JPH11157551A - ヘッダー付き商品包装袋及びその製造方法 - Google Patents

ヘッダー付き商品包装袋及びその製造方法

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JPH11157551A
JPH11157551A JP9342231A JP34223197A JPH11157551A JP H11157551 A JPH11157551 A JP H11157551A JP 9342231 A JP9342231 A JP 9342231A JP 34223197 A JP34223197 A JP 34223197A JP H11157551 A JPH11157551 A JP H11157551A
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Kazunori Yamagata
一紀 山形
Yosuke Shigemoto
陽介 重本
Shigeru Fujimoto
茂 藤本
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MEGURO SANGYO KK
Yamagata Gravure Co Ltd
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MEGURO SANGYO KK
Yamagata Gravure Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 常時はヘッダー部が袋部に折返し重合される
ことにより折畳まれ、店頭陳列時にはヘッダー部を袋部
の上方に展開して起立せしめることができるようにした
ヘッダー付き商品包装袋を提供する。 【解決手段】 表裏フィルム1,2から成る袋部4aの
上方に少なくとも一方のフィルムを延設して成るヘッダ
ー部5aを設けた袋体において、前記ヘッダー部5aを
折返して袋部に重合せしめた状態で、該ヘッダー部5a
と袋部4aの重合部を溶着弱化手段14を設けること等
により分離可能に固着したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッダー付き商品
包装袋及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の小物商品を収納した状態で店頭販
売できるようにした商品包装袋は、本出願人において種
々提案してきたところである。このような商品包装袋
は、合成樹脂フィルムから成る表フィルム及び裏フィル
ムを溶断溶着することにより袋部を備えたほぼ矩形の袋
体を構成し、袋部の上方に延長したフィルムを折返すこ
とによりヘッダー部を形成している。従って、袋体に商
品を収容した状態で店頭販売するに際しては、ヘッダー
部に形成した吊下孔やフック等の吊下手段を吊下ロッド
に係止し、吊下状態で陳列することができるという利点
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような商品包装袋
は、製袋後、直ちに商品を収容し包装せしめる場合と、
多数の袋体を顧客に運搬し届けた後、該顧客において各
袋体に商品を収容し包装せしめ、店頭販売に供する場合
とがある。そして、後者の場合、製袋メーカーにおいて
製袋した多数の袋体を積層状態で紙箱等に収容して梱包
し、顧客まで運搬し届けることが行われている。
【0004】そこで、前述のようなヘッダー付き商品包
装袋は、袋部の上方にヘッダー部を延設しているため、
袋体の全長がヘッダー部に相当して長く構成されてお
り、従って、多数の袋体を積層状態で収容し梱包するた
めの紙箱等も大型のものを必要とする。
【0005】ところで、ヘッダー部は、袋体により商品
を包装した後、店頭販売するときに必要とされるもので
あり、該袋体を梱包するときには必要とされるものでな
い。従って、コンパクトな梱包と、運送コスト等の低減
