JPH11155700A - 組み換え可能なベビーベッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベビーベッドをサイズの大きなジュニアベッ
ドに変更できて、赤ちゃんのときから幼児や小学生（低
・中学年）位までの長い期間、ベビーベッドを使用でき
るようにすることにある。 【解決手段】 長方形の床板３と、長方形の左妻枠４並
びに右妻枠５と、後枠６と、上部前枠７ａ並びに下部前
枠７ｂからなる前枠７とからなり、床板３の周囲に左妻
枠４、右妻枠５、後枠６、前枠７を着脱可能に取り付け
てベビーベッド１を構成し、組み換え時には、ベビーベ
ッド１を一旦分解し、２枚のベッド板１７ａ，１７ｂか
らなるジュニアベッド用床板１８（床板３より大）を形
成し、このジュニアベッド用床板１８の周囲を横にした
左妻枠４並びに右妻枠５、更に上部前枠７ａ、下部前枠
７ｂ、補助枠１９、２０で囲繞してジュニアベッド２を
形成できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、赤ちゃんから幼児
や小学生（低・中学年）位まで使用できる組み換え可能
なベビーベッドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来からベビーベッドにも各種のものが
あり、赤ちゃんがいる多くの家庭で使用されている。ま
た、最近は不要になったベビーベッドを、ラックやベン
チ等に組み換えて使用できるようにした例えば特願平９
ー１７２２１０号に開示のものや、ベビーベッドの幅を
広くなるように変更できる例えば実願平５ー４０１３６
号、実願平５ー４０１３７号に開示のようなベビーベッ
ド等が開発されている。

【０００３】また赤ちゃんは、成長するにつれて背丈も
伸び、幼児や小学生になる頃には背丈や横幅もより大き
くなっていく。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このように赤ちゃんか
ら子供（小学生）に成長していくと、もはや従来のベビ
ーベッドでは使用するのが困難であり、殆ど使用される
こともなかった。また、上記した特願平９ー１７２２１
０号、実願平５ー４０１３６号、実願平５ー４０１３７
号に開示の従来のベビーベッドでは、ラックやベンチに
組み換えできたり、ベッドの幅を広くすることはできて
も、ベッドの幅と長さを同時に変更させて、幼児や小学
生でも使用できる大きさのベッドにすることはできなか
った。

【０００５】本発明は上記のような点に鑑みて開発され
たものであり、その目的とするところは、ベビーベッド
をサイズの大きなジュニアベッドに組み換えて、赤ちゃ
んのときから幼児や小学生（低・中学年）位までの長い
期間使用することができるようにした組み換え可能なベ
ビーベッドを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記目
的を有効に達成するために、次のような構成にしてあ
る。すなわち、請求項１記載の本発明の組み立て可能な
ベビーベッドは、長方形の床板と、この床板の短辺寸法
と同一又は略同一の短辺寸法からなる長方形の左妻枠並
びに右妻枠と、床板の一方の長辺側に取り付ける後枠
と、床板の他方の長辺側の上部に取り付ける上部前枠並
びに下部に取り付ける下部前枠とからなり、左妻枠の略
中間の短辺側に沿わせて床板の一方の短辺側を着脱可能
に取り付け、且つ右妻枠の略中間の短辺側に沿わせて床
板の他方の短辺側を着脱可能に取り付け、更に床板の一
方の長辺側に後枠の長辺側の中間部を着脱可能に取り付
け、且つ床板の他方の長辺側の上部に上部前枠を着脱可
能に取り付けるとともに下部に下部前枠を着脱可能に取
り付けてベビーベッドを構成し、このベビーベッドの組
み換え時に、ベビーベッドの床板から左妻枠、右妻枠、
後枠、上部前枠、下部前枠を取り外し、左妻枠並びに右
妻枠の長辺寸法と同一又は略同一の辺を有する方形状の
２枚のベッド板を連接して前記した床板の長辺より長い
ジュニアベッド用床板を形成し、このジュニアベッド用
床板の一方の長辺側に、上部前枠及び補助枠を連接して
取り付けるとともに、他方の長辺側に下部前枠並びに補
助枠を連接して取り付け、更にジュニアベッド用床板の
一方の短辺側に左妻枠を横にして長辺側を取り付けると
ともに、ジュニアベッド用床板の他方の短辺側に右妻枠
を横にして長辺側を取り付けてジュニアベッドを構成で
きるようにした。

