JPH1115934A - 無電池方式のrfid - Google Patents

無電池方式のrfid

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JPH1115934A
JPH1115934A JP9182972A JP18297297A JPH1115934A JP H1115934 A JPH1115934 A JP H1115934A JP 9182972 A JP9182972 A JP 9182972A JP 18297297 A JP18297297 A JP 18297297A JP H1115934 A JPH1115934 A JP H1115934A
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JP
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circuit
clock
data
processing
transmission
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JP9182972A
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Inventor
Kikuzo Sawada
喜久三 澤田
Shoichi Masui
昇一 桝井
Atsutaka Kurihara
篤孝 栗原
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無電池方式のRFIDの通信距離をより長く
できるようにする。 【解決手段】 クロック選択信号CLKSELが“H”
レベルのときは、クロック信号FSKCLKを1/2分
周した周波数のマシンクロック信号MCLKを出力し、
クロック選択信号CLKSELが“L”レベルのとき
は、クロック信号FSKCLKを1/4分周した周波数
のマシンクロック信号MCLKを出力するように発振回
路16を構成する。そして、PSK回路15を用いての
データ送信時には、CPU21、ROM22およびEE
PROM23に対するマシンクロック信号MCLKの周
波数を下げるようにクロック選択信号CLKSELを発
振回路16に設定することにより、送信動作以外に使用
される電力消費を低く抑え、その分、PSK回路15で
のデータ送信により多くの電力を割り当てることができ
るようにして、より長い距離の通信を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体集積
回路装置に用いた無電池方式のRFID(RadioFrequen
cy Identification)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、IC(集積回路)を内蔵したIC
カードが様々な分野で利用されつつある。従来のICカ
ードは、EEPROM(電気的に消去可能なプログラマ
ブルROM)を内蔵しており、上記EEPROMにデー
タを記憶したり、このEEPROMに記憶されているデ
ータを用いて所定の命令を実行したりするようになされ
ていた。
【0003】しかし、このようなICカードを使用する
場合は、カードリーダ等の専用の読取装置にICカード
を挿入しなくてはならないため、非常に面倒であった。
そこで、最近では、無線周波数帯の電波を使ってホスト
側とデータのやり取りをすることにより、カードを一々
挿入することなく簡便に操作できるようにした非接触方
式のICカード、すなわち、RFID(Radio Frequenc
y Identification)あるいはデータキャリアが提案され
るに至っている。
【0004】ところで、上記RFIDを動作させるため
には、その内蔵ICに電力を供給することが必要であ
る。そのため、従来は、IC駆動用の電池を内蔵したR
FIDが多く提案されてきた。
【0005】一方、近年ではホスト側から送られてくる
電波を利用して内部で電力を作り出すことができるよう
にした無電池方式のRFIDも提案されている。すなわ
ち、このような無電池方式のRFIDでは、ホスト側か
ら送られてくる電波から電磁誘導により交流電圧を発生
させ、それを直流電圧に整流することにより、IC駆動
に必要な電力を内部で作り出すことができるようになさ
れている。
【0006】従来、このような無電池方式のRFID
は、種々のデータを記憶するためのEEPROMと、こ
のEEPROMに記憶されているデータに従って動作す
るロジック回路と、電波を使ってホスト側とデータのや
り取りを行うためのRF部と、ホスト側から送られてく
る電波を用いて電力をつくり出すパワー部とを備えるの
が一般的であった。
【0007】しかし、このような従来の無電池方式のR
FIDにおいては、RFID外部との通信制御およびI
C内部の動作制御をするのはロジック回路であるため、
その制御プロトコルを自由に組むことはできなかった。
そこで、上記無電池方式のRFIDにおいて、ロジック
回路に替えてCPUおよび制御用半導体メモリを備える
ものが提案された。これによれば、RFID外部との無
線通信のプロトコルおよびIC内部の制御プロトコルを
自由に組むことが可能となる利点を有する。また、CP
Uを備えることにより、暗号化等のデータ処理が容易に
実現でき、無線通信データのセキュリティの向上を図れ
るという利点も有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さて、一般的にRFI
Dの性能としては、通信相手との通信距離が長いことが
求められる。ところが、無電池方式のRFIDの場合
は、上述したように動作電力は電磁誘導によって供給さ
れるので、供給電力は、ホストのアンテナからの距離の
