０及び１１は、それぞれ、カスタムコントロールメニ
ュー及び固有値リストを用いる本発明の他の実施例を示
す。図１２及び１３は、図示したシステムの動作を更に
一般的に説明するフローチャートである。
【００３６】図１(b) は、本発明によるＳＵＩの説明図
である。従来の技術による方法によれば、複数のデータ
プロバイダー210 、212 、214 、216 、218 をアクセス
するためには複数のＵＩが必要であるのと対照的に、本
発明では、複数のデータプロバイダーをアクセスするた
めに１個のＳＵＩ220 だけでよい。
【００３７】図示されたＳＵＩ220 は、ＡＰＩにより設
計された任意のデータプロバイダーにアクセスすること
ができる。これについては以下に詳述する。例えば、Ｓ
ＵＩを、下記に示すＡＰＩを用い、ファイルマネージャ
202 を通してファイルディレクトリツリー212 にアクセ
スするために用いることができる。同じＳＵＩを、スプ
レッドシート216 、インターネット214 、又はイーメー
ルアーカイブ218 をアクセスするために用いることがで
きる。
【００３８】ＳＵＩ220 は、コンピュータシステムのユ
ーザー及びソフトウェア設計者にとって利点がある。ユ
ーザーは、もはや別の質問言語を学ぶこと又は別のデー
タプロバイダーにアクセスするために別のインターフェ
ースを操作する方法を思い出す必要はない。ソフトウェ
ア開発者は、もはやデータプロバイダー固有のユーザー
インターフェースを設計する必要はない。それに代わっ
て、ソフトウェア開発者はＳＵＩの特徴のみを信頼すれ
ばよい。
【００３９】図３は、ユーザーによってコントロールが
開かれた後のＳＵＩ220 を含むコントロール222 を示
す。図３に示されたＳＵＩは、スタンドアローンコント
ロールの一部分である。他の実施例においては、ＳＵＩ
は他の質問コントロールの一部分である。
【００４０】コントロール222 は、データの組（属性に
ついての欄 350、 352、 354、 356を含む）、データの
組の属性についてのラベル 320、 322、 324、 326、デ
ータの組の属性についてのフィルタ 330、 332、 334、
336、及び属性のラベルの次に、プルダウンメニューボ
タン 340、 342、 344、 346を表示するための領域310
を含む。属性の数及び属性のラベルは、コントロールが
開かれる時に知られる。他の実施例においては、属性及
び属性についてのラベルの数は、コントロールに表示さ
れたデータの組から収集される。どのような場合におい
ても、属性についての欄及びラベルの数はデータの組に
依存して変化する。
【００４１】図示された実施例においては、ヘッダーコ
ントロールがリストビューコントロールに関係なく開か
れる。これは、図３に示されるように、データの組が表
示される以前にヘッダーコントロールが視認されるよう
になることを意味する。他の実施例においては、ヘッダ
ーコントロールが開かれると同時にデータの組がリスト
ビューコントロール中に表示される。データプロバイダ
ーがデータの組及びプルダウンメニューに含まれる情報
を供給し、これらはヘッダーコントロール上のプルダウ
ンメニューボタンを押すことによって動作する。当業者
には明らかなように、データの組の領域、ラベル、フィ
ルタ、及びプルダウンメニューボタンの厳密な構成は、
所望により変更することができる。
【００４２】図４は、データの組を表示する図３のコン
トロールを示す。データの組は、データオブジェクトの
行360 及びそれらのデータを記述する属性の列370 を含
む。図４に示されたデータの組はネーム、タイプ、パ
ス、及び日付によって記述されるアプリケーションドキ
ュメントからなっているが、他のデータの組を用いるこ
ともできる。例えば、データの組は、インターネットサ
ーチエンジン、イーメール、イーメールアーカイブに格
納されたメッセージ、又はスプレッドシートに記録され
たデータによって、ヒットが登録されているワールドワ
イドウェブページを含むことができる。データの組はデ
ータプロバイダーによって供給される。上述のリストビ
ューコントロールは、任意の数のデータオブジェクト又
はデータ属性と共にデータの組を収容することができ
る。上述のヘッダーコントロールは、同様に、任意の数
のデータ属性を収容することができる。
【００４３】当業者には明らかなように、上述の実施例
の機能を変更せずに、データの組の厳密な構成を変える
ことができる。例えば、データの組の行が属性であり、
列がデータオブジェクトを表すようにしてもよい。
【００４４】図５は、プルダウンメニューボタン342 が
押され、プルダウンメニュー382 がヘッダーコントロー
ルによって表示された図４のＳＵＩを示す。プルダウン
メニュー382 は比較モードを表示しており、それによっ
て列352 の属性のフィルタ332 （図３）がデータの組に
適用される。例えば、「タイプ」属性についてのプルダ
ウンメニューが表示される。比較モードを選択すること
により、データの組のいずれかのメンバーが、属性につ
いてのフィルタ332 に入力されたタームに対して「Star
ts with （前方一致）」、「Ends with （後方一
致）」、「Is(exactly) （完全一致）」又は「Is not
（除外）」であるタイプを持つか否かを、ユーザーがチ
ェックすることができる。
【００４５】データプロバイダーは、プルダウンメニュ
ーに表示される比較モード情報を供給する。この情報
は、それぞれの属性について異なるものであり得る。図
５においては、ユーザーがポインティング装置のカーソ
ル390 で比較モードの「Startswith 」を選択してい
る。（当業者には明らかなように、上述の実施例の機能
を変更せずに比較モードを選択するための他の入力装置
を用いることができる。）ユーザーが属性についての比
較モードを選択しない場合は、データプロバイダーが質
問を実行する時にはデフォルト比較モードを用いる。
【００４６】図６は、ユーザーがヘッダーコントロール
のタイプフィルタ332 に入力をエンターした後の図４の
ＳＵＩを示す。ユーザーは、ポインティング装置を用い
てフィルタ上をクリックすることによってタイプフィル
タを動作させる。フィルタ上のクリックによって指示さ
れると、フィルタはエディットモードに切り替わる。ユ
ーザーは「ＭＳ」と打ち込み、<ENTER> を押して、デー
タの変更をデータプロバイダーに送る。これに対して、
ポインティング装置でＳＵＩ上のどこかをクリックして
エディットモードから出ることができる。
【００４７】ユーザーがエディットモードから出る時
に、ヘッダーコントロールによって、フィルタの変更が
データプロバイダーに送られる。データプロバイダー
は、タイプフィルタのターム「ＭＳ」及び、ユーザーに
よって選択されていたか又はデフォルト比較モードであ
った、いずれかの比較モード「Starts with 」によって
データの組をフィルタする。フィルタされたデータの組
がデータプロバイダーによって返送され、リストビュー
コントロール中に表示される。
【００４８】フィルタ及び比較モード入力を用いて質問
を実行する方法をデータプロバイダーが決定するとして
も、通常、データプロバイダーは、ユーザーによって変
更されていないフィルタを知らない。言い換えれば、デ
フォルトによってフィルタはブランク（即ち非動作）で
あり、フィルタリングには用いられない。
【００４９】当業者には明らかなように、上述の実施例
の機能を変更せずに、エディットのためにフィルタを動
作させる方法及びフィルタから出る方法には種々の方法
を用いることができる。
【００５０】図７は、ユーザーがタイプ比較モード「En
ds with 」及びタイプフィルタ「Word」を選択した後の
図４のＳＵＩを示す。データプロバイダーは、送られて
きたフィルタ及びモード情報に従ってデータの組をフィ
ルタする。フィルタされたデータの組がデータプロバイ
ダーによって返送され、リストビューコントロール中に
表示される。
【００５１】図８は、ユーザーが、ヘッダーコントロー
ル中で、タイプ比較モード「Startswith 」、タイプフ
ィルタ「ＭＳ」、日付比較モード「年」及び日付フィル
タ「９７」を選択した後の図４のＳＵＩを示す。このコ
ントロールはデータの組を表示し、ヘッダーコントロー
ルは、データプロバイダーが全てのこの情報を用いてデ
ータの組をフィルタした後、そのフィルタを表示する。
【００５２】データプロバイダーが、データの組にフィ