のためには、該ヘッダー部を袋体の袋部に向けて折畳ん
でおくことが有利である。
【0006】然しながら、製袋後の袋体の一枚宛につい
てわざわざ手作業によりヘッダー部を折畳むことは、却
ってコスト高を招来するため好ましくない。また、製袋
後に袋体のヘッダー部を袋部に向けて折返し重合するよ
うに折畳んでも、フィルムの反発等によりヘッダー部が
容易に復元してしまうため、これを紙箱等に収容し梱包
する作業は至難となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決したヘッダー付き商品包装袋及びその製造方法を提供
するものである。
【0008】そこで、本発明のヘッダー付き商品包装袋
が第一の手段として構成したところは、表裏フィルムか
ら成る袋部の上方に少なくとも一方のフィルムを延設し
て成るヘッダー部を設けた袋体において、前記ヘッダー
部を折返して袋部に重合せしめた状態で、該ヘッダー部
と袋部の重合部を分離可能に固着した点にある。
【0009】また、本発明のヘッダー付き商品包装袋が
第二の手段として構成したところは、表裏フィルムから
成る袋部の上方に少なくとも一方のフィルムを延設する
と共に該フィルムを折返すことによりるヘッダー部を設
けた袋体において、前記ヘッダー部と袋部の間に位置し
て袋体の幅方向に形成された溶着線にほぼ沿って前記ヘ
ッダー部を折返し袋部に重合せしめた状態で、袋体の両
側縁に沿って前記ヘッダー部と袋部を分離可能に溶着し
た点にある。
【0010】更に、本発明のヘッダー付き商品包装袋の
製造方法が手段として構成したところは、袋構成部を形
成するように相互に重合された表裏フィルム素材の長尺
体を連続して移送する過程において、該袋構成部の一側
縁部に少なくとも一方のフィルムを折返して成るヘッダ
ー構成部を形成すると共に、該ヘッダー構成部と袋構成
部の間に位置して長尺体の移送方向に連続する溶着線を
形成するヘッダー付き長尺体形成工程と、前記長尺体を
移送しながら前記溶着線にほぼ沿って前記ヘッダー構成
部を折返し袋構成部に重合せしめることにより折畳まれ
た長尺体を形成する折畳長尺体形成工程と、前記折畳長
尺体を移送方向に交差する溶断線に沿って溶断すること
により両側縁を溶着された袋体を形成すると共に該袋体
を折畳長尺体から分断せしめる袋体分断工程とから成
り、前記袋体分断工程に際し、折畳み状に重合されたヘ
ッダー構成部と袋構成部が相互対向面に溶着線に位置す
る溶着弱化手段を設けており、該溶着弱化手段を介して
相互に分離可能に溶着せしめられる点にある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の好ま
しい実施形態を詳述する。
【0012】(第1実施形態)図1及び図2は、第1実
施形態に係るヘッダー付き商品包装袋を示しており、図
3は、その製造方法を示している。
【0013】図3(A)に示すように、相互に重合され
た表裏フィルム素材1、2から成る帯状の長尺体Mが連
続し、帯長手方向に移送される。図例の場合、表裏フィ
ルム素材1、2は、折返部3を介してほぼ半折状に折返
された一枚の合成樹脂フィルムにより構成されている
が、折返部3において溶着された二枚のフィルムにより
構成しても良い。従って、長尺体Mは、重合された表裏
フィルム素材1、2により袋構成部4を形成すると共
に、該袋構成部4の一側縁部に前記折返部3を含むヘッ
ダー構成部5を形成する。
【0014】図示実施例において、袋構成部4を構成す
る表裏フィルム素材1、2のうち、裏フィルム素材2の
自由端縁が表フィルム素材1の自由端縁よりも長く延長
され、封口片構成部7を形成しており、該封口片構成部
7の長手方向に沿って接着テープから成る接着剤層8を
設けると共に、該接着剤層8を剥離テープ9により被覆
している。
【0015】前記ヘッダー構成部5にはテープ状の合成
紙や合成樹脂シートから成る厚手の芯材シート10を内
装せしめることが好ましいが、必ずしも芯材シート10
を設けなくても良い。
