JPH11160514A - カラーフィルタ及びその製造方法 - Google Patents

カラーフィルタ及びその製造方法

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JPH11160514A
JPH11160514A JP32674697A JP32674697A JPH11160514A JP H11160514 A JPH11160514 A JP H11160514A JP 32674697 A JP32674697 A JP 32674697A JP 32674697 A JP32674697 A JP 32674697A JP H11160514 A JPH11160514 A JP H11160514A
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color
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郁夫 広田
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淳 佐々木
Shigeru Hirayama
茂 平山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プラズマディスプレイや液晶ディスプレイ等の
各種表示装置や固体撮像素子に用いられるカラーフィル
タにおいて、基板上面に生じる凹凸を減少することによ
り後工程で形成される電極の断線の発生を減少させ、ま
た、オーバーコート層のピンホールを発生しにくくする
事により、ディスプレイの信頼性を向上させうるカラフ
ィルタおよびその製造方法の提供にある。 【解決手段】上記カラーフィルタ及びその製造方法が、
色材部上にオーバーコート層を複数設けることにより、
各々のオーバーコート層のピンホールを遮断し、層全体
を色材部間で達するピンホールを消滅させることを特徴
とするカラーフィルタ及びその製造方法としたものであ
る。また、オーバーコート層のうち少なくとも1層のゾ
ルゲル化合物からなるオーバーコート層を設けることに
より、ピンホールを遮断することを特徴とするカラーフ
ィルタ及びその製造方法としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イや液晶ディスプレイなどの各種表示装置や固体撮像素
子に設けられ、反射率低減、色合成あるいは色分解など
のために用いられるカラーフィルタ及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カラー液晶ディスプレイでは、
カラー表示を行うためのカラーフィルタが必要である。
このため、公知の文献記載のように(一例として、谷
他、テレビジョン学会技術報告IDY94−112(1
994))、染色法や顔料分散法等の方法で作成された
カラーフィルタが用いられている。これは有機染料や有
機顔料を用いて樹脂層を着色してカラーフィルタとする
ものである。また、プラズマディスプレイにおいても、
画像を表示した際のコントラスト向上のためにカラーフ
ィルタを用いることが提案されている(和邇、日経エレ
クトロニクス、1993年11月8日号(No.59
4)pp.215等)。このように、いくつかのディス
プレイデバイスではカラー表示や画質向上のためにカラ
ーフィルタが不可欠である。
【0003】ところで、プラズマディスプレイの場合、
その作製プロセスには約600℃で焼成するプロセスが
含まれている。もし、液晶ディスプレイ用カラーフィル
タをプラズマディスプレイ用カラーフィルタに流用する
と、これを構成する材料には有機材料が含まれているた
め、プラズマディスプレイ作製プロセスにおいて燃焼あ
るいは分解等の反応が起こり、カラーフィルタとしての
特性が得られない。
【0004】この問題の解決方法として、低融点ガラス
中に無機顔料を分散させたものをカラーフィルタとして
用いることが提案されている(坂井他、テレビジョン学
会技術報告E D993 IPD113−8(198
6)等)。これは、低融点ガラス及び無機顔料を適当な
バインダ樹脂および溶剤と練り合わせたペーストを調整
