JPH11159829A - 空気調和機の圧縮機駆動装置 - Google Patents

空気調和機の圧縮機駆動装置

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JPH11159829A
JPH11159829A JP9327753A JP32775397A JPH11159829A JP H11159829 A JPH11159829 A JP H11159829A JP 9327753 A JP9327753 A JP 9327753A JP 32775397 A JP32775397 A JP 32775397A JP H11159829 A JPH11159829 A JP H11159829A
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compressor
time
power supply
compressor drive
supply frequency
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Toshinari Baba
俊成 馬場
Teruo Fujikoso
輝夫 藤社
Masaki Sankou
昌樹 山向
Masatoshi Nagano
昌利 長野
Eiji Nakasumi
英二 中角
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商用電源から供給されるAC電圧をDC電圧
に変換する電源回路が周波数特性をもつ場合、同一レベ
ルのAC電圧をDC電圧に変換しようとしても、電源周
波数が50Hz時と60Hz時でDC電圧レベルが変わ
ってしまうため、圧縮機駆動素子のオン時間が同一なの
に、圧縮機への駆動電圧レベルが変わってしまってい
た。 【解決手段】 DCセンサレスモーターを搭載した圧縮
機と前記圧縮機を駆動する電子制御装置を具備する空気
調和機において、前記電子制御装置により、電源周波数
に応じて、圧縮機駆動素子のオン時間を変更することに
より、スムーズな圧縮機起動を確保しつつ、簡単な圧縮
機駆動素子オン時間データ設定を提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の圧縮
機駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機の圧縮機駆動装置で
は、電源周波数に応じて、圧縮機駆動用素子のオン時間
を調整しておらず、また、電源周波数に応じて、圧縮機
駆動電圧の調整もしていなかった。その為、単純に、図
9のテーブルから圧縮機駆動素子のオン時間を決定して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、商用電源から供給されるAC電圧をDC
電圧に変換する電源回路が周波数特性をもつ場合、同一
レベルのAC電圧をDC電圧に変換しようとしても、電
源周波数が50Hz時と60Hz時でDC電圧レベルが
変わってしまうため、圧縮機駆動素子のオン時間が同一
なのに、圧縮機への駆動電圧レベルが変わってしまって
いた。そのため、電源周波数が50Hz、60Hz両方
の条件で、圧縮機がスムーズに起動できるような圧縮機
駆動素子のオン時間を設定しなければならなかった。し
かしながら、圧縮機駆動素子のオン時間を大きくして圧
縮機駆動電圧を大きくしすぎると、DC電流が大きくな
りすぎてしまい、圧縮機駆動素子を破損する恐れやモー
ターのローターの磁力低下につながる恐れがあった。ま
た、圧縮機駆動素子のオン時間を小さくして圧縮機駆動
電圧を小さくしすぎると、モーターのトルク不足とな
り、モーターが脱調してしまう恐れがあった。そのた
め、圧縮機駆動素子のオン時間の設定が大変難しいもの
となってしまっており、モーターの巻き線設計などにも
影響を与えていた。
【0004】本発明はこの様な従来の課題を解決するも
のであり、スムーズな圧縮機起動を確保しつつ、簡単な
圧縮機駆動素子オン時間データ設定を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、DCセンサレスモーターを搭載した圧縮機
