JPH11156828A - プレキャストコンクリート製品用の型枠装置 - Google Patents

プレキャストコンクリート製品用の型枠装置

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JPH11156828A
JPH11156828A JP32618197A JP32618197A JPH11156828A JP H11156828 A JPH11156828 A JP H11156828A JP 32618197 A JP32618197 A JP 32618197A JP 32618197 A JP32618197 A JP 32618197A JP H11156828 A JPH11156828 A JP H11156828A
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JP
Japan
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formwork
precast concrete
concrete product
standard
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP32618197A
Other languages
English (en)
Inventor
Ritsuo Nito
律夫 仁藤
Yuichi Mimura
裕一 三村
Toshiki Kotani
敏樹 小谷
Toshikatsu Mizushima
敏勝 水嶋
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリートに欠けを発生させることなく、
しかも脱型にクレーンを使用する必要のないバルコニー
プレキャスト用の型枠装置を提供する。 【解決手段】 バルコニーをプレキャストする型枠装置
1を、バルコニーの表壁を形成する表側規格型枠2とこ
れに継足しされる表側継足し型枠2aとをベースLに固
定されている表側型枠支持台5に取付け、型枠を昇降さ
せると共に進退自在に走行する裏側型枠支持台車6に、
溝部を有する複雑な形状の裏壁を形成する裏側規格型枠
3とこれに継足しされる裏側継足し型枠3aとを取付け
る構成とすれば、裏側規格型枠3と裏側継足し型枠3a
とをを上昇させて裏側面から離れる方向に裏側型枠支持
台車6を移動させるだけで、バルコニーに欠けを発生さ
せることなく、しかもクレーンを使用することなく脱型
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレキャストコン
クリート製品用の型枠装置の改善に関し、より詳しくは
バルコニー・廊下をプレキャストするためのプレキャス
トコンクリート製品用の型枠装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】プレキャストコンクリート製品、例えば
バルコニーは表壁用の型枠と、裏壁用の型枠とが相対し
て配設されこれら両型枠の側を一対の側面用の型枠で囲
み、これら表壁用の型枠と裏壁用の型枠と一対の側面用
の型枠の間に形成された空間内にコンクリートを打設す
ることにより製造されている。バルコニーのようなプレ
キャストコンクリート製品を製造するための典型的な型
枠(従来例1)は、例えばプレキャストコンクリート製
品の表壁用の規定寸法の表側規格型枠および表側規格型
枠を支持する表側規格型枠支持台と、プレキャストコン
クリート製品の裏壁用の規定寸法の裏側規格型枠および
裏側規格型枠を支持する裏側規格型枠支持台と、プレキ
ャストコンクリート製品の幅を規定する側面型枠とから
から構成されている。これら各型枠は、多回数の使用に
よりコストに関して木製の型枠よりも有利になるだけで
なく、プレキャストコンクリート製品の品質に悪影響を
及ぼすリグニンやタンニン等の化学物質を含まないとい
うことから鋼板から製造されている。しかしながら、プ
レキャストコンクリート製品の形状が変わる毎に、新規
の型枠を製作しなければならず、プレキャストコンクリ
ート製品のさらなるコスト低減ができないという解決す
べき課題があった。
【0003】ところで、上記のような課題を解決し得る
ようにしたものが、例えば特開平8−34011号公報
において開示されている。以下、この従来例2に係る型
枠の概要構成と作用とを、鼻先用の型枠の断面図の図9
と、レベル調整具の拡大図の図10(a),(b)とを
参照しながら、同明細書に記載されている同一名称なら
びに同一符号を用いて説明すると、これは、プレキャス
トコンクリート製品であるバルコニーの大きさ等が変わ
った場合でもそれに対応し得るようにした鼻先用の型枠
1で、この型枠1は、枠体2で適宜大きさに形成され、
長辺側の一方の可動枠体3が他方の固定枠体4に対して
可動できるように形成されると共に、前記固定枠体4に
はレベル調整具5が上下動自在に取付けられている。こ
の可動枠体3の上面には横軸6が設けられ、この横軸6
が固定枠体4の上面に溶接した連結材7の長穴7aにス
ライド自在に装入されている。また、前記横軸6の両端
部には可動枠体3を固定するための固定具8が取付けら
れている。
