JP2777698B2 - 情報検索システム及び方法 - Google Patents

情報検索システム及び方法

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JP2777698B2
JP2777698B2 JP6176396A JP17639694A JP2777698B2 JP 2777698 B2 JP2777698 B2 JP 2777698B2 JP 6176396 A JP6176396 A JP 6176396A JP 17639694 A JP17639694 A JP 17639694A JP 2777698 B2 JP2777698 B2 JP 2777698B2
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  • Digital Computer Display Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、キーワードに基づ
き、文献情報、新聞記事などを検索する情報検索システ
ム及びそのための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、キーワードやシソーラスに基
づき、文献情報、特許情報などを検索する情報検索シス
テムは周知である。
【0003】特に、ユーザーとの対話を必要とする情報
検索システムがとるマン・マシン・コミュニケーション
の方法には、一般的には、システムが主導権をとる、い
わゆるメニュー方式と、ユーザーが主導権をとる、いわ
ゆるコマンド方式がある。
【0004】情報検索におけるメニュー方式としては、
シソーラスを基にした検索が代表的であるが、一度に表
示する選択肢の制約から、画面上でメニューを辿るケー
スは少なく(一つのレイヤーに表示する選択肢の数を多
くすると画面内に入り切らなくなり、選択肢を少なくす
るとレイヤーが深くなりすぎてたどりつく前に迷うケー
スが多くなるので、使いやすいGUIが設計しにくいこ
とによると思われる)、実際には、印刷物として発行さ
れたガイド本をたよりに適切なカテゴリーを捜し出す方
法がとられる。しかし、大規模な情報検索システムで
は、シソーラスとして発行されるこの種のガイド本だけ
でもかなりのページ数になり、熟練したユーザーにとっ
ても、このようなガイド本に基づき検索を行うのは骨が
折れる作業である。さらに、この方式では、システムが
提供するメニュー体系がユーザーの直感と外れた場合に
は、求める情報にたどりつく手段を失う。
【0005】また、蓄積文献がシソーラス上のどの項目
に属しているかを、あらかじめ調べておいて、メニュー
表示の際に項目とともにその数(該当文献数)を表示す
る方法があるが、これらは、条件検索の過程で計算され
るものではないので、例えば、「最近3年以内の文献に
限って」とか「電子ブックの形態で出版されているもの
の中で」というような条件を適宜つけながら、各項目に
どのくらいの文献が属しているのかを知ることはできな
い。
【0006】一方、コマンド方式(情報検索の場合、フ
リー・キーワード方式と呼ばれる)は、ユーザーのキー
ワード入力に従い順次検索結果を得ることができるの
で、熟練したユーザーが、複数の検索式を用意して、所
望の件数が得られるまで順次絞り込みをかけていくには
有利である。そのような検索式は通常、複数の条件の論
理演算(AND、OR、NOTなど)を含むが、従来の
この種の方式は、どの条件が結果に対してどれ程の影響
を与えたかを、予測することを可能ならしめるものでは
ない。いいかえれば、見つかった文献以外に漏れはなか
ったことを確認するためには、検索で用いた条件の各々
について、それを付加した場合と、除去した場合の結果
の差をいちいち検証する必要があるが、実際には、検索
が少しでも複雑になると、論理式の組み合わせの場合の
数が非常に多くなって、事実上このような方法はとれな
くなる。
【0007】さらに、多くの検索システムは、「ユーザ
ーは、探している情報およびその周辺分野には詳しい」
という想定のもとに設計されているため、ただ一つの検
索語のみしか思いつかない(単純に「××について知り
たい」という要求のような)専門外のユーザーからの要
求に対して、検索された多数の文献の中から、適切な数
件の文献に絞り込む手段がない。また、該当文献に優先
順位をつける方式が最近提案されてきているが、これ
は、検索者のタイプ(専門家か非専門家であるか)や要
求によって優先順位をつけるのではなく、検索語と文献
の関連度によって順位をつけるので、どちらかというと
専門性の高い文献の優先順位が上がる傾向にあり、ここ
での、問題点を解決するには役立たない。
【0008】特開平2−238567号公報は、入力さ
れた属性値をキーとして、検索されべきデータについ
て、異なる観点による分類を提示する補助的分類提示手
段を設けることを開示する。しかし、このとき提示され
る異なる観点による分類は固定的であって、どれか1つ
の所望の観点を選んで動的に適用したり、提示された観
点に対してさらに別の観点を適用したりすることは可能
ではない。
【0009】特開平6−68156号公報は、データベ
ース視点を定義し管理するシステムにおいて、複数の階
層的に配置されたパネルの間をナビゲートする手段、複
数の階層的に配置されたパネルを、特定の環境に適合す
るようにカスタマイズする手段、及び、後でデータベー
ス内の情報にアクセスしそれを表示する際に使用できる
ようにカスタマイズされたパネルを記憶する手段を備
え、複数の階層的に配置されたパネルを利用して、デー
タベース内の情報を表示することを開示する。しかし、
この技術は、階層的に配置されたパネルの間をナビゲー
トすることは開示するものの、検索結果に対して適用で
きるのは、予め与えられた階層内にあるパネル(ビュ
ー)のみであって、任意のビューを動的に適用できるよ
うにはなっていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
蓄積された多種多様で膨大な情報を、検索者にあらかじ
め整理して見せる技術を提供することにある。
【0011】本発明の別の目的は、検索者がシステムに
対して示す条件が、蓄積情報のどの部分に該当するかを
的確にフィードバックする検索のナビゲーション技術を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、蓄積情
報を、個別の固定した視点で分類し、各視点ごとに、そ
の各構成要素数を表示するビューが、複数個用意され
る。このビューは、検索の過程において、検索結果の該
当件数、及びユーザー(検索者)のビュー選択処理に応
答して、互いに連動しながら、動的に変化する。
【0013】また本発明によれば、検索者が絞り込んだ
情報の集合に対し、前回のビューを適用して検索された
情報のフィードバックが行なわれ、これによって、新た
な絞り込み条件が与える効果をあらかじめ、検索者が予
想する手助けになる。このフィードバックは、最初に予
定していなかった絞り込み条件を見つける手がかりにも
なり、このことは特に、当該分野に十分な専門知識をも
たない検索者が、大まかな検討で与えたキーワードに従
い、所望の主題を見出す助けになる。
【0014】また本発明の別の側面によれば、蓄積すべ
き情報の性質により新たな視点が必要となった時、それ
に対応するビューの設計を援助するオーサリング・ツー
ルが提供される。
【0015】
【実施例】以下、図面に従い本発明の好適な実施例につ
いて説明する。
【0016】A.ハードウェア構成 図1を参照すると、本発明を実施するための前提となる
ハードウェア構成が示されている。図1の構成は、大き
く分けて、検索エンジン部をもつ第1のワークステーシ
ョン(サーバ)1100と、第2のワークステーション
(クライアント)1200と、それらをTCP/IPな
どのプロトコルに従い接続するLANまたはWANの回
線1300とからなる。
【0017】第1のワークステーション1100は、ビ
ットマップ・カラー表示機能をもつディスプレイ装置1
102と、演算・I/O制御機能をもつCPU1104
と、プログラムやデータをロードするためのRAM11
06と、LANまたはWAN対応のオペレーティング・