【0016】ヘッダー構成部5と袋構成部4の間に位置
して長尺体Mの移送方向に連続する溶着線11が形成さ
れ、これにより芯材シート10をヘッダー構成部5の内
部に封入する。図例の場合、溶着線11を芯材シート1
0の側縁近傍位置に設けることにより、ヘッダー構成部
5が芯材シート10を挿入した袋チューブ状に形成され
ているが、溶着線11を芯材シート10の側縁に重ねて
形成することにより、ヘッダー構成部5を構成する表裏
フィルム素材1、2と芯材シート10をサンドイッチ状
に溶着一体化しても良い。
【0017】以上は、ヘッダー付き商品包装袋を製袋す
る際に従来から行われている公知の工程(ヘッダー付き
長尺体形成工程)と同様であり、長尺体Mを連続的に移
送しながら実施される。尚、この際、連続的に移送した
後の長尺体Mを間欠的に移送することにより、前記ヘッ
ダー構成部5には吊下孔やフック溝等から成る吊下手段
6が形成される。
【0018】ところで、従来の製造方法によれば、前記
長尺体Mを移送方向に交差する溶断線に沿って溶断する
ことにより両側縁を溶着されたヘッダー付き商品包装袋
を形成しているが、本発明においては、長尺体Mを移送
しながら前記溶着線11にほぼ沿って前記ヘッダー構成
部5を折返し袋構成部4に重合せしめることにより折畳
まれた長尺体MFを形成し(折畳長尺体形成工程)、そ
の後に、該折畳長尺体MFを移送方向に交差する溶断線
Wに沿って溶断することにより両側縁S、Sを溶着され
た袋体12を形成し、該溶断により袋体12を折畳長尺
体MFから分断せしめる(袋体分断工程)。
【0019】前記折畳長尺体形成工程は、既に形成され
た溶着線11の側縁にほぼ沿ってヘッダー構成部5を袋
構成部4の上に折返すことにより実施される。即ち、溶
着線11を芯材シート10の近傍に沿って形成した図示
実施例の場合、柔軟なフィルム素材1、2が溶着線11
の部分において硬化しているので、該溶着線11の側縁
をヒンジないしはガイドとしてヘッダー構成部5を容易
に折曲することができる。図例の場合、溶着線11の下
縁に沿ってヘッダー構成部5を折曲しているが、溶着線
11の上縁に沿って折曲しても良い。或いは、溶着線1
1を芯材シート10の側縁上に形成し該芯材シート10
とフィルム素材1、2をサンドイッチ状に溶着一体化し
た構成(図示せず)の場合は、溶着線11を施された芯
材シート10の側縁がヒンジないしガイドとして機能す
るので、溶着線11にほぼ沿う芯材シート10の側縁に
沿ってヘッダー構成部5を容易に折曲することができ
る。そして、ヘッダー構成部5を袋構成部4の上に折返
した後、該折返縁を圧着することにより自然に復元しな
い折曲線13を形成することが好ましい。
【0020】折畳長尺体MFの予定された溶断線Wの部
分に位置して、折畳み状に重合されたヘッダー構成部5
と袋構成部4の相互対向面には、溶着弱化手段14が予
め設けられている。図例の場合、溶着弱化手段14は、
図3(A)に示すように、表フィルム素材1の表面にお
いて、袋構成部4の表面に等間隔をあけて印刷インク等
を塗布することにより形成されているが、ヘッダー構成
部5の表面に設けても良く、要するに、ヘッダー構成部
5と袋構成部4の相互対向面に対して相対的に溶着弱化
手段14を構成しておけば良い。また、溶着弱化手段1
4は、印刷インクに限らず、後の溶断により実施される
袋体分断工程に際し、袋体の両側縁S、Sに沿う部分に
おいて、ヘッダー構成部5と袋構成部4が相互に弱く溶
着されるが、簡単に分離可能となるように溶着するもの
であれば良い。従って、例えば、コロナ放電処理を施さ
れた合成樹脂フィルムを用いて表フィルム素材1を構成
するに際し、該処理面を外表面に配置せしめ、これによ
り折返重合されたヘッダー構成部5と袋構成部4の両対
向面にコロナ放電処理面が臨むように構成しても良く、
この場合、全面に形成されたコロナ放電処理面がフィル
ム相互の強固な溶着を妨げる溶着弱化手段14を構成す
るので、次工程において溶断線Wに沿って溶断されるヘ
