JPH11156767A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH11156767A
JPH11156767A JP33146697A JP33146697A JPH11156767A JP H11156767 A JPH11156767 A JP H11156767A JP 33146697 A JP33146697 A JP 33146697A JP 33146697 A JP33146697 A JP 33146697A JP H11156767 A JPH11156767 A JP H11156767A
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JP
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arm
transfer device
carrier
arms
rotation
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Application number
JP33146697A
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English (en)
Inventor
Yasuhide Matsumura
泰秀 松村
Masabumi Kanetomo
正文 金友
Hideo Kashima
秀夫 鹿島
Tsutomu Fujimoto
勉 藤本
Seiji Iizuka
清次 飯塚
Hironao Kamaya
弘直 釜谷
Kazuichi Sugiyama
和一 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送装置が暴走してもダメージ与えたり、受
けたりしないこと。またセンサの導線が可動部分と静止
部分の境で切断しやすく、また回転角度を制限している
ので、導線を用いないで信号を伝達すること。 【解決手段】 キャリアの直進方向の動きを制限する機
構的な手段として、一対の第1の腕に突起物を付加し、
第1の腕同士が成す角度が小さくなった時、第1の腕の
突起物同士が接触してそれ以上回転しなくなるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】半導体製造工場の中では、ウ
ェハを13枚もしくは25枚をカセットに入れ、ストッカと
呼ばれるカセットをストックして置く場所から生産設備
間に、カセットを搬送するための搬送装置が使用されて
いる。また生産設備の内部でも各生産工程間は同様にカ
セットを搬送する搬送装置が使用されている。
【0002】本発明は半導体の生産設備に係り、特に被
搬送物としてウェハを入れたウェハカセットを無人で搬
送するために使用される搬送装置に関する。
【0003】
【従来の技術】半導体製造工程の中で、ウェハをハンド
リングする手段として搬送ロボットもしくは搬送装置と
呼ばれるロボットが各種使用されている。そのなかで、
ウェハ等の基板を搬送するロボットで、連結された二本
の腕を一対持ち、一対の腕で一つのキャリアを支え、一
対の腕を同時に駆動し、キャリアを支えている腕の支点
が腕の駆動軸上を通過できるロボットについて特願平8
−84941号(出願参照)に詳細に述べられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1、図2、図3は従
来の搬送装置の構成図である。図1はこの搬送装置の俯
瞰図であり、同軸の駆動軸に結合された第1の腕A1a
と第1の腕B1bが配置され、回転自在な軸受け6aと
6bを介して第2の腕A2aと第2の腕B2bとが連結
されている。そして、第2の腕A2aと第2の腕B2b
はそれぞれの腕の開き角が同一になるような関節の機構
7aと7bを介してキャリア3が結合されている。キャ
リア3にはウェハカセット4が載っている。ウェハカセ
ット4は直進方向8、軸心5を回転中心として回転方向
9、そして上下方向10に移動可能となっている。
【0005】図2は搬送装置の上面図である。図2
(a)は第1の腕A1aと第1の腕B1bの回転方向1
1aと11b、それに第2の腕A2aと第2の腕B2b
の回転方向12aと12bを腕を伸ばす方向に回転させ
て直進方向8に移動したところである。図2(b)は回
転方向11aと11b、それに回転方向12aと12b
を腕を縮める方向に回転させ、原点位置に移動したとこ
ろを表している。この時キャリア3を支えている腕の関
