JPH11158429A - 記録液 - Google Patents

記録液

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JPH11158429A
JPH11158429A JP6499398A JP6499398A JPH11158429A JP H11158429 A JPH11158429 A JP H11158429A JP 6499398 A JP6499398 A JP 6499398A JP 6499398 A JP6499398 A JP 6499398A JP H11158429 A JPH11158429 A JP H11158429A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水性媒体と、遊離酸の型が下記一般式(I)
で示される色素から選ばれる少なくとも1種の色素を含
有することを特徴とする記録液。 【化1】 【解決手段】 本発明の記録液は、インクジェット記録
用等として用いられ、普通紙に記録した場合、鮮明なマ
ゼンタ色系の記録物を得ることができ、その印字濃度、
耐光性、耐水性等が優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録液に関するもの
である。詳しくはインクジェット記録に適した記録液に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】直接染料や酸性染料等の水溶性染料を含
む記録液の液滴を微小な吐出オリフィスから飛翔させて
記録を行う、いわゆるインクジェット記録方法が実用化
されている。この記録液に関しては、電子写真用紙のP
PC(プレイン ペーパー コピア)用紙、ファンホー
ルド紙(コンピューター等の連続用紙)等の一般事務用
に汎用される記録紙に対する定着が速く、しかも印字物
の印字品位が良好であること、即ち印字ににじみがなく
輪郭がはっきりしていることが要求されると共に、記録
液としての保存時の安定性も優れていることが必要であ
り、従って使用できる溶剤が著しく制限される。
【0003】一方、記録液用の染料に関しては、上記の
ような限られた溶剤に対して充分な溶解性を有すると共
に、記録液として長期間保存した場合にも安定であり、
また印字された画像の濃度が高く、しかも耐水性、耐光
性に優れていること等が要求されるが、これ等の多くの
要求を同時に満足させることは困難であった。
【0004】このため種々の提案(例えば特開昭61−
101574号、特開昭61−101576号、特開昭
61−195176号、特開昭61−62562号、特
開昭61−247771号、特開昭62−156168
号、特開昭62−246974号、特開昭63−637
65号、特開昭63−295685号、特開平1−12
3866号、特開平1−240584号、特開平2−1
6171号、特開平3−122171号、特開平3−2
03970号、特開平4−153272号各号公報等)
がなされているが、市場の要求を充分に満足するには至
っていない。
【0005】また特開平4−279671号公報及びP
CT国際公開WO 94/16021明細書には、トリ
アジニル基を有する特定のモノアゾ系色素2分子を二価
の有機結合基を介して連結した構造の色素がインクジェ
ット記録に使用できることが記載されている。しかし、
前者では、連結基としての二価の有機結合基は、重要で
はないとしており、(置換)フェニレンジアミン等の連
結基が例示されているのみである。このような連結基
は、構造的に見て平面的であるので、このような連結基
を有する色素を用いた場合、記録画像の発生性が劣り、
色濃度の面で不充分である。
【0006】また、これらの基は共役系であり、このよ
うな基を有すると、色調が深色化して、青味の強い色調
になってしまう。さらにトリアジニル基に置換する基
(Zで示されている。本願のX1 又はX2 で示される基
に対応)としては、NHC2 4 OHやモルホリノ基
等、トリアジニル基に直接結合するのがN原子であるも
のが好ましいとされ、実施例もそのような構造の色素に
限定されている。このような色素は、画像の色調の彩度
が低くなる傾向もある。
【0007】更に、後者には、連結基としての二価の有
機結合基は(置換)フェニレンジアミン、置換ピペラジ
ンの基であり、このうち(置換)フェニレンジアミンの
二価の有機結合基は上述したとおりの理由で好ましくな
い。また、置換ピペラジン類を二価の有機結合基として
用いた場合には、後述した比較例2にも具体的に示した
ように、耐光性や耐水性の点で不十分である。また、特
開平8−218021号公報にも、トリアジニル基を有
する特定のモノアゾ系色素2分子を二価の有機結合基を
介して連結した構造の色素がインクジェット記録に使用
できることが記載されている。しかし、連結基の構造が
本発明のものとは異なり、信頼性が不十分であったり耐
光性、色調の点で不十分である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクジェ
ット記録用、筆記用具用等として、普通紙に記録した場