システムや情報検索用データベースや検索エンジン用の
プログラムが格納されてなるディスク1108と、文字
を入力するためのキーボード1110と、ディスプレイ
装置1102の画面上で所望の点を指し示すためのマウ
ス1112と、これらの構成要素を相互接続するための
バス1114と、第1のワークステーション1100を
回線1300に接続するための接続装置1116とから
なる。
【0018】第2のワークステーション1200は、ビ
ットマップ・カラー表示機能をもつディスプレイ装置1
202と、演算・I/O制御機能をもつCPU1204
と、プログラムやデータをロードするためのRAM12
06と、LANまたはWAN対応のオペレーティング・
システムやディスプレイ装置1202の画面に後述する
複数のビューや検索結果をマルチウインドウで表示する
ためのGUI制御プログラムが格納されてなるディスク
1208と、文字を入力するためのキーボード1210
と、ディスプレイ装置1202の画面上で所望の点を指
し示すためのマウス1212と、これらの構成要素を相
互接続するためのバス1214と、第2のワークステー
ション1200を回線1300に接続するための接続装
置1216とからなる。
【0019】尚、この実施例では、検索エンジン部とG
UI制御部が個別のシステム装置上で実現されている、
いわゆる分散処理環境を想定して説明を行うが、単一の
ワークステーション上に検索エンジン部とGUI制御部
の両方が実現されている、スタンドアロンの環境でも本
発明の処理を実現することは可能である。
【0020】また、本発明の処理を行う前提となるオペ
レーティング・システムとしては、AIX(IBMの商
標)、OS/2(IBMの商標)などのように、プリエ
ンプティブで、プロセス間通信を許容するマルチタスク
・オペレーティング・システムが最も好適である。しか
し、Windows(マイクロソフトの商標)などの、
マルチタスク機能及びGUI環境をもつ任意のオペレー
ティング・システムの下でも本発明を実現することは可
能である。
【0021】さらに、本発明において、検索エンジン部
としての第1のワークステーション1100を走らせて
いるオペレーティング・システムと、GUI制御部とし
ての第2のワークステーション1200を走らせている
オペレーティング・システムは、TCP/IPなどの共
通のプロトコルを通じて互いに接続可能であるなら同一
である必要はなく、例えば、検索エンジン部がAIX
で、GUI制御部側がOS/2またはWindowsで
あってもよい。
【0022】B.システムの論理構成 図2を参照すると、第1のワークステーション1100
における検索エンジン部、及び第2のワークステーショ
ン1200におけるGUI制御部の論理構成を示すブロ
ック図が示されている。
【0023】検索エンジン部の構成要素としては先ず、
検索すべき文献の全文を含む文献コンテンツ2002が
ある。さらに、この文献コンテンツ2002に関連し
て、書誌事項データベース2004、同義語(シソーラ
ス)辞書2006、キーワード一覧表2008、キーワ
ード文献対応表2010、全文検索用インデックス20
12が作成され、文献コンテンツ2002及びこれらの
要素はすべて、好適にはディスク1108に格納されて
いる。
【0024】文献登録部2014は、文献を電子的なフ
ァイルの形式で外部から取り込んで文献コンテンツ20
02に追加するとともに、その追加した内容を反映させ
るように書誌事項データベース2004、同義語辞書2
006、キーワード一覧表2008、キーワード文献対
応表2010、全文検索用インデックス2012を更新
する機能をもつ。
【0025】文献登録部2014に電子的なファイルを
提供する方法としては、通信回線を介しての外部データ
ベースからのダウンロード、OCRによる印刷された書
面文書のテキスト・ファイルへの変換、市販されている
CD−ROM特許公報からの文書の取り込みなどがあ
る。あるいは、テキスト・エディタ、ワードプロセッサ
などを使用してキーボードで文書を入力することを許容
してもよい。
【0026】検索エンジン部の主要部である検索実行部
は、書誌情報の検索が要求されたことに応答して書誌情
報データベース2004を検索する書誌情報検索機構2
018、キーワード検索が要求されたことに応答してキ
ーワード一覧表2008のみならず同義語辞書2006
及びキーワード文献対応表2010をも検索するキーワ
ード検索機構2020、全文検索が要求されたことに応
答して全文検索用インデックス2012を検索する全文
検索機構2022からなる。尚、書誌情報、キーワー
ド、全文のうちのどの検索を行うのかを指示する画面に
ついては、図10を参照して後で説明する。
【0027】検索実行部についてもう少し詳細に説明す
ると、書誌情報検索機構2018は、RDB(リレーシ
ョナル・データベース)の形で格納されたタイトル、著
者、発行年、本のサイズなどの情報を検索する部分であ
る。後述するように、好適には参照回数も検索データの
一部として蓄積される。
【0028】キーワード検索機構2020は、あらかじ
め、各文献に対して付与されたキーワード(インデクサ
ーと呼ばれる専門家によって付与される場合と、コンピ
ュータによって自動付与される場合がありうる)により
検索を行う部分である。検索は2段階で行われ、第1段
階は、ユーザーの入力したワードおよびその同義語と、
それらを含む複合キーワード(「論理」と入力された場
合に、「記号論理学」、「論理演算」、「論理和」、
「述語論理」などが、複合キーワードとなる)が返され
る。第2段階の検索は、複合キーワードを渡して関連文
献のIDまたは文献数を返すものである。
【0029】全文検索機構2022は、基本的には、文
献コンテンツ2002を端から端まで走査して、入力ワ
ードと同一の文字列が存在する文献を返す機能を実行す
る。実際には、大量のテキスト情報に対して、実時間で
答えを返すために、文字の出現位置に関する全文検索用
インデックス2012が予め用意される。
【0030】これら書誌情報検索機構2018、キーワ
ード検索機構2020及び全文検索機構2022から与
えられる検索結果は、文献数計算プロセス2026に与
えられ、文献数計算プロセス2026は、ディスク11
08に格納されているメニュー項目対文献数マトリック
ス2032を参照して、個別のメニュー項目毎に文献数
を計算する処理を行う。尚、文献数計算プロセス202
6によるこの処理に関しては、後で詳細に説明する。
【0031】コンテンツ読取プロセス2024は、文献
内容表示/印刷ビュー2050の要求に応じて、文献コ
ンテンツ2002から、全文検索用インデックスに従い
見出された、該当する文献内容を読み出してプロトコル
制御部2028に与える処理を行う。プロトコル制御部
2028の基本的な処理は、GUI制御部側のプロトコ
ル制御部2040に項目毎の文献数、文献IDやタイト
ル、または文献コンテンツのデータを渡すことである
が、プロトコル制御部2028には、検索結果を履歴と
してディスク1108に順次保持するログファイル20
30と、特定のビューの自動立ち上げ指示ファイルを含
むビュー制御プロファイル2034が接続されている。
そうして、プロトコル制御部2028に到着した検索結
果は、ログファイル2030に順次格納される。ログフ
ァイル2030には、検索結果の履歴、すなわち、その
検索結果をもたらした検索ワードと、文献数が格納され
る。ログファイル2030には好適には、検索結果の数
が小さい場合には、検索された結果の文献のIDが格納
される。また、現在アクティブである、すなわちGUI
制御部でウインドウを割り当てられて表示されているビ
ューと、そのビューの指定する項目毎に内訳を計算され
た文献数がプロトコル制御部2028からLANまたは
WANの回線を介してプロトコル制御部2040に送ら
れる。このとき、1つのGUI制御部(クライアント・
ワークステーション)においてアクティブであるビュー
が複数あるとき、または、複数クライアント・ワークス
テーションが同時にログ・オンしその各々が少なくとも
1つのビューを開いているときは、その個々のビューに
対して並列的に内訳の計算処理が行われることを理解さ
れたい。
【0032】一方、GUI制御部側では、プロトコル制
