JPH11161733A - コードパターン読取装置 - Google Patents

コードパターン読取装置

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JPH11161733A
JPH11161733A JP9325970A JP32597097A JPH11161733A JP H11161733 A JPH11161733 A JP H11161733A JP 9325970 A JP9325970 A JP 9325970A JP 32597097 A JP32597097 A JP 32597097A JP H11161733 A JPH11161733 A JP H11161733A
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JP
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data
block
memory
address
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JP9325970A
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Inventor
Akira Matsui
亮 松井
Takeshi Mori
健 森
Akira Matsueda
晃 松枝
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークエリア用に新たにメモりを実装する必要
をなくし、装置の大型化やコストアップを抑え、且つ一
度に読込み・再生できるデータ量を減少させず、処理時
間の増加を防止する。 【解決手段】本発明では、画像入力部1、2値化部2を
経て、画像メモリ3にコードパターンに対応する画像デ
ータが格納され、ブロックデータ検出部4により該画像
データから各ブロックデータが検出され、アドレスデー
タ所得部7により上記各ブロックのアドレスデータパタ
ーンから各ブロック毎にアドレスデータが取得され、復
調部5にてブロックデータが復元され、各ブロックデー
タが上記アドレスデータに従ってデータメモリ8上で結
合され、エラー訂正部9、伸張部10、D/A変換部1
1、情報再生部12を経る。このとき、上記画像メモリ
3の少なくとも一部はデータ処理の為のワーク用メモリ
として使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば紙等の記録
媒体面上に印刷記録されたマルチメディア情報に係るコ
ードパターンを光学的に読み取り、当該記録情報を再生
するコードパターン読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、オーディオ情報、映像情報、
及びデジタルコードデータ等を含めた所謂「マルチメデ
ィア情報」を、安価且つ大容量で繰り返し再生可能に記
録したコードパターンとしてのドットコード、及び当該
ドットコードを光学的に読み取って再生する為のコード
パターン読取装置に関する種々の技術が提案されてい
る。
【0003】例えば、特開平6−231466号公報で
は、ドットコード、及び紙面上に記録されたドットコー
ドを光学的に読み取り、元のマルチメディア情報を再生
するコードパターン読取装置に関する技術が開示されて
いる。
【0004】図5には印刷媒体上に記録されたドットコ
ード101の物理的な構造を示し説明する。尚、図5
(a)はドットコード101の概略構造を示し、図5
(b)は当該ドットコード101の各ブロック102の
詳細な構造を示し、図5(c)は当該ブロック102に
おけるブロックヘッダパターン105を示している。
【0005】同図に示されるように、このドットコード
101は、ブロック102を識別するために各ブロック
102の四隅に配置されたマーカ103と、上記ブロッ
ク102内に含まれるデータドット104からなる。各
ブロック102は、隣接するブロック102とマーカ1
03を共有するように配列されている。また、各ブロッ
ク102のマーカ103間には、そのブロック102の
ブロックアドレス106と当該ブロックアドレス106
のエラー訂正符号107とで構成されるブロックヘッダ
105が付加されている。