ッダー構成部5と袋構成部4の両側縁S、Sが分離可能
となるように弱着される。
【0021】引き続き、袋体分断工程が実施され、図3
(B)に示すように、折畳長尺体MFは、間欠的に移送
されながら、移送方向に直交する溶断線Wに沿って溶断
され、袋体12を完成する。そこで、溶断により得られ
た袋体12は、図1に示すように、表裏フィルム1a、
2aを両側縁S、Sに沿って溶断溶着された袋部4a
と、該袋部4aから連設され且つ該袋部4a上に折返さ
れたヘッダー部5aと、剥離テープ9aにより被覆され
た接着剤層8aを設けた封口片7aとを備えている。
【0022】図1(C)に示すように、ヘッダー部5a
は、両側縁において、表裏フィルム1a、2aと芯材シ
ート10をサンドイッチ状に強固に強着溶着15aさ
れ、袋部4aは、両側縁において、表裏フィルム1a、
2aを強固に強着溶着15bされるが、ヘッダー部5a
と袋部4aの対向面(表フィルム1aの折返された重合
面)は、前述の溶着弱化手段14により弱く溶着され、
分離可能な弱着溶着部16を構成する。
【0023】その結果、製袋後のヘッダー付き袋体12
は、ヘッダー部5aを折畳まれた状態で全長が短く、コ
ンパクトに梱包することができる。しかも、ヘッダー部
5aは折畳状態で袋部4aに分離可能な弱着溶着部16
を介して弱く溶着されているので、梱包作業中にヘッダ
ー部5aが不慮に展開してしまうことはない。
【0024】そこで、袋体12に商品を収容し包装した
後、店頭で陳列販売する際には、図2に示すように、下
部開口から商品を袋部4aに挿入すると共に、封口片7
aを折返し接着剤層8aを介して封口した後、ヘッダー
部5aを袋部4aから引き離しつつ反転状に展開せし
め、起立されたヘッダー部5aを吊下手段6により吊下
ロッドに吊持せしめれば良い。この際、ヘッダー部5a
と袋部4aの間に指先等を挿入することによりヘッダー
部5aを引張れば、前記弱着溶着部16が容易に分離
し、折曲線13を介してヘッダー部5aを簡単に展開す
ることができる。
【0025】(第2実施形態)図4ないし図6は、第2
実施形態に係るヘッダー付き商品包装袋を示しており、
図7は、その製造方法を示している。
【0026】図7(A)に示すように、相互に重合され
た表裏フィルム素材1、2から成る帯状の長尺体Mが連
続し、帯長手方向に移送される。図例の場合、表裏フィ
ルム素材1、2は、製袋される袋体の底部に対応する折
返部3aを介して折返された一枚の合成樹脂フィルムに
より構成されているが、折返部3aにおいて溶着された
二枚のフィルムにより構成しても良い。袋構成部4を形
成するように重合された表裏フィルム素材1、2は、裏
フィルム素材2を表フィルム素材1の自由端縁よりも長
く延長せしめると共に、該延長部を更に折返すことによ
り袋構成部4の一側縁部にヘッダー構成部5を形成し、
該ヘッダー構成部5から更に裏フィルム素材2を延長す
ることにより袋構成部4にオーバラップする封口片構成
部7xを形成している。そこで、本実施形態において
は、封口片構成部7xを含んで袋構成部4が形成されて
いる。即ち、本発明において、表裏フィルム素材により
形成される「袋構成部」及び製袋後の袋体に形成される
「袋部」の語は、上述した第1実施形態のように下部に
開口を設けた袋体においては、重合された表裏フィルム
部分のみを意味するが、ここで説明する第2実施形態の
ように上部に開口を設けた袋体においては、重合された
表裏フィルム部分に更に重合された封口片構成部7xを
含む意味である。図示実施例の場合、封口片構成部7x
に対向する表フィルム素材1の表面に、長手方向に沿っ
て接着テープから成る接着剤層8を設け、該接着剤層8
を剥離テープ9により被覆しているが、このような接着
剤層8及び剥離テープ9は、封口片構成部7xに設けて
も良い。
【0027】前記ヘッダー構成部5にはテープ状の合成
紙や合成樹脂シートから成る厚手の芯材シート10を内
装せしめることが好ましいが、必ずしも芯材シート10
を設けなくても良い。