と前記圧縮機を駆動する電子制御装置を具備する空気調
和機において、前記電子制御装置により、電源周波数に
応じて、圧縮機駆動素子のオン時間を変更するものであ
る。
【0006】上記手段により、スムーズな圧縮機起動を
確保しつつ、簡単な圧縮機駆動素子オン時間データ設定
を提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するための請求項
1記載の発明は、まず、DCセンサレスモーターを搭載
した圧縮機と前記圧縮機を駆動する電子制御装置を具備
する空気調和機において、電子制御装置により、電源周
波数に応じて、圧縮機駆動素子のオン時間を変更するも
のである。そしてこの構成によれば、スムーズな圧縮機
起動を確保しつつ、簡単な圧縮機駆動素子オン時間デー
タ設定を提供することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、圧縮機起動時にモ
ーターを非同期で強制的にまわす起動モード用に、圧縮
機駆動素子オン時間テーブルを電源周波数が50Hz時
と60Hz時で2種類持ち、電源周波数に応じて、圧縮
機駆動素子のオン時間を変更するものである。そしてこ
の構成によれば、電源周波数が50Hzか60Hzのど
ちらかを判別さえすれば、単純にテーブルから圧縮機駆
動素子のオン時間を簡単に設定することができ、かつ、
スムーズな圧縮機起動を確保しつつ、簡単な圧縮機駆動
素子オン時間データ設定を提供することができる。
【0009】請求項3記載の発明は、圧縮機起動時の起
動モード用圧縮機駆動素子オン時間テーブルを電源周波
数60Hz専用に持ち、50Hz時には、60Hz用テ
ーブルより一定値シフトすることにより、電源周波数に
応じて、圧縮機駆動素子のオン時間を変更するものであ
る。そしてこの構成によれば、電源周波数が50Hzか
60Hzのどちらかを判別さえすれば、単純にテーブル
から圧縮機駆動素子のオン時間を簡単に設定することが
できると同時に、データ数もそれほど増加させる必要も
なく、かつ、スムーズな圧縮機起動を確保しつつ、簡単
な圧縮機駆動素子オン時間データ設定を提供することが
できる。
【0010】請求項4記載の発明は、起動モード及びモ
ーターの位置信号に同期してモーターをまわす同期モー
ドの両モードにおいて、圧縮機駆動素子オン時間テーブ
ルを電源周波数が50Hz時と60Hz時で2種類持
ち、電源周波数に応じて、圧縮機駆動素子のオン時間を
変更するものである。そしてこの構成によれば、電源周
波数が50Hzか60Hzのどちらかを判別さえすれ
ば、同期モード時にも電源周波数による圧縮機駆動電圧
の影響を受けないため、圧縮機の起動及び駆動がさらに
確実なものとなる。また、単純にテーブルから圧縮機駆
動素子のオン時間を簡単に設定することができると同時
に、簡単な圧縮機駆動素子オン時間データ設定を提供す
ることができる。
【0011】請求項5記載の発明は、起動モード時の
み、圧縮機駆動素子オン時間テーブルを電源周波数50
Hz時と60Hz時で2種類持ち、同期モード時には、
電源周波数60Hz専用に圧縮機駆動素子オン時間テー
ブルを1テーブルのみ持ち、50Hz時には、常時60
Hz用テーブルより一定値シフトすることにより、電源
周波数に応じて、圧縮機駆動時間のオン時間を変更する
ものである。そしてこの構成によれば、電源周波数が5
0Hzか60Hzのどちらかを判別さえすれば、同期モ
ード時にも電源周波数による圧縮機駆動電圧の影響を受
けないため、圧縮機の起動及び駆動がさらに確実なもの
となる。また、単純にテーブルから圧縮機駆動素子のオ
ン時間を簡単に設定することができ、またデータもそれ
ほど増加する必要もなく、簡単な圧縮機駆動素子オン時
間データ設定を提供することができる。
【0012】請求項6記載の発明は、起動モード時の
み、圧縮機駆動素子オン時間のテーブルを電源周波数5
0Hz時と60Hz時で2種類持ち、同期モード時に
は、電源周波数60Hz専用に圧縮機駆動素子オン時間
テーブルを1テーブルのみ持ち、50Hz時でかつ起動
モードから同期モードへの移行直後にのみ、60Hz用
テーブルより一定値シフトすることにより、電源周波数
に応じて、圧縮機駆動素子のオン時間を変更するもので