二乗〜三乗に反比例して小さくなる。そのため、ホスト
側のパワーを大きくせずにより長い通信距離を得るため
には、RFIDの動作に必要な消費電力を小さくするこ
とが必要になる。
【0009】しかしながら、無電池方式のRFIDで
は、ホスト側にデータを送信するときは、供給された電
力の一部を利用して送信に必要な電力を得ている。一般
的に、受信に必要な電力に比べて送信に必要な電力はか
なり大きい。そのため、データの送信時には、IC内部
の動作に必要な動作電力に加えて、上記データ送信に必
要な電力がホスト側から供給されなければならない。こ
のため、ホスト側へのデータ送信時には、大きな電力を
得るために通信距離を短くせざるを得ないという問題が
あった。
【0010】また、EEPROMを有する上記従来の無
電池方式のRFIDでは、EEPROMのデータを書き
換えるために、メモリセルに高電圧(例えば15V〜25
V)を印加する必要がある。このため、昇圧回路が必要
となり、この昇圧回路を動作させるために、データ書き
換え時に必要な消費電流が大きくなってしまう。このと
き、通信距離が長くなって十分な電力が供給されない
と、データ書き換えに誤動作を起こすことがあるという
問題があった。
【0011】さらに、このEEPROMのデータを書き
換えるタイミングとデータを外部送信するタイミングと
が合ってしまうと、更に消費電流が大きくなってしま
う。この場合には、EEPROMのデータ書き換えを確
実に行う必要があるため、送信電力を犠牲にせざるを得
ず、より通信距離が短くなってしまうという問題があっ
た。
【0012】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、データ送信時やEEPROMの
データ書き換え時などのように大きなパワーを必要とす
る場合においても、無電池方式のRFIDの通信距離を
より長くできるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の無電池方式のRFIDは、内部での各種信号
処理を行う内部処理手段と、外部へのデータ送信処理を
行う送信手段と、送信手段でのデータ送信処理時に、そ
の他の処理時に内部処理手段に供給するクロックの周波
数よりも低い周波数のクロックを内部処理手段に供給す
るようにするクロック発生装置とを備える。
【0014】このように構成した本発明によれば、デー
タ送信時における内部処理手段の動作クロックの周波数
を、他の処理時における周波数よりも低くすることによ
り、送信動作以外に使用される電力消費を低く抑え、相
対的に送信動作に用いることができる電力を増大させる
ことが可能となり、これによって通信距離を伸ばすこと
が可能となる。
【0015】本発明の他の特徴とするところは、内部で
の各種信号処理を行う内部処理手段と、各種データを保
持する電気的に書き換え可能な記憶手段と、記憶手段へ
のデータ書き込み処理時に、その他の処理時に内部処理
手段に供給するクロックの周波数よりも低い周波数のク
ロックを内部処理手段に供給するようにするクロック発
生装置とを備える。
【0016】このように構成した本発明によれば、記憶
手段へのデータ書き込み時における内部処理手段の動作
クロックの周波数を、他の処理時における周波数よりも
低くすることにより、書き込み動作以外に使用される電
力消費を低く抑え、相対的に書き込み動作に用いること
ができる電力を増大させることが可能となり、これによ
って通信距離を伸ばすことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態による無電池
方式のRFIDの特徴を最もよく表す構成図であり、図
2は、本実施形態の無電池方式のRFIDの全体構成を
概略的に示すブロック図である。
【0018】まず、図2を用いて本実施形態による無電
池方式のRFIDの全体構成および動作について簡単に
説明する。図2において、21はCPU、22はRO
M、23はEEPROMであり、ROM22やEEPR
OM23には、CPU21の実行プログラムや種々のデ
ータが記憶されるようになっている。
【0019】上記ROM22の記憶容量は、例えば10
24ワード×12ビットであり、上記EEPROM23
の記憶容量は、例えば2048ワード×12ビットであ
る。これらのROM22およびEEPROM23は、同
一のメモリ空間に位置している。そのうち、EEPRO
M23のメモリ空間においては、上記CPU21の実行
プログラムや種々のデータの書き換えが可能である。
【0020】すなわち、CPU21は、ROM22やE
EPROM23の記憶内容に従って種々の命令を実行す
るが、その命令そのものをEEPROM23を使って自
由に書き換えることが可能である。つまり、CPU21
の実行プログラムをRFIDの外部から自由に書き換え
ることが可能である。
【0021】このように、本実施形態では、ロジック回
路の代わりにCPU21を内蔵することにより、命令実
行のプロトコルを自由に組むことができるだけでなく、
多数のRFIDで送受信される電波の同時認識もできる
ようになる。つまり、RFIDでは、専用の読取装置に
ICカード等を挿入することなく、電波を使って非接触
でデータのやり取りを行っているため、図示しないホス
トとの間で通信可能な距離の中に複数のRFIDが存在
する場合に、上記複数のRFIDとホストとの間で複数
の電波が同時に送受信されることが考えられる。
【0022】換言すれば、従来のロジック回路では、ホ
ストとの通信可能な距離の中に複数のRFIDが同時に
存在するときにおいて、ホスト側の送信要求に対して同
時に返信してしまうので、電波の混信が起きてしまい、
ホスト側で正確なデータの復調が困難になってしまう。
これに対し、CPU21を内蔵する本実施形態のRFI
