JP2912831B2 - 情報記録媒体及び情報再生装置 - Google Patents

情報記録媒体及び情報再生装置

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JP2912831B2 JP6241150A JP24115094A JP2912831B2 JP 2912831 B2 JP2912831 B2 JP 2912831B2 JP 6241150 A JP6241150 A JP 6241150A JP 24115094 A JP24115094 A JP 24115094A JP 2912831 B2 JP2912831 B2 JP 2912831B2
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    • G06K7/1408Methods for optical code recognition the method being specifically adapted for the type of code
    • G06K7/14172D bar codes

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声,音楽等のオーデ
ィオ情報、カメラ,ビデオ機器等から得られる映像情
報、及びパーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ等
から得られるディジタルコードデータ、等を含めた所謂
マルチメディア情報を光学的に読み取り可能なコードパ
ターンとして記録した紙等の情報記録媒体、及びそのよ
うな情報記録媒体に記録されたコードパターンを光学的
に読み取って元のマルチメディア情報を再生する情報再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、音声や音楽等を記録する媒体
として、磁気テープや光ディスク等、種々のものが知ら
れている。しかしこれらの媒体は、大量に複製を作った
としても単価はある程度高価なものとなり、またその保
管にも多大な場所を必要としていた。さらには、音声を
記録した媒体を、遠隔地にいる別の者に渡す必要ができ
た場合には、郵送するにしても、また直に持っていくに
しても、手間と時間がかかるという問題もあった。ま
た、オーディオ情報以外の、カメラ,ビデオ機器等から
得られる映像情報、及びパーソナルコンピュータ,ワー
ドプロセッサ等から得られるディジタルコードデータ、
等をも含めた所謂マルチメディア情報全体に関しても同
様であった。
【0003】そこで、本発明の出願人は、オーディオ情
報,映像情報,ディジタルコードデータの少なくとも一
つを含むマルチメディア情報を、ファクシミリ伝送が可
能で、また大量の複製が安価に可能な画像情報即ち符号
化情報としてのドットコードの形で紙等の情報記録媒体
に記録するシステム及びそれを再生するためのシステム
を発明し、特願平5−260464号として出願し、特
開平6−231466号として公開されている。
【0004】この特許出願に記されたドットコードは、
複数のブロックをマトリクス状に配置したブロック群か
らなり、各ブロックが、データの内容に応じて配列され
た複数のドットでなるデータドットパターンと、このデ
ータドットパターンに関して所定の位置関係で配置され
る当該ブロックのアドレスを示すブロックアドレスパタ
ーンとを有するものである。
【0005】即ち、各ブロックは、図13の(A)に示
すように、マーカ10と、配列方向検出用コード12
と、ブロック別ブロックアドレス14と、各ブロック内
記録データ16とから構成される。マーカ10は、ここ
では大きな円形ドットとして記録され、各ブロック内記
録データ16は、これよりも格段に小さいドットの配列
によって構成される。
【0006】そして、このようなブロックが、同図の
(B)に示すように二次元的に配列されてドットコード
が構成される。この図では、縦方向に2ブロック、横方
向にN/2ブロックで構成した例を示している。このよ
うに二次元配列された全てのブロックから再生されたデ
ータが、1つのコードとして再生される。なお、上記ブ
ロック別ブロックアドレス14は、この図にブロック
1、ブロック2、ブロック3、…ブロックNとして示す
ような1〜Nの数字を表す。また、各ブロックは、縦方
向の長さ(ブロック幅BW)と横方向の長さ(ブロック
の長さBL)を持ち、縦方向2ブロックの長さが、実効
コード幅CEWと称されるドットコードの幅である。
【0007】また、同図の(C)は、同図の(B)の構
成を、ブロックアドレス14だけの記述により簡略化し
た図である。この特許出願の情報再生システムでは、情
報記録媒体上のこのようなドットコードを光学的に読み
取って再生する情報再生装置を、手で保持し、記録され
ているドットコードに沿って記録媒体上を手動で走査す
ることによって読み取る方法が開示されている。
【0008】この読み取り部の形状としては、例えば、
図14の(A)に示すように、ドットコード18に対し
て即ち記録媒体面に対して垂直に読み取り部20を当接
するよう手で持って、ドットコード18の長手方向に走
査させることが考えられる。この場合、ドットコード1
8は、前述したようにブロックアドレス14が記されて
いるため、どちらの方向に走査しても読み取ることがで
きる。即ち、ドットコード18の一端から他端へ読み取
り部20を手動走査させることで、そのドットコード1
8として記録された情報を再生することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような手動走査を
行う場合、読み取り部20をドットコード18に沿って
走査させるための目安として、読み取り部20に走査位
置指示マーク22を設けることが考えられる。この走査
位置指示マーク22としては、例えば、同図の左側に示
すようなドットコード18の幅に相当する指示マーク
や、右側に示すような読み取り部20の中心を示す指示
マークが考えられる。
【0010】このような走査位置指示マーク22を設け
ることで、操作者は、この走査位置指示マーク22を見
ながら読み取り部20をドットコード18の幅を意識し
ながら走査させたり、ドットコード18の中心に沿って
走査させたりすることで、ドットコード18に沿って正
しく走査できるようになる。
【0011】しかしながら、実際には、同図の(B)に
示すように、手動走査によりドットコード18を左端か
ら右端に読み取り部20を走査させた時、走査軌跡24
で示すように、手振れにより走査が蛇行することがあ
り、これにより走査時に読み込まれないコード部分26
が生じてしまう。この蛇行する量つまり走査時手振れ最
大値Vmax は、機械的な自動走査であれば数100ミク
ロン程度であるが、手動走査では、通常、個人差も有る
が2〜3mm程度が考えられる。
【0012】ここで、この手振れの許容量は、同図の
(C)に示すように、ドットコード18の幅をコード幅
CW、撮像エリア28の横方向の長さを撮像長GV、撮
像エリア28の縦方向の長さを撮像幅GHとすると、許
容量Aは、(GH−CW)/2により与えられる。なお
これは、コード幅CWは実効コード幅CEWと同じ場合
である。
【0013】また、手動で走査した場合、同図の(D)
に示すように、撮像エリア28が回転をして撮像される
ことがある。この場合には、許容量Aは、同図(C)の
場合に比べて小さくなり、(G’H−CW)/2で与え
られる。ここで、G’Hは、撮像実効幅を示し、GH×
COS(θ)−GV×SIN(θ)で与えられる値であ
る。
【0014】また、上記手振れによる以外にも、走査時
に読み込まれないコード部分26が生じることがある。
即ち、読み取り部20は、同図の(B)に示すように、
その底面(読み取り部の筐体が紙面を隠すエリア30)
すべてが撮像エリア28となっているわけではなく、従
って、走査開始時に、操作者が読み取り部20をドット
コード18の左端に置いた場合、つまり読み取り部20
の筐体部分がドットコード18を隠すよう置いた場合
に、撮像エリア28がドットコード18の左端にかから
ないことがある。これにより、ドットコード18の走査
