JP3647200B2 - 情報再生システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報データを所定の情報量毎に分割したブロックデータと、該ブロック毎に割り付けられたアドレスを示すブロックヘッダとを有する複数のブロックが、所定のブロック配列フォーマットに従って光学的に読み取り可能に記録されたコードの再生において、アドレスエラーによるコード再生不良を低減する情報再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は先に、ディジタルデータを記録媒体に記録し、それを再生するシステムとして、特開平6−231466号公報に記載の情報記録再生システムを提案している。
【0003】
上記システムでは、データを所定の情報量のブロック単位に分割して記録し、各ブロックにはアドレス情報を付加している。そして再生時には、ブロック単位に、付加されたアドレスと共に分割された各ブロックデータを読み取り、該アドレスに基づいてブロックデータを結合することにより情報を再生する。このようにブロック毎にデータが分割されてアドレスと共に記録される構成となっているために、データの拡張性、読み取りの柔軟性に優れ、一撮像画面内に収まらないデータもコードを走査することにより読取可能となり、また、ランダムに配置したブロックの読み取りや、ぶれや走査速度の変化を伴うような手動走査による読み取りも可能であるという点でたいへん優れている。
【0004】
このように、ブロックアドレスの存在による効果は大きく、従ってその欠落に対してはより注意を払う必要があり、十分な対策を講じておく必要がある。
ところで、この対策として、上記公報では、アドレス検出が不可能であった場合、アドレス補間手段により、検出に失敗したアドレスを周囲のブロックアドレスから推定するシステムを提案しており、またさらに、特開平8−171620号公報では、アドレスにエラー訂正符号を付与し、読み取られたアドレスデータのエラー訂正が不可能であった場合に、訂正不可能であったアドレスを周囲のブロックアドレスから推定するシステムを提案している。これにより、注目ブロックのアドレスが読み取れなかった場合の当該ブロックデータの欠落によるコード再生不良を低減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平6−231466号公報、および特開平8−171620号公報では、いずれもアドレスが誤って読み取られた場合(誤訂正を含む)についてまでは十分な配慮がなされておらず、アドレスエラーが生じた場合、当該ブロックデータは別のアドレスのデータとして読み取られ、コード再生不良を起こす恐れがあった。
【0006】
すなわち、換言すると、読み取られたブロックアドレスの信頼性、あるいは妥当性についての検証が行われておらず、その点で問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、アドレスエラーによるコード再生不良を低減する情報再生システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一態様による情報再生システムは、情報データを所定の情報量毎に分割したブロックデータの内容に応じてイメージ化されたデータパターンと、該ブロック毎に割り付けられたアドレスを示すブロックヘッダの内容に応じてイメージ化されたヘッダパターンとから少なくとも構成されたブロックが所定のブロック配列フォーマットに従って複数個配列されたコードを、当該一撮像画面内に複数個の上記ブロックが含まれるように撮像して光学的に読み取る読取手段と、
上記読取手段で読み取られた一撮像画面内のコードから上記各ブロックを検出するブロック検出手段と、
上記ブロック検出手段で検出されたブロックのアドレスデータを取得するアドレスデータ取得手段と、
上記ブロック検出手段で検出されたブロックのデータパターンからブロックデータを復元するブロックデータ復元手段と、
上記ブロックデータ復元手段で復元されたブロックデータを、上記アドレスデータ取得手段で取得されたアドレスデータに従って結合し元の情報データを再生する情報データ再生手段と、
を具備し、
上記アドレスデータ取得手段は、
上記ブロック検出手段で一撮像画面内に検出された少なくとも2個以上のブロックから、それぞれのアドレスデータを復元して仮設定する複数アドレス仮設定手段と、
当該読み取り対象のコードにおける各ブロックのアドレス割付に係るフォーマット情報を記憶するフォーマット情報記憶手段と、
上記複数アドレス仮設定手段で仮設定された少なくとも2個以上のアドレスデータと、上記フォーマット情報記憶手段で記憶されたフォーマット情報とに基づいて、各ブロックのアドレスを決定するアドレス決定手段と、
を含むことを特徴とする。
【0008】
即ち、本発明の一態様による情報再生システムによれば、当該読み取り対象のコードにおける各ブロックのアドレス割付に係るフォーマット情報をフォーマット情報記憶手段に記憶しておき、複数アドレス仮設定手段にて、ブロック検出手段で一撮像画面内に検出された少なくとも2個以上のブロックからそれぞれのアドレスデータを復元して仮設定し、アドレス決定手段により、この仮設定された少なくとも2個以上のアドレスデータと上記フォーマット情報記憶手段で記憶されたフォーマット情報とに基づいて各ブロックのアドレスを決定する。よって、注目ブロックと所定の位置関係にある複数ブロックのアドレス情報からフォーマット情報に基づいて注目ブロックのアドレスを決定することができ、これにより、単独ではアドレスエラーとなる場合にもエラー訂正が可能となり、ブロックデータが別のアドレスのデータと誤って読み取られることによるコード再生不良を低減することが可能となる。また、一撮像画面内のブロックのアドレス情報を利用するため、手動走査においてもその効果を発揮することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1の(A)は、本発明の第1の実施の形態に係る情報再生システムのブロック構成図である。
【0014】
同図に示すように、本実施の形態に於ける情報再生システムは、コード読取部10、ブロック検出部12、アドレスデータ取得部14、復元制御部16、ブロックデータ復元部18、情報データ再生部20からなる。また、上記アドレスデータ取得部14は、複数アドレス仮設定部14A、フォーマット情報記憶部14B、アドレス決定部14Cから構成されている。
【0015】
ここで、コードは、図1の(B)に示すように、情報データを所定の情報量に分割したブロックデータ22と、該ブロック毎に割り付けられたアドレス情報を示すブロックヘッダ24とを有する複数のブロック26が、所定のブロック配列フォーマットに従って光学的に読み取り可能に記録されたものである。このブロック26は、例えば、図1の(C)に示すようなドット構造で記録される。即ち、四隅にマーカ28を配し、そのマーカ間に上記ブロックヘッダ24に相当するアドレス情報に従ったヘッダパターン30を記録すると共に、マーカで囲まれる領域内にブロックデータ22に相当する情報データ内容に従ったデータパターン32を記録してなる。なお、この図に於いて左側のヘッダパターン30が当該ブロックのアドレス情報を示し、右側のヘッダパターン30は図示しない右側の隣接ブロックのアドレス情報を示す。
【0016】
コード読取部10は、このようなブロックが所定のフォーマットで配列され、光学的に読み取り可能に記録されたコードをCCDなどの撮像装置により撮像して電気信号に変換する。ブロック検出部12は、この撮像されたコードからブロック26を検出する。例えば、ブロック26が図1の(C)のような構造の場合、特開平8−171620号公報に記載のように、ブロック26の四隅を示すマーカ28を検出するなど公知の方法が利用される。
【0017】
アドレスデータ取得部14は、上記ブロック検出部12で検出されたブロックから、上記ブロック構造に基づいて、アドレス情報を検出する。また、ブロックデータ復元部18は、上記ブロック検出部12で検出されたブロックから、ブロックデータを復元する。そして、情報データ再生部20は、上記ブロックデータ復元部18にて復元されたブロックデータを上記アドレスデータ取得部14にて検出したアドレス情報に応じて並び替えてデータを再生する。
【0018】
なお、復元制御部16は、上記アドレスデータ取得部14にて検出した読み取りアドレスに応じて、当該ブロックデータを復元するか否かを制御するものである。例えば、1度読み取ったブロックのアドレスを記憶しておき、ブロックデータ復元部18にて既に復元されたブロックのアドレスがアドレスデータ取得部14から入力された場合には、当該ブロックのデータは復元しないように、ブロックデータ復元部18を制御する。
【0019】
ここで、アドレスデータ取得部14の動作について、図1の(D)に示すようなブロック配列フォーマットを有するコードを読み取る場合を例にとって説明する。
【0020】
まず、複数アドレス仮設定部14Aでは、図2の(A)に示すように、注目ブロックのアドレスと、この注目ブロックと所定の位置関係を有する第1,第2,第3のブロックのアドレスを読み取る。一方、フォーマット情報記憶部14Bは、図1の(D)の配列フォーマットから、注目ブロックアドレスを「i」とした場合、第1ブロックアドレスは「i+1」、第2ブロックアドレスは「i+n」、第3ブロックアドレスは「i+n+1」なる関係を得て、図2の(B)に示すような対応関係テーブルを記憶する。そして、アドレス決定部14Cでは、複数アドレス仮設定部14Aにて読み取られたそれぞれのアドレスと注目ブロックとの対応関係から注目ブロックのアドレスを逆算し、多数決により注目ブロックのアドレスを決定する。