し、これを所定の基板にスクリーン印刷等の方法でパタ
ーニングし、しかるのち焼成することによりバインダ樹
脂及び溶剤を除去し、低融点ガラス中に無機顔料が分散
したフィルタを得るものである。この場合、このカラー
フィルタは全て無機材料により構成されているため、プ
ラズマディスプレイ作製にかかわる高温プロセスに耐え
ることが可能である。
【0005】しかしながら、上記方法によるものである
と、図7に示すように、基板10上に顔料30を含有す
る低融点ガラス20が所定位置のみに形成するものであ
るので、この低融点ガラス20の形成されているところ
と、形成されていないところとでは、低融点ガラス20
の厚み分だけ凹凸が生ずることになる。この凹凸の深さ
Hは10μm 程度に及ぶこともあり、この凹凸が、その
上に形成される電極の断線や誘電体のピンホールの原因
になることがあった。
【0006】また特開平8−220340には、基板上
にまず画素パターンを作成した後、基板前面の全体にオ
ーバーコート層を作成することにより、基板上の凹凸を
最小限に抑える方法が提案されている。これは、画素パ
ターンの上から基板全体にオーバーコート層を塗布し、
しかるのちレベリングを行うことで、基板表面が平坦な
カラーフィルタを得るものである。この場合、カラーフ
ィルタ表面の平坦性が向上するため、カラーフィルタ上
に電極や誘電体を形成する後工程に於いて、電極の断線
等の問題の発生を抑えることが可能となる。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】しかしながらこの方法では、オーバーコー
ト層自体にピンホールが発生する傾向がある。このた
め、後工程の酸,アルカリエッチング等において、エッ
チング液が画素パターンまで浸透してしまい、画素パタ
ーンの変色・破壊が引き起こされる問題がある。
【0008】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、上面の凹凸を減少し、なおかつオー
バーコート層のピンホールを解消したカラーフィルタ及
びその製造方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
基板と、基板上に形成された上面平坦で透明なオーバー
コート層と、該オーバーコート層中の所定位置に配置さ
れた色材部とを有するカラーフィルタにおいて、該オー
バーコート層が、少なくとも2層もしくはそれ以上の層
数から構成されており、該オーバーコート層のうち少な
くとも1層がゾルゲル法により作成されていることを特
徴とするカラーフィルタである。
【0010】次に第2の発明は、前記オーバーコート層
のうち、少なくとも1層が低融点ガラス又は透明な無機
酸化物からなることを特徴とする請求項1記載のカラー
フィルタである。
【0011】次に第3の発明は、ゾルゲル法により作成
されたオーバーコート層が色材部に接した位置にあり、
その上に低融点ガラスもしくは無機酸化物からなるオー
バーコート層が存在することを特徴とする請求項1また
は請求項2記載のカラーフィルタである。
【0012】次に第4の発明は、基板上の所定の位置に
色材部を形成した後に、該色材部を覆い上面が平坦で透
明なオーバーコート層を積層することを特徴とする請求
項1または請求項2または請求項3記載のカラーフィル
タの製造方法である。
【0013】次に第5の発明は、顔料と色材媒体とを混
合したものを基板上の所定位置に形成し、焼成して色材
媒体を除去した後に、残存した顔料からなる色材部を覆
うように、オーバーコート媒体とオーバーコート材とを
混合したものを基板上に積層し、焼成してオーバーコー
ト媒体を除去して上面の平坦なオーバーコート層を形成
することを特徴とする請求項1または請求項2または請
求項3記載のカラーフィルタの製造方法である。
【0014】次に第6の発明は、顔料と色材媒体とを混
合したものを基板上の所定位置に形成し、さらにオーバ
ーコート媒体とオーバーコート材とを混合したものを積
層した後に、焼成して色材媒体およびオーバーコート媒
体を同時に除去し、顔料からなる色材部とこれを覆うオ
ーバーコート材からなるオーバーコート層を基板上に形
成することを特徴とする請求項1または請求項2または