開始端側に、走査時に読み込まれないコード部分26が
生じてしまう。同様に、走査終了時に、つまり操作者が
読み取り部20を左端から右方向に手動走査し、右端で
止めた場合に、右端のコード部分が撮像されずに読み残
すことがある。即ち、ドットコード18の走査終了端側
に、走査時に読み込まれないコード部分26が生じてし
まう。
【0015】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、読み取り部を手動走査させることによりコードパタ
ーンを読み取って再生する場合に、手振れが生じたり、
走査開始時又は走査終了時に読み取り部を不適当な位置
に配置しても、正確にコードパターンを読み取って再生
することを可能とする情報記録媒体及び情報再生装置を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による情報記録媒体は、複数のブロックを
マトリクス状に配置したブロック群からなり、各ブロッ
クが、データの内容に応じて配列された複数のドットで
なるデータドットパターンと、上記データドットパター
ンに関して所定の位置関係で配置される当該ブロックの
アドレスを示すブロックアドレスパターンとを有する光
学的に読み取り可能なデータコードパターンが記録され
ている部分を備える情報記録媒体であって、上記データ
コードパターンは、上記ブロック群に配置される各ブロ
ックの内、所定の領域のブロックと同一のブロックを重
畳して配置してなることを特徴とする。
【0017】また、本発明による情報再生装置は、上記
のような情報記録媒体から、上記データコードパターン
を光学的に読み取る読取手段と、この読取手段で読み取
ったデータコードパターンを元のオーディオ情報、映像
情報、ディジタルコードデータの少なくとも一つを含む
マルチメディア情報に変換する復元手段と、この復元手
段により復元されたマルチメディア情報を出力する出力
手段とを具備し、上記読取手段は、上記情報記録媒体に
記録されたデータコードパターンを撮像する撮像部を備
え、上記復元手段は、上記データコードパターンの重畳
して配置されている複数のブロックが上記撮像部により
重畳して撮像された場合に、この重畳記録されているブ
ロックを重畳して復元処理しないように制御する復元処
理制御部を備えたことを特徴とする。
【0018】
【作用】即ち、本発明の情報記録媒体によれば、それに
記録される光学的に読み取り可能なデータコードパター
ンが、複数のブロックをマトリクス状に配置したブロッ
ク群からなり、各ブロックが、データの内容に応じて配
列された複数のドットでなるデータドットパターンと、
上記データドットパターンに関して所定の位置関係で配
置される当該ブロックのアドレスを示すブロックアドレ
スパターンとを有するものとし、特に、このデータコー
ドパターンは、上記ブロック群に配置される各ブロック
の内、所定の領域のブロックと同一のブロックを重畳し
て配置するようにしている。
【0019】また、本発明の情報再生装置によれば、読
取手段に設けられた撮像部にて上記情報記録媒体に記録
されたデータコードパターンを撮像し、この撮像された
データコードパターンを復元手段によって元のオーディ
オ情報、映像情報、ディジタルコードデータの少なくと
も一つを含むマルチメディア情報に変換する際に、上記
データコードパターンの重畳して配置されている複数の
ブロックが上記撮像部により重畳して撮像された場合に
は、復元処理制御部によって、この重畳記録されている
ブロックを重畳して復元処理しないように制御するよう
にしている。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。まず、情報記録媒体に記録されるドットコード
について説明する。なお、以下の説明に於いても、ドッ
トコードは、複数のブロックをマトリクス状に配置した
ブロック群からなり、各ブロックが、図13の(A)に
示すように、マーカ10と、配列方向検出用コード12
と、ブロック別ブロックアドレス14と、各ブロック内
記録データ16とから少なくとも構成されるものとす
る。即ち、ドットコードは、このようなブロックが、同
図の(B)に示すように二次元的に配列されて構成され
るもので、ブロック別ブロックアドレス14は、この図
にブロック1、ブロック2、ブロック3、…ブロックN
として示すような1〜Nの数字を表し、以下、このよう
なブロックの配列を、同図の(C)に示すように、ブロ
ックアドレス14だけの記述により簡略化して示すもの
とする。
【0021】図1の(A)は、本発明の情報記録媒体の
第1実施例に於いて用いられるドットコードを示す図
で、図13の(C)に示したようなドットコードを二重
に設けたもの、つまり2個並列に並べて紙などの記録媒
体上に記録するようにしたものである。この図に於い
て、実効コード幅CEWは、図13の(C)に示したド
ットコードと同じ部分であり、ドットコードを再生する
のに必要なコード部分を示している。
【0022】このようなブロック配列とすると、再生装
置を走査方向に沿って走査する場合に手振れにより撮像
エリアが多少ずれても、図13の(C)に示したような
ドットコードを再生することができる。すなわち、読み
取り部が正確にドットコードをトレースされている場合
には、撮像エリアは図1の(A)のドットコードの1行
目〜4行目を読み取れるように、記録コード幅CRWよ
りもその撮像幅が大きいものとなっている。これが走査
途中、手振れにより、例えば、同図の上方向に撮像エリ
アがずれた場合、1行目と2行目が読み取れる位置ま
で、はずれたとしてもデータを再生することができ、逆
に下方向にずれた場合には、3行目と4行目が読み取れ
る位置まではずれたとしてもデータを再生することがで
きる。
【0023】即ち、この場合には、図13の(C)の場
合に比べて、記録コード幅CRW−実効コード幅CEW
の分だけ、手振れの許容度が増大することになる。ま
た、図1の(B)は、変形例として、ドットコードを三
重につまり3個並列に記録した例を示している。
【0024】この場合も同様に、手振れにより上方向に
ずれても、撮像エリアが上の2行を含んでいれば再生可
能であり、また下の方向にずれても、下の2行を含んで
いれば再生可能である。この場合の手振れ許容度もCR
W−CEW分だけ増大することになる。
【0025】以上のように、同一のドットコードを重畳
して記録しておくことで、手振れの許容度を大きくする
ことが可能になる。次に、本発明の情報記録媒体の第2
実施例に於いて用いられるドットコードを説明する。本
実施例は、ドットコードがブロックにより構成されてい
る場合には、上記第1実施例のように必ずしもドットコ
ードを重複させる必要はなく、ブロックの重複によって
手振れを許容させることができるようにしたものであ
る。
【0026】即ち、図2の(A)に示すように、2行に
ブロックを配列してなるドットコードのうちの、1行分
を、この場合は上の行の分であるブロック1,3,5,
…の行のブロックを、そのコードの下部に付加したもの
である。このドットコードは、図13の(C)の場合に
比べて、記録コード幅CRW−実効コード幅CEWの分
だけ、手振れの許容度が増大する。
【0027】図2の(B)は、3行分のブロックでなる
ドットコードに2行分のブロックを付加したもので、ド
ットコードの幅方向に2ブロック分の許容度を増大した
ものである。
【0028】また、図2の(C)は、上の2行分のブロ
ックを下部に記録し、下の1行分のブロックを上部に記
録した例である。これも同様に手振れを許容することが
できる。
【0029】以上のように、n行m列にブロックを配列
してなるドットコードに於いて、何行分かのブロックを
当該ドットコードの上部又は下部に重畳して記録してお
くことにより、手振れの許容度を大きくすることができ
る。
【0030】次に、本発明の情報記録媒体の第3実施例
に於いて用いられるドットコードを説明する。本実施例
は、走査開始時又は走査終了時に生じる走査時に読み込
まれないコード部分に対処するためのものである。
【0031】即ち、図3の(A)は、上記第2実施例の
ように1行分のブロックをドットコードの下部に付加す