合にも印字品位が良好であると共に、記録画像の濃度が
高く、耐光性やとりわけ耐水性及び記録画像の色調に優
れており、長期間保存した場合の安定性が良好であるマ
ゼンタ色の記録液を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】特に、従来より記録液に使用しているマゼ
ンタ色素においては、耐水性が良好であり、かつ被記録
材が主に紙であるので、セルロースに対する親和力が高
い、すなわち直接性の高い市販の染料(直接染料)が用
いられたが、これらは色調が不鮮明であり、逆に色調の
鮮明な酸性染料は、耐水性が劣り、色調と耐水性の両者
を満足するマゼンタ色素の開発が望まれていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、先に、ト
リアジニル基を有するモノアゾ系色素2分子を二価の有
機結合基を介して連結した構造の色素に関し、二価の連
結基及びトリアジニル基の置換基等を選択することによ
り、前述した欠点を克服した色素を提案した(特開平8
−218021)。本発明はかかる構造を更に改良した
色素を記録液成分として使用した場合に、特に色調と耐
水性の両者を満足し、上記の目的が達成されることを確
認し、本発明を達成したものである。即ち本発明の要旨
は、水性媒体と、遊離酸の型が下記一般式(I)で表さ
れる色素の少なくとも1種を含有する記録液に存する。
【0011】
【化14】
【0012】〔式中、Ar1 及びAr2 は、それぞれ独
立に、置換もしくは非置換のフェニル基又はナフチル基
を表わし;X1 ,X2 は、−OR1 ,−NR2 3 又は
塩素原子を表わし;R1 ,R2 及びR3 は、水素原子、
炭素数1〜8のアルキル基、炭素数2又は3のアルケニ
ル基、アリール基、アラルキル基、シクロヘキシル基、
または含窒素複素環基を表わし、これらのうち水素原子
以外の基は更に置換基を有していてもよく、またR2
びR3 は結合される窒素原子と共に5員または6員環を
形成していてもよく;Yは下記一般式(II)〜(IV)で
示される基及びA群の基から選ばれる二価の結合基を示
す、一般式(II)
【0013】
【化15】
【0014】(式中、R4 及びR6 はそれぞれ独立に炭
素数1〜8の直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレン基を
表わし;R5 は炭素数1〜12の直鎖状もしくは分岐鎖
状のアルキレン基、又は、下記(a)式を表わし;pは
0〜20の数を表わす、
【0015】
【化16】 一般式(III)
【0016】
【化17】 (式中、R7 ,R8 は水素原子又はメチル基を表わ
す、)一般式(IV)
【0017】
【化18】
【0018】(式中R9 ,R10は水素原子、メチル基又
はメトキシ基を表わす、)(A群)
【0019】
【化19】
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明で使用される色素は、遊離酸の型が前記請求項1に
おいて一般式(I)で表されるものである。詳しくは前
記一般式(1)において、Ar1 及びAr2 のための置
換基としてはそれぞれ独立に置換もしくは非置換の炭素
数1〜9のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、2−
エチルヘキシル基、トリフロロメチル基、ジメチルアミ
ノメチル基等)、置換もしくは非置換の炭素数1〜9の
アルコキシ基(例えば、メトキシ基、イソプロポキシ
基、n−ブトキシ基、クロロエトキシ基等)、ハロゲン
原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等)、
水素原子、ヒドロキシル基、置換もしくは非置換のカル
バモイル基(例えば、カルバモイル基、N,N−ジメチ
ルカルバモイル基、フェニルカルバモイル基等)、置換
もしくは非置換のスルファモイル基(例えば、スルファ
モイル基、N−メチルスルファモイル基、N−エチルス
ルファモイル基、N−エチル−N−フェニルスルファモ
イル基、N,N−ジメチルスルファモイル基、p−カル
ボキシフェニルスルファモイル基等)、置換もしくは非
置換のアミノ基(例えば、N−メチルアミノ基、カルバ
モイルアミノ基、N,N−ジエチルアミノ基、アセチル
アミノ基、N−メチル−N−アセチルアミノ基等)、ニ
トロ基、スルホン酸エステルの基(例えばフェノキシス
ルホニル基等)、スルホニル基(例えば、ヒドロキシエ
チルスルホニル基、ベンジルスルホニル基等)、カルボ
キシル基及びカルボン酸エステルの基(例えば、メトキ
シカルボニル基等)が挙げられる。
【0021】X1 及びX2 はそれぞれ−OR1 または−
NR2 3 で示される基または塩素原子を表わし、R1
で表される置換基としては、それぞれ独立に、水素原
子、置換もしくは非置換の炭素数1〜8のアルキル基
(例えば、メチル基、エチル基、n−ブチル基、n−オ
クチル基、エチルヘキシル基、イソプロピル基、ter
t−ブチル基、カルボキシルメチル基)、置換もしくは