御部2040にビュー・プロセス制御部が接続されてお
り、これによって、プロトコル制御部2040に検索結
果が到着すると、指定されたビュー・プロセス204
4、2046、2048・・・2050などが開始さ
れ、これによって、個々のビューに対応するウインドウ
が、GUI制御部側の第2のワークステーション120
0のディスプレイ1202にオープンされる。例えば、
ビュー・プロセス(A)2044はウインドウ2052
に関連づけられ、ビュー・プロセス(B)2046はウ
インドウ2054に関連づけられている、等である。好
適には、ビューに使用されるアイコン、ビットマップ・
グラフィック・ファイル、タイトル・バーなどのグラフ
ィック的なリソースは、全てGUI制御部側、すなわち
クライアント・ワークステーション側に用意され、検索
エンジン部、すなわちサーバ・ワークステーションから
は、検索結果の件数及びビューの項目に対応する内訳の
件数のみが、プロトコル制御部2028及びプロトコル
制御部2040を介してビュー・プロセス制御部204
2に送信される。これは、検索エンジン部側でGUI制
御をも行いGUIデータをクライアント・マシンに送る
と、データの通信量が大きくなって処理速度が低下する
からである。
【0033】特に、プロセス2050は、文献内容表示
/印刷のための処理を行うものであって、ウインドウ2
058に関連づけられ、ウインドウ2058には、コン
テンツ読取部2024からプロトコル制御部2028、
2040を介して送られてきた文献内容自体のデータが
表示されている。そして、ウインドウ2058に設けら
れているメニュー・バー(図示しない)の所定のメニュ
ーをマウス1212(図1)でクリックすることによっ
て、表示されている文献全体、あるいは所望のページを
印刷することが可能である。
【0034】ビュー・オーサリング支援機構2036
は、検索実行部を利用してメニュー項目対文献数マトリ
ックス2032に項目を追加する機能をもつバッチ的処
理プログラムである。尚、ビュー・オーサリング支援機
構2036及びメニュー項目対文献数マトリックス20
32については、後で詳細に説明する。
【0035】図2において、文献登録部2014及びビ
ュー・オーサリング支援機構2036は、通常のユーザ
ーとの対話的検索処理には直接関与しないので、好適に
は、ディスク1108に格納され、文献データベース管
理者の呼び出し操作によってのみ処理を開始するプログ
ラムである。
【0036】一方、書誌情報検索機構2018、キーワ
ード検索機構2020、全文検索機構2022、コンテ
ンツ読取機構2024、文献数計算プロセス2026及
びプロトコル制御部2026は、そのプログラムがディ
スク1108に格納されていることは文献登録部201
4及びビュー・オーサリング支援機構2036と同様で
あるけれども、好適には、第1のワークステーション1
100の立上時に自動的に処理を開始するように設定さ
れ、常時、デーモンまたはバックグランド・プロセスと
して走るものである。従って、好適には、書誌情報検索
機構2018、キーワード検索機構2020、全文検索
機構2022、コンテンツ読取機構2024、文献数計
算プロセス2026に対する、またはそれらの間の制御
には、共有メモリ、パイプ、シグナル、セマフォなどの
周知のプロセス間通信の技法が使用される。
【0037】C.文献数計算プロセス 文献数計算プロセス2026(図2)は、ビュー・プロ
セスを通して入力される文献数絞り込みの条件を元に検
索を行い、その結果と、それまでの検索で得られた文献
セットとの集合的な共通部分(intersection)をとり
(絞り込み)、アクティブなビュー全てにおける内訳を
計算して、GUI制御部へフィードバックするプロセス
である(より正確にいえば、アクティブなビューの現在
表示されている選択肢に関する内訳のみを計算する)。
このため、文献数計算プロセス2026は、接続されて
いる全てのクライアント・ワークステーションにおける
現在アクティブである全てのビューの項目を知っている
必要がある。
【0038】計算対象となる文献セットの大きさによ
り、計算方法は2つ用意されている。
【0039】その1.直前の検索で、該当文献数が、あ
るしきい値(例えば100程度、但しこの値は設定変更
可能)より小さくなっていた場合、または、すでに直前
の検索がこの方法で調べられていた場合、もしくは、今
回、コマンド方式のビューから条件が与えられた場合:
まず、全体の文献数を得るために、ユーザーから与えら
れた個々の条件に合致する文献セット(これは、検索実
行部から得る。どの検索機構を用いれば情報が得られる
かは、ビューによって異なる。例えば、発行年月日は書
誌情報に記録されているので、書誌情報検索機構を用い
る、など)を得て、それらの集合演算を行う(直前まで
の検索が、1の方法、すなわち、この方法で行われてい
た場合には、それに今回の条件を付加して絞り込めばよ
い)。このセットの文献数が、絞り込んだ後の該当文献
数になる。その後、この文献セットの内訳を調べて、そ
れぞれの選択肢に該当する文献数を求める。
【0040】その2.しきい値より大きい場合で、コマ
ンド方式のビューから条件が与えられていない場合:文
献数を推定によって算出する。推定にあたっては、ビュ
ー・オーサリング支援機能であらかじめ計算しておいた
メニュー項目対文献数マトリックス2032、すなわち
全ビューに現れる全選択肢について、任意のペアで絞っ
たときの文献数を計算した表を用いる。尚、この表の作
り方については、図3を参照して後で詳細に説明する。
【0041】絞り込みに使われている条件が2個以内の
ときは、このマトリックスから正確な文献数が得られ
る。3個の場合は、
【数1】
【0042】により推定する。3個の場合の推定法をも
とに、n個の推定も可能になる。また、xとyのOR f(x
+y) は、f(x)とf(y)の和をあてる(あくまでも、これも
推定値である)こととする。
【0043】上記計算式に、それまでに指定された全検
索条件をあてはめ、全体の文献数f(abcde...)を計算す
る。(実際には、最後に与えた条件以外の条件をあては
めた数は、すでに計算済みなので、この計算は、漸増反
復的(incremental)にできる。)
【0044】内訳計算は、この値に、当該選択肢の項目
xを加えた計算式 f(abcde...x)で達成される。一般的に
1、x2、x3、・・・xmのANDの件数の推測値は、
以下のような数式で、f(xij)から計算することが
できる。
【数2】
【0045】D.ビュー・オーサリング支援機構 本発明のこの実施例において、ビュー・オーサリング支
援機構2036(図2)は、メニュー項目対文献数マト
リックス2032に項目を追加する機能をもつ。メニュ
ー項目対文献数マトリックス2032は具体的には、図
3に示すような形式である。すなわち、縦軸と横軸に検
索項目を並べ、縦軸と横軸の交差位置には、対応する2
つの項目のANDで検索される文献の数が格納される。
各々の項目は、必ずあるビューに関する項目である。因
みに、図3で、「地図.北海道」とあるのは、地図とい
う名前のビューで、北海道という語が検索される場合を
示す。このとき、縦軸のi番目の項目と横軸のi番目の
項目(i=1・・・n)は同一であるように表が構成さ
れるので、表の対角線上の要素には、i番目の項目のみ
で検索した場合の文献の数が入る。また、この表のi行
j列の要素と、j行i列の要素は同一となるので、表に
おけるi>jとなる要素は不要である。この表の各要素
は、上記文献数計算プロセスで使用されるf(xy)という
値に対応する。すなわち、任意2つの項目x,yについて
のANDに関する文献数を、検索実行部を利用して予め
計算して表を作成しておくことにより、任意の数の項目
についてのANDに関する文献数を、この表の要素を使
用して比較的少ない計算量で推測することができる、と
いうことが本発明によって提示される1つの知見であ
る。
【0046】ところで、メニュー項目対文献数マトリッ
クス2032の内容は、固定的なものではなく、例え
ば、任意のユーザー(クライアント)が新たなビューを
作成したとき、新たなビューが含む項目を追加的に包摂
するようにメニュー項目対文献数マトリックス2032