ると共に、さらにその左端の部分に、右端の2列分のブ
ロックを付加したものである。
【0032】このように、左端に右端のブロックを付加
することによって、例えば左端の1列分と右端の1列分
のブロックが読み込まれなかったとしても、1つのコー
ドとして再生可能となる。また、左端のブロックが読み
込まれて、右端の2列分のブロックが読み込まれなかっ
た場合であっても、このコードは再生可能であるし、逆
に、左端の2ブロック分が読み込まれなかった場合であ
っても、右端のブロックが全て読めていれば、コードと
して再生可能である。つまり、このように2列分のブロ
ックを左端に付加することによって、左右のどちらかの
列のブロックがある程度読み込まれなくても、このコー
ドの再生を可能にすることができるようになる。
【0033】図3の(B)及び図4は、同図の(A)の
例とは逆に、左端の2列分のブロックを右端に付加した
場合である。このようにしても、同図の(A)と同様の
効果を奏することができる。
【0034】また、図5の(A)は、左端の2列分のブ
ロックを右端に、右端の2列分のブロックを左端に記録
した場合、即ちトータルで4列分のブロックが付加され
ている場合である。このようにすると、左右合わせて4
列分のブロックが読み込まれなくても、このコードは再
生可能である。
【0035】以上のように、n行m列にブロックを配列
してなるドットコードに於いて、少なくとも一方の端側
の複数列分のブロックを他方の端側に重畳して記録して
おくことにより、走査開始時又は走査終了時に読み取り
部を不適当な位置に配置しても、正確にドットコードを
読み取って再生することが可能となる。
【0036】ここで、図5の(B)を参照して、実効コ
ード幅CEWと撮像実効幅との関係を説明する。撮像実
効幅は、コードの実効コード幅CEWを走査において手
振れをしても確実に撮像できる幅である。従って、コー
ドの実効コード幅CEWと画像情報より記録データが再
生可能な最小単位であるブロックパターンの幅を加算し
た長さとし、同図の例では、実効コード幅CEW=2ブ
ロックであるので、撮像実効幅は3ブロック分となる。
即ち、この例では、撮像実効幅=記録コード幅CRWと
なる。
【0037】このような場合に、同図に示すように、最
初は「撮像1」で示すように撮像位置が正確にドットコ
ード位置に置かれ、手振れを受けながら走査されて、
「撮像2」,「撮像3」,「撮像4」という画面が撮ら
れたとする。その時に、まず、「撮像2」では、1行目
のブロック3,5の部分が撮影されていないが、3行目
のブロック3,5の部分が撮影されるため、必要なブロ
ック3,4,5,6の部分がすべて撮像され、これが再
生されることができる。
【0038】また、先に手振れについて説明したよう
に、このドットコードの走査では、「撮像4」の位置か
ら「撮像3」までの手振れによる上下方向の移動を許容
する。即ち、中心位置で言えば「中心位置4」から「中
心位置3」までの手振れによる上下動、つまり「移動量
2」があっても、このドットコードの再生が可能にな
る。
【0039】即ち、実効コード幅CEWよりも1ブロッ
ク分の撮像実効幅を持った読み取り部は、図2の(A)
から図5の(A)に示したドットコードに対して手振れ
を許容し、且つ、有効な情報量を再生することができ
る。なお、撮像実効幅は、実効コード幅CEWよりも少
なくとも1ブロック分以上の幅を持ったものでも良いこ
とは勿論である。
【0040】次に、情報記録媒体上に記録された上記の
ような行方向又は列方向にブロックが重畳されたドット
コードを光学的に読み取って再生する本発明の情報再生
装置の実施例を説明する。
【0041】図6は、本発明の情報再生装置の第1実施
例の構成を示す図で、撮像部100、画像単位ブロック
データ再生処理部200、ブロックリンク部300、デ
インターリーブ誤り訂正部400、及び出力部500か
らなり、この内、少なくとも撮像部100が、記録媒体
としてのシート600上に記録されたコード700を手
動走査するための手持ち型の読み取り部内に構成され
る。
【0042】撮像部100は、例えば、CCDなどのエ
リアセンサである。画像単位ブロックデータ再生処理部
200は、撮像された画像単位にブロックデータを再生
する。
【0043】ブロックリンク部300は、図7に示すよ
うに、アドレス発生器302、メモリ読み出しアドレス
制御部304、メモリ管理部306、及びブロックリン
ク用メモリ308によって構成される。
【0044】このブロックリンク部300には、上記画
像単位ブロックデータ再生処理部200からブロックア
ドレスとデータ書き込みタイミング信号、選択制御信
号、及びブロック内データが入力され、デインターリー
ブ誤り訂正部400にブロックリンク用メモリ308の
データが出力される。
【0045】即ち、上記画像単位ブロックデータ再生処
理部200からのブロックアドレスに基づいて、ブロッ
クリンク用メモリ308にブロック内データが記録され
るように、アドレス発生器302によってアドレスが発
生され、例えば、ブロック1のデータとブロック2のデ
ータが違うアドレス位置に書かれるように管理される。
また、メモリ読み出しアドレス制御部304は、デイン
ターリーブに必要な順番で、このブロックリンク用メモ
リ308からデータを読み出す時に使用される。メモリ
管理部306は、書き込み時のアドレス発生器302か
らの出力とメモリ読み出しアドレス制御部304からの
出力とを選択したり、書き込みを行う/行わないという
制御をする。これは、上記画像単位ブロックデータ再生
処理部200からの選択制御信号によって、ブロック
毎、またはブロックデータ毎に制御される。
【0046】次に、上記画像単位ブロックデータ再生処
理部200の一例を図8を参照して説明する。この例の
画像単位ブロックデータ再生処理部200は、入力済み
ブロックを処理しないタイプのものであり、画面単位ブ
ロック検出部202、ブロック単位ブロックアドレス検
出部204、ブロック単位ドット検出部206、コント
ローラ208、画像メモリ210、パラレルデータ単位
データ復調部212、制御BUS(バス)214及び入
力済みチェック用メモリ216からなる。コントローラ
208は、ブロックの選択処理を行うブロック選択処理
部208Aを含む。
【0047】画面単位ブロック検出部202は、撮像部
100からの画像データより、ブロックのマーカ及び配
列方向検出用コードを見つけてブロックを検出する。ブ
ロック単位ブロックアドレス検出部204は、この検出
されたブロックの所定位置にあるブロックアドレスを検
出する。コントローラ208からは、このブロック単位
ブロックアドレス検出部204で検出されたブロックア
ドレスが出力される。
【0048】画像メモリ210は、撮像部100からの
画像データを記憶し、ブロック単位ドット検出部206
は、上記画面単位ブロック検出部202で検出されたブ
ロック毎に、この画像メモリ210から画像データを読
出して、ブロック内記録データを検出して、パラレルデ
ータ単位データ復調部212に出力する。パラレルデー
タ単位データ復調部212は、入力されたデータを復調
して、ブロック内データを出力する。例えば8−10変
調の復調であれば、8ビットのデータとしてブロックリ
ンク部300に出力する。また、この単位、つまり8−
10変調を使用した場合であれば、1バイト(8ビッ
ト)毎に、データの書き込みタイミングを示すタイミン
グ信号を出力する。
【0049】なお、入力済みチェック用メモリ216
は、既に入力されたブロックのアドレスに対して、入力
されたのかそうでないかをブロック毎に記憶しておくた
めのメモリである。
【0050】このような構成の画像単位ブロックデータ
再生処理部200における動作を図9のフローチャート
を参照して説明する。このフローチャートは、主に、コ
ントローラ208が制御するものである。
【0051】まず、電源のON操作により動作を開始
し、不図示の操作スイッチSWがONになるまで待つ
(ステップS1)。操作スイッチSWのON操作に応じ
て、撮像部100から画像入力を行い(ステップS
2)、画面単位ブロック検出部202にて、その画像内
の画面単位ブロック検出を行う(ステップS3)。