【0028】ヘッダー構成部5と袋構成部4の間に位置
して長尺体Mの移送方向に連続する溶着線11が形成さ
れ、これにより芯材シート10をヘッダー構成部5の内
部に封入する。図例の場合、溶着線11を芯材シート1
0の側縁近傍位置に設けることにより、ヘッダー構成部
5が芯材シート10を挿入した袋チューブ状に形成され
ているが、溶着線11を芯材シート10の側縁に重ねて
形成することにより、ヘッダー構成部5を構成する折返
フィルム部と芯材シート10をサンドイッチ状に溶着一
体化しても良い。
【0029】以上は、ヘッダー付き商品包装袋を製袋す
る際に従来から行われている公知の工程(ヘッダー付き
長尺体形成工程)と同様であり、長尺体Mを連続的に移
送しながら実施される。尚、この際、連続的に移送した
後の長尺体Mを間欠的に移送することにより、前記ヘッ
ダー構成部5には吊下孔やフック溝等から成る吊下手段
6が形成される。
【0030】ところで、従来の製造方法によれば、前記
長尺体Mを移送方向に交差する溶断線に沿って溶断する
ことにより両側縁を溶着されたヘッダー付き商品包装袋
を形成しているが、本発明においては、長尺体Mを移送
しながら前記溶着線11にほぼ沿って前記ヘッダー構成
部5を折返し袋構成部4に重合せしめることにより折畳
まれた長尺体MFを形成し(折畳長尺体形成工程)、そ
の後に、該折畳長尺体MFを移送方向に交差する溶断線
Wに沿って溶断することにより両側縁S、Sを溶着され
た袋体12を形成し、該溶断により袋体12を折畳長尺
体MFから分断せしめる(袋体分断工程)。
【0031】前記折畳長尺体形成工程は、既に形成され
た溶着線11の側縁にほぼ沿ってヘッダー構成部5を袋
構成部4の上に折返すことにより実施される。即ち、溶
着線11を芯材シート10の近傍に沿って形成した図示
実施例の場合、柔軟なフィルム素材1、2が溶着線11
の部分において硬化しているので、該溶着線11の側縁
をヒンジないしはガイドとしてヘッダー構成部5を容易
に折曲することができる。図例の場合、溶着線11の下
縁に沿ってヘッダー構成部5を折曲しているが、溶着線
11の上縁に沿って折曲しても良い。或いは、溶着線1
1を芯材シート10の側縁上に形成し該芯材シート10
とフィルム素材1、2をサンドイッチ状に溶着一体化し
た構成(図示せず)の場合は、溶着線11を施された芯
材シート10の側縁がヒンジないしガイドとして機能す
るので、溶着線11にほぼ沿う芯材シート10の側縁に
沿ってヘッダー構成部5を容易に折曲することができ
る。そして、ヘッダー構成部5を袋構成部4の上に折返
した後、該折返縁を圧着することにより自然に復元しな
い折曲線13を形成することが好ましい。
【0032】折畳長尺体MFの予定された溶断線Wの部
分に位置して、折畳み状に重合されたヘッダー構成部5
と袋構成部4を構成する封口片構成部7xとの相互対向
面には、溶着弱化手段14が予め設けられている。図例
の場合、溶着弱化手段14は、図7(A)に示すよう
に、封口片構成部7xの表面に等間隔をあけて印刷イン
ク等を塗布することにより形成されているが、ヘッダー
構成部5の表面に設けても良く、要するに、ヘッダー構
成部5と袋構成部4(封口片構成部7x)の相互対向面
に対して相対的に溶着弱化手段14を構成しておけば良
い。また、溶着弱化手段14は、印刷インクに限らず、
後の溶断により実施される袋体分断工程に際し、袋体の
両側縁S、Sに沿う部分において、ヘッダー構成部5と
袋構成部4を構成する封口片構成部7xとが相互に弱く
溶着されるが、簡単に分離可能となるように溶着するも
のであれば良い。従って、例えば、コロナ放電処理を施
された合成樹脂フィルムを用いて裏フィルム素材2を構
成するに際し、該処理面を外表面に配置せしめ、これに
より折返重合されたヘッダー構成部5と封口片構成部7
xの両対向面にコロナ放電処理面が臨むように構成して
も良く、この場合、全面に形成されたコロナ放電処理面
がフィルム相互の強固な溶着を妨げる溶着弱化手段14
