JPH11156659A - ワークの芯出し機構および加工装置 - Google Patents

ワークの芯出し機構および加工装置

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JPH11156659A
JPH11156659A JP9339314A JP33931497A JPH11156659A JP H11156659 A JPH11156659 A JP H11156659A JP 9339314 A JP9339314 A JP 9339314A JP 33931497 A JP33931497 A JP 33931497A JP H11156659 A JPH11156659 A JP H11156659A
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JP
Japan
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work
centering
workpiece
reference point
base
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JP9339314A
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English (en)
Inventor
Seizo Sunaga
誠造 須永
Tadao Murano
忠雄 村野
Hiroshi Murata
啓 村田
Ikuya Fukuda
郁也 福田
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Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークを正確に芯出しすることができ、しか
もワークの寸法が代わっても取り替えずに済む芯出し機
構を提供するとともに、この芯出し機構を組み込んだ加
工装置を提供する。 【解決手段】 3本以上のガイドピン25と、同数の回
動アーム28を備えている。これら回動アーム28の基
端部は回動可能になっており、その回動軸線は、芯出し
基準点を中心とする基円上に等しい間隔で配置されてい
る。ガイドピン25は回動アーム28の先端部に固定さ
れている。アクチュエータの駆動により歯車機構を介し
て回動アーム28が回動することにより、3つのガイド
ピン25が、芯出し基準点から等しい距離を維持しなが
ら、この芯出し基準点から離れるように移動して、ワー
クのガイド穴の周縁に当たる。これにより、ワークの芯
出しがなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ホイールの
ディスク等を成形する際にワークを芯出しする機構およ
びこの芯出し機構を含む加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ホイールのディスクをコールドス
ピニング等によって絞り成形する加工装置は、特開昭5
9−223125号公報に開示されているように、公知
である。この公報の装置は、搬送コンベアで終端ステー
ジまで搬送されてきた平坦な円ワークを、この終端ステ
ージで芯出し、芯出しされたワークをフィーダ(移送機
構)で把持して加工位置まで移送し、この加工位置でコ
ールドスピニングを行い、絞り加工するようになってい
る。
【0003】上記公報の装置では、上記芯出しを上端が
テーパをなす1本のガイドピンによって行っている。詳
述すると、このガイドピンは、搬送コンベアの終端ステ
ージで下方に後退してワークの到着を待ち、ワークが到
着した時に上昇してワークの中央に形成されたガイド穴
に挿入される。このように、ガイドピンがガイド穴に嵌
まることによって、芯出しがなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような芯出し方
法では、ガイドピンとガイド穴の周縁との間に、ガイド
ピンを円滑に差し込むための一定のクリアランスが必要
であり、その分だけ、正確な芯出しができなかった。ま
た、次のような不都合もあった。詳述すると、近年、車
両用ホイールのディスクを製造する方法として、帯板を
丸めてその長手方向の端縁同士を溶接して円筒材を作
り、その後プレス絞り加工により円環中間材を製作し、
その後、コールドスピニング加工により最終絞り加工を
行う方法が開発されている。上記円環中間材のワークの
ガイド穴の径は、最終形状のディスク寸法に応じて、例
えば60mm〜200mmの広い範囲にわたって変わ
る。したがって、最終絞り加工のための位置決めを行う
場合、ワークのガイド穴が異なる度に、それに応じた径
を有するガイドピンを装備し直す必要があり、段取りに