節機構7aと7bが腕の駆動軸の軸心5を通過してい
る。
【0006】図3は搬送装置の断面図である。第1の腕
A1aは同軸の駆動軸13aに結合され、歯車14aを
介して駆動モータ16aに結合した歯車15aと噛み合
っている。第1の腕B1bも同様に、同軸の駆動軸13
bに結合され、歯車14bを介して駆動モータ16bに
結合した歯車15bと噛み合っている。この図から明ら
かなように、駆動モータ16aと16bを回転させる
と、同軸の駆動軸13aと13bの軸心を回転中心とし
て、第1の腕A1aと1bが回転する構造となってい
る。そしてこの駆動モータ16aと16bの回転方向を
逆方向に回転させればキャリア3は直進方向8の移動を
行い、同一方向に回転させればキャリア3は回転方向9
の移動をおこなう。これらの機構は直進ガイド20aと
20bで支えられ、Z軸駆動モータ17と結合したボー
ルネジ軸18、ボールネジナット19により上下方向1
0に移動できる構造となっている。
【0007】以上述べた構成から明らかなように、キャ
リア3の移動は駆動モータ16aと16bの回転方向
を、それぞれ同一方向に回転させるか、一方を逆方向に
回転させるかで移動方向を変えているだけであり、Z軸
が静止しているならばキャリア3がどう動こうとも駆動
モータ16aと16bとも静止している。
【0008】ここでキャリア3の直進方向4の動きを規
制することを考えてみる。搬送装置では、搬送時に何ら
かの理由により搬送装置が暴走することを防ぐための対
策を講じているが、機構的に稼動範囲を規制することに
より暴走を防ぐ手段としてメカニカルストッパがある。
【0009】従来、今まで述べてきた構成の搬送装置に
はこのメカニカルストッパが具備されていなかった。理
由を以下に述べる。第1の腕を回転させる機構の構成と
して、駆動モータ16aに結合した歯車15aは、歯車
14aを介して同軸の駆動軸13aを回転させ、駆動軸
13aは第1の腕A1aと結合されている。同様に駆動
モータ16bに結合した歯車15bは、歯車14bを介
して同軸の駆動軸13bを回転させ、駆動軸13bは第
1の腕B1bと結合されている。この構成で駆動軸13
a、13bや歯車14a、14bや歯車15a、15b
の回転範囲を規制してメカニカルストッパにしようとし
た場合、キャリア3の移動は駆動モータ16aと16b
の回転方向を、それぞれ同一方向に回転させるか、一方
を逆方向に回転させるかで移動方向を変えているだけで
あるため、つまりキャリア3の直進方向8移動と回転方
向9移動の駆動モータは、直進および回転の移動に対し
それぞれが独立していないために回転範囲の規制が困難
になっていた。
【0010】もう少し詳しく説明するならば、きわめて
限られた狭い範囲でキャリア3を動かすことができるス
トッパは可能であるが、直進方向8の任意の位置で動き
の範囲を規制することができなかった。そのため搬送装
置が暴走することにより、被搬送物のウェハカセットに
ダメージを与えるばかりではなく、搬送装置自身もダメ
ージを受け修復の時間と費用を要した。また、たまたま
人が近くにいる場合、人間に対する安全性にも問題があ
った。
【0011】次に、搬送装置の配線の課題について説明
する。図4は従来の搬送装置の制御系の全体構成図を示
している。第1の腕A1aの駆動モータ16a、第1の
腕B1bの駆動モータ16b、Z軸駆動モータ17はそ
れぞれドライバ31a、31b、31cと接続し、ドラ
イバはコントローラ32と接続し、その上位にはコンピ
ュータのCPU33に接続している。キャリア3にはセ
ンサ41が取り付けられ、ウェハカセット4の有無を検
出している。その信号は導線42を通してCPU33に
入力される。
【0012】このセンサ41の信号は、搬送装置がウェ
ハカセット4を受取に行き、キャリア3に載せた時にセ
ンサ41が働くようになっており、もしキャリア3の正
しい位置にウェハカセット4が載ったならば次の工程に
進み、正しい位置に載らなかったならばウェハカセット
4の受取をもう一度やり直すための判定用として使われ
ている。
【0013】導線42はキャリア3、第2の腕2、第1
の腕1を通して、搬送装置本体のカバー21内に入り、
本体のコネクタから本体とドライバ31をつなぐ配線と
いっしょになってコントローラ32に入り、コントロー
ラ32を通ってCPU33につながっている。ここで注
目すべきは、導線42は搬送装置の可動部分つまり第1
の腕1から、静止部分つまりカバー21の間での配線方
法である。
【0014】従来の搬送装置では、可動部分と静止部分
