JPH11158029A - 架橋されたエラストマー性シリコーンを含有する水性エマルション化粧品組成物 - Google Patents
架橋されたエラストマー性シリコーンを含有する水性エマルション化粧品組成物Info
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- JPH11158029A JPH11158029A JP9363047A JP36304797A JPH11158029A JP H11158029 A JPH11158029 A JP H11158029A JP 9363047 A JP9363047 A JP 9363047A JP 36304797 A JP36304797 A JP 36304797A JP H11158029 A JPH11158029 A JP H11158029A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エマルション形態にて改善された皮膚触感特
性を与え、且つ、相分離を伴うことなく長期貯蔵を可能
にするのに十分な安定性を示すスキントリートメント組
成物。 【解決手段】 スキントリートメント組成物であって、
（ｉ）０．１〜３０％の架橋非乳化シロキサンエラスト
マー、（ｉｉ）１０〜８０％の揮発性シロキサン、およ
び（ｉｉｉ）５０〜８５重量％の水からなる上記組成
物。
性を与え、且つ、相分離を伴うことなく長期貯蔵を可能
にするのに十分な安定性を示すスキントリートメント組
成物。 【解決手段】 スキントリートメント組成物であって、
（ｉ）０．１〜３０％の架橋非乳化シロキサンエラスト
マー、（ｉｉ）１０〜８０％の揮発性シロキサン、およ
び（ｉｉｉ）５０〜８５重量％の水からなる上記組成
物。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、架橋エラストマー
性シリコーンの混入により性質が向上されている水性エ
マルション化粧用組成物に関する。
性シリコーンの混入により性質が向上されている水性エ
マルション化粧用組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】有機エステルおよび炭化水素特にペトロ
ラタムを含む皮膚軟化剤は、スキンコンディショニング
剤として薬物的に長く用いられてきた。これらの物質
は、良好な潤い付与成分として、水に次ぐものである。
それらは、主として閉鎖性バリヤーとして機能する。ヒ
トの皮膚角質層の外層の水含有率は、乾燥皮膚症状の外
観における制御因子である。角質層が１０〜２０パーセ
ントの範囲内の適切量の水を含有するとき、皮膚はしな
やかなままにある。しかしながら、水含有率が１０パー
セントより低く落ちるとき、角質層はしばしば脆くかつ
かさかさになり、そして鱗屑化およびひび割れを示し得
る。
ラタムを含む皮膚軟化剤は、スキンコンディショニング
剤として薬物的に長く用いられてきた。これらの物質
は、良好な潤い付与成分として、水に次ぐものである。
それらは、主として閉鎖性バリヤーとして機能する。ヒ
トの皮膚角質層の外層の水含有率は、乾燥皮膚症状の外
観における制御因子である。角質層が１０〜２０パーセ
ントの範囲内の適切量の水を含有するとき、皮膚はしな
やかなままにある。しかしながら、水含有率が１０パー
セントより低く落ちるとき、角質層はしばしば脆くかつ
かさかさになり、そして鱗屑化およびひび割れを示し得
る。
【０００３】角質層は、表皮の深層から拡散によりある
いは水との直接的接触により水を受け取る。拡散過程
は、皮膚の水含有率並びに濃度勾配により制御される。
非常に乾いた環境においては、皮膚外層からの水損失は
甚大であり得、そしてしばしば拡散による補給の速度を
越える。皮膚の表面上に置かれた閉鎖性または半閉鎖性
バリヤー物質は、該環境への水の損失を遅延させるよう
に作用する。それはまた、皮膚の表面が拡散機序により
再水和することを可能にする。
いは水との直接的接触により水を受け取る。拡散過程
は、皮膚の水含有率並びに濃度勾配により制御される。
非常に乾いた環境においては、皮膚外層からの水損失は
甚大であり得、そしてしばしば拡散による補給の速度を
越える。皮膚の表面上に置かれた閉鎖性または半閉鎖性
バリヤー物質は、該環境への水の損失を遅延させるよう
に作用する。それはまた、皮膚の表面が拡散機序により
再水和することを可能にする。
【０００４】多くの有効で経済的なスキンコンディショ
ニング剤があるけれども、それらには或る難点がある。
ニング剤があるけれども、それらには或る難点がある。
【０００５】しばしば、皮膚軟化剤タイプは、油中水型
エマルションとしてデリバリーされる。長期貯蔵安定性
を確保するのに十分な程度まで油相と水相の間の臨界処
方バランスを獲得することは、困難である。この臨界バ
ランスの一方側は、分散相の体積である。臨界体積は、
系を生成しかつ安定化する化学的および物理的相互作用
を最大にするように得られねばならない。この臨界体積
が適正にバランスされていない場合、生成物は、粘度変
化および究極的相分離を生じ得る。通常、最適体積は全
く大きく、しかしてこのことは連続相の体積サイズを制
限しそして系にだらだらした好ましくない緩慢な破壊属
性を与える。この臨界分散相体積制限は、官能性を低減
しおよび好ましくない触感特性を加え得る。
エマルションとしてデリバリーされる。長期貯蔵安定性
を確保するのに十分な程度まで油相と水相の間の臨界処
方バランスを獲得することは、困難である。この臨界バ
ランスの一方側は、分散相の体積である。臨界体積は、
系を生成しかつ安定化する化学的および物理的相互作用
を最大にするように得られねばならない。この臨界体積
が適正にバランスされていない場合、生成物は、粘度変
化および究極的相分離を生じ得る。通常、最適体積は全
く大きく、しかしてこのことは連続相の体積サイズを制
限しそして系にだらだらした好ましくない緩慢な破壊属
性を与える。この臨界分散相体積制限は、官能性を低減
しおよび好ましくない触感特性を加え得る。
【０００６】無水系は、エマルションの安定性問題を回
避する。残念なことに、他の審美的問題が、無水系につ