【0004】上記レベル調整具5は固定枠体4とほぼ同
一の長さであり、後面に突設したピン5aが固定枠体4
の縦穴4aにスライド自在に装入されて上下に移動で
き、締付ナット5bでそれを調整するようになってい
る。また、このレベル調整具5の下部に鏝当て突起9が
突設され、この鏝当て突起9の下面には可動枠体3側か
ら固定枠体4側にかけて下側に傾斜した傾斜面9aが形
成されている。この鏝当て突起9はコンクリートの上面
を鏝仕上げをする際に鏝を当てると共に、鼻先の上面を
設定するための基準となるものである。また、前記傾斜
面9aは、図10に示すように面取りをするものであ
り、前記鏝当て突起9を基準にして小手仕上げを行うと
同時に面取りが行われる。このように一方の枠体を可動
枠体3とすると共に、レベル調整具5を上下動自在に設
けることにより、任意の大きさの鼻先の製造にも容易に
対応することがで、型枠の転用を図ることが可能にな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例2(特開平
8−34011号公報)に係る型枠によれば、バルコニ
ーの高さや厚さの変更に容易に対応することができるの
で、それなりに優れていると考えられる。しかしなが
ら、バルコニー幅の変更の対応が困難で、また型枠の脱
型にはクレーンを使用する必要があるので、脱型に際し
てコンクリートが欠ける恐れ(脱型時に型枠が揺れ、衝
撃力も作用する。)があるばかりでなく、クレーン待ち
があるので脱型作業能率が悪いという解決すべき課題が
あった。
【0006】従って、本発明は、従来例に係る型枠と同
様にバルコニーの高さや厚さ変化に対応し得ることは勿
論のこと、バルコニー幅の変更に容易に対応することが
でき、しかもクレーンを使用するまでもなく型枠を高能
率で脱型することを可能ならしめるプレキャストコンク
リート製品用の型枠装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記実情に鑑
みてなされたものであって、従って上記課題を解決する
ために、本発明の請求項1に係るプレキャストコンクリ
ート製品用の型枠装置が採用した手段は、プレキャスト
コンクリート製品の表壁用の表側規格型枠およびその上
に継足しされる表側継足し型枠と、前記表側規格型枠に
対して接近、かつ離反する方向に往復動されると共に昇
降される裏壁用の裏側規格型枠およびその上に継足しさ
れる裏側継足し型枠と、プレキャストコンクリート製品
の高さ、幅およびプレキャストコンクリート製品の裏壁
からの延設長に応じて寸法調整自在であって、かつ配置
・撤去自在な側面型枠とからなることを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項2に係るプレキャス
トコンクリート製品用の型枠装置が採用した手段は、水
平方向に往復動されるプレキャストコンクリート製品の
表壁用の表壁用規格型枠およびその上に継足しされる表
側継足し型枠と、前記表側規格型枠に対して接近、かつ
離反する方向に往復動されると共に昇降される裏壁用の
裏側規格型枠およびその上に継足しされる裏側継足し型
枠と、プレキャストコンクリート製品の高さ、幅および
プレキャストコンクリート製品の裏壁からの延設長に応
じて寸法調整自在であって、かつ配置・撤去自在な側面
型枠とからなることを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項3に係るプレキャス
トコンクリート製品用の型枠装置が採用した手段は、プ
レキャストコンクリート製品の表壁用の表側規格型枠お
よびその上に継足しされる表側継足し型枠と、プレキャ
ストコンクリート製品の裏壁用の裏側規格型枠およびそ
の上に継足しされる裏側継足し型枠と、プレキャストコ
ンクリート製品の高さ、幅およびプレキャストコンクリ
ート製品の裏壁からの延設長に応じて寸法調整自在であ
って、かつ配置・撤去自在な側面型枠と、前記表側規格
型枠が着脱自在に取付けられる表側型枠支持台と、前記
裏側規格型枠が着脱自在に取付けられる型支持機構を有
し、かつこの型支持機構を昇降させる昇降装置を有する
と共に、前記裏側規格型枠を前記表側規格型枠に対して
接近、かつ離反させる裏側型枠支持台車とからなること
を特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項4に係るプレキャス
トコンクリート製品用の型枠装置が採用した手段は、プ
レキャストコンクリート製品の表壁用の表側規格型枠お
よびその上に継足しされる表側継足し型枠と、プレキャ
ストコンクリート製品の裏壁用の裏側規格型枠およびそ
の上に継足しされる裏側継足し型枠と、プレキャストコ
ンクリート製品の高さ、幅およびプレキャストコンクリ
ート製品の裏壁からの延設長に応じて寸法調整自在であ
って、かつ配置・撤去自在な側面型枠と、前記表側規格
型枠が着脱自在に取付けられ、この表側規格型枠を前記
裏側規格型枠に対して接近、かつ離反させる表側型枠支
持台車と、前記裏側規格型枠が着脱自在に取付けられる
型支持機構を有し、かつこの型支持機構を昇降させる昇
降装置を有すると共に、前記裏側規格型枠を前記表側規
格型枠に対して接近、かつ離反させる裏側型枠支持台車