ルタ及びモード選択を適用する方法を決める。図８にお
いては、データプロバイダーが、「ＭＳ」で始まり且つ
「９７」年を持つデータオブジェクトをフィルタしてい
る。これに代わり、データプロバイダーが、「ＭＳ」で
始まるか又は「９７」年を持つデータオブジェクトをフ
ィルタしてもよい。データプロバイダーは、どのような
フィルタリングアルゴリズムにおいても、フィルタター
ム及びモード選択を用いることができる。フィルタリン
グ処理は、上述の実施例のヘッダーコントロール及びリ
ストビューコントロールには見えない。ヘッダーコント
ロールは、フィルタ変更及びモード選択をデータプロバ
イダー（又はそのインターフェースプログラム）に送
り、リストビューコントロールが、返送として、フィル
タされたデータの組を受け取る。
【００５３】図８は、上述のように、質問の全てのター
ムに従って行われたフィルタリングの後のデータの組を
示すが、ユーザーが特定のフィルタに対してエディット
モードから出る時には、フィルタの変更がデータプロバ
イダーに送られる。比較モード選択が行われた時は、デ
ータプロバイダーに送られる。データプロバイダーがフ
ィルタ変更又は比較モード選択を受信した時は、データ
プロバイダーは、質問の最新のタームに従ってデータの
組をフィルタする。図８の質問について、データプロバ
イダーは、フィルタリング操作が図８のデータの組を得
る前に、複数のフィルタリング動作を実行する。
【００５４】〔テキストフィルタ変更のタイマー〕図９
(a) 及び９(b) は、テキストフィルタ変更のタイマーと
共に動作する図４のＳＵＩを示す。ユーザーがフィルタ
をエディットする場合、タイマーが、ユーザーが最後に
キーボード入力を行ってから経過した時間を計測する。
キーボード入力を受信した時に、それは、フィルタ変更
としてデータプロバイダーに送られるまで、ヘッダーコ
ントロールによってバッチされる。ユーザーがフィルタ
についてのエディットモードを出る時には、ヘッダーコ
ントロールは、バッチされた入力を自動的に送る。それ
に加えて、キーボード入力が最後に受信されてから経過
した時間（又は質問がデータプロバイダーに最後に送ら
れてきてから経過した時間）が或る限界以上の場合に
は、バッチされたキーボード入力はデータプロバイダー
に送られる。
【００５５】図９(a) の場合、図示された実施例のユー
ザーは初心者タイピストであること、及びタイマーが２
秒にセットされていることを仮定する。ユーザーは、タ
イプ「ＭＳ Works」に従って図４のデータの組をフィル
タしようとしている。ユーザーは「ＭＳ Wor」と打ち込
むが、ユーザーがキーボードで「ｋ」を見出す前にタイ
マーが満了し、フィルタ変更タイプ「ＭＳ Wor」がデー
タプロバイダーに送られている。タイプ「ＭＳ Wor」及
び比較モード「Starts with 」（デフォルト）に従って
フィルタされたデータの組が返送され表示される。
【００５６】図９(b) の場合、ユーザーが次に「ｋ」を
見出し、「ks<ENTER> 」を打ち込むと仮定する。<ENTER
> によりユーザーはエディットモードから出ることにな
り、タイマー満了後間を置かずに直ちにデータプロバイ
ダーに送られるべきフィルタ変更タイプ「ks」が自動的
に送られる。タイプ「ＭＳ Works」及び比較モード「St
arts with 」（デフォルト）に従ってフィルタされたデ
ータの組が返送され表示される。
【００５７】上述の実施例におけるタイマーは、各入力
のキーストロークが受信された後でリセットされる。タ
イマーが３秒にセットされると、キーストロークの間の
３秒未満の休止の場合はそれらのキーストロークが一つ
のフィルタ変更にバッチされるべきであるとされ、各キ
ーストロークの後でリセットされる。最後のキーストロ
ークの後の３秒以上の休止が受信されると、バッチされ
たキーボード入力がフィルタ変更として送信される。
【００５８】本発明の上述の実施例においては、データ
プロバイダーによってタイマーがセットされ、また変更
される場合もある。データプロバイダーがタイマーを極
めて短い期間にセットした場合、データプロバイダー
は、各キーストロークが入力されるとフィルタする。こ
のような場合、データプロバイダーのフィルタリング操
作がキーストロークの打ち込みより長くかかると、デー
タプロバイダーは、フィルタ要求におけるボグダウン状
態になり、そのためデータの組の再表示の可視応答が遅
れ、ユーザーがエディットモードを出ることによって明
示的にフィルタ操作を開始する場合にも応答が遅れる。
【００５９】他方、タイマーが長い期間にセットされた
場合、ＳＵＩは、ユーザーがキーストロークを打ち込む
時にデータの組を「シュリンキング」する場合の可視的
なインパクトを与える利点を失う。
【００６０】従って、データプロバイダーは、ＳＵＩの
応答性を、過剰な回数のデータの組の再構成による性能
の低下に対して、バランスをとるようにタイマーをセッ
トする。データプロバイダーの仕事が過大又は過少にな
ると、最適時間に変更する。例えば、データプロバイダ
ーがインターネットサーチエンジンである場合、この時
間は、インターネットの利用のピーク時間では長く、イ
ンターネットの利用のオフ時間では短くする。
【００６１】当業者には明らかなように、データプロバ
イダーのための最適時間を予め定めることができる場合
は、上述の実施例の機能を変更せすに、ヘッダーコント
ロールを開く時にタイマーをセットすることができる。
【００６２】〔カスタムコントロールメニュー〕図１０
は、上述の実施例のコントロール及びＳＵＩの他の実施
例を示す。この実施例においては、ユーザーがプルダウ
ンメニューボタン342 を操作すると、カスタムコントロ
ールメニュー402 が表示される。データプロバイダー
が、プルダウンメニューに表示されたカスタムコントロ
ール412 を供給する。他の実施例においては、データプ
ロバイダーが、複数のカスタムコントロール412 のうち
のいずれをプルダウンメニューに表示するかの信号をコ
ントロールに送る。（図１０のカラーピッカーコントロ
ール412 は特許公報作成の制約のため必然的にグレーに
なる。）
【００６３】ユーザーはカスタムコントロール412 と対
話し、カスタムコントロールが関連している属性352 に
ついての非テキスト質問タームを（例えば、ポインティ
ング装置のカーソル390 で）入力する。これらの非テキ
スト質問タームは、データの組をフィルタするためにテ
キストフィルタが用いられる時に用いられる。
【００６４】例えば、サーチされるデータの組が、地方
の自動車ディーラーによってストックされている自動車
であり、ワールドワイドウェッブ上の頁に詳細に記載さ
れていると仮定する。各自動車の属性の一つは色であ
る。限られた色の種類（白、オフホワイト、グリーニッ
シュグレー等）の潜在的な自動車のバイヤーが、所望の
色の自動車を文字によって探すのは不便である。文字の
タームで自動車の色を全て記述することは不可能である
点を克服し、より直観的なフィルタを可能にするため、
上述の実施例において、カスタムコントロール412 を自
動車の色についてのカラーパレットの形にすることがで
きる。このカラーパレットが与えられると、ユーザーは
ポインティング装置で色を選択する。この選択がフィル
タの変更と同様にデータプロバイダーに送られる。する
と、データプロバイダーは、フィルタとして色の選択を
用いてデータの組をフィルタする。
【００６５】カスタムコントロールメニューは、データ
プロバイダーによって供給される比較モード情報を、カ
スタムコントロールメニュー402 の横のプルダウンメニ
ュー382 に表示する。例えばカスタムコントロール412
がカラーパレットである場合、比較モード「Is close t
o （類似）」及び「Is not（除外）」が表示される。他
の実施例においては、カスタムコントロールメニューが
カスタムコントロールを含み、一方、比較モード情報は
別のメニューに表示される。
【００６６】更に他の実施例においては、カスタムコン
トロールは、フィルタのプルダウンメニューの動作によ
って、又はプルダウンメニューの「Custom... 」エント
リーの選択によって開かれる二次ウィンドウの形をと
る。
【００６７】図１４は、ユーザーが「変更」プルダウン
メニューを起動した時に、二次の「カレンダー」ウィン
ドウが開かれる様子を示す。ユーザーは、カレンダー中
の一つの日付をクリックすることができる。又は、図１
５に示すように、カレンダーウィンドウ中で日付の一つ