請求項3記載のカラーフィルタの製造方法である。
【0015】次に第7の発明は、基板上の所定の位置に
色材部を形成した後に、その上にゾルゲル法により作成
された層を積層し、その上に低融点ガラスもしくは無機
酸化物からなる層を積層することを特徴とする請求項4
または請求項5または請求項6記載のカラーフィルタの
製造方法である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳説する。本発
明のカラーフィルタは、図1に示されるように、基板1
0と、所定位置にパターニングされて配置された色材部
30と、これを覆う1層目のオーバーコート層40と、
上記1層目のオーバーコート層40を覆う2層目のオー
バーコート層50を有して構成される。但し、上記オー
バーコート層は2層の場合だけに限らず、3層以上の場
合があることも含まれることはもちろんである。
【0017】基板10は、一般のカラーフィルタに使用
されるものが適用でき、ソーダライムガラス、ホウケイ
酸ガラス等からなるガラス板などがある。この基板10
上の所定位置に配置される色材部30は主として顔料が
適用されるが、中でも、無機顔料が好ましい。無機顔料
としては、例えば赤色顔料としてはFe2 3 、緑色顔
料としてはTiO2 −CoO−NiO−ZnO、青色顔
料としてはCoO−Al2 3 等を用いることができる
が、これらに限定されたものではない。また、用途によ
っては他の色の顔料を用いられる。
【0018】1層目のオーバーコート層40や2層目の
オーバーコート層50を構成するオーバーコート材とし
ては、透明な材質が適用され、低融点ガラスや無機酸化
物またはゾルゲル化合物が好ましい。低融点ガラスとし
てはホウケイ酸鉛ガラス等を用いることができる。ま
た、透明な無機酸化物としてはSiO2 や、SiO2
TiO2 の複合酸化物等を用いることができる。ゾルゲ
ル化合物としては、金属アルコキシド化合物に代表され
る一般的なゾルゲル前駆体を用いることができる。但
し、オーバーコート材については、上記のものに限定さ
れず、必要な特性を満たす材料を使用可能である。な
お、請求項1記載のゾルゲル法とは、低分子量の物質を
加熱し、重縮合を繰り返し高分子物質とする方法のこと
である。ゾルゲル化合物とは、ゾルゲル法に用いる材料
物質の総称である。ゾルゲル前駆体とは、縮合を始める
前のモノマー状態のゾルゲル材料の総称である。
【0019】また、これらのオーバーコート層は図1に
示すように、各色材部30の上部は勿論のこと、各色材
部30間にも形成され、その上面は平坦とされる。
【0020】低融点ガラスもしくは無機酸化物からなる
層は、色材部30の基板表面への固着、基板上面の凹凸
の平坦化、エッチング等の後工程から色材部30を保護
するといった役割を有する。ゾルゲル化合物からなる層
は、オーバーコート層のピンホールを遮断する役割を有
する。ゾルゲル法によれば、物質の分子レベルのネット
ワークを高密度化させることで、極薄層のオーバーコー
ト層を作成することができるため、オーバーコート層の
ピンホールを遮断することができる。また、特にゾルゲ
ル化合物からなる層が色材部30に接した位置に在り、
その上に低融点ガラスもしくは無機酸化物からなる層が
存在する場合、ゾルゲル化合物からなる層は、色材部3
0と低融点ガラスもしくは無機酸化物からなる層との表
面親和性を向上させることが可能である。
【0021】上記のようなカラーフィルタであると、色
材部30を覆うオーバーコート層の上面が平坦に形成さ
れているので、その上部に凹凸がなく、その上に形成さ
れる電極の断線等を抑制することができる。また複数層
から構成されているため、オーバーコート層中のピンホ
ールが色材部30まで貫通して存在することもなく、後
工程での色材部30の破壊を防ぐことができる。
【0022】まず、基板10上の所定の位置に色材部3
0を形成し、その後、その色材部30を含めて基板10
上にオーバーコート層を積層し、その上面を平坦にする
カラーフィルターの製造方法について記述する。基板上
への色材部30の形成には、種々の方法が適用できる
が、なかでも、印刷法、フォトリソグラフィー法、電子
