JPH1115911A - 情報再生システム - Google Patents

情報再生システム

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Publication number
JPH1115911A
JPH1115911A JP9357682A JP35768297A JPH1115911A JP H1115911 A JPH1115911 A JP H1115911A JP 9357682 A JP9357682 A JP 9357682A JP 35768297 A JP35768297 A JP 35768297A JP H1115911 A JPH1115911 A JP H1115911A
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JP
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JP9357682A
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English (en)
Inventor
Seiji Tatsuta
成示 龍田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/007Transform coding, e.g. discrete cosine transform

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】撮像状態の不適切なブロックの復元によるコー
ド再生不良の防止及び無効なブロックデータ復元処理の
削減が可能な情報再生システムを提供する。 【解決手段】所定のブロック配列フォーマットに従って
複数個配列されたコードを撮像画面内に複数個の上記ブ
ロックが含まれるように撮像して光学的に読み取る手段
と、上記読み取られたコードから上記各ブロックを検出
する手段と、上記検出されたブロックのアドレスデータ
を取得する手段と、上記検出されたブロックのデータパ
ターンからブロックデータを復元する手段と、上記復元
されたブロックデータを、上記取得されたアドレスデー
タに従って結合し元の情報データを再生する手段とを具
備した情報再生システムにおいて、上記読取手段で読み
取られたコードの撮像状態を判定する手段と、上記判定
されたコード撮像状態に基づいて、復元可能である複数
のブロックのうち撮像状態の良好なブロックが優先的に
復元されるようにブロックの復元方法を制御する手段と
をさらに含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報データを所定
の情報量毎に分割したブロックデータと、該ブロック毎
に割り付けられたアドレスを示すブロックヘッダとを有
する複数のブロックが、所定のブロック配列フォーマッ
トに従って光学的に読み取り可能に記録されたコードの
再生において、コードの撮像状態に応じてブロック復元
方法を適応的に制御することによりコード再生不良の防
止、および無効なブロックデータ復元処理の削減を可能
とする情報再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、ディジタルデータを所
定の情報量のブロック単位に分割して記録媒体に記録
し、それを再生するシステムとして、特開平8−171
620号公報に記載の情報記録媒体及び情報再生システ
ムを提案している。
【0003】上記システムでは、分割された各ブロック
データをアドレスデータと共に読み取り、該アドレスに
基づいてブロックデータを結合することにより情報を再
生する。
【0004】このようにデータをブロック毎に分割して
記録/再生する構成となっているために、データの拡張
性、読み取りの柔軟性に優れ、一撮像画面内に収まらな
いデータもコードを走査することにより読取可能とな
る。
【0005】また、ぶれや走査速度の変化を伴うような
手動走査による読み取りも可能であるという点でたいへ
ん優れている。
【0006】このようにデータをブロック毎に分割して
記録/再生する効果は大きいが、ブロック単位にデータ
を復元するため、無効なブロックの復元や、撮像状態の
不良なブロックの復元には注意を払う必要がある。
【0007】この対策として、上記特開平8−1716
20号公報では、撮像画面の走査方向側のブロックから
順次データを復元していき、同一アドレスのブロックデ
ータの出現により復元処理を中止するシステムや、撮像
画面外側のブロックから順次データを復元して、撮像画
面内側のブロックデータで上書きしていき、最終的に撮
像画面内側のディストーションの少ないと予想されるブ
ロックデータを再生するシステムを提案している。
【0008】これにより無効なブロックの復元処理を省
いて高速化したり、不良なブロックの読み出しによるコ
ード再生不良を低減することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−171620号公報では、コードの撮像状態に
ついてまでは十分な配慮がなされておらず、例えば、ス
キャナの傾きにより走査方向側の照明が暗く、撮像状態
が適切でない場合にもブロックデータとしては走査方向
側が優先的に復元され、コード再生不良を起こす恐れが
あった。
【0010】また、各ブロックの撮像状態は走査に応じ
て時々刻々変化するため、必ずしも撮像画面中央で撮像
されたブロックが常に最適なブロックであるとは限らな
いという事実も存在する。