の範囲をカスタムコントロール装置でドラッグしてもよ
い。前者の場合、一つの日付が「変更」フィルタフィー
ルドにエントリーされ、後者の場合、日付の範囲がエン
トリーされる。
【００６８】図１６は、ユーザーが「変更」プルダウン
メニューボタンを操作した時に開かれる二次ウィンドウ
の他の例を示す。この例においては、二次ウィンドウに
より、ユーザーが、例えばOn（当日）、Between （間）
又はAround（付近）のような複数の条件のうちの一つを
指定することができる。ユーザーがAroundを選択した場
合、スライダーコントロールが起動し、指定された日付
近のフィルタの基準に合致する時間の範囲をエントリー
することが可能になる。
【００６９】カスタムカラーセレクタに戻ると、カラー
データが定量的な形（例えば、ＲＧＢ、ＹＵＶ等）でデ
ータプロバイダーに格納されている場合、「is close t
o 」条件は、対応する色成分が、ユーザーによって選択
された色のその色成分の例えば１５％以内というように
全て数値として表される色によって満足される。（変形
例においては、異なる色に対して人間の目の感度が異な
るため、「最も近いこと」を判定する場合には、異なる
色成分について異なる範囲の百分率が用いられる。）
【００７０】図１０には図示されていないが、特定の他
の色の関係は「lighter than（薄い）」及び「darker t
han （濃い）」を含む。例えばユーザー指定色を対応す
るグレースケール値に変換し、その値を、データプロバ
イダーが格納している色に対応するグレースケール値と
比較することにより、これらを判定することができる。
【００７１】〔固有値リスト〕図１１は、図４のヘッダ
ーコントロール及びＳＵＩの他の実施例を示す。この実
施例においては、ユーザーがプルダウンメニューボタン
342 を操作した時に、固有値リストメニュー422 が表示
される。固有値リストは、その固有値リストに対応する
属性の固有値を列挙する。例えば、図１１の固有値リス
トは、「MS Word 」、「MS Excel」、「MS Works」及び
「Text」、即ち、データプロバイダーに格納されている
全てのデータの型の完全なリストを表示する。
【００７２】プルダウンメニューに表示される固有値リ
ストは、ユーザーにより、ポインティング装置で値を選
択するために用いられる。この選択は、フィルタ変更と
してデータプロバイダーに送られ、データプロバイダー
が固有値選択を用いてデータの組をフィルタする。
【００７３】データプロバイダーは固有値リストを供給
する。プルダウンメニューの内容を初期化する前に、デ
ータプロバイダーは現在のデータの組を走査し、そのデ
ータの組の与えられた属性についての現在の固有値を決
定する。比較モードが返送される時に、固有値も返送さ
れる。
【００７４】前述したように、フィルタが複数の属性に
ついてセットされる場合、データプロバイダーは、質問
を実行する時はこれらのＡＮＤをとる。固有値リストに
より、この基本的なプロトコルの強力な拡張が可能にな
る。ユーザーが（例えば複数の値を選択する間コントロ
ールのキーを保持し続けることにより）一つの属性の固
有値リスト中の複数の異なる値を選択する場合、これら
は、データプロバイダーに質問する時はＯＲになる。こ
れは、有効性をテストする時に高度に直観的なインター
フェースを与えることが見出された。
【００７５】〔サーチを狭くすること〕前述のように、
大量のデータを取扱うことが可能な量まで減らすため
に、連続的にフィルタしようとするユーザーによって、
往々にして関連質問が繰り返し送出される。例えば、ユ
ーザーがインターネットサーチエンジンに一つの質問を
送出すると、回答として数千もの「ヒット」を受信す
る。ユーザーは、これらの回答の中からサブの組を見出
すために、次に更に狭い質問を送出する。この更に狭い
質問は、通常、元の質問＋（即ち「ＡＮＤ」）他のター
ムである。
【００７６】変更された質問が、最初の質問に応答して
返送された狭い組ではなく、データの組全体について実
行されるとすると、恐るべき冗長な結果になる。この冗
長は、ユーザーインターフェースにおける視覚でのフィ
ードバックを損ない、応答時間を遅くする。
【００７７】上述の実施例においては、狭くしたフィル
タの取扱いは、質問を受ける特定のデータプロバイダー
に任されている。第２の質問の際、直ちに行われる質問
に対して更に限定された結果が送られる場合、一部のデ
ータプロバイダーはサーチを再度やり直す。他のもっと
賢いデータプロバイダーは、再度やり直すことはせず
に、前のサーチの結果を保持しこれを改良する。
【００７８】〔オブジェクトとしての質問〕多くの場
合、他のユーザーに対して、質問の結果を送る代わりに
質問を送ることが有利である。（質問の結果は間もなく
古いものになり、更に嵩張るものである。）上述の実施
例においては、ユーザーは、例えばイーメールによって
QuickFilter コントロールを他のユーザーに送ることが
できる。そうすると、その他のユーザーは、好みの時に
好みの方法で送られた質問を実行することができる。
【００７９】〔カーソルによるスクロール〕時には、フ
ィルタの基準が広くセットされ過ぎて、データプロバイ
ダーの数百（或いはそれ以上）ものデータオブジェクト
が表示に対して適格とされる。一つの実施例において
は、フィルタの基準に合致するデータオブジェクトが、
その数に関係なく全て表示のためにリストビューコント
ロールに送られる。他の実施例においては、限定された
数のオブジェクト（例えば、ウィンドウに表示できる数
の２倍）が送られる。これによれば、ウィンドウを若干
スクロールすればよいので、大量のデータ転送によるシ
ステムの過負荷を生じることはない。ユーザーがウィン
ドウの最後のエントリーを超えてスクロールしようとす
る場合は、リストビューコントロールから、データプロ
バイダーが追加のオブジェクトを提供し表示するように
指示することができる。
【００８０】〔ソートの順序〕上述の実施例において
は、ＳＵＩに表示されるオブジェクトのソートはデータ
プロバイダーが実行し、そのデータプロバイダーが、そ
のオブジェクトをソートされた順序でリストビューコン
トロールに提供する。他の実施例においては、ＳＵＩ側
でソートを実行することができる。
【００８１】〔ヘッダーコントロール、及びアプリケー
ションプログラミングインターフェース〕上述のよう
に、ヘッダーコントロールは、一組のＡＰＩを用いてデ
ータプロバイダー及びコントロールのペアレントと通信
する。一般的に、ＡＩＰは、メッセージ及び通知の交換
を通して動作する。ヘッダーコントロールは、コントロ
ールのペアレントに、及びペアレントを通してデータプ
ロバイダーに、通知を送信する。ヘッダーコントロール
は、ペアレントから、及びペアレントを通してデータプ
ロバイダーから、メッセージを受信する。
【００８２】図１２は、上述の実施例のヘッダーコント
ロールのハイレベルフローチャートである。図１２に示
すように、ヘッダーコントロールは、ステップ500 でユ
ーザーにより開かれる。この時点で、コントロールフレ
ーム、ラベル、フィルタ及びプルダウンメニューボタン
が表示される。この時点で、リストビューコントロール
も共に初期化されるか否かによってデータの組が表示さ
れる場合又は表示されない場合がある。ヘッダーコント
ロールは、スタンドアロンコントロールとして又は大き
い質問ウィンドウの一部として開くことができる。両者
の場合共、ヘッダーコントロールはペアレントを持ち、
それを通してメッセージを送信し且つ受信する。Micros
oft のウィンドウズで開く場合は、ウィン３２クリエイ
トウィンドウＡＰＩが用いられる。
【００８３】ヘッダーコントロールがMicrosoft のQuic
kFilter の標準に従って作成される場合は、このコント
ロールは、そのコントロールに対するメッセージ及びそ
のコントロールからの通知に、NM＿QUICKFILTER 又はQF
＿FILTER構造体として記述される。
【００８４】・ＱＦ＿ＦＩＬＴＥＲ この構造体は、個々のフィルタを含み、データプロバイ
ダーからメッセージの一部分として送られる。このメッ
セージにより、ペアレントが特定の列に対して現在のフ
ィルタ値をセットし又はリトリーブすることが可能にな
る。フィールドdwTypeは、FILTER＿TYPE＿* の値に基づ
いて、有効なフィルタ値を表示する。dwTypeがFILTER＿
TYPE＿INT の場合は、iFilter フィールドが有効であ