【0006】そして、上記ブロック102内に含まれる
データドット104は、読み出し方向に所定数以上のド
ットが連続して現れることのないように変調処理が施さ
れている。例えば元のデータが「1111」であれば
「11011」というように、連続して“1”が3個以
上現れないような4−5変調処理が施される。これは、
読み取り時に連続したデータドット104を、データド
ット数個分の大きさであるマーカ103として誤検出す
るのを防止する為である。尚、変調後のデータから元の
復調されたデータが一意に決定されるように、テーブル
等を用いて変調されている。
【0007】次に図6には上記コードパターン読取装置
の構成を示し説明する。同図に示されるコードパターン
読取装置により、上記図5に示したドットコードに係る
情報を再生する処理は、ドットコード読み取り処理と情
報再生処理とに大別される。
【0008】先ず、本装置によるドットコードの読み取
り処理について説明する。操作者により不図示の操作ス
イッチが押下されると、CCD等の固体撮像素子により
構成された光学的に画像を読み取る画像入力部1にて、
印刷媒体上に記録されたドットコードが画像データとし
て読み取られる。この読み取られた画像データは、二値
化処理部2により二値化された後、画像メモリ3に一旦
格納される。上記二値化処理部2では、読み取られた画
像の輝度から適応的に算出される閾値を用いて、読み取
った画像の二値化が行われる。
【0009】次に、本装置による、上記画像メモリ3に
格納された二値画像データから各ブロックデータを読み
出す処理について説明する。上記画像メモリ3に格納さ
れた二値画像データは、ラスタースキャンされ、マーカ
検出部6により黒ドットの連続数に基づいて、マーカ1
03が検出され、この検出されたマーカ103に基づい
て、ブロックヘッダ105から、注目するブロックの非
変調のブロックアドレス106がアドレスデータ取得部
7にて取得される。
【0010】続いて、上記注目するブロック102を囲
む4つのマーカ103の真中心を等間隔で区切った格子
点上のデータドット104が、黒を「1」、白を「0」
として、ブロックデータ検出部4により読み出される。
こうして読み出されたブロックデータは、上記テーブル
に基づき復調処理が施され、上記取得したブロックアド
レス106に相当するデータメモリ8のアドレスに、復
元ブロックデータとして格納される。
【0011】上記データメモリ8に格納されるこの復元
されたデータには、再生されるべき元の情報と、この情
報をエラー訂正する為のエラー訂正符号が含まれてい
る。ここで、エラー訂正符号としてはBCH符号等が用
いられている。
【0012】上記操作スイッチが離されるまでは、前述
した画像入力から復元されたブロックデータ格納までの
処理が繰り返し行われる。そして、上記操作スイッチが
離されると、ブロックデータの格納を終了し、情報再生
処理を開始する。
【0013】この復元された各ブロックのデータは、情
報再生時に当該データを処理する為に必要となる制御情
報を含んだヘッダ部と音声や映像等の元の情報を含んだ
データ部で構成されている。従って、情報再生処理で
は、先ずデータメモリ8に格納されたブロックデータの
ヘッダ部からデータ処理に必要となる情報であるデイン
ターリーブ処理単位を構成するブロック数、訂正符号
長、パリティ長、インターリーブ長を獲得し、これらの
情報に基づいてデータメモリ8からブロックデータを読
み出し、デインターリーブ処理及びエラー訂正を行う。
こうしてエラー訂正されたデータは、伸張部10にて伸
張処理され、その結果がD/A変換部1にてD/A変換
され、情報再生部12にて情報の再生が行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では、上記情報再生処理において、データメ
モリ8に格納されたブロックデータを処理するための新
たなワーク用メモリが必要となる。即ち、デインターリ
ーブ処理の単位分のブロックデータを処理する際に、各
ブロックデータのヘッダ部を取り除いたデータ部分のみ
を集めて処理する為の新たなメモリ空間が必要となる。
この点に鑑みて、コードパターン読取装置に新たに専用
のワーク用メモリを実装することも考えられるが、コス
トアップ及び装置の大型化を招き、かかる大型化が手動
スキャンを行う装置に対しては致命傷である操作性の低