の配線に弛みを持たせ、導線42が張られて切断されな
いようにし、キャリア3の回転方向9の動きに対し追従
できるようにしていた。しかし配線に緩みを持たせてあ
っても導線42のいつも同じ個所に曲げや引っ張りが加
わるため、搬送装置を一定時間運転すると導線42が断
線してしまった。導線42が切断すると線の取り替えを
行うが、導線42を可動部分内でコネクタで中継してい
ると信頼性が低下するため、コネクタを用いないでセン
サ41からカバー21内の本体のコネクタまで繋ぎ目の
ない導線を用いていた。そのため導線42の取り替えに
は時間がかかり、搬送装置のダウンタイムを大きくして
いた。
【0015】また回転角度は原点から順方向に360度
程度または逆方向に360度程度しか取れなかったた
め、もし搬送装置を現在位置から30度順方向に回転さ
せれば次の工程に届くとしても、可動範囲を超えてしま
うならば逆方向に330度回転させて次の工程に行くし
かなかった。
【0016】搬送装置の動きにおいて、各工程間を最短
の距離で結ぶとしたら、回転角度の制約が無い、つまり
順方向でも逆方向でもどちらの方向にも360度でも7
20度でも360度でも自由に回転できる方が有利であ
ることは自明の理である。
【0017】この回転角度に制約があることが、搬送装
置の搬送時間を短縮ことに対する障害になっていた。
【0018】
【課題を解決するための手段】キャリア3の直進方向の
動きを制限する機構的な手段として、一対の第1の腕の
片方もしくは両方に突起物を付加し、第1の腕同士が成
す角度が小さくなった時、第1の腕の片方と突起物もし
くは突起物同士が接触してそれ以上回転しなくなるよう
にした。
【0019】次に、導線42が搬送装置の可動部分と静
止部分をつなげているために起こる導線の断線や、回転
角度の制約については、可動部分と静止部分間では導線
を用いないで、光や電磁波で信号を伝達する手段を用い
た。また他の手段として、スリップリングやロータリコ
ネクタを用いることにより、導線の断線や、回転角度の
制約から逃れることができた。
【0020】
【発明の実施の形態】図5から図13は本発明を適用し
た搬送装置の実施例である。図5は搬送装置の斜視図で
ある。同軸の駆動軸に結合された第1の腕A1aと第1
の腕B1bには、直進方向8の前進方向には支柱51と
前ストッパ52が、後退方向には支柱53と後ストッパ
が結合されている。
【0021】図6は搬送装置の平面図で、直進方向8の
前進方向の終端まで行き着いた状態を表している。ここ
では、第1の腕A1aに支柱51aを介して固定された
前ストッパ52aは、第1の腕B1bに支柱51bを介
して固定された前ストッパ52bと接触している。前ス
トッパ52aと52bが接触することにより第1の腕A
1aと第1の腕B1bはそれ以上回転することができな
いため、第1の腕1の回転角度を制限する機能を有して
いる。
【0022】図7も同様に搬送装置の上面図で、直進方
向8の後退方向の終端まで行き着いた状態を表してい
る。ここでは、第1の腕A1aに支柱53aを介して固
定された後ストッパ54aは、第1の腕B1bに支柱5
3bを介して固定された後ストッパ54bと接触してい
る。これも前ストッパ52と同様に第1の腕A1aと第
1の腕B1bはそれ以上回転できない。
【0023】しかしこれらの制約はあくまでも直進方向
8の移動だけで、回転方向9の移動にはまったく制約さ
れないで独立していることに特長がある。
【0024】このストッパの目的は、既に述べたように
搬送装置が暴走した場合のメカニカルストッパとしての
機能が要求されるので、前ストッパ52aと52bおよ
び後ストッパ54aと54bは、通常の搬送速度かそれ
以上の速度で衝突する可能性が高い。そのため前ストッ
パ52と後ろストッパ54の材質は、衝撃が加わった時
のエネルギーを吸収する特性を持つもの、例えばウレタ
ンやゴム等を使用することが望ましい。
【0025】次に別の実施例を図8を用いて説明する。
図8は搬送装置の上面図で図6と同様に直進方向8の前
進方向の終端まで行き着いた状態を表している。ここで
は、第1の腕A1aに支柱51を介して固定された前ス
トッパ52は、第1の腕B1bと接触している。つまり
第1の腕B1bの側には支柱51や前ストッパ52は付
加されていない。また、第1の腕A1aには支柱53を
介して固定された後ストッパ54がついている。ここで
は直進方向8の後退方向の終端まで行き着いた状態を図
で説明してないが、このような形態でも図6と図7で説
明した機能と同じ機能を果たすことは明らかである。