る。dwTypeがFILTER＿TYPE＿STRINGの場合は、pszFilte
r が適切なバッファを指示し、そのバッファからフィル
タデータをセットし、又はそのバッファにフィルタデー
タを返送する、と仮定する。フィルタをセットする場合
はcchFilter がそのフィルタの最大エディットサイズを
決定し、フィルタに返送する場合はそれがpszFilter に
よって指示されるバッファサイズを決定する。
【００８５】 #define FILTER ＿TYPE＿STRING 0x01 #define FILTER ＿TYPE＿INT 0x03 typedef struct ｛ DWORD dwFlags; //reserved(should be zero) DWORD dwType; //one of the FILTER＿TYPE＿<bla> values union ｛ INT iFilter; //varid if dwType = = FILTER＿TYPE＿INT struct ｛ LPSTR pszFilter; //varid if dwType = = FILTER＿TYPE＿STRING INT cchFilter; //varid if dwType = = FILTER＿TYPE＿STRING ｝; ｝; ｝QF＿FILTER, * LPQFFILTER;
【００８６】・ＮＭ＿ＱＵＩＣＫＦＩＬＴＥＲ WM＿NOTIFYの通知によりヘッダーコントロールのペアレ
ントに返送通信を行う場合、NM＿QUICKFILTER 構造体が
通知の対象である列を示す。QuickFilter からの全ての
通知はこのヘッダーを持っている。NMHDR フィールド
は、全ての通知メッセージの標準部分である。ｉ列は、
通知の対象であるヘッダー中の列を示す。
【００８７】
【００８８】ヘッダーコントロールは、一旦開かれる
と、メッセージを受信するために待機する（図１２のス
テップ520)。コントロールがメッセージを受信した時
は、そのメッセージへの応答としてとるべき行動を決定
するためにメッセージを翻訳する（ステップ540)。
【００８９】ヘッダーコントロールは、メッセージを翻
訳した後メッセージについて動作し（ステップ560)、次
のメッセージに対する待機の状態（ステップ520)に戻
る。コントロールがとる動作は、コントロールの閉鎖
（ステップ570)、コントロールの移動又は再配列、コン
トロールの外観の再構成、又は、コントロールのペアレ
ントへ又はペアレントを通してデータプロバイダーへの
通知の送出である。
【００９０】多くのメッセージが、ヘッダーコントロー
ルを取扱うための標準的なメッセージであり、上述の実
施例のコントロールに特別に指示されるものではない。
例えば、ウィンドウ化された環境において実行される場
合、上述の実施例のコントロールは、ペアレントから、
コントロールの列を再構成することを伝えるWin32HDM＿
メッセージを受信する。コントロールは、更に、ペアレ
ントから、移動すること及び再配列することを伝える他
の標準Win32 メッセージを受信する。
【００９１】ヘッダーコントロールは、ペアレントを通
してデータプロバイダーから、標準ユーザーインターフ
ェースの一部分として表示されるデータの組を提供する
ＨＤＭメッセージを受信する。ヘッダーコントロール
は、更に、ペアレントを通してデータプロバイダーか
ら、プルダウンメニューに表示される情報を提供するＨ
ＭＥＮＵを受信する。
【００９２】これらの標準メッセージに加えて、ヘッダ
ーコントロールは、上述の実施例のコントロールに特有
の他のメッセージを受信する。これらのメッセージは、
次のセクションで説明される。
【００９３】〔ＡＰＩメッセージ及び通知〕上述のヘッ
ダーコントロールは、フィルタをセットすること、フィ
ルタをゲットすること、全てのフィルタを示し又は隠蔽
すること、通知が送られるペアレントをセットするこ
と、及び、フィルタタイマーの期間をセットすることを
指示するメッセージに応答する。
【００９４】ヘッダーコントロールがMicrosoft のQuic
kFilter の標準に従って設計されている場合は、上記の
動作を行うことをコントロールに指示するメッセージは
以下のように実現される。
【００９５】・ＱＦＭ＿ＳＥＴＦＩＬＴＥＲ 特定の列にフィルタ値をセットするために、ペアレント
がこのメッセージを送信する。wParamはフィルタをセッ
トする列を含む。これは、HDM ＿SETITEM によってQuic
kFilter コントロールに前もって加えられているものと
仮定する。lParamはQF＿FILTER構造体へのポインターを
含む。フィルタが整数フィルタ（FILTER＿TYPE＿INT)の
場合、その値が単純にメモリーに格納される。エディッ
トコントロールが生成されユーザーがその値を変更でき
る場合、対応するスタイルビットがセットされ、ユーザ
ーが数字を入力することのみ可能になる。フィルタがス
トリングフィルタ（FILTER＿TYPE＿STRING）の場合、ps
zFilterを指すそのストリングのコピーが作られる。ス
トリング値がエディットされると、ユーザーが入力でき
る文字の数を制限するためにcchFilter が用いられる。
コールが成功すると、TRUEに戻る。
【００９６】・ＱＦＭ＿ＧＥＴＦＩＬＴＥＲ ペアレントが、特定の列についてのフィルタ値を得るた
めにこのメッセージを送出する。wParamはフィルタを得
るための列を含む。lParamはQF＿FILTER構造体へのポイ
ンターを含む。この構造体は、現在のフィルタの内容及
び型を含むために満たされる。データプロバイダーは特
定の列についてのフィルタの型を知っており、QF＿FILT
ER構造体が有効なバッファポインター及びサイズを含む
ものと仮定する。フィルタがFILTER＿TYPE＿INT の場
合、単純に整数値がその構造体に格納される。フィルタ
がFILTER＿TYPE＿STRINGの場合、データプロバイダーに
よって供給されるバッファが充分に大きい時は、ストリ
ングがそのバッファにコピーされる。逆の場合はコール
は失敗である。コールが成功すると、TRUEに戻る。
【００９７】・ＱＦＭ＿ＳＨＯＷＦＩＬＴＥＲ デフォルトにより、コントロールのためのフィルタバー
が目視できる。このメッセージにより、wParam中の値に
基づいて、呼出者がそれを表示し又は隠蔽することがで
きる。wParamが非ゼロである場合、フィルタバーが表示
され、他の場合は隠蔽されたままである。コールは前の
フィルタバーが見える状態に戻る。
【００９８】・ＱＦＭ＿ＳＥＴＮＯＴＩＦＹＴＡＲＧＥ
Ｔ リストビューにおいて標準ヘッダーコントロールに代え
てQuickFilter ヘッダーコントロールを用いる場合、Li
stViewがコントロールのペアレントなので、通知はデフ
ォルトによりそれに送られる。QuickFilter は、それに
代わり、通知がlParamのＨＷＮＤに記述されているウィ
ンドウに送られるように指定することができる。コール
が成功すると、TRUEに戻る。
【００９９】・ＱＦＭ＿ＳＥＴＣＨＡＮＧＥＴＩＭＥＯ
ＵＴ フィルタをエディットする場合、QuickFilter コントロ
ールは、エディットを一括し、指定されたタイムアウト
の後一つの通知(QFN＿CHANGE) を送出する。このメッセ
ージにより、データプロバイダーがそのタイムアウト
を、ダブルクリックタイムアウトの２倍であるデフォル
トから変更することができる。lParamは、フィルタのタ
イマーをセットするため、ミリ秒単位で時間を含む。コ
ールが成功すると、TRUEに戻る。
【０１００】上述のヘッダーコントロールは更に、デー
タプロバイダーにフィルタが変更されたことを通知し、
データプロバイダーがプルダウンメニューを返送するこ
とを要求し、データプロバイダーにオペレータが選択さ
れたことを通知し、且つ、ペアレントにフィルタがエデ
ィットを開始したか又は終了したかを通知する。ヘッダ
ーコントロールがMicrosoft のQuickFilter の標準に従
って設計されている場合は、これらの通知は以下のよう
に実現される。
【０１０１】・ＱＦＮ＿ＣＨＡＮＧＥ QFN ＿CHANGE通知は、ヘッダーコントロールのペアレン
トに、一つのフィルタが変更されたことを通知する。NM
＿QUICKFILTER 構造体は、パラメータとして送られ、コ
ントロール及び変更された列の両者についての情報を含
む。QFN ＿CHANGE通知は、フィルタタイマーが満了した