下をもたらすといった別の問題を生じさせる。
【0015】一方、新たな専用メモリを実装せずに、テ
ータ処理の為のワーク用メモリを確保する別の手段とし
て、データメモリ8の一部を上記ワーク用メモリとして
使用することが考えられる。しかし、この方法では、ワ
ーク用メモリとして使用される容量だけ、データメモリ
8に格納することができるブロックデータの量が減少
し、一度に読み取り、再生を行うことができる情報量が
減少してしまい、折角、大容量の情報記録を可能とした
コードパターンの真価が充分に発揮できないことにな
る。
【0016】また、別の方法としては、デインターリー
ブ処理単位分のデータ処理を一度に行わず、一回のエラ
ー訂正処理単位分のデータのみをデータメモリ8から読
み出し、順次エラー訂正、情報再生を行う方法が考えら
れる。この方法では、一度のエラー訂正処理単位分のデ
ータを格納する為のワーク用メモリしか必要としないた
め、デインターリーブ処理単位分のデータを格納する為
に必要となるメモリ容量に比べれば非常に小さくなり、
データメモリ8の一部をワーク用メモリとして割り当て
ても、一度に格納することができるブロックデータ量が
大幅に減少することがない。しかしながら、この方法で
は、エラー訂正処理単位分のデータを取り出す際に、デ
ータメモリ8からデータを読み出す際のアドレス制御が
非常に複雑になり、逆に処理時間の増加を招いてしま
う。
【0017】即ち、データメモリ8にはデータ部以外の
ヘッダ部も格納されている為、エラー訂正処理単位分の
データの処理を行うときには、各ブロックデータに含ま
れるヘッダ部をスキップしてデータを読み出さなければ
ならない。そして、あるデータから次のデータを読み出
すときは、次のデータまでの間に含まれる各ブロックの
ヘッダ部の数と大きさを考慮してアドレス制御しなくて
はならず、しかもこれらは、データの読み出し開始アド
レスとインターリーブ長に依存して変化する。
【0018】よって、読み出しアドレス制御において、
これらの判断を行うと、処理時間の増加を招き、リアル
タイムに情報再生を行うことが要求されるコードパター
ン読取装置においては音の途切れの原因となり好適であ
るとは言い難い。
【0019】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、一度に再生可能な情報量
を減少させることなく、又、処理時間の増大も招くこと
なく、新たに専用のワーク用メモリを実装することもな
く、データ処理を行うためのワーク用メモリを確保した
コードパターン読み取り装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様は、構造化されたデータを所定
のデータ量毎にブロックとして分割したブロックデータ
の内容に応じてイメージ化されたデータパターンと、該
ブロック毎に割り付けられたアドレスを示すアドレスデ
ータの内容に応じてイメージ化されたアドレスデータパ
ターンとを少なくとも有するブロックが、所定のブロッ
ク配列フォーマットに従って複数個配列されたコードパ
ターンを光学的に読み取るコードパターン読取装置であ
って、上記コードパターンを光学的に読み取る読取手段
と、上記読取手段で読み取られたコードパターンに対応
する画像データを格納する画像メモリと、上記画像メモ
リに格納された画像データから上記各ブロックを検出す
るブロック検出手段と、上記ブロック検出手段で検出さ
れた各ブロックのアドレスデータパターンから各ブロッ
ク毎にアドレスデータを取得するアドレスデータ取得手
段と、上記ブロック検出手段で検出された各ブロックの
データパターンからブロックデータを復元するブロック
データ復元手段と、上記復元されたブロックデータを所
定条件の下で記憶するデータメモリと、上記ブロックデ
ータ復元手段で復元された各ブロックデータを、上記ア
ドレスデータ取得手段で取得されたアドレスデータに従
って上記データメモリ上で結合するブロックデータ結合
手段と、上記ブロックデータ結合手段で結合されたデー
タを処理して上記構造化前のデータを生成するデータ処
理手段と、を具備し、上記データ処理手段は、上記画像
メモリの少なくとも一部をデータ処理の為のワーク用メ
モリとして使用することを特徴とする。
【0021】第2の態様は、上記各ブロックのブロック
データは、上記データ処理手段が行うデータの処理に必
