JPH11155905A - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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JPH11155905A
JPH11155905A JP9330627A JP33062797A JPH11155905A JP H11155905 A JPH11155905 A JP H11155905A JP 9330627 A JP9330627 A JP 9330627A JP 33062797 A JP33062797 A JP 33062797A JP H11155905 A JPH11155905 A JP H11155905A
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fastening
tape
disposable diaper
width
fastening tape
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Chie Katou
千絵 加藤
Hisanori Watanabe
久記 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性及びフィット性に優れた、展開型の使
い捨ておむつを提案すること。 【解決手段】 トップシート2とバックシート3と吸収
体4とを有し、おむつに固定される固定部11と、固定
部11に連設された締結部12とからなるファスニング
テープ10a,10bを有し、締結部12は止着部14
を有し、止着部14の周縁は、固定部11の最も近くに
位置し且つファスニングテープ10a,10bをその幅
方向に横切る基端縁12bと、固定部11の最も遠くに
位置し且つファスニングテープ10a,10bをその幅
方向に横切る先端縁12aと、締結部12の左右両側縁
とほぼ一致するように形成された左右の側縁12cと、
により構成されており、先端縁12aの幅Xが15〜4
0mmであり、基端縁12bの幅Yが25〜55mmであ
り、幅Xと幅Yとの比X/Yが0.40〜0.80であ
る使い捨ておむつ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファスニングテー
プを有する展開型の使い捨ておむつに関し、更に詳細に
は、操作性及びフィット性に優れた使い捨ておむつに関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
使い捨ておむつとしては、液透過性のトップシートと液
不透過性のバックシートと、これら両シート間に介在さ
れた液保持性の吸収体とを有し、背側部の左右両側縁部
それぞれに使用時締結用のファスニングテープを有する
ものが広く用いられている。このような使い捨ておむつ
は、おむつを装着する際、背側部に設けられたファスニ
ングテープを腹側部のターゲットテープ等に締結すると
いう装着システムを採用したものである。
【0003】ここで、このようなシステムを採用してな
る展開型の使い捨ておむつにおいては、使用者がベビー
の場合は装着時に静止しているということが少ないこと
等から、ファスニングテープの付け剥がしを容易にする
こと、即ち、操作性の向上が求められている。また、使
用時において、使い捨ておむつを一定の場所に固定する
機能も要求されている。このような要求を満足させるべ
く、種々提案がなされている。例えば、特開昭62−2
31659号公報においては、特定形状を有するファス
ニングテープを具備する使い捨ておむつが提案されてお
り、これにより通常の使い捨ておむつと同等の着心地お
よび操作性を維持しながらフィット性を改善している。
また、特公平7−57234号公報および特開平7−2
36655号公報においては、ファスニングテープの先
端部の幅と基端部の幅とが異なる形状を有しながら、基
材を全く無駄にすることなく製造できる形状のファスニ
ングテープを有する使い捨ておむつが提案されている。
【0004】しかし、これらの提案にかかる使い捨てお
むつにおいても、未だ要求されているほどに高い操作性
及びフィット性を有するものではなく、より高い操作性
及びフィット性を有する使い捨ておむつの開発が要望さ