Dでは、RFID固有の識別番号(以下、IDと言う)
をCPU21が認識して送信することにより、この混信
を防止しつつ、複数のRFIDのデータをホストに短時
間に送信できる。
【0023】また、従来のロジック回路では、通信のセ
キュリティを向上させるための対策は、専用の暗号化回
路を設ける等の方法しかなかったが、暗号化の方法が固
定されてしまうため、第三者による解読が比較的容易で
あった。これに対し、CPU21を内蔵する本実施形態
のRFIDでは、CPU21内でIDやデータの演算が
可能であり、演算の手順もEEPROM23に記憶させ
ることによって可変にすることができるので、暗号化が
容易であるばかりでなく、第三者による不正な解読の防
御機能が高いという利点を有する。
【0024】上記CPU21と上記ROM22、および
上記CPU21と上記EEPROM23との間のデータ
のやり取りは、それぞれアドレスバス25およびデータ
バス26を介して行われる。上記アドレスバス25およ
びデータバス26のバス幅は、共に12ビットである。
また、CPU21内に備えられている図示しないALU
(算術論理演算ユニット)やレジスタの1ワードも12
ビットである。
【0025】このように、バス幅、およびALUやレジ
スタの1ワードを12ビットとすることにより、CPU
21の1つの命令を構成するオペコードおよびオペラン
ドを1ワードで記述することが可能となる。また、イミ
ディエートアドレスも1ワードで記述することが可能と
なる。
【0026】24はパワー/RF部である。このパワー
/RF部24は、電波(例えば、無線周波数帯などの高
周波の電波)を使って、図示しないホスト側の装置との
間で種々のデータを送受信するRF部と、上記ホスト側
から送られてくる電波を用いて内部電源電力を作り出す
パワー部とを兼ね備えている。
【0027】すなわち、上記パワー/RF部24に備え
られているいくつかの端子のうち、S1,S2は電波の
送受信用端子であり、これら2つの電波送受信用端子S
1,S2を介して本実施形態のRFIDと図示しないホ
スト側とで電波によりデータを送受信するようになって
いる。
【0028】また、上記電波送受信用端子S1,S2に
は、同調用コイル30とコンデンサ31とから成る共振
回路が接続されている。そして、この共振回路に外部の
ホストから送信される電波によって発生する磁界の変化
に応じて同調用コイル30に交流電圧が誘導される。パ
ワー/RF部24は、このようにして誘導された交流電
圧を上記電波送受信用端子S1,S2を介して入力し、
それを直流電圧に整流することにより内部電源電力を得
るようにしている。
【0029】上記パワー/RF部24で生成された直流
電圧は、内部電圧端子CVddおよび内部グランド端子
CGNDを介して出力される。上記内部電圧端子CVd
dおよび内部グランド端子CGNDには、平滑化コンデ
ンサ32が接続されており、出力される直流電圧の安定
化が図られている。
【0030】このように構成されたパワー/RF部24
は、I/Oバス27を介してCPU21、タイマー28
およびシリアルI/Oポート29に接続されている。本
実施形態では、このようにタイマー28を内蔵すること
により、ソフトウェアによるリセット動作を実現するこ
とが可能となる。このタイマー28は、例えば、24ビ
ットタイマーで構成される。
【0031】また、上記シリアルI/Oポート29には
3つの入出力端子I/O0 ,I/O1 ,I/O2 が接続
されており、これらの入出力端子I/O0 ,I/O1
I/O2 を介して外部負荷を接続することが可能であ
る。外部負荷としては、例えばLED(図示せず)を用
いることができる。このようにLEDを接続した場合
は、本実施形態のRFIDとホストとが近づいて通信可
能な範囲内に入ったときにLEDが点灯するようにする
ことができ、通信が可能かどうかをユーザが一目で分か
るようにすることができる。
【0032】本実施形態の半導体集積回路装置は、上述
したCPU21、ROM22、EEPROM23、パワ
ー/RF部24、アドレスバス25、データバス26、
I/Oバス27、タイマー28およびシリアルI/Oポ
ート29が1チップ化されて構成される。
【0033】次に、上記したCPU21の内部構成を図
3に示す。図3において、1はレジスタファイル(レジ
スタ群)、2は命令デコーダ、3はALU、4はフラグ
レジスタ、5はアドレスバッファ、6はデータバッフ
ァ、7は論理演算バスである。また、アドレスバス25
およびデータバス26は、図2に示したものと同じであ
る。
【0034】上記レジスタファイル1は、ALU3で使
用する種々のデータを一時的に格納するものである。図
3の例では、16ワード×12ビットの容量を有してお
り、16ワード分のレジスタのうち、第0ワードのレジ
スタR0をプログラムカウンタとして用いている。ま
た、第15ワードのレジスタR15は、上述したパワー
/RF部24との間で直接的にデータの入出力を行うた
めや、EEPROM23および後述する発振回路16へ
の制御信号を出力するためのI/Oレジスタとして用い
ている。なお、これについての詳細は後述する。
【0035】上記命令デコーダ2は、図2のROM22
あるいはEEPROM23からデータバス26を介して
与えられる命令を解読するものである。この命令デコー
ダ2は、解読した命令に従って所定の制御信号をレジス
タファイル1に出力する。これにより、上記レジスタフ
ァイル1から所定のデータが読み出され、あるいは上記
レジスタファイル1に所定のデータが書き込まれるよう
になっている。
【0036】上記レジスタファイル1から読み出された
データは、データAあるいはデータBとしてALU3に
供給される。ALU3は、レジスタファイル1から受け