【0021】
これを、例えば、図2の(C)に示すように、注目ブロックAのアドレスがiからjに誤って読み取られた場合について説明する。
このとき、複数アドレス仮設定部14Aでは、ブロックA,B,C,Dのアドレスをそれぞれ「j」,「i+1」,「i+n」,「i+n+1」と復元し、仮設定する。アドレス決定部14Cでは、上記仮設定されたアドレスから図2の(B)の対応関係テーブルを用いて注目ブロックアドレスを逆算して、図2の(D)のような結果を得て、多数決により注目ブロックアドレスを「i」と決定する。
【0022】
なお、図2の(D)に於いて、det_add(A)はアドレス決定部14Cで決定されるブロックAのアドレスを、add(A)は複数アドレス仮設定部14Aで復元されるブロックAのアドレスを、maj(a,b,c,d)は複数アドレス仮設定部14Aで復元されたブロックA,B,C,Dのアドレスから逆算した注目ブロックのアドレスを「a」,「b」,「c」,「d」としたときの多数決処理した結果を、それぞれ表している。
【0023】
このように、本第1の実施の形態では、少なくとも2つ以上のブロックのアドレスと、それらと注目ブロックアドレスとの対応関係とを利用して、注目ブロックのアドレスを決定することにより、アドレスエラーを防止し、コード再生不良を低減することができる。
【0024】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を図3の(A)を用いて説明する。
本実施の形態に於いては、上記複数アドレス仮設定部14Aを、図3の(A)に示すように、アドレス復元部14A1と、アドレス適正判定部14A2、及びアドレス出力制御部14A3によって構成している。
【0025】
即ち、まず、アドレス復元部14A1に於いて、上記ブロック検出部12にて検出されたブロックから、アドレスを復元する。そして、アドレス適正判定部14A2は、このアドレス復元部14A1で復元されたアドレスが当該情報再生システムにおいて適正なものであるか否かを判定する。このとき不適正と判定されたアドレスは、アドレス出力制御部14A3によりアドレス決定部14Cへの出力を禁止される。
【0026】
ここで、アドレス適正判定部14A2は、例えば、復元されたアドレスが当該情報再生システムの扱う範囲を逸脱していたり、アドレスエラーが訂正可能範囲を超えていたりした場合に、このアドレスを不適正と判定する。
【0027】
こうすることにより、本実施の形態に於いては、上記第1の実施の形態に於ける効果に加えて、不適切なアドレスがアドレス決定の判断材料とされることを防止でき、アドレス決定処理を効率的にすると共に、最終的に決定されるアドレスの信頼性を向上することができるという効果がある。
【0028】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を図3の(B)乃至図4の(A)を参照して説明する。
【0029】
本実施の形態に於いては、上記アドレスデータ取得部14は、図3の(B)に示すように、前述の第1の実施の形態に於けるフォーマット情報記憶部14Bに代えて対応関係テーブル情報記憶部14Dを、アドレス決定部14Cに代えてアドレスマッチング部14Eを備えるものである。
【0030】
ここで、対応関係テーブル情報記憶部14Dは、図3の(C)のようなブロック配列に対して、図3の(D)のような対応関係テーブルを予め記憶しているものである。また、アドレスマッチング部14Eは、上記複数アドレス仮設定部14Aで仮設定されたアドレスとその位置関係とが最も近いブロック範囲を、上記対応関係テーブル情報記憶部14Dに記憶された対応関係テーブルから選択する。これにより、エラーを生じたアドレスの回復が可能となる。
【0031】
これを、例えば、図3の(E)に示すように、ブロックBのアドレスが「17」から「21」に誤っていた場合を例に説明する。
アドレスマッチング部14Eでは、図4の(A)に示すように、同一フレームで検出されているブロックA〜Fのアドレスと対応関係テーブルのマッチングをとり、A,C,D,E,Fについては同じブロック範囲が選択されることから、最も確からしいブロック範囲として同図中太枠内の範囲を特定する。こうして、ブロックBのアドレスを「17」に訂正してからブロックデータを復元することができる。
【0032】
ここで、アドレスマッチング部14Eは、当然、他の公知のパターンマッチング手段を利用することもできる。
このように、本実施の形態では、ブロックがアドレス順に整列していないコードにも対処することが可能となる。
【0033】
また、上記第1及び第2の実施の形態に於けるアドレス決定部14Cで決定するアドレスは1回につき1つに限らず、本実施の形態に於けるアドレスマッチング部14Eのように、同一フレームで検出されている複数のブロックのアドレスを同時に決定するようにすると、より効率的である。
【0034】
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態を図4の(B)及び(C)を参照して説明する。
【0035】
本実施の形態では、コードは、図4の(B)に示すようなフォーマットで配列される(ここで、m,nはコードによって自由に設定できるものとする)。また、本実施の形態に於いては、複数アドレス仮設定部14Eでは、注目ブロックとその左右のブロックのアドレスを読み取るものとする。
【0036】
そして、本実施の形態では、図4の(C)に於いて上方に示すようにアドレスエラーを生じていない場合は、検出されたブロックA,B,Cのアドレスは「j−m」,「j」,「j+m」と復元されるので、ブロックA,B、およびブロックB,Cの関係は同じで、いずれも差がmとなり、読み取られたコードは隣接するブロックアドレスの差がmのブロック配列フォーマットと同定される。このように、フォーマット情報記憶部14Bでは、隣接するブロックアドレスの差を2つ検出して、これらが等しくなるまではフォーマットを同定せずにこの処理を繰り返し、等しくなった時点でフォーマットを同定してこれを記憶するとともに、それ以降この処理を行わないようにすることによりフォーマット情報をロックする。
【0037】
これに対して、図4の(C)に於いて下方に示すようにブロックFでアドレスエラーを生じた場合には、ブロックE,F,Gのアドレスは「i−m」,「k」,「i+m」と読み取られるので、注目ブロックFのアドレスを逆算すると、「i」,「k」,「i」となり、多数決によりブロックFのアドレスは「i」と決定される。また、ブロックE,F,Gのアドレスを同時に決定する場合には、それぞれのアドレスは「i−m」,「i」,「i+m」と決定される。
【0038】
このように、本実施の形態によれば、前述した第1の実施の形態の効果に加えて、読み取ったコードからブロック配列フォーマットを同定することができ、ブロックをアドレス順に整列配置すれば縦横のブロック数を自由に設定することができるという効果がある。
【0039】
本実施の形態では、左右の隣接するブロックのアドレスの差が共に等しくなったときにその差をフォーマット情報記憶部14Bに記憶しているので、両方のアドレスがたまたま差が等しくなるように誤った場合には、この誤った差をフォーマット情報記憶部14Bに記憶してしまう。しかし、この発生確率は非常に小さいので本実施の形態では特に考慮しない。
【0040】
これに対して、コードからフォーマット情報を得る別のタイプの例を図5に示す。
ここでは、図5の(A)に示すように左右に隣接するブロックの当該ブロックに対する相対アドレスをブロック内に記録しておく。いま、ブロックA、B、Cが同図の(B)のように撮像されると、ブロックAより、ブロックAのアドレスは「i−m」、その右側隣接ブロックBのアドレスは「i−m+m」=「i」、ブロックBより、ブロックBのアドレスは「i」、その左側隣接ブロックAのアドレスは「i−m」、その右側隣接ブロックCのアドレスは「i+m」、ブロックC(ここでは「i+m」→「j+m」に誤っているものと仮定する)より、ブロックCのアドレスは「j+m」、その左側隣接ブロックBのアドレスは「j+m−m」=「j」となる。この様子を同図の(C)に示す。これより、フォーマット情報記憶部14Bでは多数決により隣接相対アドレスとして「m」を記憶し、ブロックAのアドレスは「i−m」、ブロックBのアドレスは「i」、これらより、ブロックCのアドレスは「i+m」と決定される。
【0041】
また、同図の(D)のように相対アドレスではなく、絶対アドレスを記録してもよいのは当然である。この場合、アドレスは同図の(E)のように決定される。
【0042】
さらに、同図の(F)のように上下左右の隣接ブロックのアドレスを記録することもできる。ここでは、同図の(G)のようにブロックがランダムに配置されたコードについて、同図の(H)に示すようにブロックが撮像され、ブロックBのアドレスが「17」から「21」に誤っていた場合にアドレス決定を行う例について説明する。
【0043】
