JPH11157665A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

Info

Publication number
JPH11157665A
JPH11157665A JP9323330A JP32333097A JPH11157665A JP H11157665 A JPH11157665 A JP H11157665A JP 9323330 A JP9323330 A JP 9323330A JP 32333097 A JP32333097 A JP 32333097A JP H11157665 A JPH11157665 A JP H11157665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
guide member
tray
sheet
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9323330A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3559696B2 (ja
Inventor
Kazue Mitsui
一枝 三井
Junichi Murano
順一 村野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP32333097A priority Critical patent/JP3559696B2/ja
Publication of JPH11157665A publication Critical patent/JPH11157665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3559696B2 publication Critical patent/JP3559696B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙幅に差がある異形用紙を使用した場合で
も用紙がスキューすることのない給紙トレイを提供す
る。 【構成】 展開形態の封筒用紙Hの幅狭部dの′大きさ
に等しい内側面の幅dを有するフェンス部23a,bを
備えたガイド部材20を給紙トレイの底板(図示せず)
上にセットする。ガイド部材20の両端部に設けられた
ストッパ部22a,bの外側面の幅Dは、封筒用紙Hの
幅広部D′の大きさに等しくされている。これにより、
ガイド部材20を給紙トレイの底板上にセットし、トレ
イのサイドフェンス(図示せず)で挟むことにより、封
筒用紙Hの幅広部をトレイサイドフェンスでガイドし、
幅狭部をガイド部材20のフェンス部23a,bでガイ
ドする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に装着される給紙装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置に装着され、転写紙等の記録材を収納して送
り出すための給紙トレイ・カセット等の給紙装置(以
下、給紙トレイという)は周知である。
【0003】一般的な給紙トレイにおいては、トレイ内
に用紙サイズに応じて移動可能なサイドフェンス等を設
け、収納した用紙を押さえる(ガイドする)ことによっ
て、給紙時に用紙がスキューすることなく真っ直ぐに給
送されるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
給紙トレイにおいては、基本的に矩形の用紙を収納する
ように構成されているため、封筒用用紙(封筒として糊
付け完成する前の展開された状態の用紙)など、用紙幅
(用紙搬送方向に直行する方向の大きさ)に差がある異
形用紙を使用した場合、トレイ内での用紙の保持が充分
でなく、給紙時に用紙が曲がって給送されるという問題
があった。このため、画像形成装置においては適正な画
像形成が行われなくなってしまう。
【0005】本発明は、従来の給紙トレイにおける上述
の問題を解決し、用紙幅に差がある異形用紙を使用した
場合でも用紙がスキューすることのない給紙トレイを提
供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、画像形成装置に装着され、用紙を収納する給紙装
置であって、用紙搬送基準から互いに等しい距離を保っ
て給紙方向と直交する方向に移動可能に設けられた1対
のサイドフェンスを有する給紙装置において、給紙装置