れているのが現状である。
【0005】従って、本発明の目的は、操作性及びフィ
ット性に優れた、展開型の使い捨ておむつを提案するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、特定の形状を有するフ
ァスニングテープを有する使い捨ておむつが上記目的を
達成しうることを知見した。
【0007】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシ
ートと、これら両シート間に介在された液保持性の吸収
体とを有し、背側部の左右両側縁部それぞれに使用時締
結用のファスニングテープを有する使い捨ておむつにお
いて、上記ファスニングテープは、おむつに固定される
固定部と、該固定部に連設された締結部とからなり、上
記締結部は、止着部を有し、該止着部の周縁は、上記固
定部の最も近くに位置し且つファスニングテープをその
幅方向に横切る基端縁と、該固定部の最も遠くに位置し
且つファスニングテープをその幅方向に横切る先端縁
と、該締結部の左右両側縁とほぼ一致するように形成さ
れた左右の側縁と、により構成されており、上記先端縁
の幅Xが15〜40mmであり、上記基端縁の幅Yが2
5〜55mmであり、該幅Xと該幅Yとの比X/Yが
0.40〜0.80であることを特徴とする使い捨てお
むつを提供するものである。
【0008】また、本発明は、腹側部における上記バッ
クシートの表面上に、おむつの使用時において上記ファ
スニングテープを止着するターゲットテープが配されて
おり、該ターゲットテープと該ファスニングテープとの
剥離力が50〜1000g/25mmである上記使い捨
ておむつを提供するものである。また、本発明は、左右
両側のファスニングテープ間に伸縮性部材が配されて、
ウエストバンド部が設けられている上記使い捨ておむつ
を提供するものである。また、本発明は、上記ファスニ
ングテープは、不織布からなるテープ基材と、該テープ
基材上に固着された機械的ファスナーの凸部材とからな
り、該凸部材により上記止着部が形成されており、上記
ターゲットテープは、複数のループ部を有する機械的フ
ァスナーの凹部材からなる上記使い捨ておむつを提供す
るものである。
【0009】また、本発明は、上記ファスニングテープ
は、それぞれ互いの鏡像であり、一方のファスニングテ
ープの複数個をそれらの固定部の左右両側縁が連接され
るように配置したとき、これらが形成する輪郭の一部が
他方のファスニングテープの締結部の輪郭と合致する上
記使い捨ておむつを提供するものである。また、本発明
は、上記ファスニングテープが、伸縮性を有する上記使
い捨ておむつを提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の使い捨ておむつに
ついて図面を参照して更に詳述する。ここで、図1は、
本発明の1形態としての使い捨ておむつの内面(トップ
シート側)を示す展開図であり、図2は、図1に示すフ
ァスニングテープの拡大平面図である。図3は、図1に
示す使い捨ておむつにおけるファスニングテープの製造
方法の概要を示す概略図である。
【0011】図1に示す本形態の使い捨ておむつ1は、
液透過性のトップシート2と液不透過性のバックシート
3と、これら両シート2,3間に介在された液保持性の
吸収体4とを有し、背側部Bの左右両側縁部B1,B2
それぞれに使用時止着用のファスニングテープ10a,
10bを有する。
【0012】上記トップシート2上には、防漏シート8
aをおむつの外方側に固定して形成された、おむつの内
方側に弾性部材8bが配された自由端8cを有する立体
ガード8が設けられている。また、おむつのウエスト部
5及びレッグ部6には、それぞれウエスト部弾性部材7
a及びレッグ部弾性部材7bが配されており、それぞ
れ、ウエストギャザー及びレッグギャザーが形成されて
いる。このような構成は、従来の使い捨ておむつと同様
であり、各部材も公知の材料を特に制限なく用いて形成
することができる。
【0013】而して、上記ファスニングテープ10a,
10bは、それぞれおむつに固定される固定部11と、
該固定部11に連設された締結部12とからなり、上記
締結部12は止着部14を有し、上記止着部14の周縁
は、上記固定部11の最も近くに位置し且つファスニン