とからなることを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項5に係るプレキャス
トコンクリート製品用の型枠装置が採用した手段は、請
求項3または4のうちの何れか1つの項に記載のプレキ
ャストコンクリート製品用の型枠装置おいて、前記表側
規格型枠および前記裏側規格型枠の側面に、前記側面型
枠の間隔を調整する側面型枠間隔調整機構が着脱自在に
取付けられる間隔調整機構取付部を設けたことを特徴と
する。
【0012】また、本発明の請求項6に係るプレキャス
トコンクリート製品用の型枠装置が採用した手段は、請
求項3に記載のプレキャストコンクリート製品用の型枠
装置において、前記表側規格型枠および前記裏側規格型
枠の側面に、前記側面型枠の間隔を調整する側面型枠間
隔調整機構が着脱自在に取付けられる間隔調整機構取付
部を設けると共に、前記表側型枠支持台と裏側型枠支持
台車とを支持するベースに前記側面型枠の間隔を調整す
る側面型枠間隔調整機構を設けたことを特徴とする。
【0013】また、本発明の請求項7に係るプレキャス
トコンクリート製品用の型枠装置が採用した手段は、請
求項4に記載のプレキャストコンクリート製品用の型枠
装置において、前記表側規格型枠および前記裏側規格型
枠の側面に、前記側面型枠の間隔を調整する側面型枠間
隔調整機構が着脱自在に取付けられる間隔調整機構取付
部を設けると共に、前記表側型枠支持台車と裏側型枠支
持台車とを支持するベースに前記側面型枠の間隔を調整
する側面型枠間隔調整機構を設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1に係
るプレキャストコンクリート製品用の型枠装置の構成
を、プレキャストコンクリート製品がバルコニーである
場合を例として、バルコニー単体の斜視図の図1と、側
面型枠の斜視図の図2と、型枠が取り付けられてなる型
枠装置の側面図の図3と、図3のA矢視図の図4と、図
4のB部拡大図の図5と、側面型枠の側面型枠間隔調整
機構の構成説明図の図6(a)と、図6(a)のC−C
線およびD−D線断面図の図6(b)とを順次参照しな
がら説明する。
【0015】先ず、図1を参照しながらプレキャストコ
ンクリート製品であるバルコニー単体の構成を説明する
と、このバルコニー10は表壁(外側になる。)11a
および裏壁(内側になる。)11bとが平坦であって、
かつ垂直な手摺り部11と、この手摺り部11の下部か
ら、この手摺り部11の裏側方向に延びてベランダ部を
構成する水平な床版部13と、この床版部13の手摺り
部11側に形成される溝形成部12とから構成されてい
【0016】上記構成になる図1に示すバルコニー10
をプレキャストするための本実施の形態1に係る型枠装
置は、図2乃至図6に示すように構成されている。即
ち、図3に示す符号1は、型枠装置であって、この型枠
装置1は、後述する構成になる表側型枠支持台5に取付
けられ、バルコニー10の表壁11aを形成するための
表側規格型枠2およびその上に継足しされる表側継足し
型枠2aと、人力による押し引きで往復動する後述する
構成になる裏側型枠支持台車6に取付けられ、バルコニ
ー10の裏壁11bを形成するための裏側規格型枠3お
よびその上に継足しされる裏側継足し型枠3aと、ベー
スL上に載置され、バルコニー10の幅、高さおよび廊
下を形成するための床版部13の延設長に応じて寸法調
整自在であって、かつ配置・撤去自在な後述する側面型
枠4とを備えている。なお、前記表・裏規格型枠2,3
はバルコニー10の寸法の如何を問わず常時用いられる
ものであり、また前記表・裏継足し型枠2a,3aはバ
ルコニー10の手摺り部11の高さに応じて製造される
ものである。
【0017】上記側面型枠4は図2に示すように、バル
コニー10の手摺り部11の両側面を形成するための手
摺り部側面型枠4a,4aと、これら手摺り部側面型枠
4a,4aを支持すると共に溝形成部12の側面を形成
するするための溝形成部側面型枠4b,4bと、これら
溝形成部側面型枠4b,4bの下部位置からバルコニー
10の手摺り部11の裏壁11bから離れる方向に延
び、床版部13の幅方向の両側面を形成するための床版
部側面型枠4c,4cと、両端がこれら床版部側面型枠
4c,4cの相対する面に接し、かつバルコニー10の
手摺り部11の裏壁11bに対して接近、かつ離れる方
向に自在に移動されて床版部13の延設長の寸法を自在
に調整すると共に、この床版部13の先端面を形成する
床版部端面型枠4dとから構成されている。この場合、
手摺り部側面型枠4aはバルコニー10の手摺り部11
の高さに応じて製造され、また床版部端面型枠4dはバ
ルコニー10の幅に応じて製造される。なお、手摺り部
側面型枠4aと溝形成部側面型枠4bとは一体的に構成
される場合もある。
【0018】ところで、上記のとおり、前記表・裏継足
し型枠2a,3aや手摺り部側面型枠4aはバルコニー
10の手摺り部11の高さに応じて、また前記床版部端
面型枠4dはバルコニー10の幅に応じてそれぞれ製造
されるが、ある程度の種類が揃えば、複数種類の中から
選択して適宜使用することにより種々のバルコニーのプ
レキャストに対応して寸法調整し得るようになり、それ