【０００７】請求項２記載の本発明の組み立て可能なベ
ビーベッドは、長方形の床板と、この床板の短辺寸法と
同一又は略同一の短辺寸法からなる長方形の左妻枠並び
に右妻枠と、床板の一方の長辺側に取り付ける後枠と、
床板の他方の長辺側の上部に取り付ける上部前枠並びに
下部に取り付ける下部前枠とからなり、左妻枠の略中間
の短辺側に沿わせて床板の一方の短辺側を着脱可能に取
り付け、且つ右妻枠の略中間の短辺側に沿わせて床板の
他方の短辺側を着脱可能に取り付け、更に床板の一方の
長辺側に後枠の長辺側の中間部を着脱可能に取り付け、
且つ床板の他方の長辺側の上部に上部前枠を着脱可能に
取り付けるとともに下部に下部前枠を着脱可能に取り付
けてベビーベッドを構成し、このベビーベッドの組み換
え時に、ベビーベッドの床板から左妻枠、右妻枠、後
枠、上部前枠、下部前枠を取り外し、左妻枠並びに右妻
枠の長辺寸法と同一又は略同一の辺を有する方形状の２
枚のベッド板を連接して前記した床板の長辺より長いジ
ュニアベッド用床板を形成し、このジュニアベッド用床
板の両方の長辺側に長尺枠部材を夫々取り付け、更にジ
ュニアベッド用床板の一方の短辺側に左妻枠を横にして
長辺側を取り付けるとともに、ジュニアベッド用床板の
他方の短辺側に右妻枠を横にして長辺側を取り付けてジ
ュニアベッドを構成できるようにした。

【０００８】請求項３記載の本発明の組み立て可能なベ
ビーベッドは、長方形の床板と、この床板の短辺寸法と
同一又は略同一の短辺寸法からなる長方形の左妻枠並び
に右妻枠と、床板の一方の長辺側に取り付ける後枠と、
床板の他方の長辺側の上部に取り付ける上部前枠並びに
下部に取り付ける下部前枠と、床板の短辺寸法と同一の
短辺寸法であり且つ床板の長辺寸法より短い辺からなる
方形状の棚板とからなり、左妻枠の略中間の短辺側に沿
わせて床板の一方の短辺側を着脱可能に取り付け、且つ
右妻枠の略中間の短辺側に沿わせて床板の他方の短辺側
を着脱可能に取り付け、更に床板の一方の長辺側に後枠
の長辺側の中間部を着脱可能に取り付け、且つ床板の他
方の長辺側の上部に上部前枠を着脱可能に取り付け、棚
板の片側を後枠の下側に着脱可能に取り付けるととも
に、この棚板のもう一方の片側を下部前枠の下側に着脱
可能に取り付け、且つこの下部前枠を床板の他方の長辺
側の下部に着脱可能に取り付けてベビーベッドを構成
し、このベビーベッドの組み換え時に、ベビーベッドの
床板並びに棚板から左妻枠、右妻枠、後枠、上部前枠、
下部前枠を取り外し、左妻枠並びに右妻枠の長辺寸法と
同一又は略同一の一辺を有し連接すると前記した床板の
長辺より長くなる方形状の２枚のベッド板を連接してジ
ュニアベッド用床板を形成し、このジュニアベッド用床
板の一方の長辺側に上部前枠並びに補助枠を連接して取
り付けるとともに、他方の長辺側に上部前枠並びに補助
枠を連接して取り付け、更にこのジュニアベッド用床板
の一方の短辺側に左妻枠を横にして長辺側を取り付ける
とともに、他方の短辺側に右妻枠を横にして長辺側を取
り付けジュニアベッドを構成できるようにした。