グテープ10a,10bをその幅方向に横切る基端縁1
2bと、該固定部11の最も遠くに位置し且つファスニ
ングテープ10a,10bをその幅方向に横切る先端縁
12aと、該締結部12の左右両側縁とほぼ一致するよ
うに形成された左右の側縁12cと、により構成されて
おり、上記先端縁12aの幅Xが15〜40mm、好まし
くは20〜30mmであり、上記基端縁12bの幅Yが2
5〜55mm、好ましくは30〜45mmであり、該幅Xと
該幅Yとの比X/Yが0.40〜0.80、好ましくは
0.5〜0.7である。
【0014】上記幅Xが、15mm未満であると、止着部
12の先端部分が摘みにくくなり、かえって操作性が低
下し、40mmを超えると、該先端部分をつまみ上げるの
が困難となる。上記幅Yが25mm未満であると、着用者
が活動した際に、腹側部Aと背側部Bとの重なり部分に
ずれやめくれが生じることがあり、55mmを超えると、
着用者の腹部を圧迫することになる。また、X/Y<
0.40であると、上記止着部12の先端部分の幅が基
端部分の幅に比して小さくなりすぎ、テープを引き剥が
す際に先端部分から基端部分に十分に力が伝わらず、か
えって操作性が低下し、X/Y>0.80であると、先
端部の幅が広くなりすぎて先端部をつまみ上げるのが困
難となり操作性が低下する。
【0015】更に詳述すると、上記先端縁12a及び上
記基端縁12bは、それぞれ、おむつの側縁(おむつの
長手方向)と並行に形成されている。上記締結部12の
おむつ横方向に対する長さは、3〜6cmであるのが好ま
しく、4〜5cmであるのが更に好ましい。また、上記締
結部12の先端から基端にかけての形状は、図2に示す
ように、先端部及び基端部共に湾曲しており、なだらか
に、基端部側の方が幅広となるようになされている。更
に、先端部においては、先端に向けて先細になるように
左右両側にアールが付けられており、また、基端部にお
いても上記固定部11との連結部にむけて幅広となるよ
うにアールが付けられている。また、固定部11は、ほ
ぼ長方形状であり、上記締結部12に比してより幅広に
なされている。
【0016】また、図1に示すように、腹側部Aにおけ
る上記バックシート3の表面上に、おむつの使用時にお
いて上記ファスニングテープ10a,10bを止着する
ターゲットテープ20が配されており、該ターゲットテ
ープ20と該ファスニングテープ10a,10bとの剥
離力が好ましくは50〜1000g/25mm、更に好
ましくは100〜500g/25mmである。上記剥離
力が、50g/25mm未満であると、おむつ着用中に
テープが外れる危険性があり、1000g/25mmを
超えると、テープの引き剥がしが困難となり、操作性が
低下する場合があるので、好ましくない。ここで、上記
剥離力は、下記の如くして測定されるものである。 <剥離力測定法>おむつからターゲットテープを(25
×20mmよりも大きく)切り出し、この上にファスニン
グテープを幅25mm×20mmだけ止着させ、25mm幅1
kgのゴムローラーを1往復させて圧着させた後、下記の
条件で通常の手法に従って剥離テストを行い、平均荷重
を求め、剥離力(g/25mm)とする。測定は5つのサ
ンプルについて行い、その平均値をもって表す。ただ
し、ファスニングテープの幅が25mm未満の場合は、可
能な限り広い幅で測定を行い、後に25mm幅の剥離力に
換算して求める。 測定装置:テンシロン万能引張試験装置 測定条件:(1)測定環境:温度20℃、湿度65%R
H (2)引張条件:引張速度 300mm/min
【0017】上記ファスニングテープ10a,10b
は、それぞれ、不織布からなるテープ基材13と、該テ
ープ基材13上に固着されて設けられた機械的ファスナ
ーの凸部材とからなり、該凸部材により止着部14が形
成されている。そして、該凸部材からなる上記止着部1
4の上記側縁12cは、それぞれ、上記締結部12の左
右両側縁と重なっており、これにより該側縁12cが該
締結部の側縁とほぼ一致している。また、上記ターゲッ
トテープ20は、複数のループ部(図示せず)を有する
機械的ファスナーの凹部材からなる。上記テープ基材と
しては、通常、使い捨ておむつなどにおいて用いられる
伸縮性を有する不織布などを特に制限なく用いることが
できる。尚、本形態においては、伸縮性を有する不織布