トレイ内に設置可能に設けられ、異なる用紙幅部分を有
する異形用紙の幅狭部の用紙幅に応じて設定された1対
のフェンス部を設けたガイド部材を有し、前記異形用紙
を収納する場合、前記ガイド部材をトレイ内に設置し、
異形用紙の幅広部は前記サイドフェンスによりガイド
し、異形用紙の幅狭部は前記ガイド部材によりガイドす
ることにより解決される。
【0007】また、本発明は、前記の課題を解決するた
め、前記ガイド部材は、用紙搬送基準から互いに等しい
距離に設けられ前記サイドフェンス内側に当接する1対
のサイドフェンス当接部を有し、該1対のサイドフェン
ス当接部の外側面間の距離が異形用紙の幅広部の大きさ
に設定されていることを提案する。
【0008】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ため、前記ガイド部材が給紙装置の可動底板上に設置さ
れ、前記ガイド部材は、前記1対のフェンス部の上辺部
が給紙方向に水平面より下向きの角度をもって形成さ
れ、該上辺部の下向角度が前記可動底板の上昇角度以上
に設定されていることを提案する。
【0009】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ため、前記ガイド部材に、収納用紙形状及び用紙収納方
向を示すマーク手段を設けることを提案する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態の給
紙トレイを示す斜視図である。
【0011】この給紙トレイ1はフロントローディング
・タイプの画像形成装置(図示せず)に装着されるもの
であり、その画像形成装置は用紙搬送基準が中央基準で
あり、給紙トレイ1もその基準に合わせて用紙を積載す
るように構成されている。ただし、本発明は、フロント
ローディング・タイプ以外の画像形成装置に使用される
給紙装置にも適用可能であり、また、用紙搬送基準につ
いても、片側基準の装置にも適用可能である。
【0012】図1に示す給紙トレイ1内には、用紙の幅
方向両側を規制するための一対のサイドフェンス2a,
b、その上に載置される転写紙を給紙位置に押し上げる
ための底板6、異形用紙を保持するためのガイド部材2
0等が設けられている。なお、図中の符号13は底板上
昇アームである。
【0013】図2は、サイドフェンスのスライド機構を
説明するためのトレイの部分平面図である。この図に示
すように、サイドフェンス2a,bには水平方向に延び
た延出部分3a,bが設けられている。その延出部分3
a,bの相対する面にラック4a,bが設けられてい
る。そしてトレイの基板11上に枢着されたピニオンギ
ヤ5に両サイドフェンス2a,bのラック4a,bが噛
み合わされている。これにより、サイドフェンス2a,
bは、ギヤ5の中心から(用紙搬送基準から)互いに等
しい距離を保って移動する。
【0014】さらに、サイドフェンスの延出部分3a,
bの上に位置して底板6が設置されている。この底板6
は、その上に載置される転写紙を給紙位置に押し上げる
ためのものであり、給紙方向(矢印S方向)の後端部を
軸7a,bによりトレイ1の壁面に枢着されている。し
たがって、底板6は軸7a,bを支点として回動可能で
あり、給紙方向の先端部付近を底板上昇アーム13(図
1参照)により押し上げられることによって、底板6上
に載置された転写紙の先端部を給紙位置に上昇させる。
【0015】また、図3に示すように、トレイの基板1
1からロックリブ7が突設されている。このロックリブ
7はサイドフェンス2a,bの移動方向(トレイ幅方
向)に延設されており、その一端面に鋸状歯部8が設け
られている。一方、ロック解除レバー9が逆U字型の板
バネ12を介してサイドフェンス2bに取り付けられて
いる。ロック解除レバー9の下端部の一面には鋸状歯部
10が設けられており、この鋸状歯部10がロックリブ
7の鋸状歯部8に勘合するようになっている。ロック解
除レバー9の鋸状歯部10は、板バネ12の付勢力によ
りロックリブ7の鋸状歯部8に押し付けられ、サイドフ
ェンス2a,bの移動を規制する。そして、ロック解除
レバー9の上端部を押してロック解除レバー9を矢印R
の如く回動させることによって、鋸状歯部8と10の勘
合が解除され、サイドフェンス2a,bは移動可能とな
る。
【0016】図4は、ガイド部材20を示す斜視図であ
る。この図に示すように、ガイド部材20は、底面部2
1と左右両側端部に設けられたストッパ部22a,b及
び1対のフェンス部23a,bから構成されている。こ
のガイド部材20は、トレイの底板6上にセットして用
