JPH111549A - ポリカーボネートコポリエステルジオールの製造法 - Google Patents

ポリカーボネートコポリエステルジオールの製造法

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JPH111549A
JPH111549A JP9351784A JP35178497A JPH111549A JP H111549 A JPH111549 A JP H111549A JP 9351784 A JP9351784 A JP 9351784A JP 35178497 A JP35178497 A JP 35178497A JP H111549 A JPH111549 A JP H111549A
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アルベルト、グレコ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリカーボネートコポリエステルジオールの
製造法の提供。 【解決手段】 本発明は、分子量が1000〜6000
単位で、一般式(I)を有するポリカーボネートコポリ
エステルジオールの製造法であって、式(II)を有する
化合物を、式(III)を有する化合物と、温度100〜
180℃で、2〜10時間反応させることを特徴とする
方法。 【化1】 (式(I)中、単位 【化2】 は、30〜70重量%の割合を表し、R1 は、ポリエー
テルグリコールまたは脂肪族グリコールにから誘導され
る2価の有機基であり、R2 は、環状ラクトンまたはラ
クチドまたはグリコリドにから誘導される有機残基に対
応する2価の有機基であり、nおよびmは、同一である
か、または異なっており、2〜40のいずれかの数でよ
い)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ポリカーボネートコポリエステ
ルジオールの製造法に関するものである。
【0002】より詳しくは、特別な操作条件下で環状エ
ステルをポリカーボネートおよびポリエーテルカーボネ
ートジオールと反応させる、ポリカーボネートおよびポ
リエーテルカーボネートコポリエステルジオールの製造
法に関するものである。
【0003】本発明は、上記の方法により得られるポリ
カーボネートおよびポリエーテルカーボネートコポリエ
ステルジオールにも関連する。
【0004】本発明のポリカーボネートおよびポリエー
テルカーボネートコポリエステルジオールは、室温で低
粘度の液体であり、ガラス転移温度が低く、ポリウレタ
ン最終製品、サーモエラストマー、塗料、および接着剤
の製造に効果的に応用できるのが特徴である。
【0005】この分野では、ポリカーボネートコポリエ
ステルを製造するための様々な合成方法が公知である。
【0006】例えば、ポリエステルポリオールは、Robs
on F. Storey (JMS, Pure Appl. Chem., 433(1), 77, 1
966)の論文に記載されている様に、環状ラクトンのアル
コーリシスにより得られる。このアルコーリシス反応で
は、ε−カプロラクトンをジオール、例えばエチレング
リコール、ブタンジオール、およびその他に付加し、開
始剤として使用するグリコールを構造中に含むオリゴマ
ーポリエステルを与える。しかし、この反応の収率は定
量的ではなく、その上、大量の触媒を使用する。この論
文によれば、ε−カプロラクトンの転化率は、0.4重
量%の最適触媒、例えばオクタン酸第一スズ、の存在下
で84%である。
【0007】Robert F. Harris (J. Appl. Polym. Sc.
44, 605 1992) は、ポリエーテルポリカーボネートコポ
リエステルジオールは、触媒として試薬の0.5重量%
量のスズ酸ナトリウムの存在下、温度175℃で、ポリ
エーテルポリカーボネートジオールをポリエステルで変
性させることにより製造できることを開示している。
【0008】Harrisにより開示されている方法には、比
較的大量の触媒を使用しているので、ポリウレタンの合
成にポリオールを使用する際に必要となる、最終生成物
の触媒残留物から精製することが困難になる、という欠
点がある。
【0009】さらに、ポリオール分子量の調整に使用す
る「分子量向上」法には、高度の真空下で蒸留により反
応環境から最も揮発性の高いグリコールを除去するため
に、175℃を超える高い操作温度が必要である、とい
う欠点がある。
【0010】米国特許第4816529号明細書には、
触媒としてスズ酸ナトリウムの存在下でポリエステルジ