いて生じる。すべての油性相物質が、高濃度にて適合性
であるとは限らない。更に、ペトロラタムのような閉鎖
剤（occlusive agent）は、比較的べとべとしている。
それらは衣類上へ付着するという難点があり、また石け
んでの洗浄によっても皮膚から容易には除去されない。
また、それらは、表皮中への適切な浸透を可能にしな
い。
避する。残念なことに、他の審美的問題が、無水系につ
いて生じる。すべての油性相物質が、高濃度にて適合性
であるとは限らない。更に、ペトロラタムのような閉鎖
剤（occlusive agent）は、比較的べとべとしている。
それらは衣類上へ付着するという難点があり、また石け
んでの洗浄によっても皮膚から容易には除去されない。
また、それらは、表皮中への適切な浸透を可能にしな
い。
【０００７】米国特許第５，３８７，４１７号（レンチ
ュ（Rentsch））は、架橋オルガノポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレン乳化剤でのペトロラタム基剤の乳化
により化粧品上許容され得る半透明な潤い付与性ローシ
ョンを得ることを報告する。その開示によれば、適合性
が達成されるのみならず、このシロキサンは連続相およ
び不連続相についての屈折率の調和も可能にする。
ュ（Rentsch））は、架橋オルガノポリシロキサン−ポ
リオキシアルキレン乳化剤でのペトロラタム基剤の乳化
により化粧品上許容され得る半透明な潤い付与性ローシ
ョンを得ることを報告する。その開示によれば、適合性
が達成されるのみならず、このシロキサンは連続相およ
び不連続相についての屈折率の調和も可能にする。
【０００８】米国特許第５，２８０，０１９号（クリミ
ッシュ（Klimish））は、皮膚上におけるモイスチャラ
イザーの吸収および保持を向上させる組成物を報告す
る。これらの結果は、カルボキシ官能化ポリシロキサン
またはその金属カルボキシレート塩である有機珪素化合
物の使用により達成される。
ッシュ（Klimish））は、皮膚上におけるモイスチャラ
イザーの吸収および保持を向上させる組成物を報告す
る。これらの結果は、カルボキシ官能化ポリシロキサン
またはその金属カルボキシレート塩である有機珪素化合
物の使用により達成される。
【０００９】親水性官能性、例えばポリオキシアルキレ
ンユニットまたはカルボキシレートユニットが組み込ま
れている或るタイプのポリシロキサンは油性相の乳化を
助勢し得るということが、前記の技術から明らかであ
る。実際、これらの開示は、シリコーンに関して親水性
官能性の要件を示唆している。乳化のための親水性基の
組み込みは、残念なことに、柔らかくてすべすべした使
用感（afterfeel）を与えるシリコーンの能力を減じ
る。これらの先行技術の親水性シリコーンはまた、油・
水相の適合性問題を完全には解決しない。水および／ま
たは水性ベースの潤い付与成分の比較的高レベルを支え
るために、新たな系が必要とされる。エマルションが皮
膚中に擦り込まれる時比較的円滑なエマルション破壊を
達成して望ましい感覚／触感属性を最大にし得るシリコ
ーンもまた、必要である。
ンユニットまたはカルボキシレートユニットが組み込ま
れている或るタイプのポリシロキサンは油性相の乳化を
助勢し得るということが、前記の技術から明らかであ
る。実際、これらの開示は、シリコーンに関して親水性
官能性の要件を示唆している。乳化のための親水性基の
組み込みは、残念なことに、柔らかくてすべすべした使
用感（afterfeel）を与えるシリコーンの能力を減じ
る。これらの先行技術の親水性シリコーンはまた、油・
水相の適合性問題を完全には解決しない。水および／ま
たは水性ベースの潤い付与成分の比較的高レベルを支え
るために、新たな系が必要とされる。エマルションが皮
膚中に擦り込まれる時比較的円滑なエマルション破壊を
達成して望ましい感覚／触感属性を最大にし得るシリコ
ーンもまた、必要である。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、エマルション形態にて改善された皮膚触感特性を与
えるスキントリートメント組成物を提供することであ
る。
は、エマルション形態にて改善された皮膚触感特性を与
えるスキントリートメント組成物を提供することであ
る。
【００１１】本発明の別の目的は、エマルション形態に
て相分離を伴わない長期貯蔵を可能にするのに十分な安
定性を示すスキントリートメント組成物を提供すること
である。
て相分離を伴わない長期貯蔵を可能にするのに十分な安
定性を示すスキントリートメント組成物を提供すること
である。
【００１２】本発明の更に別の目的は、油中水型エマル
ションにおける水の比較的高レベルの処方を可能にする
スキントリートメント組成物を提供することである。
ションにおける水の比較的高レベルの処方を可能にする
スキントリートメント組成物を提供することである。
【００１３】本発明の更に別の目的は、エマルション形
態にて皮膚中に擦り込まれる時円滑なエマルション破壊
（emulsion break）を達成するスキントリートメント組
成物を提供することである。
態にて皮膚中に擦り込まれる時円滑なエマルション破壊
（emulsion break）を達成するスキントリートメント組
成物を提供することである。
【００１４】本発明のこれらのおよび他の目的は、次の
要約および詳細な記載の考慮から一層容易に明らかにな
ろう。
要約および詳細な記載の考慮から一層容易に明らかにな
ろう。
【００１５】
【課題を解決するための手段】スキントリートメント組
成物であって、（ｉ）０．１〜３０％の架橋非乳化シロ
キサンエラストマー、（ｉｉ）１０〜８０％の揮発性シ
ロキサン、および（ｉｉｉ）５０〜８５重量％の水を含
む上記組成物が提供される。
成物であって、（ｉ）０．１〜３０％の架橋非乳化シロ
キサンエラストマー、（ｉｉ）１０〜８０％の揮発性シ
ロキサン、および（ｉｉｉ）５０〜８５重量％の水を含
む上記組成物が提供される。
【００１６】本発明のエラストマーは、ポリシロキサン
主鎖上のＳｉ−Ｈ部位と反応するジビニル化合物から形
