JPH10304163A - 情報再生システム - Google Patents

情報再生システム

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JPH10304163A
JPH10304163A JP9113893A JP11389397A JPH10304163A JP H10304163 A JPH10304163 A JP H10304163A JP 9113893 A JP9113893 A JP 9113893A JP 11389397 A JP11389397 A JP 11389397A JP H10304163 A JPH10304163 A JP H10304163A
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B7/007Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track
    • G11B7/013Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track for discrete information, i.e. where each information unit is stored in a distinct discrete location, e.g. digital information formats within a data block or sector

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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アドレスエラーによるコード再生不良を低減す
ること。 【解決手段】アドレスデータ取得部14では、当該読み
取り対象のコードにおける各ブロックのアドレス割付に
係るフォーマット情報をフォーマット情報記憶部14B
に記憶しておき、複数アドレス仮設定部14Aにて、ブ
ロック検出部12で一撮像画面内に検出された少なくと
も2個以上のブロックからそれぞれのアドレスデータを
復元して仮設定し、アドレス決定部14Cにより、この
仮設定された少なくとも2個以上のアドレスデータと上
記フォーマット情報記憶部14Bで記憶されたフォーマ
ット情報とに基づいて各ブロックのアドレスを決定す
る。情報データ再生部20は、ブロック検出部12で検
出されたブロックからブロックデータ復元部18にて復
元されたブロックデータを上記アドレス決定部14Cに
て決定したアドレス情報に応じて並び替えてデータを再
生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報データを所定
の情報量毎に分割したブロックデータと、該ブロック毎
に割り付けられたアドレスを示すブロックヘッダとを有
する複数のブロックが、所定のブロック配列フォーマッ
トに従って光学的に読み取り可能に記録されたコードの
再生において、アドレスエラーによるコード再生不良を
低減する情報再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、ディジタルデータを記
録媒体に記録し、それを再生するシステムとして、特開
平6−231466号公報に記載の情報記録再生システ
ムを提案している。
【0003】上記システムでは、データを所定の情報量
のブロック単位に分割して記録し、各ブロックにはアド
レス情報を付加している。そして再生時には、ブロック
単位に、付加されたアドレスと共に分割された各ブロッ
クデータを読み取り、該アドレスに基づいてブロックデ
ータを結合することにより情報を再生する。このように
ブロック毎にデータが分割されてアドレスと共に記録さ
れる構成となっているために、データの拡張性、読み取
りの柔軟性に優れ、一撮像画面内に収まらないデータも
コードを走査することにより読取可能となり、また、ラ
ンダムに配置したブロックの読み取りや、ぶれや走査速
度の変化を伴うような手動走査による読み取りも可能で
あるという点でたいへん優れている。
【0004】このように、ブロックアドレスの存在によ
る効果は大きく、従ってその欠落に対してはより注意を
払う必要があり、十分な対策を講じておく必要がある。
ところで、この対策として、上記公報では、アドレス検
出が不可能であった場合、アドレス補間手段により、検
出に失敗したアドレスを周囲のブロックアドレスから推
定するシステムを提案しており、またさらに、特開平8
−171620号公報では、アドレスにエラー訂正符号
を付与し、読み取られたアドレスデータのエラー訂正が
不可能であった場合に、訂正不可能であったアドレスを
周囲のブロックアドレスから推定するシステムを提案し
ている。これにより、注目ブロックのアドレスが読み取
れなかった場合の当該ブロックデータの欠落によるコー
ド再生不良を低減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6−231466号公報、および特開平8−171
620号公報では、いずれもアドレスが誤って読み取ら
れた場合(誤訂正を含む)についてまでは十分な配慮が
なされておらず、アドレスエラーが生じた場合、当該ブ
ロックデータは別のアドレスのデータとして読み取ら
れ、コード再生不良を起こす恐れがあった。
【0006】すなわち、換言すると、読み取られたブロ
ックアドレスの信頼性、あるいは妥当性についての検証
が行われておらず、その点で問題があった。本発明は、
上記の点に鑑みてなされたもので、アドレスエラーによ
るコード再生不良を低減する情報再生システムを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明による情報再生システム
は、情報データを所定の情報量毎に分割したブロックデ
ータの内容に応じてイメージ化されたデータパターン
と、該ブロック毎に割り付けられたアドレスを示すブロ
ックヘッダの内容に応じてイメージ化されたヘッダパタ
ーンとから少なくとも構成されたブロックが所定のブロ
ック配列フォーマットに従って複数個配列されたコード
を、当該一撮像画面内に複数個の上記ブロックが含まれ
るように撮像して光学的に読み取る読取手段と、上記読
取手段で読み取られた一撮像画面内のコードから上記各
ブロックを検出するブロック検出手段と、上記ブロック
検出手段で検出されたブロックのアドレスデータを取得
するアドレスデータ取得手段と、上記ブロック検出手段
で検出されたブロックのデータパターンからブロックデ
ータを復元するブロックデータ復元手段と、上記ブロッ
クデータ復元手段で復元されたブロックデータを、上記
アドレスデータ取得手段で取得されたアドレスデータに
従って結合し元の情報データを再生する情報データ再生
手段と、を具備し、上記アドレスデータ取得手段は、上
記ブロック検出手段で一撮像画面内に検出された少なく
とも2個以上のブロックから、それぞれのアドレスデー
タを復元して仮設定する複数アドレス仮設定手段と、当
該読み取り対象のコードにおける各ブロックのアドレス
割付に係るフォーマット情報を記憶するフォーマット情
報記憶手段と、上記複数アドレス仮設定手段で仮設定さ
れた少なくとも2個以上のアドレスデータと、上記フォ
ーマット情報記憶手段で記憶されたフォーマット情報と
に基づいて、各ブロックのアドレスを決定するアドレス
決定手段と、を含むことを特徴とする。
【0008】即ち、請求項1に記載の発明の情報再生シ
ステムによれば、当該読み取り対象のコードにおける各
ブロックのアドレス割付に係るフォーマット情報をフォ
ーマット情報記憶手段に記憶しておき、複数アドレス仮
設定手段にて、ブロック検出手段で一撮像画面内に検出
された少なくとも2個以上のブロックからそれぞれのア
ドレスデータを復元して仮設定し、アドレス決定手段に
より、この仮設定された少なくとも2個以上のアドレス
データと上記フォーマット情報記憶手段で記憶されたフ
ォーマット情報とに基づいて各ブロックのアドレスを決
定する。よって、注目ブロックと所定の位置関係にある
複数ブロックのアドレス情報からフォーマット情報に基
づいて注目ブロックのアドレスを決定することができ、
これにより、単独ではアドレスエラーとなる場合にもエ
ラー訂正が可能となり、ブロックデータが別のアドレス
のデータと誤って読み取られることによるコード再生不
良を低減することが可能となる。また、一撮像画面内の
ブロックのアドレス情報を利用するため、手動走査にお
いてもその効果を発揮することができる。
【0009】また、請求項2に記載の発明による情報再
生システムは、請求項1に記載の情報再生システムに於
いて、上記複数アドレス仮設定手段は、仮設定した各ア
ドレスデータが、当該情報再生システムに適用すべきコ
ードのアドレスとして適正なものであるか否かを判定す
るアドレス適正判定手段と、上記アドレス適正判定手段
で不適正と判定されたアドレスデータを上記アドレス決
定手段に出力することを禁止するアドレス出力制御手段
と、を含むことを特徴とする。
【0010】即ち、請求項2に記載の発明の情報再生シ
ステムによれば、アドレス適正判定手段は、読み取られ
た各ブロックのアドレスが当該情報再生システムにおい
て適正なものであるか否かを判定し、不適正と判定した
場合には、アドレス出力制御手段により、当該アドレス
をアドレス決定手段へ出力するのを禁止する。ここで、
アドレスが当該情報再生システムにおいて不適正なもの
とは、例えば、アドレスが当該情報再生システムの扱う
範囲を逸脱しているものや、アドレスエラーが訂正可能