オール(ポリカプロラクトンジオール)および炭酸エチ
レンの共重合によるポリエーテルポリカーボネートコポ
リエステルジオールの製造が記載されているが、そこで
はポリオールの分子量を「分子量向上」法により調整し
ている。炭酸エチレンの代わりに、エチレンオキシドお
よび二酸化炭素を使用することができる。しかし、この
方法は、「分子量向上」法を使用しているので、上記の
欠点が排除されておらず、比較的高価な試薬(炭酸エチ
レン)、または取り扱いが困難な試薬[中〜高程度の処
理圧力(20〜80 kg/cm2 )を必要とするエチレンオ
キシドおよび二酸化炭素]を使用している。
【0011】米国特許第3301824号明細書には、
開始剤として使用するジオールの上に、環状エステル
(ラクトン)、特にカプロラクトン、および大きなリン
グを有する環状炭酸エステル、例えばジエチレングリコ
ール(独国特許第3.103.135号)またはヘキサ
ン1,6ジオール(独国特許第3.103.137号)
から得られる環状炭酸エステル、をグラフト化すること
による、陰イオン共重合により得られるポリエーテルポ
リカーボネートコポリエステルジオールが記載されてい
るが、大きなリングを有する2種類の環状炭酸エステル
は、非定量的な収率で合成され、これらの物質を純粋な
状態で遊離する処理条件を確立するのは困難である。
【0012】特許公開第61−115,925号明細書
(CA 106.85679)には、エステル交換反応
触媒の存在下で、ヘキサンジオールおよび環状ラクト
ン、特にε−カプロラクトン、を炭酸ジアルキルで直接
エステル交換することによりポリカーボネートコポリエ
ステルジオールを得る方法が記載されているが、この方
法はかなり高い温度を必要とし、上記の欠点を有する
「分子量向上」法を使用して分子量を調節しており、処
理温度が高い(170〜200℃)ために、ある種のラ
クトン、ラクチド、およびグリコリドは、この温度範囲
で、熱的な解重合に敏感なので、この方法はあまり一般
的に応用できない。
【0013】ここで本発明者は、ポリエーテルカーボネ
ートジオールまたはポリカーボネートジオールを環状エ
ステルに付加することにより、ポリカーボネート、およ
びポリエーテルカーボネートコポリエステルジオール
が、ほぼ定量的に、妥当な短い時間で、比較的穏やかな
温度範囲で直接得られることを見出だした。
【0014】さらに、この反応は、ポリカーボネートま
たはポリエーテルカーボネートジオールの合成に使用す
る触媒以外の触媒を必要としない。
【0015】より詳しくは、本発明は、分子量が100
0〜6000単位で、一般式(I)を有するからなるポ
リカーボネートおよびポリエーテルカーボネートコポリ
エステルジオールの製造法であって、式(II)を有する
環状エステルを、式(III)を有するポリエーテルカー
ボネートまたはポリカーボネートジオールと、温度10
0〜180℃で、2〜10時間反応させることを特徴と
する製造法に関するものである。
【化10】 (式中、ポリカーボネートまたはポリエーテルカーボネ
ートジオール単位
【化11】 は、30〜70重量%の割合を表し、R1 は、炭素数4
〜20の、1種またはそれより多いポリエーテルグリコ
ールまたは脂肪族グリコールから誘導される2価の有機
基であり、R2 は、4、6、7個の原子を含むリングを
有する環状ラクトンまたはラクチドまたはグリコリドか
ら誘導される有機残基に対応する2価の有機基であり、
nおよびmは、同一であるか、または異なっており、2
〜40のいずれの数でよい)
【化12】 (式中、R2 は上記の意味を有する)
【化13】 (式中、R1 およびmは上記の意味を有する)
【0016】脂肪族グリコールまたはポリエーテルグリ
コールから誘導される2個またはそれより多い単位が構
造(I)の一部を形成する場合、R1 はグリコールの基
を表し、その分子量は、それが代表するグリコールの有
機基の重量平均から導かれる。
【0017】特に、R1 は、下記の基の1種またはそれ
より多く、または一般的にそれらの2種またはそれより
多くであり得る。
【化14】
【化15】
【0018】R2 は、特に、下記の2価有機基からなる
ことができる。
【化16】
【0019】構造(I)を有する生成物は、構造(II)
を有する化合物を構造(III)を有する化合物に、好ま
しくは120〜170℃に維持された、処理温度で付加
させることにより得られる。
【0020】(II)を(III)に付加させる反応は発熱
性であるので、処理温度は制御され、付加反応は1〜4
時間かけて行なわれる必要がある。
【0021】付加反応の後、処理温度は10〜40℃上