成される。エラストマーの最も好ましいものは、分子的
に球状のＭＱ樹脂上のＳｉ−Ｈ部位において架橋された
ジビニルポリシロキサンである。シクロメチコンが、好
ましい揮発性シロキサンである。
主鎖上のＳｉ−Ｈ部位と反応するジビニル化合物から形
成される。エラストマーの最も好ましいものは、分子的
に球状のＭＱ樹脂上のＳｉ−Ｈ部位において架橋された
ジビニルポリシロキサンである。シクロメチコンが、好
ましい揮発性シロキサンである。
【００１７】理論により縛られるべきでないけれども、
揮発性シロキサンは連続相として作用する一方、不溶性
の架橋シロキサンエラストマー粉末を分散させる、と考
えられる。この系を皮膚に施用すると、揮発性シロキサ
ンは蒸発する一方、皮膚液と比較的相溶性である水性相
は角質層の上層中に捕捉されるようになる。これらの体
液と相溶性でないシロキサンエラストマーは、皮膚の表
面上に残る。このエラストマーは揮発性シロキサン中に
完全に分散されるので、それは皮膚上に非常に均一な層
として付着する。厚い三次元的架橋シロキサンエラスト
マー皮膜はいまや、皮膚の不溶性の水性／脂質コンテク
スト（context）と外部環境の間の層として機能する。
揮発性シロキサンは連続相として作用する一方、不溶性
の架橋シロキサンエラストマー粉末を分散させる、と考
えられる。この系を皮膚に施用すると、揮発性シロキサ
ンは蒸発する一方、皮膚液と比較的相溶性である水性相
は角質層の上層中に捕捉されるようになる。これらの体
液と相溶性でないシロキサンエラストマーは、皮膚の表
面上に残る。このエラストマーは揮発性シロキサン中に
完全に分散されるので、それは皮膚上に非常に均一な層
として付着する。厚い三次元的架橋シロキサンエラスト
マー皮膜はいまや、皮膚の不溶性の水性／脂質コンテク
スト（context）と外部環境の間の層として機能する。
【００１８】揮発性シロキサンおよび水性相との組合わ
せにて架橋非乳化シロキサンエラストマーが高度に安定
な系をもたらしかつ格別柔らかくてすべすべした使用感
を皮膚に与える、ということが今般見出された。
せにて架橋非乳化シロキサンエラストマーが高度に安定
な系をもたらしかつ格別柔らかくてすべすべした使用感
を皮膚に与える、ということが今般見出された。
【００１９】
【発明の実施の形態】架橋非乳化シロキサンエラストマ
ーは、本発明の第１必須要素である。それらは、２，０
００を越える、好ましくは１，０００，０００を越える
数平均分子量（average number molecular weight）を
有し、そして最適には１０，０００ないし２，０００万
の範囲にある。用語“非乳化”は、ポリオキシアルキレ
ンユニットが存在しないシロキサンを意味する。有利に
は、エラストマーは、分子的に球状のＭＱ樹脂のような
ポリシロキサン主鎖のＳｉ−Ｈ結合と反応するジビニル
化合物、特に少なくとも２個の遊離ビニル基を有するポ
リマーから形成される。エラストマー組成物は、シクロ
メチコン担体中の２０〜３５％エラストマーとして、シ
クロメチコンおよびビニルジメチコン／メチコンクロス
ポリマーの提唱ＣＴＦＡ名を有する製品名称ジェネラル
・エレクトリック・シリコーン（Ｇｅｎｅｒａｌ Ｅｌ
ｅｃｔｒｉｃ Ｓｉｌｉｃｏｎｅ）１２２９下でジェネ
ラル・エレクトリック・カンパニー社から商業的に入手
できる。架橋ステアリルメチルジメチルシロキサンコポ
リマーのＣＴＦＡ名下の関連エラストマー組成物が、ニ
ュージャージー州エルムウッドパークのグラント・イン
ダストリーズ・インク社からグランシル（Ｇｒａｎｓｉ
ｌ）ＳＲ−ＣＹＣ（シクロメチコン中の２５〜３５％エ
ラストマー）として入手できる。ジェネラル・エレクト
リック社およびグラント・インダストリーズ社のかかる
商業製品は、通常、それらを１０〜６０回通しの再循環
でのソノレーター（Sonolator）における高圧（おおよ
そ５，０００ｐｓｉ）処理に付すことにより更に加工さ
れる。ソノレーション（sonolation）は、０．２〜１０
ミクロン、好ましくは０．５〜５ミクロンの範囲のエラ
ストマー平均粒子サイズを有する生成流体を達成する。
粘度は、ブルックフィールドＬＶ粘度計（サイズ４ｂａ
ｒ，６０ｒｐｍ，１５ｓｅｃ）により測定されるとき２
５℃において３００ｃｐｓと２０，０００ｃｐｓの間の
範囲にあるとき最良である。
ーは、本発明の第１必須要素である。それらは、２，０
００を越える、好ましくは１，０００，０００を越える
数平均分子量（average number molecular weight）を
有し、そして最適には１０，０００ないし２，０００万
の範囲にある。用語“非乳化”は、ポリオキシアルキレ
ンユニットが存在しないシロキサンを意味する。有利に
は、エラストマーは、分子的に球状のＭＱ樹脂のような
ポリシロキサン主鎖のＳｉ−Ｈ結合と反応するジビニル
化合物、特に少なくとも２個の遊離ビニル基を有するポ
リマーから形成される。エラストマー組成物は、シクロ
メチコン担体中の２０〜３５％エラストマーとして、シ
クロメチコンおよびビニルジメチコン／メチコンクロス
ポリマーの提唱ＣＴＦＡ名を有する製品名称ジェネラル
・エレクトリック・シリコーン（Ｇｅｎｅｒａｌ Ｅｌ
ｅｃｔｒｉｃ Ｓｉｌｉｃｏｎｅ）１２２９下でジェネ
ラル・エレクトリック・カンパニー社から商業的に入手
できる。架橋ステアリルメチルジメチルシロキサンコポ
リマーのＣＴＦＡ名下の関連エラストマー組成物が、ニ
ュージャージー州エルムウッドパークのグラント・イン
ダストリーズ・インク社からグランシル（Ｇｒａｎｓｉ
ｌ）ＳＲ−ＣＹＣ（シクロメチコン中の２５〜３５％エ
ラストマー）として入手できる。ジェネラル・エレクト
リック社およびグラント・インダストリーズ社のかかる
商業製品は、通常、それらを１０〜６０回通しの再循環
でのソノレーター（Sonolator）における高圧（おおよ
そ５，０００ｐｓｉ）処理に付すことにより更に加工さ
れる。ソノレーション（sonolation）は、０．２〜１０
ミクロン、好ましくは０．５〜５ミクロンの範囲のエラ
ストマー平均粒子サイズを有する生成流体を達成する。
粘度は、ブルックフィールドＬＶ粘度計（サイズ４ｂａ