取ったデータを用いて上記解読された命令に基づく算術
論理演算を実行する。このとき、演算結果にキャリーが
生じた場合には、そのキャリーをフラグレジスタ4に格
納する。
【0037】上記アドレスバッファ5は、図2のROM
22やEEPROM23の読み出しアドレスおよび書き
込みアドレスを格納するものである。すなわち、ALU
3によってROM22またはEEPROM23の読み出
しアドレスまたは書き込みアドレスが計算されたとき
は、そのALU3の演算結果は、論理演算バス7を介し
てアドレスバッファ5に格納される。
【0038】また、上記データバッファ6は、EEPR
OM23に書き込むデータ、およびROM22やEEP
ROM23から読み出されたデータを格納するものであ
る。すなわち、ALU3の演算結果をEEPROM23
に書き込むときは、ALU3の演算結果は論理演算バス
7を介してデータバッファ6に格納される。また、RO
M22やEEPROM23に記憶されているデータをA
LU3で使用する場合には、上記ROM22やEEPR
OM23から読み出されたデータがデータバス26を介
してデータバッファ6に格納される。
【0039】また、ALU3の演算結果や上記データバ
ッファ6に格納されたデータを用いてALU3で演算を
実行するときは、ALU3の演算結果およびデータバッ
ファ6内のデータは、論理演算バス7を介してレジスタ
ファイル1に格納される。なお、上記論理演算バス7の
バス幅は、アドレスバス25およびデータバス26と同
じく12ビットである。
【0040】この図3のような構成を持つCPU21と
図2のパワー/RF部24および発振回路16との接続
状態を詳しく示すと、図1のようになる。なお、この図
1では、CPU21の内部構成だけでなく、パワー/R
F部24の内部構成も詳しく示している。
【0041】図1に示すように、本実施形態のパワー/
RF部24は、電圧整流回路11と、電圧レギュレータ
12と、リセット回路13と、FSK(周波数偏移変
調)回路14と、PSK(位相偏移変調)回路15とを
備えている。また、本実施形態による無電池方式のRF
IDは、パワー/RF部24やCPU21内の各部の動
作の基準となるクロックパルスFSKCLKおよびMC
LKを発生するための発振回路16も備えている。
【0042】このようなパワー/RF部24の構成のう
ち、電圧整流回路11、電圧レギュレータ12およびリ
セット回路13により、上述した本実施形態のパワー部
が構成される。また、FSK回路14およびPSK回路
15により、上述した本実施形態のRF部が構成され
る。
【0043】まず最初に、パワー部について説明する。
上記電圧整流回路11は、その入力側に2つの電波送受
信用端子S1,S2が接続されるとともに、出力側に内
部電圧端子CVddおよび内部グランド端子CGNDが
接続されている。
【0044】この電圧整流回路11は、2つの電波送受
信用端子S1,S2より入力される単相の交流電圧を直
流電圧に整流することにより、出力電圧がほぼ一定にな
るように制御するものである。この電圧整流回路11に
は、交流の両方向成分(1サイクル分の全て)を直流電
圧に変換する全波整流回路を用いるのが望ましい。
【0045】電圧レギュレータ12は、上記電圧整流回
路11の出力側に並列に接続されている。すなわち、電
圧レギュレータ12の一方の入力端子は上記内部電圧端
子CVddに接続され、他方の入力端子は上記内部グラ
ンド端子CGNDに接続されている。これにより、上記
電圧整流回路11で生成された直流電圧がこの電圧レギ
ュレータ12に供給される。
【0046】この電圧レギュレータ12は、上記電圧整
流回路11で生成される直流電圧を一定レベル以下に抑
えるように制御するものである。すなわち、上記電圧整
流回路11より供給される直流電圧が所定のしきい値
(例えば3V)を超えるかどうかを判断し、そのしきい
値を超える場合はリミット動作をかけることにより、外
部からの電波を使って生成する内部電源電圧の大きさが
上記所定のしきい値よりも大きくならないように制御す
る。
【0047】このような電圧レギュレータ12を設ける
ことにより、本実施形態のRFIDと図示しないホスト
との通信距離が短くなり、図2の同調用コイル30に誘
導される交流電圧が非常に大きくなっても、内部電源電
圧として使用する直流電圧の大きさが必要以上に大きく
ならないようにすることができる。これにより、RFI
Dとホストが近づいたときにIC内部のCPU21やE
EPROM23に過大な電圧が供給されることを防ぎ、
誤動作等の問題を少なくすることができる。
【0048】また、リセット回路13は、上記電圧レギ
ュレータ12と同様に、電圧整流回路11の出力側に並
列に接続されている。すなわち、リセット回路13の一
方の入力端子は上記内部電圧端子CVddに接続され、
他方の入力端子は上記内部グランド端子CGNDに接続
されている。これにより、上記電圧整流回路11で生成
された直流電圧(電圧レギュレータ12でリミット動作
がかけられているときはその電圧)がこのリセット回路
13に供給される。
【0049】このリセット回路13は、電圧整流回路1
1より供給される直流電圧のレベルが所定のしきい値よ
り小さいときに、CPU21およびEEPROM23の
動作をリセットするように制御するものである。このリ
セット回路13に用いられる上記所定のしきい値は、C
PU21およびEEPROM23が正常に動作するのに
十分な電圧レベルに設定される。
【0050】このようなリセット回路13を設けること
により、本実施形態のRFIDと図示しないホストとの
通信距離が長くなり、電圧整流回路11で生成される直
流電圧の大きさが非常に小さくなったときに、CPU2
1およびEEPROM23が動作し続けることによって
誤動作を起こしてしまうことを防ぐことができる。