範囲を超えているもの等をさす。よって、複数アドレス
仮設定手段を上記のような構成とすることにより、不適
切なアドレスがアドレス決定の判断材料とされることを
防止でき、最終的に決定されるアドレスの信頼性を向上
することが可能となる。
【0011】また、請求項3に記載の発明による情報再
生システムは、請求項1に記載の情報再生システムに於
いて、上記複数アドレス仮設定手段で仮設定された各ア
ドレスデータと、該各アドレスデータに基づいて上記ア
ドレス決定手段で決定された各アドレスデータとの比較
結果から、各アドレスに該当するブロックデータの確信
度を判定する確信度判定手段と、上記確信度判定手段で
の判定結果に基づいて、上記ブロックデータ復元手段に
対して次以降の撮像画面における同一アドレスのブロッ
クデータの復元を禁止、または許可する再復元制御手段
と、を更に具備することを特徴とする。
【0012】即ち、請求項3に記載の発明の情報再生シ
ステムによれば、確信度判定手段では、複数アドレス仮
設定手段とアドレス決定手段の結果を利用して、注目ブ
ロックデータの確信度を判定する。例えば、アドレス決
定手段で決定されたアドレスと複数アドレス仮設定手段
で仮設定された注目ブロックのアドレスとが一致してい
る場合には確信度高、一致していない場合には確信度低
と判定する。そして、再復元制御手段では、ブロックデ
ータを復元する際に、当該ブロックデータが既に復元さ
れていても、その確信度が低であれば再復元を行い、高
であれば再復元を行わないように、ブロックデータ復元
手段を制御する。ここで、確信度は本実施の形態に限ら
ず、エラー訂正数や参照パターンとの比較によって得ら
れるエラー検出数などを利用して決定することもでき
る。このように、確信度に応じてブロックデータの復元
制御を行う構成にすることにより、確信度の低いブロッ
クデータは、次以降の撮像画面で同じアドレスのブロッ
クが検出された場合には、ブロックデータを再復元する
ことができ、これにより、より信頼性の高いブロックデ
ータを情報データ再生手段に出力して、コード再生不良
を低減することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。 [第1の実施の形態]図1の(A)は、本発明の第1の
実施の形態に係る情報再生システムのブロック構成図で
ある。
【0014】同図に示すように、本実施の形態に於ける
情報再生システムは、コード読取部10、ブロック検出
部12、アドレスデータ取得部14、復元制御部16、
ブロックデータ復元部18、情報データ再生部20から
なる。また、上記アドレスデータ取得部14は、複数ア
ドレス仮設定部14A、フォーマット情報記憶部14
B、アドレス決定部14Cから構成されている。
【0015】ここで、コードは、図1の(B)に示すよ
うに、情報データを所定の情報量に分割したブロックデ
ータ22と、該ブロック毎に割り付けられたアドレス情
報を示すブロックヘッダ24とを有する複数のブロック
26が、所定のブロック配列フォーマットに従って光学
的に読み取り可能に記録されたものである。このブロッ
ク26は、例えば、図1の(C)に示すようなドット構
造で記録される。即ち、四隅にマーカ28を配し、その
マーカ間に上記ブロックヘッダ24に相当するアドレス
情報に従ったヘッダパターン30を記録すると共に、マ
ーカで囲まれる領域内にブロックデータ22に相当する
情報データ内容に従ったデータパターン32を記録して
なる。なお、この図に於いて左側のヘッダパターン30
が当該ブロックのアドレス情報を示し、右側のヘッダパ
ターン30は図示しない右側の隣接ブロックのアドレス
情報を示す。
【0016】コード読取部10は、このようなブロック
が所定のフォーマットで配列され、光学的に読み取り可
能に記録されたコードをCCDなどの撮像装置により撮
像して電気信号に変換する。ブロック検出部12は、こ
の撮像されたコードからブロック26を検出する。例え
ば、ブロック26が図1の(C)のような構造の場合、
特開平8−171620号公報に記載のように、ブロッ
ク26の四隅を示すマーカ28を検出するなど公知の方
法が利用される。
【0017】アドレスデータ取得部14は、上記ブロッ
ク検出部12で検出されたブロックから、上記ブロック
構造に基づいて、アドレス情報を検出する。また、ブロ
ックデータ復元部18は、上記ブロック検出部12で検
出されたブロックから、ブロックデータを復元する。そ
して、情報データ再生部20は、上記ブロックデータ復
元部18にて復元されたブロックデータを上記アドレス
データ取得部14にて検出したアドレス情報に応じて並
び替えてデータを再生する。
【0018】なお、復元制御部16は、上記アドレスデ
ータ取得部14にて検出した読み取りアドレスに応じ
て、当該ブロックデータを復元するか否かを制御するも
のである。例えば、1度読み取ったブロックのアドレス
を記憶しておき、ブロックデータ復元部18にて既に復
元されたブロックのアドレスがアドレスデータ取得部1
4から入力された場合には、当該ブロックのデータは復
元しないように、ブロックデータ復元部18を制御す
る。
【0019】ここで、アドレスデータ取得部14の動作
について、図1の(D)に示すようなブロック配列フォ
ーマットを有するコードを読み取る場合を例にとって説
明する。
【0020】まず、複数アドレス仮設定部14Aでは、
図2の(A)に示すように、注目ブロックのアドレス
と、この注目ブロックと所定の位置関係を有する第1,
第2,第3のブロックのアドレスを読み取る。一方、フ
ォーマット情報記憶部14Bは、図1の(D)の配列フ
ォーマットから、注目ブロックアドレスを「i」とした
場合、第1ブロックアドレスは「i+1」、第2ブロッ
クアドレスは「i+n」、第3ブロックアドレスは「i
+n+1」なる関係を得て、図2の(B)に示すような
対応関係テーブルを記憶する。そして、アドレス決定部
14Cでは、複数アドレス仮設定部14Aにて読み取ら
れたそれぞれのアドレスと注目ブロックとの対応関係か
ら注目ブロックのアドレスを逆算し、多数決により注目
ブロックのアドレスを決定する。
【0021】これを、例えば、図2の(C)に示すよう
に、注目ブロックAのアドレスがiからjに誤って読み
取られた場合について説明する。このとき、複数アドレ
ス仮設定部14Aでは、ブロックA,B,C,Dのアド
レスをそれぞれ「j」,「i+1」,「i+n」,「i
+n+1」と復元し、仮設定する。アドレス決定部14
Cでは、上記仮設定されたアドレスから図2の(B)の
対応関係テーブルを用いて注目ブロックアドレスを逆算
して、図2の(D)のような結果を得て、多数決により
注目ブロックアドレスを「i」と決定する。
【0022】なお、図2の(D)に於いて、det_a
dd(A)はアドレス決定部14Cで決定されるブロッ
クAのアドレスを、add(A)は複数アドレス仮設定
部14Aで復元されるブロックAのアドレスを、maj
(a,b,c,d)は複数アドレス仮設定部14Aで復
元されたブロックA,B,C,Dのアドレスから逆算し
た注目ブロックのアドレスを「a」,「b」,「c」,
「d」としたときの多数決処理した結果を、それぞれ表
している。
【0023】このように、本第1の実施の形態では、少
なくとも2つ以上のブロックのアドレスと、それらと注
目ブロックアドレスとの対応関係とを利用して、注目ブ
ロックのアドレスを決定することにより、アドレスエラ
ーを防止し、コード再生不良を低減することができる。
【0024】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態を図3の(A)を用いて説明する。本実施
の形態に於いては、上記複数アドレス仮設定部14A
を、図3の(A)に示すように、アドレス復元部14A
1と、アドレス適正判定部14A2、及びアドレス出力
制御部14A3によって構成している。
【0025】即ち、まず、アドレス復元部14A1に於
いて、上記ブロック検出部12にて検出されたブロック
から、アドレスを復元する。そして、アドレス適正判定
部14A2は、このアドレス復元部14A1で復元され
たアドレスが当該情報再生システムにおいて適正なもの
であるか否かを判定する。このとき不適正と判定された
アドレスは、アドレス出力制御部14A3によりアドレ
ス決定部14Cへの出力を禁止される。
【0026】ここで、アドレス適正判定部14A2は、
例えば、復元されたアドレスが当該情報再生システムの
扱う範囲を逸脱していたり、アドレスエラーが訂正可能
範囲を超えていたりした場合に、このアドレスを不適正
と判定する。
【0027】こうすることにより、本実施の形態に於い
ては、上記第1の実施の形態に於ける効果に加えて、不
適切なアドレスがアドレス決定の判断材料とされること
を防止でき、アドレス決定処理を効率的にすると共に、
最終的に決定されるアドレスの信頼性を向上することが
できるという効果がある。
【0028】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態を図3の(B)乃至図4の(A)を参照し
て説明する。
【0029】本実施の形態に於いては、上記アドレスデ
ータ取得部14は、図3の(B)に示すように、前述の
第1の実施の形態に於けるフォーマット情報記憶部14
Bに代えて対応関係テーブル情報記憶部14Dを、アド
レス決定部14Cに代えてアドレスマッチング部14E
を備えるものである。
【0030】ここで、対応関係テーブル情報記憶部14
Dは、図3の(C)のようなブロック配列に対して、図
3の(D)のような対応関係テーブルを予め記憶してい