ある。そしてこの構成によれば、電源周波数が50Hz
か60Hzのどちらかを判別さえすれば、起動モードか
ら同期モードへの移行直後でも電源周波数による圧縮機
駆動電圧の影響を受けないため、圧縮機の起動及び駆動
がさらに確実なものとなる。また、単純にテーブルから
圧縮機駆動素子のオン時間を簡単に設定することがで
き、またデータもそれほど増加する必要もない。そし
て、同期モード時の制御処理も簡単なままで、簡単な圧
縮機駆動素子オン時間データ設定を提供することができ
る。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。
【0014】(実施例1)図1において、1は圧縮機、
2は圧縮機駆動素子、3は電子制御装置、4は電源回路
であり、圧縮機1にはDCセンサレスモーターを用いて
いる。また、圧縮機駆動素子2には、一般的にパワート
ランジスタやIGBTなどが用いられており、電子制御
装置3では、マイコンやトランジスタ,フォトカプラに
より圧縮機駆動素子をオンさせるための駆動回路が構成
されている。そして、電源回路4は、商用電源から供給
されるAC電圧をDC電圧に変換するものである。図2
に駆動回路の構成図を示す。
【0015】通常、圧縮機を駆動する場合、マイコン5
から、圧縮機駆動信号aと圧縮機駆動信号bを出力す
る。ここでの圧縮機駆動信号aは、圧縮機駆動素子の中
にある6素子のうち、どの素子をオンさせるかを示す信
号であり、圧縮機駆動信号bは、どれだけの時間それぞ
れの素子をオンさせるかを調整するもので、ある一定周
期でオンとオフを繰り返している。そして、圧縮機駆動
信号bの一定周期に対するオン時間の割合が大きければ
大きいほど、圧縮機駆動素子がオンする信号が長くな
り、圧縮機に印加される電圧は大きくなる。しかし、圧
縮機駆動信号bのオン時間の割合がいくら大きくても、
電源回路の出力電圧が大きくなければ、大きくなるわけ
ではなく、圧縮機に印加される電圧は、電源回路の出力
電圧に対する圧縮機駆動信号bの一定周期に対するオン
時間の比率によって決定される。
【0016】しかしながら、電源回路が、周波数特性を
もっているため、電源周波数50Hz時と60Hz時
で、同一レベルのAC電圧を印加した場合でも、異なっ
たDC電圧が出力されるようになっているため、圧縮機
駆動信号bのオン時間が同じでも、圧縮機に印加される
電圧が異なってしまう。その為、電源周波数が50Hz
時と60Hz時の両方の場合を考慮しながら、圧縮機駆
動信号bを決定しなければならない。
【0017】今回、図3に示すように、電源周波数に応
じて、マイコンから出力される圧縮機駆動信号bのオン
時間を変更することにより、圧縮機駆動素子のオン時間
を変更し、電源回路の出力電圧の電源周波数の変動分を
吸収し、圧縮機に印加される電圧を一定とするものであ
る。
【0018】そしてこの構成によれば、スムーズな圧縮
機起動を確保しつつ、簡単な圧縮機駆動素子オン時間デ
ータ設定を提供することができる。
【0019】(実施例2)図1の構成で、図2の駆動回
路において、圧縮機起動時にモーターを非同期で強制的
にまわす起動モード用に、図4のように、起動開始から
の各時間での圧縮機駆動素子のオン時間を決定するため
の圧縮機駆動信号bのオン時間の比率を示すテーブルを
電源周波数が50Hz時と60Hz時で2種類持ち、電
源周波数に応じて、圧縮機駆動素子のオン時間を変更す
るものである。
【0020】この構成によれば、電源周波数が50Hz
か60Hzのどちらかを判別さえすれば、単純にテーブ
ルから圧縮機駆動素子のオン時間を簡単に設定すること
ができ、かつ、スムーズな圧縮機起動を確保しつつ、簡
単な圧縮機駆動素子オン時間データ設定を提供すること
ができる。
【0021】(実施例3)図1の構成で、図2の駆動回
路において、圧縮機起動時にモーターを非同期で強制的
にまわす起動モード用に、図5のように、起動開始から
の各時間での圧縮機駆動素子のオン時間を決定するため
の圧縮機駆動信号bのオン時間の比率を示すテーブルを
電源周波数60Hz専用に持ち、50Hz時には、60
Hz用テーブルより一定値シフトすることにより、電源
周波数に応じて、圧縮機駆動素子のオン時間を変更する
ものである。
【0022】この構成によれば、電源周波数が50Hz