がってもよいが、2〜8時間を必要とする反応を完了さ
せるための範囲内に維持される。
【0022】(II)の転化率は一般的に95%を超え、
(II)がε‐カプロラクトンである場合の様に最も好ま
しい場合では完全に転化される。
【0023】不完全転化(転化率95〜99%)の場合
に起こり得る(II)の存在をなくすには、110〜12
0℃、0.02mmHgの真空で(I)中の(II)の量が
0.2%未満になるまで、(II)を除去することができ
る。
【0024】反応は、実質的に定量的であり、ポリエー
テルポリカーボネートジオールの合成に使用される触媒
以外には、触媒を使用せずに行なう。
【0025】必要に応じて、反応を促進するために、有
機金属化合物の群から、またはpKb>12の第3級アミ
ンの群から、好ましくは両群の組合せから選択された触
媒を、試薬に対して50 ppm、好ましくは20 ppmまで
の量で使用することができる。
【0026】有機金属化合物の中で、2価または3価の
スズから誘導される化合物が好ましく、アミンの中では
環状アミンが好ましい。
【0027】スズ化合物の中で、ジラウリン酸ジブチル
スズおよびオクタン酸スズが特に適当であり、アミンの
中では、1,4−ジアザビシクロ[2−2−2]オクタ
ン、1,5,7−トリアザビシクロ[4−4−0]デカ
−5−エン、およびそのNメチル誘導体、1,5ジアザ
ビシクロ[4,3,0]ノナ−5−エン、および1,8
ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エンを挙
げることができる。
【0028】必要に応じて、ラクトン(ラクチド、グリ
コリド)中に存在することがある痕跡量の遊離酸性度を
除去するために、他の添加剤、例えばエポキシドやカル
ボイミド、も加えることができる。
【0029】この目的には、エポキシド、好ましくはグ
リシドール、を最高0.1%の量で加える。
【0030】他の添加剤としては、酸化防止剤および処
理安定化剤があり、これらの中で、立体障害フェノール
および亜リン酸塩の群に族する化合物を挙げることがで
きるが、それらの総含有量は最高0.1%、好ましくは
100 ppm、である。
【0031】式(I)を有する化合物の合成に適当な、
式(III)を有するポリカーボネートおよびポリエーテ
ルカーボネートジオールは、チタンの塩または酸化物、
アルカリ金属またはアルカリ土類金属の酸化物、水酸化
物または炭酸塩からなる触媒の存在下で、炭酸ジメチル
をポリエーテルグリコールまたはR1 から誘導されるグ
リコールでエステル交換することにより製造できる。
【0032】事実、式(I)を有するポリカーボネート
およびポリエーテルカーボネートジオールは様々な合成
方法で(ホスゲンから、またはジアルキル、ジアリル、
ジアリールおよびアルキレンカーボネートでエステル交
換することにより)得られるが、上記の方法により得ら
れる化合物には、触媒含有量が低く(20 ppm未満の遷
移金属)、同時に十分な反応性を有し、構造(I) を有す
るポリエーテルポリカーボネートコポリエステルの製造
に効果的に使用できるという利点がある。
【0033】式(II)を有する化合物の中ではε−カプロ
ラクトンが非常に好ましく、この環状エステルを使用し
た場合、(I) の収率は定量的であり、したがって未反応
モノマーを反応環境から除去する必要がない。
【0034】R1 が、−(CH2 4 −、−(CH2
5 −、−(CH2 6 −、−CH2 −CH2 −O−CH
2 −CH2 −に対応する2価の有機基であるか、または
それらの混合物であり、n=mであり、R2 =−(CH
2 5 −である、すなわちε−カプロラクトンに相当す
る有機基である場合、極めて重要な特性を有する実質的
な共晶(eutectics) を得ることができ、ポリウレタンの
合成に使用するのに特に適当であり、これらの特性は、
室温で流体であり、粘度およびガラス転移温度(tg)
の最小値が特に低く、純粋なポリカーボネートおよびポ
リエーテルカーボネートジオールの、および室温で固体
であるポリε−カプロラクトン自体の粘度およびガラス
転移温度よりも低いことにより代表される。
【0035】合成の観点からは、環状ラクトン(ラクチ
ド、グリコリド)を(ポリエーテル)ポリカーボネート
ジオールの上にグラフト化することには、製造工程で複
雑な操作、例えば上記の「分子量向上」を使用する製法
に必要な揮発性グリコールの真空中での抽出、を行なわ
ずに、化学量論な値に基づいて、ポリオールの分子量を
予め決めることができるという利点があり、さらに、
