JPH11159870A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置

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JPH11159870A
JPH11159870A JP9327651A JP32765197A JPH11159870A JP H11159870 A JPH11159870 A JP H11159870A JP 9327651 A JP9327651 A JP 9327651A JP 32765197 A JP32765197 A JP 32765197A JP H11159870 A JPH11159870 A JP H11159870A
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JP
Japan
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hot water
flow
water supply
path
circulation
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Application number
JP9327651A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Iwashita
幸博 岩下
Toyomichi Matsumi
豊道 松見
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Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Publication date
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給湯装置において、価格の低減及び小型化を
図る。 【解決手段】 入水路5、熱交換器2、出湯路6、及
び、熱交換器2を迂回する状態で入水路5と出湯路6と
を接続するバイパス路7にて形成される循環路L内に、
通流調節手段Vが設けられ、その通流調節手段Vは、単
一のアクチュエータ12の作動により、熱交換器2の通
流量又はバイパス路7の通流量を調節する流量調節作
動、及び、循環路L内の湯水を循環させる循環通流作動
を行えるように構成され、制御手段Hは、給湯条件が満
たされた状態においては、熱交換器2の通流量又はバイ
パス路7の通流量を目標通流量に調節すべく、通流調節
手段Vを流量調節作動のために作動させ、給湯条件が満
たされていない給湯停止状態においては、循環路L内の
湯水を循環させるための循環通流条件が満たされると、
通流調節手段Vを循環通流作動のために作動させるよう
に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入水路からの水を
加熱して出湯路に供給する水加熱用の熱交換器と、その
熱交換器を加熱するバーナと、前記熱交換器を迂回する
状態で前記入水路と前記出湯路とを接続するバイパス路
と、給湯条件が満たされると前記バーナを燃焼させる給
湯制御を実行する制御手段が設けられた給湯装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】かかる給湯装置において、従来は、熱交
換器の通流量又はバイパス路の通流量を調節するため
に、アクチュエータによって駆動される流量調節弁を設
け、並びに、入水路、熱交換器、出湯路及びバイパス路
にて形成される循環路内の湯水を循環させるために、循
環ポンプを設けていた。そして、給湯制御時には、制御
手段によって流量調節弁を制御して給湯温度を調節し、
給湯条件が満たされていない給湯停止状態においては、
循環路内の湯水を循環させるための循環通流条件が満た
されると、循環ポンプを作動させるようにしていた。
尚、循環通流条件としては、例えば、給湯停止中に、気
温が低下して循環路内の水が凍結する虞がある状態に対
応させて設定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、流量調節弁及び循環ポンプの両方を設けていたこと