写真法あるいは電着法のいずれかを利用することが望ま
しい。印刷法の場合、スクリーン印刷法や平版オフセッ
ト印刷法等を用いることができるが他の公知の方法も使
用可能である。
【0023】また、フォトリソグラフィー法では顔料を
適当な感光性樹脂と混練したペーストを基板上に塗布
し、これを所定のフォトマスクを用い露光し、しかるの
ち現像してパターニングする方法や、顔料を基板上に塗
布した後、この顔料上に感光性樹脂を塗布、これを所定
のフォトマスクを用いて露光し、しかるのち現像および
エッチングを行い、これをパターニングする方法、ある
いは光粘着性を有する樹脂を基板上に塗布し、所定のフ
ォトマスクを用い露光し、顔料を付着させる部分のみ粘
着性をもたせ、しかるのち顔料を噴霧し、顔料を粘着層
上に固着させることによりパターニングする方法等を用
いることができる。また、電子写真法では顔料を公知の
樹脂を用いトナー化し、これをあらかじめ潜像を形成し
たセレン感光体に付着させた後、基板に転写することに
よりパターニングする。
【0024】また、電着法では顔料をアルキド樹脂等と
水中で分散して電着塗料を作製し、これに予めパターニ
ングされたITO膜等の透明導電膜が設けられた基板を
浸積して通電することにより透明導電膜上にパターニン
グする。これらの方法や他の公知の方法を持ってパター
ニングを行うことができる。
【0025】オーバーコート層の形成には、液相法また
は気相法によるコーティング法が好適である。液相法に
よるものは、金属アルコキシドをスクリーン印刷法やデ
ィップコーティング法、スピンコーティング法などによ
り塗布し、しかるのちこれを焼成する方法等が考えられ
る。また、気相法によるオーバーコート層形成方法とし
ては、蒸着法やスパッタリング法等があげられる。
【0026】基板10上に先に形成されている各色材部
30間へのオーバーコート材が入り込みにくかったり、
上面が平坦となりにくい場合には、ドクターブレードを
用いたブレードコートを利用すれば良い。
【0027】色材部30を形成するのに、顔料と色材媒
体とを混合したものを用い、オーバーコート層を形成す
るのに、低融点ガラスまたは無機酸化物またはゾルゲル
化合物とオーバーコート媒体とを混合したものを用いた
ことを特徴とするカラーフィルターの製造方法について
詳細を記述する。これは、所定の顔料を一旦、媒体中に
分散させ、その色材媒体を上記任意の形成方法により所
定位置に配置し、その後、これを焼成して媒体を除去
し、残存する顔料のみを基板上に形成するのである。こ
の色材媒体としては、焼成により除去されるものである
ことが必要で、例えば、エチルセルロース、アクリル樹
脂等が適用される。同様に、オーバーコート層を形成す
る際にも、オーバーコート材を一旦、媒体中に分散さ
せ、そのオーバーコート媒体を上記任意の形成方法によ
り積層し、その後、これを焼成して媒体を除去し、残存
するオーバーコート材のみを基板10上に形成するので
ある。このオーバーコート媒体としては、焼成により除
去されるものであることが必要で、例えば、エチルセル
ロース、アクリル樹脂等の有機バインダなどが適用され
る。
【0028】請求項6記載の発明は、顔料と色材媒体と
を混合したものを基板10上の所定位置に形成し、続い
て、オーバーコート材とオーバーコート媒体とを混合し
たものを形成した後に、焼成して色材媒体およびオーバ
ーコート媒体を共に除去し、顔料からなる色材部30と
これを覆うオーバーコート層を基板10上に形成するも
のである。すなわち、1度の焼成で色材媒体およびオー
バーコート媒体を除去するもので、焼成によって除去さ
れない顔料およびオーバーコート材だけが残存し、その
オーバーコート材は顔料上は勿論のこと基板10上に、
上面が平坦な層を形成する。この製造方法であると、焼
成工程が少ないので、製造工程が簡略化され、製造時間
の短縮や製造コストの削減を図ることが可能となる。
【0029】即ち、本発明は以下の工程: (a)色材と色材媒体とを混合したものを基板上の所定
位置に形成する工程。 (b)色材と色材媒体とを混合したものが所定の位置に
形成された基板を焼成して当該色材媒体を除去する工
程。 (c)焼成後残存した顔料からなる色材部30が形成さ