後、ユーザーがエディットコントロール中の<ENTER> を
押した後、又はユーザーがプルダウンメニューから比較
モードを選択した後に送られる。この通知によって返送
される値は無視される。
【０１０２】・ＱＦＮ＿ＧＥＴＯＰＥＲＡＴＯＲＭＥＮ
Ｕ QFN ＿GETOPERATORMENU 通知は、フィルタが特定の列に
対して比較オペレータメニューを表示しようとする時に
送る。NM＿QUICKFILTER 構造体がパラメータとして送ら
れ、コントロール及び表示のための列の両者についての
情報を含む。ペアレントは、このメッセージを受取ると
ＨＭＥＮＵを返送する必要があり、これが表示される。
返送値がＮＵＬＬの場合、そのコールはその列について
のオペレータメニューを無視する。この通知からの返送
値はＨＭＥＮＵ又はＮＵＬＬである。
【０１０３】・ＱＦＮ＿ＯＰＥＲＡＴＯＲＣＨＯＳＥＮ 比較オペレータメニューが表示され、ユーザーが選択を
行い、QuickFilter コントロールがペアレントにこの通
知を送出してそれらの変更を知らせる。この通知メッセ
ージによって返送される値は無視される。この通知は、
パラメータとして、構造体NM＿QFOPERATORCHOSENを送
る。QFN ＿GETOPERATORMENU 通知を送った後、フィルタ
コントロールはその上にTrackPopupMenuを呼出し、結果
を表示する。そのTrackPopupMenuからの返送コードはペ
アレントに送られ、NM＿QFOPERATORCHOSENとして用いら
れる。NM＿QFOPERATORCHOSENは、NM＿QUICKFILTER ヘッ
ダー及びTrackPopupMenuの結果を含むｗＩＤフィールド
からなる。TrackPopupMenuの結果は非ゼロと仮定してい
る。
【０１０４】
【０１０５】・ＱＦＮ＿ＢＥＧＩＮＦＩＬＴＥＲＥＤＩ
Ｔ ・ＱＦＮ＿ＥＮＤＦＩＬＴＥＲＥＤＩＴ これら二つの通知は、フィルタがエディットされる時
に、ペアレントに通知するために用いられる。NM＿QUIC
KFILTER 構造体がパラメータとして送られ、エディット
される列の識別子を含む。この通知メッセージによって
返送される値は無視される。
【０１０６】カスタムコントロールを用いる実施例にお
いては、Microsoft COM オブジェクトを用いて、IQFCus
tomFilter と名付けられるインターフェースを実現す
る。このインターフェースは、QuickFilter ヘッダーコ
ントロールとカスタムフィルタとの間で、以下のように
動作する。
【０１０７】 ・HRESULT IQFCustomFilter::Edit (HWND hwndParent,POINT,ptHit,HWND* pdWnd) ユーザーがフィルタ領域をクリックすると、::Editメソ
ッドが呼出され、（point として）相対的Ｘ／Ｙを送
る。このメソッドは、供給されたポインターにＨＷＮＤ
を返送する。そのコールが S＿FALSE 又は失敗を返送す
る場合は、phWndが無効であるとされる。他の場合は、
ウィンドウが表示され、ユーザーがプロパティをエディ
ットすることができる。
【０１０８】 ・HRESULT IQFCustomFilter::Render (Hdc hDC,RECT rect,DWORD dwState) これはフィルタバーにフィルタを表示するために呼出さ
れる。ICustomFilterオブジェクトは、それが保持する
データの表現を所定のＨＤＣ／rectangle に翻訳する責
任を負う。
【０１０９】 ・HRESULT IQFCustomFilter::GetOperatorMenu (HMENU* phMenu) ・HRESULT IQFCustomFilter::OperatorChosen (UINT uID) これらは、フィルタコントロールによってペアレントに
送られる QFN＿GETOPERATORMENU/ QFN＿SETOPERATOR 通
知に直接マップする。ICustomFilter オブジェクトがIC
ustomFilter::GetOperatorMenuから E＿NOTIMPL を返送
すると、標準的な通知が発行される。 QFN＿OPERATORCH
OSENは、常にペアレントがオペレータＩＤを格納できる
ように発行される。オペレータメニューを返すと、HMEN
U が指定されたポインターに返送される。これがＮＵＬ
Ｌの場合又はそのコールが S＿FALSE を返す場合は、そ
れは無視される。
【０１１０】・ＱＦＭ＿ＤＩＳＭＩＳＳＥＤＩＴ wParam = fRefresh iParam = 0 カスタムフィルタエディターがフィルタの状態を変更し
た場合は、 QFM＿DISMISSEDIT が送られ、全体が表示さ
れる。fRefreshは、カスタムフィルタオブジェクトが再
度それ自体をフィルタバーに翻訳すべきか否かを表示す
る。
【０１１１】当業者には明らかなように、上述の実施例
の機能は厳密に詳細に上述したようなメッセージ及び通
知の使用に依存するものではない。それらは、単に例と
して説明したものである。
【０１１２】〔エディットコントロール及びフィルタタ
イマー〕図１３のフローチャートは、上述の実施例に用
いられるエディットコントロール及びフィルタタイマー
の機能を示す。
【０１１３】エディットコントロールは、上述のよう
に、ユーザーがフィルタの上をクリックした時に開かれ
(ステップ600)、コントロールは通知(QFN＿BEGINFILTE
REDIT)を送り、フィルタのエディットを開始する。フィ
ルタ入力バッチは消去される (ステップ602)。次にフィ
ルタタイマーが、データプロバイダーが指定した値にリ
セットされる (ステップ604)。エディットコントロール
は、ユーザーによってクリックされたフィルタの上に置
かれる。エディットコントロールは、一旦開かれた後
は、フィルタタイマーの期間を変更するメッセージ (ス
テップ620)又はエディットを終了するメッセージ (ステ
ップ630)を待ち、キーボード入力 (ステップ640)を待
ち、且つフィルタタイマーを維持する (ステップ650)。
【０１１４】エディットコントロールが、フィルタタイ
マーを変更するメッセージ(QFN＿SETTIMEOUT) を受信し
た場合( ステップ620)は、フィルタタイマーの期間がそ
のメッセージによっ指定されたように変更され、タイマ
ーがリセットされる( ステップ622)。
【０１１５】エディットコントロールが、エディットの
終了を知らせるメッセージ(QFN＿ENDFILTEREDIT)を受信
した場合( ステップ630)は、エディットコントロールは
クローズし( ステップ632)、フィルタは、エディットコ
ントロールで最後に修正されたテキストストリングを表
示する。
【０１１６】エディットコントロールがキーストローク
を受信した場合( ステップ640)は、フィルタタイマー
が、データプロバイダーによって指定された(QFM＿SETT
IMEOUT) レベルにリセットされる( ステップ642)。キー
ストロークが<ENTER> の場合(ステップ670)は、ユーザ
ーがデータプロバイダーに対してフィルタリング操作を
開始することを要求していることが明らかである。何ら
かのバッチされたフィルタの変更がある場合は、エディ
ットコントロールがクローズする前にこれらの変更がデ
ータプロバイダーに送られる(QFN＿CHANGE)(ステップ68
0)。キーストロークが<ENTER> 以外の場合は、そのキー
ストロークが、フィルタ変更の最後のバッチがデータプ
ロバイダーに送られた(QFN＿CHANGE) 後になされた全て
のフィルタ変更を含むバッチファイルに加えられる( ス
テップ674)。タイマーが再初期化され( ステップ676)、
最後のキーストローク以後に経過した時間を記録する。
続いてコントロールは次の入力に対して待機する。
【０１１７】エディットコントロールが、キーストロー
ク( ステップ640)、タイムアウトメッセージ( ステップ
620)、又はエディット終了信号( ステップ630)以外を受
信した場合は、フィルタタイマーがチェックされる( ス
テップ650)。フィルタタイマーが満了しており（即ち、
ユーザーが最後にキーストロークを入力した後経過した
時間がデータプロバイダーによってセットされた時間以
上であり）、且つフィルタバッチに空きがない場合、コ
ントロールは、データプロバイダーに、パラメータとし
てバッチされたフィルタ変更と共に、フィルタ変更通知