【０００９】請求項４記載の本発明の組み立て可能なベ
ビーベッドは、長方形の床板と、この床板の短辺寸法と
同一又は略同一の短辺寸法からなる長方形の左妻枠並び
に右妻枠と、床板の一方の長辺側に取り付ける後枠と、
床板の他方の長辺側の上部に取り付ける上部前枠並びに
下部に取り付ける下部前枠と、床板の短辺寸法と同一の
短辺寸法であり且つ床板の長辺寸法より短い辺からなる
方形状の棚板とからなり、左妻枠の略中間の短辺側に沿
わせて床板の一方の短辺側を着脱可能に取り付け、且つ
右妻枠の略中間の短辺側に沿わせて床板の他方の短辺側
を着脱可能に取り付け、更に床板の一方の長辺側に後枠
の長辺側の中間部を着脱可能に取り付け、且つ床板の他
方の長辺側の上部に上部前枠を着脱可能に取り付け、棚
板の片側を後枠の下側に着脱可能に取り付けるととも
に、この棚板のもう一方の片側を下部前枠の下側に着脱
可能に取り付け、且つこの下部前枠を床板の他方の長辺
側の下部に着脱可能に取り付けてベビーベッドを構成
し、このベビーベッドの組み換え時に、ベビーベッドの
床板並びに棚板から左妻枠、右妻枠、後枠、上部前枠、
下部前枠を取り外し、左妻枠並びに右妻枠の長辺寸法と
同一又は略同一の辺を有する方形状の２枚のベッド板を
連接して前記した床板の長辺より長いジュニアベッド用
床板を形成し、このジュニアベッド用床板の両方の長辺
側に長尺枠部材を夫々取り付け、更にジュニアベッド用
床板の一方の短辺側に左妻枠を横にして長辺側を取り付
けるとともに、ジュニアベッド用床板の他方の短辺側に
右妻枠を横にして長辺側を取り付けてジュニアベッドを
構成できるようにした。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図１〜図３は、請求項１記載の本発明の組
み換え可能なベビーベッドに関する図で、このベビーベ
ッド１は、赤ちゃんの寝かせるためのベビーベッド１
（図１参照）として使用した後、赤ちゃんの成長に伴っ
てより大きなベッドが必要になってきた場合、ベビーベ
ッド１を一旦分解し、不要部品の取り除くとともに後述
する付属品を追加して、よりサイズの大きなジュニアベ
ッド２（図２参照）に組み換えすることができるように
したものである。

【００１１】すなわち、ベビーベッド１（図１参照）
は、床板３、左妻枠４、右妻枠５、後枠６、上部前枠７
ａ並びに上部前枠７ｂからなる前枠７、及びキャスター
８、その他、多数の止めネジ（又はボルト・ナット）に
よって組み立て・分解可能に構成されている。

【００１２】床板３は、長辺３ａが１２００ｍｍ、短辺
３ｂが７００ｍｍの長方形の板状部材であって、上面に
クッション材を載置してこの表面をシート材で被覆した
ものである。

【００１３】左妻枠４並びに右妻枠５は、長辺４ａ（５
ａ）が９５０ｍｍ、短辺４ｂ（５ｂ）が７５０ｍｍの長
方形の板状部材で、長方形のボード４ｃ（５ｃ）の周囲
に枠部材４ｄ（５ｄ）を取り付けた構成であり、床板３
の両短辺３ｂ側に夫々止めネジ等によって着脱可能に取
付けられている。尚、左妻枠４並びに右妻枠５は、長方
形であれば、図示の例のものに限らず、如何なるデザイ
ン・形状とするも自由である。

【００１４】後枠６は、床板３の長辺３ａと同じ位の長
さで、高さは左妻枠４並びに右妻枠５の長辺４ａ（５
ａ）より少し短い（低い）寸法であり、上枠部材６ａと
下枠部材（図示せず）との間に多数の縦桟６ｂと縦枠部
材６ｃとを所定間隔を以て並設した構成である。この後
枠６は、床板３の一方の長辺３ａ側に止めネジ等によっ
て着脱可能に取付けられている。

【００１５】前枠７は、別体の上部前枠７ａと上部前枠
７ｂからなり、上部前枠７ａ並びに下部前枠７ｂの長辺
９ａは、床板３の長辺３ａの寸法とほぼ同じ長さであ
り、短辺９ｂは左妻枠４又は右妻枠５の長辺４ａ（５
ａ）の半分位の寸法である。上部前枠７ａは、上枠部材
１０ａと下枠部材１０ｂの間に所定間隔を以て縦桟１０
ｃを並設したものである。この上部前枠７ａは両側上部
を止めネジ１２によって左妻枠４並びに右妻枠５の上端
寄りに着脱可能に係止してある。更に上部前枠７ａは、
対峙する左妻枠４並びに右妻枠５の枠部材４ｄ（５ｄ）
の前枠７側の縦方向に形成した縦溝１３に沿って、上下
に摺動させることができるようにしてある。

【００１６】下部前枠７ｂは、上枠部材１１ａと下枠部
材１１ｂの間の両端側に、所定間隔を以て縦桟１１ｃを
並設するとともに、左右の縦桟１１ｃ間には上枠部材１
１ａに止めネジ１４で着脱できるようにした長方形の開
閉扉１５が取り付けてある。下部前枠７ｂは、両側の上
下を止めネジ１６によって左妻枠４並びに右妻枠５に着
脱可能に係止してある。