いられる(図1参照)ものであり、その底面部21が底
板6上に載置される。その際、ガイド部材20の給紙方
向の移動を規制するために、底面部21には第1の爪部
24a,bと第2の爪部25a,bとが設けられてい
る。第1爪部24a,bと第2爪部25a,b間の給紙
方向の距離L1は、トレイ底板6の基端部の長さL2(図
2参照)に略一致するようにされている。これにより、
ガイド部材20をトレイ底板6上にセットした際に、爪
部24a,b及び25a,bがトレイ底板6の基端部に
引っかかり、底板6が揺動した場合でもガイド部材20
が給紙方向に移動しないよう固定される。
【0017】ところで、本実施形態の給紙トレイは、図
4にガイド部材20と並べて縮小して示すような展開形
態の封筒用紙Hを収納した場合に、その用紙がズレない
ように保持して、封筒用紙Hをまっすぐに給紙できるよ
うに構成されたものである。そのため、ガイド部材20
は、ストッパ部22a,bの外寸法(ストッパ部22
a,bの外側面と外側面の距離)Dが、封筒用紙を展開
した場合の幅広部の大きさD′(封筒を縮小して同図面
内に示す)と等しくされている。従って、ガイド部材2
0をサイドフェンス2a,b間でトレイ底板6上にセッ
トした場合、サイドフェンス2a,bをストッパ部22
a,bに当接させることによって、サイドフェンス2
a,b間の距離(通紙方向と直行する方向の距離)を封
筒用紙の幅広部の大きさD′と等しく設定することがで
きる。
【0018】また、フェンス部23a,bの内寸法(ス
トッパ部22a,bの内側面と内側面の距離)dは、封
筒用紙Hの幅狭部の大きさd′と等しくされている。従
って、ガイド部材20をサイドフェンス2a,b間でト
レイ底板6上にセットした場合、このフェンス部23
a,bによって、封筒用紙Hの幅狭部を保持することが
可能である。
【0019】すなわち、ガイド部材20をサイドフェン
ス2a,b間でトレイ底板6上にセットし、サイドフェ
ンス2a,bをストッパ部22a,bに当接させること
によって、幅広部の大きさD′と幅狭部の大きさd′と
を有する展開形状の封筒用紙Hを、(ガイド部材20よ
り前方の)サイドフェンス2a,bによってその幅広部
を保持し、一方、フェンス部23a,bによって封筒用
紙の幅狭部を保持することができる。つまり、2段階の
異なる幅を有する封筒用紙の幅広部と幅狭部とを同時に
固定的にガイドし、真っ直ぐ円滑に送り出すことがで
き、用紙のスキューを防止することができる。
【0020】ここで、ガイド部材20のストッパ部22
a,bの外寸法が封筒用紙の幅広部の大きさと等しくさ
れていることにより、ガイド部材20をサイドフェンス
2a,b間にセットしてサイドフェンス2a,bをスト
ッパ部22a,bに当接させるだけで、サイドフェンス
2a,bの間隔を封筒用紙の幅広部の大きさに容易にあ
わせることができ、サイドフェンスの設定を非常に容易
に行うことができる。
【0021】そして、フェンス部23a,bの内寸法が
封筒用紙の幅狭部の大きさ等しくされており、しかも、
ガイド部材20の中央(トレイ幅方向の中央)を基準と
して、両側のフェンス部23a,bまでの距離が等しく
構成されている。すなわち、フェンス部23a,bはガ
イド部材20の中央(通紙基準位置でもある)からの距
離が対象な位置に設けられている。これによって、ガイ
ド部材20をサイドフェンス2a,b間にセットしたと
きに、封筒用紙の幅狭部のガイドが自動的に設定される
ことになる。
【0022】すなわち、本実施形態の給紙トレイ1で
は、ガイド部材20をトレイ内にセットし、サイドフェ
ンス2a,bをストッパ部22a,bに当接させること
により、封筒用紙の幅広部のガイド(保持)と幅狭部の
ガイド(保持)とを同時に行うことができ、その上、ガ
イド部材20の位置あわせ自体も非常に簡単に行うこと
ができる。言い換えれば、ガイド部材20をトレイ内に
セットするとき、そのセットに手間がかからず、しか
も、封筒用紙の幅広部と幅狭部のガイドを同時に設定す
ることができる。
【0023】このように、本実施形態の給紙トレイ1に
よれば、2段階の用紙幅を有する形状の封筒用紙に対
し、用紙の幅広部をサイドフェンス2a,bでガイド
し、幅狭部をフェンス部23a,bでガイドすることに
よって、異なる幅を有する用紙であっても確実に用紙を
保持・ガイドして、真っ直ぐにかつ円滑に送り出すこと
ができ、用紙のスキューを防止して確実な給紙を行うこ
とができる。異形用紙でなく通常の矩形用紙を収納・給
紙する場合は、ガイド部材20をトレイから取り外すだ