を構成するので、次工程において溶断線Wに沿って溶断
されるヘッダー構成部5と袋構成部4を構成する封口片
構成部7xの両側縁S、Sが分離可能となるように弱着
される。
【0033】因みに、封口片構成部7xと表フィルム素
材1との間には、異質の合成樹脂から成る剥離テープ9
が介在せしめられているので、これにより溶着弱化手段
が構成される。即ち、後の袋体分断工程により溶断線W
に沿う溶断が行われた際、封口片構成部7xと剥離テー
プ9と表フィルム素材1がサンドイッチ状に溶着される
が、簡単に引き離し自在な極めて弱い溶着状態とされ
る。
【0034】引き続き、袋体分断工程が実施され、図7
(B)に示すように、折畳長尺体MFは、間欠的に移送
されながら、移送方向に直交する溶断線Wに沿って溶断
され、袋体12を完成する。そこで、溶断により得られ
た袋体12は、図4に示すように、表裏フィルム1a、
2aを両側縁S、Sに沿って溶断溶着された袋部4a
と、該袋部4aから連設され且つ該袋部4a上に折返さ
れたヘッダー部5aと、ヘッダー部5aから延設され袋
部4aの一部を構成する封口片7aとを備えている。
【0035】図4(C)に示すように、ヘッダー部5a
は、両側縁において、裏フィルム2aの延長折返部分と
芯材シート10をサンドイッチ状に強固に強着溶着15
aされ、袋部4aは、両側縁において、表裏フィルム1
a、2aを強固に強着溶着15bされるが、ヘッダー部
5aと袋部4aを構成する封口片7aの対向面は、前述
の溶着弱化手段14により弱く溶着され、分離可能な弱
着溶着部16を構成する。また、前述のように、封口片
7aと表フィルム1aの対向面の間には剥離テープ9a
が介在され、これにより弱着面16aを構成する。
【0036】その結果、製袋後のヘッダー付き袋体12
は、ヘッダー部5aを折畳まれた状態で全長が短く、コ
ンパクトに梱包することができる。しかも、ヘッダー部
5aは折畳状態で封口片7aに対して分離可能な溶着部
16を介して弱く溶着され、更に、封口片7aは表フィ
ルム1aに対して剥離テープ9を介して弱着面16aに
より弱着されているので、梱包作業中にヘッダー部5a
が不慮に展開してしまうことはない。
【0037】そこで、袋体12に商品を収容し包装した
後、店頭で陳列販売する際には、先ず、図5に示すよう
に、封口片7aを引張ることにより弱着面16aを分離
せしめ該封口片7aを剥離テープ9から引き離し、ヘッ
ダー部5aを起立せしめることにより、袋体12の上部
を開口せしめ、該開口から商品を袋部4aに挿入し、そ
の後、溶着弱化手段14により構成された弱着溶着部1
6を分離することにより封口片7aをヘッダー部5aか
ら引き離し、該封口片7aを表フィルム1aに対して接
着剤層8aを介して接着し封口すれば良い。従って、商
品を包装した袋体12は、袋部4aの上部に起立された
ヘッダー部5aの吊下手段6を吊下ロッドに吊持せしめ
ることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、ヘッダー付き商品包装
袋は、製袋後、ヘッダー部5aを袋部4aに折返重合さ
れた折畳状態にあるので、袋体12の全長が短く、コン
パクトに梱包することができる。しかも、ヘッダー部5
aは折畳状態で袋部4aに対して分離可能な弱着溶着部
16を介して弱く溶着されているので、梱包作業中にヘ
ッダー部5aが不慮に展開してしまうことはない。
【0039】そして、袋体12に商品を収容し包装した
後、店頭で陳列販売する際には、弱着溶着部16を分離
することによりヘッダー部5aを袋部4aから引き離し
つつ展開せしめ、起立されたヘッダー部5aを吊下ロッ
ドに吊持せしめることができるので、従来のヘッダー付
き商品包装袋と同様に好適に陳列販売できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘッダー付き商品包装袋の第1実施形
態を示しており、(A)は正面図、(B)は縦断面図、
(C)は要部の拡大横断面図である。