【0052】そして、ブロックが検出されたかをチェッ
クし(ステップS4)、ブロックが検出された場合に
は、ブロック単位ブロックアドレス検出部204によっ
てブロックアドレスを検出する(ステップS5)。ここ
では、ブロックアドレスのエラー訂正等を行う。
【0053】次に、ブロック選択処理として、入力済み
チェック用メモリ216から検出済みのブロックアドレ
スの情報を読み出し(ステップS6)、この読み出した
ブロックアドレスと上記検出したブロックアドレスとを
比較することにより、当該ブロックアドレスが既に入力
済みであるかどうかをチェックする(ステップS7)。
そして、入力済みであれば、以降の処理を行わずに、上
記ステップS3に戻り、上記処理を繰り返す。つまり入
力済みであれば、以降のブロック単位ドット検出処理並
びにパラレルデータ単位復調処理を行わないため、処理
を高速化することが可能となる。
【0054】また、入力済みでなければ、ブロック単位
ドット検出部206によりブロック単位のドット検出を
行い(ステップS8)、さらにパラレルデータ単位デー
タ復調部212によりパラレルデータ単位データ復調を
行った後(ステップS9)、上記ステップS3に戻て上
記処理を繰り返す。
【0055】一方、上記ステップS4に於いて、ブロッ
クが検出できなかった場合には、終了判定の処理を行い
(ステップS10)、終了でなければ(ステップS1
1)、上記ステップS2に戻って、処理を続ける。
【0056】ここで、上記ステップS10に於ける終了
判定処理としては、上記操作スイッチSWのOFFかど
うかの検出を行うことが考えられる。あるいは、画面内
に1ブロックも検出されなかった場合例えば白画像(紙
面上にコードが印刷されていない部分)が撮像された場
合に終了とすることが考えられる。また、ドットコード
の左端の方から右に走査する場合に、コードでない左端
部分を最初に撮像される場合があるので、最初の数画面
分が白画像もしくはブロックが入っていない画像があっ
ても終了させずに、画像入力を繰り返すというようにし
ても良い。また、入力された画像について、連続して数
画面分ブロックが検出されなかった場合に終了させるよ
うにしても良い。さらには、一度、ブロック検出をし、
それ以降に入力された画像に対してブロックが検出され
ない画像があった場合には終了させるというようにして
も良い。このように、この終了判定処理では、スイッチ
又は画像の判定を行う。
【0057】次に、本発明の情報再生装置の第2実施例
を説明する。本実施例は、画像単位ブロックデータ再生
処理部200をオーバーライトタイプのものとした場合
の例である。即ち、上記第1実施例では、入力済みのブ
ロックを検出して、同じブロックを入力させないという
ものであったが、本実施例では、全てのブロックを処理
して、ブロックリンク部300に転送するというもので
ある。
【0058】図8の(B)は、その場合の画像単位ブロ
ックデータ再生処理部200の構成を示す図で、画像単
位ブロック検出部202、ブロック単位ブロックアドレ
ス検出部204、画像メモリ210、及びブロック単位
データ検出部218からなる。ここで、ブロック単位デ
ータ検出部218は、上記ブロック単位ドット検出部2
06及びパラレルデータ単位データ復調部212の機能
を実行するものである。
【0059】つまり、ブロックリンク部300にあるブ
ロックリンク用メモリ308にデータが書き込まれるわ
けであるが、本実施例では、そのメモリ308に既に書
き込まれているのと同じブロックが撮像された場合に、
そのメモリ308の位置(アドレス)にオーバーライト
されて、後から入力されたブロックのデータが有効とな
るというものである。
【0060】従って、この場合は、判断処理を行わない
ので高速化が可能になり、また構成が簡単になるのでハ
ードウェアをIC化しやすくなる。次に、本発明の情報
再生装置の第3実施例を説明する。
【0061】本実施例は、画像単位ブロックデータ再生
処理部200をブロックデータを選択する機能を持つも
のとした例である。この場合の画像単位ブロックデータ
再生処理部200は、図10に示すように、ブロック検
出状態の検出を含む画像単位ブロック検出処理部22
0、ブロックアドレス検出状態の検出を含むブロック単
位ブロックアドレス検出処理部222、画像メモリ21
0、データ検出状態の検出を含むブロック単位データ検
出処理部224、ブロックリンク制御部226、及び検
出処理状態保持部228からなる。
【0062】各検出処理部220,222,224で
は、各検出した時の状態を検出する機能を有している。
即ち、ブロック検出状態の検出を含む画面単位ブロック
検出処理部220におけるブロック検出状態の検出と
は、例えば本出願人による特願平5−260464号に
示したようなマーカの検出で、記録媒体上にごみ等があ
り、それによって、誤検出マーカが存在した場合に、そ
れをノイズとして考え、その状態(誤検出マーカの位
置、大きさ、数等)を検出することであり、これを検出
処理状態保持部228に記憶しておく。つまり、ブロッ
ク内に検出されるべきでないマーカ相当の誤検出マーカ
が検出されたとすると、それをノイズとして、その状態
を保持することで、以降の処理に於いて、同じブロック
を処理した場合にその誤検出のマーカが少ないものを選
択するというような処理を行うことができるようにな
る。
【0063】また、ブロックアドレス検出状態の検出を
含むブロック単位ブロックアドレス検出処理部222に
おけるブロックアドレスの検出状態の検出にあっては、
ブロックアドレス検出処理に含まれるブロックアドレス
のエラー訂正等を行った時にエラーであって訂正された
場合に、そのブロックにはノイズを多く含んでいること
が考えられるので、そのような場合も、良好なブロック
でないとして検出処理状態保持部228に記録しておい
て、以降の処理に於いて良好なブロックを選択するもの
とする。
【0064】また、データ検出状態の検出を含むブロッ
ク単位データ検出処理部224におけるデータ検出状態
の検出とは、例えばブロック内でのデータ復調のエラー
の数や位置を検出することであり、これらを検出処理状
態保持部228に記憶しておいて、以降の処理に於いて
復調エラー数の少ない良好なブロック又は復調エラーの
ない良好なデータを選択するものとする。
【0065】このようにして良好なブロック又はブロッ
クデータを検出するための情報を各検出処理部220,
222,224で検出し、その情報を検出処理状態保持
部228に記憶しておく。
【0066】そして、ブロックリンク制御部226は、
その検出処理状態保持部228の制御つまり書き込み及
び読み出しを行い、ブロックリンク部300に対する選
択制御信号を出力して、良好なブロック又はブロックデ
ータの選択をするように制御する。
【0067】このような構成の画像単位ブロックデータ
再生処理部200の動作を図11のフローチャートを参
照して説明する。即ち、電源のON操作により動作を開
始し、まず、検出処理状態保持部228にイニシャライ
ズとして、各ブロック、各処理別に最高に悪い状態のデ
ータを記憶させる(ステップS21)。これは、良好な
状態のデータを選択するという処理をブロックリンク制
御部226で行う訳であるが、最初は入力済みのブロッ
クがないので、ここで、悪い状態のデータを検出処理状
態保持部228に記憶させておくことで、撮像の1回目
かどうかつまり初めて入ってきたブロックかどうかの検
出判断をしなくても、以降の処理で単純に前記選択処理
できるようにしているものである。
【0068】その後、不図示の操作スイッチSWがON
になるまで待ち(ステップS22)、操作スイッチSW
のON操作に応じて、撮像部100から画像入力を行っ
て(ステップS23)、ブロック検出状態の検出を含む
画像単位ブロック検出処理部220にて、その取り込ん
だ画像内の画面単位ブロック検出を行う(ステップS2
4)。そして、ブロックが検出されていなければ(ステ
ップS25)、上記ステップS23に戻って、また画像
の入力を行う。
【0069】ブロックが検出されていれば、各検出処理
部220,222,224により、前述した検出状態の
検出を含んだ処理を行う(ステップS26)。そして、