【0011】すなわち、換言すると、コードの撮像状態
に応じた適切な復元が行われておらず、その点で改良す
べき余地があった。
【0012】本発明は、以上のような点に鑑みてなされ
たもので、撮像状態の不適切なブロックの復元によるコ
ード再生不良の防止、および無効なブロックデータ復元
処理の削減を可能とした情報再生システムを提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によると、情報デ
ータを所定の情報量毎に分割したブロックデータの内容
に応じてイメージ化されたデータパターンと、該ブロッ
ク毎に割り付けられたアドレスを示すブロックヘッダの
内容に応じてイメージ化されたヘッダパターンとから少
なくとも構成されたブロックが所定のブロック配列フォ
ーマットに従って複数個配列されたコードを撮像画面内
に複数個の上記ブロックが含まれるように撮像して光学
的に読み取る読取手段と、上記読取手段で読み取られた
一撮像画面内のコードから上記各ブロックを検出するブ
ロック検出手段と、上記ブロック検出手段で検出された
ブロックのアドレスデータを取得するアドレスデータ取
得手段と、上記ブロック検出手段で検出されたブロック
のデータパターンからブロックデータを復元するブロッ
クデータ復元手段と、上記ブロックデータ復元手段で復
元されたブロックデータを、上記アドレスデータ取得手
段で取得されたアドレスデータに従って結合し元の情報
データを再生する情報データ再生手段と、を具備した情
報再生システムにおいて、上記情報再生システムは、上
記読取手段によって読み取られたコードの撮像状態を判
定する撮像状態判定手段と、上記撮像状態判定手段によ
り判定されたコード撮像状態に基づいて、復元可能であ
る複数のブロックのうち撮像状態の良好なブロックが優
先的に復元されるようにブロックの復元方法を制御する
ブロック復元制御手段と、をさらに含むことを特徴とす
る情報再生システムが提供される。
【0014】この発明に関する実施の形態は、第1の実
施の形態が対応し、その構成は図1に示すようになる。
【0015】上記撮像状態判定手段は、本実施の形態で
は照明状態判定手段が対応し、ブロック復元制御手段
は、本実施の形態ではブロック検出順制御手段とブロッ
クデータ復元順制御手段とを有している。
【0016】ここで、ブロックは図2(A)のようにブ
ロックヘッダとブロックデータとを有し、たとえば同図
(B)に示すような物理的構造で記録される。
【0017】ただし、ブロック形状は三角形、六角形な
どの他の形状でもよく、図2は形状や位置関係を限定す
るものではない。
【0018】また、ブロックは、一撮像画面内に複数個
含まれるような大きさで、たとえば図3に示すように所
定の配列フォーマットに従って整列記録される。
【0019】(作用)図中撮像状態判定手段では、読取
手段、もしくは読取手段により読み取られた撮像画面か
らコードの撮像状態に関する特徴量を抽出し、コードの
撮像状態を判定する。
【0020】また、ブロック復元制御手段では、撮像状
態判定手段により判定されたコードの撮像状態に基づい
て、復元可能である複数のブロックのうち撮像状態の良
好なブロックが優先的に復元されるようにブロックの復
元順や再復元の許可/禁止などのブロック復元方法を制
御する。
【0021】(効果)コードの撮像状態に応じて撮像状
態の良好なブロックが優先的に復元されるようにブロッ
ク復元方法を制御することができ、これにより、撮像状
態の不適切なブロックの復元によるコード再生不良の防
止、および無効なブロックデータ復元処理の削減が可能
となる。
【0022】また、本発明によると、上記撮像状態判定
手段は、上記一撮像画面を上記ブロックとほぼ同等、も
しくはそれ以上の面積を有する複数の領域に分割したサ
ブフレーム毎に撮像状態を判定するものであることを特
徴とする情報再生システムが提供される。
【0023】この発明に関する実施の形態は、第1の実
施の形態が対応し、その構成は図1に示すようになる。
【0024】(作用)図中撮像状態判定手段では、図4
に示すように一撮像画面をブロックとほぼ同等、もしく
はそれ以上の面積を有する複数の領域に分割し、分割さ
れたサブフレーム毎にコードの撮像状態に関する特徴量
を抽出し、サブフレームの位置と抽出された特徴量との
関係から撮像状態を判定する。
【0025】(効果)このような構成とすることによ
り、撮像画面中のコードの撮像状態をサブフレーム毎に
判定することができるので、撮像画面中の撮像状態の偏
りにも対応することが可能となる。
【0026】また、本発明によると、上記ブロック復元
制御手段は、上記撮像状態判定手段によるコード撮像状
態の判定結果に基づいて、上記ブロック検出手段に対し
ブロックを検出する順番を制御するブロック検出順制御
手段を含むことを特徴とする情報再生システムが提供さ
れる。
【0027】この発明に関する実施の形態は、第1の実
施の形態が対応し、その構成は図1に示すようになる。
【0028】(作用)ブロック検出順制御手段は、撮像
状態判定手段によるコード撮像状態の判定結果に基づい
て撮像状態の良好な部分からブロックが検出されるよう
にブロック検出順を制御する。
【0029】ここでいうブロックの検出とは、撮像画面
中からブロックの構成要素を検出することであり、例え
ば図2(B)に示すような構造のブロックについては、
マーカーの検出等が該当する。
【0030】(効果)ブロック復元制御手段を上述のよ
うな構成とすることにより、撮像状態の良好な部分から
ブロックの検出ができ、ブロックの検出を容易に、かつ
確実にすることが可能となる。