(ポリエーテル)ポリカーボネートジオール(その上に
ラクトン(ラクチド)がグラフト化されている)中に存
在する触媒残留物を希釈するので、触媒残留物が10 p
pm未満であるポリカーボネートおよびポリエーテルカー
ボネートコポリエステルジオールを得ることができ、こ
れらの品質はこれらの生成物の最終用途にとって非常に
好ましいという利点もある。
【0036】以下に示す式I*を有する構造は、ポリウレ
タン最終生成物に使用する場合に特に有利である。事
実、この場合、カプロラクトンジオールの低いtg値お
よび高い耐熱性が、ポリエーテルポリカーボネートの加
水分解に対する耐性が大きいことおよび耐吸油性の高い
ことと組み合わされている。
【化17】
【0037】一般的にポリオールの低いtg値は、低温
における優れた柔軟性と関連しているが、このことは、
下記構造の場合に特に当てはまる。
【化18】 ここで、R’1 は−(CH2 4 −、−(CH2
5 −、−(CH2 6 −でよく、mは上記の値を有す
る。
【0038】上記の構造は、アルキレンポリカーボネー
トの構造の様な加水分解に対して安定した構造を、ポリ
カプロラクトンの構造とも組み合わせており、Ibを導入
するポリウレタン構造における加水分解エージングに対
する耐性を改良する。
【0039】下記の諸例は本発明をより詳細に説明する
ためのものである。
【0040】例1〜7で使用する記号の説明 DEGCD :チタンテトライソプロピレート(0.1
7)の存在下、温度175℃で、ジエチレングリコール
(DEG:2.2Kg)および炭酸ジメチル(DMC:2
Kg)から得たポリエーテルポリカーボネートジオール N°OH109.14、Mn1028。ジエチレングリコ
ールを留去して、分子量が約1050のDEGCDを得
る。BDCDDEGCDで記載した条件下でブタンジオー
ル1,4(BD)およびDMCから得たポリカーボネー
トジオール。 N°OH112.13、Mn1001HDCDDEGCDで記載した条件下でヘキサンジオ
ール1,6およびDMCから得たポリカーボネートジオ
ール。 N°OH96.2、Mn1147RAVECARBR 102および106:ヘキサンジオ
ール1,6およびDMCから得たポリカーボネートジオ
ール−ENICHEM から市販の製品。 N°OH1123.2(±5%)および56.1(±5
%)TPG(70)DEG(30)CD:DEGCD で記載
した条件下でDEG(30重量部)およびトリプロピレ
ングリコール(TPG)(70重量部)から得たポリカ
ーボネートジオール。 N°OH88.14、Mn1273CL :ε−カプロラクトンVL :バレロラクトンL Lact :1−ラクチド(3,5シス3,6ジメチルジ
オキサン2,5ジオン)SnDBL :ジラウリン酸n−ブチルスズTABD :1,5,7−トリアザビシクロ[4,4,
0]デカ−5−エンGLY :グリシドールBD :ブタン−1,4−ジオールMDI :ジフェニルメタンジイソシアネート
【0041】
【0042】サーモエラストマー系ポリウレタンの特性
試験 (TPU):方法 吸油性:ASTM D 896 引張特性:ASTM D 638
【0043】例1 ジエチレングリコールポリカーボネートコポリカプロラ
クトンジオールMn2000(Ia)の製造 供給漏斗、機械的ブレード攪拌機および温度制御用の温
度計を取り付け、採集フラスコと共にLiebig冷却器に接
続した1.5リットルのガラス製4つ口フラスコの中
に、乾燥した窒素雰囲気中で、新しく調製した、触媒残
留物として13 ppmのチタンを含むDEG CD(記号
説明参照)(500g)およびグリシドール0.15g
を入れる。
【0044】外部の油浴を使用してフラスコの内部温度
を150℃に上げ、攪拌しながら滴下漏斗を通してCL
(490.7g)を1時間かけて供給し、温度を+15
0℃に維持する。
【0045】CLの供給が完了したら、フラスコの内部
温度を170℃に上げる。
【0046】反応を3時間進行させる。
【0047】フラスコの温度を120℃に下げ、機械的
ポンプを使用して真空(0.2mmHg)を印加し、毛管
を使用してフラスコのそこから少量の窒素気流を時折供
給する。
【0048】これらの条件下でフラスコのボトムからい
かなる生成物もまったく蒸留できないので、この生成物
は下記構造(Ia)により表されるポリエーテルポリカ
ーボネートコポリエステルジオールであり、下記の特性
を有する。