【0026】もう一件、別の実施例を説明する。図9も
同様に搬送装置の平面図で、図6や図8で説明したのと
同様に、直進方向8の前進方向の終端まで行き着いた状
態を表している。図9において、第2の腕A2aに支柱
51aを介して固定された前ストッパ52aは、第2の
腕B2bに支柱51bを介して固定された前ストッパ5
2bと接触している。前ストッパ52aと52bが接触
することにより第2の腕A2aと第2の腕B2bはそれ
以上回転することができないため、第2の腕2の回転角
度を制限する機能を有している。また第2の腕A2aに
支柱53aを介して固定された後ストッパ54aが付加
され、第2の腕B2bにも支柱53bを介して固定され
た後ストッパ54bが付加されていて第2の腕2の回転
角度を制限している。
【0027】この図9の方法を用いても、第1の腕1で
回転角度を制限する方法と同じ目的を達することはでき
る。しかしこの構成は、前ストッパ52または後ろスト
ッパ54が働いた時に、軸受6a、6bと関節機構7
a、7bに過大な力がかかるのであまり望ましくはな
く、第1の腕1に取り付けできないような制約がある時
以外は避けた方が良い。
【0028】図10は搬送装置の説明図である。図4で
説明したように、キャリア3にはセンサ41が取り付け
られ、ウェハカセット4の有無を検出している。その信
号は導線42を通してCPU33に入力される。導線4
2はキャリア3、第2の腕2、第1の腕1を通して導か
れるが、ここまでは従来の方式と同じである。その後導
線42は同軸の駆動軸13aに空けられた貫通穴61を
通る。図10(a)は貫通穴61を通った導線42が駆
動軸13aと一体になって回転する送信装置62につな
がれている状態を示している。送信装置62と向かい合
って受信装置63が置かれているが、受信装置63は静
止している。センサ41の状態の信号を回転系にある送
信装置62から発信し、静止系にある受信装置63で受
けるものである。そして図10(b)は貫通穴61を通
った導線42が駆動軸13aと一体になって回転するス
リップリング軸64に接続されている。静止している側
にはスリップリングブラシ65が置かれ、センサ41の
信号が導体同士の接触で伝達される状態を表している。
【0029】図11は図10(a)の一部を拡大して詳
しく説明したもので、ウェハカセット4の有無を検出し
ているセンサ41は、導線42で発信器71に接続され
ている。この発振器71は、センサ41がオンとオフの
状態で発振周波数が変わるようになっている。発振器7
1は送信コイル72に接続され、対向する側には受信コ
イル73がある。受信コイル73は受信器74に接続さ
れていると同時に、電源75にも接続されている。図1
0で説明したように、受信コイル73、受信器74、電
源75は静止している。さて、センサ41のオン、オフ
信号は、発振器71で発振周波数の変化に変調され、送
信コイル72から発信され受信コイル73で受ける。そ
して受信器74でオン、オフ信号に復調される。これに
より、導線42は可動部分と静止部分で完全に分離さ
れ、断線する心配がなくなった。
【0030】なおここではオン、オフ信号は、発振周波
数の変化に変調するように説明したが、もちろん電圧の
変化に変調しても良い。電源75は交流を受信コイル7
3に流し、その誘導起電力を送信コイル72に発生させ
るので、それを発振器71の電源として使用するように
なっている。
【0031】図12は、図10(a)を基にした別の実
施例である。ウェハカセット4の有無を検出しているセ
ンサ41は、光を遮るシャッタ81と復帰バネ82から
成っている。ウェハカセット4がある時はシャッタ41
が働いて光ファイバ83で導かれてくる光を遮り、ウェ
ハカセット4がない時はシャッタ41が復帰バネ82で
戻されて光が通過するようになっている。
【0032】光ファイバ83は一本は駆動軸13aの回
転中心に固定され、もう一本は貫通穴61の外周に近い
ところに固定されている。駆動軸13aの回転中心に固
定されている光ファイバ83の端面は、対向する側に受
光器85が置かれ光ファイバ83の端面から発する光を
受ける。もう一方の貫通穴61の外周に近いところに固
定された光ファイバ83の端面には、対向する側に投光
器84が置かれ、光ファイバ83の端面の端面から光を
入射している。投光器84は環状に並べられた発光ダイ
オードで構成され環状面で発光し、光ファイバ83がど
の位置にきても光が入射できるようになっている。
【0033】投光器84から出た光は、光ファイバ83
の端面から入射しセンサ41に届く。そこで光はいった