けで対応することができる。すなわち、一般的な給紙ト
レイに対しガイド部材20をセットするだけで簡単に異
形用紙への対応が可能となり、また、ガイド部材20を
取り外すだけで簡単に通常用紙への対応が可能となる。
【0024】また、図5に示すように、ガイド部材20
のフェンス部23a,bはその上辺部が水平ではなく、
給紙方向手前側の高さが後方の高さよりも低く、下向き
にθ 1の角度を有している。一方、図6に示すように、
給紙トレイ1の底板6の最大揺動角度をθ2とすると、
本実施形態では、θ1≧θ2に設定されている。また、ガ
イド部材20は底板6の支点7a,b(図2参照)近傍
にセットされる(図1参照)。このため、ガイド部材2
0をトレイ底板6の上にセットした場合、底板6が揺動
してその前端部を上昇させたときでも、ガイド部材20
のフェンス部23a,bの上辺部がトレイ上面より突出
することがなく、画像形成装置内でトレイ上方にガイド
部材20のためのスペースを確保する必要が無く、装置
レイアウトに影響を与えない。
【0025】ところで、本実施形態の給紙トレイ1で
は、異なる用紙幅を有する異形用紙、例えば図4に示す
ような形状の封筒用用紙をトレイ内に収容する場合、図
4に示すように用紙の幅広部が通紙方向の前方に位置す
るようにセットする必要がある。もし、逆に用紙の幅広
部が通紙方向の後方に位置するようにセットした場合に
は、給紙時に幅広部がガイド部材20に引っかかってし
まい、給紙異常となってしまう。そこで、オペレータが
用紙セット方向を間違えないように、用紙のセット方向
を示すマーク26がガイド部材20の底面部21に設け
られている。このマーク26は、本実施形態では刻印と
して設けられている。
【0026】オペレータがマーク26を確認することに
より、異形用紙の幅広部をどちらにしてセットすれば良
いか明確となり、異形用紙のセット間違いを防いで給紙
異常を未然に防止することができる。なお、マーク26
を設ける方法は、刻印以外に半抜きやしぼり等の型押
し、あるいはシール・デカール等の貼付により行っても
よい。
【0027】以上、本発明を、フロントローディング・
タイプで用紙搬送基準が中央基準の画像形成装置に使用
する給紙トレイとして説明し、また、2段階の用紙幅を
有する異形用紙(封筒用用紙)に対応するものとして説
明したが、本発明は本実施形態に限定されるものではな
い。
【0028】給紙トレイはサイドローディング・タイプ
でもかまわないし、用紙搬送基準が片側基準のものでも
本発明を適用可能である。また、本実施形態では2段階
の用紙幅を有する異形用紙に対応するため、ガイド部材
20に1対のフェンス部23a,bを設けていたが、3
段階以上の用紙幅を有する異形用紙に対応するため、2
対以上のフェンス部をガイド部材に設けても良い。例え
ば、3段階の用紙幅を有する異形用紙は、幅の最も広い
幅広部と、幅の最も狭い幅狭部と、両者の中間の中間部
とを有している。これに対応するには、用紙の幅広部は
トレイのサイドフェンス2でガイドできるため、幅狭部
と中間部とをガイドするための2対のフェンス部をガイ
ド部材に設けてやれば良いことになる。この場合、それ
ら2対のフェンス部の各フェンス部において、両側のフ
ェンス(本実施形態に当てはめればフェンス23aと2
3bに相当)は、ガイド部材の中央すなわち用紙搬送基
準を中心として左右対称位置にそれぞれ設けられること
は言うまでもない。また、用紙各部の通紙方向の長さに
対応して、それら2対のフェンス部の通紙方向の設置位
置を設定することももちろんである。
【0029】本発明においては、複数のガイド部材、例
えば、2段階の用紙幅を有する異形用紙に対応するガイ
ド部材と、3段階の用紙幅を有する異形用紙に対応する
ガイド部材とを用意しておき、必要に応じてそれらを交
換してトレイ(給紙装置)にセットすることにより、容
易に複数種類の異形用紙に対応することが可能である。
そのような場合、用紙形状とセット方向を示す前述のマ
ーク手段(マーク26、図4参照)をガイド部材に設け
ることにより、セットすべきガイド部材の選択が容易で
あり、ガイド部材セット時のセット方向を間違えること
もない。もちろん、用紙収納時に用紙セット方向を間違
えることもない。
【0030】なお、本実施形態では、ガイド部材20を
トレイ底板6の上にセットするものとして説明したが、
トレイ底板6の上ではなくトレイの基板11上にセット
するようにしても良い。その場合、ガイド部材20が上
昇されることはないので、ガイド部材の上辺部を斜めに