るものである。また、アドレスマッチング部14Eは、
上記複数アドレス仮設定部14Aで仮設定されたアドレ
スとその位置関係とが最も近いブロック範囲を、上記対
応関係テーブル情報記憶部14Dに記憶された対応関係
テーブルから選択する。これにより、エラーを生じたア
ドレスの回復が可能となる。
【0031】これを、例えば、図3の(E)に示すよう
に、ブロックBのアドレスが「17」から「21」に誤
っていた場合を例に説明する。アドレスマッチング部1
4Eでは、図4の(A)に示すように、同一フレームで
検出されているブロックA〜Fのアドレスと対応関係テ
ーブルのマッチングをとり、A,C,D,E,Fについ
ては同じブロック範囲が選択されることから、最も確か
らしいブロック範囲として同図中太枠内の範囲を特定す
る。こうして、ブロックBのアドレスを「17」に訂正
してからブロックデータを復元することができる。
【0032】ここで、アドレスマッチング部14Eは、
当然、他の公知のパターンマッチング手段を利用するこ
ともできる。このように、本実施の形態では、ブロック
がアドレス順に整列していないコードにも対処すること
が可能となる。
【0033】また、上記第1及び第2の実施の形態に於
けるアドレス決定部14Cで決定するアドレスは1回に
つき1つに限らず、本実施の形態に於けるアドレスマッ
チング部14Eのように、同一フレームで検出されてい
る複数のブロックのアドレスを同時に決定するようにす
ると、より効率的である。
【0034】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4
の実施の形態を図4の(B)及び(C)を参照して説明
する。
【0035】本実施の形態では、コードは、図4の
(B)に示すようなフォーマットで配列される(ここ
で、m,nはコードによって自由に設定できるものとす
る)。また、本実施の形態に於いては、複数アドレス仮
設定部14Eでは、注目ブロックとその左右のブロック
のアドレスを読み取るものとする。
【0036】そして、本実施の形態では、図4の(C)
に於いて上方に示すようにアドレスエラーを生じていな
い場合は、検出されたブロックA,B,Cのアドレスは
「j−m」,「j」,「j+m」と復元されるので、ブ
ロックA,B、およびブロックB,Cの関係は同じで、
いずれも差がmとなり、読み取られたコードは隣接する
ブロックアドレスの差がmのブロック配列フォーマット
と同定される。このように、フォーマット情報記憶部1
4Bでは、隣接するブロックアドレスの差を2つ検出し
て、これらが等しくなるまではフォーマットを同定せず
にこの処理を繰り返し、等しくなった時点でフォーマッ
トを同定してこれを記憶するとともに、それ以降この処
理を行わないようにすることによりフォーマット情報を
ロックする。
【0037】これに対して、図4の(C)に於いて下方
に示すようにブロックFでアドレスエラーを生じた場合
には、ブロックE,F,Gのアドレスは「i−m」,
「k」,「i+m」と読み取られるので、注目ブロック
Fのアドレスを逆算すると、「i」,「k」,「i」と
なり、多数決によりブロックFのアドレスは「i」と決
定される。また、ブロックE,F,Gのアドレスを同時
に決定する場合には、それぞれのアドレスは「i−
m」,「i」,「i+m」と決定される。
【0038】このように、本実施の形態によれば、前述
した第1の実施の形態の効果に加えて、読み取ったコー
ドからブロック配列フォーマットを同定することがで
き、ブロックをアドレス順に整列配置すれば縦横のブロ
ック数を自由に設定することができるという効果があ
る。
【0039】本実施の形態では、左右の隣接するブロッ
クのアドレスの差が共に等しくなったときにその差をフ
ォーマット情報記憶部14Bに記憶しているので、両方
のアドレスがたまたま差が等しくなるように誤った場合
には、この誤った差をフォーマット情報記憶部14Bに
記憶してしまう。しかし、この発生確率は非常に小さい
ので本実施の形態では特に考慮しない。
【0040】これに対して、コードからフォーマット情
報を得る別のタイプの例を図5に示す。ここでは、図5
の(A)に示すように左右に隣接するブロックの当該ブ
ロックに対する相対アドレスをブロック内に記録してお
く。いま、ブロックA、B、Cが同図の(B)のように
撮像されると、ブロックAより、ブロックAのアドレス
は「i−m」、その右側隣接ブロックBのアドレスは
「i−m+m」=「i」、ブロックBより、ブロックB
のアドレスは「i」、その左側隣接ブロックAのアドレ
スは「i−m」、その右側隣接ブロックCのアドレスは
「i+m」、ブロックC(ここでは「i+m」→「j+
m」に誤っているものと仮定する)より、ブロックCの
アドレスは「j+m」、その左側隣接ブロックBのアド
レスは「j+m−m」=「j」となる。この様子を同図
の(C)に示す。これより、フォーマット情報記憶部1
4Bでは多数決により隣接相対アドレスとして「m」を
記憶し、ブロックAのアドレスは「i−m」、ブロック
Bのアドレスは「i」、これらより、ブロックCのアド
レスは「i+m」と決定される。
【0041】また、同図の(D)のように相対アドレス
ではなく、絶対アドレスを記録してもよいのは当然であ
る。この場合、アドレスは同図の(E)のように決定さ
れる。
【0042】さらに、同図の(F)のように上下左右の
隣接ブロックのアドレスを記録することもできる。ここ
では、同図の(G)のようにブロックがランダムに配置
されたコードについて、同図の(H)に示すようにブロ
ックが撮像され、ブロックBのアドレスが「17」から
「21」に誤っていた場合にアドレス決定を行う例につ
いて説明する。
【0043】同図の(F)のように上下左右の隣接ブロ
ックのアドレスを記録することにすると、ブロックBの
アドレスは、当該ブロックの他にブロックA、C,Eに
も記録されていることになる。そこで、これら4つのブ
ロックが示すアドレスから多数決によりブロックBのア
ドレスを決定する。ここでは、ブロックA、C,Eが示
すブロックBのアドレスは全て「17」であるため、ブ
ロックBのアドレスは「17」に決定される。他のブロ
ックについても同様の処理を行い、アドレスを決定す
る。ただし、隣接するブロックが存在しない場合にはそ
のアドレスは「0」として記録することにする。
【0044】上述してきたように本第4の実施の形態に
おいては、コードからフォーマット情報を得ることがで
きるため、ブロックを自由に配置したコードにおいても
対応関係テーブルを記憶することなくアドレスエラーを
回復することが可能となる。
【0045】[第5の実施の形態]次に、本発明の第5
の実施の形態を図6の(A)乃至図7を参照して説明す
る。
【0046】本実施の形態では、コードは図6の(A)
に示すように、ブロックが走査方向に連続したアドレス
を持つようなフォーマットで配列され、nはコードによ
って自由に設定できるものとする。また、複数アドレス
仮設定部14Aでは、走査方向と直交する方向の横に並
んだ2つのブロックアドレスを少なくとも読み取るもの
とする。またここでは、図6の(B)に示すような撮像
範囲で手動走査等により連続して移動しながらコードを
撮像するものとする。
【0047】まず、図6の(C)の上方に示すようにア
ドレスエラーを生じていない場合、検出されたブロック
A,Bのアドレスは「2j−1」,「2j」、もしくは
「2j」,「2j−1」と読み取られるので、ブロック
A,Bは差が「1」で、偶数アドレスブロックの隣にあ
るブロックのアドレスは常にそれより「1」小さくな
り、フォーマット情報記憶部14Bではこの関係を予め
記憶しておく。
【0048】そして、図6の(C)の真ん中に示すよう
に、アドレスエラーを生じない限り、この関係は常に保
たれている。ところが、図6の(C)の下方に示すよう
にアドレスエラーを生じた場合には、検出されたブロッ
クE,Fのアドレスは「2i+1」,「k」と読み取ら
れ、前記記憶されたアドレス対応関係がくずれ、エラー
が生じたことが検出される。そこで、ブロックE,Fの
アドレスを直前に決定されたブロックDのアドレス「2
i」と比較すると、 |2i+1−2i|<|k−2i| となり、直前のアドレスにより近いアドレス「2i+
1」が正しいアドレスとして選択され、ブロックE,F
のアドレスは「2i+1」,「2i+2」と決定され
る。この様子を図7に示す。
【0049】また同様にして、検出されたブロックG,
Hのアドレスは「k’」,「2i+4」と読み取られ、
前記記憶されたアドレス対応関係がくずれ、エラーが生
じたことが検出される。そこで、ブロックG,Hのアド
レスを直前に決定されたブロックFのアドレス「2i+
2」と比較すると、 |k’−(2i+2)|>|(2i+4)−(2i+
2)| となり、直前のアドレスにより近いアドレス「2i+
4」が正しいアドレスとして選択され、ブロックG,H
のアドレスは「2i+3」,「2i+4」と決定され
る。
【0050】このように、本実施の形態によれば、前述
の第1の実施の形態の効果に加えて、複数アドレス仮設
定部14Aでの復元アドレスが最低2つだけでもアドレ
スの連続性を利用してアドレスエラーを回復することが
可能となるという効果がある。
【0051】なお、本実施の形態例では、「k」が「2
i」、もしくは「k’」が「2i+2」と読み誤ってい
た場合には正しいアドレスを決定することができない
が、そのようなケースを回避するために、複数アドレス
仮設定部14Aで復元するアドレスを2つから3つ以上
へと増やすこともできる。
【0052】[第6の実施の形態]次に、本発明の第6
の実施の形態を図8乃至図10を参照して説明する。図