【0031】さらに、ブロック検出数やブロック検出処
理にかける時間などに制約がある場合にも、有効なブロ
ックから処理が行えるため、メモリの削減や処理の高速
化にも効果がある。
【0032】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態を図1
乃至図6を用いて説明する。
【0033】図1に示すように、本実施の形態は、読取
手段1、撮像状態判定手段2、ブロック復元制御手段
3、ブロック検出手段4、アドレスデータ取得手段5、
ブロックデータ復元手段6、情報データ再生手段7から
なる。
【0034】ここで、撮像状態判定手段2は照明状態判
定手段21を有し、ブロック復元制御手段3は、ブロッ
ク検出順制御手段31、およびブロックデータ復元順制
御手段32から構成されている。
【0035】次に、本実施の形態の作用効果を説明す
る。
【0036】まず、読取手段1では、図3に示すよう
に、所定のブロック配列フォーマットで光学的に読取り
可能に記録されたコードをCCDなどの撮像装置により
撮像して電気信号に変換する。
【0037】次に、照明状態判定手段21では、例え
ば、図4に示すように、撮像画面(フレーム)を12分
割して得られる各サブフレーム毎に輝度の最大値(図4
中の各サブフレーム内に括弧を付して示した数値)を特
徴量として抽出し、サブフレーム毎の照明状態を判定す
る。
【0038】ブロック検出手段4では、撮像されたコー
ドからブロックを検出するが、例えばブロックが図2
(B)のような構造の場合、特開平8−171620号
公報に記載のようにブロックの四隅を示すマーカーを検
出するなど公知の方法が利用される。
【0039】ここで、ブロック検出順制御手段31は、
上記照明状態判定手段21により判定された照明状態に
基づいて、フレーム内の照明の明るい部分から順にブロ
ックが検出されるようにブロック検出手段4を制御す
る。
【0040】この様子を図5(A)に示す。
【0041】こうすることにより、フレーム上側が暗
く、誤マーカが多数検出されるような場合にも、フレー
ム下側の明るい側からマーカを検出することができ、有
効なブロックを早く検出することができる。
【0042】また、例えば、図5(B)に示すように、
検出されたマーカの対応関係に基づいて垂直方向に隣り
合うマーカを探索するためのベクトルVと、水平方向に
隣り合うマーカを探索するためのベクトルHとを求め、
それを順次拡張していくことによって残りのマーカを検
出するようにすれば、マーカを容易に、かつ確実に検出
することが可能となる。
【0043】次に、検出されたブロックからは、ブロッ
ク構造に基づいてアドレスデータ取得手段5によりアド
レスが取得されると共に、ブロックデータ復元手段6に
よりブロックデータが復元され、情報データ再生手段7
では、復元されたブロックデータをアドレスに応じて並
び替えてデータを再生する。
【0044】ここで、ブロックデータ復元順制御手段3
2は、上記照明状態判定手段21により判定された照明
状態に基づいて、図6に示すようにフレーム内の照明の
明るいブロックから順にブロックデータが復元されるよ
うにブロックデータ復元手段6を制御する。
【0045】このように本発明では、フレーム内の照明
のばらつきやスキャナの傾きによるシェーディング等に
起因する不適切な撮像状態を判定し、照明状態の良好な
側からブロックを順次復元することができ、有効なブロ
ックを容易に、かつ確実に検出し、コード再生不良の防
止、および無効なブロックデータ復元処理の削減が可能
となる。
【0046】さらに、リアルタイム処理においては、1
フレーム時間内で処理を完結させる必要があるが、有効
ブロックから順次、検出・復元して行くので、タイムア
ウト(処理時間切れ)による有効ブロックの欠落を防ぐ
ことも可能となる。
【0047】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態を図7乃至図9を用いて説明する。
【0048】図7に示すように、本実施の形態は、読取
手段1、撮像状態判定手段2、ブロック復元制御手段
3、ブロック検出手段4、アドレスデータ取得手段5、
ブロックデータ復元手段6、情報データ再生手段7から
なる。
【0049】本実施の形態において、撮像状態判定手段
2は、図7に示すように歪み状態判定手段22を含む。
【0050】次に、本実施の形態の作用効果を説明する
が、第1の実施の形態と同一番号を付した手段について
はその作用効果は同一であるので説明は省略し、歪み状
態判定手段22についてのみ説明する。
【0051】歪み状態判定手段22は、図8に示すよう
にブロック検出手段4で検出されたブロックの一辺の長
さからブロックの歪み状態を判定し、ブロック復元制御
手段6では、これに基づいてブロック復元方法を制御す
る。
【0052】例えば、図2(B)に示すようなブロック
構造のコードを読み取る場合、図8に示すようにマーカ
間の距離を調べ、その大小関係からフレーム左側が歪み
が少ないものと判定する。
【0053】これは、スキャナが傾いたことにより本来
密着すべき記録媒体から離れてしまったためにフレーム
右側のブロックが小さく撮像されている場合に相当す
る。
【0054】そして、ブロック復元制御手段3では、図
9に示すように歪みの少ないフレーム左側のブロックを
優先的に復元する。
【0055】このように、本実施の形態には、本発明の
第1の実施の形態による効果のほかに、記録媒体の変形
やスキャナの浮き/傾きによる収差等に起因する不適切
な撮像状態を判定して、歪みの少ないブロックから順次
復元することにより、復元可能である複数のブロックか