非置換の炭素数2又は3のアルケニル基(例えば、ビニ
ル基、アリル基等)、アリール基(例えば、フェニル
基、4−ニトロフェニル基、4−ブチルフェニル基、4
−カルボキシフェニル基等)、アラルキル基(例えば、
ベンジル基、フェネチル基等)、シクロヘキシル基、含
窒素複素環基(例えば、ピリジル基等)等が挙げられ、
2 ,R3 で表される置換基としては、それぞれ独立
に、水素原子、置換もしくは非置換の炭素数1〜8のア
ルキル基(例えば、メチル基、エチル基、n−ブチル
基、n−オクチル基、エチルヘキシル基、イソプロピル
基、tert−ブチル基、ヒドロキシエチル基等)、置
換もしくは非置換の炭素数2又は3のアルケニル基(例
えば、ビニル基、アリル基等)、アリール基(例えば、
フェニル基、4−ニトロフェニル基、4−ブチルフェニ
ル基等)、アラルキル基(例えば、ベンジル基、フェネ
チル基等)、シクロヘキシル基、含窒素複素環基(例え
ば、ピリジル基等)等が挙げられる。結合される窒素原
子と共にR2 およびR3 が、5または6員環を形成する
例としては、モルホリン環、ピペラジン環またはピペラ
ジン環等が挙げられる。
【0022】また、Yは一般式(II)〜(IV)で示され
る基及びA群から選ばれる二価の結合基をあらわすが、
一般式(II)において、R4 ,R6 は炭素数1〜8、好
ましくは2〜4の直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレン
基(例えばエチレン基、プロピレン基、トリメチレン基
等)を表わし、R5 は炭素数1〜12、好ましくは2〜
8の直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレン基(例えばエ
チレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレン基
等)又は下記(a)式を表わし、pは好ましくは0〜1
0の数を表わす。
【0023】
【化20】
【0024】本発明色素はかかる連結基を有することに
よって特開平8−218021に較べ信頼性が優れてい
る。就中、前記一般式(II)〜(IV)及びA群の連結基
の中でも、一般式(II)の連結基は水性媒体中に含まれ
る水溶性有機溶剤と類似した構造であるため、かかる基
で連結された色素は信頼性の点で特に好ましいと考えら
れる。前記一般式(I)で示される色素の中、Ar1
びAr2 で表わされるナフチル基が置換基としてスルホ
基及びカルボキシル基から選ばれる基を有するものが好
ましい。前記一般式(I)で示される色素は好ましくは
下記一般式(I′)で示される色素である。
【0025】
【化21】
【0026】(式中、R11,R12,R13,R14,R15
びR16は、それぞれ独立に、置換もしくは非置換の炭素
数1〜9のアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数1
〜9のアルコキシ基、ハロゲン原子、水素原子、ヒドロ
キシル基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、置換
もしくは非置換のスルファモイル基、置換もしくは非置
換のアミノ基、ニトロ基、スルホン酸エステルの基、ス
ルホニル基、カルボキシル基、又はカルボン酸エステル
の基を表わし;m,nはそれぞれ0,1,または2の数
をあらわし;またX1 ,X2 及びYは一般式(I)で示
されたものと同義である。)
【0027】詳しくは前記一般式(1′)において、R
11,R12,R13,R14,R15及びR16で表わされる置換
基としてはそれぞれ独立に置換もしくは非置換の炭素数
1〜9のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、2−エ
チルヘキシル基、トリフロロメチル基、ジメチルアミノ
メチル基等)、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のア
ルコキシ基(例えば、メトキシ基、イソプロポキシ基、
n−ブトキシ基、クロロエトキシ基等)、ハロゲン原子
(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等)、水素
原子、ヒドロキシル基、置換もしくは非置換のカルバモ
イル基(例えば、カルバモイル基、N,N−ジメチルカ
ルバモイル基、フェニルカルバモイル基等)、置換もし
くは非置換のスルファモイル基(例えば、スルファモイ
ル基、N−メチルスルファモイル基、N−エチルスルフ
ァモイル基、N−エチル−N−フェニルスルファモイル
基、N,N−ジメチルスルファモイル基、p−カルボキ
シフェニルスルファモイル基等)、置換もしくは非置換
のアミノ基(例えば、N−メチルアミノ基、カルバモイ
ルアミノ基、N,N−ジエチルアミノ基、アセチルアミ
ノ基、N−メチル−N−アセチルアミノ基等)、ニトロ
基、スルホン酸エステルの基(例えばフェノキシスルホ
ニル基等)、スルホニル基(例えば、ヒドロキシエチル
スルホニル基、ベンジルスルホニル基等)、カルボキシ
ル基及びカルボン酸エステルの基(例えば、メトキシカ
