JPH11156637A - 製品の成形方法 - Google Patents

製品の成形方法

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JPH11156637A
JPH11156637A JP34409897A JP34409897A JPH11156637A JP H11156637 A JPH11156637 A JP H11156637A JP 34409897 A JP34409897 A JP 34409897A JP 34409897 A JP34409897 A JP 34409897A JP H11156637 A JPH11156637 A JP H11156637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaving
scrap
generated
molding
shavings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34409897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatoshi Nakane
久年 中根
Kazuji Takahashi
和司 高橋
Kenichi Sato
謙一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP34409897A priority Critical patent/JPH11156637A/ja
Publication of JPH11156637A publication Critical patent/JPH11156637A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェービング成形時に生じる削りかすの型内
散乱を防止して、製品疵の発生や型破損を回避するとと
もに、生産性の向上を実現する。 【解決手段】 ラチェットポール1本体からスクラップ
12を切り離すことなくプレス成形した後に、シェービ
ング成形の第1工程で生じた削りかす14をスクラップ
12上に堆積付着させる。続くシェービング成形の第2
工程において、第1工程で生じた削りかす14上に第2
工程で生じた削りかすを堆積させるとともに、スクラッ
プ12をラチェットポール1本体から切り離す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製品の成形方法に関
し、特にシェービング成形時に生じる削りかすの型内へ
の散乱を防止した成形方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すようなシートリクライナのラ
チェットポール1を製造する場合、その歯形部11の成
形は以下のように行っている。すなわち、プレスの抜き
成形によってラチェットポール1の全体成形を行うとと
もに、その歯形部11に歯底の浅い歯形13A(図8の
鎖線)を予備成形する。これを図9で説明すると、図略
の上型に取り付けられたダイ刃4が矢印のように下降す
る過程で歯形部11を削って歯形13Aを成形するとと
もに、ダイ刃4の下端がポンチ2の上端よりも下方へ進
出してスクラップ12がラチェットポール1本体から切
り離される。なお、図9において、3は逆押え、5はス
クラップ押えである。
【0003】歯形13Aの予備成形に続いて例えば二工
程のシェービング成形を行う。すなわち、第1工程で
は、図10に示すようにシェービング上刃6の下降によ
って上記歯形13Aを0.3mm程度削り込み、図8の
破線で示す歯形13Bを成形する。その後さらに、第2
工程において、図11に示すようにシェービング上刃6
の下降によって上記歯形13Aを0.1mm程度削り込
み、図8の実線で示すような完成歯形13Cとする。な
お、図10、図11において、7はシェービング下刃で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
成形方法において、シェービング成形の各工程で、歯形
を削り込むのに伴い図10、図11に示すように削りか
す14,15が生じる。これら削りかす14,15はシ
ェービング上刃6の下面やシェービング下刃7の側面に
付着して、いわゆる「かす上がり」を生じるため、エア
ブロー等で吹き落とす等の対策を採っている。しかし、
細かい削りかすまで完全に排出することは困難で、一部
が型内に散乱し、製品疵や型破損の原因になる。そこ
で、頻繁に型清掃をする必要があるが、これにより生産
性が低下するという問題があった。
【0005】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、シェービング成形時に生じる削りかすの型内
散乱を防止して、製品疵の発生や型破損を回避するとと
もに、生産性の向上を実現した製品の成形方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、製品(1)本体からスクラップ(1
2)を切り離すことなくプレス成形した後に、少なくと
も一工程のシェービング成形において、最終工程を除く
各工程で生じた削りかす(14,15)を上記スクラッ
プ(12)上に堆積付着させるとともに、最終工程で上
記スクラップ(12)を製品(1)本体から切り離す。
【0007】本発明においては、シェービングの各工程
で生じた削りかすは製品本体に連続するスクラップ上に
堆積付着させられるとともに、シェービングの最終工程
において、付着した削りかすがスクラップと共に製品本
体から切り離される。したがって、シェービング成形時
の削りかすが型内に散乱することはなく、製品疵の発生
や型破損が回避される。また、頻繁な型清掃が不要とな
るから生産性も向上する。
【0008】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には本発明の成形方法によっ
てプレス成形された製品たるラチェットポール1の歯形
部11の斜視図を示す。図に示すように、歯形部11に
は歯底の浅い歯形13A(図8参照)が予備成形される
とともに、スクラップ12は切り離されることなくラチ
ェットポール1本体に連続している。この時の歯形13
Aの断面を図4に示す。これは、下降するダイ刃4の下