ら歪みの少ないブロックを選択し、コード再生不良の防
止、および無効なブロックデータ復元処理の削減が可能
となる。
【0056】さらに、リアルタイム処理においては1フ
レーム時間内で処理を完結させる必要があるが、有効な
ブロックから順次復元していくので、タイムアウト(処
理時間切れ)による有効ブロックの欠落を防ぐことも可
能となる。
【0057】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態を図10乃至12を用いて説明する。
【0058】図10に示すように、本実施の形態は、読
取手段1、撮像状態判定手段2、ブロック復元制御手段
3、ブロック検出手段4、アドレスデータ取得手段5、
ブロックデータ復元手段6、情報データ再生手段7から
なる。
【0059】本実施の形態において、読取手段1は、撮
像したコードを適応的に2値化する2値化手段11を有
し、撮像状態判定手段2は、上記2値化手段11におけ
るコードの2値化状態を判定する2値化状態判定手段2
3を有している。
【0060】また、ブロック復元制御手段3は上記2値
化状態の判定結果に基づいて、各ブロックの確信度を判
定する確信度判定手段33と、判定された確信度に基づ
いて上記ブロックデータ復元手段6に対して次以降の撮
像画面における同一アドレスのブロックデータの復元を
禁止、または許可する再復元制御手段34とを具備す
る。
【0061】次に、本実施の形態の作用効果を説明する
が、第1の実施の形態と同一番号を付した手段について
はその作用効果は同一であるので説明は省略する。
【0062】2値化手段11では、撮像されたコードを
適応的に2値化するが、図2(B)に示すような構造の
ブロックからなるコードを2値化する場合、図11
(A)に示すようにコードの2値化画像からコード中の
孤立ドットを抽出して1ドットあたりの平均面積を求
め、それが目標値に近づくように閾値を制御する。
【0063】いま、閾値をth、平均面積の目標値との
差に対する閾値補正係数をαとすると、補正された閾値
thは th=th+α(目標値−ドット面積) となり、この閾値で次フレームを2値化する。
【0064】このときのドット面積の変化の様子を図1
1(B)に示す。
【0065】ここで、ドット面積が目標値に近いほど当
該フレームの2値化状態が良好であると判断することが
できるため、2値化状態判定手段23では、ドット面積
の目標値との差を特徴量として2値化状態を判定する。
【0066】確信度判定手段33では、2値化状態判定
手段23による2値化状態の判定結果に基づいて各ブロ
ックデータの確信度を判定するが、例えば,上記の例で
は、(10−|ドット面積−目標値|)のように判定す
る。
【0067】そして、再復元制御手段34では、この確
信度をブロックアドレスと関係づけて記憶しておき、ブ
ロックデータの復元時に注目ブロックアドレスの確信度
が記憶されているものより小さい場合には当該ブロック
データの再復元は行わず、大きい場合には再復元を行う
ように制御する。
【0068】この動作について、図12を用いて説明す
る。
【0069】この例では、手動走作等によりコードを連
続して移動しながら撮像するものとし、図12に示すよ
うに第1フレームではブロックA,B,C,D、第2フ
レームではブロックC,D,E,Fというように重複し
ながら読み取られるものとする。
【0070】まず、第1フレームでは、確信度5でブロ
ックA〜Dすべてについてブロックデータの復元が行わ
れ、確信度5が記憶される。
【0071】次に、第2フレームでは、ブロックC〜F
のブロックデータの復元を行うが、このときブロック
C、Dについては既に確信度5で復元が行われているの
で、確信度の比較を行う。
【0072】第2フレーム中のブロックの確信度は8で
あり、記憶された確信度5よりも大きいためブロックデ
ータの再復元が行われる。
【0073】すなわち、ブロックC、Dのブロックデー
タは、より2値化状態の良好な第2フレームからのデー
タに置き換えられたことになる。
【0074】同様に、第3フレームではブロックE、F
のブロックデータの再復元が行われる。
【0075】次に、第4フレームではフレーム中で検出
されたブロックの確信度は9であり、ブロックG、Hに
ついては既に確信度10でブロックデータが復元されて
いるため、再復元は行われず、ブロックI、Jについて
のみブロックデータ復元処理が行われる。
【0076】このように、本実施の形態には、本発明の
第1の実施の形態による効果のほかに、2値化不良に起
因する不適切な2値画像の状態を判定することができ、
2値化状態の悪いブロックのブロックデータは、次以降
の撮像画面で同じアドレスのブロックが良好な2値化状
態で検出された場合にはブロックデータを再復元するこ
とができ、より信頼性の高いブロックデータを情報デー
タ再生手段7に出力して、コード再生不良を低減するこ
とが可能となる。
【0077】なお、2値化手段11や2値化状態を判定
するための特徴量は本実施の形態に限らず、公知の技術
を利用することができることはいうまでもない。
【0078】例えば、2値化手段11としてはサブフレ
ーム内の最大・最小値の中間値を閾値として2値化する
手段でもよいし、2値化状態判定手段23では、処理フ
レーム数を特徴量として2値化制御が安定するまでの数
フレームは確信度低、それ以降は確信度高とするような
判定を行ってもよい。
【0079】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態を図13乃至図16を用いて説明する。