の項目を更新する必要がある。その項目追加によって生
じた空白の要素に文献数をいれるには、次の4つの方法
がある。
【0047】1.書誌情報のあるフィールドが特定の値
(複数でもよい)を持つ文献が、その項目を選んだ時の
該当文献である場合には、フィールドとその値を入力す
れば、ビュー・オーサリング支援機構2036は、単独
の場合の文献数、他の項目とのANDを取った場合の文
献数を調べて、変更されたマトリックスを完成させる。
(自身の文献数は書誌情報検索機構2018で調べ
る。)
【0048】2.ある特定のキーワード(複数でもよ
い)を含む文献が、その項目を選んだ時の該当文献であ
る場合には、そのキーワードを入力することで、支援機
構は変更されたマトリックスを完成させる。(自身の文
献数はキーワード検索機構2020で調べる。)
【0049】3.ある特定の文字列(複数でもよい。キ
ーワードではない)が含まれている文献が、その項目を
選んだ時の該当文献である場合には、その文字列を入力
することで、支援機構は変更されたマトリックスを完成
させる。(自身の文献数は全文検索機構2022で調べ
る。)
【0050】4.階層型メニューの場合には、図4のよ
うな形で該当項目が入力されると、以下の方法で、マト
リックスが完成される。
【0051】各行の1番目のフィールドに書かれている
構造を表す番号から、リーフ・ノードを見つけ、これら
に対して、上記1〜3のいずれかの方法で文献数を調べ
る。どの方法をとるかは、検索指示部分のシンタックス
で分かる。
【0052】すべてのリーフ・ノードについて文献数が
分かった後、ボトムアップに親のノードの文献数を調べ
にいく。これは、子供のノードの文献セットの集合演算
の合弁をとることでわかる。すなわち、各非末端ノード
における文献セットは、
【数3】 で計算する。
【0053】セットの和集合(unionbはそのメンバーが
多くなると計算時間が大きくなるので、ある一定量(た
とえば、1000程度をしきい値とする)を越えたセッ
トが1つでも存在する場合には、unionnのかわりにメン
バー数のplus演算(ただし、答えは全文献セット数を越
えない)を用いてもよい(文献数の推定)。
【0054】E.ビュー ビューを管理するプロセスは、視点を一目でわからせる
ようなGUIを提供し、それを通して、ユーザーからの
入力、検索エンジン部から得た文献数の表示などの処理
を行うものである。本発明においては、予め複数のビュ
ーが用意され、その各々には、個々のビュー独自の分類
細項目(例えば、地名における県別、年代における西暦
別、動物における哺乳類、爬虫類、鳥類、両生類などの
類別、宗教におけるキリスト教、仏教、ヒンズー教、イ
スラム教などの類別、小説における推理小説、SF小
説、歴史小説、純文学、伝記などの類別)と、GUIの
表示態様(例えば、地名における県別のビューなら、県
別に区画された地図の表示、動物における哺乳類、爬虫
類、鳥類、両生類などの類別なら、哺乳類を人間のアイ
コンで示し、爬虫類、鳥類、両生類のそれぞれは、蛇、
燕、蛙のアイコンで示すなど)とが定義される。ここで
留意すべきなのは、個々のビュー独自の分類細項目は、
図3に示すメニュー項目対文献数マトリクス2032に
縦列(あるいは横列)として含まれる検索項目群の部分
集合になっており、従って、個々のビュー独自の分類細
項目毎の文献数は、メニュー項目対文献数マトリクス2
032を参照することによって、上記文献数計算プロセ
スに関連して説明したアルゴリズムにより、比較的容易
に推測しその値を示すことが可能であることである。
【0055】さらに、本発明のビューは、その分類細項
目の個々に対して、文献数の定量的な表示を与えること
を特徴とする。定量的な表示の例は、典型的には「124
7」のような数字表示である。定量的な表示の別の例
は、棒グラフ及び折れ線グラフである。分類細項目にお
ける文献数の絶対値ではなく、文献数の割合が分かれば
よいような場合なら、円グラフまたはパイ・チャートを
使用することもできる。さらに、予め色と件数範囲の対
応を設定しておくことにより、色分けによって大まかな
文献数を表示することもできる。
【0056】視点を一目でわからせるのに効果的なGU
Iとしては、 ・1つのレイヤーにあるすべての選択肢を同一ウインド
ウにアイコン表示し、その近傍に当該カテゴリーに属す
る文献数を表示する。レイヤーを1つ潜るたびにウイン
ドウ表示をし直すか、下位レイヤー用に新たな子ウイン
ドウをオープンする。 ・1つのレイヤーに含まれる各選択肢の文献数を地図上
(またはグラフ上)に配置する。
【0057】・焦点の当たっているレイヤーの上下1階
層を表示する。あるいは、焦点の当たっている階層とそ
の下2階層を表示する。焦点を上下にずらすことで表示
範囲を変える。
【0058】・シソーラスが意味ネットワークなどのよ
うに概念間の距離で示される場合(階層構造ではなくネ
ットワーク構造になっている場合)には、意味ネットワ
ークそのものをウインドウに表示すること、などが考え
られる。
【0059】以下、図面を参照して本発明のビュー表示
方式の例を示す。
【0060】先ず図5を参照すると、1レイヤ表示方式
の例が示されている。この例は、小説ジャンルのビュー
であり、ミステリ、社会物、SF、時代劇などの個別の
ジャンルが異なる(その内容を象徴するに相応しいよう
な図形の)アイコンで示され、そのアイコンの下には、
文献数が数字で示されている。例えば、一般的に、小説
のジャンルにどのようなものがあるかと問われて、ミス
テリ、SFなどの例を挙げる人は多いであろうが、小説
のジャンルについて網羅的に理解している人は少ないで
あろうと思われる。しかし、本発明によれば、小説のジ
ャンルのビューを開くだけで、そこに小説のジャンル毎
の文献数の内訳が示され、あるユーザーには、成る程こ
のようなジャンルもあったか、という新たな視点を与
え、そのような意外なジャンルのものに対して別のビュ
ーを適用して知識を深めることも可能ならしめられるの
である。
【0061】次に図6を参照すると、地図表示方式のビ
ューが示されている。この例は、日本列島のビューであ
り、県別に文献数を、その県から上方に延びる棒グラフ
として示す。このビューは、次のように適用される。す
なわち、例えば上記の小説のジャンルのミステリに対し
て地図のビューを適用する。すると、小説の中に出て来
る地名を元に文献数が県別に区分けされ、図6に示すよ
うに棒グラフがあられる。これを見て、ユーザーは例え
ば、福岡県が意外に多いことに気付き、福岡県を舞台と
するミステリの存在に注意を払うのである。もしこのよ
うなビューを利用することなく、コマンド方式で県別の
文献数を調べてゆくとなると、どうしてもユーザーに相
当程度の専門知識を仮定せざるをえない。というのは、
ユーザーの知識に基づき、どの県の文献数が多いか予測
して、東京都、神奈川県、または福岡県などと検索ワー
ドをコマンド入力していかざるをえないからである。
【0062】次に図7を参照すると、上下階層表示方式
が示されている。この例は、年代を左から右に次第に細
分していくものである。年代は、長い期間に亘り得るの
で、好適にはスクロール・バーがウインドウの下端と右
端に付いて、ここをマウスでクリックすることにより、
年代の階層を辿ることができるようになっている。尚、
図7には具体的に図示しないが、図4における「紀元
前」、「1−10世紀」、「1810」などの要素に
は、図5のように具体的な数字を(年代自体と混同しな
いように小さく表示するなどして)関連付けて表示する
か、色を付ける(例えば、赤に近い程件数が多く、青に
近い程件数が少ない、など)などして、文献数の定量的
な表示が与えられる。
【0063】図8は、ネットワーク表示方式のビューを
示す。この例では、シソーラス(類語)のビューが示さ
れている。ここでは、例えば「自動車」というキーワー
ドの検索に応答して、類語辞書が自動的に検索され、
「自動車」の下位のカテゴリに入る「バス」「乗用車」
「トラック」のみならず、別の観点から見た観念類似で
ある「動力」「船」「工業」という語もリンクして表示
される。図8には具体的に図示しないが、この場合も、
「自動車」「船」「トラック」などの要素には、図5の
ように具体的な数字を関連付けて表示するか、色を付け