【0051】ところで、リセット回路13によりリセッ
トがかけられた時点でRFIDがホストと通信途中であ
ることも考えられる。この場合に内蔵ICの全ての回路
を同時にリセットすると、リセット時におけるCPU2
1の誤動作によってEEPROM23の内容が書き換え
られてしまうことが考えられる。
【0052】周知のように、EEPROM23は不揮発
性のメモリであり、電源が切られてもその記憶内容は失
われない。したがって、EEPROM23の内容が誤動
作によって書き換えられると、その誤った内容がそのま
ま残されてしまうことになり、著しく不都合である。
【0053】そこで、本実施形態では、図示しないホス
トとの通信距離が長くなって、電圧整流回路11で生成
される直流電圧が徐々に小さくなっていく過程で、まず
最初に内部発生の上記直流電圧が第1のしきい値(例え
ば2.3V)を下回ったときに、第1のリセット信号R
ST1 によりEEPROM23の書き換え動作機能を禁
止状態にする。その後、上記第1のしきい値よりも小さ
な第2のしきい値(例えば2.0V)を下回ったとき
に、第2のリセット信号RST2 によりCPU21をリ
セット状態(動作を停止するのではなく、所定の動作モ
ードを繰り返し実行する状態)とするようにリセット回
路13を動作させる。
【0054】すなわち、本実施形態においては、まず最
初にEEPROM23をリセットしてデータの書き込み
を禁止した後でCPU21をリセットするようにしてい
る。これにより、CPU21がリセットされるときに
は、EEPROM23へのデータの書き込みが必ず禁止
されている状態にすることができ、リセット時における
CPU21の誤動作によって誤ったデータがEEPRO
M23に書き込まれてしまうという不都合をなくすこと
ができる。
【0055】次に、本実施形態のRF部について説明す
る。RF部を構成するFSK回路14およびPSK回路
15は、それぞれ上記した2つの電波送受信用端子S
1,S2に接続され、データの送受信が行われるように
なっている。ここで、上記FSK回路14はデータ受信
用に用いられ、上記PSK回路15はデータ送信用に用
いられる。
【0056】すなわち、FSK回路14は、周波数のシ
フトにより、受信した情報をCPU21に伝送する。例
えば、電波送受信用端子S1,S2で受信したデータの
周波数が125KHzであるときには、データ“1”と
検出し、117.65KHzであるときには、データ
“0”と検出する。例えば、FSK回路14は、発振回
路16より供給されるクロックパルスFSKCLKでも
って受信電波周波数125KHz、117.65KHz
を各々カウントすることによって、カウント値の違いを
データ値“1”、“0”に対応させる。
【0057】また、PSK回路15は、位相のシフトに
より情報を外部に送信する。例えば、搬送周波数が6
2.5KHzの2相位相変調を用いることができる。こ
の場合は、受信電波周波数のちょうど1/2の周波数で
位相が0°および180°と2種類であるので、上記受
信電波周波数を利用してIC内部で送信用搬送周波数を
容易に作り出すことができ、PSK回路15の構成が簡
単になる。
【0058】このように、本実施形態では、電波の送受
信をFSK方式(受信)とPSK方式(送信)とに分け
て行うようにしている。また、お互いの搬送周波数も異
ならせている。したがって、IC内部において受信電波
が送信電波にノイズとして重畳しにくく、あるいは送信
電波が受信電波にノイズとして重畳しにくくなってい
る。
【0059】また、本実施形態では、RF部を構成する
FSK回路14およびPSK回路15と、CPU21内
に備えられているレジスタファイル1の第15レジスタ
(I/Oレジスタ)R15とを、RF信号線8を介して
直接接続している。つまり、パワー/RF部24のRF
部とCPU21内のレジスタファイル1とをI/Oポー
トなどの入出力端子を用いることなく、直接的に接続す
るようにしている。
【0060】このように構成することにより、FSK回
路14で受信したデータは、I/Oポートなどを介する
ことなくレジスタファイル1内の第15レジスタR15
にダイレクトに入力されることになる。また、第15レ
ジスタR15に格納されたデータは、I/Oポートなど
を介することなくPSK回路15にダイレクトに送られ
て外部に送信されるようになる。
【0061】上述した図3の説明から明らかなように、
ALU3で加減算を行うためには、レジスタファイル1
にデータを必ず格納しなければならないが、本実施形態
によればI/Oポートを介してデータ転送を行う必要が
ないので、I/Oポートからデータを読み出してレジス
タファイル1に書き込むための処理ステップを省くこと
ができる。
【0062】これにより、ALU3における演算の実行
時間を従来よりも実質的に短くすることができ、RFI
D全体としての処理速度をより速くすることができる。
また、I/Oポートを介さなくて済む分だけデータ入出
力のためのプログラムステップを少なくすることができ
るので、プログラム自体が簡易になるというメリットも
ある。
【0063】また、本実施形態による無電池方式のRF
IDは、データの送受信に係るFSK回路14およびP
SK回路15の動作の基準となるクロックパルスFSK
CLKと、CPU21内の各部の動作の基準となるマシ
ンクロックMCLKとを発生するための発振回路16を
備えている。本実施形態の発振回路16の具体的な回路
図を、図4に示す。
【0064】図4において、41,42,43,44,
45はインバータ、54、55、56、57は例えばM
OSトランジスタで形成されたキャパシタンスであり、
これらによりリング発振回路を構成している。このリン
グ発振回路は、電源が投入されることにより、例えば4
MHzの周波数で発振を行う。このリング発振回路の出