ブロックアドレスをチェックする(ステップS27)。
これは、ブロックアドレス検出状態の検出を含むブロッ
ク単位ブロックアドレス検出部222から出てきたブロ
ックアドレスを読み出すということである。
【0070】次に、入手ブロックアドレスの検出済みブ
ロック検出状態を検出処理状態保持部228から読み出
し、つまり、以前に入力された同じアドレスのブロック
の検出状態を読み出して(ステップS28)、各検出処
理での検出状態と、検出済みブロックの検出状態とのエ
ラー状態の比較を行う(ステップS29)。
【0071】次に、この比較した結果によって、エラー
の少ない又は、少ない確率の状態のデータ又はブロック
を選択し、選択制御信号を制御し、ブロックリンク部3
00内のメモリ管理部306でデータの選択を行う(ス
テップS30)。
【0072】そして、この選択したデータ又はブロック
の検出状態を、検出処理状態保持部228にオーバーラ
イトする(ステップS31)。つまり、今回撮ったブロ
ックのデータが良好な場合に、そのブロックのデータを
ブロックリンク部300のブロックリンク用メモリ30
8(図7)に書き込み、また、そのブロックの状態を検
出処理状態保持部228にオーバーライトする。
【0073】そして、終了の判定処理を、図9のステッ
プS10の場合と同様に行い(ステップS32)、終了
でなければ上記ステップS24に戻って、上記の処理を
繰り返す。
【0074】最後に、本発明の情報記録媒体の第4実施
例に於いて用いられるドットコードを説明する。本実施
例は、ドットコードの左端及び/又は右端の読み残し即
ち読み込まれない部分の問題に対処するための別の例で
ある。
【0075】本実施例に於いては、ドットコードは、図
12の(A)に示すように、ドットコードの左端及び右
端にダミーのブロック800を付加して情報記録媒体に
記録される。この時に、ダミーブロック800でなるダ
ミーコードの部分の長さDLは、図14の(C)に示す
筺体から撮像エリアまでの距離よりも長くすることによ
って、操作者がドットコードを隠すように読み取り部を
左にセットした場合に読めなかった部分がダミーブロッ
ク800となるので、必要なコードが読み込まれなくな
るということをなくすことが可能になる。
【0076】このダミーブロック800の構成として
は、図12の(B)に示すように、本出願人による特願
平5−260464号のようなマーカ10と、配列方向
検出コード12、ダミーブロックブロックアドレス80
2、及びダミーブロック内ダミーデータドット804か
ら構成することができる。この場合、例えば、図12の
(A)の例では、ブロックアドレスは「1」から「N」
までがあり、「0」というブロックアドレスがないの
で、このブロックアドレス0をダミーブロック800の
ブロックアドレス802として使用することにより、ダ
ミーコード800かどうかを判断させることができる。
あるいは、ブロックアドレスにエラー訂正コードを含ん
でいる場合、ブロックアドレスがエラーになるコードを
記録することで、再生処理の上でブロックのエラーとし
て、このブロックが処理されないようにすることもでき
る。
【0077】また、このダミーブロック800は必ずし
もダミーでないブロックと同様の構造である必要はな
く、実質的に再生すべきデータを有していなければ良
く、要は、操作者に視覚的にドットコードであると認識
させるような構造であれば良い。
【0078】以上実施例に基づいて本発明を説明した
が、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能で
ある。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のように
なる。
【0079】(1) 複数のブロックをマトリクス状に
配置したブロック群からなり、各ブロックが、データの
内容に応じて配列された複数のドットでなるデータドッ
トパターンと、上記データドットパターンに関して所定
の位置関係で配置される当該ブロックのアドレスを示す
ブロックアドレスパターンとを有する光学的に読み取り
可能なデータコードパターンが記録されている部分を備
える情報記録媒体であって、上記データコードパターン
は、上記ブロック群に配置される各ブロックの内、所定
の領域のブロックと同一のブロックを重畳して配置して
なることを特徴とする情報記録媒体。
【0080】即ち、図1の(A)及び(B)、図2の
(A)乃至(C)、図3の(A)及び(B)、図4、及
び図5の(A)に示すように、所定領域のブロックが重
畳して記録されているので、情報再生装置の撮像部を手
動走査させる際に、手振れや、走査の開始点(及び/又
は終了点)へのセッティングのズレを気にすることな
く、ラフな走査を行っても、必要なデータコードパター
ンを確実に走査することができるようになる。
【0081】(2) 複数のブロックをマトリクス状に
配置したブロック群からなり、各ブロックが、データの
内容に応じて配列された複数のドットでなるデータドッ
トパターンと、上記データドットパターンに関して所定
の位置関係で配置される当該ブロックのアドレスを示す
ブロックアドレスパターンとを有する光学的に読み取り
可能なデータコードパターンが記録されている部分を備
える情報記録媒体であって、上記データコードパターン
は、上記ブロック群に配置された各ブロックの内、走査
開始端部及び走査終了端部の少なくとも一方に配置され
る各ブロック(ブロック列)と同一のブロック(ブロッ
ク列)を走査開始端部及び走査終了端部の少なくとも他
方に重畳して配置してなることを特徴とする情報記録媒
体。
【0082】即ち、図3の(A)及び(B)、図4、及
び図5の(A)に示すように、走査開始(終了)端部に
配置される各ブロック(ブロック列)と同一のブロック
(ブロック列)を走査終了(開始)端部に重畳して記録
するようにしているので、情報再生装置の撮像部を手動
走査させる際に、手振れや、走査の開始点(終了点)へ
のセッティングのズレを気にすることなく、ラフな走査
を行っても、確実にデータコードを走査することができ
るようになる。
【0083】(3) 複数のブロックをマトリクス状に
配置したブロック群からなり、各ブロックが、データの
内容に応じて配列された複数のドットでなるデータドッ
トパターンと、上記データドットパターンに関して所定
の位置関係で配置される当該ブロックのアドレスを示す
ブロックアドレスパターンとを有する光学的に読み取り
可能なデータコードパターンが記録されている部分を備
える情報記録媒体であって、上記データコードパターン
は、上記ブロック群の走査方向に対して平行に配置され
る各ブロック(ブロック行)の内、上記ブロック群の最
上部及び最下部の少なくとも一方に配置されるブロック
(行)と同一のブロック(行)を最上部及び最下部の少
なくとも他方に重畳して配置してなることを特徴とする
情報記録媒体。
【0084】即ち、図1の(A)及び(B)及び図2の
(A)乃至(C)に示すように、上記ブロック群の最上
(下)部に配置されるブロック(行)と同一のブロック
(行)を最下(上)部に所定領域のブロックが重畳して
記録されているので、情報再生装置の撮像部を手動走査
させる際に、手振れや、走査の開始点(終了点)へのセ
ッティングのズレを気にすることなく、ラフな走査を行
っても、確実にデータコードを走査することができるよ
うになる。
【0085】(4) 複数のブロックをマトリクス状に
配置したブロック群からなり、各ブロックが、データの
内容に応じて配列された複数のドットでなるデータドッ
トパターンと、上記データドットパターンに関して所定
の位置関係で配置される当該ブロックのアドレスを示す
ブロックアドレスパターンとを有する光学的に読み取り
可能なデータコードパターンが記録されている部分を備
える情報記録媒体であって、上記データコードパターン
は、上記ブロック群の所定の周辺領域に、上記ブロック
と視覚上差異が無い形状で且つ実質的にデータの内容を
有していないダミーブロックを配置してなることを特徴
とする情報記録媒体。
【0086】即ち、図12の(A)及び(B)に示すよ
うに、ブロック群の所定の周辺領域にダミーブロックが