るなどして、文献数の定量的な表示が与えられる。この
ような定量的な表示に従い、ユーザーは、比較的大きい
文献数をもつ語にさらにシソーラスを適用してそれの内
訳を知ることに興味を感じたり(例えば、「工業」にシ
ソーラスを適用することにより、「機械工業」「宇宙産
業」「電子工業」などの語がリンクしてあらわれるだろ
う)、バスという語を含む文献が意外に少ないことを見
て取ったりするであろう。
【0064】図9は、経時的ビューを示す(場合によっ
ては、ビジネス・チャートとも呼ばれる)。この例で
は、年毎の文献数が折れ線グラフで示されている。この
場合も、ウインドウの下端にスクロール・バーを配置す
ることにより、年代を辿って件数の推移を眺めることが
可能となる。
【0065】尚、図5から図9までに示すビューは、本
発明で適用可能なビューの幾つかの例に過ぎず、本発明
で使用可能なビューがそれらのものに限定される訳では
ないことを理解されたい。例えば、社名のビュー、人名
のビューなどというものも考えられる。社名のビューを
与えるためには、予め社名のデータベースを用意してお
く必要がある。なぜなら、文献中で任意の固有名詞に遭
遇したとき、社名のデータベースがないと、それが社名
なのか地名なのか、あるいは人名なのか区別することが
できないからである。このとき、社名のデータベース
に、親会社、子会社、関連会社、競合会社を、シソーラ
ス方式で関連付けておくことにより、丁度図8のビュー
のアナロジとして、社名のビューを構成することができ
る。
【0066】また、図5から図9までに示すどのビュー
においても、個々の類別要素、すなわち、例えば図5に
おけるミステリのアイコン、図6における地図上の神奈
川県の領域、図7における「18世紀」という表示、図
8における「船」という表示、図9における「88」と
いう年の表示などは、マウスでクリックすることによっ
て選択可能である必要がある。そして、選択されたこと
をユーザーに示すためには、例えば、その類別要素を囲
む矩形枠を表示してもよいし、反転表示してもよい。
【0067】この実施例では、1つのビューで複数の類
別要素を選択することが可能である。こうして、1つ乃
至複数の類別要素の選択の後検索処理を指示すると、選
択された類別要素に限定されるように検索結果が絞られ
る。特に、複数の類別要素を選択して検索処理を指示す
ると、丁度OR検索の形式で検索結果が絞られる。例え
ば、図5のビューにおいて、ミステリのアイコンをクリ
ックして反転表示させ、続いて時代物のアイコンをクリ
ックして反転表示させ、そうして検索処理を指示する
と、ミステリまたは時代物のどちらかに該当する小説に
検索が絞られ、この後、その絞られた結果に対して別の
ビューを適用することが可能である。
【0068】ところで、図5から図9までに示すビュー
における「選択肢直接入力域」は、マウスで直接指し示
すことができない(たまたまウインドウ画面からはみ出
した)選択肢を、スクロール・バーをクリックして目に
みえる位置に移動させる代わりに、キーボードで直接入
力できるようにする領域である。例えば、図7で、「選
択肢直接入力域」を一旦クリックしてそこに「1946
−1955」と入力すると、画面上に表示されていない
1900年代におけるこの10年分の選択肢をクリック
したのと同じ効果が得られる。
【0069】コマンド方式を扱うビューについては、図
10に示すように、ユーザーにより入力されたキーワー
ドとそれに関連する(同義語辞書などによって類推し
た)キーワードをフィードバック情報として表示し、最
終的にそれらのキーワードによって該当文献数を表示す
るといった処理をする。ユーザー・オプションとして、
あいまい検索や全文検索など検索方法を指定できるよう
にする。例えば、図10のチェック箇所102をマウス
でクリックすることによりキーワード検索が指示され、
チェック箇所104をマウスでクリックすることにより
全文検索が指示され、「雑誌名」「著者」などの欄に具
体的な語を入れることにより、書誌事項が検索される。
【0070】ところで、雑誌名、著者などは、それぞれ
専用のビューを別途用意するが、この図10のビューで
もそれらを検索可能である。但し、このビューで入力し
た場合は、同義語辞書が使用できるので、通称や略称で
入力することが可能となる。
【0071】例えば、図10(A)で、検索語に「海」
を入れ、タイトル・バーの「検索」をクリックしてキー
ワード検索を行うと、文献数計算プロセス2026がメ
ニュー項目対文献数マトリックス2032を参照し、こ
のコマンド方式のビューの「海」を含むキーワードをキ
ーワード一覧表2008より探し出し、図10(B)に
示すように、3つのキーワード「海外生産拠点」「海上
輸送」及び「工場海外移転」についてキーワード文献対
応表2010より該当を見出し、その情報がプロトコル
制御部2028、プロトコル制御部2040及びビュー
・プロセス制御部2042を通じてこのビューに伝えら
れ、これによって、それぞれの該当件数が表示される。
【0072】そこで、図10(B)で、「海外生産拠
点」と「工場海外移転」とをクリックして反転表示さ
せ、タイトル・バーの「検索」をクリックすると、この
選択されたキーワードは、ビュー・プロセス制御部20
42、プロトコル制御部2040、プロトコル制御部2
028及び文献数計算プロセス2026を通じて書誌情
報検索機構2018に渡され、書誌情報検索機構201
8が書誌情報データベース2004を検索し、これによ
って、図10(C)に示す「該当記事一覧」専用のウイ
ンドウがオープンされて、「海外生産拠点」または「工
場海外移転」を含む記事のリストがあらわれる。
【0073】図10(C)で例えば、特定の記事上にマ
ウス・カーソルをあててダブル・クリックすると、その
文献IDが、ビュー・プロセス制御部2042、プロト
コル制御部2040及びプロトコル制御部2028を通
じて、コンテンツ読取機構2024に渡され、コンテン
ツ読取機構2024は、渡されたIDを以って文献コン
テンツにアクセスし、該当する文献の実データを、プロ
トコル制御部2028及びプロトコル制御部2040を
介してビュー・プロセス制御部2042に返す。これに
よって、ビュー・プロセス制御部2042は、図示しな
いが、文献の実データを表示するウインドウを新たに開
く。
【0074】E1.ビュー・ウインドウの自動オープン ビューのオープンについては、ユーザーが個々のビュー
を手動でオープンできるのはもちろんであるが、あるビ
ューで特定の選択肢を選ぶと、関連するビューが自動的
にオープンすることを可能にする。たとえば、メディア
という分類を扱うビューがオープンされていて、その中
の例えば、学会誌という選択肢が選ばれた時点で、学会
名、時間軸、トピック、分野シソーラスなどのビュー・
ウインドウが自動的にオープンするようにする。例え
ば、上記図10(C)も自動オープンされるウインドウ
の例である。ユーザーの選んだ選択肢と、システムが自
動オープンするビュー・ウインドウとの関係は、ビュー
制御プロファイル情報に記述されており、この情報を持
っている検索エンジン側のプロトコル制御部の指示のも
とで、ビュー・プロセス制御が開かれていないビュー・
ウインドウを自動オープンする。
【0075】ビュー・プロセス自身も、ウインドウ表示
に関する判断を行うことでユーザーにフィードバックす
る情報量をコントロールする。ビュー・プロセス制御部
により自動オープンされた場合、ビュー・プロセスは、
表示すべき文献数の内訳を調べ、それが極度にバラつい
ている時のみ、ウインドウをオープンする。ただし、バ
ラついていないと判断した場合、プロセス自体は直ちに
はフォアグランドにあらわれないが、アクティブな状態
でビュー・プロセス制御部とコミュニケーションを続
け、バラついた内訳がくるか、手動によるオープン指示
が来るまで待ち続ける。
【0076】バラつきの指標としては、平均値と分散値
を用いる方法や、単に、平均値の±数%をしきい値とし
て設定して、それを越える文献数が存在するか否かで決
める方法などを採用することが考えられる。
【0077】E2.人気度に関するビュー 情報の信頼度に関する指標として、どれだけ多くの人が
読んでいるかという人気度にたよることが経験的に行わ
れている。この経験則をシステムに生かすために、コン