を送出する(QFN＿CHANGE)(ステップ680)。続いてコント
ロールは次の入力に対して待機する。ユーザーのキース
トローク入力が全くない場合又はフィルタ変更の最後の
バッチの送信以後キーストロークが入力されない場合
は、バッチは空であり、経過時間はゼロであり、コント
ロールは次の入力に対して待機する。
【０１１８】当業者には明らかなように、図１３のフロ
ーチャートにおける各ステップについては、図示された
実施例の機能を変更することなく、その正確な順序を種
々の方法に変更することができる。
【０１１９】〔ウェブの実現〕本発明の実施例により、
インターネットに基づくサーチのウィンドウ化された結
果についての特別な有用性が明らかになる。このような
実施例においては、データプロバイダーは一般的に、通
信リンクによりユーザーのコンピュータにリンクされて
いる遠隔コンピュータである。そのような遠隔コンピュ
ータとして動作するポピュラーなサーチエンジンは、Ex
cite、Lycos 、HotBot及びAlta Vistaを含む。
【０１２０】上記の実施例においては、ユーザーのコン
ピュータ上の図形質問インターフェースと遠隔データプ
ロバイダーとの間の通信は、通常は上述のMicrosoft ウ
ィンドウズＡＰＩによって行われる。これに代わり、上
記の通信は他の手段でも行われる。システムがＪａｖａ
等によって実行される場合、通信にはＪａｖａの通知イ
ベントを用いることができる。他の実施例においては、
ＨＴＴＰ通信を用いることができる。インターネットオ
ブジェクトをフィルタするデータの属性は、データ、サ
イズ、ドメイン、テキストアブストラクト等を含む。
【０１２１】他のウェブに基づくアプリケーションと同
様に、通信の待ち時間の発行を取扱う必要がある。好ま
しい実施例においては、（上述の）タイマーによって用
いられる時定数は、（既知の技術によって測定される）
実際のネットワークの待ち時間、及び、データプロバイ
ダーが負う現在の処理負荷に従って適切にセットされ
る。
【０１２２】Ｊａｖａアプレット等を用い、ユーザー自
身の机上からワールドワイドウェブ全体にこのインター
フェースの標準化を拡張すれば、上述のコントロール等
を書き、ウェブページに組込むことができる。
【０１２３】上述の複数の実施例に基づいて発明者らの
インベンティブワークの原理を説明したが、この技術は
上述の原理から逸脱せずに構成及び詳細を変更すること
ができる。
【０１２４】例えば、上述の実施例は、標準ユーザーイ
ンターフェース（即ちQuickFilterヘッダーコントロー
ル−これはデータの組については何も知らないが、フィ
ルタ、ラベル、プルダウンメニュー等及びデータの組を
簡単に表すリストビューディスプレイコントロールのみ
を知っている。）を形成するための二つの別個のコント
ロール構造体を使用しているが、代替実施例において
は、一体化された構造体を用いることができる。
【０１２５】更に、上述では本発明を図形ユーザーイン
ターフェースを用いて説明したが、発明者らのインベン
ティブコンセプトはこれに限定されない。例えば、上述
の原理は、テキストに基づくインターフェースにおいて
も（一般的に例えば多くのメインフレームシステムにお
いて）有効に用いられる。
【０１２６】更に、上記では本発明に、リストビューコ
ントロール中のそれぞれのデータオブジェクトを詳細に
記述したタブラーが用いられると説明されたが、他の実
施例においては、特定のフィルタ基準に合致するもっと
簡単なデータオブジェクトのアイコンビューを具えるこ
とができる。
【０１２７】更に、詳細な実施例では、複数の属性のそ
れぞれについてフィルタフィールドを用いたが、他の実
施例においては、複数の属性にまたがってサーチするた
めに一つのフィルタフィールドを用いることができる。
そのような実施例の一つにおいては、ヘッダーコントロ
ールが一般的な「サーチフォー」フィールドを有する。
このフィールドに入力されたデータは、そのデータオブ
ジェクトの全ての属性に対して合致する。合致するオブ
ジェクトは、（どの属性が合致するかに関係なく）全て
ディスプレイに表示される。このような一般的な「サー
チフォー」フィールドを上述の特定の属性フィールドに
付加することができ、また、それらの除外に対して用い
ることができる。同様に、一つのフィールドを、全ての
属性フィールド（例えば、タイトル／アブストラクト／
著者）のサブセットにまたがってサーチを行うために用
いることができる。
【０１２８】本発明の原理を応用し得る実施例は広い多
様性を持つという観点から、詳細な実施例は単に説明の
ためのものであり、本発明の範囲を限定するものととら
れるべきではない。本発明の請求項には、全てのそのよ
うな変更において、特許請求の範囲及び精神に含まれる
もの及びそれらと同等であるものについて記載されてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１(a) は種々のデータベースにアクセスする
ためのユーザーインターフェースを有するコンピュータ
システムの構成図であり、図１(b) は種々のデータベー
スにアクセスするための本発明の一実施例によるユーザ
ーインターフェースを有するコンピュータシステムの構
成図である。
【図２】本発明の実施のための動作環境として作用する
コンピュータシステムを表す構成図である。
【図３】データの組のためのスペースを持つリストビュ
ーコントロール、及び、データの組の属性についてのラ
ベル、プルダウンメニューボタン及び属性についてのフ
ィルタを有するヘッダーコントロールを含むウィンドウ
コントロールを示す図である。
【図４】データオブジェクトの行及び属性の列からなる
データの組を表示している図３のウィンドウコントロー
ルを示す図である。
【図５】起動されたプルダウンメニューボタン及びデー
タプロバイダーから比較モード情報の検索の後に表示さ
れるプルダウンメニューを有する図４のウィンドウコン
トロールを示す図である。
【図６】データの組がタイプ「MS」、比較モード「Star
t with」によってフィルタされた後の図４のウィンドウ
コントロールを示す図である。
【図７】データの組がタイプ「Word」、比較モード「En
d with」によってフィルタされた後の図４のウィンドウ
コントロールを示す図である。
【図８】データの組がタイプ「MS」、比較モード「Star
t with」、日付「97」、比較モード「年」によってフィ
ルタされた後の図４のウィンドウコントロールを示す図
である。
【図９】図９(a) は、フィルタタイマーが満了してフィ
ルタ処理が開始され、データの組がタイプ「MS Wor」、
比較モード「Start with」によってフィルタされた後の
図４のウィンドウコントロールを示す図であり、図９
(b) は、ユーザーが<Enter> を押した時にフィルタ処理
が開始され、データの組がタイプ「MS Work 」、比較モ
ード「Start with」によってフィルタされた後の図９
(a) のウィンドウコントロールを示す図である。
【図１０】ホーム並びにフィルタ入力のための領域及び
比較モード入力のための領域を表示するカスタムコント
ロールメニューからなるデータの組を表示するウィンド
ウコントロールを示す図である。
【図１１】フィルタ入力を得るために用いられる各列の
固有値を表示する固有値リストメニューを表す図４のウ
ィンドウコントロールを示す図である。
【図１２】本発明の一実施例による方法を示すフローチ
ャートである。
【図１３】種々の環境においてヘッダーコントロールに
よって行われる応答を示すフローチャートである。
【図１４】「変更」プルダウンメニューが起動されてい
る時に二次「カレンダー」ウィンドウが開かれたウィン
ドウコントロールを示す図である。
【図１５】二次「カレンダー」ウィンドウで日付の範囲
を選択した場合の図１４のウィンドウコントロールを示
す図である。
【図１６】「変更」プルダウンメニューの起動によって
開かれ、特定の日付付近の「変更」属性の選択が可能な
他の二次ウィンドウを示す図である。
【符号の説明】