【0080】図13に示すように、本実施の形態は、読
取手段1、撮像状態判定手段2、ブロック復元制御手段
3、ブロック検出手段4、アドレスデータ取得手段5、
ブロックデータ復元手段6、情報データ再生手段7から
なる。
【0081】本実施の形態において、撮像状態判定手段
2は照明状態を判定する照明状態判定手段21を含む。
【0082】また、ブロック復元制御手段3は上記照明
状態の判定結果に基づいて、各ブロックの確信度を判定
する確信度判定手段33と、判定された確信度に基づい
て上記ブロックデータ復元手段6に対して次以降の撮像
画面における同一アドレスのブロックデータの復元を禁
止、または許可する再復元制御手段34とを具備してい
る。
【0083】次に、本実施の形態の作用効果を説明する
が、第1、および第3の実施の形態と同一番号を付した
手段についてはその作用効果は同一であるので説明は省
略する。
【0084】まず、照明状態判定手段21では、図14
に示すように、フレームを9つのサブフレームに分割
し、輝度に関する特徴量を抽出して各サブフレームの照
明状態を判定する。
【0085】次に、確信度判定手段33では、この判定
結果に基づき各ブロックデータの確信度を判定するが、
例えばフレーム右上が暗く撮像された場合には、図14
のように確信度が割り付けられる。
【0086】一方、撮像されるブロックはコードの走査
に伴い図15に示すように変化していき、複数のサブフ
レームにまたがるブロックの確信度をその内の最も低い
確信度とすれば、各ブロックの確信度は図16に示すよ
うになる。
【0087】そして、再復元制御手段34では、この確
信度をブロックアドレスと関係づけて記憶しておき、ブ
ロックデータの復元時に注目ブロックアドレスの確信度
が記憶されているものより小さい場合には当該ブロック
データの再復元は行わず、大きい場合には再復元を行う
ように制御する。
【0088】また、確信度が所定の値より小さい場合に
は、これを復元しないように制御することもできる。
【0089】このように、本実施の形態には、本発明の
第1の実施の形態による効果のほかに、照明状態に応じ
た確信度を各ブロックデータに割付け、該確信度に基づ
いて復元制御を行う構成とすることにより、照明条件の
悪いブロックのブロックデータは、次以降の撮像画面で
同じアドレスのブロックが良好な照明状態で検出された
場合にはブロックデータを再復元することができ、より
信頼性の高いブロックデータを情報データ再生手段に出
力して、コード再生不良を低減することが可能となる。
【0090】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態を図17及び図18を用いて説明する。
【0091】図17に示すように、本実施の形態におい
て撮像状態判定手段2は、撮像画面内の各ブロックが属
する領域を判定する領域判定手段24が対応する。
【0092】また、ブロック復元制御手段3は、上記ブ
ロックの属する領域の判定結果に基づいて、各ブロック
の確信度を決定する確信度判定手段33と、判定された
確信度に基づいて上記ブロックデータ復元手段6に対し
て次以降の撮像画面における同一アドレスのブロックデ
ータの復元を禁止、または許可する再復元制御手段34
とを更に具備する。
【0093】次に、本実施の形態の作用効果を説明する
が、第4の実施の形態と同一番号を付した手段について
はその作用効果は同一であるので説明は省略する。
【0094】領域判定手段24では、図18に示すよう
に、予め撮像状態優良領域を記憶しておき、検出された
ブロックが上記撮像状態優良領域内であれば、撮像状態
優良と判定すると共に、領域外にかかれば撮像状態不良
と判定することにより、ブロック毎の撮像状態を判定す
る。
【0095】ここで、撮像状態優良領域は、許容される
スキャナの浮き/傾きで決まるコードの撮像状態の変化
に基づいて決定する。
【0096】そして、確信度判定手段33では、上記領
域判定手段24で撮像状態優良領域内と判定されたブロ
ックについて、そのブロックのブロックデータを確信度
高に判定すると共に、そうでなければ確信度低に判定す
る。
【0097】再復元制御手段34ではブロックデータを
復元する際に、当該ブロックデータが既に復元されてい
ても、その確信度が低であれば再復元を行い、高であれ
ば再復元を行わないようにブロックデータ復元手段6を
制御する。
【0098】このように、本実施の形態には本発明の第
4の実施の形態による効果のほかに、予め撮像画面内に
おける位置と撮像状態との関係を記憶しておき、上記ブ
ロック検出手段で検出されたブロックの位置に基づい
て、コードの撮像状態を判定することにより、不適切な
撮像状態を簡単に判定することができ、撮像状態の良い
ブロックの選択が可能となる。
【0099】以上、第1乃至第5の実施の形態に基づい
て説明してきたが、本明細書には以下のような発明が含
まれている。
【0100】(1).情報データを所定の情報量毎に分
割したブロックデータの内容に応じてイメージ化された
データパターンと、該ブロック毎に割り付けられたアド
レスを示すブロックヘッダの内容に応じてイメージ化さ
れたヘッダパターンとから少なくとも構成されたブロッ
クが所定のブロック配列フォーマットに従って複数個配
列されたコードを撮像画面内に複数個の上記ブロックが
含まれるように撮像して光学的に読み取る読取手段と、
上記読取手段で読み取られた一撮像画面内のコードから
上記各ブロックを検出するブロック検出手段と、上記ブ
ロック検出手段で検出されたブロックのアドレスデータ
を取得するアドレスデータ取得手段と、上記ブロック検