ん光ファイバ83から出るが、センサ41ではウェハカ
セット4がある時はシャッタ41が邪魔して光が通らな
いが、ウェハカセット4が無い時には光が再び光ファイ
バ83を通って受光器85に入る。受光器85では、光
を感知するか否かでオン、オフ信号に戻される。この方
式でも同様に、可動部分と静止部分が完全に分離され断
線する心配がなくなった。なお、投光器84は環状に並
べられた発光ダイオードと説明したが、半導体レーザで
も小形の蛍光ランプでも別の発光体に置き換えても問題
ない。
【0034】図13は図10(b)の一部を拡大して詳
しく説明したもので、ウェハカセット4の有無を検出し
ているセンサ41は、導線42でスリップリング91に
接続されている。スリップリング91は環状の導体で、
絶縁体93で駆動軸13aに結合されていて一緒に回転
する。スリップリング91の外周はブラシ92が接触し
ている。ブラシ92は静止しているが、電気的にはスリ
ップリング91と導通している。
【0035】以上の説明から明らかなように、可動部側
の導体42と静止部側の導体42はスリップリング91
とブラシ92により電気的導通はとりながらも可動部分
と静止部分で完全に分離され、断線する心配がなくなっ
た。
【0036】
【発明の効果】以上述べてきた搬送装置を用いることに
よって、搬送装置のキャリアの直進運動の確実なメカニ
カルストッパが達成できるので、搬送装置が暴走しても
ダメージを受けたり与えたりすることがないので、メン
テナンスの停止時間を削減でき、また費用も削減できる
とともに安全性も向上した。
【0037】またセンサの導線が切断することがなくな
ったので、導線の取り替えが必要としなくなった分の装
置のダウンタイムがなくなり、搬送装置の稼働率が向上
した。そして回転角度の制約がなくなったのっで、搬送
時間の短縮に寄与した。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の搬送装置の俯瞰図である。
【図2】従来の搬送装置の平面図である。
【図3】従来の搬送装置の断面図である。
【図4】従来の搬送装置の制御系のブロック線図であ
る。
【図5】本発明の実施例である搬送装置の斜視図であ
る。
【図6】本発明の搬送装置の平面図である。
【図7】本発明の搬送装置の部分平面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す上平面図である。
【図10】本発明の搬送装置の説明図である。
【図11】本発明の実施例を示す断面図である。
【図12】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図13】本発明の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1a,1b…第1の腕、2a,2b…第2の腕、3…キ
ャリア、4…ウェハカセット、5…軸心、6a,6b…
軸受、7…関節機構、8…直進方向、9…回転方向、1
0…上下方向、11a,11b…第1の腕の回転方向、
12a,12b…第2の腕の回転方向、13…駆動軸、
14…歯車、15a,15b…歯車、16a,16b…
駆動モータ、17…Z軸駆動モータ、18…ボールネジ
軸、19…ボールネジナット、20a,20b…直進ガ
イド、21…カバー、31a,31b…ドライバ、32
…コントローラ、33…CPU、41…センサ、42…
導線、51a,51b…支柱、52a,52b…前スト
ッパ、53a,53b…支柱、54a,54b…後スト
ッパ、61…貫通穴、62…送信装置、63…受信装
置、64…スリップリング軸、65…スリップリングブ
ラシ、71…発振器、72…送信コイル、73…受信コ
イル、74…受信器、75…受信器、81…シャッタ、
82…バネ、83…光ファイバ、84…投光器、85…
受光器、91…スリップリング、92…ブラシ、93…
絶縁体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 勉 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 飯塚 清次 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 釜谷 弘直 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 杉山 和一 栃木県下都賀郡大平町富田709番地の2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二軸の駆動軸を同軸に配し、各々駆動軸の