以上の型枠の製造が不要になるから、バルコニーの寸法
が変わる度に製造する必要がある従来例1に係る典型的
な型枠の場合に比較して転用という点で遙に有利になる
ものである。
【0019】上記表側型枠支持台5は、図3に示すよう
に、ベースLに固着された水平取付部材51aと、この
水平取付部材51aの先端部において垂直に立設された
垂直部材51bと、上記水平取付部材51aの後端側と
垂直部材51bの先端側との間に斜めに配設され、上記
垂直部材51bに作用する力を支える支え部材51cと
からなる複数の並設されてなる型枠支持ユニット(但
し、図3では1つだけが示されている。)51と、上記
表側規格型枠2が取付けられる前側上部横梁部材52お
よび前側下部横梁部材53と、水平取付部材51a同志
の後端側を繋ぐ後部横梁部材54と、同じく水平取付部
材51a同志の先端側を繋ぐ前部横梁部材55とから構
成されている。
【0020】上記裏側型枠支持台車6は、図3乃至図5
に示すように、上記表側型枠支持台5に取付けられてな
る表側規格型枠2と直交する向きにベースLの上に敷設
され、横断断面が三角状の一対の軌道6aを転動する溝
付車輪61bを支持する車輪支持ブラケット61a,6
1aが、下部に取付けられてなる台車フレーム61と、
この台車フレーム61の上に配置された一対の受台6
2′の上に突設されてなるガイドロッド62により案内
され、同じくこの台車フレーム61の上であって、かつ
一対の受台62′の外側位置に設けられた一対の昇降装
置である油圧式ジャッキ63により昇降されると共に、
上記受台62′により最下位置(裏側規格型枠3のセッ
ト高さ位置である。)が設定される一対の昇降フレーム
64aと、これら一対の昇降フレーム64aを繋ぐと共
に、上記裏側規格型枠3が取付けられる上部横梁部材6
4bおよび下部横梁部材64cとからなる型支持機構6
4とから構成されている。なお、上記のような断面形状
の軌道6aと溝付車輪61bとを採用したのは、裏側型
枠支持台車6の往復移動に際して横揺れを最も少なくす
ることができると考えたからである。
【0021】上記油圧式ジャッキ63は図示しない周知
のハンドポンプから供給される作動油により作動される
ように構成されている。勿論、この油圧式ジャッキ63
を油圧ユニットからの作動油の供給により作動させる構
成にすることができるが、打設したコンクリートが固化
して脱型し得るようになるまでにはほぼ半日を要し、こ
の油圧式ジャッキ63は半日毎に昇降作動させれば良
く、その作動頻度が低いのでハンドポンプからの作動油
の供給により作動させる構成としたものである。ところ
で、この実施の形態1にあっては、上記のとおり、型枠
の昇降装置として油圧式ジャッキを用いたが、例えば昇
降装置としてスクリュジャッキ、ボールスクリューまた
は角ねじと、減速機と、電動機とからなるものあるいは
電動シリンダ等を用いることができる。
【0022】上記台車フレーム61の車輪支持ブラケッ
ト61aの側面には雌ねじ(車輪支持ブラケット61a
の両側面に2つずつ螺刻されている。)61a′,61
a′が螺刻されており、そしてこれら雌ねじ61a′,
61a′に、ベースLの上であって、かつ図4,5に示
すように、軌道6aを挟む位置に植設されてなる位置決
めブラケット7の穴に挿通されたボルトが螺着されるこ
とにより、上記裏側型枠支持台車6は所定の位置で固定
されるように構成されている。なお、軌道6aの表側型
枠支持台5側の先端部に設けられてなるものは、この裏
側型枠支持台車6の前方移動を規制するストッパ6a′
である。勿論、この軌道6aの後端部にもこの裏側型枠
支持台車6の後方移動を規制するストッパ(図示省略)
が設けられている。
【0023】さらに、上記表・裏側規格型枠2,3の側
面には、図6(a),(b)に示すように、バルコニー
10の幅の変更に対応するため、側面型枠4の間隔を調
整する後述する構成になる側面型枠間隔調整機構8が着
脱自在に取付けられる間隔調整機構取付部である取付穴
2′,3′が設けられると共に、ベースLに上記側面型
枠4の間隔を調整する後述する構成になる側面型枠間隔
調整機構9が設けられている。先ず、上記側面型枠間隔
調整機構8は表・裏側規格型枠2,3の側面の上側と下
側との2箇所に設けられている。
【0024】これは、一端側に丸穴が設けられると共
に、他端側に長穴が設けられてなるチャンネル状の取付
金具8aと、この取付金具8aの丸穴と長穴との間に設
けられた穴に挿通され、側面型枠4の上部側面型枠4a
の側面を押圧する押圧体8b′が先端に設けられてなる
押圧ねじ8bと、この押圧ねじ8bに螺着され、上記取
付金具8aの表側と裏側とに位置してこの取付金具8a
を挟圧するナット8c,8cとから構成されている。従
って、取付ボルトが取付金具8aの丸穴と長穴とに通さ
れると共に、取付穴2′,3′に通されることにより側
面型枠間隔調整機構8が表・裏側規格型枠2,3の側面
に取付けられ。そして、ナット8c,8cの回転により
押圧ねじ8bが進退するので、押圧ねじ8bの進退量に
応じて側面型枠4の上部側面型枠4aの間隔が調整され
る。
【0025】上記側面型枠間隔調整機構9はベース上に
取付けられている。これは、側面型枠4の下部側面型枠