ｒ，６０ｒｐｍ，１５ｓｅｃ）により測定されるとき２
５℃において３００ｃｐｓと２０，０００ｃｐｓの間の
範囲にあるとき最良である。
【００２０】エラストマーの量は、０．１〜３０重量
％、最適には１〜１５重量％、最も好ましくは３〜１０
重量％の範囲にあり得る。
％、最適には１〜１５重量％、最も好ましくは３〜１０
重量％の範囲にあり得る。
【００２１】本発明の組成物は、随意に、スキンコンデ
ィショニング剤を含有し得る。これらの剤は、保湿剤、
剥脱剤または皮膚軟化剤から選択され得る。
ィショニング剤を含有し得る。これらの剤は、保湿剤、
剥脱剤または皮膚軟化剤から選択され得る。
【００２２】保湿剤は、潤いを付与し、鱗屑化を低減
し、および皮膚からの蓄積鱗屑の除去を刺激するために
意図された多価アルコールである。典型的な多価アルコ
ールは、ポリアルキレングリコール、および一層好まし
くはアルキレンポリオールおよびそれらの誘導体を含
む。例としては、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビ
トール、ヘキシレングリコール、１，３−ブチレングリ
コール、１，２，６−ヘキサントリオール、エトキシ化
グリセリン、プロポキシ化グリセリンおよびそれらの混
合物を挙げることができる。最も好ましくは、保湿剤は
グリセリンである。保湿剤の量は、１〜５０重量％、好
ましくは１０〜４０重量％、最適には２５〜３５重量％
の範囲にあり得る。
し、および皮膚からの蓄積鱗屑の除去を刺激するために
意図された多価アルコールである。典型的な多価アルコ
ールは、ポリアルキレングリコール、および一層好まし
くはアルキレンポリオールおよびそれらの誘導体を含
む。例としては、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビ
トール、ヘキシレングリコール、１，３−ブチレングリ
コール、１，２，６−ヘキサントリオール、エトキシ化
グリセリン、プロポキシ化グリセリンおよびそれらの混
合物を挙げることができる。最も好ましくは、保湿剤は
グリセリンである。保湿剤の量は、１〜５０重量％、好
ましくは１０〜４０重量％、最適には２５〜３５重量％
の範囲にあり得る。
【００２３】本発明による剥脱剤は、アルファ−ヒドロ
キシカルボン酸、ベータ−ヒドロキシカルボン酸および
これらの酸の塩から選択され得る。最も好ましいもの
は、グリコール酸、乳酸およびサリチル酸およびそれら
のアンモニウム塩である。
キシカルボン酸、ベータ−ヒドロキシカルボン酸および
これらの酸の塩から選択され得る。最も好ましいもの
は、グリコール酸、乳酸およびサリチル酸およびそれら
のアンモニウム塩である。
【００２４】種々様々なＣ2〜Ｃ30アルファ−ヒドロキ
シカルボン酸が用いられ得る。適当な例は、次のものを
含む。即ち、 α−ヒドロキシエタン酸 α−ヒドロキシプロパン酸 α−ヒドロキシヘキサン酸 α−ヒドロキシオクタン酸 α−ヒドロキシデカン酸 α−ヒドロキシドデカン酸 α−ヒドロキシテトラデカン酸 α−ヒドロキシヘキサデカン酸 α−ヒドロキシオクタデカン酸 α−ヒドロキシエイコサン酸 α−ヒドロキシドコサン酸 α−ヒドロキシヘキサコサン酸および α−ヒドロキシオクタコサン酸。
シカルボン酸が用いられ得る。適当な例は、次のものを
含む。即ち、 α−ヒドロキシエタン酸 α−ヒドロキシプロパン酸 α−ヒドロキシヘキサン酸 α−ヒドロキシオクタン酸 α−ヒドロキシデカン酸 α−ヒドロキシドデカン酸 α−ヒドロキシテトラデカン酸 α−ヒドロキシヘキサデカン酸 α−ヒドロキシオクタデカン酸 α−ヒドロキシエイコサン酸 α−ヒドロキシドコサン酸 α−ヒドロキシヘキサコサン酸および α−ヒドロキシオクタコサン酸。
【００２５】コンディショニング剤が皮膚軟化剤である
とき、それは、炭化水素、脂肪酸、脂肪アルコールおよ
びエステルから選択され得る。ペトロラタムが、皮膚軟
化性コンディショニング剤の最も好ましい炭化水素タイ
プである。用いられ得る他の炭化水素は、鉱油、ポリデ
センのようなポリオレフィンおよびイソヘキサデカンの
ようなパラフィン（例えば、ペルメチル（Ｐｅｒｍｅｔ
ｈｙｌ）９９（登録商標）およびペルメチル（Ｐｅｒｍ
ｅｔｈｙｌ）１０１（登録商標））を含む。
とき、それは、炭化水素、脂肪酸、脂肪アルコールおよ
びエステルから選択され得る。ペトロラタムが、皮膚軟
化性コンディショニング剤の最も好ましい炭化水素タイ
プである。用いられ得る他の炭化水素は、鉱油、ポリデ
センのようなポリオレフィンおよびイソヘキサデカンの
ようなパラフィン（例えば、ペルメチル（Ｐｅｒｍｅｔ
ｈｙｌ）９９（登録商標）およびペルメチル（Ｐｅｒｍ
ｅｔｈｙｌ）１０１（登録商標））を含む。
【００２６】脂肪酸およびアルコールは、１０〜３０個
の炭素原子を有する。この範疇の例としては、ペラルゴ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸、リシノール酸、アラキジ
ン酸、ベヘン酸およびエルカ酸および対応するアルコー
ルを挙げることができる。
の炭素原子を有する。この範疇の例としては、ペラルゴ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸、リシノール酸、アラキジ
ン酸、ベヘン酸およびエルカ酸および対応するアルコー
ルを挙げることができる。
【００２７】油状エステル皮膚軟化剤は、次のクラスの
一つまたはそれ以上から選択されたものであり得る。即
ち、 １． 植物性および動物性の脂肪および油のようなトリ
グリセリド。それらの例は、ヒマシ油、カカオ脂、ベニ
バナ油、綿実油、トウモロコシ油、オリーブ油、タラ肝
油、ヘントウ油、アボカド油、パーム油、ゴマ油、スク
アレン、キクイ（Kikui）油およびダイズ油である。
一つまたはそれ以上から選択されたものであり得る。即
ち、 １． 植物性および動物性の脂肪および油のようなトリ
グリセリド。それらの例は、ヒマシ油、カカオ脂、ベニ
バナ油、綿実油、トウモロコシ油、オリーブ油、タラ肝
油、ヘントウ油、アボカド油、パーム油、ゴマ油、スク
アレン、キクイ（Kikui）油およびダイズ油である。