配置されているので、情報再生装置の撮像部を手動走査
させる際に、手振れや、走査の開始点(終了点)へのセ
ッティングのズレを気にすることなく、ラフな走査を行
っても、確実にデータコードを走査することができるよ
うになる。
【0087】(5) 上記ダミーブロックは、上記デー
タコードパターンを光学的に読み取って再生するための
情報再生装置の撮像部を覆う筐体から撮像部の撮像エリ
アまでの間の幅よりも大きな幅となるように配置されて
いることを特徴とする上記(4)に記載の情報記録媒
体。
【0088】即ち、図12の(A)及び(B)に示すよ
うに、ダミーブロックが情報再生装置の筐体から撮像エ
リアまでの幅よりも大きな幅で配置されているので、情
報再生装置の撮像部を手動走査させる際に、走査の開始
点(終了点)ヘのセッティングのズレを気にすることな
く、ラフな走査を行っても、確実にデータコードを走査
することができるようになる。
【0089】(6) 複数のブロックをマトリクス状に
配置したブロック群からなり、各ブロックが、データの
内容に応じて配列された複数のドットでなるデータドッ
トパターンと、上記データドットパターンに関して所定
の位置関係で配置される当該ブロックのアドレスを示す
ブロックアドレスパターンとを有する光学的に読み取り
可能なデータコードパターンが記録されている部分を備
える情報記録媒体であって、上記ブロック群の走査方向
に対して平行に配置される各ブロック(ブロック行)の
内、外側のブロックほど数多く重畳して配置してなるこ
とを特徴とする情報記録媒体。
【0090】即ち、上記外側のブロックほど重畳して記
録されているので、情報再生装置の撮像部を手動走査さ
せる際に、手振れや、走査の開始点(終了点)へのセッ
ティングのズレを気にすることなく、ラフな走査を行っ
ても、確実にデータコードを走査することができるよう
になる。
【0091】(7) 上記(1)〜(6)に記載の情報
記録媒体から、上記データコードパターンを光学的に読
み取る読取手段と、この読取手段で読み取ったデータコ
ードパターンを元のオーディオ情報、映像情報、ディジ
タルコードデータの少なくとも一つを含むマルチメディ
ア情報に変換する復元手段と、この復元手段により復元
されたマルチメディア情報を出力する出力手段と、を具
備し、上記読取手段は、上記情報記録媒体に記録された
データコードパターンを撮像する撮像部を備え、上記復
元手段は、上記データコードパターンの重畳して配置さ
れている複数のブロックが上記撮像部により重畳して撮
像された場合に、この重畳記録されているブロックを重
畳して復元処理しないように制御する復元処理制御部を
備えたことを特徴とする情報再生装置。
【0092】即ち、図6に示すように、情報再生装置の
撮像部を手動走査させる際に、手振れや、走査の開始点
(終了点)へのセッティングのズレを気にすることな
く、ラフな走査を行っても、必要なデータコードを確実
に走査することができるようになる。
【0093】さらに、重畳して記録されたブロックは、
重畳して復元処理を行わないように制御しているので、
余分な処理を省くことができ、高速に処理を行うことが
できるようになる。
【0094】(8) 上記(1)〜(6)に記載の情報
記録媒体から、上記データコードパターンを光学的に読
み取る読取手段と、この読取手段で読み取ったデータコ
ードパターンを元のオーディオ情報、映像情報、ディジ
タルコードデータの少なくとも一つを含むマルチメディ
ア情報に変換する復元手段と、この復元手段により復元
されたマルチメディア情報を出力する出力手段と、を具
備し、上記読取手段は、上記情報記録媒体に記録された
データコードパターンを撮像する撮像部を備え、上記復
元手段は、上記データコードパターンを各ブロックごと
に復元処理する処理手段と、この処理手段によって上記
データコードパターンの重畳して記録されたブロックを
復元処理する際に、既に復元処理された同一ブロックが
ある場合、そのブロックのデータを新たに復元処理され
たブロックのデータに置き換えて出力するように制御す
る復元処理制御部とを備えたことを特徴とする情報再生
装置。
【0095】即ち、図8の(B)に示すように、情報再
生装置の撮像部を手動走査させる際に、手振れや、走査
の開始点(終了点)へのセッティングのズレを気にする
ことなく、ラフな走査を行っても、確実にデータコード
を走査することができるようになる。
【0096】さらに、重畳して記録されたブロックを再
生する際に、既に再生された同一ブロックデータを記憶
するメモリに上書きして出力するように制御しているの
で、後段の回路において判断等の余分な処理を省くこと
ができ、高速に処理を行うことができるようになる。
【0097】(9) 上記(1)〜(6)に記載の情報
記録媒体から、上記データコードパターンを光学的に読
み取る読取手段と、この読取手段で読み取ったデータコ
ードパターンを元のオーディオ情報、映像情報、ディジ
タルコードデータの少なくとも一つを含むマルチメディ
ア情報に変換する復元手段と、この復元手段により復元
されたマルチメディア情報を出力する出力手段と、を具
備し、上記読取手段は、上記情報記録媒体に記録された
データコードパターンを撮像する撮像部を備え、上記復
元手段は、上記データコードパターンを各ブロックごと
に復元処理する処理手段と、上記各ブロックごとにブロ
ック、ブロックアドレス、及びデータの検出状態を判断
する検出状態判断手段と、この検出状態判断手段による
検出状態に応じて、上記重畳記録されているブロックデ
ータのうち良好な検出状態のブロックデータを選択して
出力するように制御する復元処理制御部とを備えたこと
を特徴とする情報再生装置。
【0098】即ち、図10及び図11に示すように、情
報再生装置の撮像部を手動走査させる際に、手振れや、
走査の開始点(終了点)へのセッティングのズレを気に
することなく、ラフな走査を行っても、確実にデータコ
ードを走査することができるようになる。
【0099】さらに、重畳して記録されたブロックを再
生する際に、再生されたブロックデータのうち良好な状
態のブロックデータを選択して出力するように制御して
いるので、後段の回路において余分な処理を省くことが
でき、高速に処理を行うことができるようになる。
【0100】(10) 上記復元処理制御部は、上記撮
像部により撮像されたデータコードパターンから、各ブ
ロックを検出し、各ブロック毎にアドレス検出、2値
化、復調等の処理を施す再生処理部と、上記再生処理部
により各ブロックごとに再生されたデータを上記ブロッ
クアドレスパターンから再生されたブロックアドレスに
基づいて各ブロックデータをリンクさせるブロックリン
ク部と、を含むことを特徴とする上記(7)乃至(9)
のいずれかに記載の情報再生装置。
【0101】即ち、図6に示すように、ブロックリンク
部により各ブロックデータがリンクされるので、データ
コード内に配置する各ブロックの配列関係、及び、デー
タコードを走査する方向をランダムにしても、確実にデ
ータコードを再生することができるようになる。
【0102】(11) 上記再生処理部は、各ブロック
ごとに処理されるデータが既に処理済かどうかを判断
し、処理済のブロックデータの場合には、そのブロック
に対する処理を行わないように、各ブロックの処理を制
御するブロック選択処理部を備えたことを特徴とする上
記(10)に記載の情報再生装置。
【0103】即ち、図8の(A)に示すように、重畳し
て記録されたブロックを再生処理する際に、このブロッ
クが再生処理済かどうかを判断し、処理済の場合は重畳
して復元処理を行わないように制御しているので、余分
な処理を省くことができ、高速に処理を行うことができ
るようになる。
【0104】(12) 走査方向に対する上記撮像部に
よる撮像可能な撮像実効幅は、上記データコードパター
ンの実効コード幅と重畳コードの少なくとも1ブロック
幅の和以上であることを特徴とする上記(7)乃至
(9)のいずれかに記載の情報再生装置。
【0105】即ち、図5の(B)に示すように、情報再
生装置の撮像部を手動走査させる際に、手振れや、走査
の開始点(終了点)へのセッティングのズレを気にする
ことなく、ラフな走査を行っても、確実にデータコード