要な制御情報を更に有しており、上記データ処理手段
は、上記処理として、上記ブロックデータ結合手段で結
合された各ブロックのデータを上記制御情報を除いて上
記画像メモリに転送し、当該画像メモリ上において、上
記ブロックのデータ構造とは異なるデータ構造を有する
別のブロックを生成することを特徴とする。
【0022】第3の態様は、上記ブロックデータ結合手
段で結合されたデータが、更に、その配列が所定の規則
に従って再配列されたインターリーブ処理の施されたデ
ータであるとき、上記画像メモリ上において生成される
別のブロックは、上記インターリーブ処理の単位に相当
するブロックであって、上記ワーク用メモリは、上記デ
ータの配列を元の配列に戻すためのデインターリーブ処
理に少なくとも必要なだけの容量を有するように上記画
像メモリ中に設定されたものであることを特徴とする。
【0023】上記第1乃至第3の態様によれば、以下の
作用が奏される。即ち、本発明の第1の態様では、読取
手段によりコードパターンが光学的に読み取られ、画像
メモリに上記読取手段で読み取られたコードパターンに
対応する画像データが格納され、ブロック検出手段によ
り上記画像メモリに格納された画像データから上記各ブ
ロックが検出され、アドレスデータ取得手段により上記
ブロック検出手段で検出された各ブロックのアドレスデ
ータパターンから各ブロック毎にアドレスデータが取得
され、ブロックデータ復元手段により上記ブロック検出
手段で検出された各ブロックのデータパターンからブロ
ックデータが復元され、ブロックデータ結合手段により
上記ブロックデータ復元手段で復元された各ブロックデ
ータが上記アドレスデータ取得手段で取得されたアドレ
スデータに従ってデータメモリ上で結合され、データ処
理手段により上記ブロックデータ結合手段で結合された
データが処理されて上記構造化前のデータが生成され、
特に上記データ処理手段は、上記画像メモリの少なくと
も一部をデータ処理の為のワーク用メモリとして使用す
る。
【0024】第2の態様では、データ処理手段により、
ブロックデータ結合手段で結合された各ブロックのデー
タが上記制御情報を除いて上記画像メモリに転送され、
当該画像メモリ上において、上記ブロックのデータ構造
とは異なるデータ構造を有する別のブロックが生成され
る。以下の実施の形態においては、図4(c)に示すブ
ロックがこの別のブロックに相当する。
【0025】第3の態様は、上記ブロックデータ結合手
段で結合されたデータが、更に、その配列が所定の規則
に従って再配列されたインターリーブ処理の施されたデ
ータであるとき、上記画像メモリ上において生成される
別のブロックは、上記インターリーブ処理の単位に相当
するブロックであって、上記ワーク用メモリは、上記デ
ータの配列を元の配列に戻すためのデインターリーブ処
理に少なくとも必要なだけの容量を有するように上記画
像メモリ中に設定される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。図1は、本発明の一の実
施の形態に係るコードパターン読取装置の構成を示した
ものである。尚、以下の説明では、コードパターンの構
造については、先に示した図5のドットコードと同一と
し、その同一符号を用いて説明する。
【0027】図1において、不図示の操作スイッチが押
下されると、CCD等の固体撮像素子により構成された
光学的に画像を読み取る画像入力部1にて、印刷媒体上
に記録されたドットコードが画像データとして読み取ら
れる。この読み取られた画像データは、二値化処理部2
により二値化された後、画像メモリ3に一旦格納され
る。即ち、ここでは、上記画像メモリ3は、上記画像入
力部1により読み取られた画像データの2値化処理部2
により2値化された結果を格納するメモリとして機能す
る。上記二値化処理部2では、読み取られた画像の輝度
から適応的に算出される閾値を用いて、読み取った画像
の二値化が行われる。
【0028】上記画像メモリ3に格納された二値画像デ
ータは、ラスタースキャンされ、マーカ検出部6により
黒ドットの連続数に基づいて、マーカ103が検出され
(即ちブロックの検出)、この検出されたマーカ103
に基づいて、ブロックヘッダ10から、注目するブロッ
クの非変調のブロックアドレス106がアドレスデータ
取得部7にて取得される。
【0029】続いて、注目するブロック102を囲む4