【００２８】２． アセチル化モノグリセリドのような
アセトグリセリドエステル。
アセトグリセリドエステル。
【００２９】３． エトキシ化グリセリルモノステアレ
ートのようなエトキシ化グリセリド。
ートのようなエトキシ化グリセリド。
【００３０】４． １０〜２０個の炭素原子を有する脂
肪酸のアルキルエステル。脂肪酸のメチル、イソプロピ
ルおよびブチルエステルが、ここにおいて有用である。
それらの例は、ヘキシルラウレート、イソヘキシルラウ
レート、イソヘキシルパルミテート、イソプロピルパル
ミテート、デシルオレエート、イソデシルオレエート、
ヘキサデシルステアレート、デシルステアレート、イソ
プロピルイソステアレート、ジイソプロピルアジペー
ト、ジイソヘキシルアジペート、ジヘキシルデシルアジ
ペート、ジイソプロピルセバケート、ラウリルラクテー
ト、ミリスチルラクテートおよびセチルラクテートを含
む。
肪酸のアルキルエステル。脂肪酸のメチル、イソプロピ
ルおよびブチルエステルが、ここにおいて有用である。
それらの例は、ヘキシルラウレート、イソヘキシルラウ
レート、イソヘキシルパルミテート、イソプロピルパル
ミテート、デシルオレエート、イソデシルオレエート、
ヘキサデシルステアレート、デシルステアレート、イソ
プロピルイソステアレート、ジイソプロピルアジペー
ト、ジイソヘキシルアジペート、ジヘキシルデシルアジ
ペート、ジイソプロピルセバケート、ラウリルラクテー
ト、ミリスチルラクテートおよびセチルラクテートを含
む。
【００３１】５． １０〜２０個の炭素原子を有する脂
肪酸のアルケニルエステル。それらの例は、オレイルミ
リステート、オレイルステアレートおよびオレイルオレ
エートを含む。
肪酸のアルケニルエステル。それらの例は、オレイルミ
リステート、オレイルステアレートおよびオレイルオレ
エートを含む。
【００３２】６． エトキシ化脂肪アルコールの脂肪酸
エステルのようなエーテルエステル。
エステルのようなエーテルエステル。
【００３３】７． 多価アルコールエステル。エチレン
グリコールモノおよびジ脂肪酸エステル、ジエチレング
リコールモノおよびジ脂肪酸エステル、ポリエチレング
リコール（２００〜６０００）モノおよびジ脂肪酸エス
テル、プロピレングリコールモノおよびジ脂肪酸エステ
ル、ポリプロピレングリコール２０００モノオレエー
ト、ポリプロピレングリコール２０００モノステアレー
ト、エトキシ化プロピレングリコールモノステアレー
ト、グリセリルモノおよびジ脂肪酸エステル、ポリグリ
セロールポリ脂肪酸エステル、エトキシ化グリセリルモ
ノステアレート、１，２−ブチレングリコールモノステ
アレート、１，２−ブチレングリコールジステアレー
ト、ポリオキシエチレンポリオール脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステルは、満足な多価アルコールエステ
ルである。
グリコールモノおよびジ脂肪酸エステル、ジエチレング
リコールモノおよびジ脂肪酸エステル、ポリエチレング
リコール（２００〜６０００）モノおよびジ脂肪酸エス
テル、プロピレングリコールモノおよびジ脂肪酸エステ
ル、ポリプロピレングリコール２０００モノオレエー
ト、ポリプロピレングリコール２０００モノステアレー
ト、エトキシ化プロピレングリコールモノステアレー
ト、グリセリルモノおよびジ脂肪酸エステル、ポリグリ
セロールポリ脂肪酸エステル、エトキシ化グリセリルモ
ノステアレート、１，２−ブチレングリコールモノステ
アレート、１，２−ブチレングリコールジステアレー
ト、ポリオキシエチレンポリオール脂肪酸エステル、ソ
ルビタン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステルは、満足な多価アルコールエステ
ルである。
【００３４】８． 蜜ロウ、鯨ロウ、ミリスチルミリス
テート、ステアリルステアレートのようなロウエステ
ル。
テート、ステアリルステアレートのようなロウエステ
ル。
【００３５】スキンコンディショニング剤の量は、１〜
５０重量％、好ましくは３〜２５重量％、最適には５〜
２０重量％の範囲にあり得る。
５０重量％、好ましくは３〜２５重量％、最適には５〜
２０重量％の範囲にあり得る。
【００３６】本発明の第２必須要素は、揮発性シロキサ
ンである。用語“揮発性”は、周囲条件において測定可
能な圧力を有する物質を意味する。ここにおいて有用な
揮発性ポリオルガノシロキサンは、環状または線状であ
り得る。好ましい環状シリコーンは、約３〜約９個の珪
素原子を含有する、好ましくは約４〜約５個の珪素原子
を含有するポリジメチルシロキサン（一般に、シクロメ
チコンとして知られている。）を含む。好ましい線状シ
リコーン油は、約３〜約９個の珪素原子を含有するポリ
ジメチルシロキサンを含む。線状揮発性シリコーンは一
般に２５℃において約５センチストークス未満の粘度を
有し、一方環状物質は約１０センチストークス未満の粘
度を有し、しかして好ましい範囲は０．１〜８センチス
トークスである。本発明において有用なシリコーン油の
例は、次のものを含む。即ち、ダウ・コーニング（Ｄｏ
ｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ）２４４、ダウ・コーニング（Ｄｏ
ｗＣｏｒｎｉｎｇ）２４５、ダウ・コーニング（Ｄｏｗ
Ｃｏｒｎｉｎｇ）３４４、ダウ・コーニング（Ｄｏｗ
Ｃｏｒｎｉｎｇ）３４５およびダウ・コーニング（Ｄ
ｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ）２００（ザ・ダウ・コーニング
・コーポレーション社により製造されている。）；シリ
コーン（Ｓｉｌｉｃｏｎｅ）７２０７およびシリコーン
（Ｓｉｌｉｃｏｎｅ）７１５８（ザ・ユニオン・カーバ
イド・コーポレーション社により製造されている。）；
ＳＦ１２０２（ジェネラル・エレクトリック社により製
造されている。）。
ンである。用語“揮発性”は、周囲条件において測定可
能な圧力を有する物質を意味する。ここにおいて有用な
揮発性ポリオルガノシロキサンは、環状または線状であ
り得る。好ましい環状シリコーンは、約３〜約９個の珪