れた基板上の、当該色材部を覆うように、オーバーコー
ト材とオーバーコート媒体とを混合したものを当該基板
上に積層する工程。 (d)顔料からなる色材部30と、これを包含するオー
バーコート材とオーバーコート媒体とを混合したもの、
とを有する基板を焼成して、当該オーバーコート媒体を
除去して上面の平坦なオーバーコート層を形成する工程
を含むことを特徴とするカラーフィルタの製造方法を提
供する。また、上記製造方法により製造したカラーフィ
ルタを提供する。但し、請求項6記載のカラーフィルタ
の製造方法の発明の場合は、工程が、前述のように若干
異なる。
【0030】ここで工程(a)における色材としては、
無機顔料を用いることが望ましい。
【0031】また、工程(b)全体を省略することも可
能である。その場合、色材媒体の除去は、工程(d)の
焼成に於いて、オーバーコート媒体の除去と同時に行わ
れる。これにより工程数を低減する事ができる。
【0032】工程(c)は、工程全体を複数回繰り返す
ことで複数層のオーバーコート層を積層する。オーバー
コート層の形成に用いるものは、ゾルゲル化合物,低融
点ガラスもしくは透明な無機酸化物などであるが、ゾル
ゲル化合物からなるオーバーコート層を少なくとも1層
は設ける必要がある。
【0033】工程(d)では、オーバーコート媒体除去
とともに、オーバーコート層表面のレベリングを行う。
従って、できるだけ平坦な表面を得るために、オーバー
コート材の融点以上の温度で数分から数時間の焼成を行
うことが必要となる。
【0034】
【実施例】以下に本発明を実施例をもって説明するが、
本発明がそれらに限定解釈されるものでないことは勿論
のことである。また、以下の記載では、色材部30とし
て青色の色材部を適用して説明するが、必ずしも青色で
ある必要はなく、また、カラーフィルタであるために
は、通常、3色(青色、赤色、緑色)の色材部30がそ
れぞれ所定位置に配置されることは周知のことである。
【0035】<実施例1>まず、青色顔料(アサヒ化成
(株)製、:「アサヒスーパーブルーCR」)5重量部
を媒体であるエチルセルロース(関東化学(株)製)の
α−テルピネオール(関東化学(株)製)5重量%溶液
50重量部に加え、これを三本ロールミルで練り合わせ
たペーストを調製した。そして、図2に示すように、こ
の青色顔料ペースト60をガラス基板10上に、300
メッシュのスクリーン印刷版を用いて幅100μm、長
さ4mmのパターンに印刷した。
【0036】次に、これを空気中、580℃で10分間
焼成し、青色顔料ペースト中のエチルセルロース及びα
−テルピネオールを蒸発または燃焼して除去し、図3に
示すように、ガラス基板10上に顔料30のみ残るよう
にした。
【0037】オーバーコート材として、ゾルゲル法によ
るシリカコート剤(日本曹達(株)製:「アトロンNS
i 310」)10重量部をエチルセルロース(関東化
学(株)製)のα−テルピネオール(関東化学(株)
製)5重量%溶液50重量部に加え、十分混合して調製
した。図4に示すように、上記製造した顔料30が所定
位置に残されたガラス基板10上に、上記シリカコート
剤を300メッシュのスクリーン印刷版を用いて、ベタ
のパターンで、上記基板10上に印刷した。
【0038】そして、これを空気中、580℃で10分
間焼成することにより、シリカコート剤の熱縮合を行
い、1層目のオーバーコート層40を形成した。
【0039】つづいて、ホウケイ酸鉛ガラス(日本電気
硝子(株)製:「GA−9」)の75重量部をエチルセ
ルロース(関東化学(株)製)の2−(2−エトキシエ
トキシ)エタノール(関東化学(株)製)10重量%溶
液25重量部に加え、これを三本ロールミルで練り合わ
せてガラスペーストを調製した。図5に示すように、1
層目のオーバーコート材70から形成された1層目のオ
ーバーコート層40上に、このガラスペーストを300
メッシュのスクリーン印刷版を用いて、ベタのパターン
を印刷し、2層目のオーバーコート材80を形成した。
【0040】そして、これを空気中、580℃で10分
間焼成することにより、ガラスペースト中のエチルセル
ロース及び2−(2−エトキシエトキシ)エタノールを
蒸発または燃焼して除去し、図1に示すように、ガラス