に起因して、以下のような問題があった。即ち、部品コ
ストが高くなるとともに、部品点数が多いことにより工
数が多くなるため製造コストも高くなり、それらが相ま
って、給湯装置の価格が高くなっていた。又、流量調節
弁及び循環ポンプを設置するためのスペースが大になる
ため、給湯装置を小型化するうえで、改善の余地があっ
た。
【0004】ちなみに、入水路、出湯路、バイパス路を
形成する管路内の水の凍結を防止するために、上述の循
環ポンプを設けるのに代えて、管路にそれを加熱する電
熱器等の加熱手段を複数個取り付けて、凍結の虞がある
ときにそれら加熱手段を作動させて凍結を防止するよう
に構成した給湯装置がある。しかしながら、この場合、
凍結を的確に防止できるように、加熱手段の取り付け位
置や加熱容量(ヒーターのワット数)を設定する必要が
あり、そのための試験に時間がかかる。又、複数の加熱
手段の取り付けや配線の引き回し等の作業が必要にな
り、更に、加熱手段の熱が配線に影響しないように、加
熱手段から離して配線を引き回す必要があるため、製造
作業が複雑になるとともに工数が多くなる。従って、こ
れらのことが相まって、製造コストが高くなり、給湯装
置の価格が高くなっていた。又、加熱手段の熱が配線に
影響しないように、加熱手段から離して配線を引き回す
必要があることから、給湯装置を小型化するうえで限度
があった。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、給湯装置において、価格の低減
及び小型化を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、給湯条件が満たされた状態においては、単
一のアクチュエータにより作動される通流調節手段を流
量調節作動のために作動させて、熱交換器の通流量又は
バイパス路の通流量を目標通流量に調節して給湯温度を
調節することができ、給湯条件が満たされていない給湯
停止状態において循環通流条件が満たされると、通流調
節手段を循環通流作動のために作動させて、循環路内の
湯水を循環させることができる。つまり、単一のアクチ
ュエータにより作動される通流調節手段によって、従来
の給湯装置において流量調節弁にて行わせていた機能及
び循環ポンプにて行わせていた機能の両方を行わせるこ
とができる。従って、部品コストを低減することができ
るとともに、部品点数が少なくなって工数が減少するた
め製造コストも低減することができ、それらの相乗効果
により、従来に比べて価格を低減することができるよう
になった。又、通流調節手段の設置スペースは、流量調
節弁及び循環ポンプの両方を設けるための設置スペース
よりも小さくなるので、給湯装置の小型化を図ることが
できるようになった。
【0007】一方、管路の凍結を防止するために複数の
加熱手段を設けたものと比べても、製造作業が簡略化す
るとともに工数が少なくなるので、価格を低減すること
ができ、又、部品点数が少なくなって設置スペースが小
さくなるので、小型化を図ることができるようになっ
た。
【0008】請求項2に記載の特徴構成によれば、アク
チュエータによって回転駆動される単一の回転体は、ア
クチュエータによって回転位相が調節されて停止させら
れることにより湯水の通流量を調節作用し、アクチュエ
ータによって連続して回転駆動されることにより湯水を
送出するように作用する。ちなみに、通流調節手段は、
アクチュエータによって回転位相が調節されて停止させ
られることにより湯水の通流量を調節作用する通流量調
節用の回転体と、アクチュエータによって連続して回転
駆動されることにより湯水を送出するように作用する送
水用の回転体とを各別に備えて構成することができる。
しかしながら、この場合は、通流調節手段の構成が複雑
になり、又、通流調節手段が大型化するため、価格の低
減及び小型化の面での効果が小さくなる。これに対し
て、請求項2に記載の特徴構成によれば、価格の低減及
び小型化の面での効果を一層大きくすることができる。
【0009】請求項3に記載の特徴構成によれば、通流
調節手段は、循環通流作動において、循環路内の湯水
を、熱交換器の入水路側から出湯路側へ向けて、即ち、