テンツ読み取り部に参照回数を記録する機構を設け、こ
の値を書誌情報DBに記録する。記録された参照回数
は、ナビゲーションのためのビューとして表示され、か
つ、検索条件(「トップ50まで」といったような指示
で)として検索・ナビゲーションの処理の中で利用され
る。
【0078】F.検索/ナビゲーションの処理フロー
【0079】図11を参照すると、ビュー・オープンの
ための処理フローが示されている。ユーザーが、自分の
クライアント・ワークステーションを立ちあげると、ス
テップ1150では、例えば検索エンジン部のビュー制
御プロファイル2034の記述に基づき、メイン・ウイ
ンドウが自動的に立ち上がる(図14の参照番号140
2を参照)。尚、このとき、メイン・ウインドウを表示
するためのビットマップなどのリソースは、飽くまでも
クライアント・ワークステーション側にあることを理解
されたい。ステップ1151で、ユーザーが、メイン・
ウインドウ中でビュー・ウインドウ・アイコンまたはボ
タン(図14の「地図」ボタンなどを参照)を選ぶと、
クライアント・ワークステーションのビュー・プロセス
制御部2042は、指定されたビューのウインドウ(例
えば、図16のウインドウ1602を参照)を開く。こ
れと同時に、ステップ1152では、ビュー・プロセス
制御部2042は、その選択されたビューについての項
目の内訳を、プロトコル制御部2040及びプロトコル
制御部2028を介して文献数計算プロセス2026に
送ることによって、文献数内訳要求を行う(この場合、
まだ検索条件を1つも指定していないので、全文献の内
訳を調べることになる)。
【0080】ステップ1154では、文献数計算プロセ
ス2026は、メニュー項目対文献数マトリックス20
32を参照することによって、ビュー・プロセス制御部
2042によって指示されたビューに関する文献数内訳
を計算する。こうして、文献数計算プロセス2026に
よって計算された文献数内訳は、ステップ1156で、
プロトコル制御部2028及び2040を介して(例え
ばTCP/IPプロトコルにより)検索エンジン部から
GUI制御部に伝達され、これによって、ステップ11
58で、ビュー・プロセス制御部2042に、文献数内
訳が渡される。
【0081】ステップ1160では、文献数内訳の情報
に基づき、ビュー・プロセス制御部2042によって、
送信された文献数内訳を反映させるように、当該ビュー
のウインドウ内で内訳表示が行われる(図5など参
照)。
【0082】図12を参照すると、検索条件追加による
絞り込み結果の反映フローが示されている。図12のス
テップ1250では、ビュー・プロセス制御部2042
によって、少なくとも1つのビュー・ウインドウが開か
れているものとする。そこで、例えば、1つのビュー・
ウインドウの少なくとも1つの類別要素(図5〜図9を
参照)を選択して検索処理を開始すると、その類別要素
に関連づけられている項目は、ビュー・プロセス制御部
2042、プロトコル制御部2040及びプロトコル制
御部2028を介して文献数計算プロセス2026に渡
され、ステップ1252で、文献数計算プロセス202
6は、この渡された項目を以ってメニュー項目対文献数
マトリックス2032にアクセスし、前記「C.文献数
計算プロセス」の章で説明した処理によって、キーワー
ド検索の要求を出したクライアントにおける、現在アク
ティブである各々のビューの内訳の件数の絞り込み計算
を行う。
【0083】そうして、計算された、絞り込まれた内訳
は、ステップ1254で、プロトコル制御部2028及
びプロトコル制御部2040を介してビュー・プロセス
制御部2042に送信され、ビュー・プロセス制御部2
042は、この絞り込まれた内訳で以って、現在アクテ
ィブであるビューを更新する。
【0084】図12に示されているように、ステップ1
252の選択された条件に対する内訳の絞り込み、及び
ステップ1254のプロトコル制御部2028からビュ
ー・プロセス制御部2042へ絞り込まれた内訳を通信
するステップは、当該クライアント・ワークステーショ
ンにおいてアクティブである全てのビューについて完了
するまで繰り返される。
【0085】図13を参照すると、タイトル・ウインド
ウ表示処理が示されている。図13のステップ1302
では、図11のステップ1150と同様にメイン・ウイ
ンドウが開かれているものとする。ステップ1302
で、ユーザーが、メイン・ウインドウ中でタイトル表示
・アイコンまたはボタン(図14の「タイトル」ボタン
を参照)を選ぶと、クライアント・ワークステーション
のビュー・プロセス制御部2042は、タイトル・ウイ
ンドウ(図示しない)を開く。これと同時に、ステップ
1302では、ビュー・プロセス制御部2042は、プ
ロトコル制御部2040及びプロトコル制御部2028
を介して文献数計算プロセス2026にタイトル・ウイ
ンドウが選択された旨のメッセージを送る。
【0086】ステップ1304では、文献数計算プロセ
ス2026は、受け取ったメッセージがタイトル・ウイ
ンドウが選択された旨であることに応答して、メニュー
項目対文献数マトリックス2032を参照するのではな
く、検索実行部に再検索要求を送る。というのは、メニ
ュー項目対文献数マトリックス2032にはタイトルに
関する情報は含まれていないからである。こうして、ス
テップ1306では、検索実行部によってタイトルの検
索が行われ、ステップ1308で文献数計算プロセス2
026に送られてきたタイトルのリストは、ステップ1
308で、文献数計算プロセス2026に渡され、その
まま、プロトコル制御部2028及び2040を介して
検索エンジン部からGUI制御部に伝達され、これによ
って、ステップ1158で、ビュー・プロセス制御部2
042によってタイトル・ウインドウが表示される。
【0087】G.ビュー追加の処理 次に、新たなメニュー・ビューを設計し、検索システム
に追加する手順を述べる。
【0088】1.このための最初のステップは、ビュー
で用いるすべての選択肢(類別)項目をリストアップす
ることである。例えば、図6に示すような日本地図の地
図のビューなら、全ての県をリストアップする。同様の
世界地図のビューを作成するなら、世界の全ての国の名
前を類別項目としてリストアップする必要があろう。さ
らに、より細かい内訳を表示したい場合は、
【0089】2.次のステップは、地図、棒グラフ、折
れ線グラフ、タイトル・バー、アイコン、背景のビット
マップなどのリソースを含むGUIを設計し、ウインド
ウを用いたプログラムをダイナミック・ライブラリ・ル
ーチン(DLL)の形で作り、クライアント・システム
に登録することである。尚、標準的なGUIリソースに
ついては、サーバ(検索部)側で用意し、必要に応じて
ダウンロードできるようにしてもよい。
【0090】3.次のステップは、ビュー・オーサリン
グ支援機構2036を用いて、新たに作成されたビュー
の選択肢項目を文献数マトリックス2031に登録す
る。このとき、ビュー・オーサリング支援機構2036
は、文献数を得るために、書誌事項検索機構2018、
キーワード検索機構2020、及び全文検索機構202
2を利用する。尚、1つのサーバ(検索部)に複数のク
ライアントが接続されているような環境で一人のクライ
アントが、ビュー・オーサリング支援機構2036によ
ってサーバ上のメニュー項目対文献数マトリックスを更
新している間にも、別のクライアントがサーバに対する
検索要求を行うという状況は十分にあり得る。その際、
別のクライアントによる検索要求によってメニュー項目
対文献数マトリックスへのアクセス処理が生じるが、通
常のマルチタスク・オペレーテイング・システムは、メ
ニュー項目対文献数マトリックスの更新の間は、更新前
バージョンのメニュー項目対文献数マトリックスのコピ
ーを一旦とり、別のクライアントにはこのコピーの方に
しかアクセスを許さないことによってデータの一貫性を
損なわないようにする機能を備えている。また、複数の
クライアントが、ビュー・オーサリング支援機構203
6によってサーバ上のメニュー項目対文献数マトリック
スを更新しようとしたときは、最初のクライアントがビ
ュー・オーサリング支援機構2036を使用し始めた時
点で、他のクライアントに対してメニュー項目対文献数