する(図5の角度θ1を設ける)必要はない。
【0031】最後に、本実施形態の給紙トレイ1が装着
される画像形成装置の給紙機構について説明しておく。
図7は、給紙トレイ1が装着される画像形成装置の給紙
機構を概略的に示す断面構成図である。この図ではトレ
イ1のガイド部材20は省略されている。トレイ1の底
板6上にセットされた用紙(図示せず)は、後述するト
レイ上昇機構により底板6が上昇させられることにより
給紙位置に押し上げられ、呼出コロ37により呼び出さ
れる。次いで、給紙コロ35と逆転コロ36により1枚
に分離され、グリップ搬送ローラ34及び中間搬送ロー
ラ33等を介してレジストローラ対32へと搬送され
る。そして、感光体ドラム31上に形成された画像とタ
イミングをとってレジストローラ対32により転写位置
へと送り出される。
【0032】図8は、図7に示す給紙機構の給紙・分離
ユニットの構成を示す斜視図である。このユニットは、
呼出コロ37,給紙コロ35及び逆転コロ36よりなる
FRP方式で、ユニット内にグリップ搬送ローラ34を
収めている。呼出コロ37にはペーパーエンドフィラー
38が付設される。そして、グリップ搬送ローラ34に
近接してペーパエンド検知39及び上昇検知40のセン
サが設けられている。なお、逆転コロ36の奥にはトル
クリミッタがあり、パウダータイプを採用している。さ
らに、使用給紙部段のみにリバース圧がかかるよう、リ
バース加圧ソレノイド41を設けている。呼出コロ37
は、ピックアップソレノイド42により用紙に当接され
る。
【0033】図9は、給紙・分離ユニットの給紙動作を
説明する分解斜視図である。リバース加圧ソレノイド4
1がONし、逆転コロ36が給紙コロ35に当接する。
次にピックアップソレノイド42がONし、呼出コロ3
7が用紙に当接する。呼出コロ37が用紙に当接された
状態を図10に示す。その後、給紙クラッチ44及び縦
搬送クラッチ43がONし、給紙コロ35及び呼出コロ
37が回転して用紙を給送する。給紙後、ピックアップ
ソレノイド42はOFFし、呼出コロ37を持ち上げ
て、用紙の負荷を軽減している。
【0034】図11は、給紙・分離ユニットの逆転コロ
解除機構を示す斜視図である。逆転コロ36は、通常時
給紙コロ35から離間しており、給紙時のみリバース加
圧ソレノイド41によって加圧されて給紙コロ35に当
接する。これにより、次の利点を得ている。駆動負荷
トルク低減とコロの摩耗低減。トレイ引き出し時の用
紙泣き別れ防止。ジャム紙除去性の向上。
【0035】図12は、可動底板6を上昇させる上昇機
構を示す斜視図である。トレイ奥側にある上昇モータ4
5の回転により、カップリング46が底板上昇アーム軸
上のピン47と噛み合い、底板上昇アーム13が回動す
る。それにより、底板6が上昇する。
【0036】図13は、トレイ内にセットされた用紙の
上昇を検知する上昇検知機構を示す斜視図である。トレ
イが画像形成装置本体にセットされると一旦ピックアッ
プソレノイド42がONし、呼出コロ37が降りる。こ
の状態で底板6が上昇すると、用紙上面により呼出コロ
37が持ち上げられ、遮蔽板48が上昇検知40から開
放(ON)され、上昇モータ45がOFFする。また、
コピー中用紙上面が下がることで、上昇検知40が遮蔽
(OFF)されると再び上昇モータ45がONし、用紙
を上昇させる。
【0037】図14は、可動底板を下降させる下降機構
を示す斜視図である。上昇モータ45のカップリングと
噛み合っているピン47は、給紙トレイを装置手前方向
に引き抜くことにより噛み合いが解除され、底板6は自
重で落下する。
【0038】図15は、ペーパーエンド検知機構を示す
斜視図である。給紙ユニットにはペーパーエンド検知用
のフィラー38があり、遮蔽板49とフォトインタラプ
タ(ペーパーエンド検知)39で検知機構を構成する。
トレイ底板6のフィラー38当接部は欠き穴になってお
り、用紙があればフィラー38を用紙が押している。用
紙がなくなるとフィラー38が落ち込み、フォトインタ
ラプタ39が遮蔽されてペーパーエンド検知となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の給紙装置
によれば、異なる用紙幅を有する形状の異形用紙に対
し、用紙の異なる用紙幅の部分をサイドフェンス及びガ
イド部材によりガイドすることができるので、異なる幅
を有する用紙であっても確実に用紙を保持・ガイドし
て、真っ直ぐにかつ円滑に送り出すことができ、用紙の
スキューを防止して確実な給紙を行うことができる。ま