【００１７】このベビーベッド１は、組み立てる場合は
床板３の左右の短辺３ｂに、左妻枠４並びに右妻枠５の
ほぼ中間部分を係止ネジで固定するとともに、床板３の
一方の長辺３ａ側に後枠６を係止ネジで固定する。更に
床板３の他方の長辺３ａ側の上部に、上部前枠７ａを止
めネジ１２によって左妻枠４並びに右妻枠５に取付ける
とともに、下部に下部前枠７ｂを止めネジ１６で左妻枠
４並びに右妻枠５に取り付ける。最後に後枠６の下端両
側近傍並びに下部前枠７ｂの下端両側近傍にキャスター
８を取り付ける。

【００１８】このベビーベッド１を使用する場合は、床
板３の上に更にマットや敷布団等のクッション性のある
ものを敷き、その上に赤ちゃんを寝かして使用する。ま
た、開閉扉１５を開けることによって、床板３の下方の
空間部分に肌着やおむつ等、赤ちゃんが日常使用するも
のを収納しておくことができる。

【００１９】このようにして使用してきたベビーベッド
１は、赤ちゃんの成長にともなって狭くなり、赤ちゃん
が幼児や小学生になると使用するのが困難になってく
る。そこで、このベビーベッド１を分解して、必要な部
品と付属品とによって再組み立てを行い、図２に示すよ
うなサイズの大きなジュニアベッド２に組み換える。

【００２０】すなわち、ベビーベッド１（図１参照）か
らジュニアベッド２（図２参照）に組み換える場合に
は、ベビーベッド１の床板３から左妻枠４、右妻枠５、
後枠６、前枠７（上部前枠７ａ、下部前枠７ｂ）を取り
外すとともに、下部前枠７ｂからキャスター８を取り外
す。

【００２１】そして、このベビーベッド１の付属品であ
る９００ｍｍ×９００ｍｍの正方形状の２枚のベッド板
１７ａ、１７ｂ（図２、図３参照）を並設し、長辺１８
ａが１８００ｍｍ、短辺１８ｂが９００ｍｍのジュニア
ベッド用床板１８を形成する。

【００２２】このジュニアベッド用床板１８の一方の長
辺１８ａ側に、上部前枠７ａと、付属品である補助枠１
９とを連接してその上端寄りを係止ネジで着脱可能に取
り付ける。補助枠１９は、長方形の枠部材１９ｂと、所
定間隔をもって並設した縦桟１９ｃとによって構成され
たものである。また補助枠１９の短辺の長さは上部前枠
７ａの短辺の長さと同じであり、長辺１９ａは６００ｍ
ｍである。

【００２３】ジュニアベッド用床板１８の他方の長辺１
８ａ側に、下部前枠７ｂと、付属品である補助枠２０と
を連接してその上端寄りを係止ネジで着脱可能に取り付
ける。補助枠２０は前記の補助枠１９と同形で同じ大き
さのものである。

【００２４】更にジュニアベッド用床板１８の一方の短
辺１８ｂ側に、左妻枠４を横にして（回転させて）係止
ネジで着脱可能に取り付けるとともに、他方の短辺１８
ｂ側に右妻枠５を横にして（回転させて）係止ネジで着
脱可能に取り付ける。

【００２５】上述のようにしてベビーベッド１を分解
し、床板３と後枠６を取り除くとともに，付属品を使用
して再度、組み立てることによって、ジュニアベッド２
を形成する。このことによりベビーベッド１を幼児や子
供用のジュニアベッド２として使用することができる。

【００２６】図４〜図６は、請求項２記載の本発明の組
み換え可能なベビーベッドに関する図である。尚、この
ベッドについて、前記した図１〜図３に示す組み換え可
能なベビーベッドと同一の構成部分については、同一符
号を付して詳細な説明は省略する。

【００２７】すなわち、ベビーベッド１（図４参照）
は、前記したベビーベッド１（図１参照）と同様に床板
３、左妻枠４、右妻枠５、後枠６、上部前枠７ａ並びに
上部前枠７ｂからなる前枠７、及びキャスター８と多数
の止めネジ（又はボルト・ナット）とによって組み立て
・分解可能に構成されたものである。

【００２８】赤ちゃんが成長してベビーベッド１では狭
くなってきたら、ベビーベッド１（図４参照）を一旦分
解し、床板３、上部前枠７ａ、上部前枠７ｂを取り除く
とともに、後述する付属品を使用してジュニアベッド２
（図５参照）に組み換え、幼児や小学生でも使用できる
サイズの大きなジュニアベッド２を構成する。

【００２９】すなわち、図４に示すベビーベッド１から
図５に示すジュニアベッド２に組み換える場合は、ベビ
ーベッド１の床板３から左妻枠４、右妻枠５、後枠６、
前枠７（上部前枠７ａ、下部前枠７ｂ）を取り外すとと
もに、下部前枠７ｂからキャスター８を取り外す。