出手段で検出されたブロックのデータパターンからブロ
ックデータを復元するブロックデータ復元手段と、上記
ブロックデータ復元手段で復元されたブロックデータ
を、上記アドレスデータ取得手段で取得されたアドレス
データに従って結合し元の情報データを再生する情報デ
ータ再生手段と、を具備した情報再生システムにおい
て、上記情報再生システムは、上記読取手段によって読
み取られたコードの撮像状態を判定する撮像状態判定手
段と、上記撮像状態判定手段により判定されたコード撮
像状態に基づいて、復元可能である複数のブロックのう
ち撮像状態の良好なブロックが優先的に復元されるよう
にブロックの復元方法を制御するブロック復元制御手段
と、をさらに含むことを特徴とする情報再生システム。
【0101】この発明に関する実施の形態は、第1の実
施の形態が対応し、その構成は図1に示すようになる。
【0102】上記撮像状態判定手段は、本実施の形態で
は照明状態判定手段が対応し、ブロック復元制御手段
は、本実施の形態ではブロック検出順制御手段とブロッ
クデータ復元順制御手段とを有している。
【0103】ここで、ブロックは図2(A)のようにブ
ロックヘッダとブロックデータとを有し、例えば、同図
(B)に示すような物理的構造で記録される。
【0104】ただし、ブロック形状は三角形、六角形な
どの他の形状でもよく、図2は形状や位置関係を限定す
るものではない。
【0105】また、ブロックは、一撮像画面内に複数個
含まれるような大きさで、例えば、図3に示すように所
定の配列フォーマットに従って整列記録される。
【0106】(作用)撮像状態判定手段では、読取手
段、もしくは読取手段により読み取られた撮像画面から
コードの撮像状態に関する特徴量を抽出し、コードの撮
像状態を判定する。
【0107】また、ブロック復元制御手段では、撮像状
態判定手段により判定されたコードの撮像状態に基づい
て、復元可能である複数のブロックのうち撮像状態の良
好なブロックが優先的に復元されるようにブロックの復
元順や再復元の許可/禁止などのブロック復元方法を制
御する。
【0108】(効果)コードの撮像状態に応じて撮像状
態の良好なブロックが優先的に復元されるようにブロッ
ク復元方法を制御することができ、これにより、撮像状
態の不適切なブロックの復元によるコード再生不良の防
止、および無効なブロックデータ復元処理の削減が可能
となる。
【0109】(2).上記撮像状態判定手段は、上記一
撮像画面を上記ブロックとほぼ同等、もしくはそれ以上
の面積を有する複数の領域に分割したサブフレーム毎に
撮像状態を判定するものであることを特徴とする(1)
に記載の情報再生システム。
【0110】この発明に関する実施の形態は、第1の実
施の形態が対応し、その構成は図1に示すようになる。
【0111】(作用)撮像状態判定手段では、図4に示
すように、一撮像画面をブロックとほぼ同等、もしくは
それ以上の面積を有する複数の領域に分割し、分割され
たサブフレーム毎にコードの撮像状態に関する特徴量を
抽出し、サブフレームの位置と抽出された特徴量との関
係から撮像状態を判定する。
【0112】(効果)このような構成とすることによ
り、撮像画面中のコードの撮像状態をサブフレーム毎に
判定することができ、これにより、撮像画面中の撮像状
態の偏りにも対応することが可能となる。
【0113】(3).上記撮像状態判定手段は、上記読
取手段で読み取られた撮像画面から輝度に関する特徴量
を抽出して、撮像時におけるコードの照明状態を判定す
る照明状態判定手段であることを特徴とする(1)又は
(2)に記載の情報再生システム。
【0114】この発明に関する実施の形態は、第1の実
施の形態が対応し、その構成は図1に示すようになる。
【0115】(作用)照明状態判定手段は、読取手段で
読み取られたコードから輝度に関する特徴量を抽出し
て、撮像時におけるコードの照明状態を判定する。
【0116】ここでいう照明状態とは、コードの照明量
やシェーディングの状態をさす。
【0117】(効果)撮像状態判定手段を上述のような
構成とすることにより、照明のばらつきやスキャナの傾
きによるシェーディング等に起因する不適切な撮像状態
を判定することができ、より照明状態の良好なブロック
の選択が可能となる。
【0118】(4).上記撮像状態判定手段は、上記読
取手段で読み取られたコードからその形状に関する特徴
量を抽出して、撮像時におけるコードの歪み状態を判定
する歪み状態判定手段であることを特徴とする請求項
(1)に記載の情報再生システム。
【0119】この発明に関する実施の形態は、第2の実
施の形態が対応し、その構成は図7に示すようになる。
【0120】(作用)歪み状態判定手段は、読取手段で
読み取られたコードからその形状に関する特徴量を抽出
して、撮像時におけるコードの歪み状態を判定する。
【0121】ここでいう歪み状態とは、撮像したコード
の物理的変形量や幾何学的変形の状態をさす。
【0122】(効果)撮像状態判定手段を上述のような
構成とすることにより、記録媒体の変形やスキャナの浮
き/傾きによる収差等に起因する不適切な撮像状態を判
定することができ、より歪みの少ないブロックの選択が
可能となる。
【0123】(5).上記読取手段は、撮像したコード
を適応的に2値化する2値化手段を更に有し、上記撮像
状態判定手段は、上記2値化手段におけるコードの2値
化状態を判定する2値化状態判定手段であることを特徴
とする(1)又は(2)に記載の情報再生システム。
【0124】この発明に関する実施の形態は、第3の実
施の形態が対応し、その構成は図10に示すようにな
る。