個のマーカ103の真中心を等間隔で区切った格子点上
のデータドット104が、黒を「1」、白を「0」とし
て、ブロックデータ検出部4により読み出される。こう
して読み出された各ブロックデータは、所定のテーブル
に基づき復調処理が施され、上記取得したブロックアド
レス106に相当するデータメモリ8のアドレスに、復
元されたブロックデータとして格納される。
【0030】上記データメモリ8で結合された各ブロッ
クデータは、詳細には図2に示されるように、ブロック
データを集めてデータを再構成するための情報を含む制
御情報部21と情報自体が含まれるデータ部22とで構
成されている。このデータメモリ8に格納されたデータ
に対しては、印刷不良や読み取りミスによるエラーに対
応すべく、デインターリーブ処理が施され、更に、エラ
ー訂正部9にてエラー訂正処理符号が行われる。
【0031】即ち、本発明の特徴であるデータ処理手段
は、上記制御情報部21の情報に基づき、デインターリ
ーブに必要な数のブロックのデータ部22をデータメモ
リ8から読み出し、当該データをワーク用メモリとして
使用される上記画像メモリ3に一旦格納し、デインター
リーブ処理を行うように構成されており、具体的にはC
PUなどによって表現されるものである。
【0032】ここで、図3に示されるように、上記デー
タメモリ8に格納されたブロックデータは、各ブロック
のアドレスに対応するアドレスに順次格納されており、
各ブロック毎に制御情報部21を有している。デインタ
ーリーブの際には、これらの制御情報部21に含まれ
た、デインターリーブ処理単位を構成するブロック数、
インターリーブ長、訂正符号長、パリティ長に基づい
て、ブロックデータの制御情報部21を除外したデータ
部22のみが処理される。
【0033】こうして、上記ブロックデータの制御情報
部21から取得したデインターリーブ処理単位を構成す
るブロック数に基づいて、データメモリ8からは上記画
像メモリ3に、デインターリーブ処理単位を構成するブ
ロック数分だけ、各ブロックデータの制御情報部21を
取り除いたデータ部22が転送される。
【0034】従って、上記ワーク用メモリとして用いら
れる画像メモリ3に形成されるブロックの構成は、複数
のブロックデータのデータ部22をブロックアドレス順
に連続して結合したものとなっている。
【0035】上記データ部22が結合された別のブロッ
クを構成するデータは、予めインターリーブ処理が施さ
れおり、更にこのデータは図4(c)に示すごとく、エ
ラー訂正符号語23となっている。尚、図4(a)はワ
ーク用メモリ内のデータ階層構造を示し、図4(b)は
これを1次元化したワーク用メモリ内のデータ構造を示
し、図4(c)は図4(b)のデータをデインタリーブ
処理したデータ構造を示している。図4(b)中に矢印
で示した方向はメモリアドレス方向に相当し、ブロック
1、ブロック2・・・ブロックnと、順次各ブロックデ
ータのデータ部22が配列される。図4(c)において
は、縦方向が訂正符号長を、横方向がインターリーブ長
を示している。縦方向に示した矢印はメモリ読み出し方
向を示し、横方向に示した矢印はメモリアドレス方向
(書き込み方向)を示している。更に、図4(b)及び
(c)に斜線で示した各データ長がパリティ長に相当す
る。
【0036】このようにして、画像メモリ3を利用し
て、データメモリ8のブロックデータの制御情報部21
から得られる、インターリーブ長、エラー訂正符号長、
パリティ長に基づき、データのデインターリーブ処理を
行い、エラー訂正符号語23を形成して、エラー訂正部
9にてエラー訂正を行う。
【0037】ここで、1番目のエラー訂正符号語の形成
は、ワーク用メモリである画像メモリ3に格納されたデ
ータの先頭バイトから順にインターリーブ長づつアドレ
スを加算したアドレスに格納されているデータを、エラ
ー訂正符号長分だけ読み出すことで行われる。即ち、イ
ンターリーブ長、パリティ長、訂正符号長に基づきワー
ク用メモリである画像メモリ3に格納された一連のデー
タを、図4(c)に示されるように、横方向にインター
リーブ長、縦方向に訂正符号長の長さを持つブロックと
見なして、各列ごとにデータの読み出しを行いエラー訂
正符号語を形成する。このようにして、各エラー訂正符
号語を形成し、エラー訂正を行い、情報の再生を行う。