給湯時における湯水の通流方向と同じ向きに循環させ
る。つまり、通流調節手段が循環通流作動のために作動
していて、循環路内を湯水が循環しているときに、給湯
条件が満たされて給湯制御が実行されても、その給湯制
御のために起こる湯水の通流の向きは、それまで循環し
ていた湯水の通流の向きと同じである。従って、循環通
流条件が満たされて循環路内を湯水が循環しているとき
に、使用者が給湯栓等から給湯を開始するための操作
(例えば、給湯栓を開く操作)を行うと、湯水は、その
操作に対して速やかに応答して給湯栓からスムーズに出
始めるので、使用者に違和感を与えることがない。
【0010】請求項4に記載の特徴構成によれば、通流
調節手段は、循環通流作動において、循環路内の湯水
を、熱交換器の出湯路側から入水路側へ向けて、即ち、
給湯時における湯水の通流方向とは逆向きに循環させ
る。つまり、通流調節手段が循環通流作動のために作動
していて、循環路内を湯水が循環しているときに、給湯
条件が満たされて給湯制御が実行されると、その給湯制
御のために起こる湯水の通流の向きは、それまで循環し
ていた湯水の通流の向きと逆になる。ところで、かかる
給湯装置においては、熱交換器を通流する湯水の流量を
検出する流量センサを設けて、その流量センサの検出流
量が設定流量以上になることに基づいて給湯条件が満た
されたとして、制御手段により給湯制御を開始させるよ
うにしてある。このような流量センサを設けている場
合、循環通流条件が満たされて循環路内を湯水が循環し
ているときに、給湯条件が満たされて給湯制御が実行さ
れると、それによって起こる湯水の流れにより、流量セ
ンサの検出流量は速やかに応答して減少する方向に変化
し始める。しかも、要求給湯量が少なくて、給湯制御に
よって起こる湯水の流れが少ないものであっても、流量
センサの検出流量は確実に応答して減少する方向に変化
し始める。従って、通流調節手段を循環通流作動のため
に作動させているときに、給湯制御が実行されたときに
は、流量センサの検出流量が減少する方向に変化し始め
ることに基づいて、給湯制御が実行されたことを確実且
つ速やかに知って、通流調節手段の作動状態を確実且つ
速やかに循環通流作動から流量調節作動に切り換えるこ
とができる。
【0011】請求項5に記載の特徴構成によれば、制御
手段は、給湯停止状態において、循環路内の水温がその
循環路内の水の凍結を防止するための制御を実行すべき
温度以下に下がることに基づいて、循環通流条件が満た
されたと判断して、通流調節手段を循環通流作動のため
に作動させる。従って、熱交換器内部等における水の凍
結を防止する機能を備えながらも、価格の低減及び小型
化を図り得る給湯装置を提供することができるようにな
った。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。図1に示すように、給湯装置
は、供給される水を加熱して給湯栓(図示せず)に供給
する給湯部K、その給湯部Kを制御する制御部H、及
び、その制御部Hとの間で情報の伝達を行う操作部Rを
主な構成要素として構成してある。給湯部Kは、燃焼室
1の内部に、水加熱用の熱交換器2と、その熱交換器2
を加熱するバーナ3等を配設するとともに、バーナ3に
燃焼用空気を供給するファン4等を備えて構成してあ
る。熱交換器2には、家庭用の水道等から水が供給され
る入水路5と、加熱後の湯を前記給湯栓に供給する出湯
路6とを接続し、更に、バイパス路7を、熱交換器2を
迂回する状態で入水路5と出湯路6とに接続してある。
バーナ3には、家庭用のガス供給管等から燃料ガスが供
給される燃料供給路8を接続してある。
【0013】入水路5におけるバイパス路7との接続部
よりも下流側には、熱交換器2への入水量Qiを検出す
る入水量センサ9を備え、入水路5における前記接続部
よりも上流側には、熱交換器2に対する入水温度Tiを
検出する入水温センサ10を備え、出湯路6におけるバ
イパス路7との接続部よりも下流側には、前記給湯栓に
対する給湯温度Toを検出する給湯温センサ11を備え
てある。更に、入水路5、熱交換器2、出湯路6及びバ
イパス路7にて形成される循環路L内における出湯路6
部分には、通流調節手段としての通流調節装置Vを設け