ルボニル基等)が挙げられる。
【0028】一般式(I′)で示される本発明の色素の
中、R11〜R16におけるカルボキシル基の数が3個以下
である構造の色素は、一般に耐水性の面から好ましい。
m及びnはそれぞれ0又は1が好ましい。
【0029】m及びnが0又は1の場合、R11,R12
びR13の少なくとも1つ並びにR14,R15及びR16の少
なくとも1つは水素原子以外の基であるのが良い。さら
に好ましくは、前記一般式(I′)中のm,nが1の場
合で、フェニル基に置換するSO3 H基が、アゾ基の結
合位置に対してオルト位に結合している構造の色素を使
用するのが良い。
【0030】また、前記一般式(I′)中、m,nが0
の場合、R11〜R13の少なくとも1つ及びR14〜R16
少なくとも1つが水素原子であり、かつR11〜R13の少
なくとも1つ及びR14〜R16の少なくとも1つが、それ
ぞれトリフルオロメチル基、置換もしくは非置換のスル
ファモイル基、スルホン酸の低級アルキル(以後、「低
級アルキル」とは「炭素数1〜4のアルキル基」を指
す)エステルの基、スルホン酸の炭素数6〜12のアリ
ールエステルの基、COOH基、又はカルボン酸の低級
アルキルエステル基から選ばれる基であり、かつその基
がそれぞれのフェニル基に結合する位置は、アゾ基の結
合位置に対してオルト位である構造の色素が好ましい。
一方、前記一般式(I′)中、
【0031】
【化22】
【0032】また、前記一般式(I)中のX1 ,X2
OH基が好ましく、
【0033】
【化23】
【0034】また、前記一般式(I′)で示される色素
の中でも、遊離酸の型が以下の一般式(V)で示される
ような連結基Yを介して左右対象の構造の色素が好まし
く使用される。この色素は、色調、耐水性、実用性の面
で好ましい。
【0035】
【化24】
【0036】(式中、R11,R12,R13,X1 ,m,Y
は前記一般式(I′)と同じ定義である) 本発明で使用される前記一般式(I)で示される色素
は、遊離酸型(一般式(I)の構造)のまま使用しても
よいが、塩型で使用してもよい。また該遊離酸基の一部
が塩型の構造の色素でもよく、塩型の色素と遊離酸型の
色素を併用してもよい。このような塩型の例としてはN
a,Li,K等のアルカリ金属の塩、アルキル基、ヒド
ロキシアルキル基で置換されていてもよいアンモニウム
の塩、有機アミンの塩があげられる。有機アミンの例と
しては、低級アルキルアミン、ヒドロキシ置換低級アル
キルアミン、カルボキシ置換低級アルキルアミン及び炭
素数2〜4のアルキレンイミン単位を2〜10個有する
ポリアミン等があげられる。これらの塩型の場合、その
種類は1種類に限らず複数種混在していてもよい。これ
等の色素の具体例としては、例えば以下のNo.(1)
〜(52)に示す構造の色素が挙げられる。
【0037】
【化25】
【0038】
【化26】
【0039】
【化27】
【0040】
【化28】
【0041】
【化29】
【0042】
【化30】
【0043】
【化31】
【0044】
【化32】
【0045】
【化33】
【0046】
【化34】
【0047】
【化35】
【0048】
【化36】
【0049】
【化37】
【0050】
【化38】
【0051】
【化39】
【0052】
【化40】
【0053】
【化41】
【0054】
【化42】
【0055】一般式(I)で示される色素は、それ自体
周知の方法に従って製造することができる。例えばN
o.(1)で示される色素は下記(A)〜(B)の工程
で製造できる。 (A)2−アミノ安息香酸と1−アミノ−8−ヒドロキ
シ−3,6−ナフタレンジスルホン酸(H酸)とから常
法〔例えば細田豊著「新染料化学」(昭和48年12月
21日技報堂発行)第396頁〜409頁参照〕に従っ
て、ジアゾ化カップリング工程を経てモノアゾ化合物を
製造する。
【0056】(B)得られたモノアゾ化合物を塩化シア
ヌル懸濁液にpH4〜6、温度0〜5℃を保持しながら
加えて数時間反応を行う。次いで室温にて弱アルカリ性
でジエチレングリコールビス(3−アミノプロピル)エ
ーテルをモノアゾ化合物に対して0.5モル比加えて縮
合反応を行う。次いで25%水酸化ナトリウム水溶液を
50〜60℃で加え、加水分解反応を行った後、冷却し
て、塩化ナトリウムで塩析することにより、目的の色素
を得る。また例えばNo.(25)で示される色素は上
記(B)の工程の代わりに下記(C)の工程を行うこと
により製造できる。
【0057】(C)得られたモノアゾ化合物を塩化シア
ヌル懸濁液にpH4〜6、温度0〜5℃を保持しながら
加えて数時間反応を行う。次いで室温にて弱アルカリ性
でジエチレングリコールビス(3−アミノプロピル)エ
ーテルをモノアゾ化合物に対して0.5モル比加えて縮
合反応を行う。次いで28%アンモニア水を加え、60
〜70℃に昇温し、反応を行った後、冷却して、塩化ナ
トリウムで塩析することにより、目的の色素を得る。
【0058】本発明の記録液においては、着色剤とし
て、前記一般式(I)で示される色素から選ばれる少な
くとも1種の色素を含む全色素を、記録液全重量に対し
