JPH11155842A - 生体接触圧を一定にした生体計測装置 - Google Patents
生体接触圧を一定にした生体計測装置Info
- Publication number
- JPH11155842A JPH11155842A JP34443397A JP34443397A JPH11155842A JP H11155842 A JPH11155842 A JP H11155842A JP 34443397 A JP34443397 A JP 34443397A JP 34443397 A JP34443397 A JP 34443397A JP H11155842 A JPH11155842 A JP H11155842A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- living body
- contact pressure
- measuring device
- constant
- bag
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/55—Specular reflectivity
- G01N21/552—Attenuated total reflection
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 生体との接触圧を一定にした生体計測装置を
提供する。 【解決手段】 ＡＴＲ結晶２を介して生体３に赤外光を
照射させて全反射させた後、その赤外光を検出し、その
吸光度から生体内成分の濃度を求めるようにした生体計
測装置において、前記ＡＴＲ結晶２の表面に接触した指
先３を包むように袋状加圧体４を設け、測定時に、常
に、一定の生体接触圧が得られるように、前記袋状加圧
体４に加圧源を供給するように構成する。
提供する。 【解決手段】 ＡＴＲ結晶２を介して生体３に赤外光を
照射させて全反射させた後、その赤外光を検出し、その
吸光度から生体内成分の濃度を求めるようにした生体計
測装置において、前記ＡＴＲ結晶２の表面に接触した指
先３を包むように袋状加圧体４を設け、測定時に、常
に、一定の生体接触圧が得られるように、前記袋状加圧
体４に加圧源を供給するように構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、非侵襲的に生体内
成分を計測する生体計測装置に関するものである。
成分を計測する生体計測装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、生体内成分を計測する場合には、
血液、体液あるいは尿を生体から採取し、それらを各種
生化学的手法を用いて成分分析を行なっていた。例え
ば、血液中のグルコース成分を求める方法としては、酵
素電極法、比色法等が用いられ実用化もされている。
血液、体液あるいは尿を生体から採取し、それらを各種
生化学的手法を用いて成分分析を行なっていた。例え
ば、血液中のグルコース成分を求める方法としては、酵
素電極法、比色法等が用いられ実用化もされている。
【０００３】しかしながら、血液、体液あるいは尿を生
体から採取する場合、生体に対する苦痛が伴うと同時
に、感染、廃棄による危険性がある。また、検査に必要
な手間と時間も無視できない。
体から採取する場合、生体に対する苦痛が伴うと同時
に、感染、廃棄による危険性がある。また、検査に必要
な手間と時間も無視できない。
【０００４】このようなことから、血液等を生体から採
取することなく、非侵襲的に生体内成分を分析し、各種
診断や予防等を支援するための全反射吸収測定法（ＡＴ
Ｒ（Attenuated Total Reflection)法）による生体測定
装置が種々提案されている。例えば特開平７−１８４８
８３号公報にはこのような生体計測装置の一例が開示さ
れている。
取することなく、非侵襲的に生体内成分を分析し、各種
診断や予防等を支援するための全反射吸収測定法（ＡＴ
Ｒ（Attenuated Total Reflection)法）による生体測定
装置が種々提案されている。例えば特開平７−１８４８
８３号公報にはこのような生体計測装置の一例が開示さ
れている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来の装置では、ＡＴＲ結晶の表面に各人がそれぞ
れ自分の力で指先を押し当て密着状態としていたため、
そのＡＴＲ結晶に対する生体接触圧が区々となってい
た。そのため、人によって検出強度（吸光度）が変化し
てしまい再現性のよい測定結果を得るのは容易ではなか
った。
うな従来の装置では、ＡＴＲ結晶の表面に各人がそれぞ
れ自分の力で指先を押し当て密着状態としていたため、
そのＡＴＲ結晶に対する生体接触圧が区々となってい
た。そのため、人によって検出強度（吸光度）が変化し
てしまい再現性のよい測定結果を得るのは容易ではなか
った。
【０００６】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
生体との接触圧を一定にした生体計測装置を提供するこ
とを目的としている。
生体との接触圧を一定にした生体計測装置を提供するこ
とを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、ＡＴＲ結晶を介して生体に赤外光を照射させて全反
射させた後、その赤外光を検出し、その吸光度から生体
内成分の濃度を求めるようにした生体計測装置にあっ
て、前記ＡＴＲ結晶の表面に接触させた指先を包むよう
に袋状加圧体を設け、測定時に、常に、一定の生体接触
圧が得られるように、前記袋状加圧体に加圧源を供給す
るように構成してなることを特徴としている。
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、ＡＴＲ結晶を介して生体に赤外光を照射させて全反
射させた後、その赤外光を検出し、その吸光度から生体
内成分の濃度を求めるようにした生体計測装置にあっ