【0125】(作用)2値化手段は撮像したコードを適
応的に2値化し、2値化状態判定手段は、2値化手段、
もしくは2値化された画像から2値化状態に関する特徴
量を抽出して、該特徴量の目標値とのずれから2値化状
態を判定する。
【0126】ここでいう2値化状態とは、2値化手段に
おける適応制御状態や閾値設定によるコード暗部の膨張
/収縮の状態等をさす。
【0127】(効果)撮像状態判定手段を上述のような
構成とすることにより、2値化適応制御のための遷移期
間中の2値画像や2値化不良に起因する不適切な2値画
像の状態を判定することができ、適切に2値化されたブ
ロックの選択が可能となる。
【0128】(6).上記ブロック復元制御手段は、上
記撮像状態判定手段によるコード撮像状態の判定結果に
基づいて、上記ブロック検出手段に対しブロックを検出
する順番を制御するブロック検出順制御手段を含むこと
を特徴とする(1)に記載の情報再生システム。
【0129】この発明に関する実施の形態は、第1の実
施の形態が対応し、その構成は図1に示すようになる。
【0130】(作用)ブロック検出順制御手段は、撮像
状態判定手段によるコード撮像状態の判定結果に基づい
て撮像状態の良好な部分からブロックが検出されるよう
にブロック検出順を制御する。
【0131】ここでいうブロックの検出とは、撮像画面
中からブロックの構成要素を検出することであり、例え
ば図2(B)に示すような構造のブロックについては、
マーカーの検出等が該当する。
【0132】(効果)ブロック復元制御手段を上述のよ
うな構成とすることにより、撮像状態の良好な部分から
ブロックの検出ができ、ブロックの検出を容易、かつ確
実にすることが可能となる。
【0133】さらに、ブロック検出数やブロック検出処
理にかける時間などに制約がある場合にも、有効なブロ
ックから処理が行えるため、メモリの削減や処理の高速
化にも効果がある。
【0134】(7).上記ブロック復元制御手段は、上
記撮像状態判定手段によるコード撮像状態の判定結果に
基づいて、上記ブロックデータ復元手段に対しブロック
データを復元する順番を制御するブロックデータ復元順
制御手段を含むことを特徴とする(1)に記載の情報再
生システム。
【0135】この発明に関する実施の形態は、第1の実
施の形態が対応し、その構成は図1に示すようになる。
【0136】(作用)ブロックデータ復元順制御手段
は、撮像状態判定手段によるコード撮像状態の判定結果
に基づいて撮像状態の良好なブロックからブロックデー
タが復元されるようにブロックデータ復元順を制御す
る。
【0137】(効果)ブロック復元制御手段を上述のよ
うな構成とすることにより、撮像状態の良好なブロック
からブロックデータの復元ができ、ブロックデータの復
元を容易、かつ確実にすることが可能となる。
【0138】さらに、ブロックデータ復元処理にかける
時間などに制約がある場合にも、有効なブロックから処
理が行えるため、処理の高速化にも効果がある。
【0139】(8).上記ブロック復元制御手段は、上
記撮像状態判定手段によるコード撮像状態の判定結果に
基づいて、各ブロックの確信度を決定する確信度決定手
段と、上記確信度決定手段で決定された確信度に基づい
て、上記ブロックデータ復元手段に対して次以降の撮像
画面における同一アドレスのブロックデータの復元を禁
止、または許可する再復元制御手段と、を更に含むこと
を特徴とする(1)に記載の情報再生システム。
【0140】この発明に関する実施の形態は、第3の実
施の形態、および第4の実施の形態が対応し、その構成
はそれぞれ、図10、図13に示すようになる。
【0141】(作用)確信度判定手段では、撮像状態判
定手段によるコード撮像状態の判定結果に基づいて、各
ブロックデータの確信度を判定する。
【0142】例えば、撮像状態が良好なブロックのブロ
ックデータは確信度高、そうでないブロックデータは確
信度低と判定し、再復元制御手段ではブロックデータを
復元する際に、当該ブロックデータが既に復元されてい
ても、その確信度が低であれば再復元を行い、高であれ
ば再復元を行わないようにブロックデータ復元手段を制
御する。
【0143】(効果)このように撮像状態に応じた確信
度を各ブロックデータに割付け、該確信度に基づいて復
元制御を行う構成とすることにより、確信度の低いブロ
ックデータは、次以降の撮像画面で同じアドレスのブロ
ックが検出された場合にブロックデータを再復元するこ
とができ、より信頼性の高いブロックデータを情報デー
タ再生手段に出力して、コード再生不良を低減すること
が可能となる。
【0144】(9)上記撮像状態判定手段は、予め撮像
画面内における位置と撮像状態との関係を記憶してお
き、上記ブロック検出手段で検出されたブロックの撮像
画面内における位置に基づいて、コードの撮像状態を判
定するものであることを特徴とする(1)に記載の情報
再生システム。
【0145】この発明に関する実施の形態は、第5の実
施の形態が対応し、その構成は図17に示すようにな
る。
【0146】本実施の形態では、撮像状態判定手段は、
領域判定手段が対応し、ブロック復元制御手段は、確信
度判定手段と、再復元制御手段とからなる。
【0147】(作用)領域判定手段では、図18に示す
ように、予め撮像状態優良領域を記憶しておき、検出さ
れたブロックが上記撮像状態優良領域内であれば、撮像
状態優良と判定すると共に、領域外にかかれば撮像状態
不良と判定することにより、ブロック毎の撮像状態を判
定する。
【0148】(効果)このように、予め、撮像画面内に
おける位置と撮像状態との関係を記憶しておき、検出さ
