JPH11156574A - レーザ溶接方法およびその装置 - Google Patents

レーザ溶接方法およびその装置

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JPH11156574A
JPH11156574A JP9348522A JP34852297A JPH11156574A JP H11156574 A JPH11156574 A JP H11156574A JP 9348522 A JP9348522 A JP 9348522A JP 34852297 A JP34852297 A JP 34852297A JP H11156574 A JPH11156574 A JP H11156574A
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JP
Japan
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welding
laser
clamp
robot
laser welding
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JP9348522A
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Inventor
Kyoji Izumi
恭二 泉
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロボットの先端部に設けられたクランプ手段を
溶接位置に移動させてワークをクランプし、次に斯るク
ランプ状態下にてクランプ手段に移動可能に支持させた
レーザ加工ヘッドをロボットの移動により所定長さ移動
させてレーザ溶接することで、ワークの間隔をなくして
レーザ溶接ができ、溶接品質を保証することができるの
は勿論、所定長さの溶接を他の駆動手段なしで行なうこ
とができるレーザ溶接装置の提供を目的とする。 【解決手段】ワーク4に所定の溶接長をもってレーザ溶
接するレーザ溶接方法であって、ロボット1の先端部2
に設けられたクランプ手段5を溶接位置に移動させてワ
ーク4をクランプし、次いで、上記クランプ状態下にて
上記クランプ手段5に移動可能に支持させたレーザ加工
ヘッド23をロボット1の移動により所定長さ移動させ
てレーザ溶接することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両のボ
ディを構成するプレス部品その他のワークに所定の溶接
長をもってレーザ溶接するようなレーザ溶接方法および
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のワークに所定の溶接長を
もってレーザ溶接するレーザ溶接装置としては、例えば
特開平8−132261号公報に記載の装置がある。す
なわち、図6に示すようにロボットアーム61の先端に
ホルダ62を取付け、このホルダ62に固定された加圧
機構63、シャフト64、プッシャ65で被加工物とし
てのパネル66,67をホルダ62とで加圧挟持して、
上述のプッシャ65に駆動機構68および取付ユニット
69を介して取付けられたレーザ加工ヘッド70を設
け、このレーザ加工ヘッド70によりパネル66,67
をレーザ溶接加工すると共に、駆動機構68により取付
ユニット69およびレーザ加工ヘッド70を所定量移動
して、パネル66,67に所定の溶接長をもってレーザ
溶接する装置である。なお、図6において71は光ファ
イバケーブル、72はアシストガスホース、73はワー
ク受け具である。
【0003】この従来装置によればホルダ62とプッシ
ャ65との加圧挟持力によりパネル66,67の間隙を
なくしてレーザ溶接することができて、良好な溶接品質
の確保ができる利点がある反面、上述の駆動機構68を
別途設ける必要がある関係上、装置構造が複雑化する問
題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、ロボットの先端部に設けられたクランプ手段
を溶接位置に移動させてワークをクランプし、次に斯る
クランプ状態下にてクランプ手段に移動可能に支持させ
たレーザ加工ヘッドをロボットの移動により所定長さ移
動させてレーザ溶接することで、ワークの間隔をなくし
てレーザ溶接ができ、溶接品質を保証することができる
のは勿論、所定長さの溶接を他の駆動手段なしで行なう
ことができるレーザ溶接装置の提供を目的とする。
【0005】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、溶接方向の切欠を有
するクランプ金を、上述のクランプ手段に備えること
で、このクランプ金によりワークの所定溶接長(所定範
囲)をクランプし、所定長さの溶接を確実に行なうこと
ができるレーザ溶接装置の提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の目的と併せて、上述のクランプ手段
がクランプ金を常時ワーク押圧方向に押圧する押圧手段
を備えることで、この押圧手段により常時適正なクラン
プ力を確保することができるレーザ溶接装置の提供を目
的とする。
【0007】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項3または4記載の発明の目的と併せて、上述のクラ
ンプ金にガイド手段を介してレーザ加工ヘッドを溶接方
向に移動可能に支持することで、ロボットの移動により
レーザ加工ヘッドをガイド手段に沿って円滑に移動させ
ることができるレーザ溶接装置の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項2,3,4または5記載の発明の目的と併せて、ロ
ボットの先端部にクランプ手段を溶接方向に相対移動可
能に支持し、レーザ加工ヘッドの支持手段には該支持手
段を常時反溶接方向に付勢する付勢手段を設けること
で、ロボットの持上げ動作時に付勢手段の付勢力によっ
て支持手段およびレーザ加工ヘッドを元位置にリセット
(復動)させることができるレーザ溶接装置の提供を目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、ワークに所定の溶接長をもってレーザ溶接す
るレーザ溶接方法であって、ロボットの先端部に設けら
れたクランプ手段を溶接位置に移動させてワークをクラ
ンプし、次いで、上記クランプ状態下にて上記クランプ
手段に移動可能に支持させたレーザ加工ヘッドをロボッ
トの移動により所定長さ移動させてレーザ溶接するレー
ザ溶接方法であることを特徴とする。
【0010】この発明の請求項2記載の発明は、ワーク
に所定の溶接長をもって溶接するレーザ溶接装置であっ
て、ロボットの先端部に設けられワークをクランプする
クランプ手段と、上記クランプ手段に対して移動可能に
支持されると共に、ロボットの移動により所定長さ移動
するレーザ加工ヘッドとを備えたレーザ溶接装置である
ことを特徴とする。
【0011】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記クランプ手段は
クランプ金を備え、該クランプ金には溶接方向の切欠が
形成されたレーザ溶接装置であることを特徴とする。
【0012】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項3記載の発明の構成と併せて、上記クランプ手段は
上記クランプ金を常時ワーク押圧方向に押圧する押圧手
段を備えたレーザ溶接装置であることを特徴とする。
【0013】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項3または4記載の発明の構成と併せて、上記クラン
プ金にはガイド手段を介してレーザ加工ヘッドが溶接方
向に移動可能に支持されたレーザ溶接装置であることを
特徴とする。
【0014】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項2,3,4または5記載の発明の構成と併せて、上
記ロボットの先端部には溶接方向に相対移動可能となる
ようにクランプ手段本体が支持され、ロボットの移動に
より所定長さ移動するレーザ加工ヘッドの支持手段には
該支持手段を常時反溶接方向に付勢する付勢手段が設け
られたレーザ溶接装置であることを特徴とする。
【0015】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、まずロボットの先端部に設けられたクランプ
手段を溶接位置に移動させ、このクランプ手段でワーク
をクランプし、次に該クランプ状態下にてレーザ加工ヘ
ッドをロボットの移動により所定長さ移動させ、ワーク
に所定の溶接長をもってレーザ溶接する。このように上
述のクランプ手段によりワークをクランプするので、ワ
ークの間隔をなくしてレーザ溶接することができて、溶
接品質を保証することができる効果がある。しかも、ク
ランプ手段に対して移動可能に支持させたレーザ加工ヘ
ッドをロボットの移動により所定長さに移動させてレー
ザ溶接するので、所定長さの溶接を他の駆動手段を何等
必要とすることなく実行でき、溶接装置構成の簡略化を
図ることができる効果がある。
【0016】この発明の請求項2記載の発明によれば、
ロボットの先端部に設けられたクランプ手段はワークを
クランプし、このクランプ手段に対して移動可能に支持
されたレーザ加工ヘッドはロボットの移動により所定長
さ移動して、クランプ状態下のワークに所定の溶接長に
てレーザ溶接を行なう。この結果、ワークの間隔をなく
してレーザ溶接することができ、溶接品質を保証するこ
とができるのは勿論、ロボットの駆動力でレーザ加工ヘ
ッドを移動させるので、所定長さの溶接を他の駆動手段
なしで実行することができる効果があり、装置構造の簡
素化を達成することができる効果がある。
【0017】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、上述のクラン
プ手段に設けられたクランプ金には溶接方向の切欠が形
成されているので、この切欠を利用してワークにレーザ
ビームを照射することができるのは勿論、上述のクラン
プ金によりワークの所定溶接長(所定範囲)をクランプ
するので、所定長さの溶接を確実に行なうことができる
効果がある。
【0018】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項3記載の発明の効果と併せて、上述のクラン
プ手段はクランプ金を常時ワーク押圧方向に押圧する押
圧手段を備えているので、この押圧手段により常時適正
なクランプ力を確保することができる効果がある。
【0019】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項3または4記載の発明の効果と併せて、上述
のクランプ金にはガイド手段を介してレーザ加工ヘッド
を溶接方向に移動可能に支持させたので、ロボットの移
動によりレーザ加工ヘッドをガイド手段に沿って円滑に
移動させることができる効果がある。
【0020】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項2,3,4または5記載の発明の効果と併せ
て、ロボットの移動により所定長さ移動するレーザ加工
ヘッドの支持手段には該支持手段を常時反溶接方向に付
勢する付勢手段を設けたので、ロボットの持上げ動作時
に該付勢手段の付勢力により支持手段およびレーザ加工
ヘッドを元位置にリセット(複動)させることができる
効果がある。
【0021】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はレーザ溶接方法およびその装置を示す
が、まず図1、図2、図3を参照してレーザ溶接装置の
構成について説明する。
【0022】ロボット(図示せず)により駆動されるロ
ボットアーム1を設け、このロボットアーム1の先端部
2には受け治具3との間でワーク4(例えば複数枚のパ
ネル等の被溶接部材から成るワーク)をクランプするク
ランプ手段としてのクランプ機構5(いわゆる加圧ユニ
ット)を設けている。
【0023】このクランプ機構5は凹状のブラケット6
と、この凹状のブラケット6の下面中央部に固定された
コ字状のブラケット7と、このコ字状のブラケット7に
おける上下の水平片7a,7b相互間に張架された押圧
手段としての両ロッド型のクランプシリンダ8と、この
クランプシリンダ8のシリンダチューブ側面に固定され
てレーザビームLBの集光部と対応する下方向に延びる
クランプ金9(いわゆる加圧ブロック)とを備え、上述
の各ブラケット6,7によりクランプ手段本体を構成し
ている。
【0024】ここで、上述の凹状のブラケット6におけ
る両側の立上り片6a,6b間には2本のガイドロッド
10,11を水平かつ平行に離間張架している。また上
述のクランプシリンダ8は上下双方へ突出するピストン
ロッド12を有し、ロボットアーム1による押圧力が過
大な場合にはこのピストンロッド12に対してクランプ
シリンダ8の角形のシリンダチューブが上動フローティ
ングする一方、このシリンダチューブ前部において前述
のクランプ金9には溶接方向(図2の矢印a方向)に延
びるガイドレール13を固定している。
【0025】さらに上述のクランプ金9は図4にも示す
ようにその下端部にワーク4を押圧保持するクランプ部
9aを有し、このクランプ部9aには溶接方向に沿って
切欠14が形成されている。この切欠14は後述するレ
ーザ加工ヘッドから照射されるレーザビームLBの集光
角θに対応するように形成されている。一方、上述のロ
ボットアーム1の先端部2に直接取付けられる取付座1
5を設け、この取付座15の下面中央には2つのロッド
挿通孔16,17を備えたシフトブロック18が固定さ
れている。
【0026】このシフトブロック18には水平方向に延
びるサブブラケット19(連結ブラケット)を介して上
下方向に延びるメインブラケット20(連結ブラケッ
ト)を取付け、このメインブラケット20の一側面には
スライダ21を固定し、これら各要素15〜21でレー
ザ加工ヘッド23を支持する支持ユニット22が構成さ
れている。
【0027】ここで、上述のシフトブロック18はクラ
ンプ機構5における2本のガイドロッド10,11に対
して溶接方向および反溶接方向に摺動可能に配設され、
このシフトブロック18の一側面(図2の右側の面)と
立上り片6bとの間における各ガイドロッド10,11
には支持ユニット22を常時反溶接方向へ付勢する付勢
手段としてのコイルスプリング24,24を設けてい
る。
【0028】ところで、上述のレーザ加工ヘッド23に
おけるクランプ機構5側のガイドレール13と対向する
面にはスライダ25を固定する一方、支持ユニット22
側のスライダ21と対向する面にはガイドレール26を
固定し、上述のスライダ25をガイドレール13に対し
て溶接方向および反溶接方向に摺動可能に装着し、この
レーザ加工ヘッド23がロボットアーム1の移動時に支
持ユニット22と一体的に溶接方向へ移動されるように
構成し、また上述のガイドレール26をスライダ21に
対して上下フローティング可能に配置している。なお、
上述のスライダ25とガイドレール13との両者による
図示横方向の摺動構成、並びに上述のガイドレール26
とスライダ21との両者による図示上下方向の摺動構成
は、具体的にはリニアガイドにて構成される。
【0029】要するに上述のレーザ溶接装置は、ロボッ
トアーム1の先端部2にはロボットにより溶接位置に移
動されるクランプ機構5が設けられ、このクランプ機構
5にはロボットの押圧力の如何にかかわらずクランプ金
9を適正圧力にてワーク押圧方向に押圧する押圧手段と
してのクランプシリンダ8が設けられ、しかもクランプ
機構5に対して相対移動可能で、かつロボットアーム1
の移動により溶接方向(図2の矢印a方向)に移動する
支持ユニット22およびレーザ加工ヘッド23が設けら
れると共に、ロボットアーム1の持上げ動作時に支持ユ
ニット22を介してレーザ加工ヘッド23を元位置に復
動させる付勢手段としてのコイルスプリング24が設け
られたものである。換言すれば上述の各ブラケット6,
7から成るクランプ手段本体はロボットアーム1の先端
部2に対して溶接方向、反溶接方向に相対移動可能とな
るように支持されたものである。
【0030】このように構成したレーザ溶接装置を用い
て、ワーク4をレーザす溶接する方法について、以下に
説明する。まず、ロボットアーム1の動作によりクラン
プ機構5、支持ユニット22、レーザ加工ヘッド23を
一体的に溶接位置に移動させると共に、クランプ金9先
端のクランプ部9aをワーク4の溶接施工部に押付け、
ワーク4を受け治具3とクランプ部9aとの間で挟持す
る(図1、図2参照)。
【0031】この場合、ロボットアーム1の押圧力が過
大な場合にはクランプシリンダ8のシリンダチューブは
そのピストンロッドに対して上動フローディングするの
で、このクランプシリンダ8により常時適正なワーク押
圧力を確保することができると共に、クランプ機構5は
ロボットアーム1の押圧力と各要素9a,4間の摩擦力
とにより位置固定される。
【0032】次に上述のクランプ金9によるワーク4の
クランプ状態を維持した条件下においてレーザビームL
Bを発振させながら、ロボットアーム1を図2の矢印a
方向(溶接方向)へ移動させると、クランプ機構5はそ
の位置固定が確保されているので、支持ユニット22お
よびレーザ加工ヘッド23がロボットアーム1の動きに
追従して溶接進行方向に移動し、レーザビームLBにて
ワーク4に所定の溶接長をもってレーザ溶接することが
できる。
【0033】つまり、上述のロボットアーム1の溶接方
向への移動時には、シフトブロック18はコイルスプリ
ング24のバネ力に抗しながら2本のガイドロッド1
0,11に沿って移動し、このシフトブロック18に各
要素19,20,21,26を介して設けられたレーザ
加工ヘッド23はそのスライダ25がガイドレール13
に沿って移動するので、図2の状態から図5に示す状態
となり、レーザ加工ヘッド23をロボットアーム1の移
動により所定長さ(例えば約20〜30mm)溶接方向へ
移動させてレーザ溶接することができる。
【0034】レーザ溶接の完了時にはレーザビームLB
の発振を停止すると共に、ロボットアーム1を介してレ
ーザ溶接装置の全体をワーク4から離反させると、圧縮
されたコイルスプリング24(図5参照)の復元力によ
り、支持ユニット22およびレーザ加工ヘッド23は元
位置(図2に示すノーマル位置参照)にリセット(復
動)される。
【0035】以上要するに上記実施例のレーザ溶接方法
によれば、まずロボット(ロボットアーム1参照)の先
端部2に設けられたクランプ手段(クランプ機構5参
照)を溶接位置に移動させ、このクランプ手段(クラン
プ機構5参照)でワーク4をクランプし、次に該クラン
プ状態下にてレーザ加工ヘッド23をロボット(ロボッ
トアーム1参照)の移動により所定長さ移動させ、ワー
ク4に所定の溶接長をもってレーザ溶接する。このよう
に上述のクランプ手段(クランプ機構5参照)によりワ
ーク4をクランプするので、ワーク4の間隔をなくして
レーザ溶接することができて、溶接品質を保証すること
ができる効果がある。
【0036】しかも、クランプ手段(クランプ機構5参
照)に対して移動可能に支持させたレーザ加工ヘッド2
3をロボット(ロボットアーム1参照)の移動により所
定長さに移動させてレーザ溶接するので、所定長さの溶
接を他の駆動手段を何等必要とすることなく実行でき、
溶接装置構成の簡略化を図ることができる効果がある。
【0037】一方、上記実施例のレーザ溶接装置によれ
ば、ロボット(ロボットアーム1参照)の先端部2に設
けられたクランプ手段(クランプ機構5参照)はワーク
4をクランプし、このクランプ手段(クランプ機構5参
照)に対して移動可能に支持されたレーザ加工ヘッド2
3はロボット(ロボットアーム1参照)の移動により所
定長さ移動して、クランプ状態下のワーク4に所定の溶
接長にてレーザ溶接を行なう。
【0038】この結果、ワーク4の間隔をなくしてレー
ザ溶接することができ、溶接品質を保証することができ
るのは勿論、ロボット(ロボットアーム1参照)の駆動
力でレーザ加工ヘッド23を移動させるので、所定長さ
の溶接を他の駆動手段なしで実行することができる効果
があり、装置構造の簡素化を達成することができる効果
がある。
【0039】また、上述のクランプ手段(クランプ機構
5参照)に設けられたクランプ金9には溶接方向の切欠
14が形成されているので、この切欠14を利用してワ
ーク4にレーザビームLBを照射することができるのは
勿論上述のクランプ金9によりワーク4の所定溶接長
(所定範囲)をクランプするので、所定長さの溶接を確
実に行なうことができる効果がある。
【0040】さらに、上述のクランプ手段(クランプ機
構5参照)はクランプ金9を常時ワーク4押圧方向に押
圧する押圧手段(クランプシリンダ8参照)を備えてい
るので、この押圧手段(クランプシリンダ8参照)によ
り常時適正なクランプ力を確保することができる効果が
ある。
【0041】加えて、上述のクランプ金9にはガイド手
段(ガイドレール13、スライダ25参照)を介してレ
ーザ加工ヘッド23を溶接方向に移動可能に支持させた
ので、ロボット(ロボットアーム1参照)の移動により
レーザ加工ヘッド23をガイド手段(ガイドレール1
3、スライダ25参照)に沿って円滑に移動させること
ができる効果がある。
【0042】さらに、ロボット(ロボットアーム1参
照)の移動により所定長さ移動するレーザ加工ヘッド2
3の支持手段(支持ユニット22参照)には該支持手段
(支持ユニット22参照)を常時反溶接方向に付勢する
付勢手段(コイルスプリング24参照)を設けたので、
ロボット(ロボットアーム1参照)の持上げ動作時に該
付勢手段(コイルスプリング24参照)の付勢力により
支持手段(支持ユニット22参照)およびレーザ加工ヘ
ッド23を元位置(図2参照)にリセット(複動)させ
ることができる効果がある。
【0043】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のロボットは、実施例のロボットア
ーム1に対応し、以下同様に、クランプ手段は、クラン
プ機構5に対応し、押圧手段は、クランプシリンダ8に
対応し、ガイド手段は、ガイドレール13、スライダ2
5に対応し、クランプ手段本体は、各ブラケット6,7
に対応し、支持手段は、支持ユニット22に対応し、付
勢手段は、コイルスプリング24に対応するも、この発
明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【0044】上述のスプリングシリンダ8としてはエア
シリンダや油圧シリンダ等の流体シリンダを用いること
ができ、レーザとしてはYAGレーザやCO2 レーザを
用いることができる。また2本の丸棒状ガイドロッド1
0,11に代えて断面角形の一本のガイドロッドを用い
てもよく、さらに各要素13,25、21,26による
リニアガイド代えて摺動可能な凹凸嵌合タイプのガイド
手段やLMガイド等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のレーザ溶接方法に用いるレーザ溶接
装置の側面図。
【図2】 図1の右側面図。
【図3】 要部の分解斜視図。
【図4】 クランプ金の要部拡大斜視図。
【図5】 ロボットによるレーザ加工ヘッド移動時の説
明図。
【図6】 従来のレーザ溶接装置を示す側面図。
【符号の説明】
1…ロボットアーム(ロボット) 2…先端部 4…ワーク 5…クランプ機構(クランプ手段) 6,7…ブラケット(クランプ手段本体) 8…クランプシリンダ(押圧手段) 9…クランプ金 13…ガイドレール(ガイド手段) 14…切欠 22…支持ユニット(支持手段) 23…レーザ加工ヘッド 24…コイルスプリング(付勢手段) 25…スライダ(ガイド手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークに所定の溶接長をもってレーザ溶接
    するレーザ溶接方法であって、ロボットの先端部に設け
    られたクランプ手段を溶接位置に移動させてワークをク
    ランプし、次いで、上記クランプ状態下にて上記クラン
    プ手段に移動可能に支持させたレーザ加工ヘッドをロボ
    ットの移動により所定長さ移動させてレーザ溶接するレ
    ーザ溶接方法。
  2. 【請求項2】ワークに所定の溶接長をもって溶接するレ
    ーザ溶接装置であって、ロボットの先端部に設けられワ
    ークをクランプするクランプ手段と、上記クランプ手段
    に対して移動可能に支持されると共に、ロボットの移動
    により所定長さ移動するレーザ加工ヘッドとを備えたレ
    ーザ溶接装置。
  3. 【請求項3】上記クランプ手段はクランプ金を備え、該
    クランプ金には溶接方向の切欠が形成された請求項2記
    載のレーザ溶接装置。
  4. 【請求項4】上記クランプ手段は上記クランプ金を常時
    ワーク押圧方向に押圧する押圧手段を備えた請求項3記
    載のレーザ溶接装置。
  5. 【請求項5】上記クランプ金にはガイド手段を介してレ
    ーザ加工ヘッドが溶接方向に移動可能に支持された請求
    項3または4記載のレーザ溶接装置。
  6. 【請求項6】上記ロボットの先端部には溶接方向に相対
    移動可能となるようにクランプ手段本体が支持され、ロ
    ボットの移動により所定長さ移動するレーザ加工ヘッド
    の支持手段には該支持手段を常時反溶接方向に付勢する
    付勢手段が設けられた請求項2,3,4または5記載の
    レーザ溶接装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT411885B (de) * 2002-07-24 2004-07-26 Tms Produktionssysteme Gmbh Spann- und schweissvorrichtung und verfahren zum schweissen von blechen
US8485606B2 (en) 2004-10-08 2013-07-16 Johnson Controls Gmbh Laser welded seat structure
JP2015057290A (ja) * 2013-08-14 2015-03-26 富士電機株式会社 レーザ溶接機とそれを用いたレーザ溶接方法
KR102089785B1 (ko) * 2019-07-11 2020-03-17 엠디티 주식회사 레이저 용접 장치 및 방법

Cited By (4)

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