4bの間隔を調整するもので、ベースに直に取付けられ
るチャンネル状の取付金具9aと、この取付金具9aの
長手方向の2箇所に設けられた穴に挿通され、下部側面
型枠4bの側面を押圧する押圧体9b′が先端に設けら
れてなる押圧ねじ9bと、この押圧ねじ9bに螺着さ
れ、上記取付金具9aの表側と裏側とに位置してこの取
付金具9aを挟圧するナット9c,9cとから構成され
ている。つまり、上記側面型枠間隔調整機構8では押圧
ねじ8bが1本であるのに対して、この側面型枠間隔調
整機構9では押圧ねじ9bが2本であるところが相違す
るだけである。
【0026】以下、上記構成になる型枠装置1により、
図1に示す構成のバルコニー10をプレキャストする場
合を説明すると、表側型枠支持台5に必要数の表側規格
型枠2が並設状態で取付けられると共に、必要に応じて
これら表側規格型枠2それぞれの上に表側継足し型枠2
aが取付けられる。同様に、表側型枠支持台5から離れ
た位置に移動されている裏側型枠支持台車6の型支持機
構64に必要数の裏側規格型枠3が並設状態で取付けら
れると共に、必要に応じてこれら裏側規格型枠3それぞ
れの上に裏側継足し型枠3aが取付けられる。さらに、
表側型枠支持台5に取付けられてなる表側規格型枠2と
表側継足し型枠2aとの表面に、手摺り部側面型枠4a
および溝形成部側面型枠4bの端面が接するように側面
型枠4をベースL上に載置してセットする。
【0027】次いで、裏側型枠支持台車6の表側型枠支
持台5の方向への移動により、裏側規格型枠3が下部側
面型枠4bの先端まで達すると一端停止させ、油圧式シ
ャッキ63の伸長動作により型支持機構64を介して裏
側規格型枠3および裏側継足し型枠3aを上昇させ、上
昇させたままで裏側型枠支持台車6を表側型枠支持台5
の方向に再移動させる。そして、裏側規格型枠3、裏側
継足し型枠3aの表面が側面型枠4の手摺り部側面型枠
4aの端面に接触すると裏側型枠支持台車6を停止させ
ると共に、油圧式ジャッキ63の縮小動作により昇降フ
レーム64aを下降させて、その下面を受台62′に当
接させ、位置決めブラケット7の穴に挿通されたボルト
を車輪支持ブラケット61aの雌ねじ61a′にねじ込
んで裏側型枠支持台車6を固定すると、図1に示すよう
なバルコニー10をプレキャストし得る型枠が形成され
る。
【0028】なお、裏側型枠支持台車6を移動させる前
に裏側規格型枠3および裏側継足し型枠3aを上昇さ
せ、上昇させたまま裏側型枠支持台車6を表側型枠支持
台5の方向に移動させて裏側規格型枠3、裏側継足し型
枠3aの表面を側面型枠4の手摺り部側面型枠4aの端
面に接触した後に停止させると共に、裏側規格型枠3お
よび裏側継足し型枠3aを下降させて枠型を形成しても
良い。また、裏側規格型枠3および裏側継足し型枠3a
を下降させたまま裏側型枠支持台車6を表側型枠支持台
5の方向に移動させて所定の位置で固定し、次いで側面
型枠4の下部側面型枠4b,4b、床版部側面型枠4
c,4c、床版部端面型枠4dを設置すると共に、下部
側面型枠4b,4bの上に手摺り部側面型枠4aを配置
して、手摺り部側面型枠4aが表側規格型枠2および表
側継足し型枠2aと裏側規格型枠3および裏側継足し型
枠3aとの間に位置するようにして枠型を形成しても良
い。
【0029】一方、プレキャストすべきバルコニーの幅
が、複数枚の表側規格型枠2と表側継足し型枠2aまた
は複数枚の裏側規格型枠3と裏側継足し型枠3aの総幅
よりも狭い場合には、側面型枠間隔調整機構8,9のナ
ット8c,9cの回転により押圧ねじ8b、9bの長さ
を調整すれば、側面型枠4の幅が調整され、以上により
バルコニーをプレキャストし得る型枠が形成される。
【0030】次いで、このような型枠にコンクリートを
打設し、打設したコンクリートが固化すると、油圧式ジ
ャッキ63の伸長動作により裏側規格型枠3および裏側
継足し型枠3aが上昇されて裏側規格型枠3の下端部が
溝形成部側面型枠4bの窪みから外れると、車輪支持ブ
ラケット61aの雌ねじ61a′にねじ込まれているボ
ルトが取はずされると共に、プレキャストされたバルコ
ニーの裏壁から離れる方向に移動される。これにより、
プレキャストされたバルコニーを移動させれば、その表
壁が表側規格型枠2、表側継足し型枠2aから離れ、バ
ルコニーのプレキャスト製品の製造作業が終了する。
【0031】つまり、本実施の形態1に係る型枠装置1
によれば、側面型枠間隔調整機構8,9の操作によりバ
ルコニーの幅の変更に容易に対応することができ、しか
も型支持機構64は油圧式ジャッキ63への作動油の供
給量の調整により微速で上昇させることができ、また昇
降フレーム64aがガイドロッド62によりガイドされ
ていて上昇に際して揺れるようなことがないので、脱型
に際してコンクリートが欠けたりするような恐れがな
い。さらに、裏側型枠支持台車6を設けたことにより型
枠の脱型にクレーンを使用する必要がなく、従来例2の
ようにクレーン待ちする必要がないので、高能率で脱型
作業を行うことができる。
【0032】また、本実施の形態1に係る型枠装置1に
よれば、段落番号〔0018〕において説明したとお
り、上記表・裏継足し型枠2a,3aや側面型枠4の手