を走査することができ、さらに、1回の撮像による情報
量を多くすることができるので、走査時間、走査距離を
短縮して、高速に処理を行うことができるようになる。
【0106】(13) 光学的に読み取り可能なデータ
コードパターンが記録されている部分を備える情報記録
媒体から、上記データコードパターンを光学的に読み取
る読取手段と、この読取手段で読み取ったデータコード
パターンを元のオーディオ情報、映像情報、ディジタル
コードデータの少なくとも一つを含むマルチメディア情
報に変換する復元手段と、この復元手段により復元され
たマルチメディア情報を出力する出力手段と、を具備
し、上記読取手段は、上記情報記録媒体に記録されたデ
ータコードパターンを撮像する撮像部を備え、上記撮像
部により上記データコードパターンと異なる画像が所定
時間検出されたと判断したときに、復元処理を終了させ
る処理終了手段を備えたことを特徴とする情報再生装
置。
【0107】即ち、図9及び図11に示すように、処理
を終了させるためのスイッチを必要とせず、使用者が終
了操作を行うことなく、高速に処理を行うことができる
ので、低コスト、低消費電力を達成できる。
【0108】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
読み取り部を手動走査させることによりコードパターン
を読み取って再生する場合に、手振れが生じたり、走査
開始時又は走査終了時に読み取り部を不適当な位置に配
置しても、正確にコードパターンを読み取って再生する
ことを可能とする情報記録媒体及び情報再生装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の情報記録
媒体の第1実施例に於いて用いられるドットコードのブ
ロック配列の例を示す図である。
【図2】(A)乃至(C)はそれぞれ本発明の情報記録
媒体の第2実施例に於いて用いられるドットコードのブ
ロック配列の例を示す図である。
【図3】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の情報記録
媒体の第3実施例に於いて用いられるドットコードのブ
ロック配列の例を示す図である。
【図4】本発明の情報記録媒体の第3実施例に於いて用
いられるドットコードのブロック配列の別の例を示す図
である。
【図5】(A)は本発明の情報記録媒体の第3実施例に
於いて用いられるドットコードのブロック配列のさらに
別の例を示す図であり、(B)は実効コード幅と撮像実
効幅との関係を説明するための図である。
【図6】本発明の情報再生装置の第1実施例のブロック
構成図である。
【図7】本発明の情報再生装置の第1実施例におけるブ
ロックリンク部のブロック構成図である。
【図8】(A)は本発明の情報再生装置の第1実施例に
おける入力済みブロックを処理しないタイプの画像単位
ブロックデータ再生処理部のブロック構成図であり、
(B)は本発明の情報再生装置の第2実施例におけるオ
ーバーライトタイプの画像単位ブロックデータ再生処理
部のブロック構成図である。
【図9】図8の(A)の画像単位ブロックデータ再生処
理部の動作フローチャートである。
【図10】本発明の情報再生装置の第3実施例における
ブロックデータ選択機能付き画像単位ブロックデータ再
生処理部のブロック構成図である。
【図11】図10の画像単位ブロックデータ再生処理部
の動作フローチャートである。
【図12】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の情報記
録媒体の第4実施例に於いて用いられるダミーブロック
の付加されたドットコードのブロック配列の例及びダミ
ーブロックの構成を示す図である。
【図13】(A)乃至(C)はそれぞれ従来のブロック
の構成、ドットコードの構成、及びブロック配列を示す
図である。
【図14】(A)は読み取り部の走査位置指示マーク及
びドットコードと読み取り部との関係を示す図、(B)
は走査振れと撮像エリアとドットコードの関係を示す
図、(C)は手振れ許容量を説明するための図であり、
(D)は回転時の手振れ許容量を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10…マーカ、12…配列方向検出用コード、14…ブ
ロック別ブロックアドレス、16…各ブロック内記録デ
ータ、100…撮像部、200…画像単位ブロックデー
タ再生処理部、202…画面単位ブロック検出部、20
4…ブロック単位ブロックアドレス検出部、206…ブ
ロック単位ドット検出部、208…コントローラ、20
8A…ブロック選択処理部、210…画像メモリ、21
2…パラレルデータ単位データ復調部、214…制御B
US(バス)、216…入力済みチェック用メモリ、2
18…ブロック単位データ検出部218、220…ブロ
ック検出状態の検出を含む画像単位ブロック検出処理
部、222…ブロックアドレス検出状態の検出を含むブ
ロック単位ブロックアドレス検出処理部、224…デー
タ検出状態の検出を含むブロック単位データ検出処理
部、226…ブロックリンク制御部、228…検出処理
状態保持部、300…ブロックリンク部、302…アド
レス発生器、304…メモリ読み出しアドレス制御部、
306…メモリ管理部、308…ブロックリンク用メモ
リ、400…デインターリーブ誤り訂正部、500…出
力部、600…シート(記録媒体)、700…コード、
800…ダミーブロック、802…ダミーブロックブロ
ックアドレス、804…ダミーブロック内ダミーデータ
ドット、CEW…実効コード幅、CRW…記録コード
幅、DL…ダミーコードの部分の長さ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/00 H04N 1/00 Z G11B 27/10 A

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブロックをマトリクス状に配置し
    たブロック群からなり、各ブロックが、データの内容に
    応じて配列された複数のドットでなるデータドットパタ
    ーンと、上記データドットパターンに関して所定の位置
    関係で配置される当該ブロックのアドレスを示すブロッ
    クアドレスパターンとを有する光学的に読み取り可能な
    データコードパターンが記録されている部分を備える情
    報記録媒体であって、 上記データコードパターンは、上記ブロック群に配置さ
    れる各ブロックの内、所定の領域のブロックと同一のブ
    ロックを重畳して配置してなることを特徴とする情報記
    録媒体。
  2. 【請求項2】 複数のブロックをマトリクス状に配置し
    たブロック群からなり、各ブロックが、データの内容に
    応じて配列された複数のドットでなるデータドットパタ
    ーンと、上記データドットパターンに関して所定の位置
    関係で配置される当該ブロックのアドレスを示すブロッ
    クアドレスパターンとを有する光学的に読み取り可能な
    データコードパターンが記録されている部分を備える情
    報記録媒体であって、 上記データコードパターンは、上記ブロック群に配置さ
    れた各ブロックの内、走査開始端部及び走査終了端部の
    少なくとも一方に配置される各ブロックと同一のブロッ
    クを走査開始端部及び走査終了端部の少なくとも他方に
    重畳して配置してなることを特徴とする情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 複数のブロックをマトリクス状に配置し
    たブロック群からなり、各ブロックが、データの内容に
    応じて配列された複数のドットでなるデータドットパタ
    ーンと、上記データドットパターンに関して所定の位置
    関係で配置される当該ブロックのアドレスを示すブロッ
    クアドレスパターンとを有する光学的に読み取り可能な
    データコードパターンが記録されている部分を備える情
    報記録媒体であって、 上記データコードパターンは、上記ブロック群の走査方
    向に対して平行に配置される各ブロックの内、上記ブロ