【0038】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、比較的多数のブロックデータをまとめるため、大き
なワーク用メモリが必要となるデインターリーブ処理時
にも、画像読み取り時に使用された画像メモリ3をデー
タ処理用のワーク用メモリとして活用することで、デー
タ処理のワーク用メモリとして新たにメモリを実装する
必要がなく、総合的に要するメモリ容量を削減できる。
【0039】さらに、データメモリ8の記憶領域の一部
をワーク用メモリとして使用しないため、ブロックデー
タを読み込む為のメモリ領域が減少せず、一度に読み込
み、再生することができるデータ量が減少することもな
い。
【0040】また、ワーク用メモリに格納されるデータ
には制御情報部21が含まれていないため、ワーク用メ
モリからエラー訂正符号語分のデータを読み出すデイン
ターリーブ処理におけるアドレス制御は、単純にインタ
ーリーブ長づつアドレスを加算し、その内容を読み出し
てゆくだけでよいことになる。
【0041】一方、制御情報部21とデータ部22が一
緒に格納されたデータメモリ8からエラー訂正符号語を
形成しようとすると、データ読み出しアドレスの制御に
おいて、復元すべき音声や映像等の情報を含まないブロ
ックデータの制御情報部21をスキップするための判断
が必要になる。しかし、本実施の形態でのアドレス制御
は非常に単純であり、処理時間が短縮され、リアルタイ
ムにエラー訂正、音声再生を行う必要がある場合でも音
切れの原因とならないといった利点がある。
【0042】さらに、エラー訂正符号語を形成する際の
デインターリーブ処理により、連続するブロック方向に
出現するバースト誤りが各エラー訂正符号語に分散され
るため、エラー訂正符号が有効に働くようになり、情報
再生時のエラー発生を抑えることができるようになる。
【0043】以上説明したように、本発明によれば以下
の効果が奏される。即ち、請求項1に記載の発明によれ
ば、画像メモリをデータ処理時のワークエリアとして使
用するため、コードパターンから読み取られるブロック
データを格納するブロックデータメモリの一部をワーク
エリアとして使用する必要がなく、一度に読み取り、再
生することができるデータ量を減少させることがない。
また、ワークエリア用に新たなメモリを実装する必要も
なく、装置の大型化およびコストアップを抑えることが
できる。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、データ処
理のための制御情報が含まれる各ブロックデータの制御
情報部を除き、各ブロックのデータ部のみがワーク用メ
モリに転送されるため、後段の処理でブロックデータの
制御情報部をスキップするためのアドレス制御が必要な
くなり、処理時間の増加が防止できる。
【0045】請求項3に記載の発明によれば、画像メモ
リに準備するワーク用メモリはインターリーブ処理単位
分の容量だけあればよく、必要以上に大容量の画像メモ
リを用意する必要がない。また、デインターリーブ処理
により、紙面上に印刷されたコードパターンの汚れや、
印刷不良、および読み取りエラーなどにより発生するバ
ースト誤りに対して、エラー訂正が有効に働くようにな
る。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
データ処理時のワークエリアとして画像メモリを使用す
ることにより、ワークエリア用に新たにメモりを実装す
る必要がなくなるため、装置の大型化やコストアップを
抑えることができ、且つデータメモリ領域をワークエリ
アとして使用しないため、一度に読み込み・再生するこ
とができるデータ量を減少させず、更に処理時間の増加
を防止したコードパターン読み取り装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコードパターン読取
装置の構成を示す図である。
【図2】各ブロックの詳細なデータ構造を示す図であ
る。
【図3】画像メモリ3、データメモリ8の階層構造を詳
細に示す図である。
【図4】各ブロックのデータ部22とエラー訂正符号語
23の関係を説明するための図である。
【図5】従来技術に係るドットコードのデータ構造を示
す図である。