同図の(F)のように上下左右の隣接ブロックのアドレスを記録することにすると、ブロックBのアドレスは、当該ブロックの他にブロックA、C,Eにも記録されていることになる。そこで、これら4つのブロックが示すアドレスから多数決によりブロックBのアドレスを決定する。ここでは、ブロックA、C,Eが示すブロックBのアドレスは全て「17」であるため、ブロックBのアドレスは「17」に決定される。他のブロックについても同様の処理を行い、アドレスを決定する。ただし、隣接するブロックが存在しない場合にはそのアドレスは「0」として記録することにする。
【0044】
上述してきたように本第4の実施の形態においては、コードからフォーマット情報を得ることができるため、ブロックを自由に配置したコードにおいても対応関係テーブルを記憶することなくアドレスエラーを回復することが可能となる。
【0045】
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態を図6の(A)乃至図7を参照して説明する。
【0046】
本実施の形態では、コードは図6の(A)に示すように、ブロックが走査方向に連続したアドレスを持つようなフォーマットで配列され、nはコードによって自由に設定できるものとする。また、複数アドレス仮設定部14Aでは、走査方向と直交する方向の横に並んだ2つのブロックアドレスを少なくとも読み取るものとする。またここでは、図6の(B)に示すような撮像範囲で手動走査等により連続して移動しながらコードを撮像するものとする。
【0047】
まず、図6の(C)の上方に示すようにアドレスエラーを生じていない場合、検出されたブロックA,Bのアドレスは「2j−1」,「2j」、もしくは「2j」,「2j−1」と読み取られるので、ブロックA,Bは差が「1」で、偶数アドレスブロックの隣にあるブロックのアドレスは常にそれより「1」小さくなり、フォーマット情報記憶部14Bではこの関係を予め記憶しておく。
【0048】
そして、図6の(C)の真ん中に示すように、アドレスエラーを生じない限り、この関係は常に保たれている。
ところが、図6の(C)の下方に示すようにアドレスエラーを生じた場合には、検出されたブロックE,Fのアドレスは「2i+1」,「k」と読み取られ、前記記憶されたアドレス対応関係がくずれ、エラーが生じたことが検出される。そこで、ブロックE,Fのアドレスを直前に決定されたブロックDのアドレス「2i」と比較すると、
|2i+1−2i|<|k−2i|
となり、直前のアドレスにより近いアドレス「2i+1」が正しいアドレスとして選択され、ブロックE,Fのアドレスは「2i+1」,「2i+2」と決定される。この様子を図7に示す。
【0049】
また同様にして、検出されたブロックG,Hのアドレスは「k’」,「2i+4」と読み取られ、前記記憶されたアドレス対応関係がくずれ、エラーが生じたことが検出される。そこで、ブロックG,Hのアドレスを直前に決定されたブロックFのアドレス「2i+2」と比較すると、
|k’−(2i+2)|>|(2i+4)−(2i+2)|
となり、直前のアドレスにより近いアドレス「2i+4」が正しいアドレスとして選択され、ブロックG,Hのアドレスは「2i+3」,「2i+4」と決定される。
【0050】
このように、本実施の形態によれば、前述の第1の実施の形態の効果に加えて、複数アドレス仮設定部14Aでの復元アドレスが最低2つだけでもアドレスの連続性を利用してアドレスエラーを回復することが可能となるという効果がある。
【0051】
なお、本実施の形態例では、「k」が「2i」、もしくは「k’」が「2i+2」と読み誤っていた場合には正しいアドレスを決定することができないが、そのようなケースを回避するために、複数アドレス仮設定部14Aで復元するアドレスを2つから3つ以上へと増やすこともできる。
【0052】
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態を図8乃至図10を参照して説明する。
図8に示すように、本実施の形態の情報再生システムは、前述の第1の実施の形態と同様に、コード読取部10、ブロック検出部12、アドレスデータ取得部14、復元制御部16、ブロックデータ復元部18、情報データ再生部20からなり、上記アドレスデータ取得部14は、複数アドレス仮設定部14A、フォーマット情報記憶部14B、アドレス決定部14Cから構成されている。そして、本実施の形態に於いては、さらに、上記復元制御部16が、確信度判定部16Aと、再復元制御部16Bとから構成されている。
【0053】
ここで、復元制御部16以外の構成及び動作は前述の第1の実施の形態と同様であるので、その説明は省略し、復元制御部16についてのみ説明する。
復元制御部16の確信度判定部16Aは、注目ブロックアドレスの複数アドレス仮設定部14Aにおける出力とアドレス決定部14Cにおける出力とが等しかった場合に確信度を「1」、異なっていた場合に確信度を「0」と判定するものである。また、再復元制御部16Bは、この確信度判定部16Aにて判定された確信度をアドレスと関係づけて再復元禁止フラグとして記憶しておき、ブロックデータの復元時に注目ブロックアドレスの再復元禁止フラグが「1」になっている場合には当該ブロックデータの再復元は行わず、「0」になっている場合には再復元を行うように制御する。
【0054】
この動作について、図9の(A)及び(B)に示すように、撮像範囲中にレンズの汚れがあり、その近辺のデータがエラーを起こす場合を例にとって説明する。なお、この例では、手動走査等によりコードは連続して移動しながら撮像するものとし、図10のように第mフレームではブロックA,B,C,Dが、第m+1フレームではブロックC,D,E,Fが読み取られるものとする。
【0055】
まず、図9の(A)に示すような第mフレームでは、ブロックA〜Dは現時点で再復元禁止フラグは立っていないので、すべてのブロックについてブロックデータの復元を行う。ここで、ブロックA〜Cは複数アドレス仮設定部14Aで仮設定されたアドレスとアドレス決定部14Cで決定されたアドレスが等しいので確信度は「1」になり、再復元禁止フラグが立つ(デフォルトは「0」なので、「0」から「1」になる)。しかし、ブロックDにはレンズの汚れによってアドレスエラーが生じ、仮設定されたアドレスと決定されたアドレスとが異なっているので確信度は「0」になり、再復元禁止フラグは立たない。
【0056】
次に、図9の(B)に示すような第m+1フレームに於いては、ブロックCでは前フレームで既にアドレス「i+2」の再復元禁止フラグが立っているため復元は行わない。ブロックD〜Fについては再復元禁止フラグは立っていないので、ブロックデータの復元を行う。ここで、ブロックDについてはすでに前フレームで一度ブロックデータの復元を行っているので、当該フレームでは再復元を実行したことになり、ブロックDのデータは、レンズ汚れ部分にかかっている第mフレームでのデータから鮮明に撮像されている第m+1フレームでのデータに置き換えられたことになる。また、ブロックD,Eは確信度「1」になるので再復元禁止フラグが立ち、ブロックFはアドレスエラーを生じているので、再復元禁止フラグは立たない。
【0057】
このように、本実施の形態では、前述の第1の実施の形態の効果に加えて、より信頼性の高いブロックデータを選択的に復元することにより、コードの再生不良を低減することができるという効果がある。
【0058】
[第7の実施の形態]
次に、本発明の第7の実施の形態を図11の(A)を参照して説明する。なお、本実施の形態に於けるコードは、ブロックが走査方向に連続したアドレスを持つようなフォーマットで配列され、また、情報再生システムの構成は、アドレス決定部14Cが、決定したアドレスを記憶するためのアドレス記憶部を更に含むことを除いては、上記第6の実施の形態と同一であるので、特に図示はしない。
【0059】
即ち、本実施の形態に於いては、アドレス決定部14Cで、横に並んだ2個のブロックのアドレスを同時に決定するものとし、そのうち大きい方のアドレスを毎回、図示しないアドレス記憶部に記憶するものとする。
【0060】
例えば、図11の(A)に示すように、第mフレームでは、まず、ブロックA,Bを読み取ってアドレス「i+1」を記憶し、次に、ブロックC,Dを読み取ってアドレス「i+3」を記憶する。そして、ブロックC,Dを読み取るときに確信度判定部16Aで、上記不図示アドレス記憶部に記憶されたアドレス「i+1」と複数アドレス仮設定部14Aで仮設定された2個のブロックアドレス「i+2」,「j」との差より確信度を判定し、「2」以下の場合(ブロックC)には確信度「1」、それより大きい場合(ブロックD)には確信度「0」と判定し、再復元禁止フラグに設定する。再復元制御部16Bでは、ブロックデータを復元する際に、当該ブロックデータが既に復元されていても、再復元禁止フラグが「0」であれば再復元を行い、「1」であれば再復元を行わないようにブロックデータ復元部18を制御する。
【0061】
このように、本実施の形態では、前述の第1の実施の形態の効果に加えて、確信度を直前に決定されたアドレスと復元されたアドレスとの差異に応じて決定することにより、複数アドレス仮設定部14Aにおいてアドレスを仮設定する際に確信度を同時に決定でき、処理を高速化することが可能となる。
【0062】
[第8の実施の形態]
次に、本発明の第8の実施の形態を図12を参照して説明する。
本実施の形態に於いては、各ブロックのアドレスデータは、アドレス情報にエラー訂正符号を付加したものである。
【0063】