【００３０】そして、付属品である９００ｍｍ×９００
ｍｍの正方形状の２枚のベッド板１７ａ、１７ｂ（図
５、図６参照）を並設し、長辺１８ａが１８００ｍｍ、
短辺１７が９００ｍｍのジュニアベッド用床板１８を形
成する。

【００３１】このジュニアベッド用床板１８の両方の長
辺１８ａ側に、付属品である長尺枠部材２１を係止ネジ
で着脱可能に取り付ける。長尺枠部材２１は、長さが１
８００ｍｍの横断面長方形状の角板部材である。

【００３２】ジュニアベッド用床板１８の一方の短辺１
８ｂ側に左妻枠４を横にして（回転して）、係止ネジで
着脱可能に取り付けるとともに、他方の短辺１８ｂ側に
右妻枠５を横にして（回転して）係止ネジで着脱可能に
取り付ける。

【００３３】上述のようにしてベビーベッド１を分解
し、再度、付属品を使用して組み立てることによってジ
ュニアベッド２を形成し、幼児や子供用のベッドとして
使用する。

【００３４】図７〜図９は、請求項３記載の本発明の組
み換え可能なベビーベッドに関する図である。尚、この
ベッドについて、前記した図１〜図３に示す組み換え可
能なベビーベッドと同一の構成部分については、同一符
号を付して詳細な説明は省略する。

【００３５】すなわち、ベビーベッド１は、床板３、左
妻枠４、右妻枠５、後枠６、上部前枠７ａ並びに上部前
枠７ｂからなる前枠７、縦９００ｍｍ×横７００ｍｍの
棚板２２、及びキャスター８と多数の止めネジ（又はボ
ルト・ナット）とによって組み立て・分解可能に構成さ
れたものである。

【００３６】赤ちゃんが成長してベビーベッド１では狭
くなってきたら、ベビーベッド１を一旦分解し、床板
３、後枠６を取り除くとともに、後述する付属品を使用
してジュニアベッド２を組み立て、幼児や小学生用のベ
ッドとして使用する。

【００３７】ベビーベッド１（図７参照）からジュニア
ベッド２（図８参照）に組み換える場合は、ベビーベッ
ド１の床板３から左妻枠４、右妻枠５、後枠６、前枠７
（上部前枠７ａ、下部前枠７ｂ）を取り外すとともに、
棚板２２を取り外し、更に下部前枠７ｂからキャスター
８を取り外す。

【００３８】そして付属品である９００ｍｍ×１１００
ｍｍの長方形のベッド板２３と、棚板２２の短辺同士を
当接させて並設し、長辺１８ａが１８００ｍｍ、短辺１
８ｂが９００ｍｍのジュニアベッド用床板１８を形成す
る。

【００３９】このジュニアベッド用床板１８の一方の長
辺１８ａ側に、上部前枠７ａと、付属品である補助枠１
９とを連接してその上端寄りを係止ネジで着脱可能に取
り付ける。

【００４０】更にジュニアベッド用床板１８の他方の長
辺１８ａ側に、下部前枠７ｂと、付属品である補助枠２
０とを連接してその上端寄りを係止ネジで着脱可能に取
り付ける。

【００４１】更にジュニアベッド用床板１８の一方の短
辺１８ｂ側に左妻枠４を横にして（回転させて）、係止
ネジで着脱可能に取り付けるとともに、他方の短辺１８
ｂ側に右妻枠５を横にして（回転させて）係止ネジで着
脱可能に取り付ける。

【００４２】上述のようにしてベビーベッド１（図１参
照）を分解し、再度、付属品を使用して組み立てること
によってジュニアベッド２（図８参照）を形成し、幼児
や子供用のベッドとして使用することができる。

【００４３】図１０〜図１２は、請求項４記載の本発明
の組み換え可能なベビーベッドに関する。尚、このベッ
ドについて、前記した図１〜図３に示す組み換え可能な
ベビーベッドと同一の構成部分については、同一符号を
付して詳細な説明は省略する。

【００４４】すなわち、ベビーベッド１は、前記したベ
ビーベッド１（図１参照）と同様に床板３、左妻枠４、
右妻枠５、後枠６、上部前枠７ａ並びに上部前枠７ｂか
らなる前枠７、縦９００ｍｍ×横７００ｍｍの棚板２
４、及びキャスター８と多数の止めネジ（又はボルト・
ナット）とによって組み立て・分解可能に構成されたも
のであ。

【００４５】赤ちゃんが成長してベビーベッド１では狭
くなってきたら、ベビーベッド１を一旦分解し、床板
３、後枠６、上部前枠７ａ、上部前枠７ｂを取り除くと
ともに、後述する付属品を使用してジュニアベッド２
（図１１参照）に組み換えて幼児や小学生のベッドとし
て使用する。