手間取る欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ワー
クの芯出し機構において、中央に円形のガイド穴が形成
されたワークを、芯出しする装置において、少なくとも
3つのガイドピンと、これらガイドピンを、芯出し基準
点からの距離を互いに等しくした状態を維持しながら移
動させる移動手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載のワー
クの芯出し機構において、上記移動手段は、上記ガイド
ピンに対応する数の回動アームを備え、これら回動アー
ムの基端部がベースに回動可能に支持され、これら回動
アームの先端部に上記ガイドピンが設けられており、こ
れら回動アームの回動軸線が、上記芯出し基準点を中心
とする基円上に等間隔をなして配置されていることを特
徴とする。請求項3の発明は、請求項2に記載のワーク
の芯出し機構において、上記移動手段は、さらに、上記
ベースに上記芯出し基準点を中心として回動可能に支持
された主歯車と、この主歯車を回動させるアクチュエー
タと、上記ガイドピンに対応する数の副歯車とを備え、
これら副歯車が主歯車に噛み合うようにして上記ベース
に回動可能に支持され、これら副歯車に上記アームの基
端部が固定されていることを特徴とする。請求項4の発
明は、請求項1〜3のいずれかに記載のワークの芯出し
機構において、上記ガイドピンには、ワーク抜け止め用
の係止鍔部が形成されていることを特徴とする。
【0007】請求項5の発明は、ワークの加工装置にお
いて、ワークを載せて搬送する搬送機構と、この搬送機
構の終端ステージに配置された請求項1〜4のいずれか
に記載の芯出し機構と、この芯出し機構を搬送機構の終
端ステージに沿った倒伏姿勢と起立姿勢との間で移動さ
せる起伏機構と、起立姿勢の芯出し機構からワークを受
け取って加工位置へと運ぶフィーダと、加工位置でフィ
ーダから供給されたワークを加工する加工機構とを備え
たことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。本発明に係わる加工装置を説明す
る前に、図3を参照しながらワーク1について説明す
る。このワーク1は、帯板を丸めてその長手方向の端縁
同士を溶接して円筒材を作り、その後プレス絞り加工に
より得られた円環中間材である。このワーク1は、中央
にガイド穴2を有する平板部3と、この平板部3の周縁
に連なる円錐形状の傾斜部4とを有している。このワー
ク1を本実施形態の加工装置を用いて最終絞り成形する
ことにより、車両用ホイールのディスクが得られる。
【0009】次に、本実施形態の加工装置の概略構成に
ついて、図6〜図8を参照しながら説明する。この装置
は、大別して、搬送機構10と、芯出し機構20と、起
伏機構30と、フィーダ40と、加工機構50とを備え
ている。なお、フィーダ40は図8にのみ示し、加工機
構50は図7にのみ示す。
【0010】上記搬送機構10は、ローラコンベアから
なり、始端ステージ10Aと、反転ステージ10Bと、
終端ステージ10Cとを備えている。始端ステージ10
Aは略水平をなし、多数の駆動ローラ11を有してい
る。上記始端ステージ10Aの近傍には図示しないワー
ク積載部が配置されている。このワーク積載部には、ワ
ーク1が傾斜部4を上に向けて積載されている。積載さ
れたワーク1は、磁力吸着部を有する移送機構で、1枚
ずつ搬送機構10の始端ステージ10Aに運ばれる。始
端ステージ10Aに載せられたワーク1は、駆動ローラ
11の回転駆動により、反転ステージ10Bへと運ばれ
る。
【0011】上記反転ステージ10Bは、回転フレーム
12と、この回転フレーム12に回動可能に支持されて
上下に対峙するローラ群13,14とを備えている。こ
れらローラ群13,14は、待機状態において傾斜面に
沿って並んでいる。始端ステージ10Aから送られてき
たワーク1は、これらローラ群13,14に挟まれる。
この状態で回転フレーム12が180°回され、ワーク
1は傾斜部4が下を向いた状態に反転される。
【0012】上記終端ステージ10Cは、傾斜面に沿っ
て配列されたローラ15を有している。これらローラコ
ンベア15は、搬送方向と直交する方向に分けられてお
り、その間に収容空間16が構成されている。終端ステ
ージ10Cにはストッパ17が配置されている。反転ス
テージ13から送られてきたワーク1は、ローラコンベ
ア15の傾斜に沿って移動してこのストッパ17で止め
られる。この状態で、ワーク1は、収容空間16を上か
ら覆うようにして配置される。
【0013】上記芯出し機構20は、上記終端ストッパ
10Cの収容空間16に配置されている。この芯出し機
構20は、図6に想像線で示すように、第1ベース21
と、この第1ベース21に油圧シリンダ22(突没用ア