【図2】本発明のヘッダー付き商品包装袋の第1実施形
態であり、商品を包装した後にヘッダー部を展開し起立
せしめた状態を示しており、(A)は正面図、(B)は
縦断面図、(C)は弱着溶着部を分離している状態を示
す要部の拡大横断面図である。
【図3】本発明のヘッダー付き商品包装袋の第1実施形
態を製造する工程を示しており、(A)は長尺体形成工
程を示す斜視図、(B)は折畳長尺体形成工程と袋体分
断工程を示す斜視図である。
【図4】本発明のヘッダー付き商品包装袋の第2実施形
態を示しており、(A)は正面図、(B)は縦断面図、
(C)は要部の拡大横断面図である。
【図5】本発明のヘッダー付き商品包装袋の第2実施形
態であり、袋体を開口せしめるためにヘッダー部を封口
片と共に起立せしめた状態を示しており、(A)は正面
図、(B)は縦断面図、(C)は封口片を分離している
状態を示す要部の拡大横断面図である。
【図6】本発明のヘッダー付き商品包装袋の第2実施形
態であり、商品を包装した後に開口部を封口片により封
口せしめた状態を示しており、(A)は正面図、(B)
は縦断面図である。
【図7】本発明のヘッダー付き商品包装袋の第2実施形
態を製造する工程を示しており、(A)は長尺体形成工
程を示す斜視図、(B)は折畳長尺体形成工程と袋体分
断工程を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 表フィルム素材 1a 表フィルム 2 裏フィルム素材 2a 裏フィルム 4 袋構成部 4a 袋部 5 ヘッダー構成部 5a ヘッダー部 6 吊下手段 7a 封口片 8a 接着剤層 9a 剥離テープ 10 芯材シート 11 溶着線 12 袋体 14 溶着弱化手段 16 弱着溶着部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏フィルムから成る袋部の上方に少な
    くとも一方のフィルムを延設して成るヘッダー部を設け
    た袋体において、前記ヘッダー部を折返して袋部に重合
    せしめた状態で、該ヘッダー部と袋部の重合部を分離可
    能に固着して成ることを特徴とするヘッダー付き商品包
    装袋。
  2. 【請求項2】 表裏フィルムから成る袋部の上方に少な
    くとも一方のフィルムを延設すると共に該フィルムを折
    返すことによりるヘッダー部を設けた袋体において、前
    記ヘッダー部と袋部の間に位置して袋体の幅方向に形成
    された溶着線にほぼ沿って前記ヘッダー部を折返し袋部
    に重合せしめた状態で、袋体の両側縁に沿って前記ヘッ
    ダー部と袋部を分離可能に溶着して成ることを特徴とす
    るヘッダー付き商品包装袋。
  3. 【請求項3】 袋構成部を形成するように相互に重合さ
    れた表裏フィルム素材の長尺体を連続して移送する過程
    において、該袋構成部の一側縁部に少なくとも一方のフ
    ィルムを折返して成るヘッダー構成部を形成すると共
    に、該ヘッダー構成部と袋構成部の間に位置して長尺体
    の移送方向に連続する溶着線を形成するヘッダー付き長
    尺体形成工程と、 前記長尺体を移送しながら前記溶着線にほぼ沿って前記
    ヘッダー構成部を折返し袋構成部に重合せしめることに
    より折畳まれた長尺体を形成する折畳長尺体形成工程
    と、 前記折畳長尺体を移送方向に交差する溶断線に沿って溶
    断することにより両側縁を溶着された袋体を形成すると
    共に該袋体を折畳長尺体から分断せしめる袋体分断工程
    とから成り、 前記袋体分断工程に際し、折畳み状に重合されたヘッダ
    ー構成部と袋構成部が相互対向面に溶着線に位置する溶
    着弱化手段を設けており、該溶着弱化手段を介して相互
    に分離可能に溶着せしめられて成ることを特徴とするヘ
    ッダー付き商品包装袋の製造方法。
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