【化19】 物理的状態 液体 色 淡黄色 N°OH (mg KOH/g) 57.52 N°acid(mg KOH/g) 0.052 粘度 Cps 、+25℃ 20900 +50℃ 3370 +75℃ 980 pH 6.05 tg(DSC、℃) −50 密度 (g/ml) 1.154 水中溶解度 (重量%) 0.1 ε カプロラクトン (vpc) (重量%) 0.05 gpc(図1):Mn 2854 Mw 6274 Mw/Mn 2.20
【0049】例2 ポリブチレンポリカーボネートコポリカプロラクトンジ
オールMn2000(Ib)の製造 BDを炭酸ジメチル(DMC)でエステル交換すること
により新しく調製した、触媒残留物として10 ppmのチ
タンを含有する、BDCD(450g)、およびεCL
(453g)から出発し、例1の反応を繰り返した。
【0050】減圧下におけるストリッピングにより蒸留
可能な物質が採取できないので、(Ib)への収率は定
量的と考えられる。(Ib)は、下記構造により表さ
れ、下記の特性を有する。
【化20】 物理的状態 液体 色(APHA) 50 N°OH (mg KOH/g) 56.3 N°acid(mg KOH/g) 0.07 粘度 Cps 、+25℃ 20700 pH 6.5 tg(DSC、℃) −59.3 密度 (g/ml) 1.125 水中溶解度 (重量%) 0.4 ε−カプロラクトン (vpc) (重量%) 0.07 gpc(図2):Mn 2910 Mw 6530 Mw/Mn 2.24
【0051】例3 ポリヘキサメチレングリコールポリカーボネートコε−
ポリカプロラクトンジオールMn2000(Ic)の製
造 ヘキサンジオール1,6および炭酸ジメチルから新しく
調製した、触媒残留物として12.5 ppmのチタンを含
有するHDCD(500g)を、例1の条件下で、CL
(400g)と反応させる。
【0052】例1に記載の蒸留により蒸留可能な物質が
ストリッピングされないので、構造に相当する(Ic)
への収率は定量的と考えられる。
【化21】 Icは下記の特性を有する。 物理的状態 液体 色(APHA) 50 N°OH (mg KOH/g) 54.85 N°acid(mg KOH/g) 0.059 粘度 Cps 、+25℃ 17000 +50℃ 3700 +75℃ 1100 tg(DSC、℃) −64.6 密度 (g/ml) 1.12 遊離ε−カプロラクトン (重量%) 0.05
【0053】例4 市販のヘキサメチレンポリカーボネートジオール(RAVEC
ARBR) からポリヘキサメチレングリコールポリカーボネ
ートコε−ポリカプロラクトンジオール(Ic)の製
造 例1に記載の反応器中、150℃で2時間、Enichem の
RAVECARB 106(63.6g)およびRAVECARB 102(43
6.4g)を正確に混合する。
【0054】次いでこの反応器に、グリシドール(0.
15g)、SNDBL(MEK 0.3ml中、7.5m
g)およびTABDE(MEK 0.3ml中、7.5m
g)を導入する。
【0055】例1と同様に、εCLを150℃で1時間
かけて加える。
【0056】反応を8時間継続させた後、例1に記載の
条件下で反応器から揮発性生成物はストリッピングでき
ないので、(Ic)への収率は定量的であると考えら
れる。
【0057】TABDEによる塩基性度は、p−塩化ク
ロロベンゾイル(MEK 0.3ml中、15mg)を加え
ることによりブロッキングされた。Ic*は下記の特性
およびIcと類似の他の特性を有している。 N°OH (mg KOH/g) 56.2 N°acid(mg KOH/g) 0.1
【0058】例5 トリプロピレングリコールジエチレングリコールコポリ
カーボネートコポリカプロラクトンジオール(Id)の
製造 新しく調製した、触媒残留物として7 ppmのカリウム
(KOHとし)を含むTPG(70)DEG(30)C
D(450g)およびグリシドール(0.1g)を、例
1の条件下で、ε−CL(274g)と反応させるが、
反応を合計6時間で完了させる。下式に相当する(I
d)が定量的に得られ、下記の特性を有する。
【化22】 物理的状態 液体 色 明黄色 第1級アルコール/第2級アルコール (C13NMR分光法から)[モル比] 2.2 N° (mg KOH/g) 0.07 粘度 Cps 、+25℃ 14700 +75℃ 670 gpc(図3)、Mn 2898 Mw 6317 Mn/Mw 2.18 pH 6.3 tg(DSC、℃) −48.7 密度 (g/ml) 1.126 水中溶解度(重量%) 1.5 ε−カプロラクトン (vpc) (重量%) 0.07
【0059】例1〜5に関する比較 下記の表から、本発明のポリエーテルポリカーボネート
コポリエステル(構造Ia〜Id)とポリカーボネート
およびポリエーテルカーボネートジオールおよび市販の