マトリックスへのアクセスをロックするようにすること
も、通常のマルチタスク・オペレーテイング・システム
の標準的な機能によって可能である。
【0091】4.必要があれば、ビュー制御プロファイ
ルを書替えて、新たに登録したビューが、自動的にオー
プンされる条件を設定してもよい。
【0092】H.実現例 図14以下を参照して、具体的な検索手順について説明
する。図14の例は、新聞記事データを対象とする検索
システムを前提として、以下のようなビューをもつよう
に設計されている。
【0093】・地図によるビュー日本および世界の地名
を地図上に表示する。各記事の記載上で関連する地名を
基に地図上の点(日本地図においては県名、世界地図に
おいては国名)を対応させる(図6を参照)。このビュ
ーを用いることで、たとえは、事件が起こった現場や関
係者の住所、出身地などと関連づけた地名から記事を絞
ることが可能になる。
【0094】・時間軸によるビュー 記事の掲載日時を基に、時間軸との対応をとる。
【0095】・企業・組織名によるビュー 記事中に現れる企業・組織名を「企業・組織名辞典」と
つきあわせて対応をとる。
【0096】・人名によるビュー 記事中に現れる人名を「人名辞典」とつきあわせて対応
をとる。
【0097】・トピック・シソーラスによるビュー 新聞社が提供するシソーラスをもとに記事を分類(人手
による)したものを利用する。これらには、政治面、経
済面、社会面といった新聞独自の分類とその中の細分類
(日米経済摩擦、円高、殺人、事故、など)がある。
【0098】・キーワード検索のビュー 検索システムが持つキーワード検索機構2020(図
2)を利用する。
【0099】・全文検索のビュー 検索システムが持つ全文検索機構2022(図2)を利
用する。
【0100】図14を参照すると、初期画面では、メイ
ン・ウインドウ1402のみが表示される。尚、ビュー
制御ファイル2034にビューを予め登録しておくこと
により、初期画面で自動的に地図のビューなど、1つ乃
至複数の任意のビューのウインドウが現れるようにして
もよい。もし初期画面でいきなりビューがあらわれる
と、そのビューは、未検索の状態、すなわち全ての記事
を対象として類別を与えるビューとなる。しかし、メイ
ン・ウインドウ1402もまたは1つのビューであると
見なすこともできる。メイン・ウインドウ1402は、
マウスでクリックしてさまざまな処理を行わせるための
複数のボタン1404をもつ。
【0101】ここで、「殺人」に関する記事の検索を行
うために、メイン・ウインドウ1402のキーワード・
ボタンをクリックして、図10のキーワード入力ビュー
をオープンし、「殺人」と入力する。そうして、「検
索」ボタンをクリックすると、この検索を行っているク
ライアント・ワークステーションのビュー・プロセス制
御部2042、プロトコル制御部2040及びプロトコ
ル制御部2028を介して、文献数計算プロセス202
6にこのキーワードが渡される。文献数計算プロセス2
026は、このキーワードで以ってキーワード検索機構
2020を呼び出し、例えば「1095」という記事の
数を得る。
【0102】この結果は、プロトコル制御部2028及
びプロトコル制御部2040を介してビュー・プロセス
制御部2042に返され、この結果、図15に示すよう
に、メイン・ウインドウの下部には、1095と件数が
表示される。それと同時に、ログファイル2030に
は、「殺人」というキーワードで1095という件数が
あったことが記録される。
【0103】ここで、メイン・ウインドウ1402の
「地図」というボタンをクリックすると、図16に示す
ように、地図の県別に殺人というキーワードを含む記事
の該当件数が棒グラフで示されたビュー1602がオー
プンされる。このときは、図11のフローチャートで説
明したような処理が行われる。また、メイン・ウインド
ウ1402の「グラフ」というボタンをクリックする
と、時間軸のビュー1604が同様のメカニズムにより
開き、これには、ある期間の月毎の殺人というキーワー
ドを含む記事の該当件数が棒グラフであらわれる。
【0104】ここで、検索をある連続する3ヶ月(例え
ば、平成5年4月、5月、6月に絞るものとする)に限
定するために、ビュー・ウインドウ1604の棒グラフ
1604a、1604b及び1604cをユーザーがク
リックすると、その棒グラフのその箇所の表示が反転表
示される(例えば、元々赤で表示されていたとすると、
青に変わる、あるいは、輪郭が実線から破線になる
等)。
【0105】こうして、メイン・ウインドウ1402の
「検索」ボタンをクリックすると、図12のフローチャ
ートで示した処理によって、記事は、平成5年4月、5
月、6月に新聞に掲載されたものに限定され(例えば、
検索結果は73件になる)同時に、この限定された検索
結果を反映させるように、現在アクティブであるビュ
ー、すなわちビュー1602とビュー1604の内訳表
示が更新される。図17に示されるように、更新された
後は明らかに、ビュー1604では、選ばれた3つの月
の棒グラフしか残らない。
【0106】一方、やはり図17に示されるように、ビ
ュー1602では、当初記事の掲載日につき限定されて
いなかったのに、更新後は平成5年4月、5月、6月に
掲載されたものに限定されるので、明らかに棒グラフは
低くなる。
【0107】尚、図16では、掲載月のみの限定を行っ
たが、ビュー1604で掲載月を絞った後、直ちに「検
索」ボタンをクリックするのではなく、一旦ビュー16
02にマウス・カーソルを移動して、例えば地図上の
「山梨県」と「東京都」の地点をクリックすることによ
り、「山梨県」と「東京都」の棒グラフを反転表示さ
せ、そうして「検索」ボタンをクリックすると、検索結
果は、平成5年4月、5月または6月という期間に、
「山梨県」または「東京都」で発生した殺人事件に関す
る記事に限定される。
【0108】この地図のビューと時間軸のビューのみを
使用して次のような「発見」を行うことも可能である。
【0109】(1)「殺人」というキーワードで関連記
事を検索する。 (2)地図のビューを見ることで、殺人記事が大都市に
多いことがわかる。一般的に、人口の多さと殺人事件の
件数は相関するので、このことは常識的に理解できる範
囲である。ところが、一見殺人記事が少ないはずの地方
で、意外に高い棒グラフが見つかることによって、地方
で起きた特異な事件がクローズアップされる。 (3)そこで、地図のビューでそうした地方を選んで、
記事を絞り、その結果を時間軸ビューで覗くことで事件
発生から、逮捕、裁判とその経過を件数だけでほぼ推定
することができる(そうしたイベントがあった直後に関
連記事が集中するため)ので、事件の経過を知るために
記事を拾い読みするには、いつの記事を読めばよいかが
わかる。
【0110】その他にも、人名のビューを随時適用する
ことによって、殺人記事にあらわれる被疑者、真犯人、
参考人、証人などが引用される頻度を見ることもでき
る。
【0111】尚、図17のように検索の絞り込みを行っ
た後で、元の検索条件に戻りたい場合がある。この場
合、メイン・ウインドウ1402の「履歴」ボタンをク
リックする。すると、図18に示すように、履歴ウイン
ドウ1802が開き、検索の今までの履歴が見える。こ
の実施例では、実際にはこれは、検索エンジン部側のロ
グファイル2030に格納されている。しかし、このよ
うな検索履歴情報を、GUI制御部(クライアント)側
で必要に応じて表示することも可能である。履歴ウイン
ドウ1802の「殺人」の行をクリックすると、再び
「殺人」のみのキーワードで検索がやり直され、再びメ
イン・ウインドウ1402に「1095」という数字が
あらわれ、この検索結果はビュー・ウインドウ1602
及び1604にも反映されるので、表示は図16の状態
に戻る。この状態で、地図や時間軸とは異なる別のビュ
ーを適用して、別の観点から殺人事件の記事を眺めるこ
とが可能となる。
【0112】また、図14から図18までには図示しな
かったが、例えば、メイン・ウインドウ1402の「カ
テゴリ」のボタンをクリックしても直ちにビューをオー
プンせず、「カテゴリ」関連のさまざまなビューのメニ
ューをブルダウンで表示することにより、多数のビュー
選択用のメニューをユーザーに提示することが可能とな