てある。その通流調節装置Vは、詳細は後述するが、単
一のアクチュエータとしてのステッピングモータ12の
作動により、熱交換器2の通流量を調節して、熱交換器
2の通流量とバイパス路7の通流量との比を調節する流
量調節作動、及び、循環路L内の湯水を循環させる循環
通流作動を行えるように構成してある。通流調節装置V
は、流量調節作動では、基本的に、開口量の調節自在な
通流調節部の開口量を調節することにより通流量を調節
するように構成してあり、通流調節装置Vには、最大に
開いた状態での通流調節部の開口量と通流量を調節した
状態での通流調節部の開口量との開口比率Pを検出する
開度検出センサ13を備えてある。
【0014】燃料供給路8には、バーナ3への燃料供給
量Ipを調節する電磁式の比例弁14と、燃料の供給を
断続する電磁式の開閉弁15とを備えてある。バーナ3
の近くには、バーナ3を点火するイグナイタ16、バー
ナ3が着火したことを検出するフレームロッド17を備
えてある。
【0015】操作部Rは、有線又は無線によって制御部
Hと通信可能に構成してあり この操作部Rには、給湯
装置の運転及び停止を指示する運転スイッチ18、目標
給湯温度Tpを設定する温度設定スイッチ19、目標給
湯温度Tpを表示する表示部20や、運転状態であるこ
とを表示する運転ランプ21、バーナ3が燃焼状態であ
ることを表示する燃焼ランプ22等を備えてある。制御
部Hには、操作部R、入水量センサ9、入水温センサ1
0、給湯温センサ11、開度検出センサ13及びフレー
ムロッド17を接続して、それらからの情報が入力され
るとともに、ファン4、通流調節装置Vのステッピング
モータ12、比例弁14、開閉弁15及びイグナイタ1
6を接続して、それらの作動を制御するように構成して
ある。
【0016】制御手段Hは、給湯条件が満たされると、
バーナ3を燃焼させて、給湯温センサ11にて検出され
る給湯温度Toを目標給湯温度Tpにするように、バー
ナ2の燃料供給量Ipの調節すべく比例弁14を制御
し、熱交換器2の通流量を目標通流量に調節すべく通流
調節装置Vを流量調節作動のために作動させ、並びに、
ファン4の回転数が燃料供給量Ipに対して予め設定さ
れている目標回転数になるようにファン4の回転数を制
御する給湯制御を実行する。又、制御手段Hは、給湯条
件が満たされていない給湯停止状態においては、循環路
L内の湯水を循環させるための循環通流条件が満たされ
ると、通流調節装置Vを循環通流作動のために作動させ
る。尚、制御手段Hは、前記給湯栓によって調節されて
入水量センサ9により検出される入水量Qiが設定水量
Qs以上になることに基づいて、給湯条件が満たされる
と判断し、入水量Qiが設定水量Qs未満の状態におい
て、循環路L内の水温が循環路L内の水の凍結を防止す
るために予め設定した凍結防止用設定温度Ts以下に下
がることに基づいて、循環通流条件が満たされると判断
するように構成してある。尚、循環路L内の水温が凍結
防止用設定温度Ts以下に下がることは、給湯温センサ
11に基づいて検出する。
【0017】次に、図2ないし図4に基づいて、通流調
節装置Vについて説明を加える。通流調節装置Vは、底
部に流入口23iを備え且つ周壁に流出口23oを備え
た円筒形状の弁ケーシング23内に、ステッピングモー
タ12によって回動駆動される単一の回転体としての弁
体24を備えて構成してある。その弁体24は、ステッ
ピングモータ12によって回転位相が調節されて停止さ
せられることにより湯水の通流量を調節作用し、ステッ
ピングモータ12によって連続して回転駆動されること
により湯水を送出作用するように構成してある。そし
て、弁ケーシング23の流入口23iを出湯路6の上流
側に接続し、且つ、流出口23oを出湯路6の下流側に
接続する状態で、通流調節装置Vを出湯路6に介装して
ある。
【0018】弁体24について説明を加えると、弁体2
4は、外形形状を、その外周面が弁ケーシング23の内
周面と摺接する状態で回動自在なように弁ケーシング2
3に内嵌可能な円筒形状に形成してある。弁体24おい
て、弁ケーシング23に内嵌された状態で、弁ケーシン
グ23の流入口23iに対向する部分は、全面にわたっ