摺り部側面型枠4aはバルコニー10の手摺り部11の
高さ応じて、また床版部端面型枠4dはバルコニー10
の幅に応じて製造されるのであるが、上記表・裏規格型
枠2,3は新たに製造する必要がなく、そしてある程度
の種類が揃えば、複数種類の中から選択して適宜使用す
ることにより種々のバルコニーのプレキャストに対応し
て寸法調整し得るようになり、それ以上の型枠の製造が
不要になるから、バルコニーの寸法が変わる度に製造す
る必要がある典型的な型枠の場合に比較して、型枠の転
用という点では遙に優れている。
【0033】本発明の実施の形態2に係るプレキャスト
コンクリート製品用の型枠装置の構成を、型枠が取付け
られてなる型枠装置の側面図の図7と、バルコニー単体
の斜視図の図8とを参照しながら説明する。但し、本実
施の形態2に係る型枠装置が上記実施の形態1に係る型
枠装置と相違するところは、表側型枠支持台が表側型枠
支持台車に代わり、表側規格型枠およびその上に継足し
される表側継足し型枠を、バルコニーの表壁に対して接
近、かつ退避させるようにしたもので、他の構成は上記
実施野形態1と同構成であるから、同一のものならびに
同一機能を有するものに同一符号を付して説明する。
【0034】先ず、図8を参照しながら、プレキャスト
コンクリート製品であるバルコニー単体の構成を説明す
ると、このバルコニー10は、図1との比較において良
く理解されるように、手摺り部11の表壁11aの幅方
向の中央位置に、所定の幅の縦溝11a′が形成される
と共に、裏面11bは縦溝11a′に対応して突出して
なる構成になっている。
【0035】次に、図7を参照しながら、図8に示すバ
ルコニー10をプレキャストするための、本実施の形態
2に係る型枠装置1を説明すると、符号5は表側型枠支
持台車5である。この表側型枠支持台車5は、ベースL
の上に敷設され、横断断面が三角状の一対の軌道5aを
転動する溝付車輪57を支持する車輪支持ブラケット5
6,56が、下部に取付けられてなる台車フレーム部材
51aと、この台車フレーム部材51aの先端部におい
て垂直に立設された垂直部材51bと、上記台車フレー
ム部材51aの後端側と垂直部材51bの先端側との間
に斜めに配設され、上記垂直部材51bに作用する力を
支える支え部材51cとからなる複数の並設されてなる
型枠支持台車ユニット(但し、図7では1つだけが図示
されている。)51と、上記表側規格型枠2が取付けら
れる前側上部横梁部材52および前側下部横梁部材53
と、台車フレーム部材51a同志の後端側を繋ぐ後部横
梁部材54と、同じく台車フレーム部材51a同志の中
間部を繋ぐ中間部横梁部材55とから構成されている。
【0036】上記車輪支持ブラケット56の側面には雌
ねじ(車輪支持ブラケット55の両側面に2つずつ螺刻
されている。)56′が螺刻されており、この雌ねじ5
6′に、ベースLの上に植設されてなる図示しない位置
決めブラケットの穴に挿通されたボルトが螺着されるこ
とにより、上記表側型枠支持台車5は所定の位置で固定
されるように構成されている。また、軌道5aの前後端
のそれぞれには、この表側型枠支持台車5の移動距離を
規制するストッパ5a′,5a′が設けられている。以
上の説明から良く理解されるように、この表側型枠支持
台車5の下部構成は、上記実施の形態1に係る裏側型枠
支持台車の下部構成と同構成になるものである。そし
て、この表側型枠支持台車5の相対する側には、上記実
施の形態1と同構成になる裏側型枠支持台車6が配設さ
れている。
【0037】なお、上記表側型枠支持台車5に、裏側型
枠支持台車6のように、油圧式ジャッキが設けられてい
ないのは、バルコニー10の表壁11aの形状から脱型
に際して表側規格型枠2、表側継足し型枠2aを昇降さ
せる必要がないからに過ぎない。つまり、これら表側規
格型枠2、表側継足し型枠2aを昇降させる必要がある
場合には、この表側型枠支持台車5を裏側型枠支持台車
6と同等の構成にすれば良いものである。
【0038】従って、本実施の形態2に係る型枠装置1
によれば、表側型枠支持台車5と裏側型枠支持台車6と
が固定された状態でコンクリートが打設され、打設され
たコンクリートが固化した後には、表側型枠支持台車5
がプレキャストされたバルコニーの表壁から離れる方向
に移動され、図8に示すようなバルコニー10の表壁1
1aに形成された縦溝11a′が欠けることなく脱型さ
れる。そして、裏側型枠支持台車6がこのバルコニー1
0の裏壁11bから離れる方向に移動されて脱型が行わ
れるので、本実施の形態2に係る型枠装置1は上記実施
の形態1に係る型枠装置1と同効である。
【0039】ところで、上記のとおり、上記実施の形態
1に係る型枠装置1では脱型に際して縦溝11a′が欠
ける恐れがあるが、本実施の形態2に係る型枠装置1で
は脱型に際して縦溝11a′が欠ける恐れがないという
点に関して、上記実施の形態1に係る型枠装置1よりも
優れている。さらに、本実施の形態2に係る型枠装置1
によれば、バルコニー10の表壁に横溝、斜め溝、クロ
スした溝、窪、突出部が設けられていたとしても、また
複雑な形状の凹凸文様が設けられていても容易に対応す
ることができるという優れた利点もある。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るプレキャストコンクリート