また、本実施の形態に於ける複数アドレス仮設定部14Aは、図12に示すように、アドレスデータビット列抽出部14A4とアドレスエラー訂正部14A5、およびエラー訂正数カウント部14A6とを有し、エラー訂正数カウント部14A6からはエラー訂正ビット数が確信度判定部16Aへ出力される。
【0064】
なおここで、エラー訂正符号としては、BCH符号やCRC符号など公知の符号化方式を利用することができる。
このような構成に於いて、データビット列抽出部14A4は、ブロック検出部12によって検出されたブロックからアドレスデータを読み取り、アドレスエラー訂正部14A5は、この読み取ったアドレスデータに対してエラー訂正処理を行う。このとき、エラー訂正数カウント部14A6にて、アドレスエラー訂正部14A5で訂正したビット数をカウントしており、確信度判定部16Aでは、これをアドレスエラー訂正部14A5での訂正可能ビット数から減算したものを注目ブロックの確信度と判定する。そして、再復元制御部16Bでは、この確信度をアドレスと関係付けて記憶しておき、ブロックデータの復元時に、注目ブロックの確信度が、記憶されている確信度より小さい場合には注目ブロックデータの再復元は行わず、大きい場合には再復元を行うように制御する。
【0065】
この動作について、図11の(B)を用いて説明する。なおここで、同図に示すように、第mフレームではブロックA,B,C,Dが、第m+1フレームではブロックC,D,E,Fが読み取られるものとする。
【0066】
まず、第mフレームでは、ブロックA〜Dは現時点で確信度は「0」となっているので、すべてのブロックについてブロックデータの復元を行う。ここで、アドレスエラー訂正部14A5での訂正可能ビット数を「8」とすると、ブロックAはアドレスエラー訂正ビット数が「1」なので、確信度は「7」になる。同様にして、B,C,Dはそれぞれ確信度「3」,「6」,「4」となる。
【0067】
次に、第m+1フレームでは、ブロックCは確信度「4」と判定されているが、前フレームでブロックCの確信度は「6」に設定されているため、当該フレームにおける確信度の方が低く、再復元は行わない。一方、ブロックDについては、確信度「6」と判定され、前フレームでは確信度「4」に設定されているため、当該フレームにおける確信度の方が高く、再復元を実行して確信度を「6」に再設定する。また、ブロックE,Fは現時点で確信度は「0」となっているので、ブロックデータの復元を行い、確信度をそれぞれ「0」、「5」に設定する。
【0068】
このように、本実施の形態に於いては、前述の第1の実施の形態の効果に加えて、確信度を数値化してより信頼性の高いブロックデータを復元するように復元制御を行うことによって、コードの再生不良を低減することができるという効果がある。
【0069】
[第9の実施の形態]
次に、本発明の第9の実施の形態を図13を参照して説明する。
本実施の形態においては、各ブロックのアドレスデータは、アドレス情報にエラー訂正符号を付加したものである。
【0070】
そして、複数アドレス仮設定部14Aは、アドレスデータビット列抽出部14A4とアドレスエラー訂正部14A5とから構成するものとし、復元制御部16は、確信度判定部16Aに代えて、ビット列比較部16Cを設けている。また、アドレス決定部14Cとビット列比較部16Cとの間に、アドレスデータビット列生成部34を設けている。
【0071】
而して、複数アドレス仮設定部14Aに於いては、アドレスデータビット列抽出部14A4によってアドレスデータビット列を抽出し、アドレスエラー訂正部14A5により、この抽出されたアドレスデータビット列に対してエラー訂正処理を施す。一方、アドレスデータビット列生成部34では、アドレス決定部14Cで決定されたアドレスを、符号化して記録されていた元のアドレスデータビット列に変換して、ビット列比較部16Cに供給する。ビット列比較部16Cは、この供給されたアドレスデータビット列を、上記アドレスデータビット列抽出部14A4で抽出された注目ブロックのアドレスデータと、ビット毎に比較することによって、エラーを起こしたビット数をカウントし、これをアドレスデータの総ビット数から引いたものを確信度とする。そして、再復元制御部16Bでは、上記確信度に基づいて、前述の第8の実施の形態と同様にして、ブロックデータの再復元を制御する。
【0072】
こうすることにより、本実施の形態では、前述の第1の実施の形態の効果のほかに、アドレスエラー訂正部14A5においてアドレスエラーを誤訂正した場合にもエラービット数を正確に判定することができ、より信頼性の高いブロックデータを復元することによってコードの再生不良を低減することができるという効果を奏する。
【0073】
[第10の実施の形態]
次に、本発明の第10の実施の形態を図14の(A)及び(B)を参照して説明する。
【0074】
本実施の形態に於いて、各ブロックのヘッダ24は、図14の(A)に示すように、アドレスデータ24Aに再生制御情報を示す補助データ24Bを付加したものである。ここで、再生制御情報は、当該コード内でどのブロックを読み取ってもブロックデータ22の復元が可能なようにブロック間で共通の情報であり、従って補助データ24Bは、コード内の各ブロックで固定のデータである。
【0075】
本実施の形態の情報再生システムは、図14の(B)に示すように、上記第9の実施の形態に於けるアドレスデータビット列生成部34の代わりに、補助データビット列抽出部36と補助データビット列決定部38とを設けている。
【0076】
即ち、補助データビット列抽出部36は、上記ブロック検出部12で検出されたブロックから上記補助データ24のビット列を抽出し、補助データビット列決定部38では、この抽出された複数の補助データビット列より多数決により補助データビット列を決定して、これを記憶しておく。そして、復元制御部16のビット列比較部16Cでは、この補助データビット列決定部38に記憶された補助データビット列と、上記補助データビット列抽出部36で抽出された注目ブロックの補助データビット列とを、ビット毎に比較して不一致ビットを検出し、検出された不一致ビット数に応じて確信度を判定する。
【0077】
このように、本実施の形態では、ブロック間で共通の補助データの比較照合を行うことによって、前述の第1の実施の形態の効果に加えて、アドレスとは独立に確信度を判定することが可能となるという効果が得られる。
【0078】
[第11の実施の形態]
以上、第1乃至第10の実施の形態を説明してきたが、これらは互いに組み合わせて構成することももちろん可能である。
【0079】
これらを組み合わせた例を、第11の形態として、図6の(A)のようなブロック配列フォーマットで記述されたコードを読み取る場合について、図15の(A)乃至図17を参照して説明する。
【0080】
まず、アドレスデータ取得からブロックデータ復元に至るまでの動作を図15の(A)のフローチャートを用いて説明する。
ここではまず、ブロック検出部12で検出された第1ブロック、および第2ブロックのアドレスを複数アドレス仮設定部14Aで復元して、それぞれladd、raddに仮設定する(ステップS10,S12)。なお、ここでは、第1ブロックが注目ブロックであるものとする。次に、仮設定されたladd、raddを利用してアドレス決定部14Cによりアドレス決定を行い(ステップS14)、決定されたアドレスladdが「0」(ステップS16)、もしくは、注目ブロックladdの再復元禁止フラグが既に立っている場合には(ステップS18)、ブロックデータを復元せずに処理を終了する。
【0081】
これ以外の時は、ブロックデータを復元し(ステップS20)、laddの再復元禁止フラグに確信度フラグの値を設定する(ステップS22)。
この部分の構成は、第1の実施の形態が該当する。
【0082】
次に、複数アドレス仮設定部14Aの動作を、図15の(B)のフローチャートを用いて説明する。
ここではまず、ブロックからアドレスデータを抽出し(ステップS30)、アドレスエラー訂正処理によりアドレスを復元する(ステップS32)。ここで、エラー訂正不可(ステップS34)、もしくは訂正後のアドレスが当該情報再生システムが扱うアドレスの範囲外であった場合(ステップS36)には、アドレスとして「0」を出力する。
【0083】
この部分の構成は、第2の実施の形態が該当する。
また、エラー訂正が可能であり(ステップS34)、訂正後のアドレスが適正であった場合には(ステップS36)、さらに、補助データ24Bを抽出し(ステップS38)、その整合性をビット列比較部16Cによりチェックする(ステップS40)。ここでエラーが検出された場合には、補助データ不整合と判断してアドレスとして「0」を出力する。整合と判断された場合には、上記訂正後のアドレスを出力する。
【0084】
この補助データ24Bの比較動作を、図16のフローチャートを用いて説明する。
ここではまず、補助データ24Bの抽出数を調べ、「3」未満のときは(ステップS50)、その抽出された補助データ24Bを照合用のパターンを作成するための配列に記憶し(ステップS52)、補助データ抽出数をカウントアップする(ステップS54)。そして、補助データ抽出数が「3」になると(ステップS56)、上記配列に記憶された3つの補助データ24Bの多数決により照合用の参照データを作成し、記憶する(ステップS58)。また、補助データ抽出数が「3」未満の時は、整合性の判定ができないので、仮に補助データ整合と判定し、結果を出力する。