8に示すように、本実施の形態の情報再生システムは、
前述の第1の実施の形態と同様に、コード読取部10、
ブロック検出部12、アドレスデータ取得部14、復元
制御部16、ブロックデータ復元部18、情報データ再
生部20からなり、上記アドレスデータ取得部14は、
複数アドレス仮設定部14A、フォーマット情報記憶部
14B、アドレス決定部14Cから構成されている。そ
して、本実施の形態に於いては、さらに、上記復元制御
部16が、確信度判定部16Aと、再復元制御部16B
とから構成されている。
【0053】ここで、復元制御部16以外の構成及び動
作は前述の第1の実施の形態と同様であるので、その説
明は省略し、復元制御部16についてのみ説明する。復
元制御部16の確信度判定部16Aは、注目ブロックア
ドレスの複数アドレス仮設定部14Aにおける出力とア
ドレス決定部14Cにおける出力とが等しかった場合に
確信度を「1」、異なっていた場合に確信度を「0」と
判定するものである。また、再復元制御部16Bは、こ
の確信度判定部16Aにて判定された確信度をアドレス
と関係づけて再復元禁止フラグとして記憶しておき、ブ
ロックデータの復元時に注目ブロックアドレスの再復元
禁止フラグが「1」になっている場合には当該ブロック
データの再復元は行わず、「0」になっている場合には
再復元を行うように制御する。
【0054】この動作について、図9の(A)及び
(B)に示すように、撮像範囲中にレンズの汚れがあ
り、その近辺のデータがエラーを起こす場合を例にとっ
て説明する。なお、この例では、手動走査等によりコー
ドは連続して移動しながら撮像するものとし、図10の
ように第mフレームではブロックA,B,C,Dが、第
m+1フレームではブロックC,D,E,Fが読み取ら
れるものとする。
【0055】まず、図9の(A)に示すような第mフレ
ームでは、ブロックA〜Dは現時点で再復元禁止フラグ
は立っていないので、すべてのブロックについてブロッ
クデータの復元を行う。ここで、ブロックA〜Cは複数
アドレス仮設定部14Aで仮設定されたアドレスとアド
レス決定部14Cで決定されたアドレスが等しいので確
信度は「1」になり、再復元禁止フラグが立つ(デフォ
ルトは「0」なので、「0」から「1」になる)。しか
し、ブロックDにはレンズの汚れによってアドレスエラ
ーが生じ、仮設定されたアドレスと決定されたアドレス
とが異なっているので確信度は「0」になり、再復元禁
止フラグは立たない。
【0056】次に、図9の(B)に示すような第m+1
フレームに於いては、ブロックCでは前フレームで既に
アドレス「i+2」の再復元禁止フラグが立っているた
め復元は行わない。ブロックD〜Fについては再復元禁
止フラグは立っていないので、ブロックデータの復元を
行う。ここで、ブロックDについてはすでに前フレーム
で一度ブロックデータの復元を行っているので、当該フ
レームでは再復元を実行したことになり、ブロックDの
データは、レンズ汚れ部分にかかっている第mフレーム
でのデータから鮮明に撮像されている第m+1フレーム
でのデータに置き換えられたことになる。また、ブロッ
クD,Eは確信度「1」になるので再復元禁止フラグが
立ち、ブロックFはアドレスエラーを生じているので、
再復元禁止フラグは立たない。
【0057】このように、本実施の形態では、前述の第
1の実施の形態の効果に加えて、より信頼性の高いブロ
ックデータを選択的に復元することにより、コードの再
生不良を低減することができるという効果がある。
【0058】[第7の実施の形態]次に、本発明の第7
の実施の形態を図11の(A)を参照して説明する。な
お、本実施の形態に於けるコードは、ブロックが走査方
向に連続したアドレスを持つようなフォーマットで配列
され、また、情報再生システムの構成は、アドレス決定
部14Cが、決定したアドレスを記憶するためのアドレ
ス記憶部を更に含むことを除いては、上記第6の実施の
形態と同一であるので、特に図示はしない。
【0059】即ち、本実施の形態に於いては、アドレス
決定部14Cで、横に並んだ2個のブロックのアドレス
を同時に決定するものとし、そのうち大きい方のアドレ
スを毎回、図示しないアドレス記憶部に記憶するものと
する。
【0060】例えば、図11の(A)に示すように、第
mフレームでは、まず、ブロックA,Bを読み取ってア
ドレス「i+1」を記憶し、次に、ブロックC,Dを読
み取ってアドレス「i+3」を記憶する。そして、ブロ
ックC,Dを読み取るときに確信度判定部16Aで、上
記不図示アドレス記憶部に記憶されたアドレス「i+
1」と複数アドレス仮設定部14Aで仮設定された2個
のブロックアドレス「i+2」,「j」との差より確信
度を判定し、「2」以下の場合(ブロックC)には確信
度「1」、それより大きい場合(ブロックD)には確信
度「0」と判定し、再復元禁止フラグに設定する。再復
元制御部16Bでは、ブロックデータを復元する際に、
当該ブロックデータが既に復元されていても、再復元禁
止フラグが「0」であれば再復元を行い、「1」であれ
ば再復元を行わないようにブロックデータ復元部18を
制御する。
【0061】このように、本実施の形態では、前述の第
1の実施の形態の効果に加えて、確信度を直前に決定さ
れたアドレスと復元されたアドレスとの差異に応じて決
定することにより、複数アドレス仮設定部14Aにおい
てアドレスを仮設定する際に確信度を同時に決定でき、
処理を高速化することが可能となる。
【0062】[第8の実施の形態]次に、本発明の第8
の実施の形態を図12を参照して説明する。本実施の形
態に於いては、各ブロックのアドレスデータは、アドレ
ス情報にエラー訂正符号を付加したものである。
【0063】また、本実施の形態に於ける複数アドレス
仮設定部14Aは、図12に示すように、アドレスデー
タビット列抽出部14A4とアドレスエラー訂正部14
A5、およびエラー訂正数カウント部14A6とを有
し、エラー訂正数カウント部14A6からはエラー訂正
ビット数が確信度判定部16Aへ出力される。
【0064】なおここで、エラー訂正符号としては、B
CH符号やCRC符号など公知の符号化方式を利用する
ことができる。このような構成に於いて、データビット
列抽出部14A4は、ブロック検出部12によって検出
されたブロックからアドレスデータを読み取り、アドレ
スエラー訂正部14A5は、この読み取ったアドレスデ
ータに対してエラー訂正処理を行う。このとき、エラー
訂正数カウント部14A6にて、アドレスエラー訂正部
14A5で訂正したビット数をカウントしており、確信
度判定部16Aでは、これをアドレスエラー訂正部14
A5での訂正可能ビット数から減算したものを注目ブロ
ックの確信度と判定する。そして、再復元制御部16B
では、この確信度をアドレスと関係付けて記憶してお
き、ブロックデータの復元時に、注目ブロックの確信度
が、記憶されている確信度より小さい場合には注目ブロ
ックデータの再復元は行わず、大きい場合には再復元を
行うように制御する。
【0065】この動作について、図11の(B)を用い
て説明する。なおここで、同図に示すように、第mフレ
ームではブロックA,B,C,Dが、第m+1フレーム
ではブロックC,D,E,Fが読み取られるものとす
る。
【0066】まず、第mフレームでは、ブロックA〜D
は現時点で確信度は「0」となっているので、すべての
ブロックについてブロックデータの復元を行う。ここ
で、アドレスエラー訂正部14A5での訂正可能ビット
数を「8」とすると、ブロックAはアドレスエラー訂正
ビット数が「1」なので、確信度は「7」になる。同様
にして、B,C,Dはそれぞれ確信度「3」,「6」,
「4」となる。
【0067】次に、第m+1フレームでは、ブロックC
は確信度「4」と判定されているが、前フレームでブロ
ックCの確信度は「6」に設定されているため、当該フ
レームにおける確信度の方が低く、再復元は行わない。
一方、ブロックDについては、確信度「6」と判定さ
れ、前フレームでは確信度「4」に設定されているた
め、当該フレームにおける確信度の方が高く、再復元を
実行して確信度を「6」に再設定する。また、ブロック
E,Fは現時点で確信度は「0」となっているので、ブ
ロックデータの復元を行い、確信度をそれぞれ「0」、
「5」に設定する。
【0068】このように、本実施の形態に於いては、前
述の第1の実施の形態の効果に加えて、確信度を数値化
してより信頼性の高いブロックデータを復元するように
復元制御を行うことによって、コードの再生不良を低減
することができるという効果がある。
【0069】[第9の実施の形態]次に、本発明の第9
の実施の形態を図13を参照して説明する。本実施の形
態においては、各ブロックのアドレスデータは、アドレ
ス情報にエラー訂正符号を付加したものである。
【0070】そして、複数アドレス仮設定部14Aは、
アドレスデータビット列抽出部14A4とアドレスエラ
ー訂正部14A5とから構成するものとし、復元制御部
16は、確信度判定部16Aに代えて、ビット列比較部
16Cを設けている。また、アドレス決定部14Cとビ
ット列比較部16Cとの間に、アドレスデータビット列
生成部34を設けている。
【0071】而して、複数アドレス仮設定部14Aに於
いては、アドレスデータビット列抽出部14A4によっ
てアドレスデータビット列を抽出し、アドレスエラー訂
正部14A5により、この抽出されたアドレスデータビ
ット列に対してエラー訂正処理を施す。一方、アドレス
データビット列生成部34では、アドレス決定部14C
で決定されたアドレスを、符号化して記録されていた元
のアドレスデータビット列に変換して、ビット列比較部
16Cに供給する。ビット列比較部16Cは、この供給