力は、インバータ46を介して信号FSKCLKとし
て、FSK回路14、PSK回路15およびD型フリッ
プフロップ50のクロック端子に接続される。
【0065】上記D型フリップフロップ50の出力60
は、トランスミッションゲート52の一端に接続され
る。また、D型フリップフロップ50の反転出力61
は、次段のD型フリップフロップ51のクロック端子お
よび自己のD型フリップフロップ50のD入力端子に接
続され、信号FSKCLKの1/2分周を行っている。
D型フリップフロップ51の出力62は、トランスミッ
ションゲート53の一端に接続され、D型フリップフロ
ップ50の出力60の1/2分周を行っている。
【0066】また、図4において、図1におけるI/O
レジスタから出力され発振回路16の制御端子に供給さ
れるクロックセレクト信号CLKSELは、インバータ
47の入力に接続される。このインバータ47の出力6
3は、トランスミッションゲート52の負論理ゲート入
力端子およびトランスミッションゲート53の正論理ゲ
ート入力端子に接続されている。上記インバータ47の
出力63はまた、インバータ48の入力に接続されてい
る。
【0067】そして、上記インバータ48の出力64
は、トランスミッションゲート52の正論理ゲート入力
端子およびトランスミッションゲート53の負論理ゲー
ト入力端子に接続されている。これらトランスミッショ
ンゲート52,53の他端は、信号65としてインバー
タ49の入力に共通に接続されている。このインバータ
49の出力は、マシンクロック信号MCLKであり、図
1におけるCPU21、ROM22およびEEPROM
23に接続されている。
【0068】図4において、クロックセレクト信号CL
KSELが“H”レベルのときは、トランスミッション
ゲート52がオン(導通状態)、トランスミッションゲ
ート53がオフ(非導通状態)となり、マシンクロック
信号MCLKは、送受信クロック信号FSKCLKを1
/2分周したクロック周波数となる。一方、クロックセ
レクト信号CLKSELが“L”レベルのときは、トラ
ンスミッションゲート53がオン(導通状態)、トラン
スミッションゲート52がオフ(非導通状態)となり、
マシンクロック信号MCLKは、送受信クロック信号F
SKCLKを1/4分周したクロック周波数となる。
【0069】上記クロックセレクト信号CLKSEL
は、例えば、送信回路でPSK変調を行ってデータをR
FID外部に送信するときに“L”レベルとされる。こ
のように、PSK回路15を用いてのデータ送信時に
は、I/OレジスタR15を介して発振回路16に、C
PU21、ROM22およびEEPROM23に対する
クロックを下げる(消費電力を抑える)ようにクロック
セレクト信号CLKSELを設定しているので、PSK
回路15のデータ送信により多くの電力を割り当てるこ
とができ、より長い距離の通信が可能になる。
【0070】また、上記クロックセレクト信号CLKS
ELは、送信回路でデータ送信を行う場合以外にも、E
EPROM23にデータの書き込みを行う場合にも
“H”レベルから“L”レベルに書き換えられる。これ
は上述のように、EEPROM23にデータの書き込み
を行う場合には、高電圧を発生させるためにより多くの
電力を必要とするからである。これらのクロックセレク
ト信号CLKSELの設定は、プログラムによって行わ
れる。
【0071】次に、各種の動作時における消費電力の様
子を、図5に示す。図5(1)に示すものは、本発明と
異なり、マシンクロック信号MCLKの周波数を固定に
した場合の各種の動作時の消費電力を示す。CPUの消
費電力はほぼクロック周波数に比例するので、クロック
周波数が固定の図5(1)の例では、どのような動作時
でもCPU消費電力は一定である。
【0072】送信状態では、このCPU消費電力に、送
信回路でPSK変調を行ってデータ送信を行うための消
費電力(PSK消費電力)が加わり、図に示すように消
費電力が増大する。また、EEPROMにデータの書き
込みを行う場合にも、データ書き込み用の高電圧を発生
させるための電力が必要になり、やはり消費電力が増大
する。このため、このように大きな電力を確保するため
に、通信距離は短くせざるを得ない。
【0073】一方、図5(2)は、本実施形態による無
電池方式のRFIDの消費電力を示すものである。本実
施形態では、PSK回路15でPSK変調を行ってデー
タの送信を行う場合、およびEEPROM23にデータ
の書き込みを行う場合には、クロックセレクト信号CL
KSELを“L”レベルにして、信号FSKCLKの1
/4分周出力をクロックとしてCPU21、ROM22
およびEEPROM23に供給するようにしているの
で、1/2分周出力を利用するその他の動作時に比べて
CPU消費電力を小さくすることができ、これによって
全体の消費電力を低く抑えることができる。
【0074】これにより、RF/パワー部24から供給
される最大電力が少ない場合、すなわち、通信相手先と
の距離が離れている場合等においても、PSK回路15
に対して充分な電力を供給でき、より長い通信距離を得
ることができる。また、EEPROM23にデータの書
き込みを行う場合にも、書き込み用高電圧を発生させる
ための電力を確実に供給でき、データの信頼性を増すこ
とができる。
【0075】なお、図5においては、EEPROM23
へのデータ書き込みを行うこととPSK変調を伴うデー
タ送信を行うこととが重なった場合については記載しな
かったが、この場合には全体の消費電力は更に大きくな
る。この場合には、EEPROM23へのデータの書き
込みが優先されるので、送信に用いることができる電力
は更に少なくなり、通信距離が短くなるが、本実施形態
では、CPU21の動作クロック周波数を下げることに