素原子を含有する、好ましくは約４〜約５個の珪素原子
を含有するポリジメチルシロキサン（一般に、シクロメ
チコンとして知られている。）を含む。好ましい線状シ
リコーン油は、約３〜約９個の珪素原子を含有するポリ
ジメチルシロキサンを含む。線状揮発性シリコーンは一
般に２５℃において約５センチストークス未満の粘度を
有し、一方環状物質は約１０センチストークス未満の粘
度を有し、しかして好ましい範囲は０．１〜８センチス
トークスである。本発明において有用なシリコーン油の
例は、次のものを含む。即ち、ダウ・コーニング（Ｄｏ
ｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ）２４４、ダウ・コーニング（Ｄｏ
ｗＣｏｒｎｉｎｇ）２４５、ダウ・コーニング（Ｄｏｗ
Ｃｏｒｎｉｎｇ）３４４、ダウ・コーニング（Ｄｏｗ
Ｃｏｒｎｉｎｇ）３４５およびダウ・コーニング（Ｄ
ｏｗ Ｃｏｒｎｉｎｇ）２００（ザ・ダウ・コーニング
・コーポレーション社により製造されている。）；シリ
コーン（Ｓｉｌｉｃｏｎｅ）７２０７およびシリコーン
（Ｓｉｌｉｃｏｎｅ）７１５８（ザ・ユニオン・カーバ
イド・コーポレーション社により製造されている。）；
ＳＦ１２０２（ジェネラル・エレクトリック社により製
造されている。）。
【００３７】揮発性シロキサンの量は、１０〜８０重量
％、好ましくは２０〜７０重量％、最適には３０〜６５
重量％の範囲にある。
％、好ましくは２０〜７０重量％、最適には３０〜６５
重量％の範囲にある。
【００３８】本発明の化粧用組成物は、実質的レベルの
水を含有する。本発明のエマルションは、５０〜８５重
量％、好ましくは５５〜７０重量％の範囲の量にて水を
含有する。該エマルションは、水中油型、油中水型また
は二重型種であり得る。特に、本発明は、油中水型種に
関する。水性相対油性相は、重量にて１０：１ないし
１：１０、好ましくは１：１ないし２：１、最適には
１：１ないし１．５：１の範囲にある。
水を含有する。本発明のエマルションは、５０〜８５重
量％、好ましくは５５〜７０重量％の範囲の量にて水を
含有する。該エマルションは、水中油型、油中水型また
は二重型種であり得る。特に、本発明は、油中水型種に
関する。水性相対油性相は、重量にて１０：１ないし
１：１０、好ましくは１：１ないし２：１、最適には
１：１ないし１．５：１の範囲にある。
【００３９】本発明にとって最も好ましいものは、高い
分散（水）相体積を有する油中水型エマルションであ
る。
分散（水）相体積を有する油中水型エマルションであ
る。
【００４０】界面活性剤は、本発明による組成物の更な
る成分である。これらは、非イオン性、陰イオン性、陽
イオン性または両性乳化剤から選択され得る。それら
は、約０．１〜約２０重量％の量の範囲にあり得る。非
イオン性界面活性剤の例としては、Ｃ10〜Ｃ22脂肪アル
コールおよび対応する酸およびソルビタンを基剤とした
アルコキシ化化合物を挙げることができる。これらの物
質は、例えば、ザ・シェル・ケミカル・カンパニー社か
らネオドール（Ｎｅｏｄｏｌ）商標下で入手できる。Ｂ
ＡＳＦ・コーポレーション社によりプルロニック（Ｐｌ
ｕｒｏｎｉｃ）商標下で販売されているポリオキシプロ
ピレン−ポリオキシエチレンのコポリマーもまた、時に
は有用である。ヘンケル・コーポレーション社から入手
できるアルキルポリグリコシドもまた、本発明の目的の
ために利用され得る。
る成分である。これらは、非イオン性、陰イオン性、陽
イオン性または両性乳化剤から選択され得る。それら
は、約０．１〜約２０重量％の量の範囲にあり得る。非
イオン性界面活性剤の例としては、Ｃ10〜Ｃ22脂肪アル
コールおよび対応する酸およびソルビタンを基剤とした
アルコキシ化化合物を挙げることができる。これらの物
質は、例えば、ザ・シェル・ケミカル・カンパニー社か
らネオドール（Ｎｅｏｄｏｌ）商標下で入手できる。Ｂ
ＡＳＦ・コーポレーション社によりプルロニック（Ｐｌ
ｕｒｏｎｉｃ）商標下で販売されているポリオキシプロ
ピレン−ポリオキシエチレンのコポリマーもまた、時に
は有用である。ヘンケル・コーポレーション社から入手
できるアルキルポリグリコシドもまた、本発明の目的の
ために利用され得る。
【００４１】陰イオン性タイプの界面活性剤は、脂肪酸
石けん、ナトリウムラウリルスルフェート、ナトリウム
ラウリルエーテルスルフェート、アルキルベンゼンスル
ホネート、モノおよびジアルキル酸ホスフェート並びに
ナトリウム脂肪アシルイセチオネートを含む。
石けん、ナトリウムラウリルスルフェート、ナトリウム
ラウリルエーテルスルフェート、アルキルベンゼンスル
ホネート、モノおよびジアルキル酸ホスフェート並びに
ナトリウム脂肪アシルイセチオネートを含む。
【００４２】両性界面活性剤は、ジアルキルアミンオキ
シドおよび種々のタイプのベタイン（例えば、ココアミ
ドプロピルベタイン）のような物質を含む。
シドおよび種々のタイプのベタイン（例えば、ココアミ
ドプロピルベタイン）のような物質を含む。
【００４３】保存剤は、望ましくは、潜在的に有害な微
生物の増殖に対して保護するために本発明の組成物中に
混入され得る。それは微生物が増殖する傾向にあるとこ
ろの水性相中に存在するが、微生物はまた油相中にも存
在し得る。そのようなものとして、水および油の両方に
おける溶解性を有する保存剤が、本発明において好まし
く用いられる。適当な慣用的な保存剤は、パラ−ヒドロ
キシ安息香酸のアルキルエステルである。比較的最近用
いられるようになってきた他の保存剤は、ヒダントイン
誘導体、プロピオネート塩および種々の第４級アンモニ
ウム化合物を含む。化粧品化学者は適切な保存剤に精通
しており、そして保存剤チャレンジ試験を満足し製品安
定性を与えるように日常的にそれらを選ぶ。特に好まし
い保存剤は、メチルパラベン、プロピルパラベン、イミ
ダゾリジニル尿素、ナトリウムデヒドロキシアセテート
およびベンジルアルコールである。保存剤は、該組成物
の使用およびエマルション中における保存剤と他の成分
の間のありうる不適合性を考慮して選択されるべきであ
る。保存剤は、好ましくは、該組成物の０．０１重量％