て合計0.5〜8重量%、特に2〜5重量%の割合で含
有するのが好ましい。また、本発明に用いられる水性媒
体としては、水及び水溶性有機溶剤として、例えばエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール(重量平均分子量約190
〜400)、グリセリン、N−メチルピロリドン、N−
エチルピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノ
ン、チオジエタノール、ジメチルスルホキシド、エチレ
ングリコールモノアリルエーテル、エチレングリコール
モノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチル
エーテル、2−ピロリドン、スルホラン、エチルアルコ
ール、イソプロパノール等を含有しているのが好まし
い。これ等の水溶性有機溶剤は、通常記録液の全量に対
して1〜50重量%の範囲で使用される。一方、水は記
録液の全量に対して45〜95重量%の範囲で使用され
る。
【0059】本発明の記録液に、その全量に対して0.
1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の尿素、
チオ尿素、ビウレット、セミカルバジドから選ばれる化
合物を添加したり、又0.001〜5.0重量%の界面
活性剤を添加することによって、印字後の速乾性及び印
字品位をより一層改良することができる。本発明の記録
液のpHは、好ましくは5〜11、より好ましくは6〜
10に維持して用いることで記録液の保存安定性をさら
に改良することができる。
【0060】
【実施例】以下、本発明を実施例について更に詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限りこれ等の実
施例に限定されるものではない。 実施例1 ジエチレングリコール10重量部、イソプロピルアルコ
ール3重量部、前記No.(1)の色素(最大吸収波長
λmax =513nm)3重量部に水を加え、5重量%ア
ンモニア水でpHを9に調整して全量を100重量部と
した。この組成物を充分に混合して溶解し、孔径1μm
のテフロン(登録商標)フィルターで加圧濾過した後、
真空ポンプ及び超音波洗浄機で脱気処理して記録液を調
製した。
【0061】得られた記録液を使用し、インクジェット
プリンター(商品名8JC−610JW、キヤノン社製
品)を用いて電子写真用紙(ゼロックス社製品)及び専
用コート紙:HR−101(キヤノン社製品)にインク
ジェット記録を行い、鮮明な色調(彩度)のマゼンタ印
字物を得た。また下記に(a),(b),(c),
(d)及び(e)の評価方法と諸評価の結果を示す。 (a)記録画像の耐光性:キセノンフェードメーター
(スガ試験機社製品)を用い、記録紙に100時間照射
したが、照射後の変退色は小さかった。 (b)記録画像の耐水性(電子写真用紙にのみ実施): (1)試験方法 水道水中に記録画像を5分間浸漬したのち、 目視にて画像の滲みを調べた。 浸漬前後のベタ印字部分のOD値(optical
density値)をマクベス濃度計(商品名:TR9
27、マクベス社製品)にて測定した。
【0062】(2)試験結果 上記の結果画像のにじみはわずかであった。また上記
の浸漬前後のベタ印字部分の濃度変化を下記式による
OD残存率で示すと、94.8%であった。
【0063】
【数1】
【0064】(c)記録液の保存安定性:記録液をテフ
ロン(登録商標)製容器に密閉し、5℃及び60℃で1
ケ月間保存した後の変化を調べたところ、不溶物の析出
は認められなかった。 (d)記録液の信頼性 目詰まり性(固着回復性)プリンターに所定のインク
を充填して、35℃の環境下で1カ月間放置し、その後
回復操作(ポンピングによる吸引操作)を行った後、印
字させたところ正常な印字状態に戻った。 間欠吐出の安定性 プリンターに所定のインクを充填して1分間連続して英
数字を印字した後、プリントを停止し、キャップ等をし
ない状態で1分間放置した後、再び印字した場合の文字
のかすれ、欠け等は1文字目から認められなかった。
【0065】(e)記録画像のマイグレーション性(専
用コート紙にのみ実施)40℃、90%RH槽内に印字
物を1Hr放置し、印字物の字のニジミの程度を目視で
判定した。その結果印字物の字のニジミは全く認められ
なかった。
【0066】実施例2 グリセリン5重量部、エチレングリコール10重量部、
前記No.(2)の色素2.5重量部に水を加え、水酸
化リチウム水溶液でpHを9に調整して全量を100重
量部とし、この組成物を実施例1に記載の方法により処
理して記録液を調製した。この記録液を用いて、実施例
1と同様に印字を行った結果、鮮明な色調(彩度)のマ
ゼンタ色記録物を得た。またこの記録物に対し、実施例
1の(a)〜(e)による諸評価を行った。その結果、
実施例1と同様に何れも良好な結果が得られた。またO
D残存率は95.5%であった。
【0067】実施例3及び4 実施例1において用いた前記No.(1)の色素3重量
部の代わりに、それぞれ前記No.(3)とNo.