基板10上に1層目のオーバーコート層40および2層
目のオーバーコート層50が形成され、これにより顔料
30がガラス基板10上に固着されたカラーフィルタが
製造された。
【0041】このカラーフィルタは、その上面の凹凸が
約1μmの平坦性に優れるものであった。また、酸・ア
ルカリエッチングを行った結果、色材部30の破壊はお
こらず、ピンホールは存在しないことが確認された。な
お、このカラーフィルタの分光透過率の測定結果を図8
に示す。
【0042】<実施例2>まず、実施例1と同様の手法
を用いて図3に示すように、ガラス基板10上に顔料3
0のみが残存した青色色材部を作成した。
【0043】オーバーコート材として、ホウケイ酸鉛ガ
ラス(日本電気硝子(株)製:「GA−9」)の75重
量部をエチルセルロース(関東化学(株)製)の2−
(2−エトキシエトキシ)エタノール(関東化学(株)
製)10重量%溶液25重量部に加え、これを三本ロー
ルミルで練り合わせてガラスペーストを調製した。図4
に示すように、上記製造した顔料30が所定位置に残さ
れたガラス基板10上に、上記ガラスペーストを300
メッシュのスクリーン印刷版を用いて、ベタのパターン
で、上記基板10上に印刷した。
【0044】そして、これを空気中、580℃で10分
間焼成することにより、ガラスペースト中のエチルセル
ロース及び2−(2−エトキシエトキシ)エタノールを
蒸発または燃焼して除去し、1層目のオーバーコート層
40を形成した。
【0045】つづいて、ゾルゲル法によるシリカコート
剤(日本曹達(株)製:「アトロンNSi310」)1
0重量部をエチルセルロース(関東化学(株)製)のα
−テルピネオール(関東化学(株)製)5重量%溶液5
0重量部に加え、十分混合して調製した。図5に示すよ
うに、上記製造した1層目のオーバーコート材70から
形成された1層目のオーバーコート層40上に、上記シ
リカコート材を300メッシュのスクリーン印刷版を用
いて、ベタのパターンを印刷し、2層目のオーバーコー
ト材80を形成した。
【0046】そして、これを空気中、580℃で10分
間焼成することにより、シリカコート剤の熱縮合を行
い、図1に示すように、ガラス基板10上に1層目のオ
ーバーコート層40および2層目のオーバーコート層5
0が形成され、これにより顔料30がガラス基板10上
に固着されたカラーフィルタが製造された。
【0047】このカラーフィルタの、基板上の凹凸,耐
酸・アルカリエッチング性および分光透過率の測定結果
は、実施例1と同様であった。
【0048】<実施例3>青色顔料(アサヒ化成(株)
製:「アサヒスーパーブルーCR」)15重量部に、感
光性樹脂としてヒドロキシプロピルセルロース(和光純
薬(株)製)30重量部およびジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート(東亜合成化学(株)製:「アロニ
ックスM−400」)30重量部を加え、これに溶剤と
して2−(2−エトキシエトキシ)エタノール(関東化
学(株)製)90重量部を添加し、これらを三本ロール
ミルで練り合わせた後、反応開始剤としてベンジルジメ
チルケタール(東亜合成化学(株):「アロニックスC
−101」)5重量部を加えて感光性青色顔料ペースト
を調製した。
【0049】ガラス基板に上記調製した感光性青色顔料
ペーストを300メッシュのスクリーン印刷版を用いて
基板全面に塗布し、しかるのち所定のフォトマスクを用
い高圧水銀灯を用い露光し、水で現像することにより幅
100μm、長さ4mmのパターンを得た。
【0050】そして、ガラス基板を空気中、580℃で
10分間焼成することにより、青色顔料ペースト中の感
光性樹脂及び溶剤、反応開始剤を蒸発または燃焼して除
去してガラス基板上に顔料のみ残存させた。
【0051】その後、実施例1と同様に、オーバーコー
ト層を形成して図1に示すようなカラーフィルタを得
た。基板上の凹凸,耐酸・アルカリエッチング性および
分光透過率の測定結果は、実施例1と同様であった。
【0052】<実施例4>まず、実施例1と同様の手法
を用いて図3に示すように、ガラス基板10上に顔料3
0のみが残存した青色色材部を作成した。
【0053】オーバーコート材として、ホウケイ酸鉛ガ