て開口して流入口24iに形成するとともに、その反対
側は閉塞してある。更に、弁体24の周壁24sにおい
て、弁ケーシング23の流出口23oと重なる部分に
は、周方向の一部分を残す状態で周方向に延びる流出用
開口24oを形成してある。その流出用開口24oは、
その周方向の一方側の部分は、その軸芯方向における開
口幅が弁ケーシング23の流出口23oの口径と等しい
かそれよりも大になる状態で、周方向に流出口23oの
口径よりも長く延びる大幅部分に形成し、他方側の部分
は、前記軸芯方向における開口幅が流出口23oの口径
分よりも小さい小幅部分に形成してある。更に、弁体2
4の内部には、6枚の板状の羽根部分24wを放射状に
設けてある。
【0019】そして、流量調節作動においては、ステッ
ピングモータ12によって弁体24をその回転位相を調
節して停止させることにより、弁ケーシング23の流出
口23oと弁体24の流出用開口24oとの重なり部分
(前記通流調節部に相当する)の開口量を調節すること
により、開口比率Pを調節する。つまり、弁体24が、
その周方向において流出用開口24oが形成されていな
い部分が流出口23oの全面にわたって重なる状態の回
転位相で停止する状態が、全閉状態に相当し、流出用開
口24iの前記大幅部分が流出口23oの全面にわたっ
て重なる状態の回転位相で停止する状態が全開状態に相
当する。そして、全閉状態と全開状態の間で、開口比率
Pが全開状態側ほど大になるように調節される。
【0020】又、循環通流作動においては、ステッピン
グモータ12によって弁体24を連続して回転駆動する
ことにより、羽根部分24wに湯水を流入口23i側か
ら流出口23o側へ送るように作用させて、循環路L内
の湯水を循環させることができる。つまり、通流調節装
置Vは、循環通流作動において、熱交換器2の入水路5
側から出湯路6側へ向けて湯水が通流するように、循環
路L内の湯水を循環させるように構成してある。この場
合、通流調節装置Vにて循環路L内の湯水を循環させる
循環流量は、設定水量Qsよりも小さくなるように設定
して、通流調節装置Vの循環通流作動によって給湯制御
が実行されることがないようにしてある。
【0021】更に、弁ケーシング23側には、ホールI
C13hを設けるとともに、弁体24側には、弁体24
が前記全閉状態に対応する回転位相に位置する状態で、
ホールIC13hによって検出される磁石(図示せ
ず)、及び、弁体24が前記全開状態に対応する回転位
相に位置する状態で、ホールIC13hによって検出さ
れる磁石(図示せず)を設けてある。そして、制御部H
は、そのホールIC13hの検出情報、及び、ステッピ
ングモータ12のステップ数をカウントするカウント部
13cのカウント情報に基づいて、弁体24の回転位
相、即ち、開口比率Pを求めるように構成してある。従
って、開度検出センサ13を、ホールIC13h及びカ
ウント部13cにて構成してある。
【0022】以下、制御部Hにおける制御作動を、図5
及び図6に示すフローチャートに基づいて説明する。運
転スイッチ18がオン状態で、前記給湯栓が開栓されて
入水量センサ9により検出される入水量Qiが設定水量
Qs以上になると、バーナ3の点火制御を実行する(ス
テップ#1〜#3)。つまり、比例弁14及び開閉弁1
5を開弁して燃料ガスをバーナ3に供給すると共に、イ
グナイタ16による点火を行って、フレームロッド17
により着火を確認する。
【0023】そして、フレームロッド17により着火が
確認されると、点火制御を停止して、給湯温度Toを目
標給湯温度Tpにするように給湯制御を実行する(ステ
ップ#4〜#6)。その給湯制御は、前記給湯栓が閉じ
られることに基づいて、ステップ#7において、入水量
センサ9により検出される入水量Qiが設定水量Qsを
下回るまで継続する。ステップ#7で入水量Qiが設定
水量Qsを下回ると、比例弁14及び開閉弁15を閉弁
してバーナ3の燃焼を停止させる消火制御を実行し(ス
テップ#8)、続いて、バーナ3の燃焼が停止した後も
ポストパージ用設定時間(例えば5分間)だけファン4
による通風(ポストパージ)を実行してから(ステップ
#9)、ステップ#1に戻り、ステップ#1で運転スイ