【0085】
一方、補助データの抽出数が3以上の時は、既に参照データが設定されているので、抽出された補助データ24Bを参照データと比較してエラーをチェックする(ステップS60)。そして、エラーを起こしていた場合には、補助データ不整合、それ以外は整合と判定し、結果を出力する。
【0086】
この部分の構成は第10の実施の形態が該当する。
次に、アドレス決定部14Cの動作を図17のフローチャートを用いて説明する。
【0087】
ここではまず、第1、第2ブロックアドレス(ladd、radd)が「0」でないことを確認し(ステップS70,S72,S74)、片方しか正しく復元されていない場合には、復元された側からアドレスを決定する。
【0088】
両アドレスが復元されている場合には、復元された両アドレス対応関係とフォーマット情報との整合性をチェックし(ステップS76)、整合していれば確信度は「1」に(ステップS78)、アドレス記憶部にはladdを設定して(ステップS80)、laddを決定アドレスとして出力する。
【0089】
ただし、この時点でフォーマット情報が未設定であった場合には(ステップS82)、laddとraddの対応関係を調べてフォーマット情報記憶部14Bに記憶し、確信度は「0」に(ステップS84)、アドレス記憶部にはladdを設定して(ステップS80)、laddを決定アドレスとして出力する。
【0090】
また、アドレス対応関係が設定されたフォーマット情報と不整合であった場合(ステップS76)、laddとraddでよりアドレス記憶部に記憶されたアドレスに近い方を調べて(ステップS86)、近い側のアドレスを基準にしてアドレス決定を行う。
【0091】
この部分の構成は第4、および第5の実施の形態が該当する。
アドレス決定の基準がraddの場合には、フォーマット情報が必要となるので、これが未設定の場合には(ステップS88)、アドレス決定ができないので決定アドレスとして「0」を出力する。
【0092】
フォーマット情報が設定されていれば、それに基づいてladdを決定し(ステップS90)、確信度を「0」に設定する(ステップS92)。また、アドレス記憶部に記憶されたアドレスに近い方がladdの場合も(ステップS86)、確信度を「0」に設定する(ステップS92)。つまり、アドレス対応関係が設定されたフォーマット情報と整合が取れた場合(ステップS76)を除き、確信度は「0」に設定し、決定アドレスとしてladdを出力する。
【0093】
この部分の構成は、決定アドレスと仮設定アドレスとの整合性による確信度判定ということで、第6の実施の形態の変形例に相当する。
こうすることにより決定されたアドレスが誤っていたとしても、当該ブロックデータの再復元が可能となる。
【0094】
また、このときのladdはアドレス記憶部に記憶されたアドレスとの差が「8」未満の時のみ(ステップS94)、記憶アドレスとして設定するが(ステップS96)、これは、決定されたアドレスが誤っていた場合に、その影響が以降に復元するアドレスの決定に波及するのを防ぐためである。
【0095】
このように、各実施の形態を組み合わせて作用させることにより、本発明を有効に機能させて、アドレスエラーによるコード再生不良を大きく低減することが可能となる。
【0096】
以上実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能である。例えば、上記実施の形態では、音声情報に関してのみ説明したが、映像情報やディジタルコードデータ等、他のマルチメディア情報についても同様に適用できることはもちろんである。
【0097】
ここで、本発明の要旨をまとめると以下のようになる。
(1) 情報データを所定の情報量毎に分割したブロックデータの内容に応じてイメージ化されたデータパターンと、該ブロック毎に割り付けられたアドレスを示すブロックヘッダの内容に応じてイメージ化されたヘッダパターンとから少なくとも構成されたブロックが所定のブロック配列フォーマットに従って複数個配列されたコードを、当該一撮像画面内に複数個の上記ブロックが含まれるように撮像して光学的に読み取る読取手段と、
上記読取手段で読み取られた一撮像画面内のコードから上記各ブロックを検出するブロック検出手段と、
上記ブロック検出手段で検出されたブロックのアドレスデータを取得するアドレスデータ取得手段と、
上記ブロック検出手段で検出されたブロックのデータパターンからブロックデータを復元するブロックデータ復元手段と、
上記ブロックデータ復元手段で復元されたブロックデータを、上記アドレスデータ取得手段で取得されたアドレスデータに従って結合し元の情報データを再生する情報データ再生手段と、
を具備し、
上記アドレスデータ取得手段は、
上記ブロック検出手段で一撮像画面内に検出された少なくとも2個以上のブロックから、それぞれのアドレスデータを復元して仮設定する複数アドレス仮設定手段と、
当該読み取り対象のコードにおける各ブロックのアドレス割付に係るフォーマット情報を記憶するフォーマット情報記憶手段と、
上記複数アドレス仮設定手段で仮設定された少なくとも2個以上のアドレスデータと、上記フォーマット情報記憶手段で記憶されたフォーマット情報とに基づいて、各ブロックのアドレスを決定するアドレス決定手段と、
を含むことを特徴とする情報再生システム。
【0098】
この(1)に関する実施の形態は、第1の実施の形態が対応し、その構成は図1の(A)のようになる。
即ち、アドレスデータ取得手段に対応するアドレスデータ取得部14は、複数アドレス仮設定手段に対応する複数アドレス仮設定部14Aと、フォーマット情報記憶手段に対応するフォーマット情報記憶部14Bと、アドレス決定手段に対応するアドレス決定部14Cとからなる。そして、当該読み取り対象のコードにおける各ブロックのアドレス割付に係るフォーマット情報をフォーマット情報記憶部14Bに記憶しておき、複数アドレス仮設定部14Aにて、ブロック検出手段に対応するブロック検出部12で一撮像画面内に検出された少なくとも2個以上のブロックからそれぞれのアドレスデータを復元して仮設定し、アドレス決定部14Cにより、この仮設定された少なくとも2個以上のアドレスデータと上記フォーマット情報記憶部14Bで記憶されたフォーマット情報とに基づいて各ブロックのアドレスを決定する。
【0099】
なお、図1中、復元制御部16では、アドレスデータ取得部14で取得されたアドレスに応じて注目ブロックデータの復元を行うか否かを制御し、例えば、1度復元したブロックのアドレスを記憶しておき、アドレスデータ取得部14から既に復元されたブロックのアドレスが入力された場合には、当該ブロックのデータは復元しないようにブロックデータ復元手段に対応するブロックデータ復元部18を制御する。ただし、復元制御部16は本発明必須の手段ではない。
【0100】
ここで、ブロックは図1の(B)のようにブロックヘッダ24とブロックデータ22とを有し、例えば図1の(C)に示すような構造で記録される。ただし、ブロック形状は三角形、六角形などの他の形状でもよく、これらの図1の(B)及び(C)は形状や位置関係を限定するものではない。また、ブロックは、例えば図1の(D)に示すような配列フォーマットに従って記録されるが、配列フォーマットとしては、図3の(C)や図4の(B)、図6の(A)など、種々のものが考えられる。
【0101】
このように、アドレスデータ取得手段を、上記のような構成とすることにより、注目ブロックと所定の位置関係にある複数ブロックのアドレス情報からフォーマット情報に基づいて注目ブロックのアドレスを決定することができ、これにより、単独ではアドレスエラーとなる場合にもエラー訂正が可能となり、ブロックデータが別のアドレスのデータと誤って読み取られることによるコード再生不良を低減することが可能となる。
【0102】
また、一撮像画面内のブロックのアドレス情報を利用するため、手動走査においてもその効果を発揮することができる。
(2) 上記複数アドレス仮設定手段は、
仮設定した各アドレスデータが、当該情報再生システムに適用すべきコードのアドレスとして適正なものであるか否かを判定するアドレス適正判定手段と、
上記アドレス適正判定手段で不適正と判定されたアドレスデータを上記アドレス決定手段に出力することを禁止するアドレス出力制御手段と、
を含むことを特徴とする(1)に記載の情報再生システム。
【0103】
この(2)に関する実施の形態は、第2の実施の形態が対応し、その構成は図3の(A)のようになる。
即ち、アドレス適正判定手段に対応するアドレス適正判定部14A2は、読み取られた各ブロックのアドレスが当該情報再生システムにおいて適正なものであるか否かを判定し、不適正と判定した場合には、アドレス出力制御手段に対応するアドレス出力制御部14A3により、当該アドレスをアドレス決定手段に対応するアドレス決定部14Cへ出力するのを禁止する。ここで、アドレスが当該情報再生システムにおいて不適正なものとは、例えば、アドレスが当該情報再生システムの扱う範囲を逸脱しているものや、アドレスエラーが訂正可能範囲を超えているもの等をさす。
【0104】
このように、複数アドレス仮設定手段を上記のような構成とすることにより、不適切なアドレスがアドレス決定の判断材料とされることを防止でき、最終的に決定されるアドレスの信頼性を向上することが可能となる。
【0105】