か60Hzのどちらかを判別さえすれば、単純にテーブ
ルから圧縮機駆動素子のオン時間を簡単に設定すること
ができると同時に、データ数もそれほど増加させる必要
もなく、かつ、スムーズな圧縮機起動を確保しつつ、簡
単な圧縮機駆動素子オン時間データ設定を提供すること
ができる。
【0023】(実施例4)図1の構成で、図2の駆動回
路において、圧縮機起動時にモーターを非同期で強制的
にまわす起動モード用に、図4のように、起動開始から
の各時間での圧縮機駆動素子のオン時間を決定するため
の圧縮機駆動信号bのオン時間の比率を示すテーブル
を、また、モーターの位置信号に同期してモーターをま
わす同期モード用に、図6のように、目標周波数に応じ
て決定される圧縮機駆動信号bのオン時間の比率を示す
テーブルを、それぞれ電源周波数50Hz時と60Hz
時で2種類持ち、起動モード時と同期モード時の両モー
ドにおいて、電源周波数に応じて、圧縮機駆動信号bの
オン時間の比率を示すテーブルのデータを切り換えるこ
とにより、圧縮機駆動素子のオン時間を変更するもので
ある。
【0024】この構成によれば、電源周波数が50Hz
か60Hzのどちらかを判別さえすれば、同期モード時
にも電源周波数による圧縮機駆動電圧の影響を受けない
ため、圧縮機の起動及び駆動がさらに確実なものとな
る。また、単純にテーブルから圧縮機駆動素子のオン時
間を簡単に設定することができると同時に、簡単な圧縮
機駆動素子オン時間データ設定を提供することができ
る。
【0025】(実施例5)図1の構成で、図2の駆動回
路において、圧縮機起動時にモーターを非同期で強制的
にまわす起動モード用に、図4のように、起動開始から
の各時間での圧縮機駆動素子のオン時間を決定するため
の圧縮機駆動信号bのオン時間の比率を示すテーブルを
持ち、電源周波数に応じて、テーブルより圧縮機駆動信
号bのオン時間の比率を変更し、モーターの位置信号に
同期してモーターをまわす同期モード用には、図7のよ
うに、電源周波数60Hz専用に圧縮機駆動素子オン時
間テーブルを1テーブルのみ持ち、50Hz時には、常
時60Hz用テーブルより一定値シフトすることによ
り、圧縮機駆動信号bのオン時間の比率を変更する。そ
して、電源周波数に応じて、起動モード時と同期モード
時の両モードにおいて、圧縮機駆動素子のオン時間を変
更するものである。
【0026】この構成によれば、電源周波数が50Hz
か60Hzのどちらかを判別さえすれば、同期モード時
にも電源周波数による圧縮機駆動電圧の影響を受けない
ため、圧縮機の起動及び駆動がさらに確実なものとな
る。また、単純にテーブルから圧縮機駆動素子のオン時
間を簡単に設定することができ、またデータもそれほど
増加する必要もなく、簡単な圧縮機駆動素子オン時間デ
ータ設定を提供することができるというものである。
【0027】(実施例6)図1の構成で、図2の駆動回
路において、圧縮機起動時にモーターを非同期で強制的
にまわす起動モード用に、図4のように、起動開始から
の各時間での圧縮機駆動素子のオン時間を決定するため
の圧縮機駆動信号bのオン時間の比率を示すテーブルを
持ち、電源周波数に応じて、テーブルより圧縮機駆動信
号bのオン時間の比率を変更し、モーターの位置信号に
同期してモーターをまわす同期モード時には、図8のよ
うに、電源周波数60Hz専用に圧縮機駆動素子オン時
間テーブルを1テーブルのみ持ち、50Hz時でかつ起
動モードから同期モードへの移行直後にのみ、60Hz
用テーブルより一定値シフトすることにより、テーブル
より圧縮機駆動信号bのオン時間の比率を変更する。そ
して、起動モード時と起動モードから同期モードへ移行
した直後のみ、電源周波数に応じて、圧縮機駆動素子の
オン時間を変更するものである。
【0028】この構成によれば、電源周波数が50Hz
か60Hzのどちらかを判別さえすれば、起動モードか
ら同期モードへの移行直後でも電源周波数による圧縮機
駆動電圧の影響を受けないため、圧縮機の起動及び駆動
がさらに確実なものとなる。また、単純にテーブルから
圧縮機駆動素子のオン時間を簡単に設定することがで
き、またデータもそれほど増加する必要もない。そし
て、同期モード時の制御処理も簡単なままで、簡単な圧