１２０ パーソナルコンピュータ １２１ 処理ユニット １２２ システムメモリー １２３ システムバス １２４ リードオンリーメモリー １２５ ランダムアクセスメモリー １２７ ハードディスクドライブ １２８ 磁気ディスクドライブ １２９ 磁気ディスク １３０ 光ディスクドライブ １３１ 光ディスク １３２ ハードディスクドライブインターフェース １３３ 磁気ディスクドライブインターフェース １３４ 光ディスクドライブインターフェース １３５ オペレーティングシステム １３６ アプリケーション １３７ プログラムモジュール １３８ プログラムデータ １４０ キーボード １４２ マウス １４６ シリアルポートインターフェース １４７ モニター １４８ ビデオアダプター １４９ 遠隔コンピュータ １５０ メモリー格納装置 １５１ ローカルエリアネットワーク １５２ ワイドエリアネットワーク １５３ ネットワークアダプター １５４ モデム ２１０、２１２、２１４、２１６、２１８ データプロ
バイダー ２００、２０２、２０４、２０６、２０８ インターフ
ェース ２２０ 標準ユーザーインターフェース ２２２ コントロール ３１０ 表示領域 ３２０、３２２、３２４、３２６ 属性についてのラベ
ル ３３０、３３２、３３４、３３６ 属性についてのフィ
ルタ ３４０、３４２、３４４、３４６ プルダウンメニュー
ボタン ３５０、３５２、３５４、３５６ 属性についての欄 ３６０ データオブジェクトの行 ３７０ 属性の列 ３８２ プルダウンメニュー ３９０ カーソル ４０２ カスタムコントロールメニュー ４１２ カスタムコントロール ４２２ 固有値リストメニュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オショマ モモー アメリカ合衆国 ワシントン州 98112 シアトル イー ガーフィールド アヴェ ニュー 1602 ナンバーシー (72)発明者 ティモシー アレン サタリヒ アメリカ合衆国 ワシントン州 98053 レドモンド トゥハンドレッドフォーティ フィフス ウェイ エヌイー 7601 (72)発明者 リチャード エス ターナー ジュニア アメリカ合衆国 ワシントン州 98072 ウッディンヴィル トゥハンドレッドトゥ エンティフィフス アヴェニュー エヌイ ー 15072 (72)発明者 ローレン ベス キャラガー アメリカ合衆国 ワシントン州 98103 シアトル エヌ セヴンティフィフス ス トリート 125−エイ (72)発明者 ウェイン ジー スコット アメリカ合衆国 テキサス州 78759 オ ースティン ブルーグラス ドクター 8803

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 第１コンピュータシステムにおける、任
    意のデータプロバイダーからのデータの標準化フィルタ
    リング方法において、 任意のデータプロバイダーから第１の組のデータを受信
    し、ここで、該第１の組のデータが複数のデータオブジ
    ェクト及びデータオブジェクトに対応する複数の属性を
    含み、 複数のラベル及び複数のフィルタと共に、第１の組のデ
    ータを表示し、 ここで、各ラベルは第１の組のデータの属性を表示し、
    各フィルタは第１の組のデータの属性に対応し、 更に、 コンピュータシステムのユーザーから、１又は複数のフ
    ィルタへのフィルタ入力を受信し、 フィルタ入力を任意のデータプロバイダーに送信し、 任意のデータプロバイダーから第２の組のデータを受信
    し、 ここで、該第２の組のデータはフィルタ入力に従って第
    １の組のデータからフィルタリングによって導出され、
    且つ前記複数のラベル及びフィルタと共に第２の組のデ
    ータを表示する任意のデータプロバイダーからのデータ
    の標準化フィルタリング方法。
  2. 【請求項２】 前記データの組、ラベル及びフィルタ
    を、コントロールウィンドウに表示することを含む請求
    項１に記載の方法。
  3. 【請求項３】 更に、 質問ユーザーインターフェースを表示し、コントロール
    を質問ユーザーインターフェース中に表示し、 コンピュータシステムのユーザーから質問入力を受信
    し、質問入力を第１の組のデータの表示に先立って第１
    の組のデータをソートするために用いる請求項２に記載
    の方法。
  4. 【請求項４】 第１及び第２の組のデータがデータオブ
    ジェクトの行／列テーブルであり、各列が前記属性の一
    つを表し、各行が一つのデータオブジェクトを表す請求
    項１に記載の方法。
  5. 【請求項５】 更に、フィルタ入力をデータプロバイダ
    ーに最後に供給してから経過した時間を計時し、且つ前
    記経過時間が所定の閾値間隔を超えるか、又はユーザー
    が明白に送信ステップを開始するか、いずれかが最初に
    起きた時に、新しいフィルタ入力をデータプロバイダー
    に送信する請求項１に記載の方法。
  6. 【請求項６】 更に、任意のデータプロバイダーから所
    定の閾値間隔を受信し、所定の閾値間隔を、ユーザーの
    応答性と、前記任意のデータプロバイダーに対してデー
    タをフィルタすることを要求する時間との、バランスを
    とるように設定する請求項５に記載の方法。
  7. 【請求項７】 少なくとも１個のフィルタがテキストス
    トリングを含み、テキストストリングを前記フィルタ内
    部に表示し、複数のフィルタのうちの１又は複数でフィ
    ルタ入力をテキストストリングに変更する請求項１に記
    載の方法。
  8. 【請求項８】 所定のアプリケーションプログラミング
    インターフェースによる、フィルタ構成の変換及びデー
    タの組の提供を含む請求項１に記載の方法。
  9. 【請求項９】 アプリケーションプログラミングインタ
    ーフェースが、（ａ）フィルタの設定、（ｂ）フィルタ
    のゲット、（ｃ）全フィルタの表示／隠蔽、（ｄ）通知
    を送信するペアレントの設定、及び（ｅ）フィルタタイ
    マーの間隔の設定のための機能を含み、且つ、（ａ）任
    意のデータプロバイダーに対してフィルタを変更したこ
    とを通知すること、（ｂ）任意のデータプロバイダーに
    対してプルダウンメニューを返すことを要求すること、
    （ｃ）任意のデータプロバイダーに対してオペレータを
    選択したことを通知すること、及び（ｄ）ペアレントに
    対してフィルタをスタートさせたこと又は削除終了させ
    たことを呼出す機能／それらのための機能を含む請求項
    ８に記載の方法。
  10. 【請求項１０】 任意のデータプロバイダーが第１コン
    ピュータシステムのメモリー又は記憶装置中に位置する
    請求項１に記載の方法。
  11. 【請求項１１】 任意のデータプロバイダーが第２コン
    ピュータシステムのメモリー又は記憶装置中に位置し、
    該第２コンピュータシステムが第１コンピュータシステ
    ムと通信する請求項１に記載の方法。
  12. 【請求項１２】 コンピュータシステムにおける、第１
    のデータの組の中のデータをフィルタするために用いら
    れるコントロールを表示装置上に表示する方法におい
    て、 任意のデータプロバイダーから第１の組のデータを受信
    し、第１の組のデータが複数のデータオブジェクト及び
    データオブジェクトに対応する複数の属性を含み、 複数のラベル、複数のプルダウンメニューボタン、及び
    複数のフィルタと共に、コントロール中に第１の組のデ
    ータを表示し、 ここで、各ラベルは第１の組のデータの属性を表示し、
    各ラベルは一組の比較モードに対応し、各フィルタは第
    １の組のデータの属性に対応し、且つ、少なくとも１個
    のフィルタが該フィルタの対応する属性により第１の組
    のデータを変更するために用いる入力を受信し、 ラベルの隣のプルダウンメニューボタンの操作に応答し
    て、任意のデータプロバイダーから提供される内容のプ
    ルダウンメニューを表示し、 プルダウンメニューに応答するコンピュータシステムの
    ユーザーから入力を受信し、 前記入力を任意のデータプロバイダーに送信し、 任意のデータプロバイダーから第２の組のデータを受信
    し、ここで、該第２の組のデータは入力に従って第１の
    組のデータからソーティングによって導出され、且つ第
    ２の組のデータを表示するコントロールを表示装置上に
    表示する方法。
  13. 【請求項１３】 少なくとも一つの前記プルダウンメニ
    ューが、プルダウンメニューの対応する属性についての
    比較モードの選択からなる請求項１２に記載の方法。
  14. 【請求項１４】 プルダウンメニューの内容が、プルダ