(3) 上記フォーマット情報記憶手段は、フォーマット情報として、当該読み取り対象コードにおける各ブロックの物理的位置と各ブロックに割り付けられたアドレスとの対応関係をテーブル化したテーブル情報を記憶するものであることを特徴とする(1)に記載の情報再生システム。
【0106】
この(3)に関する実施の形態は、第3の実施の形態が対応し、その構成は図3の(B)のようになる。
即ち、フォーマット情報記憶手段は対応関係テーブル情報記憶部14Dに対応し、アドレス決定手段はアドレスマッチング部14Eに対応する。
【0107】
なお、上記対応関係テーブルには、図3の(D)のようにコード中のすべてのブロックについてその位置とアドレスを記述したものや、図2の(B)のようにブロックの相対位置とアドレスの相対関係のみを記述したものなどがある。
【0108】
対応関係テーブル情報記憶部14Dでは、コードのブロック配列フォーマットに対応するアドレス対応関係テーブルを記憶し、アドレスマッチング部14Eでは、上記対応関係テーブルと上記複数アドレス仮設定部14Aで仮設定された複数のアドレスとのマッチングをとってアドレスを決定する。
【0109】
このように、フォーマット情報記憶手段を上記のような構成とすることにより、予め、ブロック配列フォーマットに応じたテーブル情報を記憶しておき、ブロックがアドレス順に整列していないコードに対しても、本発明を適用することが可能となる。
【0110】
(4) 上記フォーマット情報記憶手段は、上記複数アドレス仮設定手段で仮設定された複数個のアドレスデータから、当該読み取られたコードのブロック配列フォーマットを同定する手段を含むことを特徴とする(1)に記載の情報再生システム。
【0111】
この(4)に関する実施の形態は第4の実施の形態が対応し、構成は図1の(A)と同一である。
即ち、ここでフォーマット情報記憶部14Bは、複数アドレス仮設定部14Aにより仮設定されたアドレスとその位置関係から、対応するブロック配列フォーマットを同定してそのアドレス対応関係を記憶し、アドレス決定部14Cでは、複数アドレス仮設定部14Aにより仮設定されたアドレスと前記記憶されたアドレス対応関係とを利用してアドレスを決定する。
【0112】
このように、フォーマット情報記憶手段を上記のような構成とすることにより、ブロック配列フォーマットを読み取ったコードから同定することができ、これにより、予め固定のアドレス対応関係テーブルを用意する必要がなく、ブロック配置の自由度を大きくすることが可能となる。
【0113】
(5) 上記フォーマット情報記憶手段で記憶されたフォーマット情報が、コード中の各ブロックに対してそのアドレスが連続的に増加乃至は減少するように割り付けられたことを示す情報を含むものであるとき、
上記アドレス決定手段は、
決定したアドレスを記憶するアドレス記憶手段と、
アドレスの決定に際して、上記複数アドレス仮設定手段で仮設定された複数個のアドレスデータのうち、上記アドレス記憶手段に記憶されているアドレスに最も近い値を有するアドレスデータを基準として、残余のブロックのアドレスを決定する手段とを含むことを特徴とする(1)に記載の情報再生システム。
【0114】
この(5)に関する実施の形態は、第5の実施の形態が対応する。構成は図1の(A)と同一で、アドレス決定手段としてのアドレス決定部14Cは、決定したアドレスを記憶するアドレス記憶手段に対応する図示しないアドレス記憶部を含む。
【0115】
即ち、アドレス決定部14Cでは毎回決定したアドレスをアドレス記憶部に記憶しておき、複数アドレス仮設定部14Aによって仮設定された複数のアドレスのうち、上記アドレス記憶部に記憶されたアドレスに最も近いアドレスを最も確からしいアドレスと判定し、該アドレスと注目ブロックアドレスとの対応関係を利用して注目ブロックのアドレスを決定する。ここで、上記アドレス記憶部には、毎回決定したアドレスが記憶されるため、常に今回決定しようとしているアドレスの直前に決定されたアドレスが格納されている。
【0116】
このように、アドレス決定手段を上記のような構成とすることにより、読み取られるブロックアドレスの連続性を利用したアドレス決定が可能となり、複数アドレス仮設定手段では最低2つのアドレスを読み取るだけで単独では回復できないアドレスエラーが回復できる。
【0117】
(6) 上記複数アドレス仮設定手段で仮設定された各アドレスデータと、該各アドレスデータに基づいて上記アドレス決定手段で決定された各アドレスデータとの比較結果から、各アドレスに該当するブロックデータの確信度を判定する確信度判定手段と、
上記確信度判定手段での判定結果に基づいて、上記ブロックデータ復元手段に対して次以降の撮像画面における同一アドレスのブロックデータの復元を禁止、または許可する再復元制御手段と、
を更に具備することを特徴とする(1)に記載の情報再生システム。
【0118】
この(6)に関する実施の形態は、第6の実施の形態が対応し、その構成は図8のようになる。
即ち、確信度判定手段に対応する確信度判定部16Aでは、複数アドレス仮設定部14Aとアドレス決定部14Cの結果を利用して、注目ブロックデータの確信度を判定する。例えば、アドレス決定部14Cで決定されたアドレスと複数アドレス仮設定部14Aで仮設定された注目ブロックのアドレスとが一致している場合には確信度高、一致していない場合には確信度低と判定する。そして、再復元制御手段に対応する再復元制御部16Bでは、ブロックデータを復元する際に、当該ブロックデータが既に復元されていても、その確信度が低であれば再復元を行い、高であれば再復元を行わないように、ブロックデータ復元部18を制御する。
【0119】
ここで、確信度は本実施の形態に限らず、エラー訂正数や参照パターンとの比較によって得られるエラー検出数などを利用して決定することもできる。
このように、確信度に応じてブロックデータの復元制御を行う構成にすることにより、確信度の低いブロックデータは、次以降の撮像画面で同じアドレスのブロックが検出された場合には、ブロックデータを再復元することができ、これにより、より信頼性の高いブロックデータを情報データ再生手段に出力して、コード再生不良を低減することが可能となる。
【0120】
(7) 上記フォーマット情報記憶手段で記憶されたフォーマット情報が、コード中の各ブロックに対してそのアドレスが連続的に増加乃至は減少するように割り付けられたことを示す情報を含むものであるとき、
上記アドレス決定手段は、決定したアドレスを記憶するアドレス記憶手段を含み、
上記複数アドレス仮設定手段で仮設定された各アドレスデータと、上記アドレス記憶手段に記憶されている直前に決定されたアドレスとを比較し、アドレスの連続性に基づいて、各アドレスに該当するブロックデータの確信度を判定する確信度判定手段と、
上記確信度判定手段での判定結果に基づいて、上記ブロックデータ復元手段に対して次以降の撮像画面における同一アドレスのブロックデータの復元を禁止、または許可する再復元制御手段と、
を更に具備することを特徴とする(1)に記載の情報再生システム。
【0121】
この(7)に関する実施の形態は、第7の実施の形態が対応し、その構成は図8に示すようになる。ここで、アドレス決定手段に対応するアドレス決定部14Cは、決定したアドレスを記憶するアドレス記憶手段に対応する不図示のアドレス記憶部を含む。
【0122】
即ち、アドレス決定部14Cでは、毎回決定したアドレスをアドレス記憶部に記憶しておき、確信度判定手段に対応する確信度判定部16Aでは、複数アドレス仮設定部14Aの結果と上記アドレス記憶部に記憶されたアドレスとを利用して、当該ブロックデータの確信度を判定する。例えば、アドレス記憶部に記憶されたアドレスと複数アドレス仮設定部14Aで仮設定された注目ブロックのアドレスとの差が「2」以下の場合には確信度高、それより大きい場合には確信度低と判定する。そして、再復元制御手段に対応する再復元制御部16Bでは、ブロックデータを復元する際に、当該ブロックデータが既に復元されていても、その確信度が低であれば再復元を行い、高であれば再復元を行わないようにブロックデータ復元部18を制御する。
【0123】
ここで、上記アドレス記憶部には、毎回決定したアドレスが記憶されるため、常に今回決定しようとしているアドレスの直前に決定されたアドレスが格納されている。
【0124】
このように、確信度を直前に決定されたアドレスと復元されたアドレスとの差異に応じて決定することにより、複数アドレス仮設定手段においてアドレスを仮設定する際に確信度を同時に決定でき、処理を高速化することが可能となる。
【0125】
(8) 上記ブロックヘッダは、アドレスのエラー訂正処理を行うためのエラー訂正符号を含むものであって、
上記複数アドレス仮設定手段は、
上記ブロック検出手段で検出された各ブロックからアドレスデータビット列を抽出するアドレスデータビット列抽出手段と、
上記アドレスデータビット列抽出手段で抽出された各アドレスデータビット列についてエラー訂正処理を行うアドレスエラー訂正手段と、
上記アドレスエラー訂正手段における各アドレス毎のエラー訂正数をカウントするエラー訂正数カウント手段と、
を含み、
上記エラー訂正数カウント手段でカウントされた各アドレス毎のエラー訂正数によって、該当するブロックデータの確信度を判定する確信度判定手段と、
上記確信度判定手段での判定結果に基づいて、上記ブロックデータ復元手段に対して次以降の撮像画面における同一アドレスのブロックデータの復元を禁止、または許可する再復元制御手段と、
を更に具備することを特徴とする(1)に記載の情報再生システム。