製品用の型枠装置は、上記のとおり、プレキャストコン
クリート製品の裏壁側の下部の溝部のある側に、進退自
在な裏側型枠支持台車を配置し、この裏側型枠支持台車
に設けた昇降自在な型支持機構により裏側規格型枠と、
これに継足しされる裏側継足し型枠とを支持させると共
に、プレキャストコンクリート製品の裏壁からの延設長
に応じて寸法調整自在であって、かつ配置・撤去自在な
側面型枠の幅を調整するための側面型枠間隔調整機構を
設けたものである。
【0041】従って、側面型枠間隔調整機構の操作によ
りプレキャストコンクリート製品の幅の変更に容易に対
応することができ、脱型に際しては型枠の上昇によりプ
レキャストコンクリート製品の裏壁側の下部の溝部を避
けて型枠をプレキャストコンクリート製品の裏かべから
離すことができるので、脱型に際してコンクリートが欠
けたりするような恐れがなく、さらに裏側型枠支持台車
を設けたことにより型枠の脱型にクレーンを使用する必
要がなくなり、従来例2のようにクレーン待ちする必要
がないので高能率で脱型作業を行うことができる。ま
た、表・裏継足し型枠やプレキャストコンクリート製品
の裏壁からの延設長に応じて寸法調整自在な側面型枠の
手摺り部側面型枠はプレキャストコンクリート製品の手
摺り部の高さ応じて、また床版部端面型枠はプレキャス
トコンクリート製品の幅に応じて製造されるが、表・裏
規格型枠は新たに製造する必要がなく、そして必要に応
じて製造される型枠はある程度の種類が揃えば、複数種
類の中から選択して適宜使用することにより種々のプレ
キャストコンクリート製品のプレキャストに対応し得る
ようになり、それ以上の型枠の製造が不要になるから、
プレキャストコンクリート製品の寸法が変わる度に製造
する必要がある典型的な従来例1に係る型枠に比較し
て、型枠の転用という点では遙に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係り、バルコニー単体
の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係り、側面型枠の斜視
図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係り、型枠が取り付け
られてなる型枠装置の側面図である。
【図4】図3のA矢視図である。
【図5】図4のB部拡大図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係り、図6(a)は側
面型枠の側面型枠間隔調整機構の構成説明図であり、ま
た図6(b)は図6(a)のC−C線およびD−D線断
面図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係り、型枠が取り付け
られてなる型枠装置の側面図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係り、バルコニー単体
の斜視図である。
【図9】従来例2に係り、鼻先用の型枠の断面図であ
る。
【図10】図10(a),(b)は従来例2に係るレベ
ル調整具の拡大図である。
【符号の説明】
1…型枠装置 2…表側規格型枠,2′…取付穴,2a…表側継足し型
枠 3…裏側規格型枠,3′…取付穴,3a…裏側継足し型
枠 4…側面型枠,4a…手摺り部側面型枠,4b…溝形成
部側面型枠,4c…床版部側面型枠,4d…床版部端面
型枠 5…表側型枠支持台または表側型枠支持台車,5a…軌
道,5a′…ストッパ,51…型枠支持ユニットまたは
型枠支持台車ユニット,51a…水平取付部材または台
車フレーム部材,51b…垂直部材,51c…支え部
材,52…前側上部横梁部材,53…前側下部横梁部
材,54…後部横梁部材,55…先端部横梁部材または
中間部横梁部材,56…車輪支持ブラケット,56′…
雌ねじ,57…溝付車輪 6…裏側型枠支持台車,6a…軌道,6a′…ストッ
パ,61…台車フレーム,61a…車輪支持ブラケッ
ト,61a′…雌ねじ,61b…溝付車輪,61c…支
え部材,62…ガイドロッド,62′…受台,63…油
圧式ジャッキ,64…型支持機構,64a…昇降フレー
ム,64b…上部横梁部材,64c…下部横梁部材 7…位置決めブラケット 8…側面型枠間隔調整機構,8a…取付金具,8b…押
圧ねじ,8b′…押圧体,8c…ナット 9…側面型枠間隔調整機構,9a…取付金具,9b…押
圧ねじ,9b′…押圧体,9c…ナット 10…バルコニー,11…手摺り部,11a…表壁(外
側),11a′…縦溝,11b…裏壁(内側),12…
溝形成部,13…床版部 L…ベース
フロントページの続き (72)発明者 水嶋 敏勝 兵庫県神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号 株式会社神戸製鋼所神戸本社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレキャストコンクリート製品の表壁用
    の表側規格型枠およびその上に継足しされる表側継足し
    型枠と、前記表側規格型枠に対して接近、かつ離反する