されたアドレスデータビット列を、上記アドレスデータ
ビット列抽出部14A4で抽出された注目ブロックのア
ドレスデータと、ビット毎に比較することによって、エ
ラーを起こしたビット数をカウントし、これをアドレス
データの総ビット数から引いたものを確信度とする。そ
して、再復元制御部16Bでは、上記確信度に基づい
て、前述の第8の実施の形態と同様にして、ブロックデ
ータの再復元を制御する。
【0072】こうすることにより、本実施の形態では、
前述の第1の実施の形態の効果のほかに、アドレスエラ
ー訂正部14A5においてアドレスエラーを誤訂正した
場合にもエラービット数を正確に判定することができ、
より信頼性の高いブロックデータを復元することによっ
てコードの再生不良を低減することができるという効果
を奏する。
【0073】[第10の実施の形態]次に、本発明の第
10の実施の形態を図14の(A)及び(B)を参照し
て説明する。
【0074】本実施の形態に於いて、各ブロックのヘッ
ダ24は、図14の(A)に示すように、アドレスデー
タ24Aに再生制御情報を示す補助データ24Bを付加
したものである。ここで、再生制御情報は、当該コード
内でどのブロックを読み取ってもブロックデータ22の
復元が可能なようにブロック間で共通の情報であり、従
って補助データ24Bは、コード内の各ブロックで固定
のデータである。
【0075】本実施の形態の情報再生システムは、図1
4の(B)に示すように、上記第9の実施の形態に於け
るアドレスデータビット列生成部34の代わりに、補助
データビット列抽出部36と補助データビット列決定部
38とを設けている。
【0076】即ち、補助データビット列抽出部36は、
上記ブロック検出部12で検出されたブロックから上記
補助データ24のビット列を抽出し、補助データビット
列決定部38では、この抽出された複数の補助データビ
ット列より多数決により補助データビット列を決定し
て、これを記憶しておく。そして、復元制御部16のビ
ット列比較部16Cでは、この補助データビット列決定
部38に記憶された補助データビット列と、上記補助デ
ータビット列抽出部36で抽出された注目ブロックの補
助データビット列とを、ビット毎に比較して不一致ビッ
トを検出し、検出された不一致ビット数に応じて確信度
を判定する。
【0077】このように、本実施の形態では、ブロック
間で共通の補助データの比較照合を行うことによって、
前述の第1の実施の形態の効果に加えて、アドレスとは
独立に確信度を判定することが可能となるという効果が
得られる。
【0078】[第11の実施の形態]以上、第1乃至第
10の実施の形態を説明してきたが、これらは互いに組
み合わせて構成することももちろん可能である。
【0079】これらを組み合わせた例を、第11の形態
として、図6の(A)のようなブロック配列フォーマッ
トで記述されたコードを読み取る場合について、図15
の(A)乃至図17を参照して説明する。
【0080】まず、アドレスデータ取得からブロックデ
ータ復元に至るまでの動作を図15の(A)のフローチ
ャートを用いて説明する。ここではまず、ブロック検出
部12で検出された第1ブロック、および第2ブロック
のアドレスを複数アドレス仮設定部14Aで復元して、
それぞれladd、raddに仮設定する(ステップS10,S
12)。なお、ここでは、第1ブロックが注目ブロック
であるものとする。次に、仮設定されたladd、raddを利
用してアドレス決定部14Cによりアドレス決定を行い
(ステップS14)、決定されたアドレスladdが「0」
(ステップS16)、もしくは、注目ブロックladdの再
復元禁止フラグが既に立っている場合には(ステップS
18)、ブロックデータを復元せずに処理を終了する。
【0081】これ以外の時は、ブロックデータを復元し
(ステップS20)、laddの再復元禁止フラグに確信度
フラグの値を設定する(ステップS22)。この部分の
構成は、第1の実施の形態が該当する。
【0082】次に、複数アドレス仮設定部14Aの動作
を、図15の(B)のフローチャートを用いて説明す
る。ここではまず、ブロックからアドレスデータを抽出
し(ステップS30)、アドレスエラー訂正処理により
アドレスを復元する(ステップS32)。ここで、エラ
ー訂正不可(ステップS34)、もしくは訂正後のアド
レスが当該情報再生システムが扱うアドレスの範囲外で
あった場合(ステップS36)には、アドレスとして
「0」を出力する。
【0083】この部分の構成は、第2の実施の形態が該
当する。また、エラー訂正が可能であり(ステップS3
4)、訂正後のアドレスが適正であった場合には(ステ
ップS36)、さらに、補助データ24Bを抽出し(ス
テップS38)、その整合性をビット列比較部16Cに
よりチェックする(ステップS40)。ここでエラーが
検出された場合には、補助データ不整合と判断してアド
レスとして「0」を出力する。整合と判断された場合に
は、上記訂正後のアドレスを出力する。
【0084】この補助データ24Bの比較動作を、図1
6のフローチャートを用いて説明する。ここではまず、
補助データ24Bの抽出数を調べ、「3」未満のときは
(ステップS50)、その抽出された補助データ24B
を照合用のパターンを作成するための配列に記憶し(ス
テップS52)、補助データ抽出数をカウントアップす
る(ステップS54)。そして、補助データ抽出数が
「3」になると(ステップS56)、上記配列に記憶さ
れた3つの補助データ24Bの多数決により照合用の参
照データを作成し、記憶する(ステップS58)。ま
た、補助データ抽出数が「3」未満の時は、整合性の判
定ができないので、仮に補助データ整合と判定し、結果
を出力する。
【0085】一方、補助データの抽出数が3以上の時
は、既に参照データが設定されているので、抽出された
補助データ24Bを参照データと比較してエラーをチェ
ックする(ステップS60)。そして、エラーを起こし
ていた場合には、補助データ不整合、それ以外は整合と
判定し、結果を出力する。
【0086】この部分の構成は第10の実施の形態が該
当する。次に、アドレス決定部14Cの動作を図17の
フローチャートを用いて説明する。
【0087】ここではまず、第1、第2ブロックアドレ
ス(ladd、radd)が「0」でないことを確認し(ステッ
プS70,S72,S74)、片方しか正しく復元され
ていない場合には、復元された側からアドレスを決定す
る。
【0088】両アドレスが復元されている場合には、復
元された両アドレス対応関係とフォーマット情報との整
合性をチェックし(ステップS76)、整合していれば
確信度は「1」に(ステップS78)、アドレス記憶部
にはladdを設定して(ステップS80)、laddを決定ア
ドレスとして出力する。
【0089】ただし、この時点でフォーマット情報が未
設定であった場合には(ステップS82)、laddとradd
の対応関係を調べてフォーマット情報記憶部14Bに記
憶し、確信度は「0」に(ステップS84)、アドレス
記憶部にはladdを設定して(ステップS80)、laddを
決定アドレスとして出力する。
【0090】また、アドレス対応関係が設定されたフォ
ーマット情報と不整合であった場合(ステップS7
6)、laddとraddでよりアドレス記憶部に記憶されたア
ドレスに近い方を調べて(ステップS86)、近い側の
アドレスを基準にしてアドレス決定を行う。
【0091】この部分の構成は第4、および第5の実施
の形態が該当する。アドレス決定の基準がraddの場合に
は、フォーマット情報が必要となるので、これが未設定
の場合には(ステップS88)、アドレス決定ができな
いので決定アドレスとして「0」を出力する。
【0092】フォーマット情報が設定されていれば、そ
れに基づいてladdを決定し(ステップS90)、確信度
を「0」に設定する(ステップS92)。また、アドレ
ス記憶部に記憶されたアドレスに近い方がladdの場合も
(ステップS86)、確信度を「0」に設定する(ステ
ップS92)。つまり、アドレス対応関係が設定された
フォーマット情報と整合が取れた場合(ステップS7
6)を除き、確信度は「0」に設定し、決定アドレスと
してladdを出力する。
【0093】この部分の構成は、決定アドレスと仮設定
アドレスとの整合性による確信度判定ということで、第
6の実施の形態の変形例に相当する。こうすることによ
り決定されたアドレスが誤っていたとしても、当該ブロ
ックデータの再復元が可能となる。
【0094】また、このときのladdはアドレス記憶部に
記憶されたアドレスとの差が「8」未満の時のみ(ステ
ップS94)、記憶アドレスとして設定するが(ステッ
プS96)、これは、決定されたアドレスが誤っていた
場合に、その影響が以降に復元するアドレスの決定に波
及するのを防ぐためである。
【0095】このように、各実施の形態を組み合わせて
作用させることにより、本発明を有効に機能させて、ア
ドレスエラーによるコード再生不良を大きく低減するこ
とが可能となる。
【0096】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。例えば、上記実施の形態では、音声情報に関
してのみ説明したが、映像情報やディジタルコードデー
タ等、他のマルチメディア情報についても同様に適用で
きることはもちろんである。
【0097】ここで、本発明の要旨をまとめると以下の
ようになる。 (1) 情報データを所定の情報量毎に分割したブロッ
クデータの内容に応じてイメージ化されたデータパター
ンと、該ブロック毎に割り付けられたアドレスを示すブ
ロックヘッダの内容に応じてイメージ化されたヘッダパ