た、給紙トレイにガイド部材をセットするだけで簡単に
異形用紙への対応が可能となり、また、ガイド部材を取
り外すだけで簡単に通常用紙への対応が可能となる。
【0040】請求項2の構成により、ガイド部材をトレ
イ内にセットしてサイドフェンスで挟むだけで異形用紙
の幅広部のガイド(保持)を設定でき、しかも同時に異
形用紙の幅狭部のガイド(保持)をも同時に設定するこ
とができる。その上、ガイド部材セット時の位置あわせ
自体も非常に簡単に行うことができる。
【0041】請求項3の構成により、ガイド部材のフェ
ンス部はその上辺部が給紙方向に下向きの角度を有して
おり、その角度が可動底板の最大揺動角度以上に設定さ
れているため、ガイド部材をトレイ底板の上にセットし
た場合、底板が揺動してその前端部を上昇させたときで
も、ガイド部材のフェンス部の上辺部がトレイ上面より
突出することがなく、画像形成装置内でトレイ上方にガ
イド部材のためのスペースを確保する必要が無く、装置
レイアウトに影響を与えない。
【0042】請求項4の構成により、異形用紙の形状及
び収納方向を示すマーク手段をガイド部材に設けること
により、収納する用紙形状にあったガイド部材の選択が
容易であり、ガイド部材のセット方向を間違えることも
無い。また、異形用紙を収納する場合もそのセット方向
を間違えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の給紙トレイを示す斜視図
である。
【図2】サイドフェンスのスライド機構を説明するため
のトレイの部分平面図である。
【図3】サイドフェンスのロック解除レバーを示す正面
図である。
【図4】ガイド部材の構成を示す斜視図である。
【図5】ガイド部材のフェンス部の構成を示す正面図で
ある。
【図6】給紙トレイの底板の最大揺動角度を説明する正
面図である。
【図7】本実施形態の給紙トレイが装着される画像形成
装置の給紙機構を概略的に示す断面構成図である。
【図8】その給紙機構の給紙・分離ユニットの構成を示
す斜視図である。
【図9】その給紙・分離ユニットの給紙動作を説明する
分解斜視図である。
【図10】その給紙・分離ユニットにおける呼出コロが
用紙に当接された状態を示す斜視図である。
【図11】その給紙・分離ユニットの逆転コロ解除機構
を示す斜視図である。
【図12】給紙トレイの可動底板を上昇させる上昇機構
を示す斜視図である。
【図13】トレイ内にセットされた用紙の上昇を検知す
る上昇検知機構を示す斜視図である。
【図14】給紙トレイの可動底板を下降させる下降機構
を示す斜視図である。
【図15】ペーパーエンド検知機構を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 給紙トレイ 2a,b サイドフェンス 4a,b ラック 5 ピニオンギヤ 6 可動底板 7 ロックリブ 9 ロック解除レバー 11 トレイ基板 20 ガイド部材 22a,b ストッパ部 23a,b フェンス部 26 マーク手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に装着され、用紙を収納す
    る給紙装置であって、用紙搬送基準から互いに等しい距
    離を保って給紙方向と直交する方向に移動可能に設けら
    れた1対のサイドフェンスを有する給紙装置において、 給紙装置トレイ内に設置可能に設けられ、異なる用紙幅
    部分を有する異形用紙の幅狭部の用紙幅に応じて設定さ
    れた1対のフェンス部を設けたガイド部材を有し、 前記異形用紙を収納する場合、前記ガイド部材をトレイ
    内に設置し、異形用紙の幅広部は前記サイドフェンスに
    よりガイドし、異形用紙の幅狭部は前記ガイド部材によ
    りガイドすることを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材は、用紙搬送基準から互
    いに等しい距離に設けられ前記サイドフェンス内側に当
    接する1対のサイドフェンス当接部を有し、該1対のサ
    イドフェンス当接部の外側面間の距離が異形用紙の幅広
    部の大きさに設定されていることを特徴とする、請求項
    1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材が給紙装置の可動底板上
    に設置され、前記ガイド部材は、前記1対のフェンス部
    の上辺部が給紙方向に水平面より下向きの角度をもって