ッチ18がオフ状態のときは通常運転を停止する(ステ
ップ#10)。
【0024】ステップ#1において運転スイッチ18が
オフ状態のときで、ステップ#10で通常運転を停止し
たとき、又は、ステップ#2において、入水量センサ9
により検出される入水量Qiが設定水量Qs未満のとき
は、循環通流制御を実行する(ステップ#11)。
【0025】給湯制御においては、入水量センサ9にて
検出される入水量Qi、入水温センサ10にて検出され
る入水温度Ti、給湯温センサ11にて検出される給湯
温度To、及び、開度検出センサ13にて検出される開
口比率Pを読み込む(ステップ#4)。続いて、入水量
Qi及び入水温度Tiに基づいて、熱交換器2から出湯
される出湯温度が設定出湯温度になるように、比例弁1
4にて燃料供給量Ipを調節し(ステップ#5)、並び
に、入水量Qi及び開口比率Pに基づいて、給湯温度T
oを目標給湯温度Tpにするように、通流調節装置Vを
流量調節作動のために作動させる(ステップ#6)。つ
まり、開口比率Pを給湯温度Toと目標給湯温度Tpと
の偏差に基づいて設定した目標値に調節することによ
り、熱交換器2の通流量とバイパス路7の通流量との比
を調節する。
【0026】循環通流制御では、給湯温センサ11の検
出温度Toが凍結防止用設定温度Ts以下になると、通
流調節装置Vを循環通流作動のために作動させ、その循
環通流作動は、入水量Qiが設定水量Qs以上になるか
(ステップ#2)、又は、検出温度Toが凍結防止用設
定温度Tsを越えるまで継続する(ステップ#21〜#
23)。
【0027】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 上記の実施形態においては、通流調節装置V
は、循環通流作動において、熱交換器2の入水路5側か
ら出湯路6側へ向けて湯水が通流するように、循環路L
内の湯水を循環させるように構成する場合について例示
したが、これに代えて、熱交換器2の出湯路6側から入
水路5側へ向けて湯水が通流するように、循環路L内の
湯水を循環させるように構成してもよい。この場合、循
環通流作動は、入水量Qiが設定水量Qs以上になるか
(ステップ#2)、図7に示すフローチャートのよう
に、検出温度Toが凍結防止用設定温度Tsを越える
か、又は、入水量Qiが設定量減少するまで継続する
(ステップ#31〜#34)。つまり、通流調節装置V
が循環通流作動のために作動していて、循環路L内を湯
水が循環しているときに、前記給湯栓が開栓されると、
湯水の通流方向が逆になって入水量センサ9にて検出さ
れる入水量Qiが一時的に減少するので、そのことに基
づいて、循環通流作動を終了する。
【0028】(ロ) 上記の実施形態においては、循環
通流作動中は、通流調節装置Vの流出用開口24oの形
状に起因して、入水量センサ9にて検出される入水量Q
iが増減変化すると考えられる。そして、前記給湯栓が
開栓されると、入水量センサ9にて検出される入水量Q
iが安定することになる。従って、入水量センサ9にて
検出される入水量Qiが増減変化する状態から安定する
状態に変わることに基づいて、循環通流作動を終了する
ようにしてもよい。
【0029】(ハ) 上記の実施形態においては、循環
路L内の水温が凍結防止用設定温度Ts以下に下がるこ
とを、給湯温センサ11に基づいて検出する場合につい
て例示したが、これに代えて、入水温センサ10にて検
出するようにしてもよい。あるいは、気温を検出する気
温センサを別に設けて、その気温センサにて検出するよ
うにしてもよい。
【0030】(ニ) 弁体24の回転位相、即ち、開口
比率Pを求めるための開度センサ13の具体構成は、上
記の実施形態において例示した構成以外に種々の構成が
可能である。例えば、弁体24の回転位相に対応して抵
抗値が変化するように構成し、その抵抗値、又は、電流
値を検出するように構成してもよい。
【0031】あるいは、弁体24の外周面に、前記軸芯
方向に沿わせて間隔を開けて夫々設定した複数の検出点
にて形成されるパターン配列形態が弁体24の回転位相
に対応して変化するように、検出用パターンを設ける。
即ち、前記軸芯方向における各検出点の光学的な検出状
態を、パターンの有無や反射状態の差等による2状態の