ないし２重量％の範囲の量にて用いられる。
生物の増殖に対して保護するために本発明の組成物中に
混入され得る。それは微生物が増殖する傾向にあるとこ
ろの水性相中に存在するが、微生物はまた油相中にも存
在し得る。そのようなものとして、水および油の両方に
おける溶解性を有する保存剤が、本発明において好まし
く用いられる。適当な慣用的な保存剤は、パラ−ヒドロ
キシ安息香酸のアルキルエステルである。比較的最近用
いられるようになってきた他の保存剤は、ヒダントイン
誘導体、プロピオネート塩および種々の第４級アンモニ
ウム化合物を含む。化粧品化学者は適切な保存剤に精通
しており、そして保存剤チャレンジ試験を満足し製品安
定性を与えるように日常的にそれらを選ぶ。特に好まし
い保存剤は、メチルパラベン、プロピルパラベン、イミ
ダゾリジニル尿素、ナトリウムデヒドロキシアセテート
およびベンジルアルコールである。保存剤は、該組成物
の使用およびエマルション中における保存剤と他の成分
の間のありうる不適合性を考慮して選択されるべきであ
る。保存剤は、好ましくは、該組成物の０．０１重量％
ないし２重量％の範囲の量にて用いられる。
【００４４】芳香剤、消泡剤、乳濁剤および着色剤のよ
うな副助成分もまた、各々、それらの各自の機能を成し
遂げるためにそれらの有効量にて含まれ得る。
うな副助成分もまた、各々、それらの各自の機能を成し
遂げるためにそれらの有効量にて含まれ得る。
【００４５】
【実施例】次の実施例は、本発明の具体的態様を一層完
全に例示する。ここにおいておよび請求項において言及
されている部、百分率および割合はすべて、別段指摘が
なければ重量による。
全に例示する。ここにおいておよび請求項において言及
されている部、百分率および割合はすべて、別段指摘が
なければ重量による。
【００４６】実施例１ 本実施例は、本発明の典型的な水性エマルションスキン
トリートメント組成物を例示する。下記の表に列挙され
ている成分を容器中に６０℃にて一緒に添加し、そして
均質化用撹拌機で混合する。その後、それらを８００〜
１，０００ｐｓｉにて５〜１０分間ソノレーションに付
す。生じる生成物は、非常にすべすべした使用感を有す
るべとべとしないローションである。
トリートメント組成物を例示する。下記の表に列挙され
ている成分を容器中に６０℃にて一緒に添加し、そして
均質化用撹拌機で混合する。その後、それらを８００〜
１，０００ｐｓｉにて５〜１０分間ソノレーションに付
す。生じる生成物は、非常にすべすべした使用感を有す
るべとべとしないローションである。
【００４７】
【表１】
【００４８】実施例２ エマルション安定性およびエラストマー／シロキサン系
の品質に対する水の影響を評価するために、一連の処方
物を調製した。表ＩＩはそれらの組成を列挙し、そして
表ＩＩＩは生じたエマルションの物理的性質を記載す
る。５０％水性系のみが、満足なエマルション品質を示
した。
の品質に対する水の影響を評価するために、一連の処方
物を調製した。表ＩＩはそれらの組成を列挙し、そして
表ＩＩＩは生じたエマルションの物理的性質を記載す
る。５０％水性系のみが、満足なエマルション品質を示
した。
【００４９】
【表２】
【００５０】
【表３】
【００５１】実施例３〜１１ 本発明のスキントリートメント組成物による一連の水性
エマルション処方物が、下記の表に例示されている。こ
れらの実施例は、実施例１に記載されたやり方と同様な
やり方にて調製され得る。
エマルション処方物が、下記の表に例示されている。こ
れらの実施例は、実施例１に記載されたやり方と同様な
やり方にて調製され得る。
【００５２】
【表４】
【００５３】以上の記載および実施例は、本発明の選択
された実施態様を例示する。上記記載により、種々の改
変が当業者に示唆され、そしてそれらのすべては本発明
および精神の範囲内にある。
された実施態様を例示する。上記記載により、種々の改
変が当業者に示唆され、そしてそれらのすべては本発明
および精神の範囲内にある。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１０年１月２３日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 架橋されたエラストマー性シリコーン
を含有する水性エマルション化粧品組成物
を含有する水性エマルション化粧品組成物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイクル・チヤールズ・チーニー アメリカ合衆国、コネチカツト・06430、 フエアフイールド、シグウイン・ドライ ブ・383 (72)発明者 ウオルター・ローズ アメリカ合衆国、コネチカツト・06511、 ニユー・ヘイブン、ロイドン・ロード・95 (72)発明者 サルバドール・プリエゴ アメリカ合衆国、コネチカツト・06518、 ハムデン、タウン・ウオーク・ドライブ・ 3214
Claims (7)
- 【請求項１】 スキントリートメント組成物であって、
（ｉ）０．１〜３０％の架橋非乳化シロキサンエラスト
マー、（ｉｉ）１０〜８０％の揮発性シロキサン、およ
び（ｉｉｉ）５０〜８５重量％の水からなる上記組成
物。 - 【請求項２】 架橋非乳化シロキサンエラストマーが、
ポリシロキサンのＳｉ−Ｈ結合と反応するジビニル化合
物から形成される、請求項１に記載の組成物。 - 【請求項３】 １〜５０％の、保湿剤、剥脱剤、皮膚軟
化剤およびそれらの混合物から成る群から選択されたス
キンコンディショニング剤を更に含む、請求項１に記載
の組成物。 - 【請求項４】 皮膚軟化剤が炭化水素である、請求項３
に記載の組成物。 - 【請求項５】 炭化水素がペトロラタムである、請求項
４に記載の組成物。 - 【請求項６】 保湿剤が、グリセリン、プロピレングリ
コール、ポリエチレングリコールおよびそれらの混合物
から成る群から選択されたポリオールである、請求項３
に記載の組成物。 - 【請求項７】 剥脱剤が、アルファ−ヒドロキシカルボ
ン酸、ベータ−ヒドロキシカルボン酸およびそれらの塩