ポリカプロラクトンをそれらの物理特性に関して比較す
ることができる。物理特性はPM(Mn)2000のポ
リオールを基準とする。 構造 物理的状態 粘度 Tg(℃)DSC (mp、DSC) (Cps、℃) HDCD 固体、mp52 2800(+75°) −50.0 PCL 固体、mp50 n.d. n.d. DEGCD 液体 300000(25°) −23.6 3200(75°) BDCD 固体、mp60 n.d. −44.0 TPGDEGCD 液体 70000(25°) −18.0 1050(75°) Ia 液体 20000(25°) −50.0 Ib 液体 20700(25°) −59.3 Ic 液体 17000(25°) −65.0Id 液体 30000(25°) −48.7
【0060】例6 ジエチレングリコールポリカーボネートコポリバレロラ
クトンジオール(Ie)の製造 例1のDEG CD(102.8g)およびグリシドー
ル(0.1g)を例1に記載のフラスコと同様の0.5
リットルフラスコに入れる。
【0061】フラスコの内容物を+130℃に加熱し、
強く攪拌しながら、滴下漏斗を通してδバレロラクトン
83gを滴下して加える。
【0062】添加終了時、内部温度を150℃に加熱
し、6時間維持する。
【0063】浴の温度を115〜120℃に下げ、乾燥
窒素気流を間欠的に使用しながら真空(0.01トル)
を作用させ、未反応カプロラクトンを除去する。
【0064】2時間後、δバレロラクトン3.8gを回
収する。ポリオール中にはバレロラクトンがなお0.1
%の量まで存在する。バレロラクトンの転化率は95.
5%であり、(Ie)の収率は98%である。(Ie)
は、下記構造により表され、下記の特性を有する。
【化23】 物理的状態 液体 色 明黄色 N° (mg KOH/g) 0.2 N°OH 58.6 tg DSC、℃ −44.0 GPC(図4):Mn 2523 Mw 5340 Mw/Mn 2.17
【0065】例7 ポリジエチレングリコールカーボネートコポリラクチド
ジオール(Mn2000)(If)の製造 DEG CD(85g)、グリシドール(0.1g)お
よびL−lact(95g)を、SuDBL(3mg)お
よびTABDE(3mg)の存在下、135℃で1時間反
応させる。反応を+140℃で3時間続行する。
【0066】次いで、フラスコの内容物を+100/1
05℃に合わせ、例6と同様に減圧蒸留する。
【0067】L−lactの転化率は94%であり、
(If)の転化率は96.8%である。(If)は、下
記構造により表され、下記の特性を有する。
【化24】 物理的状態 ガラス状の固体 N°acid(mg KOH/g) 0.3 N°OH 59.56 GPC(図5): Mn 2493 Mw 3254 Mw/Mn 1.31 tg(DSC、℃) −0.4
【0068】例8〜12 例1、2、3、5、および6で得たポリエーテルポリカ
ーボネートジオールを使用するポリウレタンサーモエラ
ストマーの製造。 MDI、BDおよび例1、2、3、5、および6で得た
ポリエーテルポリカーボネートジオールから出発してポ
リウレタンサーモエラストマーをジメチルホルムアミド
中(固体分35%)で製造する。
【0069】ポリウレタンはNCO/OHのモル比=
1.03で、−NH−COO−の最終含有量15重量%
で製造する。
【0070】DMF中溶液から溶剤を加熱炉中、+65
℃で蒸発させることにより、厚さ0.2〜0.3mmのフ
ィルムを得る。
【0071】これらのフィルムを、記号説明の項に記載
した様にTg測定、溶剤吸収試験(ガスオイル、ジェッ
ト燃料2)、および引張試験(INSTRON) により試験し
た。引張試験は、熱的および加水分解的エージングサイ
クルの後にも行なった。
【0072】表1は、6試料に関する試験の結果を比較
して示するものであり、表2は、Mn2000のポリカ
ーボネート、およびポリエーテルポリカーボネートジオ
ール、および市販のポリエーテルジオール(EP53
0)から得た対応する結果を示すものである。
【0073】表1および2を比較することにより、下記
の結論を引き出すことができる。 i)本発明の生成物から得たTPUは、合成に使用したポ
リカーボネートまたはポリエーテルカーボネートジオー
ルの種類に関係なく、十分な弾性を有し、例5の、主と
して第2級アルコール型の鎖末端を有するポリエーテル
カーボネートコポリエーテルジオールから得た品質は僅
かに劣る。 ii) tgは、例1のポリエーテルカーボネートから得た
TPUのtgと比較して、ポリエーテルカーボネートコ