【００４６】すなわち、ベビーベッド１（図１０参照）
からジュニアベッド２（図１１参照）に組み換える場合
には、ベビーベッド１の床板３から左妻枠４、右妻枠
５、後枠６、前枠７（上部前枠７ａ、下部前枠７ｂ）を
取り外すとともに、棚板２４を取り外す。

【００４７】そして、付属品である９００ｍｍ×１１０
０ｍｍの長方形状のベッド板２３と、前記の棚板２４の
短辺同士を当接させて並設し、長辺１８ａが１８００ｍ
ｍ、短辺１８ｂが９００ｍｍのジュニアベッド用床板１
８を形成する。

【００４８】このジュニアベッド用床板１８の両方の長
辺１８ａ側に、付属品である長尺枠部材２１を係止ネジ
で着脱可能に取り付ける。更にジュニアベッド用床板１
８の一方の短辺１８ｂ側に左妻枠４を横にして（回転さ
せて）係止ネジで取り付けるとともに、他方の短辺１８
ｂ側に右妻枠５を横にして（回転させて）係止ネジで着
脱可能に取り付ける。

【００４９】上述のようにしてベビーベッド１を分解
し、再度、付属品を使用して組み立てることによってジ
ュニアベッド２を形成し、幼児や子供用のベッドとして
使用することができる。

【００５０】図１３〜図１４はまた別のベビーベッド１
並びにジュニアベッド２であって、図１３に示すベビー
ベッド１の床板３の一方の床板３ｃは、３００ｍｍ×７
００ｍｍの長方形であり、他方の床板３ｄは、９００ｍ
ｍ×７００ｍｍの長方形である。このベビーベッド１で
はこの両床板３ｄを床板３として使用し、その他の部品
は図１０に示すベビーベッド１と同じ部品を使用して構
成されている。

【００５１】このベビーベッド１をジュニアベッド２
（図１４参照）に組み換える場合は、床板３ｄと、棚板
２５（９００ｍｍ×７００ｍｍの長方形）と、付属品で
あるベッド板２６（４００ｍｍ×９００ｍｍの長方形）
との各短辺同士を連接してジュニアベッド用床板１８を
形成する。このジュニアベッド用床板１８を使用し、前
記した図５、図１１に示す組み立て構成と同様にしてジ
ュニアベッド２を形成する。

【００５２】図１５〜図１６は更に別のベビーベッド１
並びにジュニアベッド２であって、図１５に示すベビー
ベッド１の床板３の一方の床板３ｃは、３００ｍｍ×７
００ｍｍの長方形であり、他方の床板３ｄは、９００ｍ
ｍ×７００ｍｍの長方形である。このベビーベッド１で
はこの両床板３ｄを床板３として使用し、その他の部品
は図１０に示すベビーベッド１と同じ部品を使用して構
成されている。

【００５３】このベビーベッド１をジュニアベッド２
（図１６参照）に組み換える場合は、床板３ｄと、棚板
２５（９００ｍｍ×７００ｍｍの長方形）と、付属品で
あるベッド板２６（４００ｍｍ×９００ｍｍの長方形）
との各短辺同士を連接してジュニアベッド用床板１８を
形成する。このジュニアベッド用床板１８を使用し、前
記した図２、図８に示す組み立て構成と同様にしてジュ
ニアベッド２を形成する。

【００５４】尚、本発明は、構成部品の大きさ、形状、
デザイン等を任意に設計変更してもよい。また使用する
部品を追加してもよい。

【００５５】

【発明の効果】以上、上記説明でも明らかなように、本
発明の組み換え可能なベビーベッドでは、赤ちゃんのと
きはベビーベッドとして使用し、赤ちゃんが大きくなれ
ば、今まで使用していたベビーベッドを分解し、不要部
品を除くとともに付属品を追加して再度組み立て、ベビ
ーベッドに比べ幅や長さの大きなジュニアベッドに組み
換える。このことにより、赤ちゃんの時期からから幼児
や小学生（低・中学年）まで長期間にわたって使用する
ことができる。そのため、長期間に渡って１台のベッド
を有効に且つ経済的に使用することができ、非常に有用
なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る組み換え可能なベビーベッドの斜
視図である。