端を、ポンチ2の上端近傍であってスクラップ12を切
り離す位置よりも上方で止めることにより行われる。
【0010】続いて二工程のシェービング成形が行なわ
れる。その第1工程終了後の歯形部11の斜視図を図2
に示す。図より明らかなように、予備成形された上記歯
形13Aはシェービングによって歯底が削り込まれて歯
形13B(図8参照)になるとともに、シェービング成
形時に生じた削りかす14がスクラップ12上に堆積さ
せられる。この時の歯形13Bの断面を図5に示し、こ
れは、下降するシェービング上刃6の下端をシェービン
グ下刃7の上端よりも上方で止めることにより行われ
る。
【0011】上記第1工程に続いてシェービング成形の
第2工程が行われる。この第2工程終了後の歯形部11
の斜視図を図3に示す。第2工程では、図より明らかな
ように、第1工程で成形された歯形13Bの歯底が削り
込まれて完成歯形13C(図8参照)が成形されるとと
もに、第1工程で生じた削りかす14の上に本第2工程
で生じた削りかす15が堆積される。そして、これら削
りかす14,15が堆積し付着したスクラップ12がラ
チェットポール1本体から切り離される。この時の歯形
13Cの断面を図6に示す。
【0012】すなわち、第2工程では、シェービング上
刃6を下降させて歯形13Cを成形するとともに、この
時生じた削りかす15を削りかす14上に堆積させ、こ
の状態でシェービング上刃6の下端をシェービング下刃
7の上端よりも下方へ進出させてスクラップ12をラチ
ェットポール1本体から切り離す。これにより、第1工
程と第2工程で生じた削りかす14,15はスクラップ
12上に堆積し付着した状態でスクラップ12と共にラ
チェットポール1本体から切り離され、型内に散乱する
ことなく排出される。
【0013】このように、本実施形態の成形方法によれ
ば、シェービングの第1工程で生じた削りかす14がラ
チェットポール1本体に連続するスクラップ12上に堆
積付着させられるとともに、シェービングの最終工程た
る第2工程で生じた削りかす15が第1工程で生じた削
りかす14上に堆積させられてスクラップ12と共にラ
チェットポール1本体から切り離される。したがって、
シェービング成形時に生じる削りかすが型内に散乱する
ことはなく、製品疵や型破損が回避されるとともに、頻
繁な型清掃が不要となるから生産性も向上する。
【0014】上記実施形態ではシェービング成形が二工
程の場合を説明したが、一工程、あるいは三工程以上の
複数工程であっても良い。シェービング成形が一工程の
場合には、プレス成形直後のシェービング成形におい
て、同時にスクラップを製品本体から切り離す。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明の製品の成形方法
によれば、シェービング成形時に生じる削りかすの型内
散乱が効果的に防止されるから、製品疵の発生や型破損
が回避されるとともに、頻繁な型清掃が不要となって生
産性の向上が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法による成形過程のラッチポール歯形
部の斜視図である。
【図2】本発明方法による成形過程のラッチポール歯形
部の斜視図である。
【図3】本発明方法による成形過程のラッチポール歯形
部の斜視図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】図2のV −V 線に沿った断面図である。
【図6】図3のVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】ラッチポールの全体平面図である。
【図8】図7のA部拡大平面図である。
【図9】従来方法による成形過程の金型の要部断面図で
ある。
【図10】従来方法による成形過程の金型の要部断面図
である。
【図11】従来方法による成形過程の金型の要部断面図
である。
【符号の説明】
1…ラチェットポール、11…歯形部、12…スクラッ
プ、13A,13B,13C…歯形、14,15…削り
かす、2…ポンチ、4…ダイ刃、6…シェービング上
刃、7…シェービング下刃。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品本体からスクラップを切り離すこと
    なくプレス成形した後に、少なくとも一工程のシェービ
    ング成形において、最終工程を除く各工程で生じた削り
    かすを前記スクラップ上に堆積付着させるとともに、最
    終工程で前記スクラップを製品本体から切り離すことを
    特徴とする製品の成形方法。
JP34409897A 1997-11-29 1997-11-29 製品の成形方法 Pending JPH11156637A (ja)

Priority Applications (1)

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JP34409897A JPH11156637A (ja) 1997-11-29 1997-11-29 製品の成形方法

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ID=18366637

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109513817A (zh) * 2018-12-19 2019-03-26 浙江罗尔科精密工业有限公司 一种车座椅止动爪加工工艺
JP2020526399A (ja) * 2017-07-13 2020-08-31 グリーソン − プァウター マシネンファブリク ゲーエムベーハー 歯切りされたワークピースを創成するための方法、並びにそのために好適な制御プログラム、ツール及び歯切り盤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020526399A (ja) * 2017-07-13 2020-08-31 グリーソン − プァウター マシネンファブリク ゲーエムベーハー 歯切りされたワークピースを創成するための方法、並びにそのために好適な制御プログラム、ツール及び歯切り盤
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