ターンとから少なくとも構成されたブロックが所定のブ
ロック配列フォーマットに従って複数個配列されたコー
ドを、当該一撮像画面内に複数個の上記ブロックが含ま
れるように撮像して光学的に読み取る読取手段と、上記
読取手段で読み取られた一撮像画面内のコードから上記
各ブロックを検出するブロック検出手段と、上記ブロッ
ク検出手段で検出されたブロックのアドレスデータを取
得するアドレスデータ取得手段と、上記ブロック検出手
段で検出されたブロックのデータパターンからブロック
データを復元するブロックデータ復元手段と、上記ブロ
ックデータ復元手段で復元されたブロックデータを、上
記アドレスデータ取得手段で取得されたアドレスデータ
に従って結合し元の情報データを再生する情報データ再
生手段と、を具備し、上記アドレスデータ取得手段は、
上記ブロック検出手段で一撮像画面内に検出された少な
くとも2個以上のブロックから、それぞれのアドレスデ
ータを復元して仮設定する複数アドレス仮設定手段と、
当該読み取り対象のコードにおける各ブロックのアドレ
ス割付に係るフォーマット情報を記憶するフォーマット
情報記憶手段と、上記複数アドレス仮設定手段で仮設定
された少なくとも2個以上のアドレスデータと、上記フ
ォーマット情報記憶手段で記憶されたフォーマット情報
とに基づいて、各ブロックのアドレスを決定するアドレ
ス決定手段と、を含むことを特徴とする情報再生システ
ム。
【0098】この(1)に関する実施の形態は、第1の
実施の形態が対応し、その構成は図1の(A)のように
なる。即ち、アドレスデータ取得手段に対応するアドレ
スデータ取得部14は、複数アドレス仮設定手段に対応
する複数アドレス仮設定部14Aと、フォーマット情報
記憶手段に対応するフォーマット情報記憶部14Bと、
アドレス決定手段に対応するアドレス決定部14Cとか
らなる。そして、当該読み取り対象のコードにおける各
ブロックのアドレス割付に係るフォーマット情報をフォ
ーマット情報記憶部14Bに記憶しておき、複数アドレ
ス仮設定部14Aにて、ブロック検出手段に対応するブ
ロック検出部12で一撮像画面内に検出された少なくと
も2個以上のブロックからそれぞれのアドレスデータを
復元して仮設定し、アドレス決定部14Cにより、この
仮設定された少なくとも2個以上のアドレスデータと上
記フォーマット情報記憶部14Bで記憶されたフォーマ
ット情報とに基づいて各ブロックのアドレスを決定す
る。
【0099】なお、図1中、復元制御部16では、アド
レスデータ取得部14で取得されたアドレスに応じて注
目ブロックデータの復元を行うか否かを制御し、例え
ば、1度復元したブロックのアドレスを記憶しておき、
アドレスデータ取得部14から既に復元されたブロック
のアドレスが入力された場合には、当該ブロックのデー
タは復元しないようにブロックデータ復元手段に対応す
るブロックデータ復元部18を制御する。ただし、復元
制御部16は本発明必須の手段ではない。
【0100】ここで、ブロックは図1の(B)のように
ブロックヘッダ24とブロックデータ22とを有し、例
えば図1の(C)に示すような構造で記録される。ただ
し、ブロック形状は三角形、六角形などの他の形状でも
よく、これらの図1の(B)及び(C)は形状や位置関
係を限定するものではない。また、ブロックは、例えば
図1の(D)に示すような配列フォーマットに従って記
録されるが、配列フォーマットとしては、図3の(C)
や図4の(B)、図6の(A)など、種々のものが考え
られる。
【0101】このように、アドレスデータ取得手段を、
上記のような構成とすることにより、注目ブロックと所
定の位置関係にある複数ブロックのアドレス情報からフ
ォーマット情報に基づいて注目ブロックのアドレスを決
定することができ、これにより、単独ではアドレスエラ
ーとなる場合にもエラー訂正が可能となり、ブロックデ
ータが別のアドレスのデータと誤って読み取られること
によるコード再生不良を低減することが可能となる。
【0102】また、一撮像画面内のブロックのアドレス
情報を利用するため、手動走査においてもその効果を発
揮することができる。 (2) 上記複数アドレス仮設定手段は、仮設定した各
アドレスデータが、当該情報再生システムに適用すべき
コードのアドレスとして適正なものであるか否かを判定
するアドレス適正判定手段と、上記アドレス適正判定手
段で不適正と判定されたアドレスデータを上記アドレス
決定手段に出力することを禁止するアドレス出力制御手
段と、を含むことを特徴とする(1)に記載の情報再生
システム。
【0103】この(2)に関する実施の形態は、第2の
実施の形態が対応し、その構成は図3の(A)のように
なる。即ち、アドレス適正判定手段に対応するアドレス
適正判定部14A2は、読み取られた各ブロックのアド
レスが当該情報再生システムにおいて適正なものである
か否かを判定し、不適正と判定した場合には、アドレス
出力制御手段に対応するアドレス出力制御部14A3に
より、当該アドレスをアドレス決定手段に対応するアド
レス決定部14Cへ出力するのを禁止する。ここで、ア
ドレスが当該情報再生システムにおいて不適正なものと
は、例えば、アドレスが当該情報再生システムの扱う範
囲を逸脱しているものや、アドレスエラーが訂正可能範
囲を超えているもの等をさす。
【0104】このように、複数アドレス仮設定手段を上
記のような構成とすることにより、不適切なアドレスが
アドレス決定の判断材料とされることを防止でき、最終
的に決定されるアドレスの信頼性を向上することが可能
となる。
【0105】(3) 上記フォーマット情報記憶手段
は、フォーマット情報として、当該読み取り対象コード
における各ブロックの物理的位置と各ブロックに割り付
けられたアドレスとの対応関係をテーブル化したテーブ
ル情報を記憶するものであることを特徴とする(1)に
記載の情報再生システム。
【0106】この(3)に関する実施の形態は、第3の
実施の形態が対応し、その構成は図3の(B)のように
なる。即ち、フォーマット情報記憶手段は対応関係テー
ブル情報記憶部14Dに対応し、アドレス決定手段はア
ドレスマッチング部14Eに対応する。
【0107】なお、上記対応関係テーブルには、図3の
(D)のようにコード中のすべてのブロックについてそ
の位置とアドレスを記述したものや、図2の(B)のよ
うにブロックの相対位置とアドレスの相対関係のみを記
述したものなどがある。
【0108】対応関係テーブル情報記憶部14Dでは、
コードのブロック配列フォーマットに対応するアドレス
対応関係テーブルを記憶し、アドレスマッチング部14
Eでは、上記対応関係テーブルと上記複数アドレス仮設
定部14Aで仮設定された複数のアドレスとのマッチン
グをとってアドレスを決定する。
【0109】このように、フォーマット情報記憶手段を
上記のような構成とすることにより、予め、ブロック配
列フォーマットに応じたテーブル情報を記憶しておき、
ブロックがアドレス順に整列していないコードに対して
も、本発明を適用することが可能となる。
【0110】(4) 上記フォーマット情報記憶手段
は、上記複数アドレス仮設定手段で仮設定された複数個
のアドレスデータから、当該読み取られたコードのブロ
ック配列フォーマットを同定する手段を含むことを特徴
とする(1)に記載の情報再生システム。
【0111】この(4)に関する実施の形態は第4の実
施の形態が対応し、構成は図1の(A)と同一である。
即ち、ここでフォーマット情報記憶部14Bは、複数ア
ドレス仮設定部14Aにより仮設定されたアドレスとそ
の位置関係から、対応するブロック配列フォーマットを
同定してそのアドレス対応関係を記憶し、アドレス決定
部14Cでは、複数アドレス仮設定部14Aにより仮設
定されたアドレスと前記記憶されたアドレス対応関係と
を利用してアドレスを決定する。
【0112】このように、フォーマット情報記憶手段を
上記のような構成とすることにより、ブロック配列フォ
ーマットを読み取ったコードから同定することができ、
これにより、予め固定のアドレス対応関係テーブルを用
意する必要がなく、ブロック配置の自由度を大きくする
ことが可能となる。
【0113】(5) 上記フォーマット情報記憶手段で
記憶されたフォーマット情報が、コード中の各ブロック
に対してそのアドレスが連続的に増加乃至は減少するよ
うに割り付けられたことを示す情報を含むものであると
き、上記アドレス決定手段は、決定したアドレスを記憶
するアドレス記憶手段と、アドレスの決定に際して、上
記複数アドレス仮設定手段で仮設定された複数個のアド
レスデータのうち、上記アドレス記憶手段に記憶されて
いるアドレスに最も近い値を有するアドレスデータを基
準として、残余のブロックのアドレスを決定する手段と
を含むことを特徴とする(1)に記載の情報再生システ
ム。
【0114】この(5)に関する実施の形態は、第5の
実施の形態が対応する。構成は図1の(A)と同一で、
アドレス決定手段としてのアドレス決定部14Cは、決
定したアドレスを記憶するアドレス記憶手段に対応する
図示しないアドレス記憶部を含む。
【0115】即ち、アドレス決定部14Cでは毎回決定
したアドレスをアドレス記憶部に記憶しておき、複数ア
ドレス仮設定部14Aによって仮設定された複数のアド
レスのうち、上記アドレス記憶部に記憶されたアドレス
に最も近いアドレスを最も確からしいアドレスと判定
し、該アドレスと注目ブロックアドレスとの対応関係を
利用して注目ブロックのアドレスを決定する。ここで、
上記アドレス記憶部には、毎回決定したアドレスが記憶
されるため、常に今回決定しようとしているアドレスの
直前に決定されたアドレスが格納されている。