クチュエータ)を介して取り付けられた第2ベース23
と、第2ベース23に設置された移動手段24と、この
移動手段24によって移動される3本のガイドピン25
とを備えている。上記移動手段24およびガイドピン2
5について、図1〜図3を参照して詳細に説明する。移
動手段24は、上記第2ベース23に、回動可能に支持
された主歯車26と、この主歯車26に噛み合う3つの
副歯車27と、これら副歯車27に固定された3つの回
動アーム28と、主歯車26を回動させる駆動部29と
を有している。
【0014】上記主歯車26の回動軸線は、第2ベース
23上の芯出し基準点Xに位置している。3つの副歯車
27は、互いに径が等しく、主歯車26の周囲に等しい
間隔で配置されている。この副歯車27の回動軸線は、
上記芯出し基準点Xを中心とした基円上に等間隔で配置
されている。副歯車27には、互いに同形状をなす回動
アーム28の基端部が固定されており、回動アーム28
の回動軸線は副歯車27の回動軸線と一致している。こ
の回動アーム28の先端部に、上記ガイドピン25が固
定されている。上記駆動部29は、上記主歯車26と噛
み合う伝達歯車29aと、この伝達歯車29aに同軸を
なして固定された伝達歯車29bと、この伝達歯車29
bと噛み合うラック29cと、このラック29cを移動
させる油圧シリンダからなるアクチュエータ29dとを
有している。
【0015】上記芯出し機構20は、待機状態におい
て、搬送機構10の終端ステージ10Cの収容空間16
に収まっており、しかも油圧シリンダ22が縮んでいる
ため、ガイドピン25が終端ステージ10Cのローラ1
5の搬送面よりも下方に後退している。なお、この待機
状態において、芯出し機構20のガイドピン25は図1
に示すように芯出し基準点Xに最も近づいた位置にあ
り、互いに近接している。換言すれば、回動アーム28
の回動軸線と芯出し基準点Xとを結ぶ線上に、ガイドピ
ン25が位置している。
【0016】前述したようにワーク1が終端ステージ1
0Cに達し、ストッパ17で止められて収容空間16を
覆った状態では、ワーク1のガイド穴2がガイドピン2
5に対峙した位置にある。この状態で油圧シリンダ22
が伸び、第2ベース23が所定量上昇する。これによ
り、ガイドピン25がワーク1のガイド穴2に挿入され
る。3本のガイドピン25は芯出し基準点Xに最も近接
した位置にあるため、ワーク1のガイド穴2の周縁から
離れており、この上昇の過程でワーク1に当たることは
ない。
【0017】次に、駆動部29のアクチュエータ29d
を駆動し、ラック29cを移動させる。すると、伝達歯
車29a,29bを介して主歯車26が回動する。この
主歯車26の回動により、3つの副歯車27が同時に等
しい量だけ回動する。これにより、3つの回動アーム2
8が同時に同量だけ回動する。すなわち、回動アーム2
8の回動に際して、回動アーム28の回動軸線と芯出し
基準点Xとを結ぶ線と、回動アーム28の回動軸線とガ
イドピン25とを結ぶ線とのなす角度Θ(図1参照)
が、互いに等しいまま維持される。
【0018】その結果、回動アーム28の先端部に固定
された3つのガイドピン25は同時に同量だけ移動す
る。換言すれば、この移動の過程で3つのガイドピン2
5は、芯出し基準点Xから等しい距離を保ったまま、芯
出し基準点Xから離れる。やがて、図4に最も良く示す
ように、ガイドピン25はワーク1の円形をなすガイド
穴2の周縁に当たる。3つのガイドピン25が当たった
状態では、前述したように3つのガイドピン25が芯出
し基準点Xから等しい距離をなしているので、ガイド穴
2が芯出し基準点Xと同心に位置することになり、その
結果として、ワーク1の芯出しがなされる。
【0019】上記のように3つのガイドピン25を芯出
し基準点Xから等しい距離を保ちつつ移動させて、ガイ
ド穴2の周縁に当てることによって芯出しを行うため、
ガイド穴2の周縁とガイドピン25との間にクリアラン
スをとる必要がなく、高精度の芯出しを行うことができ
る。
【0020】図3には、異なるワーク1’,1”も開示
されている。ワーク1’は、前述したワーク1と同様に
して製作されたものであり、その寸法のみ異なるもので
あり、図中同番号に「’」を付けてその詳細な説明を省
略する。また、ワーク1”は、円板形状の平板部3”だ
けを有し、中央にガイド穴2”を有する。上記のよう
に、異なる径のガイド穴2’,2”を有するワーク
1’,1”を芯出しする場合にも、3本のガイドピン2
5を芯出し基準点Xに近い状態から遠ざけるようにして
移動させて、図5に示すように芯出しを行うことがで
き、芯出し機構20を取り替える必要がない。
【0021】上記ガイドピン25には、軸方向に離れた
複数例えば3つの係止鍔部25a〜25cが先端から順
に形成されている。一旦芯出しされたワーク1は、この