を用いており、これにより、本形態における上記ファス
ニングテープ10a,10bは、伸縮性を有する。ま
た、上記凸部材としては、基材シート上に錨型のオス型
係合部材が多数配されたものや、基材シート上に釣型の
オス型係合部材が多数配されたもの等を挙げることがで
きる。また、「マジックテープ」(登録商標、クラレ社
製)、「クイックロン」(登録商標、YKK社製)、
「マジクロス」(登録商標、カネボウベルタッチ社
製)、「CS−200」(商品名、3M社製)等の市販
品を用いることもできる。また、上記凹部材としては、
「クラコット」(商品名、クラレ社製)等の市販品の
他、通常、上記凸部材と係合させる目的で用いられる不
織布などを特に制限なく用いることができる。
【0018】上記ファスニングテープ10a,10b
は、それぞれ互いの鏡像であり、一方のファスニングテ
ープ10aの複数個をそれらの固定部11の左右両側縁
が連接されるように配置したとき、これらが形成する輪
郭の一部、即ち、上記締結部12により形成される輪郭
が、他方のファスニングテープ10bの締結部12の輪
郭と合致する。即ち、本発明の使い捨ておむつにおける
上記ファスニングテープ10a,10bは、図3に示す
ように、1枚のシートから材料の無駄なく製造できるよ
うな形態とするために、上記締結部12の形状を、上述
の如き形態となしたものであり、本形態においては、上
述の如く、一方及び他方共に同形状となされている。
【0019】また、左右両側のファスニングテープ間に
伸縮性部材9aが複数本配されて、ウエストバンド部9
が設けられている。伸縮性部材9aは、単数でも幅広く
設けられればよい。該伸縮性部材9aは、それぞれ、フ
ァスニングテープ10a,10bの固定部11に連結さ
れており、該伸縮性部材9aの伸縮力が、直接ファスニ
ングテープ10a,10bに伝わるようになされてい
る。
【0020】本形態の使い捨ておむつは、通常の展開型
の使い捨ておむつと同様にして使用することができる。
そして、本形態の使い捨ておむつにおいては、ファスニ
ングテープが上述の如く形成されているので、付け剥が
しが容易で操作性に優れ、しかも、装着時においては、
十分に固定するので、フィット性にも優れたものであ
る。また、上記ファスニングテープ間に上記ウエストバ
ンド部9を具備する場合には、上記ファスニングテープ
10a,10bの固定部11及び締結部12の基端部側
が幅広になされているため、ウエストバンド部9の伸縮
性による応力を損なうことなく、使用者のウエスト回り
全体に力を及ぼし、フィット性を高めるのに有利であ
る。さらに、上記ファスニングテープ10a,10bが
互いの鏡像であり、該一方のファスニングテープ10a
の複数個をそれらの固定部の左右両側縁が連設されるよ
う配置した時、これらが形成する輪郭の一部が他方のフ
ァスニングテープ10bの締結部12の輪郭と合致する
形状とした場合には、テープ基材の無駄が全くなくファ
スニングテープを製造することができる。また、テープ
基材13が伸縮性を有する場合には、お腹回りおよび足
回りのフィット性が一層向上する。
【0021】また、本形態の使い捨ておむつは、下記の
如くして製造されたファスニングテープを用いて、通常
の使い捨ておむつと同様にして製造することができる。
上記ファスニングテープは、図3に示すように、テープ
基材となるテープ状の不織布13’上に該不織布13’
よりも幅の狭い止着材14’を接着する。次いで、上記
の止着部のサイズを満足し、且つ連接された一方のファ
スニングテープ10aの複数個(2個)により形成され
る輪郭が他方のファスニングテープ10bの締結部12
の輪郭と合致するような形状に裁断して、材料の無駄な
く、ファスニングテープを得ることができる。
【0022】本形態の使い捨ておむつは、上述の形態に
制限されるものではなく本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能である。例えば、上記ファスニングテー
プ10a,10bは、それぞれ、異なる形状とすること
もできる。
【0023】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明の使い
捨ておむつについて更に具体的に説明するが、本発明は
これらに限定されるものではない。