【図6】従来技術に係るコードパターン読取装置の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 画像入力部 2 2値化部 3 画像メモリ 4 ブロックデータ検出部 5 復調部 6 マーカ検出部 7 アドレスデータ取得部 8 データメモリ 9 エラー訂正部 10 伸張部 11 D/A変換部 12 情報再生部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造化されたデータを所定のデータ量毎
    にブロックとして分割したブロックデータの内容に応じ
    てイメージ化されたデータパターンと、該ブロック毎に
    割り付けられたアドレスを示すアドレスデータの内容に
    応じてイメージ化されたアドレスデータパターンとを少
    なくとも有するブロックが、所定のブロック配列フォー
    マットに従って複数個配列されたコードパターンを光学
    的に読み取るコードパターン読取装置であって、 上記コードパターンを光学的に読み取る読取手段と、 上記読取手段で読み取られたコードパターンに対応する
    画像データを格納する画像メモリと、 上記画像メモリに格納された画像データから上記各ブロ
    ックを検出するブロック検出手段と、 上記ブロック検出手段で検出された各ブロックのアドレ
    スデータパターンから各ブロック毎にアドレスデータを
    取得するアドレスデータ取得手段と、 上記ブロック検出手段で検出された各ブロックのデータ
    パターンからブロックデータを復元するブロックデータ
    復元手段と、 上記復元されたブロックデータを所定条件の下で記憶す
    るデータメモリと、 上記ブロックデータ復元手段で復元された各ブロックデ
    ータを、上記アドレスデータ取得手段で取得されたアド
    レスデータに従って上記データメモリ上で結合するブロ
    ックデータ結合手段と、 上記ブロックデータ結合手段で結合されたデータを処理
    して上記構造化前のデータを生成するデータ処理手段
    と、を具備し、 上記データ処理手段は、上記画像メモリの少なくとも一
    部をデータ処理の為のワーク用メモリとして使用するこ
    とを特徴とするコードパターン読取装置。
  2. 【請求項2】 上記各ブロックのブロックデータは、上
    記データ処理手段が行うデータの処理に必要な制御情報
    を更に有しており、 上記データ処理手段は、上記処理として、上記ブロック
    データ結合手段で結合された各ブロックのデータを上記
    制御情報を除いて上記画像メモリに転送し、当該画像メ
    モリ上において、上記ブロックのデータ構造とは異なる
    データ構造を有する別のブロックを生成することを特徴
    とする請求項1に記載のコードパターン読取装置。
  3. 【請求項3】 上記ブロックデータ結合手段で結合され
    たデータが、更に、その配列が所定の規則に従って再配
    列されたインターリーブ処理の施されたデータであると
    き、上記画像メモリ上において生成される別のブロック
    は、上記インターリーブ処理の単位に相当するブロック
    であって、上記ワーク用メモリは、上記データの配列を
    元の配列に戻す為のデインターリーブ処理に少なくとも
    必要なだけの容量を有するように上記画像メモリ中に設
    定されたものであることを特徴とする請求項2に記載の
    コードパターン読取装置。
JP9325970A 1997-11-27 1997-11-27 コードパターン読取装置 Withdrawn JPH11161733A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7425988B2 (en) 2003-10-07 2008-09-16 Sony Corporation Image pick-up apparatus, image processing apparatus and method of correcting chromatic aberration of lens
JP2010091304A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Furuno Electric Co Ltd レーダ装置

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