から成る群から選択される、請求項３に記載の組成物。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP97309408A EP0917870A1 (en) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | Crosslinked elastomeric silicones in aqueous emulsion cosmetic compositions |
| CA002221954A CA2221954A1 (en) | 1997-11-21 | 1997-11-24 | Crosslinked elastomeric silicones in aqueous emulsion cosmetic compositions |
| JP9363047A JPH11158029A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-25 | 架橋されたエラストマー性シリコーンを含有する水性エマルション化粧品組成物 |
| BR9706054-2A BR9706054A (pt) | 1997-11-21 | 1997-11-28 | Composição para tratamento da pele |
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP97309408A EP0917870A1 (en) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | Crosslinked elastomeric silicones in aqueous emulsion cosmetic compositions |
| CA002221954A CA2221954A1 (en) | 1997-11-21 | 1997-11-24 | Crosslinked elastomeric silicones in aqueous emulsion cosmetic compositions |
| JP9363047A JPH11158029A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-25 | 架橋されたエラストマー性シリコーンを含有する水性エマルション化粧品組成物 |
| BR9706054-2A BR9706054A (pt) | 1997-11-21 | 1997-11-28 | Composição para tratamento da pele |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11158029A true JPH11158029A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=31721528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9363047A Pending JPH11158029A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-25 | 架橋されたエラストマー性シリコーンを含有する水性エマルション化粧品組成物 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0917870A1 (ja) |
| JP (1) | JPH11158029A (ja) |
| BR (1) | BR9706054A (ja) |
| CA (1) | CA2221954A1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2813017A1 (fr) * | 2000-08-21 | 2002-02-22 | Nuxe Lab | Composition cosmetique et/ou dermatologique a action hydratante amelioree, comprenant un polysiloxane reticule |
| JP2004502716A (ja) * | 2000-07-10 | 2004-01-29 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | シリコーンエラストマー類を含有するスキンケア組成物 |
Families Citing this family (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6057386A (en) * | 1998-06-10 | 2000-05-02 | Dow Corning Toray Silicone Co. Ltd. | Silicone oil emulsion, composition and method of manufacture |
| US6548074B1 (en) * | 1999-07-22 | 2003-04-15 | Elizabeth Arden Co., Division Of Conopco, Inc. | Silicone elastomer emulsions stabilized with pentylene glycol |
| AU2001271929A1 (en) | 2000-07-10 | 2002-01-21 | The Procter And Gamble Company | Transfer-resistant makeup removing compositions |
| US6475500B2 (en) | 2000-07-10 | 2002-11-05 | The Procter & Gamble Company | Anhydrous cosmetic compositions |
| CN1226985C (zh) | 2000-07-10 | 2005-11-16 | 宝洁公司 | 化妆品组合物 |
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