【0116】このように、アドレス決定手段を上記のよ
うな構成とすることにより、読み取られるブロックアド
レスの連続性を利用したアドレス決定が可能となり、複
数アドレス仮設定手段では最低2つのアドレスを読み取
るだけで単独では回復できないアドレスエラーが回復で
きる。
【0117】(6) 上記複数アドレス仮設定手段で仮
設定された各アドレスデータと、該各アドレスデータに
基づいて上記アドレス決定手段で決定された各アドレス
データとの比較結果から、各アドレスに該当するブロッ
クデータの確信度を判定する確信度判定手段と、上記確
信度判定手段での判定結果に基づいて、上記ブロックデ
ータ復元手段に対して次以降の撮像画面における同一ア
ドレスのブロックデータの復元を禁止、または許可する
再復元制御手段と、を更に具備することを特徴とする
(1)に記載の情報再生システム。
【0118】この(6)に関する実施の形態は、第6の
実施の形態が対応し、その構成は図8のようになる。即
ち、確信度判定手段に対応する確信度判定部16Aで
は、複数アドレス仮設定部14Aとアドレス決定部14
Cの結果を利用して、注目ブロックデータの確信度を判
定する。例えば、アドレス決定部14Cで決定されたア
ドレスと複数アドレス仮設定部14Aで仮設定された注
目ブロックのアドレスとが一致している場合には確信度
高、一致していない場合には確信度低と判定する。そし
て、再復元制御手段に対応する再復元制御部16Bで
は、ブロックデータを復元する際に、当該ブロックデー
タが既に復元されていても、その確信度が低であれば再
復元を行い、高であれば再復元を行わないように、ブロ
ックデータ復元部18を制御する。
【0119】ここで、確信度は本実施の形態に限らず、
エラー訂正数や参照パターンとの比較によって得られる
エラー検出数などを利用して決定することもできる。こ
のように、確信度に応じてブロックデータの復元制御を
行う構成にすることにより、確信度の低いブロックデー
タは、次以降の撮像画面で同じアドレスのブロックが検
出された場合には、ブロックデータを再復元することが
でき、これにより、より信頼性の高いブロックデータを
情報データ再生手段に出力して、コード再生不良を低減
することが可能となる。
【0120】(7) 上記フォーマット情報記憶手段で
記憶されたフォーマット情報が、コード中の各ブロック
に対してそのアドレスが連続的に増加乃至は減少するよ
うに割り付けられたことを示す情報を含むものであると
き、上記アドレス決定手段は、決定したアドレスを記憶
するアドレス記憶手段を含み、上記複数アドレス仮設定
手段で仮設定された各アドレスデータと、上記アドレス
記憶手段に記憶されている直前に決定されたアドレスと
を比較し、アドレスの連続性に基づいて、各アドレスに
該当するブロックデータの確信度を判定する確信度判定
手段と、上記確信度判定手段での判定結果に基づいて、
上記ブロックデータ復元手段に対して次以降の撮像画面
における同一アドレスのブロックデータの復元を禁止、
または許可する再復元制御手段と、を更に具備すること
を特徴とする(1)に記載の情報再生システム。
【0121】この(7)に関する実施の形態は、第7の
実施の形態が対応し、その構成は図8に示すようにな
る。ここで、アドレス決定手段に対応するアドレス決定
部14Cは、決定したアドレスを記憶するアドレス記憶
手段に対応する不図示のアドレス記憶部を含む。
【0122】即ち、アドレス決定部14Cでは、毎回決
定したアドレスをアドレス記憶部に記憶しておき、確信
度判定手段に対応する確信度判定部16Aでは、複数ア
ドレス仮設定部14Aの結果と上記アドレス記憶部に記
憶されたアドレスとを利用して、当該ブロックデータの
確信度を判定する。例えば、アドレス記憶部に記憶され
たアドレスと複数アドレス仮設定部14Aで仮設定され
た注目ブロックのアドレスとの差が「2」以下の場合に
は確信度高、それより大きい場合には確信度低と判定す
る。そして、再復元制御手段に対応する再復元制御部1
6Bでは、ブロックデータを復元する際に、当該ブロッ
クデータが既に復元されていても、その確信度が低であ
れば再復元を行い、高であれば再復元を行わないように
ブロックデータ復元部18を制御する。
【0123】ここで、上記アドレス記憶部には、毎回決
定したアドレスが記憶されるため、常に今回決定しよう
としているアドレスの直前に決定されたアドレスが格納
されている。
【0124】このように、確信度を直前に決定されたア
ドレスと復元されたアドレスとの差異に応じて決定する
ことにより、複数アドレス仮設定手段においてアドレス
を仮設定する際に確信度を同時に決定でき、処理を高速
化することが可能となる。
【0125】(8) 上記ブロックヘッダは、アドレス
のエラー訂正処理を行うためのエラー訂正符号を含むも
のであって、上記複数アドレス仮設定手段は、上記ブロ
ック検出手段で検出された各ブロックからアドレスデー
タビット列を抽出するアドレスデータビット列抽出手段
と、上記アドレスデータビット列抽出手段で抽出された
各アドレスデータビット列についてエラー訂正処理を行
うアドレスエラー訂正手段と、上記アドレスエラー訂正
手段における各アドレス毎のエラー訂正数をカウントす
るエラー訂正数カウント手段と、を含み、上記エラー訂
正数カウント手段でカウントされた各アドレス毎のエラ
ー訂正数によって、該当するブロックデータの確信度を
判定する確信度判定手段と、上記確信度判定手段での判
定結果に基づいて、上記ブロックデータ復元手段に対し
て次以降の撮像画面における同一アドレスのブロックデ
ータの復元を禁止、または許可する再復元制御手段と、
を更に具備することを特徴とする(1)に記載の情報再
生システム。
【0126】この(8)に関する実施の形態は、第8の
実施の形態が対応し、その構成は図12のようになる。
即ち、アドレスデータはアドレス情報にエラー訂正符号
を付加したものであって、複数アドレス仮設定手段に対
応する複数アドレス仮設定部14Aでは、アドレスデー
タビット列抽出手段に対応するアドレスデータビット列
抽出部14A4で抽出されたアドレスデータビット列に
対して、アドレスエラー訂正手段に対応するアドレスエ
ラー訂正部14A5でエラー訂正処理を施してアドレス
決定部14Cに出力する。このとき、エラー訂正数カウ
ント手段に対応するエラー訂正数カウント部14A6で
は、アドレスエラー訂正部14A5で訂正したビット数
をカウントして確信度判定手段に対応する確信度判定部
16Aへ出力し、確信度判定部16Aでは、カウントさ
れた注目ブロックアドレスのエラー訂正ビット数によっ
て注目ブロックデータの確信度を判定する。
【0127】このように、複数アドレス仮設定手段を上
記のような構成とすることにより、アドレスエラー訂正
数を確信度の判定に利用することができ、ブロックデー
タの確信度を数値化してきめ細かな再復元制御をするこ
とが可能となる。
【0128】(9) 上記ブロックヘッダは、アドレス
のエラー訂正処理を行うためのエラー訂正符号を含むも
のであって、上記複数アドレス仮設定手段は、上記ブロ
ック検出手段で検出された各ブロックからアドレスデー
タビット列を抽出するアドレスデータビット列抽出手段
と、上記アドレスデータビット列抽出手段で抽出された
各アドレスデータビット列についてエラー訂正処理を行
うアドレスエラー訂正手段と、を含み、上記アドレス決
定手段で決定された各アドレスデータにエラー訂正符号
を付加して元のアドレスデータビット列を生成するアド
レスデータビット列生成手段と、上記アドレスデータビ
ット列生成手段で生成されたアドレスデータビット列
と、上記アドレスデータ抽出手段で抽出された各アドレ
スデータビット列の比較によって、該当するブロックデ
ータの確信度を判定する確信度判定手段と、上記確信度
判定手段での判定結果に基づいて、上記ブロックデータ
復元手段に対して次以降の撮像画面における同一アドレ
スのブロックデータの復元を禁止、または許可する再復
元制御手段と、を更に具備することを特徴とする(1)
に記載の情報再生システム。
【0129】この(9)に関する実施の形態は、第9の
実施の形態が対応し、その構成は図13のようになる。
ここで、確信度判定手段はビット列比較部16Cが対応
する。
【0130】即ち、ブロックヘッダはアドレス情報にエ
ラー訂正符号を付加したものであって、アドレスデータ
ビット列生成手段に対応するアドレスデータビット列生
成部34では、アドレス決定部14Cで決定された各ア
ドレスデータにエラー訂正符号を付加して元のアドレス
データビット列を求め、この符号化されたアドレスデー
タビット列とアドレスデータビット列抽出手段に対応す
るアドレスデータビット列抽出部14A4で抽出された
注目ブロックのアドレスデータビット列とをビット列比
較部16Cによりビット毎に比較して不一致を検出し、
その数に応じて確信度を判定する。
【0131】このような構成とすることにより、アドレ
スデータビット列抽出手段における抽出結果と決定され
たアドレスから求められたアドレスデータビット列とを
ビット毎に比較することができ、アドレスエラー訂正手
段でアドレスが誤訂正された場合にもエラーを起こした
ビット数を正確にカウントすることが可能となる。
【0132】(10) 上記ブロックヘッダは、各ブロ
ック間で共通の補助データを示す補助データビット列を
含むものであって、上記ブロック検出手段で検出された
各ブロックから補助データビット列を抽出する補助デー
タビット列抽出手段と、上記補助データビット列抽出手
段で抽出された複数個の補助データビット列に基づいて
補助データビット列を決定する補助データビット列決定