【図２】図１のベビーベッドをジュニアベッドに組み換
えた斜視図である。

【図３】図１のベビーベッドを分解・組み立てる場合の
説明図である。

【図４】本発明に係る他の組み換え可能なベビーベッド
の斜視図である。

【図５】図４のベビーベッドをジュニアベッドに組み換
えた斜視図である。

【図６】図４のベビーベッドを分解・組み立てる場合の
説明図である。

【図７】本発明に係る他の組み換え可能なベビーベッド
の斜視図である。

【図８】図７のベビーベッドをジュニアベッドに組み換
えた斜視図である。

【図９】図７のベビーベッドを分解・組み立てる場合の
説明図である。

【図１０】本発明に係る他の組み換え可能なベビーベッ
ドの斜視図である。

【図１１】図１０のベビーベッドをジュニアベッドに組
み換えた斜視図である。

【図１２】図１０のベビーベッドを分解・組み立てる場
合の説明図である。

【図１３】本発明に係る他の組み換え可能なベビーベッ
ドの斜視図である。

【図１４】図１３のベビーベッドをジュニアベッドに組
み換えた斜視図である。

【図１５】本発明に係る他の組み換え可能なベビーベッ
ドの斜視図である。

【図１６】図１５のベビーベッドをジュニアベッドに組
み換えた斜視図である。

【符号の説明】

１ ベビーベッド ２ ジュニアベッド ３ 床板 ３ａ 床板の長辺 ３ｂ 床板の短辺 ４ 左妻枠 ５ 右妻枠 ６ 後枠 ７ａ 上部前枠 ７ｂ 下部前枠 ７ 前枠 １７ａ ベッド板 １７ｂ ベッド板 １８ ジュニアベッド用床板 １８ａ 長辺 １８ｂ 短辺 １９ 補助枠 ２０ 補助枠 ２１ 長尺枠部材 ２２ 棚板 ２３ ベッド板 ２４ 棚板