【0024】〔実施例1〕X及びYを〔表1〕に示すサ
イズとし、図1及び2に示す形態の使い捨ておむつを制
作した。得られた使い捨ておむつについて、下記の各評
価項目について下記の如くして評価したその結果を〔表
1〕に示す。
【0025】つかみやすさ;おむつを着脱する際、ファ
スニングテープのつまみ部をつかむ時の操作性を、下記
の如く試験して、下記の評価基準に従って評価した。 試験法;モニター10名におむつを着脱してもらい、フ
ァスニングテープのつかみやすさを5段階(つかみやす
い、ややつかみやすい、どちらともいえない、ややつか
みにくい、つかみにくい)で評価をしてもらった。 ○;「つかみやすい」「ややつかみやすい」と答えた人
が5名以上 ×;「つかみやすい」「ややつかみやすい」と答えた人
が4名以下 剥がしやすさ;おむつを着脱する際、ファスニングテー
プをターゲットテープなどから引き剥がす時の操作性
を、下記の如く試験して、下記の評価基準に従って評価
した。 試験法;モニター10名におむつを着脱してもらい、フ
ァスニングテープの剥がしやすさを5段階(剥がしやす
い、やや剥がしやすい、どちらともいえない、やや剥が
しにくい、剥がしにくい)で評価をしてもらった。 ○;「剥がしやすい」「やや剥がしやすい」と答えた人
が5名以上 ×;「剥がしやすい」「やや剥がしやすい」と答えた人
が4名以下
【0026】フィット性;おむつと使用者との密着性
を、下記の如く試験して、下記の評価基準に従って評価
した。 試験法;モニター10名におむつを装着してもらい、初
期から1時間後迄におむつがずれ落ちた距離を測定。 ○;ずれ落ちの平均距離が30mm以下 ×;ずれ落ちの平均距離が30mmより長い 安全性;ファスニングテープが使用者の腹部を圧迫しな
いこと、およびファニングテープが使用者の肌を傷つけ
ないことを、下記の如く試験して、下記の評価基準に従
って評価した。 試験法;モニター10名におむつを装着してもらい、フ
ァスニングテープ付近での肌への傷つき有無を観察。 ○;肌の傷つきがあった人が2名以下。 ×;肌の傷つきがあった人が3名以上。
【0027】〔比較例1〕ファスニングテープを、X及
びYが〔表1〕に示すサイズである、図4に示す形態の
ファスニングテープとした以外は、実施例1と同様にし
て使い捨ておむつを制作した。得られた使い捨ておむつ
について、実施例1と同様にして評価したその結果を
〔表1〕に示す。 〔比較例2〕ファスニングテープを、X及びYが〔表
1〕に示すサイズである、図5に示す形態のファスニン
グテープとした以外は、実施例1と同様にして使い捨て
おむつを制作した。得られた使い捨ておむつについて、
実施例1と同様にして評価したその結果を〔表1〕に示
す。 〔比較例3〕ファスニングテープを、X及びYが〔表
1〕に示すサイズである、図6に示す形態のファスニン
グテープとした以外は、実施例1と同様にして使い捨て
おむつを制作した。得られた使い捨ておむつについて、
実施例1と同様にして評価したその結果を〔表1〕に示
す。 〔比較例4〕ファスニングテープを、X及びYが〔表
1〕に示すサイズである、図7に示す形態のファスニン
グテープとした以外は、実施例1と同様にして使い捨て
おむつを制作した。得られた使い捨ておむつについて、
実施例1と同様にして評価したその結果を〔表1〕に示
す。 〔比較例5〕ファスニングテープを、X及びYが〔表
1〕に示すサイズである、図8に示す形態のファスニン
グテープとした以外は、実施例1と同様にして使い捨て
おむつを制作した。得られた使い捨ておむつについて、
実施例1と同様にして評価したその結果を〔表1〕に示
す。 〔比較例6〕ファスニングテープを、X及びYが〔表
1〕に示すサイズである、図9に示す形態のファスニン
グテープとした以外は、実施例1と同様にして使い捨て
おむつを制作した。得られた使い捨ておむつについて、
実施例1と同様にして評価したその結果を〔表1〕に示
す。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明の使い捨ておむつは、操作性及び
フィット性に優れた、展開型の使い捨ておむつである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の1形態としての使い捨ておむ
つの内面(トップシート側)を示す展開図である。