係止鍔部25aに係止されるため、後述するように芯出
し機構20が起立状態に移動される過程でも、抜けるの
を防止される。なお、ワーク1は、係止鍔部25a,2
5b間に配置されているので、第2ベース23方向への
移動も係止鍔部25bによって制限され、より一層安定
して保持される。
【0022】異なるワーク1’が用いられる場合は、終
端ステージ10Cでの平板部3’の高さが、ワーク1の
平板部3より低いので、この平板部3は係止鍔部25
b,25c間に位置する。そのためワーク1’は、係止
鍔部25bによって抜け止めがなされ、係止鍔部25c
によって第2ベース23方向への移動が制限される。平
板形状のワーク1”の場合には、係止鍔部25cによっ
て抜け止めがなされる。なお、ガイドピン25には1つ
の係止鍔部25aを先端部に設けるだけでもよい。異な
る寸法のワーク1,1’,1”の抜け止めをこの係止鍔
部25aだけでもできるからである。
【0023】次に、芯出し機構20を終端ステージ10
Cの収容空間16に収容された倒伏姿勢と、図6の想像
線で示す起立姿勢との間で移動させる起伏機構30につ
いて詳述する。起伏機構30は、回動シャフト31と、
この回動シャフト31に上記芯出し機構20の第1ベー
ス21を固定する取付フレーム32と、回動シャフト3
1にレバー33を介して連結された油圧シリンダ34と
を備えている。
【0024】前述したワーク1の芯出しが終了してか
ら、油圧シリンダ34を伸ばして、図6中反時計回り方
向に回動シャフト31を回動させる。これにより、芯出
し機構20は、ワーク1を芯出し状態で支持したまま、
倒伏姿勢から起立姿勢まで移動される。その結果、ワー
ク1も終端ステージ10Cの斜め前方にまで移動され、
横向きの姿勢になる。
【0025】上記加工機構50は、終端ステージ10C
の横に配置されており、ワーク1は、起立姿勢の芯出し
機構20から加工機構50の加工位置まで、図8に示す
上記フィーダ40によって移送される。フィーダ40
は、搬送機構10の搬送方向と直交する方向に延びる図
示しない水平レール上を移動可能な移動台41と、この
移動台41対して搬送機構10の搬送方向と平行に移動
可能な移動台42と、この移動台42に設けられたチャ
ック手段43とを備えている。このチャック手段43
は、移動台42に上下移動可能に設けられて上下に対峙
する一対のチャック部材44,45とを備えている。上
側チャック部材44にはワーク1を受ける受け部材46
が取り付けられている。下側チャック部材45には一対
の押さえ部材47が互いに離れて配置されている。この
押さえ部材47は油圧シリンダ48によって上下移動可
能である。
【0026】上記芯出し機構20が起立姿勢まで移動さ
れた時、待機位置にあったフィーダ40の一対のチャッ
ク部材44,45間に、ワーク1が横向きの姿勢で入り
込む。この状態で、図示しない駆動手段を駆動させて上
側チャック部材44を下方に移動させるとともに下側チ
ャック部材45を上方へ移動させるとともに、油圧シリ
ンダ48を駆動させて押さえ部材47を上方へ移動させ
る。このようにして、芯出し機構20に支持されたワー
ク1をフィーダ40がチャックする。
【0027】この後、芯出し機構20のアクチュエータ
29dを駆動して、回動アーム28を前述の芯出し工程
とは逆方向に回動させ、ガイドピン25を芯出し基準点
Xに近づける。さらに油圧シリンダ22が駆動して第2
ベース23をベース20に近づけ、ガイドピン25をワ
ーク1のガイド穴2から抜く。それから、起伏機構30
の油圧シリンダ34を駆動させて、芯出し機構20を元
の倒伏姿勢、すなわち終端ステージ10Cの収容空間に
収容された状態に戻す。ワーク1を正確に位置決めされ
た状態でチャックしたフィーダ40は、ワーク1を加工
位置まで移送する。
【0028】図7に示すように上記加工機構50は、ワ
ーク1をコールドスピニング法により最終絞り成形する
ためのものであり、ベースフレーム51に支持された主
軸52と、この主軸52の端部に固定された型53とを
備えている。主軸52は図示しない駆動機構により回転
駆動される。この型53と対峙して回転可能に支持され
た押圧部材(図示しない)が配置され、この押圧部材の
左右に成形ローラが配置されている。上記加圧機構50
の構成および作用は公知であるので詳細は省略するが、
上記押圧部材と型53でワーク1を挟持した状態で回転
させながら、成形ローラをワーク1に押し付けて絞り成
形し、型53に対応した形状にする。
【0029】本発明は上記実施形態に左右されず、種々
の形態を採用可能である。例えば、ガイドピンは4本以
上あってもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、3本以上のガイドピンを芯出し基準点から等し