ラス(日本電気硝子(株)製:「GA−9」)の75重
量部をエチルセルロース(関東化学(株)製)の2−
(2−エトキシエトキシ)エタノール(関東化学(株)
製)10重量%溶液25重量部に加え、これを三本ロー
ルミルで練り合わせてガラスペーストを調製した。図4
に示すように、上記製造した顔料30が所定位置に残さ
れたガラス基板10上に、上記ガラスペーストを300
メッシュのスクリーン印刷版を用いて、ベタのパターン
で、基板10上に印刷した。
【0054】そして、これを空気中、580℃で10分
間焼成することにより、ガラスペースト中のエチルセル
ロース及び2−(2−エトキシエトキシ)エタノールを
蒸発または燃焼して除去し、1層目のオーバーコート層
40を形成した。
【0055】つづいて、ゾルゲル法によるシリカコート
剤(日本曹達(株)製:「アトロンNSi310」)1
0重量部をエチルセルロース(関東化学(株)製)のα
−テルピネオール(関東化学(株)製)5重量%溶液5
0重量部に加え、十分混合して調製した。図5に示すよ
うに、上記製造した1層目のオーバーコート材70から
形成された1層目のオーバーコート層40上に、上記シ
リカコート剤を300メッシュのスクリーン印刷版を用
いて、ベタのパターンを印刷し、2層目のオーバーコー
ト材80を形成した。
【0056】そして、これを空気中、580℃で10分
間焼成することにより、シリカコート剤の熱縮合を行
い、2層目のオーバーコート層50を形成した。
【0057】さらに、ホウケイ酸鉛ガラス(日本電気硝
子(株)製:「GA−9」)の75重量部をエチルセル
ロース(関東化学(株)製)の2−(2−エトキシエト
キシ)エタノール(関東化学(株)製)10重量%溶液
25重量部に加え、これを三本ロールミルで練り合わせ
てガラスペーストを調製した。図6に示すように、上記
製造した2層目のオーバーコート層上に、この上記ガラ
スペーストを300メッシュのスクリーン印刷版を用い
て、ベタのパターンで印刷した。
【0058】そして、これを空気中、580℃で10分
間焼成することにより、ガラスペースト中のエチルセル
ロース及び2−(2−エトキシエトキシ)エタノールを
蒸発または燃焼して除去し、オーバーコート層17を形
成した。これにより、図1に示すように、ガラス基板1
0上に1層目のオーバーコート層40、2層目のオーバ
ーコート層50および3層目のオーバーコート層が形成
され、顔料30がガラス基板10上に固着されたカラー
フィルタが製造された。なお、図1中では、3層目のオ
ーバーコート層は省略してある。
【0059】このカラーフィルタの、基板上の凹凸,耐
酸・アルカリエッチング性および分光透過率の測定結果
は、実施例1と同様であった。
【0060】
【発明の効果】本発明のカラーフィルタおよびそのカラ
ーフィルタを製造し得る本発明の製造方法によれば、上
面に生じる凹凸を減少させることができる。このため、
後工程で形成される電極の断線が発生しにくくなる。ま
た、誘電体層のピンホールが発生しにくくなる。また、
色材部上にゾルゲル化合物からなるオーバーコート層を
設け、さらに低融点ガラス又は透明な無機酸化物からな
るオーバーコート層を積層することで、色材部と、低融
点ガラス又は透明な無機酸化物からなるオーバーコート
層との間の表面親和性を向上させることが出来る。以上
のことから、ディスプレイとしての信頼性を向上させる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルタの断面図である。
【図2】本発明のカラーフィルタの製造例での顔料ペー
スト塗布工程後を示す断面図である。
【図3】本発明のカラーフィルタの製造例での顔料ペー
スト焼成工程後を示す断面図である。
【図4】本発明のカラーフィルタの製造例での1層目の
オーバーコート材塗布工程後を示す断面図である。
【図5】本発明のカラーフィルタの製造例での2層目の
オーバーコート材塗布工程後を示す断面図である。
【図6】本発明のカラーフィルタの製造例での3層目以
降のオーバーコート材塗布工程後を示す断面図である。
【図7】カラーフィルタの従来例を示す断面図である。
【図8】本実施例のカラーフィルタの分光透過率測定結