ポリエーテルジオールを使用することにより著しく下が
り、ポリヘキサメチレンカーボネートジオール(HDC
D)または一般的な市販のポリエーテルジオールから得
たTPUで観察されるtgと大体同じである。 iii)耐油性(ガスオイルおよびジェット燃料)は、ポリ
エチレングリコールカーボネートジオールで製造したT
PU(表2の例1)の耐油性を除いて、すべての比較試
料に対して改良されている。
【0074】ポリエステル構造のため、ここにその製造
を記載されているポリエーテルポリカーボネートおよび
ポリカーボネートコポリエステルは、安定剤が無いと耐
加水分解性が劣るサーモエラストマーを与えるが、耐熱
性は良い。
【0075】例5のポリエステルポリエーテルポリカー
ボネートジオールから得たTPUには、妥当な耐熱性お
よび耐加水分解性が同時に存在する。
【0076】加水分解試験(85℃、水中浸漬)および
熱酸化性試験(+120℃、オーブンおよび空気)に関
する60日までのエージングによる耐熱酸化性および耐
加水分解性の結果は表3に、例1、2、3、5、および
6のポリカーボネートおよびポリエーテルポリカーボネ
ートコポリエステルジオールから出発して製造したTP
Uに関して示す通りであるが、そこでは、TPUの初期
引張特性の、最大応力、最大伸長および100%伸長時
のセカントモジュール下の保持率で表す。
【0077】例13 ノルボルネンジメタノール、1,6ヘキサンジオールポ
リカーボネートコポリカプロラクトンジオール(Ig)
の製造 ポリカーボネートジオールは、ノルボルネンジメタノー
ル(1.165モル、180g)、1,6ヘキサンジオ
ール(820g、6.939モル)およびDMC(83
8.4g、9.30モル)から製造する。
【0078】生成物は下記の特性を有し、下記一般式に
より表され、上記の式中、95%を超える不飽和がノル
ボルネン構造により表される。 N°OH 107.26 Mn 1046 Ti含有量(18 ppm)
【化25】 (式中、
【化26】 である)
【0079】このポリカーボネートジオール(700
g、OH官能性は理論値の99.5%を超える)を例1
で使用した型のフラスコ中に入れ、攪拌しながらε−カ
プロラクトン(558g、4.89モル)を+150℃
で約1時間で供給する。
【0080】加えた後、温度を+170℃に上げ、この
値に2時間維持する(前駆物質として使用するポリカー
ボネートジオールの合成に使用した触媒以外には、触媒
を加えない)。
【0081】2時間後、得られたポリカーボネートコポ
リカプロラクトンジオール中のε−CLの含有量は0.
15重量%未満(Vpc分析)である(Ig)。そのた
め、反応を停止させ、(Ig)を分析する。 N°OH (mg KOH/g) 60.15 N°acid(mg KOH/g) 0.06 Mn 1865 粘度 Cps 、25℃ 16800 75℃ 1080 ノルボルネン不飽和(meq/g) 0.56 tg(℃) −61.3 tm(℃) +7.8 tc(℃) −28.4 Igは、下記構造により表され、Rは上記の意味を有す
る。
【化27】
【0082】 表1 吸油性(1) 引張特性(2) (% w/w) 軟相(a) Tg 100%伸長 の ガス ジェット 最大応力 最大応力 に対応する 例番号 オイル 燃料2 に対応す セカント (Mn2000) (℃) る伸長 モジュール (N/mm2) (%) (N/mm2) 1 -32.7 2.8 8.2 69.4 1625 7.1 2 -33 5.5 13.1 64.0 1463 9.34 3 -35 7.0 17.7 67.5 1262 8.47 5 -22 3.5 10.0 45.1 1745 7.22 6 -31 2.0 8.5 55.4 1530 8.93 1)ASTM 2)ASTM
【0083】 表2 吸油性 引張特性 (% w/w) 100%伸長 Tg ガス ジェット 最大応力 最大応力 に対応する 軟相 オイル 燃料(2) に対応す セカント (Mn2000) (℃) る伸長 モジュール (N/mm2) (%) (N/mm2) 比較1 -31 6.3 17.7 71.4 1145 8.2 比較2 -1 1.0 4.3 65.5 1530 11.3 比較3 -43 9.3 20.5 61.8 1375 7.7 比較4 -32 13.2 26 51.5 1698 7.0 比較1 HDCD(ヘキサンジオール1,6から得たポリカーボネートジオール) 比較2 DEGCD (ジエチレングリコールから得たポリカーボネートジオール) 比較3 PTMEG 250 CD(ポリテトラヒドロフランジオールから得たポリカーボ ネートジオール) 比較4 EP 530(エチレングリコールビスプロピレングリコールbエチレング リコールエーテル