る。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、予め用意した内訳件数表示用のビューを動的に適用
することにより、データベース検索に不慣れであった
り、馴染みのない分野を検索しようとするユーザーを、
そのユーザーが所望する検索結果までナビゲートするシ
ステム及び方法が提供される。
【0114】尚、本発明は、上記実施例で示したような
新聞記事のみならず、図書館の文献、特許文献、科学技
術文献、化合物データベースなどの、自然言語ベースの
データベース一般に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のハードウェア環境の図である。
【図2】 本発明のシステム構成の図である。
【図3】 メニュー対文献数マトリックスの図である。
【図4】 ビュー・オーサリング支援機構へ入力する階
層型メニュー項目のフォーマットを示す図である。
【図5】 1レイヤ式表示方式のビューの図である。
【図6】 地図表示方式のビューの図である。
【図7】 上下階層表示方式のビューの図である。
【図8】 ネットワーク表示方式のビューの図である。
【図9】 折れ線グラフによる時間軸ベースのビューの
図である。
【図10】 キーワード検索画面の例を示す図である。
【図11】 ビュー・オープンの処理を示すフローチャ
ートの図である。
【図12】 検索結果追加による絞り込み結果の反映処
理を示すフローチャートの図である。
【図13】 タイトル表示ウインドウのオープンの処理
を示す図である。
【図14】 新聞記事検索の例を示す画面の図である。
【図15】 新聞記事検索の例を示す画面の図である。
【図16】 新聞記事検索の例を示す画面の図である。
【図17】 新聞記事検索の例を示す画面の図である。
【図18】 新聞記事検索の例を示す画面の図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻野 紫穂 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本 アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研 究所内 (72)発明者 堤 泰治郎 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本 アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研 究所内 (56)参考文献 特開 平5−289920(JP,A) 特開 昭63−201717(JP,A) 特開 平6−348762(JP,A) 特開 昭64−1030(JP,A) 特開 平3−174655(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/30 G06F 3/14 340

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータ処理に基づき、対話的操作に
    よりデータ検索を行い、検索結果を表示するための方法
    において、 (a)個別の複数のデータからなる、検索すべきファイ
    ルを、コンピュータにより検索可能に保持する段階と、 (b)検索した結果を特定の視点から眺めるためのもの
    であって、各々が複数の類別要素をもつ複数のビューを
    用意し、呼び出し可能に保持する段階と、 (c)上記複数のビューの各々の類別要素に関して、該
    類別要素自身が含まれる上記データの件数と、該類別要
    素と当該のビューの他の類別要素及び他のビューの類別
    要素とが同時に含まれる上記データの件数とを表形式で
    記憶する二次元テーブルを作成する段階と、 (d)上記複数のビューのうちの少なくとも1つをオー
    プンする段階と、 (e)所定の条件で上記検索すべきファイルを検索する
    段階と、 (f)上記段階(e)で検索された結果の上記データに
    関して、上記二次元テーブルに格納されている件数の値
    から、現在オープンされているビューの類別要素毎に、
    上記該当するデータの件数を推測して表示する段階と、 を有する、情報検索方法。
  2. 【請求項2】前記、二次元テーブルを作成する段階
    (c)が、 (c−1)上記複数のビューのうちの少なくとも1つに
    関して、検索結果に対して自動オープンするための条件
    をビュー制御プロファイルに設定する段階と、 を含み、さらに前記ファイルを検索する段階(e)が、 (e−1)上記検索が完了したことに応答して、該検索
    結果が自動オープンするための条件を満たすかどうか判
    断する段階と、 (e−2)上記段階(e−1)において自動オープンす
    るための条件を満たすと判断されたことに応答して、新
    たなウインドウをオープンし、該ウインドウ中に、該自
    動オープンするための条件を設定されたビューにおける
    視点で類別された視覚的表示を行う段階と、 を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】上記検索すべきファイルが新聞の記事の集
    まりであり、上記個別のデータが新聞の個別の記事であ
    る、請求項1乃至請求項2の何れかに記載の情報検索方
    法。
  4. 【請求項4】上記検索すべきファイルが文献の集まりで
    あり、上記個別のデータが個別の文献の内容である、請
    求項1乃至請求項2の何れかに記載の方法。
  5. 【請求項5】コンピュータ処理に基づき、対話的操作に
    よりデータ検索を行い、検索結果を表示するためのシス
    テムにおいて、 (a)個別の複数のデータからなる、検索すべきファイ
    ルを、コンピュータにより検索可能に保持する手段と、 (b)検索した結果を特定の視点から眺めるためのもの
    であって、各々が複数の類別要素をもつ複数のビューを
    用意し、呼び出し可能に保持する手段と、 (c)上記複数のビューの各々の類別要素に関して、該
    類別要素自身が含まれる上記データの件数と、該類別要
    素と当該のビューの他の類別要素及び他のビューの類別
    要素とが同時に含まれる上記データの件数とを表形式で
    記憶する二次元テーブルを作成する手段と、 (d)上記複数のビューのうちの少なくとも1つをオー
    プンする手段と、 (e)所定の条件で上記検索すべきファイルを検索する
    手段と、 (f)上記手段(e)で検索された結果の上記データに
    関して、上記二次元テーブルに格納されている件数の値
    から、現在オープンされているビューの類別要素毎に、
    上記該当するデータの件数を推測して表示する手段と、 を具備する、情報検索システム。
  6. 【請求項6】前記、二次元テーブルを作成する手段
    (c)が、 (c−1)上記複数のビューのうちの少なくとも1つに
    関して、検索結果に対して自動オープンするための条件
    をビュー制御プロファイルに設定する手段と、 を含み、さらに前記ファイルを検索する手段(e)が、 (e−1)上記検索が完了したことに応答して、該検索
    結果が自動オープンするための条件を満たすかどうか判
    断する手段と、 (e−2)上記手段(e−1)において自動オープンす
    るための条件を満たすと判断されたことに応答して、新
    たなウインドウをオープンし、該ウインドウ中に、該自
    動オープンするための条件を設定されたビューにおける
    視点で類別された視覚的表示を行う手段と、 を具備する、請求項5に記載のシステム。
  7. 【請求項7】上記検索すべきファイルが新聞の記事の集
    まりであり、上記個別のデータが新聞の個別の記事であ
    る、請求項5乃至請求項6の何れかに記載のシステム。
  8. 【請求項8】上記検索すべきファイルが文献の集まりで
    あり、上記個別のデータが個別の文献の内容である、請
    求項5乃至請求項6の何れかに記載のシステム。
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