縮機駆動素子オン時間データ設定を提供することができ
るというものである。
【0029】
【発明の効果】上記実施例より明らかなように請求項1
に記載の発明は、DCセンサレスモーターを搭載した圧
縮機と前記圧縮機を駆動する電子制御装置を具備する空
気調和機において、電子制御装置により、電源周波数に
応じて、圧縮機駆動素子のオン時間を変更するというも
ので、この構成によれば、スムーズな圧縮機起動を確保
しつつ、簡単な圧縮機駆動素子オン時間データ設定を提
供することができるという効果を奏する。
【0030】請求項2記載の発明は、圧縮機起動時にモ
ーターを非同期で強制的にまわす起動モード用に、圧縮
機駆動素子オン時間テーブルを電源周波数が50Hz時
と60Hz時で2種類持ち、電源周波数に応じて、圧縮
機駆動素子のオン時間を変更するというもので、この構
成によれば、電源周波数が50Hzか60Hzのどちら
かを判別さえすれば、単純にテーブルから圧縮機駆動素
子のオン時間を簡単に設定することができ、かつ、スム
ーズな圧縮機起動を確保しつつ、簡単な圧縮機駆動素子
オン時間データ設定を提供することができるという効果
を奏する。
【0031】請求項3記載の発明は、圧縮機起動時の起
動モード用圧縮機駆動素子オン時間テーブルを電源周波
数60Hz専用に持ち、50Hz時には、60Hz用テ
ーブルより一定値シフトすることにより、電源周波数に
応じて、圧縮機駆動素子のオン時間を変更するというも
ので、この構成によれば、電源周波数が50Hzか60
Hzのどちらかを判別さえすれば、単純にテーブルから
圧縮機駆動素子のオン時間を簡単に設定することができ
ると同時に、データ数もそれほど増加させる必要もな
く、かつ、スムーズな圧縮機起動を確保しつつ、簡単な
圧縮機駆動素子オン時間データ設定を提供することがで
きるという効果を奏する。
【0032】請求項4記載の発明は、起動モード及びモ
ーターの位置信号に同期してモーターをまわす同期モー
ドの両モードにおいて、圧縮機駆動素子オン時間テーブ
ルを電源周波数が50Hz時と60Hz時で2種類持
ち、電源周波数に応じて、圧縮機駆動素子のオン時間を
変更するというもので、この構成によれば、電源周波数
が50Hzか60Hzのどちらかを判別さえすれば、同
期モード時にも電源周波数による圧縮機駆動電圧の影響
を受けないため、圧縮機の起動及び駆動がさらに確実な
ものとなる。また、単純にテーブルから圧縮機駆動素子
のオン時間を簡単に設定することができると同時に、簡
単な圧縮機駆動素子オン時間データ設定を提供すること
ができるという効果を奏する。
【0033】請求項5記載の発明は、起動モード時の
み、圧縮機駆動素子オン時間テーブルを電源周波数50
Hz時と60Hz時で2種類持ち、同期モード時には、
電源周波数60Hz専用に圧縮機駆動素子オン時間テー
ブルを1テーブルのみ持ち、50Hz時には、常時60
Hz用テーブルより一定値シフトすることにより、電源
周波数に応じて、圧縮機駆動時間のオン時間を変更する
というもので、この構成によれば、電源周波数が50H
zか60Hzのどちらかを判別さえすれば、同期モード
時にも電源周波数による圧縮機駆動電圧の影響を受けな
いため、圧縮機の起動及び駆動がさらに確実なものとな
る。また、単純にテーブルから圧縮機駆動素子のオン時
間を簡単に設定することができ、またデータもそれほど
増加する必要もなく、簡単な圧縮機駆動素子オン時間デ
ータ設定を提供することができるという効果を奏する。
【0034】請求項6記載の発明は、起動モード時の
み、圧縮機駆動素子オン時間のテーブルを電源周波数5
0Hz時と60Hz時で2種類持ち、同期モード時に
は、電源周波数60Hz専用に圧縮機駆動素子オン時間
テーブルを1テーブルのみ持ち、50Hz時でかつ起動
モードから同期モードへの移行直後にのみ、60Hz用
テーブルより一定値シフトすることにより、電源周波数
に応じて、圧縮機駆動素子のオン時間を変更するという
もので、この構成によれば、電源周波数が50Hzか6
0Hzのどちらかを判別さえすれば、起動モードから同
期モードへの移行直後でも電源周波数による圧縮機駆動
電圧の影響を受けないため、圧縮機の起動及び駆動がさ
らに確実なものとなる。また、単純にテーブルから圧縮