より、わずかではあるが送信に用いる電力を多くできる
ので、従来に比べて通信距離を長くすることができる。
【0076】以上詳しく説明したように、本実施形態で
は、I/OレジスタR15の1信号のレベルを変更する
ことにより、CPU21、ROM22およびEEPRO
M23へのクロック信号MCLKの周波数を変更できる
ようにしている。これにより、上述したように、例えば
データ受信時においてはマシンクロック信号MCLKの
周波数を速くし(例えば2MHz)、データ送信時にお
いてはマシンクロック信号MCLKの周波数を遅く(例
えば1MHz)することができる。
【0077】一般的に、半導体回路の消費電力はクロッ
ク周波数に比例して大きくなるため、本実施形態による
無電池方式のRFIDによれば、データ受信時に比べ
て、データ送信時におけるLSIの動作に必要な消費電
力を小さくすることができ、その分、送信パワーを大き
くできるという利点を有する。言い換えれば、本実施形
態による無電池方式のRFIDは、データ送信時に必要
な消費電力を少なくできる手段を有しているので、より
長い通信距離を得ることができる。
【0078】また、EEPROM23へのデータ書き込
み時においてマシンクロック信号MCLKの周波数を通
常よりも遅くすることにより、データ書き込み時におけ
るLSIの動作に必要な消費電力を小さくすることがで
き、その分、データ書き込み用の高電圧を発生させるた
めの電力を十分に確保することができる。これにより、
より長い通信距離を得ることができるとともに、データ
の信頼性を増すことができるという利点を有する。
【0079】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、送信手段
でのデータ送信処理時に、その他の処理時に内部処理手
段に供給するクロックの周波数よりも低い周波数のクロ
ックを記内部処理手段に供給するようにしたので、デー
タ送信処理時における他の処理に使用される電力を抑制
することができ、その分、データ送信処理に大きな電力
を割り当てることができる。その結果として送信距離を
従来に比べて長くすることができるようになる。
【0080】また、本発明の他の特徴によれば、記憶手
段へのデータ書き込み処理時に、その他の処理時に内部
処理手段に供給するクロックの周波数よりも低い周波数
のクロックを内部処理手段に供給するようにしたので、
データ書き込み処理時における他の処理に使用される電
力を抑制することができ、その分、データ書き込み処理
に大きな電力を割り当てることができる。その結果とし
て送信距離を従来に比べて長くすることができるととも
に、データの信頼性を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による無電池方式のRFI
Dの具体的な構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態による無電池方式のRFI
Dの全体構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態による無電池方式のRFI
DのCPU21の内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態による無電池方式のRFI
Dの発振回路16の具体的な回路図である。
【図5】本発明の一実施形態による無電池方式のRFI
Dの各種の動作時の消費電力を示す説明図である。
【符号の説明】
3 ALU 11 電圧整流回路 12 電圧レギュレータ 14 FSK回路 15 PSK回路 21 CPU 22 ROM 23 EEPROM 24 パワー/RF部 CLKSEL クロックセレクト信号 FSKCLK 送受信クロック信号 MCLK マシンクロック信号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給される電磁波を整流するこ
    とにより電力を得る無電池方式のRFIDにおいて、 上記RFIDの内部での各種信号処理を行う内部処理手
    段と、 上記RFIDの外部へのデータ送信処理を行う送信手段
    と、 上記送信手段でのデータ送信処理時に、その他の処理時
    に上記内部処理手段に供給するクロックの周波数よりも
    低い周波数のクロックを上記内部処理手段に供給するよ
    うにするクロック発生装置とを備えたことを特徴とする
    無電池方式のRFID。
  2. 【請求項2】 外部から供給される電磁波を整流するこ
    とにより電力を得る無電池方式のRFIDにおいて、 送受信アンテナと、 上記送受信アンテナに接続された受信回路と、 上記受信回路で受信された信号から予め定められた規則
    に従ってデータを復調する復調回路と、 内部での各種信号処理を行う演算処理装置と、 上記演算処理装置での処理プログラムを記憶したプログ
    ラムメモリと、 各種データを保持する不揮発性メモリと、 外部出力信号を変調する変調回路と、 上記変調回路で変調された外部出力信号を上記送受信ア
    ンテナを介して外部送信する送信回路と、 少なくとも上記演算処理装置を含む内部回路に対するク
    ロックを発生するクロック発生装置であって、上記送信
    回路でのデータ送信時には、その他の処理時に上記演算
    処理装置に供給するクロックの周波数よりも低い周波数
    のクロックを上記演算処理装置に供給するクロック発生
    装置とを備えたことを特徴とする無電池方式のRFI
    D。
  3. 【請求項3】 外部から供給される電磁波を整流するこ
    とにより電力を得る無電池方式のRFIDにおいて、 送受信アンテナと、 上記送受信アンテナに接続された受信回路と、 上記受信回路で受信された信号から予め定められた規則