れたブロックの撮像画面内における位置に基づいて撮像
状態を判定することにより、不適切な撮像状態を簡単に
判定することができ、撮像状態の良いブロックの選択が
可能となる。
【0149】
【発明の効果】従って、以上詳述したように、この発明
によれば、撮像状態の不適切なブロックの復元によるコ
ード再生不良の防止、および無効なブロックデータ復元
処理の削減を可能とした情報再生システムを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る情報再生シス
テムの概略構成を示すブロック図。
【図2】図1の読取手段1で撮像されるコードのブロッ
ク構造を示す図。
【図3】図1の読取手段1で撮像されるコードのブロッ
ク配列を示す図。
【図4】図1の照明状態判定手段21でサブフレーム毎
の照明状態を判定するために、撮像画面(フレーム)の
分割と特徴量の抽出との関係を示す図。
【図5】図1のブロック検出順制御手段31によるブロ
ック検出順の制御を説明するために示す図。
【図6】図1のブロックデータ復元順制御手段32によ
るブロックデータ復元順の制御を説明するために示す
図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る情報再生シス
テムの概略構成を示すブロック図。
【図8】図7の歪み状態判定手段22によるブロック歪
み状態の判定を説明するために示す図。
【図9】図7のブロック復元制御手段3によるブロック
復元順の制御を説明するために示す図。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る情報再生シ
ステムの概略構成を示すブロック図。
【図11】図10の2値化手段11による適応2値化制
御を説明するために示す図。
【図12】図10の再復元制御手段34による確信度と
再復元制御との関係を説明するために示す図。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係る情報再生シ
ステムの概略構成を示すブロック図。
【図14】図13の確信度判定手段33による確信度の
割り付けを説明するために示す図。
【図15】コードの走査に伴う撮像状態の変化を説明す
るために示す図。
【図16】図13の再復元制御手段34による確信度と
再復元制御との関係を説明するために示す図。
【図17】本発明の第5の実施の形態に係る情報再生シ
ステムの概略構成を示すブロック図。
【図18】図17の領域判定手段24による撮像状態領
域設定を説明するために示す図。
【符号の説明】
1…読取手段、 2…撮像状態判定手段、 3…ブロック復元制御手段、 4…ブロック検出手段、 5…アドレスデータ取得手段、 6…ブロックデータ復元手段、 7…情報データ再生手段、 21…照明状態判定手段、 31…ブロック検出順制御手段、 32…ブロックデータ復元順制御手段、 22…歪み状態判定手段、 11…2値化手段、 23…2値化状態判定手段、 33…確信度判定手段、 34…再復元制御手段、 24…領域判定手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報データを所定の情報量毎に分割した
    ブロックデータの内容に応じてイメージ化されたデータ
    パターンと、該ブロック毎に割り付けられたアドレスを
    示すブロックヘッダの内容に応じてイメージ化されたヘ
    ッダパターンとから少なくとも構成されたブロックが所
    定のブロック配列フォーマットに従って複数個配列され
    たコードを撮像画面内に複数個の上記ブロックが含まれ
    るように撮像して光学的に読み取る読取手段と、 上記読取手段で読み取られた一撮像画面内のコードから
    上記各ブロックを検出するブロック検出手段と、 上記ブロック検出手段で検出されたブロックのアドレス
    データを取得するアドレスデータ取得手段と、 上記ブロック検出手段で検出されたブロックのデータパ
    ターンからブロックデータを復元するブロックデータ復
    元手段と、 上記ブロックデータ復元手段で復元されたブロックデー
    タを、上記アドレスデータ取得手段で取得されたアドレ
    スデータに従って結合し元の情報データを再生する情報
    データ再生手段と、 を具備した情報再生システムにおいて、 上記情報再生システムは、 上記読取手段によって読み取られたコードの撮像状態を
    判定する撮像状態判定手段と、 上記撮像状態判定手段により判定されたコード撮像状態
    に基づいて、復元可能である複数のブロックのうち撮像
    状態の良好なブロックが優先的に復元されるようにブロ
    ックの復元方法を制御するブロック復元制御手段と、 をさらに含むことを特徴とする情報再生システム。
  2. 【請求項2】 上記撮像状態判定手段は、 上記一撮像画面を上記ブロックとほぼ同等、もしくはそ
    れ以上の面積を有する複数の領域に分割したサブフレー
    ム毎に撮像状態を判定するものであることを特徴とする
    請求項1に記載の情報再生システム。
  3. 【請求項3】 上記ブロック復元制御手段は、 上記撮像状態判定手段によるコード撮像状態の判定結果
    に基づいて、上記ブロック検出手段に対しブロックを検
    出する順番を制御するブロック検出順制御手段を含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報再生システム。
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