機駆動素子のオン時間を簡単に設定することができ、ま
たデータもそれほど増加する必要もない。そして、同期
モード時の制御処理も簡単なままで、簡単な圧縮機駆動
素子オン時間データ設定を提供することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図
【図2】本発明の実施例の駆動回路を示す図
【図3】本発明の実施例1のデータテーブルを示す図
【図4】本発明の実施例2のデータテーブルを示す図
【図5】本発明の実施例3のデータテーブルを示す図
【図6】本発明の実施例4のデータテーブルを示す図
【図7】本発明の実施例5のデータテーブルを示す図
【図8】本発明の実施例6のデータテーブルを示す図
【図9】本発明の従来例のデータテーブルを示す図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 圧縮機駆動素子 3 電子制御装置 4 電源回路 5 マイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長野 昌利 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中角 英二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DCセンサレスモーターを搭載した圧縮
    機と前記圧縮機を駆動する電子制御装置を具備する空気
    調和機において、前記電子制御装置により、電源周波数
    に応じて、圧縮機駆動素子のオン時間を変更することを
    特徴とした空気調和機の圧縮機駆動装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機起動時にモーターを非同期で強制
    的にまわす起動モード用に、圧縮機駆動素子オン時間テ
    ーブルを電源周波数が50Hz時と60Hz時で2種類
    持ち、電源周波数に応じて、圧縮機駆動素子のオン時間
    を変更することを特徴とした請求項2記載の空気調和機
    の圧縮機駆動装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機起動時の起動モード用圧縮機駆動
    素子オン時間テーブルを電源周波数60Hz専用に持
    ち、50Hz時には、60Hz用テーブルより一定値シ
    フトすることにより、電源周波数に応じて、圧縮機駆動
    素子のオン時間を変更することを特徴とした請求項1記
    載の空気調和機の圧縮機駆動装置。
  4. 【請求項4】 起動モード及びモーターの位置信号に同
    期してモーターをまわす同期モードの両モードにおい
    て、圧縮機駆動素子オン時間テーブルを電源周波数が5
    0Hz時と60Hz時で2種類持ち、電源周波数に応じ
    て、圧縮機駆動素子のオン時間を変更することを特徴と
    した請求項1記載の空気調和機の圧縮機駆動装置。
  5. 【請求項5】 起動モード時のみ、圧縮機駆動素子オン
    時間テーブルを電源周波数50Hz時と60Hz時で2
    種類持ち、同期モード時には、電源周波数60Hz専用
    に圧縮機駆動素子オン時間テーブルを1テーブルのみ持
    ち、50Hz時には、常時60Hz用テーブルより一定
    値シフトすることにより、電源周波数に応じて、圧縮機
    駆動時間のオン時間を変更することを特徴とした請求項
    1記載の空気調和機の圧縮機駆動装置。
  6. 【請求項6】 起動モード時のみ、圧縮機駆動素子オン
    時間のテーブルを電源周波数50Hz時と60Hz時で
    2種類持ち、同期モード時には、電源周波数60Hz専
    用に圧縮機駆動素子オン時間テーブルを1テーブルのみ
    持ち、50Hz時でかつ起動モードから同期モードへの
    移行直後にのみ、60Hz用テーブルより一定値シフト
    することにより、電源周波数に応じて、圧縮機駆動素子
    のオン時間を変更することを特徴とした請求項1記載の
    空気調和機の圧縮機駆動装置。
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