て、前記ＡＴＲ結晶の表面に接触させた指先を包むよう
に袋状加圧体を設け、測定時に、常に、一定の生体接触
圧が得られるように、前記袋状加圧体に加圧源を供給す
るように構成してなることを特徴としている。
【０００８】ＡＴＲ結晶の表面に接触させた指先を含む
ように設けた袋状加圧体に加圧源を供給して、測定時
に、常に、一定の生体接触圧が得られるようにしている
ことにより、検出強度が変化せず、再現性のよい測定結
果を得ることができる。
ように設けた袋状加圧体に加圧源を供給して、測定時
に、常に、一定の生体接触圧が得られるようにしている
ことにより、検出強度が変化せず、再現性のよい測定結
果を得ることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下に本発明の生体接触圧を一定
にした生体計測装置の一実施形態につき詳細に説明す
る。図１は生体計測装置の要部縦断構成図、図２は要部
縦断面図で、これらの図において、符号１は測定台、２
は測定台１に嵌装されたＡＴＲ結晶、３はそのＡＴＲ結
晶２の表面に載せられた生体（指先）、４は生体３を包
むように設けられた袋状加圧体、５はその袋状加圧体４
を包囲して膨張時に押さえ込むための押さえカバー、６
は赤外線照射装置、７は赤外線検出装置、８はＣＰＵよ
りなる演算処理部である。
にした生体計測装置の一実施形態につき詳細に説明す
る。図１は生体計測装置の要部縦断構成図、図２は要部
縦断面図で、これらの図において、符号１は測定台、２
は測定台１に嵌装されたＡＴＲ結晶、３はそのＡＴＲ結
晶２の表面に載せられた生体（指先）、４は生体３を包
むように設けられた袋状加圧体、５はその袋状加圧体４
を包囲して膨張時に押さえ込むための押さえカバー、６
は赤外線照射装置、７は赤外線検出装置、８はＣＰＵよ
りなる演算処理部である。
【００１０】上述の袋状加圧体４は、測定時にのみ、ポ
ンプ９から所定圧（例えば１ｋｇｆ／ｃｍ2 ）の空気
（加圧源）の供給を受け、押さえカバー５内で膨張し、
予めＡＴＲ結晶２の表面に載せ置かれた指先３を一定圧
でそのまわりから押圧し、ＡＴＲ結晶２に対して一定の
生体接触圧が得られるようになっており、これにより、
常に検出強度を一定に保持して信頼性の高い測定をおこ
なえるようにしている。
ンプ９から所定圧（例えば１ｋｇｆ／ｃｍ2 ）の空気
（加圧源）の供給を受け、押さえカバー５内で膨張し、
予めＡＴＲ結晶２の表面に載せ置かれた指先３を一定圧
でそのまわりから押圧し、ＡＴＲ結晶２に対して一定の
生体接触圧が得られるようになっており、これにより、
常に検出強度を一定に保持して信頼性の高い測定をおこ
なえるようにしている。
【００１１】本装置では、全反射吸収測定法（ＡＴＲ
法）を採用し、赤外線照射装置６から照射された赤外光
（波長１μｍ以上）はＡＴＲ結晶２中を全反射しつつ進
行してゆき、生体３側で全反射する際に僅かに生体３の
内部に入り込み、特定の生体内成分に吸収される。例え
ば、赤外光の波長として９．６６μｍを選択し照射すれ
ば、血液中のグルコースに吸収される。従って、その吸
収を受けた赤外線の強度を赤外線検出装置７で赤外線吸
収スペクトル（測定スペクトル）として検出し、吸光度
を求め、その吸光度から予め演算処理部８に設定記憶さ
れている演算プログラムに従い人体中のグルコース濃度
すなわち血糖値を求めることができる。
法）を採用し、赤外線照射装置６から照射された赤外光
（波長１μｍ以上）はＡＴＲ結晶２中を全反射しつつ進
行してゆき、生体３側で全反射する際に僅かに生体３の
内部に入り込み、特定の生体内成分に吸収される。例え
ば、赤外光の波長として９．６６μｍを選択し照射すれ
ば、血液中のグルコースに吸収される。従って、その吸
収を受けた赤外線の強度を赤外線検出装置７で赤外線吸
収スペクトル（測定スペクトル）として検出し、吸光度
を求め、その吸光度から予め演算処理部８に設定記憶さ
れている演算プログラムに従い人体中のグルコース濃度
すなわち血糖値を求めることができる。
【００１２】上述の全反射の過程において、生体接触圧
が測定毎に異なる場合には、検出強度も異なるため、精
度よく濃度を検出できないが、本装置では、前述したよ
うに、袋状加圧体４によって、常に、一定の生体接触圧
が得られるため、検出強度が一定となり、信頼性の高い
測定値を得ることができる。
が測定毎に異なる場合には、検出強度も異なるため、精
度よく濃度を検出できないが、本装置では、前述したよ
うに、袋状加圧体４によって、常に、一定の生体接触圧
が得られるため、検出強度が一定となり、信頼性の高い
測定値を得ることができる。
【００１３】なお、測定対象は、グルコース濃度に限ら
れることなく、例えば尿酸，コレステロールエステル，
脂肪酸等であってもよく、それらの赤外光の領域として
は、その波長がグルコースに対して９．６２〜９．７１
μｍ、尿酸に対して２．９４〜３．１３μｍ、コレステ
ロールエステルに対して５．７５〜５．７６μｍ、脂肪
酸に対して３．３３〜３．５７μｍが妥当である。これ
らのスペクトルは近赤外領域のものに比べて複雑でなく
解析がおこないやすい。また、ピーク付近の吸光度と生
体内成分の濃度はそれぞれ相関関係にあり、この点を利
用し、予め濃度と吸光度の関係式をそれぞれ用意してお
くことにより、得られた吸光度から前述のように、各生
体内成分の濃度を求めることができる。
れることなく、例えば尿酸，コレステロールエステル，
脂肪酸等であってもよく、それらの赤外光の領域として
は、その波長がグルコースに対して９．６２〜９．７１
μｍ、尿酸に対して２．９４〜３．１３μｍ、コレステ
ロールエステルに対して５．７５〜５．７６μｍ、脂肪
酸に対して３．３３〜３．５７μｍが妥当である。これ
らのスペクトルは近赤外領域のものに比べて複雑でなく
解析がおこないやすい。また、ピーク付近の吸光度と生
体内成分の濃度はそれぞれ相関関係にあり、この点を利
用し、予め濃度と吸光度の関係式をそれぞれ用意してお
くことにより、得られた吸光度から前述のように、各生