(4)の色素を使用した以外は、実施例1の方法により
記録液を調製し、印字を行い、この記録物に対して実施
例1の(a)〜(e)による諸評価を行った。その結
果、実施例1と同様に何れも良好な結果を得た。またO
D残存率はそれぞれ90.3%、92.1%であった。
【0068】実施例5 実施例1において用いた前記No.(1)の色素3重量
部の代わりに前記No.(1)の色素とNo.(20)
の色素をそれぞれ1.5重量部ずつ混合して使用した以
外は、実施例1の方法により記録液を調製し、印字を行
い、この記録物に対して実施例1の(a)〜(e)によ
る諸評価を行った。その結果、実施例1と同様に何れも
良好な結果を得た。またOD残存率はそれぞれ92.8
%であった。
【0069】実施例6〜24 実施例1において用いた前記No.(1)の色素の代わ
りに、それぞれ、前記No.(5)〜No.(19)、
No.(21)〜No.(24)の色素を使用した以外
は、実施例1の方法により記録液を調製し、印字を行
い、この記録物に対して実施例1の(a)〜(e)によ
る諸評価を行った。その結果、実施例1と同様に何れも
良好な結果を得た。またNo.(5)の色素を用いた場
合(実施例6)のOD残存率は94.1%であった。
【0070】比較例1 実施例1において用いた前記No.(1)の色素の代わ
りに、下記(A)の構造の色素を使用した以外は、実施
例1の方法により記録液を調製し、印字を行い、この記
録物に対して実施例1の(a)〜(e)による諸評価を
行った。
【0071】
【化43】
【0072】比較例2 実施例1において用いた前記No.(1)の色素の代わ
りに、国際公開WO94/16021のExample
2に使用されている下記(B)の構造の色素を使用した
以外は、実施例1の方法により記録液を調製し、印字を
行い、この記録物に対して実施例1の(a)〜(e)に
よる諸評価を行った。
【0073】
【化44】
【0074】比較例3 実施例1において用いた前記No.(1)の色素の代わ
りに、特開平4−279671号公報の例5に記載され
ている化合物のZがOH基である下記(C)の構造の色
素を使用した以外は、実施例1の方法により記録液を調
製し、印字を行い、この記録物に対して実施例1の
(a)〜(e)による諸評価を行った。
【0075】
【化45】
【0076】比較例4 実施例1において用いた前記No.(1)の色素の代わ
りに、特開平8−218021号公報の実施例に使用さ
れている下記(D)の構造の色素を使用した以外は、実
施例1の方法により記録液を調製し、印字を行い、この
記録物に対して実施例1の(a)〜(e)による諸評価
を行った。
【0077】
【化46】
【0078】比較例5 実施例1において用いた前記No.(1)の色素の代わ
りに、下記(E)の構造の色素を使用した以外は、実施
例1の方法により記録液を調製し、印字を行い、この記
録物に対して実施例1の(a)〜(e)による諸評価を
行った。
【0079】
【化47】
【0080】実施例25 実施例1において用いた前記No.(1)の色素の代わ
りに前記No.(25)の色素(最大吸収波長λmax =
516nm)を使用した以外は、実施例1の方法により
記録液を調製し、印字を行い、この記録物に対して実施
例1の(a)〜(e)による諸評価を行った。その結
果、実施例1と同様に何れも良好な結果が得られた。ま
たOD残存率は95.1%であった。
【0081】実施例26 グリセリン5重量部、エチレングリコール10重量部、
前記No.(26)の色素2.5重量部に水を加え、水
酸化リチウム水溶液でpHを9に調整して全量を100
重量部とし、この組成物を実施例1に記載の方法により
処理して記録液を調製した。この記録液を用いて、実施
例1と同様に印字を行った結果、鮮明な色調(彩度)の
マゼンタ色記録物を得た。またこの記録物に対し、実施
例1の(a)〜(e)による諸評価を行った。その結
果、実施例1と同様に何れも良好な結果が得られた。ま
たOD残存率は95.3%であった。
【0082】実施例27及び28 実施例1において用いた前記No.(1)の色素3重量
部の代わりに、それぞれ前記No.(27)とNo.