【0126】
この(8)に関する実施の形態は、第8の実施の形態が対応し、その構成は図12のようになる。
即ち、アドレスデータはアドレス情報にエラー訂正符号を付加したものであって、複数アドレス仮設定手段に対応する複数アドレス仮設定部14Aでは、アドレスデータビット列抽出手段に対応するアドレスデータビット列抽出部14A4で抽出されたアドレスデータビット列に対して、アドレスエラー訂正手段に対応するアドレスエラー訂正部14A5でエラー訂正処理を施してアドレス決定部14Cに出力する。このとき、エラー訂正数カウント手段に対応するエラー訂正数カウント部14A6では、アドレスエラー訂正部14A5で訂正したビット数をカウントして確信度判定手段に対応する確信度判定部16Aへ出力し、確信度判定部16Aでは、カウントされた注目ブロックアドレスのエラー訂正ビット数によって注目ブロックデータの確信度を判定する。
【0127】
このように、複数アドレス仮設定手段を上記のような構成とすることにより、アドレスエラー訂正数を確信度の判定に利用することができ、ブロックデータの確信度を数値化してきめ細かな再復元制御をすることが可能となる。
【0128】
(9) 上記ブロックヘッダは、アドレスのエラー訂正処理を行うためのエラー訂正符号を含むものであって、
上記複数アドレス仮設定手段は、
上記ブロック検出手段で検出された各ブロックからアドレスデータビット列を抽出するアドレスデータビット列抽出手段と、
上記アドレスデータビット列抽出手段で抽出された各アドレスデータビット列についてエラー訂正処理を行うアドレスエラー訂正手段と、
を含み、
上記アドレス決定手段で決定された各アドレスデータにエラー訂正符号を付加して元のアドレスデータビット列を生成するアドレスデータビット列生成手段と、
上記アドレスデータビット列生成手段で生成されたアドレスデータビット列と、上記アドレスデータ抽出手段で抽出された各アドレスデータビット列の比較によって、該当するブロックデータの確信度を判定する確信度判定手段と、
上記確信度判定手段での判定結果に基づいて、上記ブロックデータ復元手段に対して次以降の撮像画面における同一アドレスのブロックデータの復元を禁止、または許可する再復元制御手段と、
を更に具備することを特徴とする(1)に記載の情報再生システム。
【0129】
この(9)に関する実施の形態は、第9の実施の形態が対応し、その構成は図13のようになる。ここで、確信度判定手段はビット列比較部16Cが対応する。
【0130】
即ち、ブロックヘッダはアドレス情報にエラー訂正符号を付加したものであって、アドレスデータビット列生成手段に対応するアドレスデータビット列生成部34では、アドレス決定部14Cで決定された各アドレスデータにエラー訂正符号を付加して元のアドレスデータビット列を求め、この符号化されたアドレスデータビット列とアドレスデータビット列抽出手段に対応するアドレスデータビット列抽出部14A4で抽出された注目ブロックのアドレスデータビット列とをビット列比較部16Cによりビット毎に比較して不一致を検出し、その数に応じて確信度を判定する。
【0131】
このような構成とすることにより、アドレスデータビット列抽出手段における抽出結果と決定されたアドレスから求められたアドレスデータビット列とをビット毎に比較することができ、アドレスエラー訂正手段でアドレスが誤訂正された場合にもエラーを起こしたビット数を正確にカウントすることが可能となる。
【0132】
(10) 上記ブロックヘッダは、各ブロック間で共通の補助データを示す補助データビット列を含むものであって、
上記ブロック検出手段で検出された各ブロックから補助データビット列を抽出する補助データビット列抽出手段と、
上記補助データビット列抽出手段で抽出された複数個の補助データビット列に基づいて補助データビット列を決定する補助データビット列決定手段と、
上記補助データビット列決定手段で決定された補助データビット列と上記補助データビット列抽出手段で抽出された各補助データビット列との比較によって、該当するブロックデータの確信度を判定する確信度判定手段と、
上記確信度判定手段での判定結果に基づいて、上記ブロックデータ復元手段に対して次以降の撮像画面における同一アドレスのブロックデータの復元を禁止、または許可する再復元制御手段と、
を更に具備することを特徴とする(1)に記載の情報再生システム。
【0133】
この(10)に関する実施の形態は、第10の実施の形態が対応し、その構成は図14の(B)のようになる。ここで、確信度判定手段はビット列比較部16Cに対応する。
【0134】
即ち、ブロックヘッダはアドレスデータに当該コード内で共通の補助データを付加したものであって、補助データビット列抽出手段に対応する補助データビット列抽出部36ではブロックヘッダの補助データ部分の抽出を行う。補助データビット列決定手段に対応する補助データビット列決定部38では、抽出された複数の補助データから多数決により確からしい補助データを決定して、これを記憶しておき、ビット列比較部16Cでは、上記記憶された補助データと抽出された注目ブロックの補助データとビット毎に比較して不一致ビットを検出し、検出された不一致ビット数に応じて確信度を判定する。ここで、補助データは、コード内の全てのブロックについて共通の所定の固定パターンであって、例えばコード内データの記録様式、変調方式、データの並び順などの再生制御情報等が該当する。また、単一の再生制御情報のみしか取り扱わないシステムにおいては、補助データビット列決定部38は予め補助データを記憶するだけの動作でよい。
【0135】
このように、上記のような構成とすることにより、ブロックに付された補助データの比較照合を行うことができ、アドレスとは独立にブロックデータの確信度を判定することが可能となる。
【0136】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、アドレスエラーによるコード再生不良を低減する情報再生システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第1の実施の形態の情報再生システムのブロック構成図、(B)及び(C)はそれぞれブロックの構造を説明するための図であり、(D)はブロックの配列フォーマットを示す図である。
【図2】(A)はブロック位置関係とアドレスを説明するための図、(B)はブロック位置関係とアドレス対応関係の対応関係テーブルを示す図、(C)は撮像されたブロックとアドレスを示す図であり、(D)はブロック位置関係とアドレス対応関係、逆算される注目ブロックアドレスの対応関係テーブルを示す図である。
【図3】(A)は第2の実施の形態に於ける複数アドレス仮設定部の構成を示す図、(B)は第3の実施の形態に於けるアドレスデータ取得部の構成を示す図、(C)はブロックの配列フォーマットを示す図、(D)は対応関係テーブルを示す図であり、(E)は撮像されたブロックとアドレスを示す図である。
【図4】(A)はマッチング結果を説明するための図、(B)は第4の実施の形態に於けるブロックの整列配置を示す図であり、(C)はアドレス決定を説明するための図である。
【図5】(A)は第4の実施の形態におけるブロックの別の構成例を示す図、(B)は撮像されたブロックとアドレスを示す図、(C)は(B)の撮像結果から得られるブロックのアドレスを説明するための図、(D)は第4の実施の形態におけるブロックのさらに別の構成例による撮像されたブロックとアドレスを示す図、(E)は(D)の撮像結果から得られるブロックのアドレスを説明するための図、(F)は第4の実施の形態におけるブロックの他の構成例を示す図、(G)は(F)の構成の場合のブロックの配列フォーマットを示す図、(H)は撮像されたブロックとアドレスを示す図である。
【図6】(A)は第5の実施の形態に於けるブロックの配列フォーマットを示す図、(B)はコードと撮像範囲を説明するための図であり、(C)はフレームと撮像ブロックを示す図である。
【図7】読み取りブロックとアドレス決定法を説明するための図である。
【図8】第6の実施の形態の情報再生システムのブロック構成図である。
【図9】(A)及び(B)は再復元による信頼性の向上を説明するための図である。
【図10】確信度と再復元制御を説明するための図である。
【図11】(A)及び(B)はそれぞれ第7及び第8の実施の形態に於ける確信度と再復元制御を説明するための図である。
【図12】第8の実施の形態の情報再生システムのブロック構成図である。
【図13】第9の実施の形態の情報再生システムのブロック構成図である。
【図14】(A)は第10の実施の形態に於けるブロック構造を示す図であり、(B)は情報再生システムのブロック構成図である。
【図15】(A)及び(B)はそれぞれ第11の実施の形態に於けるアドレスデータ取得とブロックデータ復元処理のフローチャート及びアドレス仮設定処理のフローチャートを示す図である。
【図16】補助データ比較照合処理のフローチャートを示す図である。
【図17】アドレス決定処理のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 コード読取部
12 ブロック検出部
14 アドレスデータ取得部
14A 複数アドレス仮設定部
14A1 アドレス復元部
14A2 アドレス適正判定部
14A3 アドレス出力制御部
14A4 アドレスデータビット列抽出部
14A5 アドレスエラー訂正部