体内成分の濃度を求めることができる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の生体接触
圧を一定にした生体計測装置によれば、ＡＴＲ結晶の表
面に接触させた指先を包むように袋状加圧体を設け、測
定時に、常に、一定の生体接触圧が得られるように、前
記袋状加圧体に加圧源を供給するので、指先の大きさ等
の個人差に影響されることなく、検出強度が変化しない
ようにすることができ、信頼性の高い高精度な測定が可
能となる。
圧を一定にした生体計測装置によれば、ＡＴＲ結晶の表
面に接触させた指先を包むように袋状加圧体を設け、測
定時に、常に、一定の生体接触圧が得られるように、前
記袋状加圧体に加圧源を供給するので、指先の大きさ等
の個人差に影響されることなく、検出強度が変化しない
ようにすることができ、信頼性の高い高精度な測定が可
能となる。
【図１】本発明の生体接触圧を一定にした生体計測装置
の一実施形態を示す要部縦断構成図である。
の一実施形態を示す要部縦断構成図である。
【図２】同装置の要部縦断面図である。
２…ＡＴＲ結晶、３…生体、４…袋状加圧体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遊津 隆義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 眞梶 康彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 ＡＴＲ結晶を介して生体に赤外光を照射
させて全反射させた後、その赤外光を検出し、その吸光
度から生体内成分の濃度を求めるようにした生体計測装
置において、前記ＡＴＲ結晶の表面に接触させた指先を
包むように袋状加圧体を設け、測定時に、常に、一定の
生体接触圧が得られるように、前記袋状加圧体に加圧源
を供給するように構成してなることを特徴とする生体接
触圧を一定にした生体計測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34443397A JPH11155842A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 生体接触圧を一定にした生体計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34443397A JPH11155842A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 生体接触圧を一定にした生体計測装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11155842A true JPH11155842A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18369232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34443397A Pending JPH11155842A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 生体接触圧を一定にした生体計測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11155842A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015181908A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 京セラ株式会社 | 測定装置、測定システム、測定方法、及び測定装置を備える電子機器 |
| DE102014115502A1 (de) * | 2014-10-24 | 2016-04-28 | Pyreos Ltd. | Hautmessgerät und Armbanduhr |
| WO2018123169A1 (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 三菱電機株式会社 | 生体物質測定装置および生体物質測定方法 |
| JP2019130283A (ja) * | 2018-09-07 | 2019-08-08 | 三菱電機株式会社 | 生体物質測定装置 |
-
1997
- 1997-11-27 JP JP34443397A patent/JPH11155842A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015181908A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 京セラ株式会社 | 測定装置、測定システム、測定方法、及び測定装置を備える電子機器 |
| DE102014115502A1 (de) * | 2014-10-24 | 2016-04-28 | Pyreos Ltd. | Hautmessgerät und Armbanduhr |
| CN107106025A (zh) * | 2014-10-24 | 2017-08-29 | 派洛斯有限公司 | 皮肤测量装置及手表 |
| WO2018123169A1 (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 三菱電機株式会社 | 生体物質測定装置および生体物質測定方法 |
| JPWO2018123169A1 (ja) * | 2016-12-26 | 2019-10-31 | 三菱電機株式会社 | 生体物質測定装置および生体物質測定方法 |
| JP2019130283A (ja) * | 2018-09-07 | 2019-08-08 | 三菱電機株式会社 | 生体物質測定装置 |
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