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 長方形の床板と、この床板の短辺寸法と
   同一又は略同一の短辺寸法からなる長方形の左妻枠並び
   に右妻枠と、床板の一方の長辺側に取り付ける後枠と、
   床板の他方の長辺側の上部に取り付ける上部前枠並びに
   下部に取り付ける下部前枠とからなり、左妻枠の略中間
   の短辺側に沿わせて床板の一方の短辺側を着脱可能に取
   り付け、且つ右妻枠の略中間の短辺側に沿わせて床板の
   他方の短辺側を着脱可能に取り付け、更に床板の一方の
   長辺側に後枠の長辺側の中間部を着脱可能に取り付け、
   且つ床板の他方の長辺側の上部に上部前枠を着脱可能に
   取り付けるとともに下部に下部前枠を着脱可能に取り付
   けてベビーベッドを構成し、このベビーベッドの組み換
   え時に、ベビーベッドの床板から左妻枠、右妻枠、後
   枠、上部前枠、下部前枠を取り外し、左妻枠並びに右妻
   枠の長辺寸法と同一又は略同一の辺を有する方形状の２
   枚のベッド板を連接して前記した床板の長辺より長いジ
   ュニアベッド用床板を形成し、このジュニアベッド用床
   板の一方の長辺側に、上部前枠及び補助枠を連接して取
   り付けるとともに、他方の長辺側に下部前枠並びに補助
   枠を連接して取り付け、更にジュニアベッド用床板の一
   方の短辺側に左妻枠を横にして長辺側を取り付けるとと
   もに、ジュニアベッド用床板の他方の短辺側に右妻枠を
   横にして長辺側を取り付けてジュニアベッドを構成でき
   るようにしたことを特徴とする組み換え可能なベビーベ
   ッド。
2. 【請求項２】 長方形の床板と、この床板の短辺寸法と
   同一又は略同一の短辺寸法からなる長方形の左妻枠並び
   に右妻枠と、床板の一方の長辺側に取り付ける後枠と、
   床板の他方の長辺側の上部に取り付ける上部前枠並びに
   下部に取り付ける下部前枠とからなり、左妻枠の略中間
   の短辺側に沿わせて床板の一方の短辺側を着脱可能に取
   り付け、且つ右妻枠の略中間の短辺側に沿わせて床板の
   他方の短辺側を着脱可能に取り付け、更に床板の一方の
   長辺側に後枠の長辺側の中間部を着脱可能に取り付け、
   且つ床板の他方の長辺側の上部に上部前枠を着脱可能に
   取り付けるとともに下部に下部前枠を着脱可能に取り付
   けてベビーベッドを構成し、このベビーベッドの組み換
   え時に、ベビーベッドの床板から左妻枠、右妻枠、後
   枠、上部前枠、下部前枠を取り外し、左妻枠並びに右妻
   枠の長辺寸法と同一又は略同一の辺を有する方形状の２
   枚のベッド板を連接して前記した床板の長辺より長いジ
   ュニアベッド用床板を形成し、このジュニアベッド用床
   板の両方の長辺側に長尺枠部材を夫々取り付け、更にジ
   ュニアベッド用床板の一方の短辺側に左妻枠を横にして
   長辺側を取り付けるとともに、ジュニアベッド用床板の
   他方の短辺側に右妻枠を横にして長辺側を取り付けてジ
   ュニアベッドを構成できるようにしたことを特徴とする
   組み換え可能なベビーベッド。
3. 【請求項３】 長方形の床板と、この床板の短辺寸法と
   同一又は略同一の短辺寸法からなる長方形の左妻枠並び
   に右妻枠と、床板の一方の長辺側に取り付ける後枠と、
   床板の他方の長辺側の上部に取り付ける上部前枠並びに
   下部に取り付ける下部前枠と、床板の短辺寸法と同一の
   短辺寸法であり且つ床板の長辺寸法より短い辺からなる
   方形状の棚板とからなり、左妻枠の略中間の短辺側に沿
   わせて床板の一方の短辺側を着脱可能に取り付け、且つ
   右妻枠の略中間の短辺側に沿わせて床板の他方の短辺側
   を着脱可能に取り付け、更に床板の一方の長辺側に後枠
   の長辺側の中間部を着脱可能に取り付け、且つ床板の他
   方の長辺側の上部に上部前枠を着脱可能に取り付け、棚
   板の片側を後枠の下側に着脱可能に取り付けるととも
   に、この棚板のもう一方の片側を下部前枠の下側に着脱
   可能に取り付け、且つこの下部前枠を床板の他方の長辺
   側の下部に着脱可能に取り付けてベビーベッドを構成
   し、このベビーベッドの組み換え時に、ベビーベッドの
   床板並びに棚板から左妻枠、右妻枠、後枠、上部前枠、
   下部前枠を取り外し、左妻枠並びに右妻枠の長辺寸法と
   同一又は略同一の一辺を有し連接すると前記した床板の
   長辺より長くなる方形状の２枚のベッド板を連接してジ
   ュニアベッド用床板を形成し、このジュニアベッド用床
   板の一方の長辺側に上部前枠並びに補助枠を連接して取
   り付けるとともに、他方の長辺側に上部前枠並びに補助
   枠を連接して取り付け、更にこのジュニアベッド用床板
   の一方の短辺側に左妻枠を横にして長辺側を取り付ける
   とともに、他方の短辺側に右妻枠を横にして長辺側を取
   り付けジュニアベッドを構成できるようにしたことを特
   徴とする組み換え可能なベビーベッド。
4. 【請求項４】 長方形の床板と、この床板の短辺寸法と
   同一又は略同一の短辺寸法からなる長方形の左妻枠並び
   に右妻枠と、床板の一方の長辺側に取り付ける後枠と、
   床板の他方の長辺側の上部に取り付ける上部前枠並びに
   下部に取り付ける下部前枠と、床板の短辺寸法と同一の
   短辺寸法であり且つ床板の長辺寸法より短い辺からなる
   方形状の棚板とからなり、左妻枠の略中間の短辺側に沿
   わせて床板の一方の短辺側を着脱可能に取り付け、且つ
   右妻枠の略中間の短辺側に沿わせて床板の他方の短辺側
   を着脱可能に取り付け、更に床板の一方の長辺側に後枠
   の長辺側の中間部を着脱可能に取り付け、且つ床板の他
   方の長辺側の上部に上部前枠を着脱可能に取り付け、棚
   板の片側を後枠の下側に着脱可能に取り付けるととも
   に、この棚板のもう一方の片側を下部前枠の下側に着脱
   可能に取り付け、且つこの下部前枠を床板の他方の長辺
   側の下部に着脱可能に取り付けてベビーベッドを構成
   し、このベビーベッドの組み換え時に、ベビーベッドの
   床板並びに棚板から左妻枠、右妻枠、後枠、上部前枠、
   下部前枠を取り外し、左妻枠並びに右妻枠の長辺寸法と
   同一又は略同一の辺を有する方形状の２枚のベッド板を
   連接して前記した床板の長辺より長いジュニアベッド用
   床板を形成し、このジュニアベッド用床板の両方の長辺
   側に長尺枠部材を夫々取り付け、更にジュニアベッド用
   床板の一方の短辺側に左妻枠を横にして長辺側を取り付
   けるとともに、ジュニアベッド用床板の他方の短辺側に
   右妻枠を横にして長辺側を取り付けてジュニアベッドを
   構成できるようにしたことを特徴とする組み換え可能な
   ベビーベッド。