    ック群の最上部及び最下部の少なくとも一方に配置され
    るブロックと同一のブロックを最上部及び最下部の少な
    くとも他方に重畳して配置してなることを特徴とする情
    報記録媒体。
  4. 【請求項4】 複数のブロックをマトリクス状に配置し
    たブロック群からなり、各ブロックが、データの内容に
    応じて配列された複数のドットでなるデータドットパタ
    ーンと、上記データドットパターンに関して所定の位置
    関係で配置される当該ブロックのアドレスを示すブロッ
    クアドレスパターンとを有する光学的に読み取り可能な
    データコードパターンが記録されている部分を備える情
    報記録媒体であって、 上記データコードパターンは、上記ブロック群の所定の
    周辺領域に、上記ブロックと視覚上差異が無い形状で且
    つ実質的にデータの内容を有していないダミーブロック
    を配置してなることを特徴とする情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 上記ダミーブロックは、上記データコー
    ドパターンを光学的に読み取って再生するための情報再
    生装置の撮像部を覆う筐体から撮像部の撮像エリアまで
    の間の幅よりも大きな幅となるように配置されているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 複数のブロックをマトリクス状に配置し
    たブロック群からなり、各ブロックが、データの内容に
    応じて配列された複数のドットでなるデータドットパタ
    ーンと、上記データドットパターンに関して所定の位置
    関係で配置される当該ブロックのアドレスを示すブロッ
    クアドレスパターンとを有する光学的に読み取り可能な
    データコードパターンが記録されている部分を備える情
    報記録媒体であって、 上記ブロック群の走査方向に対して平行に配置される各
    ブロックの内、外側のブロックほど数多く重畳して配置
    してなることを特徴とする情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の情報
    記録媒体から、上記データコードパターンを光学的に読
    み取る読取手段と、 この読取手段で読み取ったデータコードパターンを元の
    オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの
    少なくとも一つを含むマルチメディア情報に変換する復
    元手段と、 この復元手段により復元されたマルチメディア情報を出
    力する出力手段と、 を具備し、 上記読取手段は、上記情報記録媒体に記録されたデータ
    コードパターンを撮像する撮像部を備え、 上記復元手段は、上記データコードパターンの重畳して
    配置されている複数のブロックが上記撮像部により重畳
    して撮像された場合に、この重畳記録されているブロッ
    クを重畳して復元処理しないように制御する復元処理制
    御部を備えたことを特徴とする情報再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれかに記載の情報
    記録媒体から、上記データコードパターンを光学的に読
    み取る読取手段と、 この読取手段で読み取ったデータコードパターンを元の
    オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの
    少なくとも一つを含むマルチメディア情報に変換する復
    元手段と、 この復元手段により復元されたマルチメディア情報を出
    力する出力手段と、 を具備し、 上記読取手段は、上記情報記録媒体に記録されたデータ
    コードパターンを撮像する撮像部を備え、 上記復元手段は、 上記データコードパターンを各ブロックごとに復元処理
    する処理手段と、 この処理手段によって上記データコードパターンの重畳
    して記録されたブロックを復元処理する際に、既に復元
    処理された同一ブロックがある場合、そのブロックのデ
    ータを新たに復元処理されたブロックのデータに置き換
    えて出力するように制御する復元処理制御部とを備えた
    ことを特徴とする情報再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至6のいずれかに記載の情報
    記録媒体から、上記データコードパターンを光学的に読
    み取る読取手段と、 この読取手段で読み取ったデータコードパターンを元の
    オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの
    少なくとも一つを含むマルチメディア情報に変換する復
    元手段と、 この復元手段により復元されたマルチメディア情報を出
    力する出力手段と、 を具備し、 上記読取手段は、上記情報記録媒体に記録されたデータ
    コードパターンを撮像する撮像部を備え、 上記復元手段は、 上記データコードパターンを各ブロックごとに復元処理
    する処理手段と、 上記各ブロックごとにブロック、ブロックアドレス、及
    びデータの検出状態を判断する検出状態判断手段と、 この検出状態判断手段による検出状態に応じて、上記重
    畳記録されているブロックデータのうち良好な検出状態
    のブロックデータを選択して出力するように制御する復
    元処理制御部とを備えたことを特徴とする情報再生装
    置。
  10. 【請求項10】 上記復元処理制御部は、 上記撮像部により撮像されたデータコードパターンか
    ら、各ブロックを検出し、各ブロック毎にアドレス検
    出、2値化、復調等の処理を施す再生処理部と、 上記再生処理部により各ブロックごとに再生されたデー
    タを上記ブロックアドレスパターンから再生されたブロ
    ックアドレスに基づいて各ブロックデータをリンクさせ
    るブロックリンク部と、 を含むことを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記
    載の情報再生装置。
  11. 【請求項11】 上記再生処理部は、各ブロックごとに
    処理されるデータが既に処理済かどうかを判断し、処理
    済のブロックデータの場合には、そのブロックに対する
    処理を行わないように、各ブロックの処理を制御するブ
    ロック選択処理部を備えたことを特徴とする請求項10
    に記載の情報再生装置。
  12. 【請求項12】 走査方向に対する上記撮像部による撮
    像可能な撮像実効幅は、上記データコードパターンの実
    効コード幅と重畳コードの少なくとも1ブロック幅の和
    以上であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか
    に記載の情報再生装置。
  13. 【請求項13】 光学的に読み取り可能なデータコード
    パターンが記録されている部分を備える情報記録媒体か
    ら、上記データコードパターンを光学的に読み取る読取
    手段と、 この読取手段で読み取ったデータコードパターンを元の
    オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの
    少なくとも一つを含むマルチメディア情報に変換する復
    元手段と、 この復元手段により復元されたマルチメディア情報を出
    力する出力手段と、 を具備し、 上記読取手段は、上記情報記録媒体に記録されたデータ
    コードパターンを撮像する撮像部を備え、 上記撮像部により上記データコードパターンと異なる画
    像が所定時間検出されたと判断したときに、復元処理を
    終了させる処理終了手段を備えたことを特徴とする情報
    再生装置。
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