(28)の色素を使用した以外は、実施例1の方法によ
り記録液を調製し、印字を行い、この記録物に対して実
施例1の(a)〜(e)による諸評価を行った。その結
果、実施例1と同様に何れも良好な結果を得た。またO
D残存率はそれぞれ92.1%、92.5%であった。
【0083】実施例29 実施例1において用いた前記No.(1)の色素3重量
部の代わりに前記No.(25)の色素とNo.(4
4)の色素をそれぞれ1.5重量部ずつ混合して使用し
た以外は、実施例1の方法により記録液を調製し、印字
を行い、この記録物に対して実施例1の(a)〜(e)
による諸評価を行った。その結果、実施例1と同様に何
れも良好な結果を得た。またOD残存率はそれぞれ8
9.8%であった。
【0084】実施例30〜48 実施例1において用いた前記No.(1)の色素の代わ
りに、それぞれ、前記No.(29)〜No.(4
3)、No.(45)〜No.(48)の色素を使用し
た以外は、実施例1の方法により記録液を調製し、印字
を行い、この記録物に対して実施例1の(a)〜(e)
による諸評価を行った。その結果、実施例1と同様に何
れも良好な結果を得た。またNo.(29)の色素を用
いた場合(実施例30)のOD残存率は93.9%であ
った。上記の実施例1〜6及び比較例1〜5の結果を纏
めて下記第1表に示した。また、上記の実施例25〜3
0の結果を纏めて下記第2表に示した。
【0085】
【表1】
【0086】
【表2】
【0087】
【0088】上記第1表及び第2表中、色調の評価は、
画像の色の彩度で表し、詳しくはCIE1976(L*
* * )表色系を用いた色差計(商品名:SZ−Σ8
0、日本電色工業社製品)により、記録画像の色調を測
色してL* 、a* 、b* の値を求め、下式に従い計算
し、
【0089】
【数2】
【0090】電子写真用紙では、その値が、60以上の
ものを○、55以上60未満のものを△、55以下のも
のを×とした。専用コート紙ではその値が、70以上の
ものを○、65以上70未満のものを△、65未満のも
のを×とした。耐光性においては、○は目視で変退色は
殆ど認められない、△は目視で変退色がやや認められ
る、×は変退色が著しく、実用レベルでない状態を示
す。耐水性の滲みにおいては、○は目視で滲みが殆ど認
められない状態から、僅かに認められるが画像の輪郭が
ややぼけているだけで、画像の濃度の低下は殆ど認めら
れない、△は滲みが認められるが、滲みの範囲は小さ
く、画像の濃度の低下は小さい、×は滲みが著しく、滲
みの範囲も大きく、元の画像部分の識別が困難であり、
実用レベルでない状態を示す。
【0091】保存安定性においては、記録液を試験管に
とり観察して、○は不溶分が全く認められない状態を表
し、△は不溶分が少量認められる状態を表し、×は不溶
分が目立ち、実用レベルでない状態を表す。記録液の信
頼性のうち、目詰まり性(固着回復性)においては○
は回復操作2回以内で正常な印字状態に戻る状態を表
し、△は回復操作3〜4回で正常な印字状態に戻る状態
を表し、×は回復操作5回以上でも不吐出や印字乱れが
発生する状態を表す。の間欠吐出の安定性においては
○は1文字目からかすれ、欠けなしの状態を表し、△は
1文字目の一部がかすれ、又は欠ける状態を表し、×は
1文字目が全く印字できない状態を表す。記録画像のマ
イグレーション性においては、○は印字物の字が全っく
ニジまない状態、△は印刷物の字がややニジむ状態、×
は印字物の字がニジむ状態を表わす。
【0092】
【発明の効果】本発明の記録液は、インクジェット記録
用、筆記用具用として用いられ、普通紙・専用紙に記録
した場合、鮮明なマゼンタ色系の記録物を得ることがで
き、その印字濃度及び耐光性、耐水性、専用紙における
マイグレーション性に優れている他、記録液としての信
頼性保存安定性も良好である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性媒体と、遊離酸の型が下記一般式
    (I)で示される色素から選ばれる少なくとも1種の色
    素を含有することを特徴とする記録液。 【化1】 〔式中、Ar1 及びAr2 は、それぞれ独立に、置換も
    しくは非置換のフェニル基又はナフチル基を表わし;X
    1 ,X2 は、−OR1 ,−NR2 3 又は塩素原子を表
    わし;R1 ,R2 及びR3 は、水素原子、炭素数1〜8
    のアルキル基、炭素数2又は3のアルケニル基、アリー
    ル基、アラルキル基、シクロヘキシル基、または含窒素
    複素環基を表わし、これらのうち水素原子以外の基は更
    に置換基を有していてもよく、またR2 及びR3 は結合