    に従ってデータを復調する復調回路と、 内部での各種信号処理を行う演算処理装置と、 上記演算処理装置での処理プログラムを記憶したプログ
    ラムメモリと、 各種データを保持する不揮発性メモリと、 外部出力信号を変調する変調回路と、 上記変調回路で変調された外部出力信号を上記送受信ア
    ンテナを介して外部送信する送信回路と、 上記送信回路でのデータ送信の有無に応じて異なる周波
    数のクロックを発生して内部の各回路に供給するクロッ
    ク発生装置とを備えたことを特徴とする無電池方式のR
    FID。
  4. 【請求項4】 上記変調回路はPSK方式の変調回路で
    あることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載
    の無電池方式のRFID。
  5. 【請求項5】 上記復調回路はFSK方式の復調回路で
    あることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載
    の無電池方式のRFID。
  6. 【請求項6】 外部から供給される電磁波を整流するこ
    とにより電力を得る無電池方式のRFIDにおいて、 上記RFIDの内部での各種信号処理を行う内部処理手
    段と、 各種データを保持する電気的に書き換え可能な記憶手段
    と、 上記記憶手段へのデータ書き込み処理時に、その他の処
    理時に上記内部処理手段に供給するクロックの周波数よ
    りも低い周波数のクロックを上記内部処理手段に供給す
    るようにするクロック発生装置とを備えたことを特徴と
    する無電池方式のRFID。
  7. 【請求項7】 外部から供給される電磁波を整流するこ
    とにより電力を得る無電池方式のRFIDにおいて、 送受信アンテナと、 上記送受信アンテナに接続された受信回路と、 上記受信回路で受信された信号から予め定められた規則
    に従ってデータを復調する復調回路と、 内部での各種信号処理を行う演算処理装置と、 上記演算処理装置での処理プログラムを記憶したプログ
    ラムメモリと、 各種データを保持する電気的に書き換え可能な不揮発性
    メモリと、 外部出力信号を変調する変調回路と、 上記変調回路で変調された外部出力信号を上記送受信ア
    ンテナを介して外部送信する送信回路と、 少なくとも上記演算処理装置を含む内部回路に対するク
    ロックを発生するクロック発生装置であって、上記不揮
    発性メモリへのデータ書き込み時には、その他の処理時
    に上記演算処理装置に供給するクロックの周波数よりも
    低い周波数のクロックを上記演算処理装置に供給するク
    ロック発生装置とを備えたことを特徴とする無電池方式
    のRFID。
  8. 【請求項8】 外部から供給される電磁波を整流するこ
    とにより電力を得る無電池方式のRFIDにおいて、 上記RFIDの内部での各種信号処理を行う内部処理手
    段と、 各種データを保持する電気的に書き換え可能な記憶手段
    と、 上記RFIDの外部へのデータ送信処理を行う送信手段
    と、 上記送信手段でのデータ送信処理時および上記記憶手段
    へのデータ書き込み処理時に、その他の処理時に上記内
    部処理手段に供給するクロックの周波数よりも低い周波
    数のクロックを上記内部処理手段に供給するようにする
    クロック発生装置とを備えたことを特徴とする無電池方
    式のRFID。
  9. 【請求項9】 外部から供給される電磁波を整流するこ
    とにより電力を得る無電池方式のRFIDにおいて、 送受信アンテナと、 上記送受信アンテナに接続された受信回路と、 上記受信回路で受信された信号から予め定められた規則
    に従ってデータを復調する復調回路と、 内部での各種信号処理を行う演算処理装置と、 上記演算処理装置での処理プログラムを記憶したプログ
    ラムメモリと、 各種データを保持する電気的に書き換え可能な不揮発性
    メモリと、 外部出力信号を変調する変調回路と、 上記変調回路で変調された外部出力信号を上記送受信ア
    ンテナを介して外部送信する送信回路と、 少なくとも上記演算処理装置を含む内部回路に対するク
    ロックを発生するクロック発生装置であって、上記不揮
    発性メモリへのデータ書き込み時および上記送信回路で
    のデータ送信時には、その他の処理時に上記演算処理装
    置に供給するクロックの周波数よりも低い周波数のクロ
    ックを上記演算処理装置に供給するクロック発生装置と
    を備えたことを特徴とする無電池方式のRFID。
  10. 【請求項10】 外部から供給される電磁波を整流する
    ことにより電力を得る無電池方式のRFIDにおいて、 送受信アンテナと、 上記送受信アンテナに接続された受信回路と、 上記受信回路で受信された信号から予め定められた規則
    に従ってデータを復調する復調回路と、 内部での各種信号処理を行う演算処理装置と、 上記演算処理装置での処理プログラムを記憶したプログ
    ラムメモリと、 各種データを保持する電気的に書き換え可能な不揮発性
    メモリと、 外部出力信号を変調する変調回路と、 上記変調回路で変調された外部出力信号を上記送受信ア
    ンテナを介して外部送信する送信回路と、 上記プログラムメモリに記憶されたプログラムに従って
    少なくとも2以上の周波数から選択された1つのクロッ
    クを切り替えて出力するクロック発生装置とを備えたこ
    とを特徴とする無電池方式のRFID。
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