    同一側の一端には軸を回転させるための駆動系を持ち、
    駆動軸の他端には軸と結合して駆動可能な一対の第1の
    腕と、第1の腕の他端には第1の腕に対して駆動軸と直
    角を成す平面で回転自在な構成からなる一対の第2の腕
    を結合させ、そして第2の腕の他端には各々第2の腕の
    開き角を同一にする機構を具備する関節と、各々関節の
    回転中心軸で支持された被搬送物を載置するキャリアを
    有し、前記キャリアを支持する関節部が駆動軸の回転中
    心軸上を通過可能な搬送装置において、一対の第1の腕
    の片方に、もしくは一対の第1の腕の両方に、第1の腕
    の回転角を制限するための構造体を設けたことを特徴と
    する搬送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の搬送装置において、第1の
    腕の回転角を制限するための構造体を一対の第1の腕に
    取り付け、第1の腕が角度を制限する構造体に接触する
    ことにより第1の腕の回転を制限する、もしくは、一方
    の第1の腕に取り付けた角度を制限する構造体と、もう
    一方の第1の腕に取り付けた角度を制限する構造体同士
    が接触して第1の腕の回転を制限することを特徴とする
    搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の搬送装置において、第1の
    腕の回転角を制限するための構造体を、第1の腕の回転
    の順方向に回転する側に設けたことまたは逆方向に回転
    する側に設けたこと、あるいは順方向に回転する側と逆
    方向に回転する側の両方に設けたことを特徴とする搬送
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の搬送装置でキャリアに被搬
    送物の有無を検出する手段を設けた搬送装置において、
    前記検出手段から制御系への信号の伝達として、搬送装
    置の可動部分と静止部分の間では導線で接続しないで信
    号を伝達する手段を設けたことを特徴とする搬送装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の搬送装置において、搬送装
    置の可動部分と静止部分の間の信号伝達方法として、光
    を用いた検出信号伝達手段を設けたことを特徴とする搬
    送装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の搬送装置において、搬送装
    置の可動部分と静止部分の間の信号伝達方法として、電
    磁波を用いた検出信号伝達手段を設けたことを特徴とす
    る搬送装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の搬送装置でキャリアに被搬
    送物の有無を検出する手段を設けた搬送装置において、
    前記検出手段から制御系への信号の伝達として、搬送装
    置の可動部分と静止部分の間では導体同士を接触させて
    滑らせることにより検出信号を伝達する手段を設けたこ
    とを特徴とする搬送装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010089186A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Denso Wave Inc ロボットのアーム回動範囲変更制御装置
KR101040421B1 (ko) 2008-11-17 2011-06-13 영남대학교 산학협력단 브레이크 바이 와이어용 페달 시스템
JP2012195335A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Ulvac Japan Ltd 回転駆動装置、搬送装置及び回転伝達機構
JP2017024152A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 東京エレクトロン株式会社 保持部の姿勢維持機構
KR102189275B1 (ko) * 2019-07-08 2020-12-09 세메스 주식회사 이송 로봇 및 이를 포함하는 이송 장치

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