    方向に往復動されると共に昇降される裏壁用の裏側規格
    型枠およびその上に継足しされる裏側継足し型枠と、プ
    レキャストコンクリート製品の高さ、幅およびプレキャ
    ストコンクリート製品の裏壁からの延設長に応じて寸法
    調整自在であって、かつ配置・撤去自在な側面型枠とか
    らなることを特徴とするプレキャストコンクリート製品
    用の型枠装置。
  2. 【請求項2】 水平方向に往復動されるプレキャストコ
    ンクリート製品の表壁用の表壁用規格型枠およびその上
    に継足しされる表側継足し型枠と、前記表側規格型枠に
    対して接近、かつ離反する方向に往復動されると共に昇
    降される裏壁用の裏側規格型枠およびその上に継足しさ
    れる裏側継足し型枠と、プレキャストコンクリート製品
    の高さ、幅およびプレキャストコンクリート製品の裏壁
    からの延設長に応じて寸法調整自在であって、かつ配置
    ・撤去自在な側面型枠とからなることを特徴とするプレ
    キャストコンクリート製品用の型枠装置。
  3. 【請求項3】 プレキャストコンクリート製品の表壁用
    の表側規格型枠およびその上に継足しされる表側継足し
    型枠と、プレキャストコンクリート製品の裏壁用の裏側
    規格型枠およびその上に継足しされる裏側継足し型枠
    と、プレキャストコンクリート製品の高さ、幅およびプ
    レキャストコンクリート製品の裏壁からの延設長に応じ
    て寸法調整自在であって、かつ配置・撤去自在な側面型
    枠と、前記表側規格型枠が着脱自在に取付けられる表側
    型枠支持台と、前記裏側規格型枠が着脱自在に取付けら
    れる型支持機構を有し、かつこの型支持機構を昇降させ
    る昇降装置を有すると共に、前記裏側規格型枠を前記表
    側規格型枠に対して接近、かつ離反させる裏側型枠支持
    台車とからなることを特徴とするプレキャストコンクリ
    ート製品用の型枠装置。
  4. 【請求項4】 プレキャストコンクリート製品の表壁用
    の表側規格型枠およびその上に継足しされる表側継足し
    型枠と、プレキャストコンクリート製品の裏壁用の裏側
    規格型枠およびその上に継足しされる裏側継足し型枠
    と、プレキャストコンクリート製品の高さ、幅およびプ
    レキャストコンクリート製品の裏壁からの延設長に応じ
    て寸法調整自在であって、かつ配置・撤去自在な側面型
    枠と、前記表側規格型枠が着脱自在に取付けられ、この
    表側規格型枠を前記裏側規格型枠に対して接近、かつ離
    反させる表側型枠支持台車と、前記裏側規格型枠が着脱
    自在に取付けられる型支持機構を有し、かつこの型支持
    機構を昇降させる昇降装置を有すると共に、前記裏側規
    格型枠を前記表側規格型枠に対して接近、かつ離反させ
    る裏側型枠支持台車とからなることを特徴とするプレキ
    ャストコンクリート製品用の型枠装置。
  5. 【請求項5】 前記表側規格型枠および前記裏側規格型
    枠の側面に、前記側面型枠の間隔を調整する側面型枠間
    隔調整機構が着脱自在に取付けられる間隔調整機構取付
    部を設けたことを特徴とする請求項3または4のうちの
    何れか1つの項に記載のプレキャストコンクリート製品
    用の型枠装置。
  6. 【請求項6】 前記表側規格型枠および前記裏側規格型
    枠の側面に、前記側面型枠の間隔を調整する側面型枠間
    隔調整機構が着脱自在に取付けられる間隔調整機構取付
    部を設けると共に、前記表側型枠支持台と裏側型枠支持
    台車とを支持するベースに前記側面型枠の間隔を調整す
    る側面型枠間隔調整機構を設けたことを特徴とする請求
    項3に記載のプレキャストコンクリート製品用の型枠装
    置。
  7. 【請求項7】 前記表側規格型枠および前記裏側規格型
    枠の側面に、前記側面型枠の間隔を調整する側面型枠間
    隔調整機構が着脱自在に取付けられる間隔調整機構取付
    部を設けると共に、前記表側型枠支持台車と裏側型枠支
    持台車とを支持するベースに前記側面型枠の間隔を調整
    する側面型枠間隔調整機構を設けたことを特徴とする請
    求項4に記載のプレキャストコンクリート製品用の型枠
    装置。
JP32618197A 1997-11-27 1997-11-27 プレキャストコンクリート製品用の型枠装置 Pending JPH11156828A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112659350A (zh) * 2020-12-16 2021-04-16 江苏建华新型墙材有限公司 一种混凝土预制构件模台
CN112695760A (zh) * 2020-12-30 2021-04-23 河北东风世景轨道有限公司 一种竖墙浇筑台车

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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