検出状態のうちのいずれかに設定することにより、前記
軸芯方向でのパターン配列形態を弁体24の回転位相に
対応して異ならせる。そして、そのような検出用パター
ンを光学的に読み取ることにより、弁体24の回転位相
をディジタル信号にて検出するように構成してもよい。
尚、これらの場合、アクチュエータとしては上記の実施
形態において例示したステッピングモータ12に代え
て、通常の電動モータを使用することができる。
【0032】(ホ) 循環通流条件が満たされる具体的
な条件としては、上記の実施形態において例示した条件
に限定されるものではない。例えば、ポストパージが終
了することに基づいて、循環通流条件が満たされるよう
にしてもよい。この場合は、例えば、図8にてフローチ
ャートを示すように、ポストパージの終了後(ステップ
#9)、設定時間の間、通流調節装置Vを循環通流作動
のために作動させる(ステップ#12〜#15)。この
場合、熱交換器2内や出湯路6内の高温の湯と、入水路
5内やバイパス路7内の水とが混合されて、循環路L内
の湯温が均一化される。従って、給湯栓を一旦閉栓して
から、短時間のあいだに再び開栓された場合でも、給湯
栓から出る湯の温度のバラツキを抑制することができ
る。
【0033】あるいは、循環路L内に、その循環路Lに
おける出湯路6部分の湯水の温度Txを検出する循環湯
温検出センサ(図示せず)を設けるとともに、即湯を指
令する即湯スイッチ(図示せず)を操作部Rに備え、そ
の即湯スイッチにて即湯が指令されている状態で、前記
循環湯温検出センサの検出温度Txが即湯用下限設定温
度Tr(但し、Tr>Ts)以下になることに基づい
て、循環通流条件が満たされるようにしてもよい。この
場合は、例えば、図9にてフローチャートを示すよう
に、前記循環湯温検出センサの検出温度Txが即湯用下
限設定温度Tr以下になると、即湯用上限設定温度T
r’(但し、Tr’>Tr)以上になるまでの間、通流
調節装置Vを循環通流作動のために作動させるのと並行
して、バーナ2を予め小さい値に設定した即湯用の設定
燃料供給量にて燃焼させる即湯用燃焼作動を実行する
(ステップ#41〜#47)。従って、給湯停止中、循
環路L内の湯の温度が即湯用下限温度Tr以上に維持さ
れるので、給湯栓を開栓すると給湯栓から速やかに湯が
出る、所謂、即湯機能を備えさせることができる。
【0034】(ヘ) 循環路L内において、通流調節装
置Vを設置する場所は、上記の実施形態において例示し
た出湯路6部分以外に、循環路Lにおける入水路5部分
や、バイパス路7部分でもよい。
【0035】(ト) 上記の実施形態において、バイパ
ス路7に電磁式の開閉弁を設けて、その開閉弁を、通流
調節装置Vを循環通流作動のために作動させるときは開
き、流量調節作動のために作動させるときは閉じるよう
にしてもよい。この場合、給湯制御においては、給湯温
度Toを目標給湯温度Tpにするために、熱交換器2の
通流量のみを調節するので、制御構成が簡単になる。
【0036】(チ) 上記の実施形態において、弁体2
4の流出用開口24oの形状、羽根部分24wの形状、
羽根部分24wの設置枚数等は適宜変更可能である。羽
根部分24wの形状としては、椀形状等が可能である。
【0037】(リ) 通流調節装置Vの具体構成は、上
記の実施形態において例示した構成に限定されるもので
はない。例えば、2個の流入口と1個の流出口を備え
て、その2個の流入口夫々の開口量を1個の弁体の回転
によって、一方が増加するに伴って他方が減少するよう
に相対的に変更調節自在に構成してもよい。そして、そ
のように構成した通流調節装置Vを、出湯路6とバイパ
ス路7との接続部において、一方の流入口を出湯路6の
上流側に、他方の流入口をバイパス路7に、流出口を出
湯路6の下流側に夫々接続して設ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯装置の全体構成を示すブロック図
【図2】通流調節装置の縦断面図
【図3】通流調節装置の弁体の斜視図
【図4】通流調節装置の弁体の周壁の展開図
【図5】制御構成のフローチャートを示す図
【図6】制御構成のフローチャートを示す図
【図7】別実施形態における制御構成のフローチャート