14A6 エラー訂正数カウント部
14B フォーマット情報記憶部
14C アドレス決定部
14D 対応関係テーブル情報記憶部
14E アドレスマッチング部
16 復元制御部
16A 確信度判定部
16B 再復元制御部
16C ビット列比較部
18 ブロックデータ復元部
20 情報データ再生部
22 ブロックデータ
24 ブロックヘッダ
24A アドレスデータ
24B 補助データ
26 ブロック
28 マーカ
30 ヘッダパターン
32 データパターン
34 アドレスデータビット列生成部
36 補助データビット列抽出部
38 補助データビット列決定部

Claims (10)

  1. 情報データを所定の情報量毎に分割したブロックデータの内容に応じてイメージ化されたデータパターンと、該ブロック毎に割り付けられたアドレスを示すブロックヘッダの内容に応じてイメージ化されたヘッダパターンとから少なくとも構成されたブロックが所定のブロック配列フォーマットに従って複数個配列されたコードを、当該一撮像画面内に複数個の上記ブロックが含まれるように撮像して光学的に読み取る読取手段と、
    上記読取手段で読み取られた一撮像画面内のコードから上記各ブロックを検出するブロック検出手段と、
    上記ブロック検出手段で検出されたブロックのアドレスデータを取得するアドレスデータ取得手段と、
    上記ブロック検出手段で検出されたブロックのデータパターンからブロックデータを復元するブロックデータ復元手段と、
    上記ブロックデータ復元手段で復元されたブロックデータを、上記アドレスデータ取得手段で取得されたアドレスデータに従って結合し元の情報データを再生する情報データ再生手段と、
    を具備し、
    上記アドレスデータ取得手段は、
    上記ブロック検出手段で一撮像画面内に検出された少なくとも2個以上のブロックから、それぞれのアドレスデータを復元して仮設定する複数アドレス仮設定手段と、
    当該読み取り対象のコードにおける各ブロックのアドレス割付に係るフォーマット情報を記憶するフォーマット情報記憶手段と、
    上記複数アドレス仮設定手段で仮設定された少なくとも2個以上のアドレスデータと、上記フォーマット情報記憶手段で記憶されたフォーマット情報とに基づいて、各ブロックのアドレスを決定するアドレス決定手段と、
    を含むことを特徴とする情報再生システム。
  2. 上記複数アドレス仮設定手段は、
    上記仮設定した各アドレスデータが、当該情報再生システムに適用すべきコードのアドレスとして適正なものであるか否かを判定するアドレス適正判定手段と、
    上記アドレス適正判定手段で不適正と判定されたアドレスデータを上記アドレス決定手段に出力することを禁止するアドレス出力制御手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報再生システム。
  3. 上記フォーマット情報記憶手段は、上記フォーマット情報として、当該読み取り対象コードにおける各ブロックの物理的位置と各ブロックに割り付けられたアドレスとの対応関係をテーブル化したテーブル情報を記憶するものであることを特徴とする請求項1に記載の情報再生システム。
  4. 上記フォーマット情報記憶手段は、上記複数アドレス仮設定手段で仮設定された複数個のアドレスデータから、当該読み取られたコードのブロック配列フォーマットを同定する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報再生システム。
  5. 上記フォーマット情報記憶手段で記憶されたフォーマット情報が、コード中の各ブロックに対してそのアドレスが連続的に増加乃至は減少するように割り付けられたことを示す情報を含むものであるとき、
    上記アドレス決定手段は、
    決定したアドレスを記憶するアドレス記憶手段と、
    アドレスの決定に際して、上記複数アドレス仮設定手段で仮設定された複数個のアドレスデータのうち、上記アドレス記憶手段に記憶されているアドレスに最も近い値を有するアドレスデータを基準として、残余のブロックのアドレスを決定する手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報再生システム。
  6. 上記複数アドレス仮設定手段で仮設定された各アドレスデータと、該各アドレスデータに基づいて上記アドレス決定手段で決定された各アドレスデータとの比較結果から、各アドレスに該当するブロックデータの確信度を判定する確信度判定手段と、
    上記確信度判定手段での判定結果に基づいて、上記ブロックデータ復元手段に対して次以降の撮像画面における同一アドレスのブロックデータの復元を禁止、または許可する再復元制御手段と、
    を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の情報再生システム。
  7. 上記フォーマット情報記憶手段で記憶されたフォーマット情報が、コード中の各ブロックに対してそのアドレスが連続的に増加乃至は減少するように割り付けられたことを示す情報を含むものであるとき、
    上記アドレス決定手段は、決定したアドレスを記憶するアドレス記憶手段を含み、
    上記複数アドレス仮設定手段で仮設定された各アドレスデータと、上記アドレス記憶手段に記憶されている直前に決定されたアドレスとを比較し、アドレスの連続性に基づいて、各アドレスに該当するブロックデータの確信度を判定する確信度判定手段と、
    上記確信度判定手段での判定結果に基づいて、上記ブロックデータ復元手段に対して次以降の撮像画面における同一アドレスのブロックデータの復元を禁止、または許可する再復元制御手段と、
    を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の情報再生システム。
  8. 上記ブロックヘッダは、アドレスのエラー訂正処理を行うためのエラー訂正符号を含むものであって、
    上記複数アドレス仮設定手段は、
    上記ブロック検出手段で検出された各ブロックからアドレスデータビット列を抽出するアドレスデータビット列抽出手段と、
    上記アドレスデータビット列抽出手段で抽出された各アドレスデータビット列についてエラー訂正処理を行うアドレスエラー訂正手段と、
    上記アドレスエラー訂正手段における各アドレス毎のエラー訂正数をカウントするエラー訂正数カウント手段と、
    を含み、
    上記エラー訂正数カウント手段でカウントされた各アドレス毎のエラー訂正数によって、該当するブロックデータの確信度を判定する確信度判定手段と、
    上記確信度判定手段での判定結果に基づいて、上記ブロックデータ復元手段に対して次以降の撮像画面における同一アドレスのブロックデータの復元を禁止、または許可する再復元制御手段と、
    を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の情報再生システム。
  9. 上記ブロックヘッダは、アドレスのエラー訂正処理を行うためのエラー訂正符号を含むものであって、
    上記複数アドレス仮設定手段は、
    上記ブロック検出手段で検出された各ブロックからアドレスデータビット列を抽出するアドレスデータビット列抽出手段と、
    上記アドレスデータビット列抽出手段で抽出された各アドレスデータビット列についてエラー訂正処理を行うアドレスエラー訂正手段と、
    を含み、
    上記アドレス決定手段で決定された各アドレスデータにエラー訂正符号を付加して元のアドレスデータビット列を生成するアドレスデータビット列生成手段と、
    上記アドレスデータビット列生成手段で生成されたアドレスデータビット列と、上記アドレスデータ抽出手段で抽出された各アドレスデータビット列との比較によって、該当するブロックデータの確信度を判定する確信度判定手段と、
    上記確信度判定手段での判定結果に基づいて、上記ブロックデータ復元手段に対して次以降の撮像画面における同一アドレスのブロックデータの復元を禁止、または許可する再復元制御手段と、
    を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の情報再生システム。
  10. 上記ブロックヘッダは、各ブロック間で共通の補助データを示す補助データビット列を含むものであって、
    上記ブロック検出手段で検出された各ブロックから補助データビット列を抽出する補助データビット列抽出手段と、
    上記補助データビット列抽出手段で抽出された複数個の補助データビット列に基づいて補助データビット列を決定する補助データビット列決定手段と、
    上記補助データビット列決定手段で決定された補助データビット列と上記補助データビット列抽出手段で抽出された各補助データビット列との比較によって、該当するブロックデータの確信度を判定する確信度判定手段と、
    上記確信度判定手段での判定結果に基づいて、上記ブロックデータ復元手段に対して次以降の撮像画面における同一アドレスのブロックデータの復元を禁止、または許可する再復元制御手段と、
    を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の情報再生システム。
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