    される窒素原子と共に5員または6員環を形成していて
    もよく;Yは下記一般式(II)〜(IV)で示される基及
    びA群の基から選ばれる二価の結合基を示す、 一般式(II) 【化2】 (式中、R4 及びR6 はそれぞれ独立に炭素数1〜8の
    直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレン基を表わし;R5
    は炭素数1〜12の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレ
    ン基、又は、下記(a)式を表わし;pは0〜20の数
    を表わす、 【化3】 一般式(III) 【化4】 (式中、R7 ,R8 は水素原子又はメチル基を表わ
    す、)一般式(IV) 【化5】 (式中R9 ,R10は水素原子、メチル基又はメトキシ基
    を表わす、) (A群) 【化6】
  2. 【請求項2】 前記一般式(I)で示される色素が、下
    記一般式(I′)で示される色素である請求項1に記載
    の記録液。 【化7】 (式中、R11,R12,R13,R14,R15及びR16は、そ
    れぞれ独立に、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のア
    ルキル基、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルコ
    キシ基、ハロゲン原子、水素原子、ヒドロキシル基、置
    換もしくは非置換のカルバモイル基、置換もしくは非置
    換のスルファモイル基、置換もしくは非置換のアミノ
    基、ニトロ基、スルホン酸エステルの基、スルホニル
    基、カルボキシル基、又はカルボン酸エステルの基を表
    わし;m,nはそれぞれ0,1,または2の数をあらわ
    し;またX1 ,X2 及びYは一般式(I)で示されたも
    のと同義である。)
  3. 【請求項3】 前記一般式(I′)のR11〜R16の中、
    カルボキシル基(COOH基)の数が3個以下の構造の
    色素から選ばれる少なくとも一種の色素を含有すること
    を特徴とする請求項1に記載の記録液。
  4. 【請求項4】 前記一般式(I′)中、m,nが1であ
    り、且つ、フェニル基に置換するSO3 H基が、アゾ基
    の結合位置に対してオルト位に結合している構造の色素
    から選ばれる少なくとも一種の色素を含有することを特
    徴とする請求項2に記載の記録液。
  5. 【請求項5】 前記一般式(I)中、X1 ,X2 で示さ
    れる基がOH基である構造の色素から選ばれる少なくと
    も1種の色素を含有することを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の記録液。
  6. 【請求項6】 遊離酸の型が下記一般式(I)で示され
    る水溶性色素 【化8】 〔式中、Ar1 及びAr2 は、それぞれ独立に、置換も
    しくは非置換のフェニル基又はナフチル基を表わし;X
    1 ,X2 は、−OR1 ,−NR2 3 又は塩素原子を表
    わし;R1 ,R2 及びR3 は、水素原子、炭素数1〜8
    のアルキル基、炭素数2又は3のアルケニル基、アリー
    ル基、アラルキル基、シクロヘキシル基、または含窒素
    複素環基を表わし、これらのうち水素原子以外の基は更
    に置換基を有していてもよく、またR2 及びR3 は結合
    される窒素原子と共に5員または6員環を形成していて
    もよく;Yは下記一般式(II)〜(IV)で示される基及
    びA群の基から選ばれる二価の結合基を示す、一般式
    (II) 【化9】 (式中、R4 及びR6 はそれぞれ独立に炭素数1〜8の
    直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレン基を表わし;R5
    は炭素数1〜12の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレ
    ン基、又は、下記(a)式を表わし;pは0〜20の数
    を表わす、 【化10】 一般式(III) 【化11】 (式中、R7 ,R8 は水素原子又はメチル基を表わ
    す、) 一般式(IV) 【化12】 (式中R9 ,R10は水素原子、メチル基又はメトキシ基
    を表わす、) (A群) 【化13】
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