【図2】図2は、図1に示すファスニングテープの拡大
平面図である。
【図3】図3は、図1に示す使い捨ておむつにおけるフ
ァスニングテープの製造方法の概要を示す概略図であ
る。
【図4】図4は、比較例としてのファスニングテープを
示す平面図である。
【図5】図5は、比較例としてのファスニングテープを
示す平面図である。
【図6】図6は、比較例としてのファスニングテープを
示す平面図である。
【図7】図7は、比較例としてのファスニングテープを
示す平面図である。
【図8】図8は、比較例としてのファスニングテープを
示す平面図である。
【図9】図9は、比較例としてのファスニングテープを
示す平面図である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ 2 トップシート 3 バックシート 4 吸収体 5 ウエスト部 6 レッグ部 7a ウエスト部弾性部材 7b レッグ部弾性部材 8 立体ガード 9 ウエストバンド部 9a 伸縮性部材 10a ファスニングテープ(一方) 10b ファスニングテープ(他方) 11 固定部 12 締結部 12a 先端縁 12b 基端縁 13 テープ基材 14 止着部 20 ターゲットテープ A 腹側部 B 背側部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性のトップシートと液不透過性の
    バックシートと、これら両シート間に介在された液保持
    性の吸収体とを有し、背側部の左右両側縁部それぞれに
    使用時締結用のファスニングテープを有する使い捨てお
    むつにおいて、 上記ファスニングテープは、おむつに固定される固定部
    と、該固定部に連設された締結部とからなり、 上記締結部は、止着部を有し、該止着部の周縁は、上記
    固定部の最も近くに位置し且つファスニングテープをそ
    の幅方向に横切る基端縁と、該固定部の最も遠くに位置
    し且つファスニングテープをその幅方向に横切る先端縁
    と、該締結部の左右両側縁とほぼ一致するように形成さ
    れた左右の側縁と、により構成されており、 上記先端縁の幅Xが15〜40mmであり、上記基端縁
    の幅Yが25〜55mmであり、該幅Xと該幅Yとの比
    X/Yが0.40〜0.80であることを特徴とする使
    い捨ておむつ。
  2. 【請求項2】 腹側部における上記バックシートの表面
    上に、おむつの使用時において上記ファスニングテープ
    を止着するターゲットテープが配されており、該ターゲ
    ットテープと該ファスニングテープとの剥離力が50〜
    1000g/25mmであることを特徴とする請求項1
    記載の使い捨ておむつ。
  3. 【請求項3】 左右両側のファスニングテープ間に伸縮
    性部材が配されて、ウエストバンド部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の使い捨ておむ
    つ。
  4. 【請求項4】 上記ファスニングテープは、不織布から
    なるテープ基材と、該テープ基材上に固着された機械的
    ファスナーの凸部材とからなり、該凸部材により上記止
    着部が形成されており、上記ターゲットテープは、複数
    のループ部を有する機械的ファスナーの凹部材からなる
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の使い捨
    ておむつ。
  5. 【請求項5】 上記ファスニングテープは、それぞれ互
    いの鏡像であり、一方のファスニングテープの複数個を
    それらの固定部の左右両側縁が連接されるように配置し
    たとき、これらが形成する輪郭の一部が他方のファスニ
    ングテープの締結部の輪郭と合致することを特徴とする
    請求項1〜4の何れかに記載の使い捨ておむつ。
  6. 【請求項6】 上記ファスニングテープが、伸縮性を有
    することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の使
    い捨ておむつ。
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