果を示すグラフである。
【符号の説明】
10・・・ガラス基板 20・・・低融点ガラス 30・・・色材部 40・・・1層目のオーバーコート層 50・・・2層目のオーバーコート層 60・・・顔料ペースト 70・・・1層目のオーバーコート材 80・・・2層目のオ−バ−コ−ト材 90・・・3層目以降のオーバーコート材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平山 茂 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、基板上に形成された上面平坦で透
    明なオーバーコート層と、該オーバーコート層中の所定
    位置に配置された色材部とを有するカラーフィルタにお
    いて、該オーバーコート層が、少なくとも2層もしくは
    それ以上の層数から構成されており、該オーバーコート
    層のうち少なくとも1層がゾルゲル法により作成されて
    いることを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 【請求項2】前記オーバーコート層のうち、少なくとも
    1層が低融点ガラス又は透明な無機酸化物からなること
    を特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ。
  3. 【請求項3】ゾルゲル法により作成されたオーバーコー
    ト層が色材部に接した位置にあり、その上に低融点ガラ
    スもしくは無機酸化物からなるオーバーコート層が存在
    することを特徴とする請求項1または請求項2記載のカ
    ラーフィルタ。
  4. 【請求項4】基板上の所定の位置に色材部を形成した後
    に、該色材部を覆い上面が平坦で透明なオーバーコート
    層を積層することを特徴とする請求項1または請求項2
    または請求項3記載のカラーフィルタの製造方法。
  5. 【請求項5】顔料と色材媒体とを混合したものを基板上
    の所定位置に形成し、焼成して色材媒体を除去した後
    に、残存した顔料からなる色材部を覆うように、オーバ
    ーコート媒体とオーバーコート材とを混合したものを基
    板上に積層し、焼成してオーバーコート媒体を除去して
    上面の平坦なオーバーコート層を形成することを特徴と
    する請求項1または請求項2または請求項3記載のカラ
    ーフィルタの製造方法。
  6. 【請求項6】顔料と色材媒体とを混合したものを基板上
    の所定位置に形成し、さらにオーバーコート媒体とオー
    バーコート材とを混合したものを積層した後に、焼成し
    て色材媒体およびオーバーコート媒体を同時に除去し、
    顔料からなる色材部とこれを覆うオーバーコート材から
    なるオーバーコート層を基板上に形成することを特徴と
    する請求項1または請求項2または請求項3記載のカラ
    ーフィルタの製造方法。
  7. 【請求項7】基板上の所定の位置に色材部を形成した後
    に、その上にゾルゲル法により作成された層を積層し、
    その上に低融点ガラスもしくは無機酸化物からなる層を
    積層することを特徴とする請求項4または請求項5また
    は請求項6記載のカラーフィルタの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012216756A (ja) * 2010-10-14 2012-11-08 Rohm Co Ltd 光検出装置及びこれに用いる光学フィルター
JP2018005023A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 大日本印刷株式会社 積層体、表示装置および積層体の製造方法
US10782553B2 (en) 2017-05-23 2020-09-22 Samsung Display Co., Ltd. Display device and method of manufacturing the same

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