を示す図
【図8】別実施形態における制御構成のフローチャート
を示す図
【図9】別実施形態における制御構成のフローチャート
を示す図
【符号の説明】
2 熱交換器 3 バーナ 5 入水路 6 出湯路 7 バイパス路 12 アクチュエータ 24 回転体 H 制御手段 L 循環路 V 通流調節手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入水路からの水を加熱して出湯路に供給
    する水加熱用の熱交換器と、その熱交換器を加熱するバ
    ーナと、前記熱交換器を迂回する状態で前記入水路と前
    記出湯路とを接続するバイパス路と、給湯条件が満たさ
    れると前記バーナを燃焼させる給湯制御を実行する制御
    手段が設けられた給湯装置であって、 前記入水路、前記熱交換器、前記出湯路及び前記バイパ
    ス路にて形成される循環路内に、通流調節手段が設けら
    れ、 その通流調節手段は、単一のアクチュエータの作動によ
    り、前記熱交換器の通流量又は前記バイパス路の通流量
    を調節する流量調節作動、及び、前記循環路内の湯水を
    循環させる循環通流作動を行えるように構成され、 前記制御手段は、前記給湯条件が満たされた状態におい
    ては、前記熱交換器の通流量又は前記バイパス路の通流
    量を目標通流量に調節すべく、前記通流調節手段を前記
    流量調節作動のために作動させ、前記給湯条件が満たさ
    れていない給湯停止状態においては、前記循環路内の湯
    水を循環させるための循環通流条件が満たされると、前
    記通流調節手段を前記循環通流作動のために作動させる
    ように構成されている給湯装置。
  2. 【請求項2】 前記通流調節手段は、前記アクチュエー
    タによって回転駆動される単一の回転体を備えて構成さ
    れ、 その回転体は、前記アクチュエータによって回転位相が
    調節されて停止させられることにより湯水の通流量を調
    節作用し、前記アクチュエータによって連続して回転駆
    動されることにより湯水を送出するように作用するよう
    に構成されている請求項1記載の給湯装置。
  3. 【請求項3】 前記通流調節手段は、前記循環通流作動
    において、前記熱交換器の前記入水路側から前記出湯路
    側へ向けて湯水が通流するように、前記循環路内の湯水
    を循環させるように構成されている請求項1又は2記載
    の給湯装置。
  4. 【請求項4】 前記通流調節手段は、前記循環通流作動
    において、前記熱交換器の前記出湯路側から前記入水路
    側へ向けて湯水が通流するように、前記循環路内の湯水
    を循環させるように構成されている請求項1又は2記載
    の給湯装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記給湯停止状態にお
    いて、前記循環路内の水温がその循環路内の水の凍結を
    防止するための制御を実行すべき温度以下に下がること
    に基づいて、前記循環通流条件が満たされると判断する
    ように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の給湯装置。
JP9327651A 1997-11-28 1997-11-28 給湯装置 Pending JPH11159870A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012013241A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Noritz Corp 給湯システム

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JP2012013241A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Noritz Corp 給湯システム

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