    ウンメニューの対応する属性についてのカスタムコント
    ロールを含む請求項１２に記載の方法。
  15. 【請求項１５】 プルダウンメニューが個別のウィンド
    ウを開く請求項１２に記載の方法。
  16. 【請求項１６】 プルダウンメニューの内容が、プルダ
    ウンメニューの対応する属性についての固有値リストを
    含む請求項１２に記載の方法。
  17. 【請求項１７】 コンピュータ記憶媒体であって、それ
    が保持する命令によってプログラムされるコンピュータ
    が、ユーザー入力に応答してデータプロバイダーにフィ
    ルタリングコマンドを送出し、 データプロバイダーから応答の結果を受信し、それを表
    示し、 ユーザー入力を受取り、バッチに格納し、 タイマーが満了した時、又はユーザーが明瞭にバッチさ
    れた入力を送ることを指示した時に、バッチしたユーザ
    ー入力をデータプロバイダーに送り、且つデータプロバ
    イダーから変更された結果を受信し、それを表示するコ
    ンピュータ記憶媒体。
  18. 【請求項１８】 前記命令により、それによってプログ
    ラムされるコンピュータが、バッチされたユーザー入力
    をデータプロバイダーに送る時に、タイマーをリセット
    する請求項１７に記載の記憶媒体。
  19. 【請求項１９】 前記命令により、それによってプログ
    ラムされるコンピュータが、各タイマーユーザー入力を
    ユーザーから受取る時に、タイマーをリセットする請求
    項１７に記載の記憶媒体。
  20. 【請求項２０】 前記命令により、それによってプログ
    ラムされるコンピュータが、データプロバイダーからタ
    イミングパラメータを受信し、前記パラメータにより前
    記タイマーをセットする請求項１７に記載の記憶媒体。
  21. 【請求項２１】 前記コマンドが、通信リンクで送られ
    る実行可能のコードからなり、データプロバイダーが存
    在する遠隔コンピュータによって受信される請求項１７
    に記載の記憶媒体。
  22. 【請求項２２】 前記コマンドがＡＰＩコールを含む請
    求項１７に記載の記憶媒体。
  23. 【請求項２３】 命令がウェブブラウザの部分を構成す
    る請求項１７に記載の記憶媒体。
  24. 【請求項２４】 記憶媒体に格納されたコンピュータの
    実行可能な命令を含むコンピュータオペレーティングシ
    ステムであって、 前記命令が、一般的なフィルタリングコントロールを呼
    出す手段、及び前記一般的なフィルタリングコントロー
    ルと任意のデータプロバイダーとの間の通信を行う手段
    を具えるコンピュータオペレーティングシステム。
  25. 【請求項２５】 前記手段が、ＱＦＮ及びＱＦＭで始ま
    るシンタックスを持つメッセージ及びコールを含む請求
    項２４に記載のオペレーティングシステム。
  26. 【請求項２６】 データプロバイダーに質問する方法の
    改良であって、 複数の異なるデータプロバイダーと利用できる標準化さ
    れたユーザーインターフェースを具え、 前記ユーザーインターフェースを用いて第１サーチ基準
    を制定し、 前記第１サーチ基準に関するデータをデータプロバイダ
    ーに送信し、 データプロバイダーによるデータの第１サーチを前記第
    １サーチ基準に従って指示して第１結果を発生し、結果
    を前記標準化されたユーザーインターフェースに供給し
    て表示し、 前記ユーザーインターフェースを用いて、第２サーチ基
    準を制定し、該第２サーチ基準が、前記第１サーチ基準
    と追加のサーチ基準との論理ＡＮＤからなり、 前記第２サーチ基準に関するデータをデータプロバイダ
    ーに送信し、 データプロバイダーによるデータの第２サーチを前記サ
    ーチ基準に従って指示して第２サーチ結果を発生し、結
    果を前記標準化されたユーザーインターフェースに供給
    して表示し、 前記データプロバイダーが、追加のサーチ基準に従って
    第１サーチ結果をフィルタリングすることにより（反復
    サーチ）、又は第１及び追加の両サーチ基準を含む新し
    いサーチを実行することにより、第２サーチを指示し、
    前回サーチをリファインする場合には、質問したデータ
    プロバイダーに従って、同一のユーザーインターフェー
    スを用いて反復及び新規サーチを指示するデータプロバ
    イダーに質問する方法。
  27. 【請求項２７】 データプロバイダーに質問する方法の
    改良であって、 質問フィルタインターフェースを提示し、 非テキスト属性を選択することができる非テキストセレ
    クタを提示し、且つ前記セレクタを通してユーザーが選
    択した非テキスト属性に従って、データプロバイダーに
    サーチ基準を発行し、 前記セレクタが、質問フィルタインターフェース中にコ
    ード化されるのではなく、データプロバイダーによって
    質問フィルタインターフェースに供給されるデータプロ
    バイダーに質問する方法。
  28. 【請求項２８】 提示するステップが表示を含み、且つ
    非テキストピッカーがカラーの図形表示の提示を含む請
    求項２７に記載の方法。
  29. 【請求項２９】 ディスプレイを含むユーザーインター
    フェース及びユーザーインターフェース選択装置を有す
    るコンピュータシステムにおける、データプロバイダー
    への質問の形式を定め質問の結果を提示する方法におい
    て、（ａ）前記データプロバイダーに対応するデータ属
    性の組を識別するステップ、（ｂ）図形ユーザーインタ
    ーフェースの第１フィールドに前記属性を提示するステ
    ップ、（ｃ）前記第１フィールドに近接する第２フィー
    ルドで、１又は複数の前記属性に対応するデータエント
    リーを受信するステップ、（ｄ）データプロバイダーに
    質問し、前記受信したデータに合致する属性を持つデー
    タオブジェクトを識別するステップ、及び（ｅ）前記質
    問の結果をユーザーインターフェースに提示し、識別さ
    れたデータオブジェクトの属性をそれが対応する第１フ
    ィールドとの関連において提示するステップを含むデー
    タプロバイダーへの質問の形式を定め質問の結果を提示
    する方法。
  30. 【請求項３０】 ウィンドウ化されたヘッダーコントロ
    ールがステップ（ａ）乃至（ｄ）を遂行し、別個のウィ
    ンドウ化されたディスプレイコントロールがステップ
    （ｅ）を行う請求項２９に記載の方法。
  31. 【請求項３１】 第１フィールドを第１行に配置し、 第２フィールドを第１行の下の第２行に配置し、且つ前
    記質問によって識別されたデータオブジェクトを第２行
    の下の次の行に表示する請求項２９に記載の方法。
  32. 【請求項３２】 識別ステップが、前記図形ユーザーイ
    ンターフェースと統合されるコード化からではなく、デ
    ータプロバイダーからの前記データ属性の組の取得を含
    む請求項２９に記載の方法。
  33. 【請求項３３】 前記第２フィールドの一つにデータエ
    ントリーが受信された時、データプロバイダーに１又は
    複数の質問要求を送出し、前記要求の第２が第１より更
    に詳細である請求項２９に記載の方法。
  34. 【請求項３４】 コンピュータに基づくシステムにおけ
    るデータプロバイダーに対する質問を形式化する方法に
    おいて、 対話型インターフェースから第１フィルタ基準を受信す
    るステップ、 前記対話型インターフェースから第２フィルタ基準を受
    信するステップ、 データプロバイダーに質問し、前記第１及び第２フィル
    タ基準の論理ＡＮＤを実行し、属性が前記第１及び第２
    フィルタ基準の両者に合致するデータオブジェクトを識
    別するステップ、及び前記フィルタ基準のうち少なくと
    も第１フィルタ基準が固有値リストから選択された複数
    の基準からなり、該複数の選択が相互の論理ＯＲにより
    前記第１フィルタ基準を形成するデータプロバイダーに
    対する質問を形式化する方法。
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