手段と、上記補助データビット列決定手段で決定された
補助データビット列と上記補助データビット列抽出手段
で抽出された各補助データビット列との比較によって、
該当するブロックデータの確信度を判定する確信度判定
手段と、上記確信度判定手段での判定結果に基づいて、
上記ブロックデータ復元手段に対して次以降の撮像画面
における同一アドレスのブロックデータの復元を禁止、
または許可する再復元制御手段と、を更に具備すること
を特徴とする(1)に記載の情報再生システム。
【0133】この(10)に関する実施の形態は、第1
0の実施の形態が対応し、その構成は図14の(B)の
ようになる。ここで、確信度判定手段はビット列比較部
16Cに対応する。
【0134】即ち、ブロックヘッダはアドレスデータに
当該コード内で共通の補助データを付加したものであっ
て、補助データビット列抽出手段に対応する補助データ
ビット列抽出部36ではブロックヘッダの補助データ部
分の抽出を行う。補助データビット列決定手段に対応す
る補助データビット列決定部38では、抽出された複数
の補助データから多数決により確からしい補助データを
決定して、これを記憶しておき、ビット列比較部16C
では、上記記憶された補助データと抽出された注目ブロ
ックの補助データとビット毎に比較して不一致ビットを
検出し、検出された不一致ビット数に応じて確信度を判
定する。ここで、補助データは、コード内の全てのブロ
ックについて共通の所定の固定パターンであって、例え
ばコード内データの記録様式、変調方式、データの並び
順などの再生制御情報等が該当する。また、単一の再生
制御情報のみしか取り扱わないシステムにおいては、補
助データビット列決定部38は予め補助データを記憶す
るだけの動作でよい。
【0135】このように、上記のような構成とすること
により、ブロックに付された補助データの比較照合を行
うことができ、アドレスとは独立にブロックデータの確
信度を判定することが可能となる。
【0136】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
アドレスエラーによるコード再生不良を低減する情報再
生システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第1の実施の形態の情報再生システム
のブロック構成図、(B)及び(C)はそれぞれブロッ
クの構造を説明するための図であり、(D)はブロック
の配列フォーマットを示す図である。
【図2】(A)はブロック位置関係とアドレスを説明す
るための図、(B)はブロック位置関係とアドレス対応
関係の対応関係テーブルを示す図、(C)は撮像された
ブロックとアドレスを示す図であり、(D)はブロック
位置関係とアドレス対応関係、逆算される注目ブロック
アドレスの対応関係テーブルを示す図である。
【図3】(A)は第2の実施の形態に於ける複数アドレ
ス仮設定部の構成を示す図、(B)は第3の実施の形態
に於けるアドレスデータ取得部の構成を示す図、(C)
はブロックの配列フォーマットを示す図、(D)は対応
関係テーブルを示す図であり、(E)は撮像されたブロ
ックとアドレスを示す図である。
【図4】(A)はマッチング結果を説明するための図、
(B)は第4の実施の形態に於けるブロックの整列配置
を示す図であり、(C)はアドレス決定を説明するため
の図である。
【図5】(A)は第4の実施の形態におけるブロックの
別の構成例を示す図、(B)は撮像されたブロックとア
ドレスを示す図、(C)は(B)の撮像結果から得られ
るブロックのアドレスを説明するための図、(D)は第
4の実施の形態におけるブロックのさらに別の構成例に
よる撮像されたブロックとアドレスを示す図、(E)は
(D)の撮像結果から得られるブロックのアドレスを説
明するための図、(F)は第4の実施の形態におけるブ
ロックの他の構成例を示す図、(G)は(F)の構成の
場合のブロックの配列フォーマットを示す図、(H)は
撮像されたブロックとアドレスを示す図である。
【図6】(A)は第5の実施の形態に於けるブロックの
配列フォーマットを示す図、(B)はコードと撮像範囲
を説明するための図であり、(C)はフレームと撮像ブ
ロックを示す図である。
【図7】読み取りブロックとアドレス決定法を説明する
ための図である。
【図8】第6の実施の形態の情報再生システムのブロッ
ク構成図である。
【図9】(A)及び(B)は再復元による信頼性の向上
を説明するための図である。
【図10】確信度と再復元制御を説明するための図であ
る。
【図11】(A)及び(B)はそれぞれ第7及び第8の
実施の形態に於ける確信度と再復元制御を説明するため
の図である。
【図12】第8の実施の形態の情報再生システムのブロ
ック構成図である。
【図13】第9の実施の形態の情報再生システムのブロ
ック構成図である。
【図14】(A)は第10の実施の形態に於けるブロッ
ク構造を示す図であり、(B)は情報再生システムのブ
ロック構成図である。
【図15】(A)及び(B)はそれぞれ第11の実施の
形態に於けるアドレスデータ取得とブロックデータ復元
処理のフローチャート及びアドレス仮設定処理のフロー
チャートを示す図である。
【図16】補助データ比較照合処理のフローチャートを
示す図である。
【図17】アドレス決定処理のフローチャートを示す図
である。
【符号の説明】
10 コード読取部 12 ブロック検出部 14 アドレスデータ取得部 14A 複数アドレス仮設定部 14A1 アドレス復元部 14A2 アドレス適正判定部 14A3 アドレス出力制御部 14A4 アドレスデータビット列抽出部 14A5 アドレスエラー訂正部 14A6 エラー訂正数カウント部 14B フォーマット情報記憶部 14C アドレス決定部 14D 対応関係テーブル情報記憶部 14E アドレスマッチング部 16 復元制御部 16A 確信度判定部 16B 再復元制御部 16C ビット列比較部 18 ブロックデータ復元部 20 情報データ再生部 22 ブロックデータ 24 ブロックヘッダ 24A アドレスデータ 24B 補助データ 26 ブロック 28 マーカ 30 ヘッダパターン 32 データパターン 34 アドレスデータビット列生成部 36 補助データビット列抽出部 38 補助データビット列決定部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報データを所定の情報量毎に分割した
    ブロックデータの内容に応じてイメージ化されたデータ
    パターンと、該ブロック毎に割り付けられたアドレスを
    示すブロックヘッダの内容に応じてイメージ化されたヘ
    ッダパターンとから少なくとも構成されたブロックが所
    定のブロック配列フォーマットに従って複数個配列され
    たコードを、当該一撮像画面内に複数個の上記ブロック
    が含まれるように撮像して光学的に読み取る読取手段
    と、 上記読取手段で読み取られた一撮像画面内のコードから
    上記各ブロックを検出するブロック検出手段と、 上記ブロック検出手段で検出されたブロックのアドレス
    データを取得するアドレスデータ取得手段と、 上記ブロック検出手段で検出されたブロックのデータパ
    ターンからブロックデータを復元するブロックデータ復
    元手段と、 上記ブロックデータ復元手段で復元されたブロックデー
    タを、上記アドレスデータ取得手段で取得されたアドレ
    スデータに従って結合し元の情報データを再生する情報
    データ再生手段と、 を具備し、 上記アドレスデータ取得手段は、 上記ブロック検出手段で一撮像画面内に検出された少な
    くとも2個以上のブロックから、それぞれのアドレスデ
    ータを復元して仮設定する複数アドレス仮設定手段と、 当該読み取り対象のコードにおける各ブロックのアドレ
    ス割付に係るフォーマット情報を記憶するフォーマット
    情報記憶手段と、 上記複数アドレス仮設定手段で仮設定された少なくとも
    2個以上のアドレスデータと、上記フォーマット情報記
    憶手段で記憶されたフォーマット情報とに基づいて、各
    ブロックのアドレスを決定するアドレス決定手段と、 を含むことを特徴とする情報再生システム。
  2. 【請求項2】 上記複数アドレス仮設定手段は、 仮設定した各アドレスデータが、当該情報再生システム
    に適用すべきコードのアドレスとして適正なものである
    か否かを判定するアドレス適正判定手段と、 上記アドレス適正判定手段で不適正と判定されたアドレ
    スデータを上記アドレス決定手段に出力することを禁止
    するアドレス出力制御手段と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報再生シス
    テム。
  3. 【請求項3】 上記複数アドレス仮設定手段で仮設定さ
    れた各アドレスデータと、該各アドレスデータに基づい
    て上記アドレス決定手段で決定された各アドレスデータ
    との比較結果から、各アドレスに該当するブロックデー
    タの確信度を判定する確信度判定手段と、 上記確信度判定手段での判定結果に基づいて、上記ブロ
    ックデータ復元手段に対して次以降の撮像画面における
    同一アドレスのブロックデータの復元を禁止、または許
    可する再復元制御手段と、 を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の情報
    再生システム。
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