【0084】 表3 60日間エージング 例番号の 加水分解試験(a) 耐熱酸化性試験(b) PC-RESCD 保持率(%) 保持率(%) からの 最大 セカント 最大 最大 セカント 最大 TPU 応力 モジュール 伸長 応力 モジュール 伸長 (%) (%) (%) (%) (%) (%) 1 劣化 74 104 118 2 劣化 88 98 102 3 劣化 89 105 113 5 63 103 64 63 108 87 6 劣化 78 107 104 1)+85℃で水中に浸漬して試験 2)+120℃で試験
【図面の簡単な説明】
【図1】例1で調製した生成物のgpcチャート。
【図2】例2で調製した生成物のgpcチャート。
【図3】例5で調製した生成物のgpcチャート。
【図4】例6で調製した生成物のgpcチャート。
【図5】例7で調製した生成物のgpcチャート。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子量が1000〜6000単位で、一般
    式(I)を有するポリカーボネートコポリエステルジオ
    ールの製造法であって、式(II)を有する環状エステル
    を、式(III)を有するポリエーテルカーボネートまたは
    ポリカーボネートジオールと、温度100〜180℃
    で、2〜10時間反応させることを特徴とするポリカー
    ボネートコポリエステルジオールの製造法。 【化1】 (式中、ポリカーボネートまたはポリエーテルカーボネ
    ートジオール単位 【化2】 は、ポリカーボネートまたはポリエーテルカーボネート
    コポリエステルジオール全体の30〜70重量%の割合
    を表し、R1 は、炭素数4〜20の1種またはそれより
    多いポリエーテルグリコールまたは脂肪族グリコールか
    ら誘導される2価の有機基であり、R2 は、4、6、ま
    たは7個の原子を含むリングを有する環状ラクトンまた
    はラクチドまたはグリコリドから誘導される有機残基に
    対応する2価の有機基であり、nおよびmは、同一であ
    るか、または異なっており、2〜40のいずれかの数で
    よい) 【化3】 (式中、R2 は上記の意味を有する) 【化4】 (式中、R1 およびmは上記の意味を有する)
  2. 【請求項2】式(II)の化合物および式(III)の化合
    物を温度120〜170℃で1〜4時間かけて加えるこ
    とにより、式Iを有する化合物を得る、請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】R1 が、下記の群から選択された1種また
    はそれより多い基を表す、請求項1に記載の方法。 【化5】
  4. 【請求項4】R1 が、下記の群から選択された1種また
    はそれより多い基を表す、請求項1に記載の方法。 【化6】
  5. 【請求項5】R2 が、下記の2価有機基の一つを表す、
    請求項1に記載の方法。 【化7】
  6. 【請求項6】R1 が、−(CH2 4 −、−(CH2
    5 −、−(CH2 6 −からなる群から選択された2価
    の有機基またはそれらの混合物であり、n=mであり、
    2が−(CH2 5 −に相当する2価の有機基であ
    る、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】分子量が1000〜3000であり、請求
    項1に記載の方法により得られることを特徴とする、式
    (I) を有するポリカーボネートコポリエステルジオー
    ル。
  8. 【請求項8】下式を有し、請求項1に記載の方法により
    得られるポリカーボネートコポリエステルジオール。 【化8】 (式中、mは請求項1に記載の値を有する)
  9. 【請求項9】下式を有し、請求項1に記載の方法により
    得られるポリカーボネートコポリエステルジオール。 【化9】 (式中、R'1は−(CH2 4 −、−(CH2 5 −、
    −(CH2 6 −を表し、mは請求項1に記載の値を有
    する)
  10. 【請求項10】式(I)を有するポリカーボネートコポ
    リエステルジオールの、ポリウレタン最終製品、サーモ
    エラストマー、塗料および接着剤の分野における添加剤
    としての使用。
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