    形成され、該上辺部の下向角度が前記可動底板の上昇角
    度以上に設定されていることを特徴とする、請求項1に
    記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部材に、収納用紙形状及び用
    紙収納方向を示すマーク手段を設けたことを特徴とす
    る、請求項1に記載の給紙装置。
JP32333097A 1997-11-25 1997-11-25 給紙装置 Expired - Fee Related JP3559696B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32333097A JP3559696B2 (ja) 1997-11-25 1997-11-25 給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32333097A JP3559696B2 (ja) 1997-11-25 1997-11-25 給紙装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11157665A true JPH11157665A (ja) 1999-06-15
JP3559696B2 JP3559696B2 (ja) 2004-09-02

Family

ID=18153598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32333097A Expired - Fee Related JP3559696B2 (ja) 1997-11-25 1997-11-25 給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3559696B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3559696B2 (ja) 2004-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100226091B1 (ko) 수동식 기록용지 삽입기구
US5975517A (en) Paper feeding apparatus of printing device
EP0314167B1 (en) Paper feeder
KR100490079B1 (ko) 용지 수납 장치, 용지 수납 장치가 제공된 용지 급송 장치및 화상 형성 장치
JP2003040475A (ja) 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置
JP2019011155A (ja) シート給送装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2930706B2 (ja) 記録装置の給紙装置
JP3302670B2 (ja) 印刷機器の給紙装置
JP2002234230A (ja) 画像形成装置本体
US7347415B2 (en) Paper feeding apparatus of image forming apparatus
JP3559696B2 (ja) 給紙装置
JP3732608B2 (ja) 画像形成装置
JP5865863B2 (ja) シート給送装置及びそれを備えた画像形成装置
JPH02110028A (ja) 給紙装置
JPH0444509Y2 (ja)
JP2566646B2 (ja) 画像形成装置
JPH0540026Y2 (ja)
JP3099935B2 (ja) 給紙装置
JP3312794B2 (ja) 用紙給送装置
JP4329580B2 (ja) 画像形成装置
JP3144238B2 (ja) 給紙カセット装置
JP3340858B2 (ja) 給紙装置
JP7451201B2 (ja) シート給送装置および画像読取装置
JP2568691B2 (ja) 画像形成装置
JPH037578B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040518

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080528

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090528

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees