JPH11156446A - パイプ類の三次元曲げ方法 - Google Patents

パイプ類の三次元曲げ方法

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JPH11156446A
JPH11156446A JP34220597A JP34220597A JPH11156446A JP H11156446 A JPH11156446 A JP H11156446A JP 34220597 A JP34220597 A JP 34220597A JP 34220597 A JP34220597 A JP 34220597A JP H11156446 A JPH11156446 A JP H11156446A
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pipes
arm
pipe
bent
axis
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JP34220597A
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Haruhisa Yamada
晴久 山田
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YARISUTE KK
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】横方向と同時に縦方向へも湾曲した三次元曲げ
パイプ類を、寸法精度良くかつ同じ寸法・形状のものを
量産可能とする三次元曲げパイプ類の形成方法を提供す
る。 【解決手段】パイプ類1の先端部分を縦軸2または横軸
を中心に旋回するアーム4の先端部5で抱持して、該パ
イプ類1を前方へ送ることにより、その前進する分量だ
けアーム4を上記縦軸2または横軸を中心に旋回させ
て、パイプ類1にアーム4の長さを半径として、横また
は縦方向へ所望の一定半径で湾曲させ、その際同時に、
上記アーム支持部8の位置を縦または横方向へ移動させ
て、上記パイプ類1を縦または横方向へも所望の曲率半
径で湾曲させるようにして、三次元曲げパイプ1を形成
するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば金属製のパ
イプ・棒材等のパイプ類(本件でパイプ類とは丸棒の如
き棒材をも含むものとする)を、横方向と同時に縦方向
(または縦方向と同時に横方向、以下同じ)へも湾曲さ
せた三次元曲げパイプ類を形成する方法に関するもので
あり、パイプ類を高精度でかつ効率的に三次元曲げを可
能とすることを特徴としている。
【0002】
【従来の技術】三次元曲げパイプ類、即ち横方向と同時
に縦方向へも湾曲した形状のパイプ類(例えば図1・図
2参照)は、例えば螺旋状階段の手摺、階段昇降機のレ
ール、あるいは各種のディスプレー等の分野で用途があ
る。
【0003】それに使用する三次元曲げパイプ類を形成
する方法として従来は、図11及び図12で示す手段が
用いられている。これは、パイプ類1が回転するローラ
間を通過する際に湾曲させるもので、水平面上に間隔を
おいて設けた2本のローラ30上を通過する際に、該2
本のローラ30間の上方に設けた加圧ローラ31で押下
して、該パイプ類1を一定の半径で上方へ湾曲させなが
ら、同時に該パイプ類1を、前進側の側方に設けた別の
加圧ローラ32で側方へ加圧して、横方向へも一定の半
径で湾曲させている。これにより、縦方向と同時に横方
向へも湾曲した三次元曲げパイプが形成されていく。
【0004】また図示は省略するが、パイプ類を横方向
へ湾曲させながら同時に縦方向へも湾曲させたパイプ類
を形成するには、上記各ローラ30,31,32を90
度回転した位置に設けたものを用いればよい。
【0005】なお、ここでいう三次元曲げパイプ類は、
ある箇所が横方向へ湾曲すると共に別の箇所が縦方向へ
湾曲した立体曲げパイプ類と異なる。即ち、立体曲げパ
イプ類は、まずある箇所を横(または縦)方向へ湾曲さ
せた後に、別の箇所を縦(または横)方向へ湾曲させる
という二段工程で形成するものであり、これは従来から
幾つかの方法で行われている(例えば特開平61−30
227号公報,特公平3−66970号報参照)。しか
しこれは、本願発明における三次元曲げパイプ類とは異
質な曲がり方をしたものであり、異なる技術である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ローラを用いたパイプ類の三次元曲げ方法は、二本のロ
ーラ30間の上方に設けた加圧ローラ31の押下寸法が
僅かでも狂うと、それが上方へ湾曲するパイプ類に増幅
されて、半径の異なる別の寸法・形状のものになってし
まう。同様に、前進側の側方に設けた別の加圧ローラ3
2もその加圧寸法が僅かでも狂うと、やはり側方へ湾曲
するパイプ類に増幅されて、半径の異なる別の寸法・形
状のものになってしまう。
【0007】つまり、上記従来のパイプ類の三次元曲げ
方法では、寸法・形状の精度を出し難くて、同一形状の
三次元曲げパイプ類を量産することが非常に難しい、と
いう問題点があった。
【0008】本発明は、上記従来のパイプ類の三次元曲
げ方法がもつ問題点を解決することを課題としたもので
ある。即ち本発明の目的は、横方向と同時に縦方向へも
湾曲する三次元曲げパイプ類の形成を、寸法・形状の精
度を良くし、かつ量産できるようにした、パイプ類の三
次元曲げ方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】A 本発明に係るパイプ
類の三次元曲げ方法の第1は、被加工物であるパイプ類
1の先端部分を、縦軸2を中心に旋回するアーム4の先
端部5で抱持し、局部的に加熱しながら、該パイプ類1
をパイプ類送り用の駆動手段7で前方へ送り出すことに
より、該パイプ類1の先端部分を抱持するアーム4を縦
軸2を中心に旋回させることで、アーム4の支持部8か
ら先端部5までの長さを半径として、パイプ類1を横方
向へ所望の一定半径で湾曲させると共に、その際同時
に、上記アーム4の支持部8の位置を、アーム支持部移
動用の駆動手段9で縦方向へ移動させることで、先端部
分を抱持された上記パイプ類1を所望の曲率半径で縦方
向へも湾曲させるようにして、横方向への湾曲と同時に
縦方向へも湾曲した三次元曲げパイプ類1を形成するよ
うにしたものである(図1、図3ないし図7および図1
0参照)。
【0010】B 本発明に係るパイプ類の三次元曲げ方
法の第2は、被加工物であるパイプ類1の先端部分を、
横軸3を中心に旋回するアーム4の先端部5で抱持し、
局部的に加熱しながら、該パイプ類1をパイプ類送り用
の駆動手段7で前方へ送り出すことにより、該パイプ類
1の先端部分を抱持するアーム4を横軸3を中心に旋回
させることで、アーム4の支持部8から先端部5までの
長さを半径として、パイプ類1を縦方向へ所望の一定半
径で湾曲させると共に、その際同時に、上記アーム4の
支持部8の位置を、アーム支持部移動用の駆動手段9で
横方向へ移動させることで、先端部分を抱持された上記
パイプ類1を所望の曲率半径で横方向へも湾曲させるよ
うにして、縦方向への湾曲と同時に横方向へも湾曲した
三次元曲げパイプ類1を形成するようにしたものである
(図2、図8、図9および図10参照)。
【0011】
【発明の実施の形態】上記本発明の構成において、アー
ム1の先端部5でパイプ類1の先端部分を抱持する状態
は、パイプ類1に三次元方向への湾曲がスムーズに行え
るように、パイプ類1の軸線11およびアーム4の軸線
12の方向へはいずれも係止状態で、かつ各軸線11,
12を中心には可回動状態にしておくのがよい。
【0012】パイプ類1の先端部分を抱持するアーム4
の先端部4の構造としては、アーム4の先端に例えばパ
イプ類用チャックを取付けておくのがよい。その場合の
該チャックは、アーム4の先端にその軸線12の方向へ
は係止状態で、該軸線12を中心には可回動に取付け、
かつパイプ類1に対しては、その軸線11の方向へは係
止するが、パイプ類1を軸線11を中心には可回動に抱
持するようにしておく(例えば図10参照)。
【0013】上記第1の発明でパイプ類1の横方向への
湾曲半径を可変とするために、また上記第2の発明でも
パイプ類1の縦方向への湾曲半径を可変とするために、
アーム4の旋回半径、換言すればアーム4の支持部8か
ら先端部5までの長さを調節可能としておくのがよく、
アーム4の支持部8としてアーム4の中間位置を抱持可
能なアーム用チャックを用いればよい。
【0014】上記パイプ類送り用の駆動手段7や、アー
ム支持部移動用の駆動手段9は、いずれもNC制御のサ
ーボモータを用いることが望ましいが、それに限るもの
ではなく、またそれらの動力伝達手段は公知の送りネジ
機構を用いることが望ましいが、それに限らずラックと
ピニオン機構、ベルトまたはチェーンによる巻き掛け機
構でもよい。
【0015】局部的な加熱は、高周波加熱手段6でおこ
なうのがよいが、必ずしもそれに限るものではない。
【0016】上記Aの本発明に係るパイプ類の三次元曲
げ方法の第1のものの作用は、次のようになる。即ち、
パイプ類1の先端部分をアーム4の先端部5で抱持した
状態で、その際の先端部分近傍に設けた例えば高周波加
熱手段6で局部的に加熱可能としておく(図3・図4参
照)。
【0017】この状態で、パイプ類送り用の駆動手段7
を駆動してパイプ類1を前方へ送り出すと、該パイプ類
1の先端部分をアーム4の先端部5が掴持しており、か
つ該アーム4は縦軸2を中心にして旋回可能であるか
ら、パイプ類1が送られてくる分だけ、アーム4は縦軸
2を中心に横方向へ旋回しようとする。そのため、該パ
イプ類1はアーム4の支持部8から先端部5までの長さ
を半径として、徐々に横方向へ一定半径で湾曲されてい
く(図5・図7参照)。
【0018】その際同時に、上記アーム4の支持部8の
位置を、アーム支持部移動用の駆動手段9で縦方向へ移
動させることで、先端部分が抱持されたパイプ類1は、
上記の横方向への湾曲に加えて、アーム支持部8の位置
の移動分だけ縦方向へも徐々に所望の曲率半径で湾曲さ
れていく(図6・図7参照)。
【0019】その結果、上記パイプ類1は横方向への湾
曲と同時に縦方向へも湾曲された三次元曲げパイプ1
(図1参照)が形成されることになる。
【0020】また上記Bの本発明に係るパイプ類の三次
元曲げ方法の第2のものの作用は、次のようになる。即
ち、上記第1の発明の場合と同様に、パイプ類1の先端
部分をアーム4の先端部5で抱持した状態で、その際の
先端部分近傍に設けた例えば高周波加熱手段6で局部的
に加熱可能としておく。
【0021】この状態で、パイプ類送り用の駆動手段7
を駆動してパイプ類1を前方へ送り出すと、該パイプ類
1の先端部分をアーム4の先端部5が抱持しており、か
つ該アーム4は横軸3を中心に旋回可能であるから、パ
イプ類1が送られてくる分だけ、アーム4は横軸3を中
心に縦方向へ旋回しようとする。そのため、該パイプ類
1は支持部8から先端部5までのアーム4の長さを半径
として、徐々に縦方向へ一定半径で湾曲されていく(図
8参照)。
【0022】その際同時に、上記アーム支持部8の位置
を、アーム支持部移動用の駆動手段9で横方向へ移動さ
せることで、先端部分が掴持されたパイプ類1は、上記
の縦方向への湾曲に加えて、アーム支持部8の位置の移
動分だけ横方向へも徐々に所望の曲率半径で湾曲されて
いく(図9参照)。
【0023】その結果、上記パイプ類1は縦方向への湾
曲と同時に横方向へも湾曲された三次元曲げパイプ1
(図2参照)が形成されることになる。
【0024】上記の如く第1の発明は、横方向へは所望
の一定半径で湾曲し、縦方向へは所望の曲率半径で湾曲
したパイプ類1(上記図1参照)を形成する場合に用い
ればよく、他方上記第2の発明は、縦方向へは所望の一
定半径で湾曲し、横方向へは所望の曲率半径で湾曲した
パイプ類1(上記図2参照)を形成する場合に用いれば
よい。
【0025】上記の場合に、第1の発明での横方向への
湾曲、第2の発明での縦方向への湾曲の各湾曲半径は、
アーム4の旋回半径即ち支持部8から先端部5までのア
ーム4の長さで規定されているため、一定半径の湾曲が
高精度で行われる。
【0026】また第1の発明での縦方向への湾曲、第2
の発明での横方向への湾曲の各曲率半径は、アーム支持
部移動用の駆動手段9として例えばNC制御のサーボモ
ータ等を用いることで、所望の曲率半径の湾曲が精度良
く行われる。
【0027】上記いずれの場合も、アーム4の先端部5
でパイプ類1の先端部分を抱持する状態を、パイプ類1
およびアーム4の各軸線11,12の方向にはいずれも
係止状態で、かつ各軸線11,12を中心には可回動状
態にしておくことで、パイプ類1の軸線11を中心とす
るねじれや、アーム4の軸線12を中心とするねじれに
対応可能となり、スムーズに三次元曲げが行われてい
る。
【0028】
【実施例】A 図3ないし図7および図10は、本発明
に係るパイプ類の三次元曲げ方法の第1のものを実施す
るための装置例を示すが、ここではパイプ類1の送り方
向に対して右方向へ所望の一定半径で湾曲させると同時
に、上方向へ所望の曲率半径で湾曲させる場合を説明す
る。
【0029】15は基台を示し、平面で見てパイプ類1
の送り方向の側端部で右方向へ直角に屈曲したL形状を
しており、該基台15の一方の上方には、複数本の脚柱
を介してパイプ類送り台板16が水平状に横設してあ
る。
【0030】上記パイプ類送り台板16の上面には、一
側端部にパイプ類送り用の駆動手段としてNC制御のサ
ーボモータ7を設けるとともに、その一側端部からパイ
プ類1の送り方向へ2本のリニアレール17を平行状に
横設し、かつ該リニアレール17間には、動力伝達手段
としての送りネジ13を横設してある。
【0031】上記リニアレール17上には、それに沿っ
て移動可能にパイプ類送り用の台車18を設けてあり、
該台車18の一部に設けた雌ネジ部(図示略)を上記送
りネジ13に螺合させて、送り方向への前進と後退を可
能とし、かつ該台車18上部に、パイプ類1の後端部を
抱持可能なパイプ類ホルダー19を設けてある。該パイ
プ類ホルダー19は、パイプ類1をその軸線11を中心
に可回動に抱持するものである。
【0032】また上記パイプ類送り台板16の他側寄り
位置、即ちパイプ類1の送り方向の側端寄り位置には、
パイプ類1を両側から支持可能に二対のガイドローラ2
0を対向状に設けてあり、かつ該ローラ20に近接し
て、パイプ類1を局部的に加熱する高周波加熱手段6と
して高周波加熱リング6aと、冷却水噴出リング6bを
隣接して設けてある。
【0033】他方、パイプ類1の送り方向側端部で右方
向へ屈曲した基台15上に、長手方向へ2本のリニアレ
ール24を平行状に横設してあり、該リニアレール24
上を移動可能にアーム長さ可変用の台車26を設けてあ
る。
【0034】該台車26上には、ベアリング部28を介
して縦軸2を中心に可回動な直立状のアーム支持用杆1
0を設けてあるが、該アーム支持用杆10が回動する縦
軸2は、後記アーム4が横方向へ旋回するための中心軸
でもある。また該支持用杆10の高さは、ここでは上記
パイプ類送り台板16までの高さの2倍程度としてあ
る。
【0035】上記アーム支持用杆10の上端部には、ア
ーム支持部移動用の駆動手段としてNC制御のサーボモ
ータ9を設けるとともに、該支持用杆10の側面に沿っ
て縦方向へ2本のリニアレール21を平行状に設け、か
つ該リニアレール21間に動力伝達手段としての送りネ
ジ14を設けてある。
【0036】上記リニアレール21には、それに沿って
移動可能にアーム支持用の台車22を設け、該アーム支
持用台車22の一部に設けた雌ネジ部(図示略)を、上
記送りネジ14に螺合させてあり、上記サーボモータ9
の駆動により該台車22がリニアレール21に沿って上
下方向へ移動可能としてある。
【0037】上記アーム支持用台車22の側部には、ア
ーム4の中間部を支持する支持部としてのアーム用チャ
ック8を設けてあるが、アーム4が上記縦軸2を中心に
旋回する際の半径を可変とするため、該アーム用チャッ
ク8はチャッキングを緩めてアーム4を摺動して長さを
調節可能にアーム4を抱持している。
【0038】また上記アーム用チャック8で支持したア
ーム4には、パイプ類1を掴持する先端部としてパイプ
類用チャック5を設けてあり、作動開始時に上記パイプ
類送り台板16の前部寄りで、送り出し前のパイプ類1
の先端部分の位置を抱持するようにしてある。該アーム
4の全長は、パイプ類1を湾曲させる際の最大湾曲半径
に対応するようにしてある。
【0039】上記パイプ類用チャック5は、アーム4の
軸線12の方向へは係止状態にあるが該軸線12を中心
に可回動としてアーム4の先端に取付けてあり、かつパ
イプ類1をその軸線11の方向へは係止状態で、該軸線
11を中心には可回動に抱持可能としてある。
【0040】該パイプ類チャック5の具体的な構造は、
ここでは図10で示す如く、該パイプ類チャック5のア
ーム4との関係では、チャック5の首部内周に形成した
環状凹溝とアーム4先端外周に形成した環状凹溝との間
に止めリング34を係合させて、アーム4の軸線12の
方向へは係止状態だが、該軸線12を中心としてはベア
リングを介して可回動に、アーム4先端に連結してあ
る。
【0041】他方、パイプ類チャック5のパイプ類1と
の関係は、パイプ類1を抱持可能な内径の丸孔をもち、
内周には環状凹溝を形成して、パイプ類1の軸線11に
平行な面での2分割式としてあり、加工すべきパイプ類
1の先端部分外周に予め止めリング33を固定してお
き、該止めリング33を上記環状凹溝に係合させること
で、該チャック5が軸線11の方向へは係止状態だが、
軸線11を中心には回動可能としてある(上記図10参
照)。
【0042】上記第1の発明を実施する装置の作動状態
は、次のようになる。即ち、パイプ類1を後端部から、
パイプ類送り台板16上の前部寄りに設けた冷却水噴出
リング6b・高周波加熱リング6aに通挿し、両側のガ
イドローラ20間を経て、該後端部をパイプ類送り用の
台車18のパイプ類ホルダー19へ挿入し、可回動に保
持させておく。また該パイプ類1の先端部分は、アーム
4先端に設けたパイプ類用チャック5で抱持させて、水
平状にしておく(図3・図4参照)。
【0043】この状態で、形成しようとする三次元曲げ
パイプの形状・寸法等に応じて、アーム長さ可変用の台
車26をリニアレール24上を摺動させ、アーム用チャ
ック8からパイプ類用チャック5までのアーム4の長さ
を所要の一定半径に設定するとともに、パイプ類送り用
のNC制御のサーボモータ7およびアーム支持部移動用
のNC制御のサーボモータ9に所定の回転数・回転速度
等のデータを入力しておく。また上記高周波加熱リング
6a・冷却水噴出リング6bを、パイプ類1が局部的に
加熱可能な状態にしておく。
【0044】上記パイプ類送り用のサーボモータ7を駆
動させることにより、送りネジ14が回転して、該送り
ネジ14に雌ネジ部を螺合したパイプ類送り用台車18
がリニアレール17上を前方へ移動し、パイプ類ホルダ
ー19がパイプ類1の後端部を前方へ押して、パイプ類
1を前進させる。
【0045】この際、該パイプ類1の先端部分を抱持し
たパイプ類用チャック5はアーム4先端に取り付けてあ
り、該アーム4の中間部を支持するアーム用チャック8
を取付けたアーム支持用杆10が、下部のベアリング部
28を介して縦軸2を中心に可回動である。
【0046】そのため、上記の如くパイプ類1が前進し
ようとすると、その前進する分量に応じて、上記アーム
4が縦軸2を中心に旋回することになるから、先端部分
を抱持された該パイプ類1は、アーム用チャック8から
パイプ類チャック5までの長さを半径として先端部分か
ら徐々に横方向へ湾曲し始め、パイプ類1の送り方向か
ら見て右方向へ所望の一定半径で湾曲されていく(図5
・図7参照)。
【0047】その際同時に、上記アーム支持用杆10上
端部のアーム支持部移動用のNC制御のサーボモータ9
を駆動させ、送りネジ14を回転させる。これで、該送
りネジ14に雌ネジ部を螺合したアーム支持部移動用の
台車22が、アーム支持用杆10側面に設けたリニアレ
ール21に沿って上方向へ移動すると、それと一体のア
ーム用チャック8の位置が上方向へ移動する。
【0048】このアーム用チャック8が上方向へ移動す
ることで、アーム4先端のパイプ類チャック5で先端部
分を抱持されたパイプ類1は、上記の横方向へ湾曲する
のに加えて、上方向へも所望の曲率半径で湾曲されてい
くことになる(図6・図7参照)。
【0049】上記の結果、上記パイプ類1はアーム用チ
ャック8からパイプ類用チャック5までのアーム4の長
さを半径として右方向へ一定半径で湾曲すると同時に、
上方向へも所望の曲率半径で湾曲した高精度な三次元曲
げパイプ1(図1参照)が形成されることになる。後は
湾曲された該パイプ類1を、ホルダー19・パイプ類用
チャック5等から取り外せばよく、続いて次のパイプ類
1に対し上記作動を同様に繰り返し行えばよい。
【0050】上記の場合に、アーム4先端部のパイプ類
用チャック5が、パイプ類1の軸線11の方向には係止
状態だが該軸線11を中心には可回動とし、かつアーム
4の軸線12の方向には係止状態だが該軸線12を中心
には可回動としてあるから、該パイプ類用チャック5
は、パイプ類1に生じるその軸線11を中心とするねじ
れや、アーム4の軸線12を中心とするねじれに対応可
能となっており、スムーズに三次元曲げが行われる。
【0051】B 次に、図8、図9および図10は、本
発明に係るパイプ類の三次元曲げ方法の第2のものを実
施するための装置例を示し、ここではパイプ類1を送り
方向に対して上方向へ所望の一定半径で湾曲させると同
時に、右方向へ所望の曲率半径で湾曲させる場合を示
す。
【0052】15は基台を示し、平面で見てパイプ類1
の送り方向側の側端部で両方へ直角に屈曲したT形状を
しており、該基台15の一方の上方には、複数本の脚柱
を介してパイプ類送り台板16を水平状に横設してあ
る。
【0053】上記パイプ類送り台板16の上面には、上
記第1の発明のものと同様に、一側端部にパイプ類送り
用の駆動手段としてNC制御のサーボモータ7を設ける
とともに、該側端部からパイプ類1の送り方向へ2本の
リニアレール17を平行状に横設し、かつ該リニアレー
ル17間に、動力伝達手段としての送りネジ13を横設
してある。
【0054】上記リニアレール17上には、上記第1の
発明のものと同様に、それに沿って移動可能にパイプ類
送り用の台車18を設けてあり、該台車18の一部に設
けた雌ネジ部(図示略)を、上記横送りネジ13に螺合
させて送り方向へ移動可能とするとともに、該台車18
上部にパイプ類1の後端部を抱持可能なパイプ類ホルダ
ー19を設けてある。該パイプ類ホルダー19は、パイ
プ類1をその軸線11を中心に可回動に抱持可能として
ある。
【0055】また上記パイプ類送り台板19の他側寄り
位置、即ちパイプ類1の送り方向の側端寄り位置には、
ここではパイプ類1を上下から支持可能な2対のガイド
ローラ20を対向状に設けてあり、かつ該ローラ20の
前部側に、高周波加熱手段としての高周波加熱リング6
aと、冷却水噴出リング6bを隣接して設けてある。
【0056】他方、左右両方向へ屈曲した上記基台1の
両側部には、各々側柱23を立設してあり、該各側柱2
3の上端部には、アーム長さ可変用の駆動手段としてN
C制御のサーボモータ27を各々設けるとともに、各側
柱23の上部から側面にそって上下方向へ2本のリニア
レール24を平行状に設け、かつ該リニアレール24間
に動力伝達手段としての送りネジ25を各々設けてあ
る。
【0057】上記各側柱23には、その各リニアレール
24に沿って上・下方向へ移動可能なアーム長さ可変用
の台車26を対向状に各々設けてあり、両側の該各台車
26間に、ベアリング部28を介して横軸3を中心に可
回動なアーム支持用杆10を水平状に掛け渡して設けて
ある。該アーム支持用杆10が回動する際の上記横軸3
は、後記アーム4が縦方向へ旋回する際の中心軸でもあ
る。
【0058】上記アーム支持用杆10には、その一側部
にアーム支持部移動用の駆動手段として、NC制御のサ
ーボモータ9を設けるとともに、該支持用杆10の側面
に左右方向へ一対のリニアレール21を平行状に横設
し、かつ該リニアレール21間に動力伝達手段としての
送りネジ14を横設してある。
【0059】また上記アーム支持用杆10のリニアレー
ル21には、アーム支持用の台車22を設けてあり、該
台車22の一部に設けた雌ネジ部(図示略)を、上記送
りネジ14に螺合させて、上記サーボモータ9の駆動で
該アーム支持用台車22が左右方向へ移動可能としてあ
る。
【0060】上記アーム支持用台車22の側部には、上
記第1の発明のものと同様に、アーム用チャック8を設
けてあり、該アーム用チャック8が後記アーム4の中間
部を支持している。該アーム用チャック8も、アーム用
チャック8からパイプ類用チャック5までのアーム4の
長さを可変とするため、チャッキングを緩めて摺動し長
さを調節可能にアーム4を抱持している。
【0061】上記アーム用チャック8で支持したアーム
4も、上記第1の発明のものと同様に、パイプ類1を掴
持する先端部としてパイプ類用チャック5を設けてあ
り、パイプ類1の先端部分を掴持するものであるが、該
アーム4の全長はパイプ類1を湾曲させようとする最大
の半径に対応させてある。
【0062】このパイプ類用チャック5も、上記第1の
発明のものと同様に、アーム4の軸線12の方向へは係
止状態にあるが該軸線12を中心には可回動にアーム4
の先端に取付けてあり、かつパイプ類1をその軸線11
の方向へは係止状態で、該軸線11を中心には可回動に
抱持可能としてある。
【0063】該パイプ類チャック5の具体的な構造も、
上記第1のものと同様に、該パイプ類チャック5のアー
ム4との関係では、チャック5の首部内周に形成した環
状凹溝とアーム4先端外周に形成した環状凹溝との間に
止めリングを係合させて、アーム4の軸線12の方向へ
は係止状態だが、該軸線12を中心としてはベアリング
を介して可回動に、アーム4先端に連結してある(図1
0参照)。
【0064】他方パイプ類1との関係では、パイプ類1
を抱持可能な内径の丸孔をもち、内周には環状凹溝を形
成して、パイプ類1の軸線11に平行な面での2分割式
としてあり、加工するパイプ類1の先端部分外周に予め
止めリングを固定しておき、該止めリングを上記環状凹
溝に係合させることで、軸線11の方向へは係止状態で
かつ軸線11を中心には回動可能としてある(上記図1
0参照)。
【0065】なお図示は省略するが、湾曲したパイプ類
1を取り外し後に、上方へ旋回しているアーム4の重み
でアーム支持用杆10が不用意に回動し、アーム4が降
下せぬようにブレーキを設けておく。
【0066】上記第2の発明を実施する装置の作動状態
は、次のようになる。即ち、上記第1の発明の場合と同
様に、パイプ類1を後端部から、パイプ類送り用の台車
18のパイプ類ホルダー19へ挿入して可回動に保持さ
せ、該パイプ類1の先端部分は、アーム4先端に設けた
パイプ類用チャック5で抱持させて、水平状に保持して
おく。
【0067】この状態で、形成しようとする三次元曲げ
パイプの形状・寸法等に応じて、アームチャック8を緩
めた状態でアーム長さ可変用のNC制御サーボモータ2
7を回動させ、送りネジ25を介してアーム長さ可変用
の台車26を移動させて、アーム4の長さを所要の一定
半径の長さに設定し、かつパイプ類送り用のNC制御の
サーボモータ7とアーム支持部移動用のNC制御のサー
ボモータ9にも、所要の回転数・回転速度等のデータを
入力しておく。また上記高周波加熱リング6a・冷却水
噴出リング6bにてパイプ類1を局部的に加熱してお
く。
【0068】上記パイプ類送り用のサーボモータ7を駆
動させることにより、上記第1の発明のものと同様に送
りネジ13が回転して、パイプ類送り用台車18がリニ
アレール17上を前方へ移動し、パイプ類ホルダー19
がパイプ類1の後端部を前方へ押して、パイプ類1を前
進させる。
【0069】この際、該パイプ類1の先端部分を抱持し
たパイプ類用チャック5はアーム4先端に取り付けてあ
り、該アーム4の中間部を支持したアーム用チャック8
を取付けたアーム支持用杆10が横軸3を中心に可回動
である。
【0070】そのため、上記の如くパイプ類1が前進し
ようとすると、その前進する分量に応じて、上記アーム
4が横軸3を中心に上方向へ旋回することになるから、
先端部分を抱持された該パイプ類1は、アーム用チャッ
ク8からパイプ類チャック5までのアーム4の長さを半
径として先端部から徐々に上方へ湾曲し始め、パイプ類
1は上方向へ所望の一定半径で湾曲されていく(図8参
照)。
【0071】その際同時に、上記アーム支持用杆10の
側端部のアーム支持部移動用のNC制御のサーボモータ
9を駆動させる。これで、送りネジ14が回転して雌ネ
ジ部を螺合したアーム支持用の台車22が、アーム支持
用杆10に設けたリニアレール21上を、パイプ類1の
送り方向から見て右方向へ移動すると、それと一体のア
ーム用チャック8も右方向(図9では左方向)へ移動す
る。
【0072】アーム用チャック8が右方向へ移動するこ
とで、アーム4先端のパイプ類チャック5で先端部分を
抱持されたパイプ類1は、上記の上方向への湾曲に加え
て、送り方向から見て右方向へ所望の曲率半径で湾曲さ
れていくことになる(図9参照)。
【0073】上記の結果、上記パイプ類1はアーム用チ
ャック8からパイプ類用チャック5までのアーム4の長
さを半径として上方向へ一定半径で湾曲すると同時に、
右方向へも所望の曲率半径で湾曲し、高精度な三次元曲
げパイプ1(図2参照)が形成されることになる。後は
湾曲された該パイプ類1を取り外せばよく、続いて次の
パイプ類1に上記作動を同様に行えばよい。
【0074】ここでも、上記第1の発明のものと同様
に、アーム4先端部のパイプ類用チャック5が、パイプ
類1の軸線11の方向には係止状態で、該軸線11を中
心には可回動とし、かつアーム4の軸線12の方向には
係止状態で、該軸線12を中心には可回動としてあるか
ら、該パイプ類用チャック5は、パイプ類1に生じるそ
の軸線11を中心とするねじれや、アーム4の軸線12
を中心とするねじれに対応して、スムーズに三次元曲げ
が行われる。
【0075】
【発明の効果】以上で明らかな如く、本発明に係る三次
元曲げパイプの形成方法は、横方向と同時に縦方向へも
湾曲した三次元曲げパイプ類を、寸法精度良くかつ同じ
寸法・形状のものを量産することができる。
【0076】即ち、従来の三次元曲げパイプ類の形成方
法は、パイプ類を二本のローラ間上を移動させながら別
の加圧ローラで押下して上方へ湾曲させながら、該パイ
プ類を前進側の別の加圧ローラで側方へ押圧して横方向
へも湾曲させて、縦方向と同時に横方向へも湾曲した三
次元曲げパイプを形成していた。しかしこの曲げ方法で
は、上記の上方からの加圧ローラの押下寸法や、前進側
で側方からの加圧ローラの加圧寸法が僅かでも狂うと、
それが増幅する形でパイプ類の湾曲半径に表れてしま
い、所望寸法・形状の精度で三次元曲げパイプ類を形成
し難く、同一形状の三次元曲げパイプ類を量産すること
が困難でもあった。
【0077】これに対して本発明に係る三次元曲げパイ
プ類の形成方法は、パイプ類の先端部分を縦軸または横
軸を中心に旋回するアームの先端部で掴持して、該パイ
プ類を水平状に前方へ送ることで、その前進する分量だ
けアームを上記縦軸または横軸を中心に旋回させて、パ
イプ類に該アームの長さを半径として横または縦方向へ
所望の一定半径で湾曲させ、その際同時に、上記アーム
支持部の位置を縦または横方向へ移動させて、上記パイ
プ類を縦または横方向へも所望の曲率半径で湾曲させる
ものである。
【0078】そのため、本発明によれば、パイプ類に対
する横方向への曲げと縦方向への湾曲を同時に行えると
ともに、その湾曲半径の一方はアームの長さで規定され
て湾曲し、他方も例えばNC制御のサーボモータ等で精
度良く湾曲されるから、所望の形状・寸法で湾曲した三
次元曲げパイプ類を、高精度でかつ量産することができ
るようになる。
【0079】また、アームの先端部によるパイプ類の先
端部分の掴持を、パイプ類およびアームの各軸線の方向
にはいずれも係止状態で、かつ各軸線を中心には可回動
状態にしてあれば、パイプ類に横方向への湾曲と同時に
縦方向への湾曲が形成される際に、パイプ類の軸線を中
心としたねじれやアームの軸線を中心とするねじれに対
応できるから、無理なくスムーズに三次元曲げパイプを
形成することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパイプ類の三次元曲げ方法の第1
のものにより形成されるパイプ類の斜視図である。
【図2】本発明に係るパイプ類の三次元曲げ方法の第2
のものにより形成されるパイプ類の斜視図である。
【図3】本発明に係るパイプ類の三次元曲げ方法の第1
のものを実施する装置例の平面図である。
【図4】図3で示した装置例の正面図である。
【図5】図3で示した装置例で、パイプ類を湾曲中の平
面図である。
【図6】図5で示したものの正面図である。
【図7】図5で示したものの右側面図である。
【図8】本発明に係るパイプ類の三次元曲げ方法の第2
のものを実施する装置例で、パイプ類を湾曲中の正面図
である。
【図9】図8で示したものの右側面図である。
【図10】アームの先端部としてのパイプ類チャックと
アームおよびパイプ類との関係を示す平面図である。
【図11】パイプ類の三次元曲げ方法を実施する従来の
装置例を示す正面図である。
【図12】図11で示したものの平面図である。
【符号の説明】 1−パイプ類 16−パイプ類送り台
板 2−縦軸 17−リニアレール 3−横軸 18−パイプ類送り用
台車 4−アーム 19−パイプ類ホルダ
ー 5−先端部 20−ガイドローラ 6−高周波加熱手段 21−リニアレール 6a−高周波加熱リング 22−アーム支持用台
車 6b−冷却水噴出リング 23−側柱 7−駆動手段 24−リニアレール 8−支持部 25−送りネジ 9−駆動手段 26−アーム長さ可変
用台車 10−アーム支持用杆 27−駆動手段 11−パイプ類の軸線 28−ベアリング部 12−アームの軸線 13−送りネジ 14−送りネジ 15−基台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物であるパイプ類1の先端部分を、
    縦軸2を中心に旋回するアーム4の先端部5で抱持し、
    局部的に加熱しながら、該パイプ類1をパイプ類送り用
    の駆動手段7で前方へ送り出すことにより、 該パイプ類1の先端部分を抱持するアーム4を縦軸2を
    中心に旋回させることで、アーム4の支持部8から先端
    部5までの長さを半径として、パイプ類1を横方向へ所
    望の一定半径で湾曲させると共に、 その際同時に、上記アーム4の支持部8の位置を、アー
    ム支持部移動用の駆動手段9で縦方向へ移動させること
    で、先端部分を抱持された上記パイプ類1を所望の曲率
    半径で縦方向へも湾曲させるようにして、 横方向への湾曲と同時に縦方向へも湾曲した三次元曲げ
    パイプ類1を形成することを特徴とする、パイプ類の三
    次元曲げ方法。
  2. 【請求項2】被加工物であるパイプ類1の先端部分を、
    横軸3を中心に旋回するアーム4の先端部5で抱持し、
    局部的に加熱しながら、該パイプ類1をパイプ類送り用
    の駆動手段7で前方へ送り出すことにより、 該パイプ類1の先端部分を抱持するアーム4を横軸3を
    中心に旋回させることで、アーム4の支持部8から先端
    部5までの長さを半径として、パイプ類1を縦方向へ所
    望の一定半径で湾曲させると共に、 その際同時に、上記アーム4の支持部8の位置を、アー
    ム支持部移動用の駆動手段9で横方向へ移動させること
    で、先端部分を抱持された上記パイプ類1を所望の曲率
    半径で横方向へも湾曲させるようにして、 縦方向への湾曲と同時に横方向へも湾曲した三次元曲げ
    パイプ類1を形成することを特徴とする、パイプ類の三
    次元曲げ方法。
  3. 【請求項3】アーム4の先端部5によるパイプ類1の先
    端部分の抱持を、パイプ類1およびアーム4の各軸線1
    1,12の方向にはいずれも係止状態で、かつ各軸線1
    1,12を中心には可回動状態にして、横方向への湾曲
    と同時に縦方向へも湾曲させて三次元曲げパイプ類1を
    形成するようにした、請求項1または2に記載のパイプ
    類の三次元曲げ方法。
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