い距離を保つように移動させ、ワークのガイド穴の周縁
に当てることによって芯出しを行うため、ガイド穴の周
縁とガイドピンとの間にクリアランスをとる必要がな
く、高精度の芯出しを行うことができる。また、ガイド
穴の寸法が異なっても共通の芯出し機構を用いることが
でき、ガイドピンの取り替えを必要としないので、段取
り作業を簡略化することができる。請求項2の発明によ
れば、回動アームの回動によりガイドピンの移動を行う
ため、構成を簡略化することができる。請求項3の発明
によれば、歯車機構を用いて回動アームを回動させるた
め、構成が簡単でありながら、ガイドピンを正確に移動
することができる。請求項4の発明によれば、ガイドピ
ンに形成された係止鍔部により芯出ししたワークの抜け
を禁じることができる。請求項5の発明によれば、搬送
から加工までを自動化することができる、しかも、起伏
機構を用いることにより、ワークを芯出ししたまま確実
にフィーダに受け渡すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる芯出し機構の一実施形態を示す
ものでガイドピンと回動アームを示す平面図である。
【図2】同芯出し機構における移動手段の詳細な構成を
示す平面図である。
【図3】図2においてIII方向から見た芯出し機構の側
面図である。
【図4】同芯出し機構のガイドピンによるワークの芯出
し作用を説明する平面図である。
【図5】同芯出し機構のガイドピンによる他のワークの
芯出し作用を説明する平面図である。
【図6】同芯出し機構を組み込んだ加工装置に一実施形
態を示す平面図である。
【図7】同加工装置を搬送機構の搬送方向と直交する方
向から見た側面図である。
【図8】同加工装置のフィーダを搬送機構の搬送方向と
平行な方向から見た側面図である。
【符号の説明】
1,1’,1” ワーク 2,2’,2” ガイド穴 10 搬送機構 20 芯出し機構 23 ベース 24 移動手段 25 ガイドピン 25a,25b,25c 係止鍔部 26 主歯車 27 副歯車 28 回動アーム 29d アクチュエータ 30 起伏機構 40 フィーダ 50 加工機構 X 芯出し基準点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 郁也 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に円形のガイド穴が形成されたワー
    クを、芯出しする装置において、少なくとも3つのガイ
    ドピンと、これらガイドピンを、芯出し基準点からの距
    離を互いに等しくした状態を維持しながら移動させる移
    動手段とを備えたことを特徴とするワークの芯出し機
    構。
  2. 【請求項2】 上記移動手段は、上記ガイドピンに対応
    する数の回動アームを備え、これら回動アームの基端部
    がベースに回動可能に支持され、これら回動アームの先
    端部に上記ガイドピンが設けられており、これら回動ア
    ームの回動軸線が、上記芯出し基準点を中心とする基円
    上に等間隔をなして配置されていることを特徴とする請
    求項1に記載のワークの芯出し機構。
  3. 【請求項3】 上記移動手段は、さらに、上記ベースに
    上記芯出し基準点を中心として回動可能に支持された主
    歯車と、この主歯車を回動させるアクチュエータと、上
    記ガイドピンに対応する数の副歯車とを備え、これら副
    歯車が主歯車に噛み合うようにして上記ベースに回動可
    能に支持され、これら副歯車に上記アームの基端部が固
    定されていることを特徴とする請求項2に記載のワーク
    の芯出し機構。
  4. 【請求項4】 上記ガイドピンには、ワーク抜け止め用
    の係止鍔部が形成されていることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載のワークの芯出し機構。
  5. 【請求項5】 ワークを載せて搬送する搬送機構と、こ
    の搬送機構の終端ステージに配置された請求項1〜4の
    いずれかに記載の芯出し機構と、この芯出し機構を搬送
    機構の終端ステージに沿った倒伏姿勢と起立姿勢との間
    で移動させる起伏機構と、起立姿勢の芯出し機構からワ
    ークを受け取って加工位置へと運ぶフィーダと、加工位
    置でフィーダから供給されたワークを加工する加工機構
    とを備えたことを特徴とするワークの加工装置。
JP9339314A 1997-11-25 1997-11-25 ワークの芯出し機構および加工装置 Pending JPH11156659A (ja)

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